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雪に咲く梅の花   雪中梅を楽しむ

各地で梅祭りが行われているこの時期に、梅の花を雪が隠してしまった。花見といえば桜の花を見ることが代名詞のようになってしまっているが、奈良時代以前は「花」といえば梅の花が花見の対象であったといわれている。梅が主役の時代があったのである。

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           雪と蝋梅

二月から三月にかけて各地で梅祭りが行われるが、確かに梅見に行ったときに雪にあうことはある。但し今回のように枝に積もるほどではなく、梅林にちらちらと白いものが舞う程度である。

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梅の小枝に咲く小さな花びらが、上から被った雪を重そうにしながら、きれいなピンク色を見せている。いつもなら、メジロが花の蜜を吸いに忙しく動いているところだが、さすがに今日は、人の影も鳥たちの姿も見えない。

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梅の花に積もる雪の光景をみて真っ先に思い浮かぶのは、「雪中梅」という言葉である。雪中梅といえば新潟の酒で、越しの三梅の一つである。燗酒を片手に雪見酒を楽しみたいと思うのは私だけではないだろう。日本には雪見障子という粋な建具がある。コタツに当たりながら障子越しに見る雪景色は、また違う雰囲気を味わわせてくれる。

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          雪と紅梅

越しの三梅というのは、「越しの寒梅」、「雪中梅」、「峰乃白梅」の三酒で、それぞれの特徴があり美味しい酒である。若かりし頃は、幻の銘酒といわれなかなか手に入らない酒であった。幻の酒などと言われると余計にほしくなってしまう性で、価格もプレミアムがついていて伝がないと手に入らず、なかなか飲む事ができなかった。最近では各地の美味しい地酒があるのでその影も薄れてきている。

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あの頃は、新潟出身の友達に頼み入手したものである。有名な「越しの寒梅」は、淡麗辛口で喉越しが良かった。また、「雪中梅」は、甘口でほのかな甘味と、切れのある後味でぬる燗がうまい。さらに、「峰乃白梅」は本格的な淡麗辛口でいわゆるコク、キレという感じである。酒は口に入れたときの辛口のピリッとした感触がなんともいえない。

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当時は、新潟の行き付けの飲み屋でこれらの利き酒をやってくれた。「すべての銘柄を当てたらサービスしてくれるか」と、おやじと掛け合ってもなかなかイエスとは言わない。最初は味の違いが分かるが、利き酒グラスの杯を重ねるにつれて味も記憶も遠くなってしまうが、今でもその頃の記憶は残っている。また、機会を見つけて「越しの三梅」を訪ねてみたいと思う。

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雪の中で梅の花を見ながら、古き昔のことを思い浮かべ、足元の悪い坂道を注意しながら歩く。それにしてもよく降ったものである。すべてを真っ白に覆い隠してしまう雪、考えてみれば不思議なものであるし、また情緒のあるものである。東京で楽しめることはなかなかないことなので、今日はゆっくりと、いのち短し雪景色を楽しもう。

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梅の全盛は奈良時代以前といわれているが、梅にちなんで考えると、梅の花を図案化して日本の家紋にした梅紋は、奈良時代に文様として用いられ始め、菅原道真が梅の花を好んだことにより天満宮の神紋として用いられたといわれている。この機会に学問の神様に拝礼して、「生涯勉強」を実践したいと思う。

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