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イチョウ並木の黄色 昭和記念公園

青空に黄色のイチョウの葉が一番きれいに映るが、あいにく天気はうす曇。昭和記念公園のイチョウもそろそろかなと思いながらモノレールに乗り立川方面に向かう。

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駅でモノレールを降りて階段を下っていくと奇妙な乗り物が待っている。「プープー」と昔の豆腐やさんの吹いていたラッパのような音を鳴らしながら、人ごみを掻き分けて走る。前の席にお客さんが乗り、後ろのペダルでこぐ三輪の人力車である。

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百メートル100円の運賃でどこまでも行きますと書いてある。そうは言っても限度があるのだろうが、この警笛音がなんとなく郷愁を誘う。老夫婦が乗って公園の周りの歩道の秋をたのしんでいる。

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公園の入り口のゲートをくぐると、真ん中の噴水を囲むように両側のイチョウの並木がきれいに黄色く色づいている。通路に落ちた黄色の葉の上を歩きながら、一面のイチョウのトンネルを愉しむ。

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イチョウの名前の由来については、葉の形をアヒルの足に見立てた中国語の鴨脚(イァチャオ)から来ていると聞く。そういえば確かに中国の農家の庭には必ずアヒルがたくさんいる。

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イチョウの木は原産は中国の落葉樹で高さは20~30m、葉は扇形で葉脈が付け根から先端まで伸びている。また、葉の先端部が浅く割れていて、厳密には広葉樹にも針葉樹にも属さないらしい。

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木としては長寿で巨木になり、街路樹として植えられているところが多い。木材としての価値も高く、カウンターや家具、建具などにも使われる。材質としては、油分を含み水はけがよく加工性に優れ、狂いが少ないので碁盤や将棋盤などにも適材といわれ、特にイチョウのまな板は高級品と言われている。

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イチョウの実は銀杏と呼ばれているが、これは「銀杏」(ぎんあん)が本来で、”ぎんなん”となまったものだといわれる。種子は熟すると半透明の鮮やかな緑色になり、ヒスイのような色をしている。あまかわを剥いて塩をつけて食べると美味しい。

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独特の苦味があり、茶碗蒸しや酒の肴としては美味しいたべものであるが、木になって熟してくると肉質化した外皮が異臭を放つ、この臭いがまた強烈なのである。だから銀杏は食べるのはいいのだが、食べるようにするにはいろいろな労力がかかっているのである。

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          たわわに実るイチョウの実

銀杏はまた、漆などのようにかぶれや皮膚炎を起こすこともある。イチョウの葉エキスはドイツなどでは医薬品として認証されており、イチョウ葉は日本からドイツやフランスに輸出されていると聞く。2010_11_13__3046_2

日本ではまだ医薬品としては認可されていないが、数々の臨床試験において、イチョウのさまざまな有効性が報告されている。昔から、茗荷を食べると物覚えが悪くなるといわれているが、イチョウは認知症の改善、記憶改善、脳機能障害の改善、末梢循環障害の改善などに効果があるといわれている。

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私は茗荷が好きなので、そのせいかどうかわからないが、最近顔は分かっているのに、その人の名前が出てこなくて困ることがある。そろそろ、イチョウ葉エキスが必要なのかも知れない。

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イチョウの木は色づいたときの美しさから、街路樹として植えられることが多い、東京の明治神宮外苑、八王子の甲州街道沿い、大阪の御堂筋の並木道は有名である。また、都道府県の木としては、東京、神奈川、大阪府が制定しているし、また東京大学、大阪大学、熊本大学が大学の木として制定している。

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この近くの八王子追分町から高尾駅入り口の甲州街道の両側には、4kmにわたって約770本のイチョウの木が植えられている。80年の歴史があり30万人の人出でにぎわう八王子いちょう祭りは、今週の土曜、日曜(20,21日)にあり各種の催し物が行われる予定である。

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雌雄の株できれいな街並みを見せてくれるイチョウの木は、種子になっても人の役にたち、落葉した黄色の葉もそれなりにきれいな光景を見せてくれる。我々もイチョウのような人生をおくりたいものである。

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