長崎中華街 長崎ちゃんぽんを食べる
十数年ぶりに長崎空港に降りる。以前来たのはハウステンボスにあるジャックニクラウス監修のゴルフコースに来たときである。各ホールごとのスイングをビデオに納めてくれたのを覚えている。今でもそのビデオはあるが、あまり見る気はしない。
冠雪の富士山が見える(羽田空港)
長崎空港は大村湾に浮かぶ箕島を埋め立てた世界初の海上空港として、昭和50年に開港した空港である。今でもその名残の山が滑走路の端のほうに見える。
箕島は、大村湾内に浮かぶ面積90万㎡、周囲7kmの小島で13世帯66人が暮らしていたが空港建設建設のため移転に合意し、昭和47年から建設工事を開始、約3年の期間と180億円の建設費を投じて、役154万㎡の用地を造成した。また、本土との間に長さ970mの箕島大橋を建設した。といわれている。
ちょうど昼時なので、長崎新地中華街で本場の”長崎ちゃんぽん”を食べることにした。入り口にある 「江山楼」 が美味しいというので入った。時間が早いせいかまだ席は空いていた。若い女性が全員和服姿で応対してくれる。話によると昼時は満員でなかなか入れないというのでラッキーであった。
お奨めの上ちゃんぽんをたのむ、金1000円也、スープが美味しい、とんこつスープが野菜と麺とうまく絡みなかなかの味である。
満足の後、中華街をぶらぶらすると、カステラの美味しい店があるというので覗いてみる。「和三盆焼き」 というのが評判らしい、あいにく限定販売で売り切れとのこと。カットカステラならあるというので、話の種に買ってみることにした。一個200円也、ちょっと高い気もするが・・・。
底のほうにざらめが入った、スポンジのきめが細かく甘さ手ごろなカステラである。これもなかなかいける。
中華街は小さな街ではあるが東西南北に歩けるようになっている。中央の入り口の前には、湊公園と書かれた大きな門があり広場になっている。まわりの木々はもう紅葉が始まっていた。
その道路を挟んで、店の前に釣鐘が下がった釣鐘堂薬局というのがあった。道路わきの説明板によると、 『湊公園は、かつて長崎港へと続く河口だったところで、昭和初期に埋めたてられ、昭和32年(1957)に公園として整備されました。
現在は、中国の旧正月に合わせて開催される冬の風物詩、長崎ランタンフェスティバルのメイン会場として利用されています。
釣鐘堂薬局については、当事は、商標の釣鐘を船やリヤカーに乗せて行商していたそうで、この付近には小船が停泊していました。
道向こうの長崎新地中華街一帯は江戸時代 「新地蔵所」(しんちくらしょ)と呼ばれた場所で、唐船の荷物を収納する土蔵があり、こちら側(南側)には荷物の荷役に際して開かれる4つの水門がありました。』 と書かれている。
お客様とのアポイントメントは午後からなので、それまでのあいた時間に地元の美味しい食べ物と、歴史を辿ることができるということは一石二鳥のこの上ない喜びである。
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