武蔵丘陵 森林公園の楓ライトアップを見る
早朝は曇っていた空も、九時ごろにはすっかり晴れ上がり、一面の青空をみせ、暖かな日差しが差し込むリビングで時間をもて遊んでいると、かみさんがもみじのライトアップを見に行こうと言い出した。
山田大沼
埼玉県滑川の森林公園で11月7日から12月6日まで、 ”紅葉見ナイト” といって楓のライトアップとアートイルミネーションがきれいだと言って、ちゃんと新聞の切抜きを用意している。午後二時ごろに出かけることにした。
カワウ
これも快適な1000円高速で東松山インターで降りて、熊谷方面に向かって10分ぐらいのところにある。かなり広い公園なので南口、西口、北口と中央口がある。ライトアップは中央口をはいったカエデ見本園で行われている。
駐車場は中央口が近いが料金が610円、夜は300円になるがその近くに民間のパーキングがあり約200台ぐらい入る、一律300円である。ライトアップは午後八時半までなので昼間から止めるには民間のほうが得である。
三時四十分ごろに着いたので公園内を少し歩くことにした。石段を少し登ると山田大沼に出る。園内にはたくさんの沼があるが山田大沼は名前の通り園内で一番の大きな沼で、沼の周辺には多くの種類の小鳥たちがいるようである。
日が落ちるの待つ行灯
よく見ると夕日の影にかわうの群れが見える。たぶんここをねぐらにしているのではないかと思われる。沼の水はあまりきれいではないが、夕日に鏡面のようになって木々の陰を落としている。
カワウ
沼の橋を渡りぶらぶらと歩いていると、きれいなカエデの木がありたくさんの人がカメラを向けていた。赤や黄色の葉がちょうど夕日がかすかに当たりきれいに映っている。
カエデ見本園のほうに足を向けていくと、途中にサイクリングコースがあり、丘陵の林間コースで全長17キロメートルあるという。サイクリングロードを歩き始めたら歩行禁止となっているので急いで退出した。木漏れ日の中を快適に走る家族連れが多い。自転車の持ち込みも可ということでたのしんでいるようである。今度来るときは自転車を持ってこようと思う。
カエデライトアップの入り口
カエデ見本園には約20種500本のカエデがある。紅葉というのは総称であってカエデの葉のことを言っている。ライトアップされたカエデは、昼間の日の光に映えるカエデとまた違った美しさを表現してくれる。カエデもたくさんの種類があるものだと初めて知った。
紅葉茶屋の石灯籠
夜の紅葉と月
植物園展示棟にはきれいなイルミネーションが飾られ、中ではカエデについての詳しい説明や工作、その魅力について展示されている。
植物園展示場
木の葉の灯り
メイプルメッセージ
壁には紅葉の形にきった色紙が置かれ、好きなメッセージを書いて貼るようになっている。これもまたきれいな紅葉ツリーになっている。
夜の紅葉の中を、行灯に案内されて歩く光景もまた楽しからずやである。上を見上げると明かりに照らされた紅葉の木々のかなたに三日月と金星がきれいに見える。
紅葉の間に小さな三日月
少し寒くなってきたので帰り道の方向に向かう。途中に、「森林公園アートフェスタ2009」といってプロ・アマを問わないアート作品が展示されている。その山側の傾斜には ”Myカップをともそう” と傾斜に沿って、それぞれの思いをこめたたくさんのMyカップがならんでいて子供たちの夢や想いが書かれている。
電車のイルミネーション
ぞうさん
日の光に輝く紅葉の色もきれいだが、夜に見るライトアップの紅葉もまたそれに劣らずきれいに見える。きれいなイルミネーションは子供にも人気がある。子供連れ、若いカップルが多いように感じられた。あまり寒くもなく風もなかったので秋の一夜を楽しむことができた。
« 信州りんご 実家でのりんご狩り | トップページ | 多摩市の秋 近所の紅葉狩り »
コメント