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地獄を見る     雲仙地獄を歩く

所用で長崎県諫早から熊本に向かうことになった。車で戻るとかなりの遠回りになるので、雲仙を越えてフェリーで熊本に渡ることにした。

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途中雲仙国立公園を通るので途中下車して「雲仙地獄」を覗いて見る。日が長くなったので五時過ぎでもまだ明るく、太陽もかなり高いところにある。九州の日暮れは午後七時ごろなのである。

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雲仙は昭和二年に日本新八景山岳の部で一位になり、昭和九年にはわが国で最初の国立公園に指定されている。

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雲仙の古湯と新湯の間の白い土に覆われた一帯が雲仙地獄地帯である。地獄とは仏教の教えで前世の悪行の苦報を受けるところという意味らしい。

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至るところから高温の温泉と噴気が激しくシューシューと音を立てて噴出している。噴気の温度は120度と聞く。強い硫黄臭が漂う中、湯煙をもうもうと立たせる様子は地獄の景色といえるのでしょうか。

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いろいろな地獄をみた人は多いと思うが、実際にいわゆる地獄を見た人は、この世にはたぶんいないと思う、雲仙地獄はキリシタン殉教の舞台になったところであり、大叫喚、お糸、清七など30あまりの地獄がある。

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大叫喚地獄・・・地獄道における八熱地獄のうちの一つで、仏教の五戒(殺生・偸盗・邪淫・妄語・飲酒)をすべて犯した者はこの地獄に落ちる。罪人は焼けた鉄の針で舌と唇を刺し通され、焼けたやっとこで舌と眼を抜かれ、その苦しみは8,000年間続くといわれている。2010_05_26_5610

清七地獄・・・キリシタン弾圧が厳しかった江戸時代に、長崎の隠れキリシタンであった清七が処刑された日に噴出したのがこの地獄だという。一説にはこの場所で処刑されたとも言われている。

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           清七地獄

お糸地獄・・・その昔、島原城下で裕福な生活を送っていたにもかかわらず、浮気をした上に夫を殺害した罪で死刑になったお糸という女性がいた。この事件と前後して噴出したのがこの地獄であるといわれ、いわゆる邪淫を戒める地獄である。

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           お糸地獄

雀地獄・・・水蒸気の噴出音がスズメの鳴き声に似ている事からつけられたという。小さな噴出があちこちで起きているが、スズメのチュンチュンという鳴き声には程とおい感じがする。

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足元が見えなくなるほどの湯気の中を通り、賽の河原に出ると歩道が木の板張りになっていてその隙間からも湯気がモクモクと出ている。

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           賽の河原

歩道の脇にはお地蔵さんが一体ある。幼くして死んだ子供の霊は、ここで親の恩に報いるために石を積んで塔を築こうとするのだが、何度やっても鬼がやってきてはそれを壊してしまうのだといわれている。

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平和で飽食の日本、宮崎の口蹄疫での家畜の殺生、飲酒、罪になるほど飲んではいないが、胸に手を当てると無罪放免ではなさそうである。五戒という言葉をかみ締めながら熊本に向かう船に乗るべく、陽が沈み始めた港へと急いだ。

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