野鳥たち

  • アカゲラ
    野鳥たちの表情を表現できればと思っていますがショットが精一杯。

花たち

  • セイヨウカラシナ
    気の向くままの足跡を紹介します

風景

  • アイスパビリオン
    一期一会の心に残る風景

淡島の一日

  • 淡島から見るサンセット
    奈良の帰りに淡島に一泊。夕日と富士山がきれい。露天風呂から正面に富士山が見える。

四国・四万十川の旅

  • 金比羅宮
    2008年5月の連休の四国四万十川の旅

« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »

2009年12月

イカル      近くの公園を歩く

  年末近くになると、何だかんだといって忘年会という飲み会が多くなる。毎週末は必ずおそくなってしまう。先週も学生時代の友達と忘年会ということで飲んだ。久しぶりにあうので日本酒になる、久しぶりといっても一二ヶ月に一度は飲んでいるが、積もる話も多いので杯も進む。

_2838_2

            エナガの飛翔

  アルコールは、なんといってもやはり一番美味しいのは日本酒である。産地により、ワイン感覚で美味しい酒が多い。それに、最近は日本酒のネーミングがさらに美味しさをそそる。「田酒、刈穂、十四代、飛露喜、悠久の眠り、南部美人、くどき上手、美田、歓びの泉、輝く星の如、根知男山、常きげん、庭のうぐいす」  などなど・・・・

_2841_2

            エナガのおなか

  夜が遅くても朝早く目が覚めるのは、年のせいだといわれるがそうでもない。私は自然に生きるのを信条としている。陽が沈んだら眠る、太陽が昇ったらおきる。でも最近は陽が沈んでからの行動が多い。

_2857_2

            しじゅうから

  最近の夜明けは遅い、冬至前なので六時半でもまだ薄暗い。公園まで歩いて行くうちに明るくなるだろうと歩く。ここ二三日は冬型の気圧配置になっているので冷え込みが厳しいが、陽が出てくると結構暖かくなるので期待しながら歩く。

_2866_2

  公園では、シジュウカラ、エナガ、アオジなどが元気に木々の間を飛び回っている。アオジはどちらかというと地面の枯葉をあさっていることが多い。

_2913_edited1

              アオジ

  目の前の木にコゲラが飛んできた。「ギーギー」と鳴く黒褐色と白色のまだらの体で白色の横じまが特徴である。きつつきの仲間では日本では一番小さいきつつきである。コツコツコツと木をたたくのですぐにどこにいるかわかる。

_2856_3

             コゲラ

_2890

  オスは頭に赤いところがあるのが特徴、啄木鳥と書いてキツツキと読むのは、石川啄木が詩に没頭するように一心に穴を彫るからといわれている。

_2877_edited1_2

        コゲラの♀

  キツツキが木をたたくのは、木にいる昆虫を餌にするためである、だから皮をはいだり、虫がいそうな木をたたくので新しい木をたたくことはあまりない。

_2900_edited1_2

  公園の丘の上まで来ると、休憩所があるので一休みをして鳥を待つ。すると数羽の群れが飛んできて木の実を食べ始めた。よく見るとイカルである。これも今シーズン初めての出会いだ。早速観察しながらシャッターを押す。木の実をもぐもぐとよく食べている。

_3056_edited1_2

              イカル

_3077_edited1

_3058_2

  まだ、近くの木々の中には紅葉のきれいな葉が残っている。そんな中を飛びまわったりしながら食事をしている。

_3051_edited1_2

_3099_edited1_2

  イカルはスズメ目アトリ科の鳥類であり、木の実を好んで食べる。木の実をくちばしで廻したり転がしたりしてたべる。イカルという名前の由来は、奈良県の斑鳩とも、鳴き声が 「イカルキー」 と聞こえるからともいわれるが、定かではない。

_3125_2

_3141_edited1_2

  日本では北海道、本州、四国、九州の山林で繁殖するが、北日本の固体は冬季は本州以南の暖かいところに移動する。全長は約23cm太く黄色い嘴を持ち、雌雄同色である。

_3136_edited1_2

             イカルがさかさま

_3152

  繁殖期はつがいで生活するが、巣の周辺の狭い範囲しか縄張りとせず、数つがいが隣接してコロニー状に営巣することが多い。

_3164_edited1_2

_3177

  丘を下り、水場のほうに向かうと、見慣れない鳥が地面の枯葉を嘴でまさぐっている。近づくと木の枝に飛びじっとこちらを見つめている。シロハラかと思う。しばらく見つめていたが、藪の中に消えていった。

_3008_edited1_2

             シロハラ

_3011_2

_2947_edited1_2

             メジロ

_2938_edited1_2

  朝晩の冷え込みは厳しいが、昼間は風がなければ結構暖かい。最近はウォーキングもまめにチェックしていないが、今日は約12,000歩になる。寒さに負けずに、初志貫徹でインフルエンザを吹き飛ばしたいと思っている。昔は ”子供は風の子” といわれて家で遊んでいると外に出されたものだ。健康が一番。

宮ヶ瀬湖   クリスマス光のメルヘン

  休日の夕方から宮ヶ瀬湖のジャンボクリスマスツリーを見に行くことにした。宮ヶ瀬湖畔に自生する樹齢100年、高さ34mのもみの木に飾られたイルミネーションは約10,000球といわれている。

_3204

         手前がトレイン

_3207

     34mのジャンボツリー

_3193

  かつても日本一の自生のクリスマスツリーといわれてにぎわっていたが、近年はお土産屋さんのある広場、水の郷大つり橋などもイルミネーションで飾られ規模が大きくなり、さらににぎやかになっている。

_3186

        ナイアガラ風イルミネーション

_3187

           緑の自然木が映える

_3188

  宮ヶ瀬湖の虹の大橋を渡ると、駐車場に入る車の列が長く続く、早く行ったなら手前の無料の駐車場に止めて、ゆっくりと歩いていくのもいいものだと思う。観光バスなどもたくさん来るので混雑する。駐車場は約2000台ぐらい止められるので待っていればはいれるが無料で止めるなら手前の駐車場に限る。

_3196

         階段をおりるドームの光り

_3243

  ジャンボツリーを見るために下りる階段がイルミネーションのドームになっている。その手前のところに 「幸福の鐘」 というかわいい建物がある。幸せを祈願して鐘を鳴らすと、その窓から、もみの木の光りに輝く緑と、木を飾るイルミネーションの光りがちょうど見えるようになっている。

_3194

              幸福の鐘

_3195

  光りのドームの階段を下りると、目の前にジャンボツリーがが輝き、その周りの芝生は立ち入り禁止になっている。ジャンボツリーは野生のもみの木の為、その自然を守るための措置であるが、クリスマス期間中はロードトレイン 「ミーヤ号」 が夜間運行しているので、これに乗るとジャンボツリーが真下から見ることができる。

_3239

      ツリーと「ミーヤ号」

_3215

       もみの木の緑とイルミネーション

_3211

  親水池にかかる長さ315mの水の郷大橋は、夜間通行止めになるがこれもイルミネーションで飾られている。遠く対岸の灯りとツリーとのコントラストがきれいだ。

_3234

       ジャンボツリーと大橋

_3206

  寒くなるとは聞いていたが、風も少なく寒さはあまり感じない。子供連れ、家族連れ、カップルなどで人出はかなりの数である。毎夜、数々のイベントが企画されている、スケジュールを見ると楽しそうなプログラムが組んである。

_3230

      青いドーム

_3228

    ブルーが流れるように

_3245_2

 今年は、各地でイルミネーションがきれいに飾られているが、一時は不景気でかなり縮小されていた。最近はLEDの技術が発達したのでコストが安くきれいな色が出せるようになったので、どこもかなりの規模で行われるようになっている。せめて年末年始ぐらいは、イルミネーションのように、気分だけでも明るくすごしたいものだと思う。

手賀沼   水鳥を見る

  休日に所用があり龍ヶ崎まで行ったので、帰りに我孫子の手賀沼に寄ってみた。以前来たときは天気がよく、沼の周りの遊歩道をゆっくりと散策することができた。周囲は38kmもあるので歩きがいがある。

_2796

              カッパ像

_2784

             オオバン

  今回は親水公園から水の館の辺りをぶらぶらしてみることにする。近くには鳥の博物館や山階鳥類研究所などがあり、鳥見にも便利なところである。

_2777

              コブハクチョウ

  手賀沼はもともと大きな沼であったが、干拓事業によって約八割の水域が消滅し、北と南に分離された形になっている。湖畔の遊歩道脇には葦が繁り、オオバンやオナガガモなどがいる。

_2756

_2742

  歴史をたどると、手賀沼は、印旛沼同様、江戸時代の新田開発の流れの中で干拓が試みられたが、戦後の1946年~67年に、国による大規模な干拓事業の結果、現在の形にまで面積が狭められ、手賀大橋の西側を上沼、東側を下沼と呼ぶようになった、といわれている。

_2795

            オナガガモ ペア

  水の館から池に向かっていくと正面に河童の像が見える。なかなかユニークな格好をしていて、今にもすぐに動きそうである。これは噴水になっていて周りにはコブハクチョウなどが優雅に泳いでいる。今日はあいにく噴水はお休みのようなので残念である。

_2810_edited2

_2747

  オナガガモの雌をめぐっての雄同士の争いの中に、バンが一羽混じっている。バンはオオバンと違って小柄で鼻のところが赤く、くちばしがきいろできれいでかわいい顔をしている。

_2780

_2737

_2792

             バン

  また、数羽の名前のわからない鳥がいる。チョッと見は七面鳥のような姿をしているがなんという鳥だろうか。???? 葦の向こうにサギが一羽寂しそうに止まっている。ユリカモメが水面上を上手に飛び回り。きれいに着水しては遊んでいる。あいにくの空模様なのでいい風景にはならないが、眺めていると結構楽しませてくれる。

_2738

              ????

_2781

              チュウサギ

_2804

 カンムリカイツブリが何か魚を捕まえたがうまくのどに入らないのか苦労している。

_2806

           カンムリカイツブリ

_2802_edited1

            ユリカモメ

  水鳥は水面をスーッときれいに泳いでいるが、水面下では足の水かきが忙しく動いている。ただ眺めているだけではその辺はわからない。人生も同じかな・・・と思う。仕事でも、何事もうまくいっている人は、その影での努力があるのだと思う。男が外で思い切り仕事ができるのは、家庭を護るかみさんのおかげかと思うこのごろである。元気に今日一日を過ごせることに感謝である。

るりびたき  今シーズン初めて

  昨夜からの冷たい雨がうそのように朝から暖かな陽射で、小春日和という感じであった。久しぶりに多摩川を歩いてみたがすぐにあせばんでくる。

_2731

  スタートが遅かったので、すでに多摩川の合流点付近にはたくさんの愛鳥家がカメラやスコープを構えている。すっかり枯れたススキの穂を青空に見上げながら、土手を中州の方に歩く。スズメがススキの原の中を集団で飛び回っている。

_2551_edited1

  ホオジロ、カシラダカ、が枯れ草のなかから木の枝へときてポーズをとってくれている。すぐそばの枝ではモズが獲物を狙ってじっとしている。河原の真ん中に一本だけある葉のすっかり落ちた木の下には水溜りがあり、珍しくカワセミがいたがカメラを向けるとすぐとびさってしまった。

_2566_edited1

_2562_edited1

  カワセミがこんなところにいると思わないので、枯れ草を分けてはいってみると、水の中には小さな魚がいっぱい泳いでいる。これを狙っていたのだなと思いながら、石ころの多い河原を大栗川の方向に足を進めると、川の向こう側の葦原のなかからアオジや他の野鳥の鳴き声が聞こえるのでしばらく座って待つことにする。

_2569_edited1

              カシラダカ

_2587_edited1

_2575_edited1

  のんびりと水面を眺めながら野鳥の声を聞いていると、近くでカラスがにぎやかに騒いでいる。良く見るとオオタカをカラスが追いかけているようである。あまり近くなのですぐカメラを構えてみたがなかなかレンズの中に納まってくれない。残念であるが目に焼き付けておくことにする。オオタカは近くの木の中にはいったが太陽が逆光になり、まぶしく良く見えないのがざんねんである。

_2594

                 トビ

  あまり天気がいいので空を見上げると、高い木の上に二羽のトビがとまっているのが見える。先ほどまで空高く飛んでいたトビが休んでいるようである。

_2730

  出足が遅かったので鳥の出が悪い、多摩川を切り上げて近くの公園に行くことにする。紅葉も終わりになってきているが、部分的にまだきれいなもみじが残っており、傾きかけた太陽の光ににきれいに映っている。この枝にルリビタキが来てくれるといい絵になるんだがと願いながら待つことにした。

_2602_edited1

               エナガ

_2609_edited1

  赤いもみじの枝に最初に来たのはエナガであった。数羽の集団はかえでの実をつついたりしながら落ち着きなく良く飛びまわる。きれいなもみじの枝に止まってくれと祈りながらファインダーを覗いているが思うようにポーズをとってくれない。相変わらずエナガは忙しい。

_2604_edited1

_2605_edited1

  そのうちにルリビタキがやってきた。これもなかなかいいところに止まってくれない。赤や黄色の葉に青いルリビタキの構図はできているのだが難しい。

_2683_edited1

_2643_edited1

             ルリビタキ♂

_2699_edited1

_2710_edited1

_2702_edited1

_2725_edited1

_2729

  今シーズンはじめてのルリビタキと逢うことができたので、良い作品は今後に期待しよう。これからはもう少し朝早く行動を起こさないといい場面に出会うことができない。なかなか遠征はできないので、近場の公園でよいシャッターチャンスをつかみたいと思う。近くでは、ベニマシコの姿も見えたという情報も入ってきたので、これからが楽しみである。

日本一の山     富士三湖を見る

  晴天の空と暖かな風にに誘われて、河口湖から富士山麓青樹が原の樹海、風穴を走り抜け、富士五湖のうちあまり行くことのない本栖湖、西湖、精進湖の三湖を見ることにした。山中湖は道志道からよくいくことが多いので今回は省略する。

_2458

  本栖湖は千円札の裏側の富士山の絵が有名である。お札ではこのススキの部分が桜の花になっている。昔の五千円札は、ここ本栖湖の風景が書かれているが今の五千円札は表が樋口一葉で裏はあやめの花になっている。

 古いお札の話になると、私の財布には種銭として旧の百円札が一枚はいっている。あの茶色のお札である。表はひげをはやした板垣退助、裏は国会議事堂である。

_2466

  千円札の撮影場所(故・岡田紅陽氏撮影)には案内の看板がかかっており、たくさんの人が湖面をバックに富士山の写真を取っている。昼近くなってきたので二合目付近に雲が出てきたが、まだきれいな容姿を隠すほどにはなっていない。

_2489

  富士三湖は水面の高さがみな同じ高さ(湖面標高902m)だと聞く。時折ニュースで湖面の水があふれるということが伝わることもあるが、裾野は溶岩の体積なので湖底の水脈はつながっているのかも知れない。因みに水深は90.9mとかなり深い。これだけの水があるということは、いかに富士山は大きな山で広い裾野を持っているかということがわかる。規模、美しさやはり日本一の山である。

_2490

            子抱き富士(大室山)

  それにしても、山と湖、空と雲、絵になる風景である。富士山の写真をとる人は、ここに一週間ぐらい泊まりこみで写真を撮るのだと言っていた。以前紅葉台に行ったときも富士山にカメラを向けていた人が 「私はもう一週間待っているんです」 といっていたのを思い出す。現役を引退した折にはそんな体験もいいものだと思う。

_2498

  精進湖はショウジコと読む。ここから見る富士は、子抱き富士といわれて円錐形の裾野に小さな山(寄生火山大室山)が重なって見える。これも湖を手前にすると良く映る。

_2499

 樹海の真ん中を走る道路を少し戻り、西湖への分かれ道をはいり、集落を抜けると西湖のほとりに出る。湖畔では、ゆっくりお茶を飲む人、湖面に石を投げて遊ぶ子供たち、犬の散歩をする人などたくさんのひとたちがいる。他の湖の光景とちょっと違うような気がする。

_2490_2

  湖に沿って走る道路は曲がりくねったカーブが多くスピード出しすぎると危険だ。特に景色を眺めながらの走行は要注意である。トンネルをくぐると河口湖の裏のほうに出てくる。この辺になると富士山の姿は山の陰になってみることができない。やはり富士山が見えない富士五湖は物足りない。

_2507

            乙女の湖 西湖

 「明眸(ほう)の精進、無の湖本栖」と詩人・金子光晴は、富士をめぐる二つの湖をこう表現している。これからの季節は晴れることが多いので、いろいろな富士の姿を見せてくれることだろう。良い風景をカメラに残したいものだと思う。

雄大な富士と温泉    河口湖畔

 どの部屋からも富士山が見えるという、河口湖の  「湖山亭 うぶや」 に泊まることにした。週末の午後からは雨模様だが翌日は晴れて暖かいとの予報で、東北からの出張も朝一番列車で帰り、昼から出かけることにした。

_2362

            オオバン

  中央高速河口湖インターを下りる頃に予報どおり雨が降ってきた。山梨といえば、”ほうとう” ほうとうのお店はたくさんあるがここがお勧めといわれている 「ほうとう不動」 に行く。古い民家を思わせる大きなわらぶきの情緒のある建物である。

_2346

 背の低いくぐり戸をはいると店内は広く活気がある。お客様が多いせいか、接客はぞんざいだ。天井が高く梁がむき出しの造りの店内のテーブルに着く。観光バスでのお客さんだろうか、畳の部屋では大勢のお客さんが待っている。

_2370

           逆さ富士の名所

 ほうとうを注文して客席から見える厨房を覗くと、年を重ねたご婦人がテーブルの上にほうとうの鍋を数十個並べて、ほうとうと具を入れて忙しそうに煮込んでいる。あわただしく動いている姿は戦場さながらの光景で見ていると壮観である。

_2389

           うぶやのライブラリー

  待つこと20分ぐらい、出来上がるといっせいに駆け足で運んでいるので鍋がぶつかって、熱いほうとうをかぶってしまうのではないかと心配するほどである。出来立ての湯気の上がるほうとうの鍋が目の前に置かれると、美味しそうな臭いがはなをくすぐる。かぼちゃ、サトイモ、にんじん、ねぎなど野菜はとろけるようによく煮込んである。

_2386

            河口湖に住む河童

  熱い鍋をふうふう言いながら食べる。ちょうど外は雨もようで寒いので体が温まる。店の壁には歴代の戦国武将の絵が飾られている。戦国武将も、戦場での暖と空腹をこうして満たしていたのかと想像しながら食べる。

_2339

           幻想的な河口湖  Ⅰ

  雨脚は強いので早めに旅館に入って、風呂でも楽しもうと河口湖畔の道路を少し戻る。湖上にかかる大橋の手前のトンネルを抜けるとすぐのところに宿はあった。

_2337

          幻想的な河口湖 Ⅱ

 部屋にはいるとベランダから目の前に河口湖が見え、遠方雲の中にたぶん富士山があるのだろうという感じである。ここは宿泊棟とお風呂のある建物が分かれている。お風呂棟は2階3階が男性用、4階、五階が女性用となっていて、部屋とは2階でつながっているので便利である。途中には富士山をテーマにした傑作写真が数多く飾られている。さすがにここに住んでいる人はいいチャンスを物にしていると感心して魅入る。

_2349

  「うぶや」の由来は・・・・・産屋ヶ崎伝説にある 『木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の皇子、日子穂々出見命(ひこほほでのみこと)は、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)と結婚する。が、皇子は、「自分と一夜をともにしただけで身ごもったのか?」と猜疑。

_2452

  うぶや神社  安産の神 コノハナサクヤヒメを祀ってある

 これに憤然とした豊玉姫命は、岬に産屋を作らせ、その中にこもった。そして陣痛とともに産屋に火をつけ、燃え盛る火の中で三児を無事出産したという。』そんな伝説が地名の由来になっている。

_2451

            宿の庭園からの富士

  翌日、早朝からお風呂を楽しもうと大浴場に行く、深い霧に包まれた湖畔は乳白色で何もみえない。残念そうに眺めていると、旅館のひとが今日はきれいに晴れて富士山が良く見えますよといってくれた。地元の人は天気がわかるのだと安心して朝食をとって霧が晴れるのを待つことにした。

_2395_edited1

             霊峰 富士  

 食事の場所からも本来であれば富士山が見えるのだろう。ちょうど良い味付けの和食に舌鼓をうちながら、湖畔の景色を眺める。濃い霧に包まれた河口湖もまた幻想的できれいに映る。白いもやの晴れ間に時折見せる富士の冠雪の頂が絵になる。

_2410_edited1

           ワカサギ釣りの船  

  食事が終わる頃には太陽が昇り、霧がすこしづつ晴れて来る。目の前に雄大な富士の山が見える。雪をかぶった富士はやはり見ごたえがある。湖面に陽の光が当たり、その水を掻き分けて泳ぐ水鳥のすがたがきれいだ。

_2445

            水鳥と陽の光

_2407

           朝もやの水鳥

  オオバン、カイツムリ、キンクロハジロだろうか遠く釣り人の船と共に湖上に浮かぶ姿はまた、富士を引き立てる良い構図である。

_2475

  ちょうど部屋の露天風呂からも晴天に雪をかぶった富士山が正面に見える。しばし朝湯につかりながら富士の絶景を眺めた。いつも多摩から見る富士は頭の部分だけであり、しばらくすると雲が出てきて頂上は隠れて見えなくなってしまうが、ここでは裾野から頂上の雪煙までくっきりと見える。

_2418

          部屋の露天風呂からの富士

 肌がつるつるする温泉とま白き富士の眺めを堪能して、しばしの贅沢を楽しむ。35回目のの結婚記念日は良い天気とよき温泉で迎えることができ感謝感激である。宿の女将からの心づくしのワインを頂き、温泉につかりながらワイングラスを傾けた。

  ワインにはこんな手紙がついていた 「お二人で築いた愛の記念日おめでとうございます。年輪を重ねるごとにますます愛がふかまりますように・・・」 とある。ありがたいことだ。「うぶや」 というだけあって若いカップルや家族連れが多い。

_2434

_2420

  富士山がどこからでも見える宿と聞いてきてみたが、接客の態度も、若い、感じのいい女性が多く、十分なもてなしぶりには大満足であった。友達にも勧めたい宿の一つである。

 お土産は売店にある ”うぶロール” が美味しい。来月には冬花火もあり、湖上にきれいな花を咲かせると聞いたので、その頃にまた泊まりたいと思いながら河口湖畔を後にした。

« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »