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鳥鎮(ウーツェン)   中国農村を歩く

  ものすごい勢いで発展している上海の街から南方の農村部を見てみる。中国は国土が広いので上海から北へ400km,西へ600km,南へ300kmぐらいは平野がつづく。高速道路も日本と違ってほとんど真っすぐな直線道路である。ほとんど高い山らしきものは見えない。

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  日本で600kmと言えば東京から大阪、300kmも走れば仙台についてしまう。いかにも広大な国だと驚いてしまう。農村部の風景は今は菜の花が一面満開である。農家といってもほとんどが三階建の家で一階が納屋になっているようである。周りには必ずアヒルが200~300羽ぐらい遊んでいる。

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 そんな景色を眺めながら、上海から高速で二時間ほど走ると、鳥鎮に着いた。「中国の最後の水を枕にする家族」という紹介がある。上海、杭州、南京の三つの大都会の真ん中にある1300年あまりの歴史のある町である。水上に突き出た民家と新緑の柳の芽が風情を感じさせる。

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  鎮とは町のことであり。この鎮内の民家はほとんど川の側に建てられ、水が豊富なため、市場になる。現在も当時のまま完全に保存されている。古い建築、奥まっている広壮な邸宅、アーチ橋、橋を渡る門などや川の埠頭、廊下などの水郷の風景がよく保護されている。

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 日本の高山などの風景と同じで、現在も古い街並みの中には59、000人あまりが普通に生活している。中国国内はもとより、外国からの観光客が多い。

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 中国の漢方薬は長い歴史と奥深い中身を持っている。鳥鎮での薬業の歴史も長くこの東柵の香山堂は有名である。

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                民家の中をのぞく

 江南地区の古い寝台を展示しているところがある。明、清、近代の寝台が数多く並べられ、その精巧な彫刻は華麗で豪華で当時の中国文化や素晴らしい技術を見せつけ、悠久な歴史を感じさせる。

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                  寝台

 鳥鎮には川がたくさんあるので、交通を便利にするためにたくさんの橋を造った。多いときで150数基の橋があったといわれている。ほとんどは石橋でアーチ型になっている。どの造型も風格があり歴史を感じさせる。

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            アーチ橋

 狭い石畳の通路を歩くと藍染めの作り場に出る。空高く染物を干す棚があり藍染の生地が風に揺れている。工場の中はこれもまた歴史を思わせる作りである。

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               藍染工場

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                 藍染工場の窓

 鳥鎮では酒造り業はかなり発達していたという、明朝時代からの”三白酒”は香気が濃く評判の酒である。古い白壁の酒屋で昔の製造法をそのままに酒造りをしている。良い香りが漂う。

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           三白酒醸造所

 木彫り彫刻の素晴らしい建物がある。梁や棟に彫刻をし、特に家柄の窓の格子に彫刻した人物、鳥類、動物、各種類の彫刻は中国何千年の博大深い木彫り文化を感じる。

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            木彫り彫刻

 水閣・・・鳥鎮の多くの民家は河川のそばに建てられ、空間的に広くするため、部屋の一部分を川の上に広げ、下は木の柱や石柱で川の底に差し込み、上は横の梁を付け、木の板を置き、それが”水閣”になる。大部分の水閣は南向き、冬の日には暖かい光を浴びるし、夏は川からの涼しい風を受け窓の外の美観が一年中楽しむことができる。部屋の移動板をあけると、便利に水をとり洗濯もできるのである。

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              水閣

 中国の田舎料理は結構乱暴だ、”醤油と煮込んだ羊の肉”、”淡水珍品の白水魚”味はまあまあだが、盛り付け、料理の出し方などは驚く。ご飯も山盛りで大皿に盛ってくるがやはりお米は日本の白米が断然うまい。

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     「光栄之家」の張り紙・・・徴兵の招集令状が来た家

 また、ここでは上海では見たことがなかったが、隔てのない大便所に遭遇した。話には聞いていたが現実に見ると実行は難しい。

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           福が逆になっている・・・・・これも福

 中国の王様の召使いに文盲の部下があり、吉事の張り紙を逆さに張ってしまった。困った智恵者がこれも福と説明して事なきをえたという話から来ている。

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         船の帆の上に人がいる・・・さすが中国

 急成長している中国ではあるが、まだまだ、沿岸部と農村部での格差は大きいものがある。ただ1949年以前の文化がそのまま保存されているのを見て一種の安心感のようなものを感じた。江南民族館には清朝末期からの風俗習慣などを展示しているが、古来からの日本の習慣に通ずるものがある。この次は、この悠久の歴史を持つ中国をゆっくりと歩いてみたいと思う。

 「日本の文化は古代中国の影響を受けているんです」と言うと、「近代の中国は日本から学んでいるんです」との返事、若い女性のファッションはすべて日本のファッション雑誌から来ているらしい。体格、背格好が似ているので欧米のものより取り組み易いようである。かつては近くて遠い国であったが、名実共に本当に近くなってきている。

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