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山ビルの攻撃  吸血の恐怖

梅雨の晴れ間に山に向かったが、昼ごろのスタートなので近場に行くしかない。ここから一時間ぐらいなところと選定して宮ヶ瀬湖を目指した。

梅雨時なので山を歩く道はぬかるみですべりやすい。登山道の入り口にはいろいろの注意書がある。その中に”山ビル注意”という一文があった。

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         キセキレイ

何気なく見過ごして山に入ってしまった。雨上がりの緑の木々の登山道は、落ち葉に湿った枯れ葉を軽く踏みしめて歩く快感に歩は進む。

かなり奥に入ったので、この次に来るときは早朝に歩いてみたいと思いながら引き返すことにした。

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          トビ

山道を下り、川を渡る橋のところまで来たときに足元のズボンの周りが血で真っ赤になっているのに気が付き、ズボンのすそをまくりあげると、何と山ビルがびっしりとはり着いているではないか。

以前、群馬県の山奥の温泉に行ったときに、早朝の散歩をした後にやはり山ビルにとりつかれたことがあった。その光景を思い出し、すぐに払い落としたがなかなか簡単に取れるものではない。

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山ビルの恐怖は、吸いつかれた時に痛くないことと、視覚でしか気がつかないことである。こんなに良くできた生物環境があるものかと思う。

血液凝固のメカニズムが違う。普通人間は出血するとトロンピンと言われるたんぱく分解酵素でフィプリンが生成され、血液はのり状で固まりやすくなるから、しばらくすると出血はとまる。

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ところが、山ビルが吸血するとヒルジンという非凝固剤を使うのでフィプリンは生成されず血液が凝固せず吸血されてしまう。これが2~3時間ぐらい続く、つまり血液が止まらず流れ出してしまうのである。但し出血量はたいしたことはないので命にかかわることはないと言われている。

それに、吸い着かれた時に痛みなど感じないのも、吸いついた時にモルヒネのような物質を出すために気がつかないのだという。実際に山を降りてズボンの裾を見るまではまったく気がつかなかったのである。

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とにかく、糸くず状の細い小さな虫が血液を吸うと大きなナメクジのようになって、肌に吸いついているので身震いがする。私の足にも十数か所、両足合わせると三十か所ぐらいの傷跡である。

とにかく、山ビルの被害に遭ったら、ヒルをはがす、傷口を良く洗う、絆創膏を張って出血を止める。ことが重要であると言われている。

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とにかく、車の中にヒルを持ち込まないことと思って、靴の中からシャツの中、すべてのヒルを払い落とすのに30分ぐらいの格闘であるが、小さなヒルがいたるところで吸血しているので、本当に恐怖であった。

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吸いつく力はすごいので驚く、簡単に取れないのでこれまた焦る、その上血液が凝固しないのでいつまでも血が流れ出すので困る。真っ赤になったズボンをはきかえても、またすぐに膝から下は真っ赤になってしまう。この光景は恐怖である。家に帰り風呂に入っても出血は止まらず、両足絆創膏だらけで一夜を過ごした。

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山歩きもいいが、想定されるリスクを真剣に考えないと自分の目的が達成できないなと思った。そんなわけで鳥見はトビぐらいで、目当ての鳥には出会えなかった。ヒルの生態系には感心するが、これは日常のビジネスでも同じで、常にリスクを計算しておかないと計画は達成できないなといまさらながら現実として思い知った山歩きでした。

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