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善光寺御開帳を行く

 朝の五時半、中央道、圏央道を通り、鶴ヶ島から関越道に入る。藤岡から左に入り、車は上信越自動車道を長野に向かって走る。妙義山の垂直に立つ岩肌の間に遠く浅間山の煙が見える。雨上がりの空は空気が透き通って見えるようだ。新緑の横川サービスエリアで休憩して軽井沢トンネルを抜けると長野県に入る。

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  高速道路から見える北アルプスの頂にはまだたくさんの雪が残る。北アルプスが一望に見えるのは久しぶりなので、佐久平サービスエリアの高速をまたぐ橋の上まで車を走らせて、そこから穂高から常念、白馬、鹿島槍等の山容を眺める。芽吹き始めた佐久の緑に映えて雪のアルプスがきれいに映る。

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  高速道路を長野インターで下り善光寺方面に向かう。車は県外ナンバーが多く、ちょうど出勤時間帯に重なったのか渋滞気味である。善光寺の廻りには大きな駐車場がたくさんあり、九時ごろには着いたのでスムーズに入れた。駐車場のトイレが気に入った。看板が「御安心所」、入り口案内が善男、善女と書かれていて見た目に心地よい。

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 境内には、赤白のつつじの花、池のまわりにはカキツバタの花がきれいに咲いている。駐車場は本堂の裏手にあるので、山門まで行くには大勢の参拝客の中、玉砂利を敷き詰めた置石の上を歩く。山門から回向柱までは一時間待ちの長蛇の列である。

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  善光寺は「南無阿弥陀仏」のお寺様であるが、天台宗と浄土宗で運営されている。宗派にこだわらないお寺として誰でも受け入れる珍しいお寺である。

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御開帳参拝のつぼは其の壱から其の八まである。

其の壱・・・・回向柱に触れる。 本堂前に立つ大きな角塔婆を回向柱という。この柱には、本堂内々陣に安置された前立本尊、中尊阿弥陀如来右手へとつながる善の綱が結ばれている。この柱を触れることで、前立本尊との御縁が結ばれる。

其の弐・・・・前立本尊(まえだちほんぞん)を参拝する。(内陣参拝)  前立本尊とは、御本尊の前にお立ちになる仏様という意味である。善光寺の御本尊は絶対のお秘仏で、決して其のお姿を現されることは無い。そこでこの仏さまのお姿をお写しした仏さま、つまり御分身の仏さまである前立本尊を、七年に一度、御宝庫から本堂にお迎えして開帳するのが、善光寺前立本尊御開帳なのである。

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撮影禁止なのでポスターより

其の参・・・・お戒壇めぐりをする。 お戒壇めぐりは、ご本尊真下の真っ暗な回廊を巡って「極楽の錠前」を探り当て、秘仏の御本尊と結縁する道場である。お戒壇内は、右手で腰の高さの壁を伝って進むと探り当てることができる。しっかりと握ってきたので極楽往生は間違いなしだろう。

其の四・・・・御印文を頂戴する。  御印文とは、御本尊の功徳がこめられた三つの御判で「ごはんさん」とも呼ばれる。これらの御判は、御本尊の三体の仏さま(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)のご分身と伝えられている。通常は正月7日から15日までしか行われていないが、御開帳の期間だけは特別にお授けしている。妻戸台のの前で頭に頂戴する。

其の五・・・・経蔵を参拝する。  本堂の西側にある経蔵は、1759年善光寺大勧進住職78世香巌大僧正によって建立された。仏教経典のすべてを網羅した一切経が収められている。経蔵内部の中央には、輪蔵と呼ばれる独楽のような形をした書庫がある。この輪蔵を回すことによって一切経のすべてを読んだと同じ功徳が得られるといわれている。現在は調査中のため輪蔵は回すことはできない。

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 その代わりに、輪廻塔がある。経蔵まえにある一対の石柱で「南無阿弥陀仏」の六字名号が刻まれている。石柱の中央にはめ込まれた輪廻車を回すと極楽往生できるといわれている。

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其の六・・・・史料館を拝観する。  本堂北西の日本忠霊殿には、善光寺史料館が併設されており、絵馬などの史料が納められている。内部は、今回の御開帳にあわせて改装され、御開帳特別展示が行われている。

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其の七・・・・御供養や御祈願をする。   本堂正面西側の納経所では、皆様の御供養や御祈願を受け付けている。七年に一度のこの勝縁に、善光寺本堂での御供養、御祈願は良い思い出になる。

其の八・・・・ご家庭にも回向柱を。  御開帳のシンボル「回向柱」のお守りである。回向柱に書かれた梵字は、宇宙の構成要素である五大を意味し、宇宙に遍満する仏さまの命をあらわしている。「空、風、火、水、地」、キャ、カ、ラ、バ、アと読む。

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この回向柱は元禄の頃から松代藩より寄進される慣わしとなっている。今年松代より奉納された回向柱は、樹齢約二百五十年の杉が使われている。

 七年に一度なので、この次は今ように元気で参拝できるかどうかはわからない。私も長野市出身ではあるが善光寺の御開帳は始めてである。このつぎの御開帳も参拝できるよう健康でいたいものである。

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