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マウナ・ケア天文台  サンセットと満天の星空

 未舗装の道路を砂煙をあげながら登りきると、またきれいに舗装された道路に出る、すると間もなくマウナ・ケアの頂上4,205mである。途中氷河期の地層だという案内の看板が見えた。

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                     マウナ・ケア頂上

 海岸線のリゾート地の雰囲気から、過酷な自然の姿を見ながら、宇宙に最も近い山を体験できるということはうれしいことである。夕日に赤く染まる天文台が見えてきた。頂上である"The summit of Mauna Kea"に降りる。やはり少し頭が重い感じがする。

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 沈みかけた太陽の光に、黒く四角くシルエットを残す日本の「すばる」が見える。日本の国立天文台が1991年から9年間の歳月をかけて建設した大型光学赤外線望遠鏡である。世界最大・最高性能の望遠鏡で1999年に完成した。

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 太陽は雲海に沈もうとしているが、山頂にある望遠鏡の向こうに遠くマウイ島が見える。太陽を見ていると沈むスピードはものすごく速い。周りのくもを真っ赤に染めてあっという間に雲の中に沈んでいく。

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          マウイ島

 太陽が沈んだ後の空の色がまたきれいである。真っ青な上空からだんだんと薄くなっていく青、これも時々刻々と変化していく。寒さに手をこすりながらかみさんと眺めるサンセットは、一生のいい思い出になることだろう。

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          左から 「すばる」「ジェミニ」天文台

 4,000mからの高みから見る日没の色は、深く、神々しく、たとえようもなく美しい。素晴らしいサンセットを堪能した。

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          日本のすばる天文台とサンセット

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 一時間以上の長居は許されないので下山の準備を始めるが、4,200mでのトイレを思い出としてすることにした。

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      影マウナ・ケア  雲海にマウナ・ケアの影が映っている

 山の中腹まで下りてくるが、下りの急坂には驚く、車はエンジンブレーキを目いっぱい唸らせて降りていく。登りには気がつかなかったが下り坂を経験して、いかに大変な登り坂だったかが改めて分かった。

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         日没直後

 オニズカ・ビジター・センターの近くで星空の観測をする。空を見上げると空にいっぱいの星、星、星。恐ろしくなるほどの満天の星空である。流れ星も見えるが瞬間で、願い事を唱えている時間がない。「すき」とか二文字ぐらいでないと間に合わない。

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 北極星、大熊座、小熊座、オリオン座、カシオペアなどなじみの星はすぐに見つけられる。ちょうど北の空の小熊座の近くを人工衛星が通過した。南の山の上には南十字星の半分が見える。南十字星はタヒチ以来であり、大感激である。

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 もう少しすると全部が見えるということなので楽しみに待つことにした。星を撮ろうと三脚を準備したが、肉眼で脳裏に焼き付けることにした。本当に降るような星空、天の川がきれいに流れ、シリウス、火星、金星、木星、土星などもはっきり見える。

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          下山途中車窓より

 ガイドさんの望遠鏡をのぞくと土星の薄く美しいリングがはっきりと見える。やがて眼下の雲の上に月が上り始めた。月の出を目線の下に見ることはないのでこれも感激である。

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         満月の翌日の月 

 南十字星が四つすべてそろった。北の空に北極星、南に南十字星が同時に見ることができるのもうれしいことである。よほど普段の行いがいいのだろうと我ながら考えるのはおこがましいか。

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         マウイ島を望む

 素晴らしい光景を体験しての帰りは、濃い霧の中を一気に山を下る。海抜0mに戻ってきたのは夜の11時ごろになってしまった。四月の日本の気候でも今日は25度、翌日は7度とかの気温変化を経験したが、朝海抜0mで気温28度、夕方海抜4205mで気温4度は初体験であった。星空に酔いしれての感激、宇宙にもっとも近い体験をじっくりとかみしめて明日の英気にしよう。

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