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2011年1月

トラツグミ三昧  いつもの公園

今年はトラツグミが多いと言われているが、まだ出あったことがなかった。いつもの公園を歩いてみるが違うコースを歩こうと逆回りで山道を登る。

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枯れ葉の落ちた雑木林の階段を上ると東屋があり、そこを下ると右手が傾斜のついた芝生で急に開ける。すると芝生の中で一羽の鳥が盛んに地面をほじくって虫をとっている姿が目に入る。

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                     トラツグミ

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良く見るとツグミのようだが、いつものツグミではなく虎のような模様・・・”トラツグミ”ではないか。夢中で捕食中なので近づいても草の中に頭を突っ込んでいるが、時折あたりを警戒するように頭をあげてきょろきょろする。

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トラツグミは、全身にある黒い横斑を虎斑に見立て、「虎斑のあるツグミ」からトラツグミの名前がある。

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全長は29.5cm、特徴としては雌雄同色、全身褐色がかった黄色と黒色と白色のうろこ模様で、各地の低山帯の山林に周年生息して繁殖している。

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良く茂った広葉樹林などに生息し。日本のツグミ類の中では最も大きく太っている。地面を歩きながらミミズなどをほじくって食べる。

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つぼみが膨らみ始め、一部開花を始めた梅の畑を見ながら公園の坂道を上っていくと畑があり、住宅などもみえる。その畑の中にも同じくトラツグミの姿が見える。

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どうもこの近くには二羽のトラツグミがいるようである。鳴き声は低い声で「ヒー、ヒョー」と夜間や夜明け前に口笛のような声で鳴くといわれているが、まだ聞いたことはない。聞いてはいるのだけれどトラツグミの鳴き声として聞いていないのかも知れない。

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初めて聞く人には薄気味悪く、不気味でもあり、悲しげでさびしく聞こえるといわれ、昔、古語にある「ぬえ」と呼ばれた怪物の鳴き声の正体は実はこのトラツグミであるといわれている。

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今年はその鳴き声を聞く機会があるかも知れない、楽しみというか好奇心、怖いもの見たさのような感じである。ただ、この姿を見ていると怪物の鳴き声というのはかわいそうな気がする。

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虎にかかわる言葉は多い。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」「虎の尾を踏む」「虎の威を借る狐」[前門の虎、後門の狼」「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」「虎は千里往って、千里還る」などである。

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         ツグミとトラツグミのニアミス

二十世紀の日本は「トラ・トラ・トラ」で不幸な戦争に突入してしまった。先人の残した言葉の意味をかみしめて行動したいものである。

マヒワ、ビンズイ、シジュウカラ 寒中の水浴び

正月のマスコミ報道見ていると、各地で元気な男衆がふんどし一つで海に入ったり、滝に打たれたり、川での水かけっこなど寒中の水浴シーンをみることが多い。

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新年の願掛けや五穀豊穣を願ってとか、体を清めて一年間を健康に過ごせるように、仕事がうまくいくようにとかの行事のようである。過酷な条件の下での精神の鍛錬である。

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          シジュウカラ

鳥たちも寒中でも水浴びをする。これは人間の冬の水浴びとは趣旨が違う、鳥たちはきれいずきなのである。体をきれいにするには水浴びもあるが、砂浴びなどをしている姿もよく見ることができる。

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         ビンズイ

車の窓が氷つき、霜柱が立っているような季節でも浅い水場があればどこでも水浴びをする。これは体に虫がつかないように、常にきれいにしている鳥たちの習性なのである。

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何回かの水浴びを繰り返した後は、必ず近くの木の枝に止まって体をブルブルと震わせて水を払ってから、丁寧に嘴で羽づくろいをはじめる。これが結構時間をかけて行われる。

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水浴びをする水場には数種類の鳥たちが同時に集まることが多い。一日に必ず一回は水浴びをするので、ここでじっと一日待つことも鳥たちとの出会いのチャンスの場でもある。

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          マヒワ

寒い日でもきちんと水浴びをしているので、いつもきれいな姿を我々の前に見せてくれるのだろうと思う。とにかく道路の水たまりでも、体が沈まないければどこでも水浴びをする。本当に鳥たちはきれい好きなのだ。

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シジュウカラが来たと思ったら、続けてビンズイ、マヒワが集まってきた。ビンズイとシジュウカラは同じ浴槽でお互いに体を震わせている。シジュウカラの勢いにビンズイが遠慮しているように見える。

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水は、生物が生きていくためにはなくてはならないものである。人間にとっても重要な資源であり、最近は健康のために体に良い水がある、私も年に何回か車で出かけたときにポリタンクで持ち帰り、毎日飲んでいるがお陰さまで内臓は快調である。

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世界百数十カ国あるうちで、水道水をそのまま飲める国はたった11カ国だといわれている。日本に生まれ、生活できることに感謝しながら水割りを楽しみ、鳥インフルエンザの早期解決を望むものである。

梅祭り前の静けさ  百草園を歩くⅡ

2月に入ると「梅まつり」が始まる百草園。12月から咲き始める”八重寒紅”から3月に楽しめる遅咲きの”淋子梅”まで、ここには約80種800本の紅梅、白梅があるという。

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梅まつりは2月から3月に行われ、樹齢300年といわれる”寿昌梅”と茅葺屋根の織りなす風景は訪れる人々を和ませてくれる。

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蝋梅とスイセン、寒咲きアヤメ、早咲きの梅がひっそりと咲いている百草園を歩いてみる。庭園の真ん中にある松連庵(しょうれんあん)がより一層情緒を醸しだしてくれる。

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松連庵は天平の昔に栄えたという松連寺の跡に佇んでいる。周りを梅の老木で囲まれた自然の中に優しく溶け込む茅葺屋根、懐かしい日本の風景がそこにはある。

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               松連庵と梅

入り口には、"蓬そば"ののれんがかかり早咲きの紅梅が枝をたれ、思わずのれんをくぐってしまう。シンプルなメニューにそばは二種類しかない、山菜そばを注文、座敷に上がる。

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         松連庵 濡れ縁から

部屋は誰もいなく貸切状態、ゆっくりと防寒着を脱ぎストーブで暖められた畳の上で大の字になって腰を伸ばし背伸びをする。雪見障子から見る庭園はちらほら見える散策者だけで静寂そのものである。

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やがて、温かいそばが運ばれ薬味と少々の唐辛子をかけて割り箸でそばをすする。蓬と山菜のつるつる感が口に合う。外が寒いだけに温かいそばはいちだんと美味しく感じる。やはり、そばは雰囲気も味のうちであると思う。

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外に出て池の周りを歩くと、ここにも蝋梅の香りとスイセンの群生がきれいである。山道の散策路を登ると新宿方面が一望できる展望台がある。大きなシダジイの木の下にベンチとイスがありゆっくりと眺めることができる。

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          蝋梅

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          雪見障子越しの静寂

良く見ると、眼下に見える藁葺きの向こうに遠くかすんで見えるのは、今話題の東京スカイツリー、新宿の高層ビル群、都庁の建物の左のほうに500mになった東京スカイツリーが見える。

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         新宿高層ビルと東京スカイツリー

昭和33年に完成した東京タワーは333m、当時の世界一のタワーはフランスのエッフェル塔で320mとか、今度の東京スカイツリーは634mで完成すると世界一になる。当時は日の出の勢いの日本、どうせ作るなら世界一のタワーをと元気であった。今の元気印は中国、世界一のタワーができる頃には日本ももう少し元気になっていて欲しいと思いながら、梅まつり前の静かな百草園を楽しんだ。

寒に咲く花  百草園を歩く

川崎街道を京王百草園の駅を過ぎてすぐのところを左に曲がり、坂道を上ると百草園の入り口に着く。

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        百草園入り口 

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         蝋梅

廃車にしようと思っていたMTBを引きだして、青い空に誘われて多摩川土手から浅川、根川とサイクリングをしながら百草園を目指した。

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                園内石段

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百草園への上り坂は急坂である。十段変速でも上りきれないので坂の両側に立ち並ぶ住宅やマンションを見ながらMTBを降りて押しながら登る。この辺の居住者は毎日この坂道を上り下りするのかと思うと頭が下がる。足腰の鍛錬にはなるが。

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百草園の入り口にMTBを停めて、入場料を払って五十段はあるだろう石段を登ると松連庵に着く。入り口のおじさんは坂道ご苦労様といってくれるが、息が切れるほどの坂道である。

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          蝋梅  甘い香りがなんともいえない

途中では、若いカップルが手すりに腰をかけて休みながら登ってくるほどである。現在でも豊かな自然を残す多摩丘陵であるが、江戸時代から継承されて造られた庭園がこの百草園であるという。この高いところに池があるので水はどうしているのだろうと心配してしまう。

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          八重寒紅

石段を少し登ったところを左に曲がると、咲き始めやまだ堅いつぼみの白梅、紅梅の老木の先に、日の光を受けて黄色が鮮やかな蝋梅が満開である。蝋のような花びらから蝋梅といわれているが、いい香りを回りに漂わせている。

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蝋梅にもいろいろ種類があるようで、花びらの形が違う。ゆっくりと香りを楽しみながら庭園を歩くと、まだつぼみの梅の木の下の斜面にスイセンの花がこれまた満開である。

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               日本スイセン

ナイフのようにすっと伸びた青い葉の先に、うす黄色の可憐な花をたくさんつけている。これもちょうど見ごろである。寒さにも負けず清々しい芳香と共にいっせいに花開いている。

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さらに石段を登ると、松連庵の前に出る。梅はまだ早いが裏の展望台への上り口にアヤメの花が咲いている、寒咲きアヤメである。これもまた寒さに負けずきれいな青い花を開いている。

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               寒咲きアヤメ

松連庵から多摩川方面を望む高台に早咲きの”八重寒紅”が、赤とピンクの花びらを青い空をバックに枝いっぱいに開いている。ちょうど見ごろであるが管理のおじさんは例年より早いとのことである。

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        八重寒紅

冬型の気圧配置が続く日本列島では、日本海側は大雪で連日冬将軍が寒波を呼んでいるが、太平洋側はからからの晴天続き、先日久しぶりに雨がありよいお湿りになったようである。寒い、寒いといっても寒さにまけない花たちは、もうすぐ来るだろう春を感じさせてくれている。

ヒレンジャク  ムクドリと一緒に柿を

ムクドリとヒヨドリの集団が行ったり来たりで柿の実を食べている中にちょっと違う鳥がいる。良く見るとヒレンジャクではないか。

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          ヒレンジャク

普通は群れで行動する鳥であるが、たった一羽で柿の実をついばんでいる。スズメ目レンジャク科に分類される鳥で日本では冬鳥である。レンジャクの由来は連雀と書き、群れで行動するところから来ている。

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体長は約18cm,翼開帳は約29cmでオスとメスはほぼ同色、全体的に赤紫がかった淡褐色であるが、頭や羽などに特徴的である。顔はちょと見ると「デーモン閣下」に似ているというか、彼がヒレンジャクをまねたのかは定かではない。

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顔はやや赤褐色みを帯び、尖った冠羽、冠羽の縁までいたる黒い過眼線や黒い喉などが特徴である。

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高いところに止まっているので下部からしか見えないが、きれいなのは背中から尾羽にかけてである。今日は残念ながら腹部からしか眺めることができなかった。

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ここはヒヨドリの縄張りなのか、よそ者が来ると追い出そうとする。いっせいに飛び去るとしばらくするとまたやってくる。いっせいに飛び出すときは必ず、犬を連れた散歩の人が近づいてくるときである。

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         ヒヨドリ

ヒレンジャクが仲間を連れてきてくれることを期待しながら待ってみたが、なかなか来てくれないので引き上げることにした。

ムクドリ  昔益鳥今害鳥

公園の雑木林の中に一本の柿の木がある、周りの木々はすっかり落葉して常緑樹だけが緑の葉を残す中に、真っ赤に熟した柿の実がたくさん残っている。

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この辺でも雪が降ると、鳥たちの餌になり、多分一日でなくなってしまうだろう柿の実がまだたくさん残っている。そこに集まっているのがムクドリの大群とヒヨドリたち。鳴き声もうるさいが食べ方も行儀作法が悪い。

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ムクドリは日本全国に分布する留鳥で低地の平野や低山地にかけて広く生息し、都市部などでも群れを作って街路樹などにねぐらを造っている。

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特徴は、全長24cmほどで、スズメとハトの中間ほどの大きさである。尾羽を加えるとヒヨドリより一回り小さい大きさで、翼と胸、首は茶褐色で、首から頭にかけてと腰に白い部分が混じり、肢と嘴は黄色い。

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生態としては雑食性で、植物の種子や果物、虫の幼虫などを好んで食べる。地面に降りて歩いて虫などを探すこともあれば、木の枝に留まって柿などの熟した実をついばむ。椋の木の実を好んで食べるため「椋鳥」と呼ばれるようになったと言われている。

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鳴き声は「ギャーギャー」とうるさく、都市部などでも群れを成して生活するため、その鳴き声を騒音だと感じる人もいて、転じてムクドリは街に出てきた田舎者を指す言葉にもなったことがある。

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ムクドリが益鳥だった頃は、農作物に害を及ぼす虫を食べることからである。平均的なムクドリの家族は親2羽、雛6羽として1年間に捕食する虫の数は1百万匹以上といわれ、当時害虫を1匹駆除するのに1円かかったらしいので、ムクドリ1家族で年間に1百万円以上の利益をもたらす「農林鳥」と言われたゆえんである。

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その後、なぜ益鳥が害鳥になってしまったかを見てみると、都市に適応して大量に増殖すると、鳴き声による騒音や糞害などが問題になったり、果物を好んで食べるため果樹園に被害を与えるとして駆除されることにもなってきたからである。

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時代の変化と共に生物たちも善鳥だったり、悪鳥になったりする。通常国会が始まったが政権政党であった自民党が、ただ反対のかつての野党と同じになってしまっては日本の成長はなくなる。鳥の世界の害鳥にならないよう権利を行使して欲しいものである。

ヤマガラ  学習能力の高い鳥

いつもの公園にはヤマガラが多い。朝が早いせいかすぐ近くまで来ては夢中になって捕食をする。傍若無人の姿である。

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ヤマガラは全長13~15cm、スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属に分類される。頭部は黒い羽毛で被われ、額から頬、後頭部にかけて明色斑があり、下嘴基部から胸部にかけて黒い帯模様が入り、腹部と背の一部はオレンジ色が目立つ。

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嘴の色彩は黒く、後肢の色彩は青みがかった灰色で和名は山に生息することからヤマガラ(山雀)と呼ばれる。標高1500m以下にある常緑広葉樹林や落葉紅葉樹林の山地から平地にかけて生息する。

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食性は雑食で、昆虫、クモ、果実などを食べる。主に樹上で採食し夏季は主に動物質を、冬には主に果実を食べる。堅い果実は後ろ肢ではさみ、嘴でこじあけて中身を食べる。

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雑木林を歩いていると樹上でコツコツと音をたてているのはたいていヤマガラが木の実をたべているときである。林の中で木をたたいているような音を出すのはコゲラかヤマガラのどちらかである事が多い。

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公園の木でできたベンチに坐っていると、周りの木々にはヤマガラの集団が朝食ちゅうである。地面に降りて落ち葉の間をつついているもの、苔の生した木の皮をはいでいるもの、それぞれ千差万別である。

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ヤマガラは昔から飼育され、学習能力が高い鳥として芸を覚えさせ披露されていた。今では話として伝えられているが、江戸時代にはおみくじを引かせる芸が多く、神社などでは日本の各地で見られたという。

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今では、鳥獣保護法制定により捕獲の禁止になっているので、おみくじを引くヤマガラの芸は見ることができないのは残念である。今年の新年のおみくじはあまり良くなかったがこれ以上悪くはならないだろうと解釈した。ヤマガラがおみくじを引いてくれたら前途は明るかったかも知れない。

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ヤマガラだけでなく鳥類は学習能力が高いものが多い。最近ではその能力を評価され始めたカラス、人間を襲うカラスは弱いもの強いものを見分けて襲撃することができるといわれる。カラスも雑食なので雑食の生物は頭がいいのかも知れない。

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雑食の人間も鳥類に負けないように学習能力をフルに発揮して、成長する日本を築きあげたいものである。自民党が20年間変えられなかった日本、「変える、変わる」というスローガンで政権を握った民主党に、安心して暮らせる日本を作るべく学習能力を発揮して欲しいと最後の期待をするものである。

さかなと鬼太郎の町 境港市を歩く

境港、今ではすっかり妖怪達の故郷として有名になってしまった港町である。妖怪漫画のパイオニア「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげる先生の出身地としてさらに有名になってしまった。

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         ネズミ男

境港駅前から、水木しげる記念館までの約800mは、通称「水木しげるロード」と呼ばれ、沿道には妖怪のオブジェが大小133体並んでいる。

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          目玉おやじと水木しげる神社

「水木しげる記念館」は、漫画家にして、妖怪研究家、冒険旅行家でもある水木しげる氏の81才の誕生日にあたる2003年3月8日にオープンしたといわれている。

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               こなきじじい

とにかくこのロード沿いはすべて妖怪に関連したものになっている。鬼太郎ファミリーをかたどったパンや、人形焼のような「絵画(でこ)まんじゅう」、「妖怪汁」、妖怪新聞で包まれた「妖怪饅頭」などの食べ物や雑貨、小物がそろっている。

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商店街もすべて鬼太郎ファミリーで飾られている食べ物やさんが38軒も軒を並べている。折からの日本海側の大雪で水木ロードは雪国の風景で足元要注意、そのせいか町を歩いている人は少ない。

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                水木ロード

かなりの重たい大雪だったのだろうと思われる、海岸沿いの防風林の松の木が幹から折れているのがたくさん見られる。普通は枝が雪の重みで折れることは多いが、ここでは幹の途中から折れてしまっている。

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               豆腐小僧

港に繋いであった船が沈んでしまったというニュースを聞いてまさかと思っていたが、これでは船は沈んでしまうと改めて思った。

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         水木先生と妖怪たち

境港市は鳥取県のはずれ、大砂州である弓ヶ浜半島の北端に位置し、三方を中海と日本海これらを繋ぐ境水道とに囲まれている。島根県松江市と接する砂州上にある土地で平均海抜2mと平坦な地形である。

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市の木は黒松で海岸の防風林は黒松林が続く。近くの宍道湖はサンセットがきれいなところで有名であるが、弓ヶ浜半島から見る大山もみごとだといわれている。

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とにかくどこに行っても鬼太郎、鬼太郎、妖怪である。境港市と米子市を結んでいるJR境線は2000年8月に登場した「鬼太郎列車」から、「新・鬼太郎列車」「ねずみ男列車」「ねこ娘列車」などが運転されている。

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あいにくその列車に乗ることはできなかったが、駅の名前も妖怪の名前で愛称がつけられている。ちなみに、米子駅は「ねずみ男駅」だとか、境港駅は「鬼太郎駅」で米子空港駅まで乗ることにした。

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米子空港もこれまた、「米子鬼太郎空港」で妖怪グッズのオンパレードである。飛行機も一日数便しかないので、それまでの時間を「米子重ねそば」と米子のお酒で妖怪の住む雪景色を楽しむことにした。

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                やまわろ

港町だけあって魚料理は新鮮でうまい、ノドグロ、タラバガニなどなど、この次はゆっくりと酒と魚を楽しむために訪れてみたいところである。

ルリビタキ   いつもの公園

今年もいつもの公園でルリビタキに出会った。相変わらず寒い早朝に日の出を待つように出かける。小寒から大寒にかけて一番寒い時期といわれているが、今年は正にその通りである。暖冬に慣れてきた体には応えるが、これが冬の気候なのだろうと改めて思う。

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雑木林の中の落ち葉が重なる坂を上ると、手すりの欄干の上にとまり、近くを飛び歩いては戻ってくるルリビタキのオスに出会ったがこの鳥の足には足環がつけられている。

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         ルリビタキ ♂

多分、霞網か何かで捕獲され足環をつけられて放鳥されたと思うが、その瞬間は必死のおもいであっただろうと推測する。鳥類の研究のためではあるが可愛そうな気がする。

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ルリビタキはスズメ目ツグミ科に分類され、全長は14cm,体側面はオレンジ色で尾羽の羽毛は青い。オスの成鳥は頭部から上面にかけての青い羽毛で覆われ、幼鳥やメスの成長は上面の羽毛は緑褐色。オスの幼鳥はメスの成鳥に比べて翼が青みがかり体側面や尾羽の色味が強い。きれいな色になるには3~4年ぐらいかかるといわれている。

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         ルリビタキ ♀

生態は森林に生息するが群れは形成せず、単独で生活するが縄張りを作り同じところを移動している、食性は雑食で昆虫類、節足動物、果物などを食べ、地表や樹上を移動しながら獲物を捕食する。

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夏には山にはいり、冬になると里に下りてくる。ルリビタキもやはりオスのほうがきれいな青い鳥であるが、メスも地味な色はしているが可愛い目つきをしている。

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尾羽を上下に振りながら、「クックックッ」と鳴きながら小枝でポーズをとっていることが多い。あまり頻繁に動かないので、被写体としてはカワセミなどと同様にカメラに収まり易い鳥である。

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あの暑い夏があり、熱射病で記録的な死者が続発、短い秋で本格的な冬、連日の北国の大雪のニュース、地球の反対側では豪州の豪雨のニュースが伝えられる昨今、神様が自然破壊を進める人間に警鐘を送っているのだろうかと思われる。

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環境保護、地球温暖化問題、資源・エネルギー・廃棄物問題など自然環境を守るエコ活動に積極的に取り組んでいかなければならないが先進国と新興国の間ではかなりの温度差があり足並みがそろわない。地球も人間も笑顔になれるエコ活動を追求していきたいものである。

見事な復興  16年後の神戸

それは、16年前1995年1月17日午前5時46分52秒に起こった。阪神・淡路大震災である。私が朝起きてトイレに入っている最中に東京でも大きく揺れた。あわてて飛び出してニュースを見ると神戸方面であるという。

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                                   神戸ポートタワー

時間が立つにつれ被害が大きく報道されるようになり、さらに拡大していった。死者、6434名、行方不明者3名、負傷者43、792名という大惨事になってしまった。

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         六甲山方面

2011年新しい年になって神戸を訪れる機会があったので、神戸ポートタワーにのぼってみた。1963年にたてられた高さ108mの展望タワーで世界初のパイプ構造の建造物だといわれている。

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         長田地区方面

展望台からは阪神地域と淡路島方面が一望できる。回転式のラウンジがありそこに坐っているとゆっくりと回転するので神戸の町、六甲山から港町までが360度のパノラマで見ることができる。

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           淡路島方面

ここから見る限りは、あの大震災の面影は跡形もなくきれいに見事に復興している。都市型震災としては東南海地震以来であり、道路・鉄道・電気・水道・ガス・電話などのライフラインは寸断されて広範囲において機能しなくなり、都市型災害では多くの教訓を残した震災であった。

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          淡路島方面

建造物でも阪神高速道路神戸線の倒壊、山陽新幹線の橋脚の倒壊と手抜き工事の痕跡などが見つかった。崩落した高速道路とかろうじて残った部分に取り残された高速バスの写真は今でも印象深く残っている。

さらに、超高層ビルの耐震性の証明と建築基準法の厳しくなった1982年以降の建物は被害も少なく、安全性が確認されたが、死者の80%が犠牲になったといわれる木造家屋の被害が問題視された。

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          神戸ポートアイランド方面

一方では、復興支援活動においてはマスメディアなどの協力で日本にチャリティーオークションが広く知られるようになり、また、ボランティア活動の重要度に対する一般の認識が高まり日本における「ボランティア元年」とも言われるようになった。

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          神戸港方面

今ここで眺める光景は、あの阿鼻叫喚のような風景はどこにも感じられない、整然としたきれいな街並みに戻っている。人間の力はすごいものだと思う。一人の力はたいしたことはないがみんなの力を合わせれば何でも出来る、街並みや景観は戻っても人間の心に残った震災の復興にはまだ時間がかかる部分もあるのだろう、見えない復興作業中の人々に心の中で声援を送りながら、ポートタワーを後にした。

白い時計台  大雪の街札幌

今年の寒気団は容赦なく日本列島を攻めてくる。年末から新年にかけて冬将軍が日本海側に大雪をもたらしている。暖冬が続いていた昨今では冬らしい冬を感じさせてくれるのでいいのだが、雪が降って喜ぶのは子供と犬ぐらいだろうか。

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            山陰上空

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でも最近の犬は外にいないので、犬もコタツで丸くなって惰眠をむさぼっているのか、それにしても良く雪が降る正月である。新年の挨拶周りで日本列島を駆け足で回ってきた。

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           秋田上空

福岡でも雪の降りしきる中を歩き、九州の山々が白くなっているのは久しぶりの光景であった。午後の飛行機で福岡から札幌に向かった。日本列島を攻める寒気団の雲の上を一路新千歳空港へと向かう。

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           下北半島上空の日の入り

機上から眺める雲間の日本列島は一面雪化粧、北に向かうにしたがって雲は厚くなるような気がする。西に沈む太陽の光が雲を照らし、機体が高度を下げ一気に真っ暗な雲の中へ入ると北海道の街の光が星のように光って見えてくる。

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                   すすき野の雪

外気が冷えているせいか、街の光がきれいに見える、雪の道路をはしる車のヘッドライトがゆっくりと動いて周りの雪を照らし出している。凍てつく滑走路に機体が静かに降り、スポットはバスでの出迎え、タラップを降りると顔に当たる冷たい風は福岡のそれとはぜんぜん違う。一気に眠気が覚めてしまう。

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雪で遅れ気味の電車で札幌のホテルへと向かう。雪煙をあげてはしる電車は車体全体が雪まみれになって、いかにも雪国で仕事をしているんだといわんばかりである。

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                  札幌TV塔

大通り公園では、早くも自衛隊による雪祭りの準備が始まっている。札幌の街も連日の雪で、4車線道路が2車線になっており、スピードは出せないので車の渋滞が続く。札幌の人たちも例年にない大雪だと嘆いているが雪祭りの雪は市内に充分あるように感じる。ここ数日は最低気温が-9.4度、最高気温が-4.6度だという。

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                  時計台正面

外は寒いが建物の中は暖房が効いて暖かいのでホテルなどは快適である。朝も7時を過ぎると雪が降っていてもかなり明るくなるので、雪の降る中を時計台まで歩いてみることにする。

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昨夜からの雪がさらに積もり一面真っ白である。道路わきにおいてある自転車なども雪に埋もれている。雪の降る中での時計台はビルの谷間に静かに立っているので分かりにくいが、屋根に雪を載せ、大きなツララを下げた時計台が見えてきた。

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           雪に埋もれる自転車

この時計台は、札幌農学校(現在の北海道大学)の演武場として明冶11年に建設されたものである。それ以来、約130年以上に渡り時を刻み続けている。国の重要指定文化財になっている。

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                 つらら

いつも外から見るだけなので、今度来るときはじっくりと時計台の中を見てみたいと思う。大正時代に北原白秋がアカシアとこの時計台を見て「この道を」作詞したといわれ、また、時計台を全国的に有名にしたのは、高階哲夫作詞作曲の「時計台の鐘」だと言われている。

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                 雪の時計台

この時計台は、今でも正確に動き札幌市民に時を告げているのだという、それには時計を保守管理する人が居て、今まででも地震と雪害以外では止まったことがないらしい。凍てつく札幌の街で静かに時を刻む時計台の歴史とそれを守り伝える人たちの苦労を知る異国での早朝散歩であった。

いかる三昧  集団飛来

いつもの公園にいかるが集団で来ている。丘の上の大きなシダジイの木をねぐらとしているようである。日が昇ると近くのカエデの実を食べて、昼ごろになると公園の南へ移動する。

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水場で水浴をしてまた夕方に戻ってくる生活のリズムを繰り返している。タイミングよく現地につくと集団が飛んできた。やはり食事中は無防備、いくらカメラを向けてもお構いなしで餌をついばんでいる。

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鳴き方は「キーコーキー」とはっきりした声でなくが、黄色の大きなくちばしで嘴を汚しながら採餌に一生懸命である。好むのは、エノキ、ムク、ハゼ、エゴノキなどのかたい実を割って食べる。

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豆を与えるとクルクルまわしながら食べることから、「豆まわし」と呼ばれていたとか。それにしても地面に降りたり、枝を巧みに飛び、逆さになったりして木の実を食べ続けている。

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嘴の周りを汚している姿は、人間の子供たちとなんら変わらない無邪気な姿に見える。この近辺の木の実を食べつくすまではこういう光景をみることができるのだろうか。天気も良く絶好の鳥見日和である。

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朝の公園は鳥見の人も多いが、何といっても多いのは犬の散歩、最近は犬を連れている人がカメラも持っている人が多くなった。後は太極拳をやる人、フルートを奏でるなどである。

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長い間滞在したいかるが一斉に飛び立ったと思ったら、やはり大きな犬を連れた人が近づいてきた。最近は犬による仲間が増えているのか数人でのグループが目立つようになってきた。

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「げっぷ」が出るほどいかるを撮った後なので良かったが、犬のせいで鳥が逃げたりするとむしょうに腹が立つことがある。特に貴重な野鳥などの場合はそうであるが、人間の小ささか。

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鳥の朝食を長い間みていたが、自分の朝飯はまだなのでそろそろ引き上げることにする。狙った鳥とタイミングよく遭遇することがこの上ない喜びである。今年も未知の野鳥との遭遇を期待しながら、鳥見を続けようと思う。

今朝の鳥たち 寒い朝

冬らしい冷え込みの毎日、手袋に防寒具、フル装備でまだ暗い外に出てみる。山道に落ちている枯れ葉も霜が降り白く凍えている。落ち葉を踏みしめる足音がサクサクと静寂の中に残る。

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           アオジ

吐く息は白く、上り始めた太陽の光に白く輝く。ほほに当たる冷たい空気が緊張感を与えてくれて心地よい。そろそろ小鳥たちの鳴き声が聞こえてくる山道を、木々の間を鳥の声をさがしながら歩く。

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            ガビチョウ

朝日の逆光に眩しさを感じながら、鳥の姿を見つけるのは簡単だが黒い影になって種別の判断が難しい。ちょうど日の光を背に受けてくれるとはっきりと見えるので助かる。

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            ツグミ

明暗の大きい朝の雑木林は、やがてにぎやかな野鳥たちの朝食の場となる。霜で白くなった落ち葉も、上る日に溶けて水滴がきらきらとしてくる。

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           アオゲラ ♀

枯れ葉をこそこそと動かしているのはアオジ、木の枝を飛び交ってコツコツと木をたたいているのはアオゲラである。アカゲラの姿もみえたがカメラには収まってくれなかった。

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           アオゲラ

枯れた木の実を一生懸命食べているのはガビチョウが三羽、その上に横から照らす朝日に照らされて尾を振っているのはジョウビタキのメス。

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           ジョウビタキ ♀

枝に止まって尾を振っているかと思うとさっと山の斜面に降りて餌さがし、嘴で枯れ葉をどけながら葉の下にもぐったように夢中である。

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            コゲラ

私も、そろそろおなかがすいてきたので帰路につくことにするが、この公園に植えられている梅の花が少しずつ開き始めている。少し早目の蝋梅は、すでに満開にちかい開花でいい香りを放っている。この寒さが過ぎると、そろそろ花の季節が始まる、これもまた楽しみである。

ホシゴイ  久々の公園で

しばらく来てなかった公園に足をのばしてみることにした。最近は鳥の餌になる木の実や草の実が少なくなってきているような気がする。それが原因で鳥たちの行動も変ってきているのか。

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聞くところによると、最近は猛禽類の繁殖力が強く小さな野鳥たちが少なくなっているとも言われている。気候の変化、鳥獣保護法などにより自然の生態系がくずれ始めているのかも知れない。

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この公園も久々に来て見たが、いつもの鳥たちはいつものようにいるが、公園も整備され池の水量も豊富である。ただ、公園が整備されると歩きやすくなり犬を連れた散歩の人たちが多くなる。

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犬を連れた人が、鳥たちの水場などにも入ってくるようになるので個人的には困ることである。とかく、犬を連れている人はマナーはいいほうであるが、ままにではあるがそうでない人が居るのが残念である。

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池の周りを回って水車小屋のほうに行くと珍しい鳥がいるではないか、ゴイサギの幼鳥ホシゴイである。

成鳥は上面は緑黒色で光沢があり、後頭部に白くて細い飾り羽が2~3本ある。翼は灰色でその他は白色である。一方幼鳥は褐色で、淡い黄褐色の斑点が散在し、下面は汚白色に褐色の斑点が散在してしてるところからホシゴイといわれる。

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ゴイサギは夜行性のサギで、夜「クワー、クワー」と鳴くので、夜烏と呼ばれている。このホシゴイがゴイサギになるのかと思うとあまりにも外観が違うので想像できないが、良く見ると納得がいく。

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水車小屋の脇の水路で何かをねらっているようであるが、水辺の昆虫や魚類、カエル、ザリガニ、オタマジャクシなどを捕って食べる。ゆっくりと歩いているがかなり近づいても逃げないでいる。これも獲物をねらう集中力なのか、それとも陽だまりでの日光浴なのか。

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今日は、このほかにはジョウビタキ、アオジ、カワセミ、ツグミいつものヒヨドリぐらいで目新しいものには出会わなかった。次回に期待をして引き上げることにする。

メジロ  山茶花の蜜

木々の葉が落ちた風景の中に、緑の葉と赤やピンクと白のきれいな花を咲かせているのは山茶花である。その山茶花の花の蜜を求めて集まるのがメジロである。

山茶花は、秋の終わりから冬にかけての寒い時期に花を咲かせる。童謡の「たきび」の歌詞に出てくることでも良く知られている。漢字表記の山茶花は中国語でツバキ類一般をさす山茶に由来し、サザンカの名は山茶花の本来の読み方である「サンサカ」が訛ったものだといわれている。

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なお、ツバキ科の植物は熱帯から亜熱帯に自生しておりツバキ、サザンカ、チャは温帯に適応した珍しい種であり、日本は自生地としては北限である。ちなみにお茶は北緯36度線以南が産地といわれている。

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北風の吹く頃に咲く山茶花にとまり、チョコチョコと動いては花の蜜を吸っているのはメジロである。全長23cmで、スズメよりも小さめで緑がかった背と暗褐色の羽を持ち雌雄同色、目の周りの白い輪が特徴である。英名でも”White-eye”と呼ばれるほどである。

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メジロは甘い蜜を好み、また里山や市街地でも庭木や街路樹などの花を巡って生活しているため、昔から人々に親しまれている鳥である。今でも、みかんなどの果物を庭先につるしておくとメジロを呼ぶことができる。

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「目白押し」という言葉があるが、込み合っていること、物事が多くあることでメジロがお互いに押し合うように、ぴったりと枝に並ぶことから言われているらしいが、メジロのメジロ押しを私はまだ見たことがない。いつも忙しそうに動いているメジロしか見ていない。

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目白といえば私の通勤途中の駅であり、目白駅といえば学習院で有名であるが基本的には、五色不動からきているようである。五色不動とは、五行思想の五色(白・黒・赤・青・黄)の色にまつわる名称や伝説を持つ不動尊を指し示す総称といわれている。

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            在庫から雪とメジロ

東京の五色不動は、目黒不動、目白不動、目赤不動、目青不動、目黄不動の5種6箇所の不動尊の総称で江戸五色不動とも呼ばれている。

山手線の駅名にも目黒、目白、鶯谷、と鳥に関わるものがある。無理やり巣鴨も入れると4駅である29駅のうち4駅が鳥に関わる名前であるがメグロにはまだお目にかかったことがない。今年は、ぜひメグロにおあいしたいものである。

イカル いつもの公園で

昨日の夕方公園を歩いている同好の士に会った。最近は何か珍しい鳥が来ているのかと情報交換をするが、最近はあまり興味のある鳥は少ないようである。ただ、イカルが群れで入っているということであった。

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翌日、日の高いうちにイカルを見に行くことにした。公園を歩いていると同じようなカメラマンに良く会う。遭う人は決まっているのでその人は毎日来ているのだなと思う。私は毎日来るわけではないのでその度に遭うということは相手が毎日来ているのか、偶然おなじ日が重なっているのかのどちらかである。

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声をかけてみると、案の定毎日きているのだそうである。鳥に関してはそんなに詳しくはないがカメラを持って公園を歩きながらいろいろな光景を撮っているのだという。

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そんな話をしていると、上空に鳥の気配、イカルが数羽飛んできて紅葉の実 食べている。人間も同じだが食事中は無防備で、かなり近づいても逃げる気配はなく夢中で食べている。

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イカルは全長23cm、太く黄色のくちばしを持ち、額から頭頂、顔前部、風切羽の一部が光沢のある濃い紺色で体の上面と腹は灰褐色で下腹から下尾筒は白く雌雄同色である。

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イカルはスズメ目アトリ科で、木の実をくちばしでまわしたり転がしたりして木の実を好んで食べる。名前の由来は奈良県の斑鳩の里とも言われるが、鳴き声が「イカルコキー」と聞こえるからとも言われるが、定かではない。ただ、鳴き声ははっきりとした大きな声である。

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日本では北海道、本州、四国、九州の山林で繁殖するが北日本の固体は冬季は本州以南の暖地に移動する。主に樹上で生活するが、非繁殖期には地上で採食している姿も見かける。木の実や草の種子を採食するが、時には昆虫類も食べることがある。

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イカルが夢中で木の実を食べているところにシメが飛んできてイカルを追い出してしまった。同じような体型の鳥で同じ仲間なので仲が悪いのだろうか、それとも縄張り宣言なのか。羽の色と目の周りが違うが体型と習性は良く似ている。

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極東アジア人も祖先は同じで文化も共通点が多いが、最近の緊張感はこの極東アジアにある。海に囲まれた島国日本は陸で国境を持っている国とは違って、その辺の感覚は鈍いのではないだろうか。

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古代日本は中国、韓国に学ぶことが多かったが、近代の中国、韓国は日本に学んで大きく成長し、いまやその日本を追い越そうとしている。「沈まぬ太陽」のJALも沈みそうな日本、大きな成長目標と強いリーダーシップが望まれるところである。

初鳥見  オオタカ幼鳥で幸先よし

典型的な冬型の気圧配置で迎えた新年、日本海側は連日の大雪だが東京は晴天、風は冷たく正月に入って本当の冬の天気になった感じがする。

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           多摩川の夜明け

東京箱根駅伝での往路での東洋大学の箱根の山登りでの頑張りをみてつくづくすごいなと思う。あの坂道を走って登ると考えただけでも大変なのにごぼう抜きでトップに立つ、それも3年連続である。やればできるが継続はなかなか難しいもの、さわやかな新年の光景である。

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           チュウサギの飛翔

おせち料理と酒浸りの正月にけじめをつけようと早朝に多摩川に出てみる。少し雲の多い空ではあるが、東南の空から太陽が上りはじめた。

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           チュウサギ

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日が出てくると共に、低いそらの雲もだんだんと薄れて高い雲になってきた。川原にはサギの群れと、カワウの群れが一緒になって食事中である。

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           カワウ

そこに、上空から数羽のユリカモメが着水する、小魚が多いのか忙しそうに飛んだり、潜ったりで水面が波立ってにぎやかである。時折いっせいに飛び立ってはまた戻ってきて採餌に夢中である。

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           ユリカモメ

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冬の日は低く、太陽の光が当たるところは陽射しで暖かいが少しでも日陰に入ると、空気が冷たく寒い。川面を眺めていると突然猛禽の飛翔、オオタカの幼鳥かハイタカか中州の低木にとまった。

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           オオタカ幼鳥

ちょっと距離があるので判断は難しいがオオタカの幼鳥のようである。サギかゆりカモメをねらっているのかじっと鋭い眼差しを向けている。

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そんなことはお構いなしでサギたちは、集団でオオタカの目の前で捕食をしている。集団がばらけないので、しばらくするとオオタカも低空で飛翔して近くの木に移動してしまった。

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           オオタカの飛翔

初夢は「一冨士、二鷹、三なすび」といわれるように、夢ではないが雪を被る富士山、多摩川でのオオタカを見ることができたので幸運の兆しと解釈して新年に期待することにする。

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            すずなり(?)のスズメ

日がだんだんと上り、ようやく暖かくなってきたので近くを移動すると、モズやスズメ、ムクドリなどがいる。時折カワセミの鳴き声が聞こえるが通りすぎてしまい近くには止まってくれない。鳥たちの新年も穏やかに始まったようである。

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           モズ ♀

年号の末尾に1がつく年は、何か新しいことが始まる年だといわれる。2001年はイチローが大リーグデビュー、1991年はユニクロが社名変更、1981年は日本ソフトバンクが誕生、1971年は日本マクドナルドが三越銀座店に第一号店を出店したとか。

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個人も企業も今では隆盛を極めている。2011年はそういう意味で何が始まるのか大いに期待したいものである。リーマンショック以来縮小してきた経済が底を打ち日本の成長する姿を実感したい年にしたいものである。

初日の出  ウサギ年を迎えて

2011年の夜明け、真っ青な空に三日月と金星が光る。青い空が薄れていくと白々と明けてくる。低いところに雲があるが新しい年の夜明けには素晴らしい空である。

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                  三日月と金星

ゆっくりと赤くなる空は一点の太陽が見えると後は速い。大きな太陽がどんどんと輝きを増してくる。2011年の夜明けである。

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ちょうど、羽田方面からの日の出なので新年一番機であろうか飛行機雲が太陽の光を受けて光っている。6時51分が日の出の時刻である。

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            日の出と飛行機雲

今年も、グローバル化とITの年になりそうである。インターネットの新しいうねりが我々の生活に劇的な変化をもたらして来る。置いていかれないように頑張らなければならない。

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           初日に光るジェットストリーム

2011年はうさぎ年、こどものころは雪でうさぎを作り、庭先にある南天の赤い実で目を作り、その葉で耳を作ったものである。新年の日の出に向かい、うさぎのようにピョンとはねて飛躍をしたいと家内安全、商売繁盛を祈った。良い一年であってほしいものである。

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