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2011年4月

コムクドリ  多摩川での出あい

春の暖かさと晴れ上がった空にも関わらず、出遅れて昼ごろから多摩川土手をぶらぶらしてみた。相変わらずセッカの鳴き声はにぎやかで、遠くからでも聞こえてくる。

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           コムクドリ ♂

いつでも水の中や川を渡れるように長靴にはきかえて、土手の傾斜を下って河原を歩く。セグロセキレイやタヒバリ、スズメなどが川の流れを遊ぶように水面を飛んだり、ホバリングをしたりと遊んでいる。

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中洲を水辺に沿って菜の花の咲く河原を歩いて行くと、いきなり低空飛行のカラスとトビの姿。またまたカラスがトビにちょっかいをだしているようである。大栗川の合流点の崖にある大きな木の上にトビが営巣しているようで、カラスたちがうるさく飛び回っている。

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水の流れの少ない川の浅瀬を見つけて対岸に渡る。葦の枯れた河原をバキバキと音を立てながら踏み進んでいくと、いきなりキジのオスがバタバタと飛び出した。

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近くで鳴き声が聞こえたので、ひょっとしたら出あえるかもと思いながら歩いてきたが、こんな近くにいたとは知らずにカメラを構える暇もなく、飛び去ってしまった。

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「ケーン、ケーン」と鳴き声はするので、近づいて見るが姿は見えず、飛んでくるのはカラスのみ、たまにツグミが飛び出したり、カワセミが鳴きながら飛んでいる。多摩川の堰には、カワウ、アオサギ、カルガモ、コサギ、チュウサギ、ときおり顔を出すカイツブリなどである。

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ぐるっと河原を歩いて、枯れた葦の原の中に、緑の新しい草木が芽を出し始めたふんわりとした気持よさそうなところがあったので、腰をおろして仰向けになり、春の青空の下の新緑の鮮やかな木々を眺めていると珍しい鳥の姿が見える。

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良く見るとコムクドリではないか、ムクドリはどこにでもいて地面に降りて忙しそうに採食をしているが、コムクドリはムクドリと違ってあまり地面には降りない。

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ムクドリよりやや小さく、オスは頭が灰色で背中は紫褐色、翼と尾は光沢のある黒で、雌は全体に褐色っぽいがきれいさはやはりオスである。

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          コムクドリ

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          ムクドリ

周りでは、ムクドリの集団が地面に降りて採食をしているが、コムクドリは木の上を一人舞台のようにあちこちと動き回っている。今年初めてのコムクドリなのでゆっくりと観察させてもらいながら、他にも変わった夏鳥たちが来ていないかなと、期待を持ってしばらくの間楽しませてもらった。

セッカ三昧  多摩川の中洲で

日の出前の朝晩の空気の冷たさは、春とは言えまだ寒さを感じさせる。陽が出る前に多摩川の河原に着くと、風はその冷たさで頬をなでる。土手のグラウンドには少年野球の早朝練習組みが元気な声を出して走っている。

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          セッカ

多摩川の河原も緑が濃くなり、菜の花がポツリポツリと花を開きその黄色が緑の中にきれいに見える。東京の日の出も5時10分頃になってきたが、今朝は雲が多いのでなかなかお日様も顔を見せない。

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雲間から陽が出ると太陽の光に照らされて、菜の花の黄色がまぶしいほどに輝く。ちょうどその菜の花にセッカが降りてきてとまる。相変わらずのセッカどまりで、足を菜の花の茎に器用に広げている。

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空中を飛んでいるときは、「ヒッ、ヒッ、ヒッ、チャッ、チャッ、チャッ、チャッ」とにぎやかに鳴いているが、菜の花を目指して一気に降りてくると、花に止まっているときはおとなしくジッとしている。

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セッカは体長12.5~13.5cmほどで、スズメよりやや小さい。雌雄同色で、山地の草原、河原などで棲息し、昆虫やクモを食べる。繁殖期には上記のようににぎやかに鳴きながら、破線状に低空を飛び回る。

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          尾羽をあげたセッカ

河原をぐるりと見回すと、セッカが一番多く飛び回っている。川の流れの端には中サギが魚をねらってジッと待っている。上空にはカワウの群れが雁行陣で飛び、草むらをツグミが大きな鳴き声と共に移動している。

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対岸の枯れた葦原では早朝からキジの鳴き声が聞こえる。姿は見えないが声は近くで聞こえるので、顔を見せてくれないかと期待しながらセッカを追いかけている。

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近くに営巣しているチョウゲンボウも捕食に出てきた。距離があり、ねらってみたが良い被写体にはなってくれなかったのが残念である。他には、ヒバリ、タヒバリ、ハクセキレイ、チドリなどが川岸で捕食中である。

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多摩川の本流を外れた小さな水たまりにはカルガモ、コサギがいる。時々カワセミが飛んでくるが、今日はタイミングよくオスのカワセミが止まってくれた。菜の花に止まってくれれば良い構図になったのだが残念ながらそうはいかなかった。

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          カワセミ ♂

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久々の多摩川の河原も、周りに釣り人や散策の人が多くなってきたので、そろそろ引き上げることにして機材をまとめ、合流点をぐるっと回ってオオタカをチェックして帰途についた。セッカ三昧の早朝多摩川風景の満足感でした。

紅白の鳥  葉ざくらの公園を歩く

春らしくなり、夜明けも早く、朝起きると外を歩いてみたくなるような天気である。若葉も蕾から柔らかい産毛のような緑の葉を出し始めた。朝早くから、ウグイスは恋歌なのかさえずりをつづけている。

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           カイドウ

公園の入り口にカイドウの花がきれいなピンクの花を咲かせ、桜に変わって春の雰囲気を伝えてくれる。足元には、ツグミが一生懸命地面をほじくり返し、近づくと小走りに逃げる。しばらく追いかけっこで逃げていたが、やがて飛び去ってしまった。

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           カイドウ

山道を登り下りして、若芽の息吹を感じながら森の中を歩くと、さすがに春の陽気で汗ばんでくる。いつもアカハラがいる場所に行くと木の陰にそれらしき姿が見える。近づくと近くの木の枝に移りあたりを見回しているが、久しぶりのアカハラの姿である。

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          アカハラ

つづれ折の山道を登ると今度はシロハラが枯葉をつつきながら捕食中である。シロハラは近づいても逃げようとせず、じっとこちらを見ている感じである。鳥たちは自分の縄張りをしっかりと守りながら厳しい自然環境の中を生き抜いている。

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          シロハラ

今日は珍しくアカハラとシロハラを見ることができた。紅白の野鳥との出会いは何かいいことがありそうである。森の中では相変わらずウグイスの鳴き声は大きく聞こえてくる。

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           ウグイス

山の頂上付近をのんびりと歩いていると、近くの藪から一羽の野鳥が飛び出し反対側の藪の中へと姿を隠したので、しばらくじっと待って良くみるとアオジである。今日は歩く先々でいろいろな鳥が姿を見せてくれる。これもまた楽しみの一つである。

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          アオジ

アカハラはスズメ目ツグミ科で全鳥23.5~24cm。鳴き方は、「キョロン、キョロン、ツイー」と良く通る声で鳴く。今日はアカハラの鳴き声が普段より多く響いている、私はこの鳴き声は好きなさえずりの一つである。外観は、胸部から腹部側面にかけてオレンジ色の羽毛で覆われ、これが名前の由来になっている。

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           エナガ

野鳥のアカハラは観察していてもあまり問題ないが、もう一つの「アカハラ」がある。これはアカデミックハラスメントの「アカハラ」で、大学などの学内で、教授や教職員がその権力を濫用して学生や配下の教員に対して行う、数々の嫌がらせ行為であるという。

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「セクハラ」や「パワハラ」など権力の濫用での問題は、マスコミでもかなり取り上げられているが、ストレス発散のはけ口を間違えると取り返しがつかなくなる。昔はこういう問題はあまり表ざたにはならなかったと思うが、やはり社会の変化なのだろうか。

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アカハラやシロハラ、ツグミなどはそろそろ渡りの準備に入る時期になってきている。政治や経済は相変わらずであるが、自然の営みは着々と時を刻んでいる。野鳥を観察することや春の花を眺めることによって日常のストレス解消と明日への英気を養っていきたいと思う。

春の花   次から次へと咲く花たち

春たけなわ、桜が終わると次から次へと明るい春の花が咲き始め、我々の目を楽しませてくれる。着るものも薄着になり心が浮き浮きとして、部屋の中にいるのがもったいない気分になる。

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          ヤマザクラ

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                 オオイヌノフグリ

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          チューリップ

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          ヤマブキ

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          スイセン

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         ボケ

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                 ハナダイコン

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           レンギョウ

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これからのウオーキングは足腰の鍛錬も重要だが、目の保養、心の栄養にも大変良い季節になる。ストレスフリーを自負しているが、この季節に一日一万歩を継続して心身共にリフレッシュしたいものである。

スミレ    路傍に咲く花

桜もそろそろ葉桜になり始め、森の樹木も新しい芽吹きを向かえ、遠く見える里山の枯れ木がややパステル色に染まり始めてきた。この春先の木々の色がやわらかく優しさを感じさせてくれるので好きだ。

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           タチツボスミレ

きれいに咲いた桜の花が散り始め、散った花びらが道路の端に雪のように白くふきだまっている。ほんとうに「花の命は短くて・・・」 という感じである。散った木々の枝には早くも新緑の葉が生き生きと目立ってきている。

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公園の遊歩道を歩くと、足元の石段や木々の間の枯葉の中からスミレの花が顔を出している。小さな花ではあるがかわいい顔をしてきれいな紫色を見せてくれる。

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すみれの花を見ると思い出すのは、越路吹雪の「すみれの花咲く頃」 の歌である。子供のころに聞いた歌であるが、今になってもこの季節になってスミレの花を見ると思い出す。

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  「 ♪ 春すみれ咲き 春告げる 春ないゆえに 人はなれを待つ たのしくなやましき 

           春の夢 甘き恋 人の心酔わす そはなれ すみれ咲く春

   すみれの花咲く頃 初めて君を知りぬ 君を思い 

              日ごろ 夜ごと 悩みしあの日のころ

   すみれの花咲く頃 今も心ふるう 忘れな君 われらの恋 スミレの花咲く頃 ♪」 

スミレの花が咲く頃は、日本では新年度、新学期が始まるころであり新入社員や新入生が希望に夢を膨らませて新しい人生をスタートさせる時期である。

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その頃の新しい出会いや新たな恋などが生まれる情景が目に浮かぶ。野鳥たちの世界も同じで、スミレの花咲く頃になると恋をする鳥たちのさえずりがあちこちで聞こえるようになってくる。ちなみに、ウグイスやシジュウカラなど鳥たちは、さえずるのはオスだけである。

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石段の間や、枯葉の下、土手の枯れ草の中などの路傍に、目立たなくじっと根強く生きるスミレの花、緑覆いしげる前に春を告げる明るい雰囲気を漂わせてくれる可憐な花を大切にしたいものである。

  

満開のサクラ  春を告げる役割

日本人に最も古くから親しまれ、一般的な花であり、最も愛されている花がサクラの花ではないだろうか。サクラの花は葉が出揃う前に花が咲く、初春に一斉に開花して周りを明るくさせ、春を告げる役割を果たしている。

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日本の年度は4月に始まるので学校や役所、公園など公共の場には必ずサクラの木が植えられている。ここ多摩市もいたるところに桜並木があり一斉に花を開いている。

桜ヶ丘公園はもちろんのこと、乞田川の両側の土手には多摩センターから大栗川の合流地点まで古木が並んでいる。また、永山の「桜並木通り」 は桜の花のトンネルをくぐっているように頭上に覆いかぶさる。

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「サクラ」の名前の由来は、「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたものという一説もある。いずれにしても開花してから一週間ぐらいで花が散り始めるがその散り際もまたきれいである。

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サクラにもいろいろ種類があり、早いもので3月中旬から咲き始め、遅いものは5月中旬頃まで咲いている。2月頃に咲き始めるカンザクラから、ヤマザクラガ3月下旬、ソメイヨシノが4月上旬、ヤエザクラが4月中旬くらいに見ごろを向かえる。

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地域的には沖縄のヒガンザクラを皮切りに日本列島を北上し5月の連休明けには弘前、北海道の松前城へと見ごろが移り、我々の目を楽しませてくれる。

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また、暦のしっかりとしていない時代には桜の開花を農業開始の指標にしていたので、農民にとっては大事な木で各地に田植え桜や種まき桜とよばれる桜が残っているところもある。

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パッと咲いてさっと散ってゆく潔さが好まれ、江戸時代には「花は桜、人は武士」という言葉も残されている。新渡戸稲造の『武士道』にも「武士道とは日本の象徴たる桜の花のようなもの」と表現されている。

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この武士道の潔さを美徳として、旧日本軍は若者を戦場に送り出した悲劇がある。「同期の桜」や「花と散る」という言葉、特攻機の「桜花」などは自己犠牲を賛美しているが、時代の責任といえばそれまでだが残念である。

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          ウグイス

桜にまつわる話はたくさんある。「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という諺もあるが、桜の木は傷を付けるとそこから腐りやすく、梅の木は切っても回復力が強く、かえって剪定をきちんとした方がいいという意味から言われている。

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桜の花を見ながら宴会することを「花見」 といっているが、酒によって桜の枝を折る人もいたことから、戒めとしての言葉である。今回の東北地方の震災でこのような花見は少ないと思うが、古くから日本人に親しまれている花見を、来年は日本全国で見られることを祈念するこのごろである。

ウグイス  春告げ鳥の声

桜の花が満開になり黒い老木の幹にピンク色の花がいっぱいである。いよいよウグイスのさえずりも大きく聞こえるようになってきた。早朝から元気に「ホーホケキョ、ホーホケキョ」とさえずっている。

さえずりのときは、口を大きく開けて全身で鳴いている。ウグイスは、スズメ目ウグイス科の野鳥で、春告げ鳥とも言われ、「ホーホケキョ」と大きな声でさえずる。これは接近する他の鳥に対する縄張り宣言である。

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2月下旬頃から8月下旬頃まできれいな声で鳴いている。きれいな声は日本の三鳴鳥の一つといわれ、山梨県や福岡県では県鳥として大事にされている。ちなみに、日本の三鳴鳥は、ウグイス、コマドリ、オオルリで、昔から飼育されていたさえずりのきれいな鳥のことを言うらしい。

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最近の夜明けは早くなっているので、六時半ごろには太陽がかなり高く上ってきている。ウグイスのさえずりにひかれて裏山を歩く。ここは、通称「ヘビ山」といって、昔は子供たちが良く遊んでいた場所である。聞くところによるとほんとうにヘビがいたといわれている。

130段の石段を登ると上には駐車場があり、その雑木林の中で鳴いている。多分ここを縄張りにしているウグイスであろうか、いつも同じところで鳴いている。鳴き声からすると2羽のウグイスが縄張りをもっているようである。

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鳴きながら枝の間を細かく移動するのが特徴であるが、ときおり、藪の中から開けたところに出てきてさえずることがある。人やその他の気配を感じないときは、良く見えるところでも精一杯鳴いている。

「ケキョ、ケキョ、ケキョ、ケキョ」 と突然鳴き方を変えるときがあるが、警戒の鳴き声で侵入者への威嚇の鳴き方である。「ウグイスの谷渡り鳴き」 とも言われているが、カメラを向けたときに突然そのような鳴き方をすることがある。

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また、ウグイスに関しては鳴き声だけでなく「ウグイスの糞」 が有名である。ウグイスのフンの中には豊富なリゾチームなどの加水分解酵素が含まれており、顔に塗ることで角質層がやわらかくなって、小じわが取れたり、肌のキメが細かくなるといわれている。

市販されている「ウグイスの粉」 といわれている美顔洗顔料などは、肌のくすみがとれて色白になることから人気があるがこれがウグイスのフンである。

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ウグイスに関わる言葉や言い伝えもたくさんある。「二条城の鴬張り」、廊下を歩くときに床の板がウグイスが鳴くようになることから言われている。これは一種の警報装置で、夜の侵入者が分かるようになっていて、特に忍び足で歩くほどよく鳴るようである。

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駅名では「鶯谷」など、周りにウグイスが多い駅。また最近では選挙カーに乗るウグイス嬢や野球場での場内アナウンスのウグイス嬢などがある。今回の選挙ではほとんどこのウグイス嬢の声は聞こえなかったが、現政権は選挙も含めてかなりの苦戦を強いられているようである。ウグイスのように明るいさえずりが聞こえるような世の中にしたいものである。

かたくりの花  城山・かたくりの里を歩く

4月に入って暖かい日が続き通勤にもコートを脱いで電車に乗るようになった。節電により車内は冷暖房が使われず、ラッシュ時には汗ばむ日々もある。

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暖かさが続いたせいか、桜が満開になった。それでも、3月までは寒い日があったので全般的には春の花は遅いような気がする。かたくりの花がまだ見られると聞いたので、あいにくの天気であったがでかけた。

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自宅から1時間ぐらいで行ける、相模原市の川尻に”かたくりの里”がある。約30万株のかたくりが群生している。かたくりの花は天気が良くないと花びらがきれいに開かない。太陽の光とともに1枚1枚の花弁が大きく反り返りきれいに開く。

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朝は曇っていたが、雲の合間に太陽の光が差し込んでくるので、午後には太陽が顔を見せてくれるだろうと期待しつつ、車を走らせた。途中で太陽が出て、明るくなってきたのでこれは普段のおこないのおかげだと自負しながら喜んでいたが、現地に到着したとたんに、また曇ってしまった。

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                キバナカタクリ

広い駐車場には車は数十台と空いている。木材のチップを敷きつめた歩道は歩きやすくふかふかとして足元が軽く感じる。今年は平年より1週間遅れの開花だと受付の窓口のおばさんの言葉、黄花かたくりは少し遅く4月中旬からが見ごろのようである。

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入口をはいると、ミツバツツジが満開できれいな花を花を咲かせている。また、ミツマタやアカバナミツマタが赤や黄色の花をきれいに開いている。花には甘い香りがあり、雰囲気が良い。樹皮の繊維は製紙原料となることを子供のころに勉強した記憶がある。枝が三叉に分かれて伸びることが名前の由来だといわれている。

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             アカバナミツマタ

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             ミツバツツジ

園内には、ヒカゲツツジやヒュうガミズキ、モクレン、ヒメコブシ、ホウキモモ、ヤマブキ、レンギョウなどの春の花木が満開で赤、白、黄色、ピンクなど華やかである。入口近くにはそれらの花木の足元に、小さなきれいな花がこじんまりと咲いている。ややもすると見落としてしまいそうであるが可憐な花を咲かせている。

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                          ヒカゲツツジ

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           ホウキモモ

小さな春の花たちは、ショウジョウバカマ、ユキワリソウ、ヒトリシズカ、イワウチワ、キクザキイチゲなどである。

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             イワウチワ

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                    ヒトリシズカ

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            ユキワリソウ

丘を上る斜面には一面のかたくりの群生である。あいにく花弁はきれいに開いてなく、先をとがらせているように花びらが伸びている。本来であれば、花弁が丸く反り返り、紫のしベがきれいに見えるはずなのだが残念である。

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天気が悪かったせいで見学者が少なく、ゆっくりとのんびりと丘を歩き、きれいな花を見ることができたのがせめてもの救いである。それにしてもこれだけのカタクリの群生はなかなか見ることができないと思う。因みにかたくりの花ことばは、「初恋」、「嫉妬」、「寂しさに耐える」。そんな感じの花弁の開きかたでした。

アオゲラ   コナラの木を上へ上へ

ウグイスの鳴き声が森の中に心地よく響き渡る中を、まだ芽が固いコナラの木の幹でコツコツコツと木をつついている音がする。逆光で見にくいがアオゲラの姿が見える。

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コゲラはどこにもいてコツコツと音を立てているが、コゲラの音とは重量感が違う。コゲラとヤマガラの音は良く間違えるほど似ているが、アオゲラの木をつつく音は大きく聞き分けがしやすい。

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ときおり「ピョウ、ピョウ」 と鳴きながら木の幹にしっかりつかまりながら、上の方へと動いている。木の上まで上るとまた、近くの木の目線の高さまで舞い降りてきては、木々の皮をほじくりながら上へ上へと登ってゆく。

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鋭い足でしっかりと木につかまり、尾羽で体を支えて木の幹をつついている。かなりの速さなので、いつもの事ながら頭の中は大丈夫なのかと余計な心配をしてしまう。

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頭の上まで赤いので多分アオゲラのオスだろうと思うが、時々大きく鳴くとそれに応えるように他のアオゲラの鳴き声が聞こえる。大きく鳴くときと木々を動いているときに「キョキョキョ」と鳴く声はまた少し違う。

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さえずりと地鳴きの違いなのかも知れない。さえずりとは、主に縄張り宣言やメスを呼ぶために、繁殖期のオスが発する鳴き声である。

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また、地鳴きは、さえずり以外の鳴き声で警戒や威嚇の際の鳴き声である。雛を呼ぶときの鳴き声など状況によって使い分けているようである。

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そろそろ、繁殖期になりアオゲラのディスプレイやドラミングなどが見られるだろう。ドラミングは嘴で木の幹を繰り返し叩くことで連続音を出して、求愛や威嚇などをする行為である。

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周りを警戒しながらも、今日はずいぶんと同じところで遊んでくれている。お陰さまで充分に行動を観察することが出来た。この森ではアカゲラはあまり見かけないので、この次はアカゲラに遇いたいと思う。

モズ  小さな猛禽類

ウグイスをねらって公園を歩き声のするほうに行くが、ウグイスは藪の中でなかなか姿を見せない。鳴き声はすぐそこで聞こえるが影、姿が見えない。つづら折れの公園の坂道を上るといつもモズがいる場所がある。

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           モズ ♂

多分ここは彼らの縄張りなのだろう、いつも姿を見せてくれる。モズはスズメ目スズメ科、百舌、百舌鳥などと書いてモズと読む。百の舌を持つ鳥という意味なのだろうか、良く言われるのは他の鳥の鳴き声をまねるといわれる。

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           モズ ♀

特にこれからの季節、求愛の時には他の鳥の声を真似るらしい。普段は、ギョンギョンとかキチキチキチと大きな声で縄張り宣言をする。比較的高いところに止まって、獲物を探していることが多い。

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モズは昆虫などを主食としているが、カエルなどをねらって「はやにえ」 という習性を持っている。これは捕獲したカエルや虫などをすぐ食べずに、折れた木の枝などに刺しておくことを言う。なぜこうするのかは定かではないが、鷲や鷹などとは比べ物にならないが小さな猛禽類といわれるゆえんである。

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          モズ ♂

今日は、朝が早いせいかあまり大きな声で鳴いたりはせず、ひたすら獲物をねらっている。樹木の枝から地面の獲物をじっとねらっているので、近づいても気がつかないでいる。モズは獲物をねらっているときに長い尾を回しているのが特徴である。

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公園とか、農耕地に近い疎林などに棲息して、見晴らしの良い高い枝に留まり、獲物を見つけると上から一気に飛び降りて捕まえてまた同じ枝に戻ってくる。時には空中戦も見せてくれることがある、いわゆる空中に飛ぶ昆虫などを捕獲する芸当である。

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この場所は緩やかな傾斜がある斜面だが、芝生が敷き詰められてモズにとっては格好の狩猟場になる。しばらくの間モズの捕食を観察していたが、早朝の犬の散歩の夫婦が近くを通り、モズは別の木へと移動をしてしまった。

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モズのような留鳥はいつでも見ることができるが、そろそろ冬鳥たちは北国へ、夏鳥たちが南の国からやってくる。異常気象といわれて久しいが、今年はどんな鳥たちがやってくるのか楽しみである。期待をして待っていよう。

カラス   カラスの行水に学ぶ

春の気配を感じて久しぶりに多摩川を歩いてみる。年度末に行われていた河川の改修工事も終わり、人手のはいった川原は自然の草木はなくなり、土や石ころがごろごろして、鳥たちの憩いの場がまったくなくなってしまっている。

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           多摩川で営巣中のトビ

大栗川との合流点を下流にむかって歩くと、川幅が広くなり川底の浅いところがある。長靴を履いていると歩いてわたることができ、対岸に渡れる。川底の石は苔が付いて丸くすべりやすくなっているので慎重に歩かないと足を滑らせて機材をダメにしてしまう。

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          カラスの群れ

枯れた葦や薄の上をボキボキと踏みながら歩いていくと、多摩川が蛇行した浅瀬に出る。土手際の大きな林にはたくさんのカラスの群れが止まり、入れ替わり立ち代わり川べりに降りて行水を楽しんでいる。

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          カラスの行水

昔から「カラスの行水」 といわれ、入浴時間の短いたとえに言われるが、よく見ているとほんとうに短い。カラスは毎日水浴びをして、外観のわりあいにはきれい好きで、けっこう丁寧に水浴びをするが、時間は短い。一般に小鳥たちは水浴を好みきれい好きである。

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          ハシブトカラス

因みに私の入浴は長い、40分から50分ぐらいは入っている。ぬるま湯で汗が流れ出るまで入っているのが習慣である。ただ、湯に浸かっていてももったいないので本を読んでいるとすぐ時間は経ってしまう。今読んでいるのは吉川英治の「三国志」、これはまっている。

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学生時代に読んだものを再度取り出して読んでいるが、「魏」「蜀」「呉」のそれぞれの帝の生き方、人情、人間の機微、軍師の采配の裏の裏を読む戦術はなかなか面白い。増す々引き込まれている。

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          カラスの行水 2

ところで、カラスに関わる言葉、諺はたくさんある、眉唾ものも多いがほんとうに感心するものも多くあるので面白い。カラスの諺百科から調べてみる。

・鵜のまねをする烏・・・烏が鵜のまねをして魚を捕ろうとすると水におぼれてしまうことから、自分の能力を考えないで、他人の真似をするもの、またまねをして失敗することのたとえ。

・烏の啼かぬ日と風の立たぬ日はない・・・いつも泣き言を言う人のこと。

・烏合の衆・・・烏の群れのように統一も規律もなく寄り集まった群集、または軍勢。

・烏の足跡・・・目じりのしわ。お肌の曲がり角、25歳を過ぎると出てくるらしい。

・烏が鵜の黒さを笑う・・・自分のことは棚にあげて、他人の欠点をことさら取り立てて言う。自己中心的な人。

・似たものは烏・・・カラスの仲間同士は区別が付かないほど似ていること。よく似かようこと。

・烏の腹を肥やす・・・屍を野山にさらして、烏のついばむままにまかせる。野たれ死にする。

・烏の請け合い・・・引き受けたことを忘れてしまうのを言う。

・闇夜の烏・・・区別が付かないたとえ。当てが付かないこと。

・今鳴いた烏がもう笑う・・・今まで泣いていた者が、きげんを直して笑うこと。

・烏百度洗っても鷺にはならぬ・・・色の黒いものをいくら磨きたてても色白の美人にはなれない。無駄な骨折りはやめたほうが良い。

・誰か烏の雌雄を知らん・・・烏のオス・メスの区別が誰がつけられようか。人の善悪・優劣の判定というものはしにくいものだ。などなど・・・・・

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           サギたち

まだまだたくさんあるが教訓となるものが多い。「からすの鳴かぬ日はあれど、交通事故のない日はない」 など、カラスはただ鳴いているのではないということが分かった、人間への警鐘の声なのかも知れない。カラスの諺の教訓とカラスの学習能力を活かして鳥見をつづけたいと思う。

春を告げる花  公園の花たち

春の暖かさがあったかと思うと次の日はまたセーターを取り出すような寒さ。三寒四温で春が来るというが気温の変化に体がついていくのが難しい。季節の変わり目をうまく乗り切ることが健康の秘訣である。

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木々が芽吹きだし、ウグイスがきれいな声で鳴き始めた公園をのんびりと歩く。年度末での公園の工事も終わり、池やベンチが整備された。池は底にきれいに玉石が並べられ、小鳥たちの水浴びもやりやすそうであり、公園のベンチは間伐された大きなコナラの木が坐りやすいように加工されて置かれている。小鳥たちや公園を利用する人たちもさぞかし満足するだろうと思う。

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          ユキヤナギ

冬場にたくさんのイカルがいた場所には、桜の蕾が大きく膨らんで足元にはきれいなラッパスイセンが花を開いている。石段を降りてみると小さなスミレが「私もここにいます」といわんばかりに薄紫の小さな花びらを見せている。

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          キブシ

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           サンシュウウ

坂になった芝生にサンシュウの花が黄色の小さな花を咲かせている。東屋のとなりには菜の花が一面黄色に染めて、春の訪れを告げている。周りはスイセンの花、オレンジ色のクロッカスなどが落ち葉の中に花を開いている。

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                  ラッパスイセン

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          ナノハナ

低くたれた老木のソメイヨシノは一分咲きというところか花を見せている。今週末は気温にもよるが5分咲き程度の見ごろになるのではないだろうか。

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          ソメイヨシノ

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暖かくなって木々が芽吹き始めると、鳥たちは山に帰ってしまう。帰り支度が間に合わないのかルリビタキがまだ顔を見せてくれる。なんといってもこれからはウグイス、なかなか姿を見せないがきれいな声を聞かせてくれる。

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          ルリビタキ ♀

しばらくは、ウグイスの姿を追いかけてさえずりを楽しむことにする。春の花が咲く枝に止まるウグイスの姿を、うまい具合にアングルにおさめてみたいものである。週末はひたすらウグイスを待ってみることにする。その頃には春の陽光があたりを包んでくれるだろうことを期待する。

コブシ咲く街  こぶし通りを歩く

4月に入り、近くのコブシがいっせいに咲き始めた。多摩には「貝取コブシ通り」というところがある。道路の両側に街路樹としてコブシの木が並び、いっせいに白い花を咲かせ始めた。あいにく曇り空なので、青い空が見えないのが残念である。青い空に白い花が一番であるが・・・。

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”コブシ”というと我々の年代では、千 昌夫の「北国の春」 ♪こぶし咲く あの丘 北国の ああ 北国の春 ♪である。桜より先に咲くきれいな花であたり一面を明るくしてくれる。

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昔の人はこの花の開花時期から農作業のタイミングを判断したり、田植えを始めたといわれる。つぼみが開く直前の形が子供の握りこぶしに似ているところからこの名前がついたとも言われている。

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白い花で、花びらの幅は狭く、白もくれんより小さい、桜と同じで葉が出るより先に花が咲く、中にはピンク色の紅コブシなどもある。花蕾は鼻炎、鼻づまりなどにも効果があるといわれ、いい香りがするので、香水の原料にもなる。

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栃木県では、コブシが花を咲かせるのを目安に、サトイモの植え付けに着手するといわれ、芋植え花と呼ばれているらしい。地方によってはコブシが咲くと田植えを始めたことから「田打ち桜」といわれるところもある。

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          紅コブシ と ヒヨドリ

道路の両側に、大きなコブシや小さなコブシ、また紅コブシなどが咲き乱れている。コブシが咲くと冬が終わったという感じがする。北国の人はこの花が咲くのを首を長くして待っているのだと思う。

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コブシを眺めながら歩いていると、道路に落ちた白い花びらを一生懸命に箒で掃いている人が居る。「花はきれいだけど、掃除が大変なんですよ」と言いながら満足そうに手を動かしている。花を見に来たことを喜んでくれているのを感じる。

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公園の紅コブシの木にヒヨドリが止まって、花びらを食べている。誰もいないことをいいことにきれいに咲いている花びらを大きな口をあけて食べる。本来は花びらの中の蜜を吸うのだと思うが、やわらかい花びらなので花びらごと口の中に入れている。

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公園の桜、ソメイヨシノも一部咲き始めたので、多分来週ぐらいは満開になるのではないかと楽しみである。今年は花見自粛などといわれ、花の名所ではどこでも静かなお花見が開かれるのではないだろうかと思うが、自然は着々と時を進めている。少しでも明るい話をみつけていきたいものである。

ニホンカモシカ  春の雪景色の中で

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるが、今年は立春を過ぎてもまだ雪が降ったり、冬型の気圧配置で冷たい風が吹いている。三月でもまだ寒い北信濃の実家で仏事があり、ひさしぶりに出かけてきた。

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車にガソリンをいれるのに並んだのは一週間前、お陰さまで今ではスムーズにガソリンが手に入るようになり、高速道路も走る車は少なく快適に走ることができた。碓氷峠を越えるころから雪が舞い始め、つめたい風と共に雪がフロントガラスに吹き付ける。

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          福寿草 春を告げる代表的な花

しばらく走ると雲の切れ間から太陽がのぞき、春の雪は太陽の下にチラチラと舞っている。早く着そうなので途中下車をして温泉に入ることにして、戸倉上山田インターを降りた。

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          ニホンカモシカ

目指すは日帰り温泉「びんぐしの湯」、千曲川を渡り山の端を少し上ると大きな駐車場を備えた温泉である。風が冷たいので車を降りると走って建物の中に入る。

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露天風呂を備えたいい温泉である。眼下に千曲川の流れ、正面には千曲市を見下ろす雪化粧をした山々が連なる。信州では最大級の温泉街「戸倉上山田温泉」で、その泉質は有名である。単純硫黄泉としては県内でも屈指の温泉で肌に優しく「美人の湯」としても有名である。

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湧き出る温泉は飲料にも適し、高血圧や便秘などにも効果があるといわれている。雪の降る中を温泉に浸かり、遠く甲武信岳に源流を発する千曲川の清流を眺める。

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山梨、群馬、信州の県境にある甲武信岳から日本海に流れる千曲川は日本一長い川であり、ここ千曲市から流れを東に変え新潟県に入ると信濃川と名前を変えて日本海へとそそぐ。この清流での「鮎釣り」は釣り人の間では名所となっている。

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雪がちらつく露天風呂でも30分ぐらい入っていると汗がにじんでくる。一時間ほどの入浴を楽しんで国道18号線を一路実家へと向かう。

実家では90歳になる母親が縁側の陽だまりで読書中であった。何を読んでいるのかと聞くと、山崎豊子の「大地の子」。庭や庭の植木には綿帽子のように雪が積もっている。近くをぶらぶらと歩いてみると、裏の家の畑にカモシカの姿が見える。

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ニホンカモシカは1934年に国の天然記念物、1955年に特別天然記念物に指定されているが、絶滅が危惧されたときは保護をされ良かったが、最近では人里近く出没するようになり、林業などの食外防止のため駆除が進められているいう。

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カモシカという名称は昔、その毛を”かも”と呼んでいたことによるといわれている。また、別名を「アオジン」といい、マタギの間では「アオ」とも呼ばれ、カモシカの毛皮は水を通さず保温性も非常に高いため、防寒具の素材として古くから用いられてきたという。

カモシカは好奇心が強く、人間を見に来ることもあるといわれ、「アオの寒立ち」 として知られる、冬季などに数時間、身じろぎもせずじっとしていることがあるがこの姿がそうである。

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じっとこちらを見ている顔はおとなしく優しそうな表情である。かなり接近しても逃げないでじっと見ている。春の雪で人里近くに食料を探しに来たのだろうか、珍しいニホンカモシカとの出会いであった。

3・11から3週間  へこたれずに前へ

あれから3週間、時間が経つにつれて被害の大きさに驚くと共に、第二次災害の原発の問題がさらに大きくなってきている。放射能に関する報道の発表数値はもう少し規制してもいいのではないか、発表した翌日には必ず数値は下がりました安全ですの報道、本当に安全なのか不信感を持ってしまう。

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                        シロハラ

そんな中でも、元気な報道も見られるようになってきた。宅配便の復活、コンビニの再開など日常生活に関わるものが動き出してきた。食料や物資は被災地に優先的に届くようにしたいものである。

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           ルリビタキ ♂

高速道路は開通したが、まだ補修工事をしながらの開通で道路に段差があり高速では走れないと聞いた。それでも家族、親戚の消息を尋ねての運転で被災者のことを思えば我慢できることである。

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           トビ

瓦礫の撤去にボランティアの応援が後を絶たないといわれて、日本人の底力を感じる。自分にできることは何かと常に考える。今、自分にできることで精一杯の復興支援をしようと思う。日常生活では、まず募金、買いだめをしない、計画停電に協力する、嘘デマに惑わされない。報道の真実を見極めて行動を判断する。

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           ルリビタキ ♀

その一方で、復興支援に名を借りた詐欺まがいの行動も報道されている。日本人の恥としては、昔から「火事場泥棒」の罪は重いとか言われるが実際にはそうでもなく、感情的に許せないことのほうが大きいようであるが、私は絶対に許せない行為だと思う。

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           エナガ

何時間も並んでやっと入れたガソリンを車を壊されて盗まれた話を聞くと、情けなくなる。ある国では1週間後には銃殺である。民主主義の社会ではそうもいかないが、感情的には分かる気がする。

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          ガビチョウ

こういった行為はごく一部の人たちで、大半の人たちは精神的にも、肉体的にも復興支援に向いている。全世界から復興の手が差し向けられている中で、日本人の非人間的な行為は断じて許せるものではない。

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           ウグイス

4月に入り、ウグイスもきれいな声でさえずり始め、今日は新入社員の入社式で新年度が始まった。桜の花も咲き始めたが花見の自粛の話もでている。ドンチャン騒ぎをする姿だけが花見ではないので静かに桜の花を眺めながら新年度と明るい未来を迎えたいものだと思う。

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