一沼の紅葉 志賀高原を歩く
志賀高原へのアクセスは長野オリンピックが行われた関係で以前に比べたら格段と良くなっている。
一沼
18回の冬季オリンピックは1998年2月に行われ、冬季五輪史上初の二桁の10個のメダルを獲得したところで日本選手の大活躍したところである。
長野は冬季オリンピックとしては、今まで最も南に位置する都市で行われたといわれている。長野県では北のほうに位置しているが世界では最南端になる。
上信越自動車道の信州中野インターチェンジを降りて、国道292号線オリンピック道路を志賀丸池を目指す。湯田中・渋温泉郷や上林温泉を左手に見ながら、温泉に浸かる猿で有名な地獄谷温泉との分岐点を右に行く。
整備されたループ式の道路を登りきったところの山肌に、スキーのリフトの鉄塔が並ぶスキー場が見えてくる、丸池スキー場である。丸池の手前に小さな池があり「一沼」という。
秋の青い空と緑の木々の間に真っ赤に染まった紅葉の葉が水面に映る。睡蓮の葉の浮かぶ一沼のまわりがきれいに紅葉している。
まだ、シーズン前の丸池スキー場の駐車場に車を停めて少し歩いて戻ると沼に向かう木道に出る。秋のさわやかな風と足の裏に心地よい踏み板の感触を楽しみながら木道をのんびりと歩く。
ウルシの葉
ウルシの木の葉が真っ赤に色づいて、高原の澄んだ空気と空の青さに良く映えてちょうど見ごろである。
天気予報では朝から雨だといわれていたが、朝の冷え込みとはうって変わって、風はさわやかで半そでのシャツでも十分気持ちよく歩くことができる。
まだ紅葉は早いと思っていたがきれいな赤い葉と緑のコントラスト、湖畔の白樺に絡む赤く染まったツタの葉が白樺の白に映える。
水面に映る紅葉
見上げた青い空と雲のバランスが心を和ませてくれる。学生の頃はこの志賀高原にはスキーに良く来たものだ。長野県のスキー場では雪質のいいところの一つである。これからスキーシーズンになる、その前に目を楽しませてくれた志賀高原であった。
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