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都民の森で自然と遊ぶ

 数馬は檜原村の一番奥にある地域である。甲州武田氏の落人集落とも言われるこの山里は、兜造りの民家がたたずむ神秘的な村である。

 武蔵五日市駅からの道路を都民の森へ進む、旧道と新道の分かれ道を旧道に行くと大きくてどっしりとした茅葺の屋根の民家が見えてくる。このあたりが大平地区。この屋根は、破風が大きく、ちょうど兜を置いたように見えるところから兜造りと呼ばれている。飛騨の合掌造りに似ているが、屋根の形が切り妻ではなく入母屋で甲州地方の民家によく見られたという。この地区の民家はいずれも江戸時代の建築で、現在は其のほとんどが民宿を営んでいる。

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     都民の森駐車場入り口奥多摩周遊道路より檜原村遠景

民宿街を抜けると新道に出る。七曲をしばらく行くと都民の森駐車場に出る。駐車場は八時からで其の先の奥多摩周遊道路も19時から8時までは通行止めになっている。入り口には数台の車と何台かのオートバイが開通を待っている。自転車での若者達も多い、ここまで来るのも大変だが、これから山を越えて奥多摩湖まで走るのだからその健脚ぶりに脱帽する。

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    森林館へののぼり口の木道

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      小さな水車が回っている

7時15分、駐車場が早めにあいたので散策の準備をして野鳥の森方面に向かう。入り口から見える森林館にはレストランや売店がある。上り口の木の階段の脇にニッコウキスゲが咲いている。トチの大木が私を歓迎してくれているようにどっしりと構えている。

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                       森林館

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 この森林館から左に折れる大滝の路は、木片チップが敷き詰められていて、歩きやすく整備されている。木片の上を歩くので、感触がやわらかくなぜか足が軽くなったような気がする。快適なので子供でも誰でも気軽に歩けるコースである。路なりにしばらく進むと展望が開け一望出来る。この路の終点には落差33mの三頭大滝が待うけ、美しい滝の流れと吊り橋からの景観をみせてくれる。

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 三頭大滝(みとうおおたき)の説明板によると、『大滝周辺から三頭山にかけては、自然公園第一種特別地域に指定されています。植生も三頭沢周辺部からは、高さ20mにも及ぶブナの大木が見られる、自然林となっています。

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                          うつぎ

  三頭沢は、このような斜面に発達しているブナ林、約80haを流域として、冬にも水の涸れることのない豊な水量を保持しています。

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 この豊な水を背景に、落差33mに及ぶ滑状の流水を持つ独特の滝景観は都民の森のシンボルの一つです。また冬には、滝水は結氷し神秘的な様相を呈します。

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 秋川には、月夜見山を源流とする北秋川と、三頭山を源流とする南秋川の二本があります。

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 三頭大滝は、南秋川最大の滝で、落差33mあります。浅間尾根をはさんで流れ下る二本の秋川は、檜原村本宿で合流して一本になり、三頭大滝から三十数キロメートル下流の昭島市付近で多摩川と合流し、東京湾へと注ぎます。』とある。

 大滝を左に見て沢沿いを登る。滝の上部になるが、柵から中にはいらないようにとの注意書きがある。毎年ここから足をすべらせて落ちる人がいるようである。去年来たときは、ちょうど其の場面で救急車が来ていた。覗きたくなるような景色ではあるが、命と交換というわけにはいかないだろう。注意したいものだ。

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 きれいな沢の流れと、緑を満喫しながらマイナスイオンいっぱいの山道を登る。樹木には丁寧にすべて名前が書いてある。高木はシオジ、サワグルミ、カツラ、オヒョウ、イタリヤカエデなどである。

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 聞こえてくる野鳥の声は、オオルリ、コルリ、ミソサザエ、ウグイス、中には聞いたことのない囀りもある。ちょうど良い場所で路をはずれ、腰をおろし聞き入ることにする。一時間ぐらい座っていると、木々の間を飛ぶ鳥の姿を見ることができた。さすがにミソサザエはすぐ近くできれいな声で鳴いてくれる。

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                  チョットピンあま ミソサザエ

オオルリは子育て中か、餌を口にくわえて頻繁に運んでいる。カメラを向けるが鬱蒼とした緑の葉に邪魔をされてうまく撮れない。今日は目で楽しむことにする。そろそろ登山者も多くなってくる。親子連れ、若いカップル、熟年夫婦が三頭山頂上を目指してゆっくりと歩を進めている。

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 野鳥観察小屋を経て、回廊の路を鞘口峠へと向かう。ブナ、ナラ、カエデなどの雑木林の緑の中をコアジサイ、ギンバイソウ、ミヤマクマワラビなどを見て、古い木道をわたりながら山道を進む。この辺にくると、野鳥の声もアカハラ、ホトトギス、ジュウイチ、コルリ、センダイムシクイ、たまに聞こえるコマドリなどの声になる。特にコルリはすぐ近くで囀ってくれた。ただ緑の葉に隠れてなかなか姿はみせてくれなかったが・・・・。

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     あいにくの曇り空で遠くの山が見えない。

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              栗の老木

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                            炭焼き窯

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                         わさび田

鞘口峠から下山する。わさび田、炭焼き窯をみて木材工芸センターを覗く。

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 ここでは、予約無しでも無料で楽しめる木工教室が開かれている。親子連れが丸太切りにチャレンジしていた。切った丸太は持ち帰ることが出来るので子供たちにはうれしい。畳の休憩所もありここで一服できるので結構楽しめるところである。

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 森林館で、ざる蕎麦を食べ家路へと向かう準備をする。汗をかいた後の冷たい蕎麦は格別おいしかった。久々に汗をかき、オゾンを吸収して都会の喧騒を忘れ、自然と遊んだ一日であった。

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