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2011年6月

カワセミの若    薬師池の出会い

花菖蒲との対話を楽しんでいるといつの間にか太陽の光が高くなってきている。隣の池ではカワセミの鳴き声が気になるようになってきた。

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早朝の季節の花観賞とおさらばして、池の周りでカワセミの飛来を待つことにした。池の周辺にはそれなりの止まり木が用意されているので、この辺に来るのだなということはわかる。

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「チチッツチー、チチッツチー」の鳴き声とともに一羽のカワセミが止まり木に止まる。逆光のせいもあるがなぜか羽根の色がきれいに見えない。

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しばらくじっと観察していると、カワセミの子供だということが分かった。一般には「カワセミはコバルト色が美しい、清流の宝石などと言われ、ダイビングをして獲物を捕らえる。」 と言われるようにきれいな鳥なのである。

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でも、カワセミのこどもたちはまだ羽根の色もきれいにそろわず、黒っぽい感じがする。良く見ていて行動もいかにも初心者という感じで、ダイビングやホバリングなどもぎこちない。

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池の上につきだした小枝に二羽のカワセミの幼鳥が来て、しばらくじっとしている。幼鳥のせいか警戒心も薄く、私がかなり接近しても動じない。

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良く見ていると二羽ともオスのようである。ここまで元気に育ったのだから早く一人前になってきれいなカワセミのコバルトブルーの姿を見せてほしいものである。

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自然界では、厳しい弱肉強食のおきてがあるので猛禽類の襲撃を逃れて、次世代の繁栄を築くことができるように頑張って生きてほしい。そして、私の前にまたその美しい姿を見せてくれることを祈りながらカワセミを眺めている。野鳥の世界だけでなく、我々人間のビジネスの世界でも同じく生き残りは厳しいのだが。

薬師池  いずれ菖蒲か杜若

アヤメ畑に来ると上り始めた日の光が、公園の周りに立つ大きな木の隙間から、アヤメがきれいに咲く菖蒲田に向かって光線を投げかける。

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その光線を受けて、昨日の雨つゆがアヤメの花弁に残ってきらきらと輝かせている。私の一番好きな光景である。

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山の端には紫陽花の花たちが赤や紫、白などの花を咲かせて散策路を形成している。その手前の菖蒲田には、今が一番と言っているようにそれぞれの花菖蒲が競うように咲き乱れている。

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整備された、木道の散策路をのんびりと歩きながら、上り始めた太陽の光を受けたアヤメの花弁を観察しながら歩く。早朝にもかかわらずトンボたちが忙しそうに飛び回っているが人影が少ないので、自分の庭園のようである。

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山の端の紫陽花と、アヤメの花の競演が見事にこの公園の雰囲気を作り出している。紫陽花に囲まれた水車小屋に流れる水音を聞きながら、アヤメの花を観賞できるところはそう多くはないだろうと思う。

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アヤメの根もとの水たまりでカルガモのペアーが採餌中である。隣の池にはカワセミjの鳴き声が聞こえるが、この時間帯はアヤメの花の時々刻々と変化する太陽との競演を見逃すことはできない。

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朝の光を浴びた花たちが、昨夜からの雨のしずくをどう私に見せてくれるかが今日のポイントである。ところが主役は一生懸命演技をしたり、演出をしてくれるのだが、それを描写する私が未熟であるのでなかなか納得のいく作品にならないのが残念である。本当にどの花もきれいで選択に迷ってしまう。「いずれが菖蒲か杜若」である。

薬師池  季節の花紫陽花

梅雨の時期を楽しむには何がなんでも早起きである。最近の夜明けは早いので目ざまし時計はいらない、時計より早く目が覚めて、隣に寝ているかみさんのために目覚ましを解除して忍び足で階段を登る。

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こんな気遣いを寝息をたてて寝ているかみさんは、つゆ知らず安眠の世界で夢を見ている。早起き亭主は他ならぬ神経を使って生きているのである。

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早朝の公園は、やはり早起き夫婦や早起きの人たちで賑わっている。賑わうといっても視界的には心地よい人影である。ゆっくりと歩く人、ジョギングで走る人、花をじっくりと眺めている人などである。

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紫陽花園を歩くと、昨日の雨が花弁に残り朝日に輝いている。今が盛りで一番きれいに見える。早朝の光は日の当たるところと、その影のコントラストが著しいので被写体の位置が難しい。

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それぞれの花には、それなりの感心する名前が付けられているが、花と直面しているときは名前の由来が納得できる。しかし、それぞれ自分を主張している花たちを見ていると自分が一番だと言っているように見える。

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                水車小屋とアジサイ

梅雨時にきれいに咲く紫陽花を見ていると、その名前はそれを育てた人が勝手に付けた名前だなと思うが、でもそれなりに雰囲気を出して咲いている。

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紫陽花の咲く山道を歩き、雑木林の散策路を降りて池の周りを歩くと、大きな鯉やカメなどが元気に泳いでいる姿が見える。コンクリートの太鼓橋を渡りアヤメ園に向かう。

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「一番でないとだめですか、二番じゃいけないんですか」 と言った大臣がいたが、早朝に咲き誇る花たちを見ていると、「私が一番」 と言っているように花弁を開いている。その心がこの紫陽花園をきれいに見せているのだと思う。

富士山  梅雨の晴れ間の笠雲

猛暑日が続く今年の梅雨、九州では豪雨による被害もかなり大きく報道され、群馬県や埼玉で39度の猛暑で熱中症になる人のニュースも聞かれる。

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今年の梅雨は平年とは様子が違うように感じる。梅雨入りの早さや集中豪雨、それにくわえての猛暑、やはり地球の気象環境が変わってきているのだろうか。

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梅雨の晴れ間に静岡に行くことになった。晴れると富士山がきれいに見えるというので大いに期待をして、東名高速を下る。

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途中、御殿場付近では濃霧と雨模様で富士山の姿は無理だろうとあきらめながら富士宮方面へと向かう。B級グルメの焼きそばで有名な富士宮の諏訪大社を見ながら富士市に入る。

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御殿場付近で霧が濃かったが、ここではすっかり晴れあがり、真夏日である。ただし富士山には雲がかかり、頂上付近は見えない。地元の人に言わせると、「もう少しすると頂上が見えてきますよ」 というので期待をして待つことにした。

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富士山は単独峰のため、湿気を含んだ風が直接山にぶつかり、高度を増すにつれいろいろの形をした雲があらわれるといわれている。今日の雲も五合目付近にかかるものと、頂上にかかるものがあり、頂上は笠雲のようになっている。

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風が強いせいか激しく雲は動いているが、笠雲のような形をみせて、時々少し残った雪を白く見せたりする。昔から富士山にかかる雲を見て人々は天気を予測したといわれ、富士山が笠をかぶれば雨が降るといわれていたようである。

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笠雲にも形はいろいろあるようで、低気圧や前線の影響でそれぞれの形になるようなので、雲を観察することによって富士山を楽しむこともできる。

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         ボリューム満点の冷やしてんぷらそば

梅雨の季節なので眼下を流れる富士川の水量も増えているように感じる。富士山の伏流水がわき出る富士市の水は美味しいといわれる。美味しい水を飲みながらしばし、富士山の雄姿を眺め梅雨の晴れ間を楽しむことにする。

山ビルの攻撃  吸血の恐怖

梅雨の晴れ間に山に向かったが、昼ごろのスタートなので近場に行くしかない。ここから一時間ぐらいなところと選定して宮ヶ瀬湖を目指した。

梅雨時なので山を歩く道はぬかるみですべりやすい。登山道の入り口にはいろいろの注意書がある。その中に”山ビル注意”という一文があった。

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         キセキレイ

何気なく見過ごして山に入ってしまった。雨上がりの緑の木々の登山道は、落ち葉に湿った枯れ葉を軽く踏みしめて歩く快感に歩は進む。

かなり奥に入ったので、この次に来るときは早朝に歩いてみたいと思いながら引き返すことにした。

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          トビ

山道を下り、川を渡る橋のところまで来たときに足元のズボンの周りが血で真っ赤になっているのに気が付き、ズボンのすそをまくりあげると、何と山ビルがびっしりとはり着いているではないか。

以前、群馬県の山奥の温泉に行ったときに、早朝の散歩をした後にやはり山ビルにとりつかれたことがあった。その光景を思い出し、すぐに払い落としたがなかなか簡単に取れるものではない。

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山ビルの恐怖は、吸いつかれた時に痛くないことと、視覚でしか気がつかないことである。こんなに良くできた生物環境があるものかと思う。

血液凝固のメカニズムが違う。普通人間は出血するとトロンピンと言われるたんぱく分解酵素でフィプリンが生成され、血液はのり状で固まりやすくなるから、しばらくすると出血はとまる。

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ところが、山ビルが吸血するとヒルジンという非凝固剤を使うのでフィプリンは生成されず血液が凝固せず吸血されてしまう。これが2~3時間ぐらい続く、つまり血液が止まらず流れ出してしまうのである。但し出血量はたいしたことはないので命にかかわることはないと言われている。

それに、吸い着かれた時に痛みなど感じないのも、吸いついた時にモルヒネのような物質を出すために気がつかないのだという。実際に山を降りてズボンの裾を見るまではまったく気がつかなかったのである。

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とにかく、糸くず状の細い小さな虫が血液を吸うと大きなナメクジのようになって、肌に吸いついているので身震いがする。私の足にも十数か所、両足合わせると三十か所ぐらいの傷跡である。

とにかく、山ビルの被害に遭ったら、ヒルをはがす、傷口を良く洗う、絆創膏を張って出血を止める。ことが重要であると言われている。

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とにかく、車の中にヒルを持ち込まないことと思って、靴の中からシャツの中、すべてのヒルを払い落とすのに30分ぐらいの格闘であるが、小さなヒルがいたるところで吸血しているので、本当に恐怖であった。

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吸いつく力はすごいので驚く、簡単に取れないのでこれまた焦る、その上血液が凝固しないのでいつまでも血が流れ出すので困る。真っ赤になったズボンをはきかえても、またすぐに膝から下は真っ赤になってしまう。この光景は恐怖である。家に帰り風呂に入っても出血は止まらず、両足絆創膏だらけで一夜を過ごした。

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山歩きもいいが、想定されるリスクを真剣に考えないと自分の目的が達成できないなと思った。そんなわけで鳥見はトビぐらいで、目当ての鳥には出会えなかった。ヒルの生態系には感心するが、これは日常のビジネスでも同じで、常にリスクを計算しておかないと計画は達成できないなといまさらながら現実として思い知った山歩きでした。

蒼鷺とカエル    生態系の摂理

自然界では弱肉強食が当たり前の世界であるが、目の前にそれを見ると自然界の厳しさを実感する。

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当たり前に牛肉を食べたり、魚などを食べているがそれぞれの立場から見たらこんな理不尽な姿はない。

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そうは言ってもこれが自然界の摂理なのである。その生態系の頂点に立たなければ、いつでもその恐怖にさらされているわけである。

池の端の方で蒼鷺がじっと水面を見つめている。獲物をさがして狙いを定めている感じである。素早い行動で獲物を捕らえるので目をそらすことはできない。

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じっとしているかと思って見ていると素早く嘴を水の中に突っ込んだと思ったら、何と大きなカエルをゲットしているではないか。

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カエルにとっては災難であるが、蒼鷺は生きていくための勝利者である。この世の中、やはり生存競争に勝ちのこなければならないのだろう。それが進化論の実証になっているのかも知れない。やはり適者生存なのである。

紫陽花、額紫陽花  四季の道を歩く

高幡不動尊の仁王門を入ったところの左手に朱塗りの弁天堂があり、入口には郷土の幕末の英雄土方歳三の銅像がある。五重の塔との間を山に登っていく道が「四季の道」で、紫陽花、額紫陽花が満開である。

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         弁天堂

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四季の道せましと大きな紫陽花の花が通路にせり出している。山アジサイとは別な風情があり、大きな手毬状に華やかに咲いている。

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赤や紫、白い紫陽花が大きな花を付けている。額アジサイも大きな花弁が全体の装飾花としてきれいに開いて、その花弁に昨夜の雨が光ってその輝きを一段と引き立てている。やはり、アジサイには雨が似合う。

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ちょうど大きな白い紫陽花越しに五重の塔が見える。この五重の塔は平安時代初期の様式で建てられたいわれる美しい塔で総高は45mある。

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              紫陽花と五重塔

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高幡不動尊金剛寺は古来関東三不動の一つに挙げられ高幡不動尊として親しまれている。私の初詣も数年来この高幡不動尊で定着している。年末年始の善男善女の人出で混雑するところであるが、毎年恒例で厄除け 「炎うちわ」 をいただいて一年の健康をお願いする。

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足利時代は 「汗かき不動」 と呼ばれて鎌倉公方をはじめとする戦国武将の尊崇を集め、江戸時代には関東十一檀林・火防の不動尊として広く庶民の信仰を集めたといわれている。

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うっとうしい梅雨の時期も、早朝にこうして紫陽花の花を眺めながら境内を歩いていると、日常のあわただしさを忘れ、心が洗われるような気持ちになり、明日への活力が湧き出してくる。高幡不動尊の紫陽花、額紫陽花の見ごろはこれからなので、雨の季節を楽しむには格好の場所である。

山アジサイ  高幡不動尊を歩く

梅雨の雨上がりを高幡不動尊に向かう。雨の後のアジサイは色が鮮やかに出て、さらに花びらにつく水滴が花の美しさを一層引き立てる。

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仁王門から不動堂でお参りをして奥殿、大日堂へと紫陽花の咲く境内の参道を歩く。朝が早いので人影は少ない、御坊さんたちが朝のお勤めの準備をしているところである。

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           墨田の花火

今日現在きれいに咲いているのは山アジサイで、境内にある山内八十八か所巡拝路がちょうど山アジサイの見どころになっている。

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          八十八か所巡拝

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           紅

山アジサイは一種の額紫陽花で、花序の周りを装飾花が囲んだように咲く。西洋紫陽花のように花の塊にならないので、どちらかと言うと地味で可憐な花である。

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なぜか花言葉は 「あなたは冷たい」 である。そんな風には見えないが、手毬状の一般のアジサイに比べると派手さはないので、西洋アジサイに対しての感情を表しているのかもしれない。

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                黒姫              

花弁や葉には未だ朝方まで降っていた雨露が残っている。ピンクや紫、白の花弁が参拝路の周りを埋め尽くしている。

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花にはそれぞれ名前が付けられて簡単な説明書きがあり、訪れる人には親切ある。数時間すると訪れる人たちも多くなり、紫陽花の「四季の道」も混雑してきたのでそろそろ引き上げることにする。

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やはり雨の季節にあう花は紫陽花である。それぞれの季節にはそれぞれの主役がいるもので、人間の世界もそれぞれの場面で適役がいるものなのだろう。今の日本を引っ張っていける適役は誰なのだろうか、雨上がりのアジサイを見ながら考えているこのごろである。

エナガ   観察路を歩く

公園内は観察路が整備されていて、緑の木の下やきれいな水の流れる川べりを歩くことができる。

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観察棟から早川の支流の黒桂河内川に向かって観察路がある。池を囲んだ周りの木々に、エナガの群れがやってきたようでにぎやかに鳴いているので、そちらの方に移動することにした。

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木製のベンチがあり座って眺めることができる。忙しく動き回るエナガはなかなかじっとしていてくれないが、近くの木の枝に来てくれたのでよく見ることができる。

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しばらくの間楽しませてくれたが、やがていなくなってしまったので、少し増水している河原を歩きながら、ホオジロノ鳴く森の方へと向かう。

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この河原は、増水が激しいときは一面川になってしまうので通行不能になってしまうようである。白く水しぶきを上げる川の流れをみながら、コナラやハンノキなどが生える雑木林の中を歩く。

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ほとんど日の当らない林の中は、青く苔むした石や岩があり、ギンリョウソウなどがひっそりと咲いている。地面に太陽の光がほとんど当たらないので下草があまり生えないので歩きやすく道ができている。

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河原から坂道を登ったところでオオルリの鳴き声が聞こえていたが、緑の木の枝が茂っているので姿はなかなか見つからなかった。

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誰もいない山道は、野鳥の声と川の流れの音だけで、のんびりと森林浴をすることができる。やがて下り坂になり降りてくると、バンガローが並ぶ平地に出てくる。

ヤマセミには逢うことができなかったが、他の野鳥たちの囀りを聞きながら早朝の自然観察路を楽しむことができた。この次は、ぜひとも「キャラ、キャラ」という声を聞きたいものである。

水上のオシドリ  オシドリ池

陸のオシドリから水上のオシドリを観察する。オシドリはどちらかと言うと、雌が自由に行動をしてどこにでも行く、その後をオスが心配そうに追いかけていく行動パターンが良く見える。

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羽根をバタバタさせながらオスに向かって何かの意思表示をしている光景や、羽づくろいをしながら、お尻をあげて頭から水中に顔を入れて餌をとっている。

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オスも同じようにメスに向かって羽根をバタバタとさせる。なかなかいいポーズをとってくれないが、鏡のような水面を波の輪を作りながら静かに泳ぐ姿が一番きれいに映る。

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このオシドリ池は番のオシドリに貸し切り状態だったところに、どこからともなく一羽のカルガモが飛んできた。我がもの顔に池を泳いでオシドリの近くに行くと、早速オシドリのオスはカルガモを威嚇する。

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                 カルガモを威嚇するオシドリのオス

一羽で立場のないカルガモは、そうそうにその場所を離れてほかのところに移動する。こういう光景を見ていると、オシドリのオスはさすがに偉いなと思う。

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周りの緑の木の色を水面に映している池でのオシドリの行動は見ていても飽きることがない。それにしてもオスの派手さに比べるとメスは本当に地味である。

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人間の世界でも、日本では昔から女性は男性より前に出てはいけないとか、御風呂は男性から先に入るとか、「三歩下がって師の影を踏まず」など、礼儀を尊重することが多かったが、時代が変わり、最近はそういうことをいう人もいいなくなってしまったなと思いながらオシドリのペアーの動きを眺めていた。

モリアオガエル  産卵の瞬間

池の上からオシドリのペアーの遊んでいる姿を眺めていると、管理人のお姉さんが「モリアオガエルの産卵のシーンをみたことありますか?」と声をかけてくれた、見たことがないので案内をしてもらうことになった。

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階段を降りてせせらぎの上流の灌木の枝に白い泡のような塊が見えて、その緑の葉の間にモリアオガエルの姿が見える。足元は水の流れがあるので不安定であるが近づいて良く見ることができる。

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お姉さんの説明によると、モリアオガエルは、体調オス4cm~7cm,メスは6cm~8cmほどで、メスの方が大きい。指先には丸い吸盤があり、木の上での生活に適応している。

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背中側の地色は緑だが、個体によっては全身に褐色のまだら模様が出る。体表にはつやがなく、目の虹採が赤褐色なのも特徴である。メスのおなかの大きいのは、水分と卵が入っているからである。

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非繁殖期は主に森林に生息するが、繁殖期の4月から7月にかけては生息地付近の湖沼に集まる。成体は他のカエルと同様に肉食性で、昆虫類やクモ類などを捕食する。

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カエルは水中に産卵するものがほとんどだが、モリアオガエルは水面上にせり出した木の枝などに粘液を泡立てて作る泡で包まれた卵塊を産みつける。モリアオガエルは産卵場所が目立つ樹上であることが特徴である、ということである。

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池の上に突き出た柳の木の枝には白い泡のような塊がたくさん見ることができる。「この小さな白い粒が卵ですよ」 と指をさして教えてくれる。最初はなんだろうと思って見ていたが、お姉さんの説明で理解することができた。

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モリアオガエルは、繁殖期になると、まずオスが産卵場所に集まり、鳴きながらメスを待つ。メスが産卵場所にやってくるとオスが背中にしがみつき、産卵行動が始まるが、卵塊の形成が進むに連れて1匹のメスに数匹のオスが群がる場合が多いということである。

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1妻多夫の世界なんだと羨ましそうに説明してくれた。1週間から2週間ぐらい経つと卵が孵化して、孵化したオタマジャクシは泡の塊の中で雨を待ち、雨で溶け崩れる泡の塊とともに下の水面に次々と落下する。

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そこまで考えて、梅雨の時期に池の近くの水の上に張り出した木の上に産卵するのだと思うと生態系の仕組みの素晴らしさに感心する。生まれて初めてモリアオガエルの産卵の風景を見ることができ十分満足した。普通は夜中に行われる行為であるが朝方見られるのは珍しいとのことである。

陸のオシドリ  オシドリ池

管理棟の脇の道を下りせせらぎを踏み石伝いに渡るとオシドリ池の観察棟に着く、階段を登り池を見下ろすと、池の向こうにアオサギと小さく見えるのはオシドリの番、眼下にはキセキレイが遊んでいるだけで野鳥の姿は少ない。

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聞くところによると、オシドリの番は昨日から姿を見せているとのことで、、わたしのために飛んできてくれたのかとうれしく思う。今後はもう少し増えてくのだろう。

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いつもはオシドリと言うと、ペアーで水上を泳いでいる姿が多いが、今日は陸に上がり池の周りに生えている草をついばみながら歩いている姿である。

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これもなかなか面白い。メスのやさしそうな眼と控えめな羽根の色とその姿、一方雄はいわゆる華やかなオシドリの姿である。

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オシドリは、雌雄の仲が良く、寄り添うようにして休むことが多く、「雌雄相愛し」からオシドリと言われている。「雌雄相愛し」は ”しゆうあいをし” と読み、「をし」「をしどり」と呼ばれていたのが由来である。

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         オシドリ ♀

陸を歩くオシドリはあまり見たことがないので、よく見ていると草の実や草の葉を嘴でしごいているように見える。水かきのある足で陸の上を良く歩けると思うが、オシドリはこの足で木の枝にとまったりするので感心する。

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水上でもそうだが、陸のうえでも見ていると仲睦まじい。常に雄は雌の行動を見守りながら歩いている。どちらかと言うと”かかあ殿下”の世界かなと思う。どこかの家庭に似ている感じがする。他の鳥たちが来てくれないのでそんなことを考えながらオシドリの行動を眺めている。

南アルプス邑 ヤマセミに逢いたくて

九州では大雨でかなりの被害が出ているとニュースでは伝えているが、関東では梅雨前線が少し南に下がり、快晴とは言えないが雨は上がっている。

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         ヤマセミ橋

相変わらずの早起きで、早川まで行くことにした。5時に家を出て7時半には、昨日までの雨で増水し白く濁った早川沿いの道路を上流へと快適に走っている。

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         早川

休日とあって行き違う車も少なく、たまに誰も乗客のないバスとすれ違う。途中,工事で片側通行の道路,増水でながれの激しくなった川を見ながら坂道を慎重に上る。

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公園の入口の駐車場には大きなヤマセミの姿が見える。実はこの早川町の町鳥は何と”ヤマセミ”なのである。町のいたるところにヤマセミ云々の看板が多い。

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激しい川の流れの音がする吊り橋を渡り野鳥公園に入る。アーチ形になった吊り橋も真ん中ぐらいに来ると足元が揺れる。この吊り橋は狭いが軽自動車は渡っていく、公園の管理人さん達は車で通勤してくるようであるが、もちろん一方通行である。

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公園の中は自然観察路が整備されていて、せせらぎの水路の音とともに野鳥たちの鳴き声がきこえてくる。管理棟の観察室からはガラス越しに水場や小鳥が餌を食べているところが見える。

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         マヒワ

あわよくばヤマセミに逢えるかもと思っているが、時間的には遅いので中途半端である。ヤマセミにはまだ一度しか逢っていないので、今日はぜひとも逢いたいと思っているが管理人さんの話だと最近はあまり顔を見せてくれないとのこと。

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そういう意味では今日は条件が悪い、昨日からの雨で川は濁っているので池の水も少し濁っている。それでも、かすかな期待を込めてじっくりと待って観察することにする。

高尾山薬王院   裏から表へ

高尾山の頂上に先に登ってしまうと、下山しながら薬王院をお参りすることになる。奥の院の裏から階段を下り、本堂を参拝して山門をくぐってさらに参道を下ることになる。逆周りをしたらご利益が薄くなるかも知れません。

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                 奥の院

レストランや観光地の格付けで有名なフランスのミシュランが初の日本版海外旅行ガイドブックを発行して、日本の山では高尾山と富士山がともに三つ星の観光地として選ばれた。それ以前からも人気があったが、その後はさらに高尾山への登山者の数は増えているようである。

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               新緑と御本社

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         御本社

選ばれた理由としては、「大都市の近郊にも関わらず豊かな自然にあふれている」 ということである。東京の中心部から西へ約50kmのところに位置し、江戸時代から信仰の霊山として保護されてきている。便利なのは登山口まで電車が通っていることと、上るにはいろいろなコースがあり、それぞれ楽しめることである。

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        御本社

秋の紅葉の頃の薬王院が一番きれいだと思うが、新緑のもみじの葉もまたきれいである。頂上から降りてくると、新緑の森の中に小鳥たちの鳴き声がきれいに聞こえるので、近くに野鳥がいるのかと姿をさがしてしまう。

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                天狗様

ところが声のする方を良く見てみると、何と小さなスピーカーが社の陰の木の間においてあるではないか、うっかりするとだまされるところである。そうとは気がつかない人たちは、新緑の中に野鳥のこえを聞きながら、参拝しているのであるがそれもまたいいことである。

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          ご本堂

御本社から逆に降りてくると、登ってくる人が多い急な参道の石段を下ることになる。そこには本堂があり、ここにもたくさんの善男善女が参拝をしている。高尾山がいかに人気のある山であるかが理解できる。

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        手水所と願叶輪潜 

本堂を後に仁王門をくぐり石段を降りると手水所があり、その脇に「厄除開運、願叶輪潜」があり長い行列をつくっているので、せっかくだからと並んで参拝することにする。

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         願叶輪潜

石でできた輪をくぐり、その先の大錫杖を鳴らし諸願成就を祈念する。また左手の方には天狗様があり、天狗様は除災開運、災厄消除、招福万来など、衆生救済の利益を施す力を持ち、古来より神通力を持つとされ、多くの天狗伝説や天狗信仰があり、神格化されているのである。

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          天狗様

山門をくぐり、左手に下っていくと有名な「たこ杉」がある。これは参道を通すとき、切られまいとして一夜にして根を曲げたといわれている樹齢数百年の大杉である。今ではたくさんの観光客が訪れるので金網で保護されている。その代りにすぐ隣に石でできたタコが置いてあり、触ったり写真を撮ったりできるようになっている。

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                四天王門

さらに下ると、参道の坂道が二つに分かれる。左は女坂、右は男坂になる。女坂は緩やかな下り坂で楽に歩ける、男坂は百八の石段で本来は煩悩の数を一段一段かみしめながら登る道であるが、今日は下り坂として踏みしめている。上から見ると下りで良かったと思うほどの高さである。

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                男坂 百八の石段

帰り道はケーブルカーの駅前を通り、さらにリフト乗り場を通り過ぎて1号路を歩いてふもとまで下山することにするが、まだ11時なので多くの登山者が登山道を登ってくる。

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         丹沢山塊

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                    しぎざるそば

残念ながら姿をみせてくれないオオルリの鳴き声を聞きながら急な下り坂をゆっくりと歩く、梅雨の晴れ間の高尾山登山を振り返りながら、ふもとでの蕎麦と冷たいビールを楽しみにしながら帰路についた。

キビタキ三昧  「ピッコロピッコロ」の囀り

腹ごしらえをした後あたりを見回すと、少し山頂より下ったところでキビタキの鳴き声がする。新緑の青葉をすかして見上げると、いろいろな方向から鳴き声が聞こえるように感じる。逆光気味なので鳥の姿を見つけるのは難しい。

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しばらく、鳴き声に耳を傾けながらキビタキの姿を追いかけてみる。杉の小枝に小さな影が見える、木漏れ日に見ると喉のあたりが黄色く見える。キビタキの雄である。

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先ほどからきれいな鳴き声を聞かせてくれていたのは、この個体だったのだろう。登山道を登り降りする人たちに迷惑をかけないように、道の端により、見上げていると低い木の枝に降りてきてくれた。

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青葉を背景にするとキビタキの姿は一層引き立ち、凛々しい顔はさらに際立つ。私の気持ちを察してくれたのか、比較的低い木々の間を行ったり来たりしてポーズをとってくれるのでありがたい。

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キビタキは黄色い眉斑が特徴的である。雄は上面が黒く、長い眉斑と腰が鮮やかな黄色で、翼には大きな白斑もあり、下面も喉がオレンジ色で胸以下が鮮やかな黄色である。鳥の世界は人間と違うのはこの辺で、メスは地味で全体にオリーブ褐色で喉と下腹が白っぽく目立たなく控えめである。

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同じところで、カメラを構えて上をのぞいているので、近くの登山道はたくさんの人が行きかい、「何がいるのですか」とか、いろいろなことを聞いてくる。中には、「山頂に行くにはどちらへ行けばいいのですか」 と道案内役である。

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それでも、長い間キビタキは私を楽しませてくれ、きれいな鳴き声を聞かせてくれた。キビタキの習性は、枝に直立した姿勢で止まりながら飛翔中の昆虫をさがす。見つけると飛び立って空中で捕らえ、止まり場に戻って食べるが他には木の実なども良く食べる。

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サービスの良いキビタキに時間を忘れてのめりこんでしまった。今日は、実はオオルリ狙いであったのであるが、こちらの方は、声は聞こえど姿は見えずでたくさんの登山者の中でなかなか見ることはできない。山頂へ向かう登山者の多い中をゆっくりと下山することにした。

鳥と蝶    高尾山の出会い

「猪・鹿・蝶」 と言えば花札になってしまうが、鳥と蝶との出会いが高尾山であった。早朝に登りきった高尾山で、冷たいビールとおにぎりで朝食をとっていると目の前の木の枝に二羽の野鳥が飛んできた。

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         コサメビタキ

苔むした古い木の又の間にたまった水場に水浴びにきたようである。仲良くしているのかと思ったら突然のバトル、水場争いなのかも知れない。良く見るとコサメビタキかなと思うが自信がない。

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飛びかかり喧嘩をしていたようであるが、ある面からみると交尾かなと思ったりする。それにしては速いのでそれはないだろうと、水のみ順の縄張り争いでかたをつけることにする。110605_8416

水浴びをした後、枝の上の方に移り、羽づくろいをしている。花の咲いているその木は名前はわからないが、白い小さな花をつけている。そこにアサギマダラが飛んできて静かに花にしがみついている。しがみついているというのは、時折吹く風にゆれる花からはなれないからである。

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         アサギマダラ

それでも時々羽根をゆっくりと動かして花の蜜を吸い続けている。木々の間を飛び交う鳥たちや蝶を見ながら、塩気の効いたおにぎりを食べる。そんな光景をじっと見ていると時間の経つのを忘れてしまう。山登りでの汗もひいてまた元気が出てきた。

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山登りのいいところは、つらい登りがあるが一歩ずつ足を運べば必ず前進して頂上に着けるということである。また、頂上に着くとその爽快感で登りの苦しいことは一気に吹き飛んでしまうことだろう。

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学生時代は、新宿発の夜行列車で上高地に向かい、柄沢から穂高岳を縦走して岳沢を降りてきたことを思い出す。それに比べれば高尾山は気軽に行ける素晴らしい山である。自分の足で歩けるうちは、まだ行ったことのない山々をのんびりと歩いてみたいものだと思うこのごろである。

新緑を求めて  高尾山を歩く

早朝の電車で山に向かう、早朝の下り電車は山登り姿の人たちが数人で社内は空いていてゆっくりと座ることができ,高尾山口には7時についた。

休日でもケーブルカーは8時半すぎないと動かないので6号路を山頂目指して歩くことにした。いつもかみさんと一緒のときは、ケーブルカーで登り、この6号路を下山することが多かったが今日は、下りに使っていた6号路を登る。

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途中、高尾山病院までは川に沿って舗装された道路であるが、川を渡り病院の手前を左に入ると登山道になる。朝の陽が木々の間を照らしたぬかるんだ登山道を登る。

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樹齢数百年の杉の木の根が登山道にむき出しになり、奇怪な形をみせる。その姿は山登りをする人たちの歴史の跡を如実に見せてくれる。登山道の両側の傾斜には左右にシャガの花が咲いているが、たて看板がありシャガの効用という説明がある。

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                シャガ

それによると、シャガは地上に出ている茎よりも地中にある根の方が太く長く、群生するので、土砂崩れの予防になるのだという。平地では見ごろが終わったシャガの花は、今この高尾山では満開で見ごろであり、自然防災に役立っているのである。

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               硯とか碁石にする硯岩

登山道脇には「硯岩」、書道の硯や囲碁の碁石にする岩だそうで加工がしやすそうである。梅雨の晴れ間のせいか、登山道は水の流れが多い。琵琶滝を過ぎ川沿いに上るとそろそろ鳥たちの声もたくさん聞こえるようになる。

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休日なので家族連れなどの登山者が多く、お父さんが子供にいろいろ説明しながらゆっくりと上っている、そういう人たちは私にも道を譲ってくれるが、走って登る人たちもいて何人かの人たちは追い抜いていく。すごいファイトだと感心しながら後姿を見送る。トライアスロンの選手なのだろうかすごい馬力である。

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マイナスイオンを十分補給した川沿いの沢登りが終わり、水の音が聞こえなくなると鳥たちの声が一段と良く聞こえる。キビタキ、オオルリ、ホトトギス、ツツドリなどの鳴き声である。姿を見つけようと目を凝らしてみるが、なかなか見つからない。

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登山道の階段を上ると、濃い緑の木々の下の平らな所にベンチがあるので一休みする。海抜500mぐらいのところである。高尾山は600mぐらいなので、後100m登れば頂上につく、頂上はもうすぐそこである。

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           行き違いができるよう足場がある

下界を見下ろしながら休んでいると、キジバトがのそのそと歩いて足元に来た。キジバトには失礼だが 「もう少し違う鳥に会いたかったよ」 と声を掛ける。

8時には頂上に着くことができたが、曇り空で遠景はかすみ眺望はあまり良くない、遠く丹沢山系の大山がみえる程度である。それでも、頂上は早朝にもかかわらず登山者でにぎやかである。高尾山の頂上には”おそうじ小僧”の石像がある、これは、ゴミは持ち帰りましょうという意味合いなのである。ミュシュラン3ツ星登録の山、きれいにしたいものである。

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               おそうじ小僧

しばらくの間、汗をぬぐいながら緑を眺めていると、キビタキのメスかコサメビタキか野鳥たちが飛んできて、古い木の間にたまった水場で水浴をしている。また、木々の花には珍しい蝶が止まりじっと花の蜜を吸ってなかなか動かない。

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景色を眺めながらおにぎりと冷たいビールで腹ごしらえをして、山頂付近を散策した後、登山道を少し下ったところの雑木林で、キビタキの声のする方へ足を進めじっくりと観察することにした。

初夏の花   多摩地域に咲く

天気が良いと家の中にいるのがもったいない性格なので、何かとでかけてしまう。足は多摩センターへと向かい初夏の花をゆっくり観察してみることにする。

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初夏にキクのような花を咲かせるミヤコワスレ、薄紫の花弁で名前が良く、「都忘れ」の響きがいい、好きな花である。江戸時代からあるようで親しみのある可憐な花である。

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         ミヤコワスレ

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               ムラサキツユクサ

今時はどこにでもシランがきれいに咲いている。緑の葉に紫の花、これも「紫欄」と書くのでランのなかまである。仲間ついでにこういうのもある。口のような形をした白い花弁に赤が入った「口紅シラン」である。これもなかなかネーミングがいいと思う。

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               クチベニシラン

無理やり付けたような気もするが、花の名前もおもしろいものである。そんなことシランといわれそうであるが、シランは「紫欄」と書いた方が雰囲気がありそうな気がする。

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         マーガレット

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         ユスラウメ

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         アジサイ

雨にぬれた花たちもまた情緒があっていいが、やはり太陽のもとで輝いている方がきれいに見える。ユスラウメは子供のころグミと一緒に食べたことを思い出す。梅雨の晴れ間の近所の花見ウォーキングでした。

目に青葉   旧富沢家住宅

多摩センターのパルテノン多摩の石段を上ったところに大きな池があり、周りは芝生がきれいに整備されている。多摩中央公園である。

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         シランと旧富沢家住宅

天気がいいので公園をぶらぶらと歩く。緑濃い森の中に古い民家が復元保存されている。旧富沢家住宅である。

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         庭園より表門

中に入って見ると、さすがに茅葺の民家は涼しい。茅葺は冬暖かく、夏涼しいといわれているがその通りである。

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部屋の中は、板の間あり畳敷きの部屋ありで、欄間は見事な透かし彫り、思わず大の字になって寝転がってみたい感覚になる。

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                 ヤマボウシ

庭園も整備され、池の周りの木々は山ボウシの花が白く開き太陽の光に輝いている。冬はこの池にはカワセミが良く来るので、以前にも度々来たことがあるが今は繁殖期でほかのところに行っているようで姿は見かけない。

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           ナツアカネ

その代りに、トンボが石の上に止まり、いろいろな恰好をみせてくれる。まっかなナツアカネとシオカラトンボが自分の縄張りを侵されまいとして飛び立っては一回りしてまた戻ってくる。

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          シオカラトンボ

しばらくの間、芝生に腰をおろしてその姿を眺めていたが、本当に同じことを何度も繰り返している。時々、ライバルがいたずらをしに来るのかそれを追いかけて上空に飛んでいくが、それ以外はほとんど水面の上を低空飛行している。

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日本建築の入母屋造りは多摩市では、この建物一軒だけだといわれているが、なかなか考えた造りなので関心する。夏などは裏から表まで戸をあけておくと風が吹き抜けて、涼しく過ごすことができる。今話題の本当の省エネ住宅である。

梅雨の晴れ間  河原の花と虫

河原にはいたるところに花が咲き始めている。雨が降り、増水のたびに流された草花の種が砂地に生き残ったものと思われる。

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          テンニンギクとモンシロチョウ

ポピーやキンケイギク、テンニンギク、カワラナデシコなどが河原のごろごろとある石の間の砂地にきれいな花を咲かせ、照りつける太陽の陽を浴びてきれいに咲いている。

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         オオモンツチバチ?

その花には、蝶や他の虫たちが花の蜜を求めてしベの中に頭を突っ込んで、夢中になっている姿が見える。

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          コアオハナムグリ

黄色の花の周りを白い蝶が二、三匹三つ巴になってぐるぐると飛び、またそれぞれの花へとゆっくりと止まる、これはたぶん縄張り争いか、恋愛の意思表示なのだろうかと思う。

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モンシロチョウやモンキチョウ、ツマグロヒョウモンかキタテハか三種類ぐらいの蝶がにぎやかに飛び回り、良く見ると中にはハチやコガネムシ、カメムシの類も見ることができる。

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         キタテハ

陽の出が早くなり、今では四時半ごろになると明るくなる。ここ多摩川の河原にも釣り人やジョギングをする人、鳥見をする人などで早朝から賑わっている。

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日本でも震災の影響でサマータイムの導入の話題が多くなっているが、早くから行動して退社時間を繰り上げるといろいろな面でメリットが出てくる。サラリーマンも4時退社になったらアフター4の楽しみ方も変わってくるのではないだろうか、実現を期待したいものである。

梅雨の晴れ間   多摩川を歩く

入梅宣言から本格的に雨が降り、週末になってやっと太陽を見ることができた。早朝から久しぶりの朝日が窓越しに見える。濃い緑に日の光がまぶしいくらいである。

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          魚をくわえたアオサギ

しばらくぶりに多摩川にでもと足を向ける。昨日までの雨で水量は多く、川岸の草が水をかぶり、横倒しになっている。

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          コサギ

河原の葦は元気よく伸びている。その中から聞こえるオオヨシキリの声「ギョギョシ、ギョギョシ」と、あちこちから聞こえる。姿はと見てみるがなかなか見つからない。

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          セッカ

水が増えて横倒しになった草の中を歩くと葉に残った露と砂でズボンが濡れたり汚れたりする。それでも増水分はかなり少なくなって、中洲は道をひろって歩くことができる。

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          トビ

対岸の高い木ではトビが営巣しているらしく後ろ姿が見える。やがて飛び出して近くの木に止まっている。河原ではにぎやかなのはセッカで、巣造りなのか口に綿のような草の実をくわえ両足を開いて器用に草木に止まる。

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           セッカ

河原にある木の上で鳴いているのはホオジロ、ホオジロは比較的木の上や電線などの目立つところに止まり雄がさえずっていることが多い。その鳴き声は「一筆啓上つかまつりそうろう」と聞こえる。

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          ホオジロ

他に、今頃の時期に多いのはヒバリ、河原に降りて採餌しているが飛び上がると、かなり高くまで舞い上がってホバリングしながら、長く複雑な鳴き声をするがヒバリの鳴き声はわかりやすい。

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         飛び出し寸前のヒバリ

土手を歩いていると、いきなりひばりと出会いお互いに止まってしまった。ひばりは飛び立つ体勢でそのまま固まってしまった感じである。普通は足音や物音を聞くとさっと飛び立つが、近くに連れがいたらしく、しばらくして二羽で飛び立っていった。

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         固まったヒバリ

一週間の雨だったので久々の太陽の光とさわやかな風は気持ちを一新させてくれた。緑の草木と多摩川の水の流れがさらにそれを倍加してくれた早朝の散歩であった。

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