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春日大社    奈良公園を歩く 2

  一の鳥居をくぐって参道を春日大社に向かって歩く。春日大社は平城京の守護神であり、藤原氏の氏神でもある。参道を進んでバス通りをわたると、右側に飛火野の芝原が広がり、雪消の沢と呼ばれる池がある。この辺りからは春日山とそのふもとの原始林が見える。

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               一の鳥居

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  この芝原も原始林も、すべて春日大社の境内である。参道をさらに歩き、全国各地から奉納された石灯籠中を抜けると、荷い茶屋と神苑(万葉植物園)がある。万葉集ゆかりの植物200種以上がある。

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  さらに参道を進んでいくと鹿苑があり、奈良の鹿愛護会の管理棟があって、発情期の雄鹿と出産期の雌鹿を収容し、10月には鹿の角切りを行う。

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            発情期の雄鹿

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  参道をさらに進むと二の鳥居に出る。その脇には手水舎(てみずや)や祓戸(はらえど)社がある。ここで清めて本殿参拝に向かう。

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               二の鳥居

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          二の鳥居の入り口にある人車

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            カップルが多い参道

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           どこにでもいる鹿

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  ここの手水舎は鹿が座っておりその鹿の口から水が出ている。その脇にある祓戸社(はらえど)は瀬織津姫神(せおりつめのかみ)を祀ってあり、御神徳としては 「祓の神に座す。自らが犯した罪はもとより、知らず知らずに犯した罪をも心から悔、改めて祈る時罪をお祓いくださる神である。ご参詣の方は手水後、先ずこの御社に参拝し心身を清浄にして本社へ進まれたい」 とある。 その通りにして心身を清めて二の鳥居をくぐった。

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                祓戸社

  二の鳥居をはいって参道を登っていくと、社殿にいたる。先ず桧皮葺屋根の素木造りの着到殿、そして朱塗りの回廊・南門・慶賀門などがあらわれる。廻廊には銅製の釣灯籠が約1000基かけられ、節分と中元の万燈籠の際、すべての灯籠に明かりがともされるという。

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                  南門

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  春日大社中門から本殿では、日柄がいいのか白無垢姿の花嫁が結婚式を挙げていた。廻廊に見る釣灯籠には、今NHKで放映している大河ドラマの”直江兼続奉納釣灯籠”があった。

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                 中門

   これについては、 『火袋の銘文から慶長5(1600)年に直江兼続の娘である於松からの奉納がわかる。しかし、於松は当時10代半ばで、元神主家の記録に「直江山城守殿様灯篭」の記述があることからも、直江兼続から依頼を受けての奉納が窺われる。兼続は天正16(1588)年に上杉景勝と共に参拝、正室のお船も寛永2(1625)年に参拝している。

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        直江兼続釣灯籠 

  直江家が仕えていた上杉家は藤原氏の末裔であったことから、春日社への信仰が極めて篤く、居城があった山に春日社を勧請し春日山に改称している。また、当社には歴代当主から奉納された石灯籠や武具などが今も伝わっており、春日信仰の篤さを物語っている。

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   ちなみに、この灯籠に記されている慶長5年には関が原の戦いがあった年でもあり、春日の神様に直江家の安泰を祈って奉納されたものと考えられる。』 と説明がある。

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  本社の前に大きな杉の木がある。本社大杉で樹高23.0m、幹周7.94m(地上1.3m),樹齢千年ともいわれ、鎌倉時代後期(1309)に描かれた絵巻物「春日権現験記」にその姿が描かれている。 根元から西方に、直会殿の屋根を通して伸びる樹は、イブキ(ビャクシン)である。

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  廻廊を右に回っていくと、重要文化財の「捻廊」(ねじろう)がある。治承三年(1179)創建、春日祭に奉仕する斎女や内侍が昇殿するための登り廊で、江戸時代に飛騨の名工左甚五郎が、現在のように斜めに捻れたものに改造したと伝えられている。

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                捻廊

  境内には小さな神社がたくさんある。多賀神社、安産の神社などなど。釣灯籠を見ながら歩を進めると、西廻廊に出る。ここの屋根は瓦葺になっている。当時、廻廊はすべて檜皮葺きであったが、廻廊の西側、酒殿・寵殿で神饌を調理する際、火を用いた為、その防火や延焼を防ぐよう瓦葺とした。

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               多賀神社

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  また、西廻廊の各門の左右にある棟飾りの桃の瓦は、日本の神話にも登場する魔除けの印である。

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              桃の瓦

  春日大社には摂社が5社、末社が56社ある。摂社の一つ若宮神社へは、本殿から南へ100mほど参道を歩く。両側に石灯籠が並ぶ閑静な林の中を抜ける。若宮本殿は本社本殿と同じ形式で、拝殿からも良く見えるので、春日造りの構造がよくわかる。

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  若宮神社から南には、さらに多くの摂社・末社が並ぶ。そこを抜けて原生林の中を歩いて二の鳥居の方向に向かう。途中には志賀直哉旧居への「ささやきの小径」とよばれる杜の中に自然道がある。

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                  若宮神社

  奈良公園を東大寺を右手に見ながら鹿の後を追う。なお奈良公園の鹿は、春日大社の祭神である武甕槌命(鹿島大神)が春日山に降臨したときに乗っていた動物とされ、神の使いとしてその殺生が古来硬く禁じられてきたため、野生のまま約1000頭が棲息している。どこにでもたくさんの鹿がいるが、「鹿せんべい」の露店のちかくではたくさんの鹿がせんべいを待っている。

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  古い建物の街並みをみながら県庁方面に歩くと左手に奈良国立博物館が見える。仏教美術を中心として展示するわが国屈指の博物館である。赤坂迎賓館などの設計者でもある片山東熊の手により、当時としては斬新なルネサンス様式のレンガ造りの建物として建てられた。

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           奈良国立博物館

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           セント君のいる県庁

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            県庁前より若草山 

  奈良県庁の玄関には、来年行われる平城京遷都1300年のイベントのセント君が元気に手を振っていた。県庁から若草山を眺めながら東京への帰路についた。来年もお墓参りをかねて古都を歩いてみたいと思う。

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