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ニホンカモシカ  春の雪景色の中で

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるが、今年は立春を過ぎてもまだ雪が降ったり、冬型の気圧配置で冷たい風が吹いている。三月でもまだ寒い北信濃の実家で仏事があり、ひさしぶりに出かけてきた。

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車にガソリンをいれるのに並んだのは一週間前、お陰さまで今ではスムーズにガソリンが手に入るようになり、高速道路も走る車は少なく快適に走ることができた。碓氷峠を越えるころから雪が舞い始め、つめたい風と共に雪がフロントガラスに吹き付ける。

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          福寿草 春を告げる代表的な花

しばらく走ると雲の切れ間から太陽がのぞき、春の雪は太陽の下にチラチラと舞っている。早く着そうなので途中下車をして温泉に入ることにして、戸倉上山田インターを降りた。

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          ニホンカモシカ

目指すは日帰り温泉「びんぐしの湯」、千曲川を渡り山の端を少し上ると大きな駐車場を備えた温泉である。風が冷たいので車を降りると走って建物の中に入る。

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露天風呂を備えたいい温泉である。眼下に千曲川の流れ、正面には千曲市を見下ろす雪化粧をした山々が連なる。信州では最大級の温泉街「戸倉上山田温泉」で、その泉質は有名である。単純硫黄泉としては県内でも屈指の温泉で肌に優しく「美人の湯」としても有名である。

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湧き出る温泉は飲料にも適し、高血圧や便秘などにも効果があるといわれている。雪の降る中を温泉に浸かり、遠く甲武信岳に源流を発する千曲川の清流を眺める。

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山梨、群馬、信州の県境にある甲武信岳から日本海に流れる千曲川は日本一長い川であり、ここ千曲市から流れを東に変え新潟県に入ると信濃川と名前を変えて日本海へとそそぐ。この清流での「鮎釣り」は釣り人の間では名所となっている。

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雪がちらつく露天風呂でも30分ぐらい入っていると汗がにじんでくる。一時間ほどの入浴を楽しんで国道18号線を一路実家へと向かう。

実家では90歳になる母親が縁側の陽だまりで読書中であった。何を読んでいるのかと聞くと、山崎豊子の「大地の子」。庭や庭の植木には綿帽子のように雪が積もっている。近くをぶらぶらと歩いてみると、裏の家の畑にカモシカの姿が見える。

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ニホンカモシカは1934年に国の天然記念物、1955年に特別天然記念物に指定されているが、絶滅が危惧されたときは保護をされ良かったが、最近では人里近く出没するようになり、林業などの食外防止のため駆除が進められているいう。

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カモシカという名称は昔、その毛を”かも”と呼んでいたことによるといわれている。また、別名を「アオジン」といい、マタギの間では「アオ」とも呼ばれ、カモシカの毛皮は水を通さず保温性も非常に高いため、防寒具の素材として古くから用いられてきたという。

カモシカは好奇心が強く、人間を見に来ることもあるといわれ、「アオの寒立ち」 として知られる、冬季などに数時間、身じろぎもせずじっとしていることがあるがこの姿がそうである。

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じっとこちらを見ている顔はおとなしく優しそうな表情である。かなり接近しても逃げないでじっと見ている。春の雪で人里近くに食料を探しに来たのだろうか、珍しいニホンカモシカとの出会いであった。

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