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蝉 の一生

 早朝ウオークのコースは5コースある。今日は、久しぶりに冬コースの冬鳥が来る池の方面にした。現在は留鳥のカルガモぐらいしかいないが健康つくりのジョギングコースとしては良いところである。遊歩道の途中で2,3の人が何か珍しそうに覗き込んでいる。好奇心旺盛な私も参加すると、途中の桜の木に、蝉の羽化が行われているではないか。羽化の時間帯としては遅いが、何らかの事情があったのだろうと覗き込む。

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 幼虫からの羽化は、普通は夕方である。地中からでた幼虫は大急ぎで近くの木に登る。そして死んだように動かなくなると、やがて背中が割れ、羽化が始まる。最初真っ白なはねも、朝方には色がつき固くなり飛べるようになるのである。普通は夜が明けるころには飛び立っているはずなのに、これは非常に珍しいのではないだろうか。

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 私の今までの経験で観ると明るいときに見るのははじめてである。卵で一年、地中に六年間、陸上に出てわずか一週間といわれている蝉の人生(蝉生?)では珍しい現象である。本当に羽化できて飛び立てるのか心配である。

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 帰りにまた確認してみることにして、遊歩道を歩く、周りの雑木林ではアブラゼミ、ミンミンゼミの大合唱でにぎやかである。蝉が大きな声で鳴くのは、やはりメスを呼ぶためである。たまにヒグラシ、ツクツクホウシなどの声が聞こえる。しばらく歩くと今度は、「シャーシャーというクマゼミの大合唱の林になる。昨今いわれているように、本当にクマゼミが多くなっているように感じる。

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  途中の大きな木の幹に、ものすごくたくさんの蝉がへばりついている光景があった。ただこの集団は鳴いてないのでたぶんメスだろうと思う。蝉は、木の汁が大好物である。針のように固い口をもっていて、この口はつつになっているのでそれを木につきさしてその汁を吸うのである。この木なんの木?ケヤキの木、たぶんおいしい汁が出る木なのだろう。

  メスは卵を木の中に生む。産卵管を木の中に差し込んで、卵を産む。一つの穴に数個の卵を産みつけ、移動しては産み続ける。

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  卵は次の年の七月ごろになると孵る。卵から孵った幼虫は、木を降りて土にもぐりこんでいく。これから六年間もの永い地中の生活が始まるのである。

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           テッポウユリ

 幼虫はつるはしのような前足を使って、土の中を掘り進み、草や木の根の汁を吸う。そして脱皮を繰り返し大きくなる。終齢幼虫になると地上に出る準備が整い、顔をだすのももうすぐという状況になる。七年ぶりの地上がもうすぐそこにあるのである。

 一時間半ほどのウオークの後に再び覗いてみると、羽根の色が少し色づいて元気に成長しているようであった。新生アブラゼミ、頑張れと応援したいところである。

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              ミンミンゼミ

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               アブラゼミ

  帰りの歩道には、一生を終えたセミたちが仰向けになって転がっている。昆虫の世界ではそれぞれ役目があって、それを食べる動食性のアリ達が群がっていた。自然界の摂理はすさまじいものである。一週間の命を一生懸命鳴いているセミたち、七年後にまた会えるよう頑張ろう。そのためには大合唱の声は我慢するとしよう。七年後も元気で歩いていられるよう、このセミの子孫と再開できるよう祈りたいものだ。

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