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2011年7月

北信濃   みどりが池を歩く

いつもならゴジュウカラやニュナイスズメ、キバシリなどがいる遊歩道は幸か不幸か通行止め、別の遊歩道を歩くと野鳥の小道に出た。緑が鮮やかで気持ちがいい。

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緑の色のきれいに苔むした倒木を眺めながら道を進むと、たまに会うのは高齢のハイキング姿のご夫婦、旦那様が奥様に植物の花の説明を丁寧にしているのはほほえましい姿である。

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戸隠は吉永小百合さんのJRのコマーシャルで一躍パワースポットとして有名になり、観光客もかなり多くなったが、戸隠神社への参拝客がほとんどでここ森林植物園は穴場というか人影はあまり見かけない。

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確かに朝早くから来る人は少ないのだろうが私の行動パターンとしては、朝早く行動して早めに引き上げることにしているので、団体様が到着するころには帰り支度をしているのが常である。

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原生林の森を抜けると小さな池があり、水面に浮かぶ水草の葉の中を泳ぐカイツブリの親子が見える。一方にはカルガモの親子が行列を作って水草を掻き分けて泳いでいる。

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                   カイツブリ

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         カルガモ

池の中にある止まり木に子供たちを見守るカルガモのお父さんがいる。池の水面は風が少ないせいか、鏡面のようになって回りの景色をその上にきれいに写している。青い空があればさらによかったのにとつい欲張ってしまう。庶民の性である。

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        みどりが池

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池に遊ぶ水鳥たちを眺めながらひとまわりして、大きな丸太を半分に切って作ったどっしりとしたいすがあったので腰を下ろして休むことにした。座っていると静かな涼風がほほをなでていく。

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         カルガモの親子

正面には曇り空で見えないが、晴れていればこの池の水面に戸隠連峰が写るのだろうと想像しながら上空で鳴くホトトギスの声を聞いている。

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ホトトギスは鳴きながら飛んでいることが多いので姿を見つけるのは少し難しい。鳴きながら飛ぶのか、飛びながら鳴くのかどちらなんだろうか、と考えながら声のするほうに後を追いかけるが姿は見えない。

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ハンノキやミズナラ、ハルニレなど原生林の緑の木々に囲まれた北信濃の小さな池での心の安らぎのひとときである。耳を澄ましているとなんとサンコウチョウの声が聞こえる。この森にもサンコウチョウが入っているのだと探したがなかなか簡単にはその姿を見せてはくれなかった。

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みどりが池は近くの細流をせき止めてできた池だといわれているが木々のざわめきと野鳥のさえずりが聞こえる癒しのスポットである。

コサメビタキ   戸隠の森で

森林植物園の中を歩いているといつもの木道に立ち入り禁止の札がかかっている。ここは昨年は例の赤い鳥が営巣をしたところで、狭い木道のところをカメラマンが三脚を立て通路を独占したところである。

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何事にもエチケット・マナーが大事でこれが守られないと迷惑をこうむる人たちがでてくる。特に木道を設定するということはぬかるみか、他に何か保護するために設置されているものである。

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今年も同じところに営巣しているらしく、そちらの方向から鳴き声が聞こえてくる。今年は鳥にとってはゆっくりと子育てができそうであるが、昨年の影響か今現在で1ペアーしかはいってきていないようである。

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無事子育てが終わって来年はたくさんの仲間を連れてきてほしいと思う。早朝の森林植物園を歩いていると、小さな野鳥たちが鳴きながら飛び交っている。

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よく見るとコサメビタキ、地味な鳥であるがかわいい顔をしている。全長13cmでサメビタキより小さいことからコサメビタキと名づけられている。

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平地や山地にかけての落葉広葉樹林に生息し、群れは作らず単独かもしくはペアーで生活する。ここで飛び交っているのはペアーか親子のようである。

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食性は動物食で昆虫などを食べる。樹先などに止まり飛翔している獲物をめがけて飛翔して捕食する。目の前を行ったりきたりしているのは採餌中なのかも知れない。

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眼がくりっとして、上面は灰褐色、下面は白い羽毛で覆われている。コルリの鳴き声も近くで聞こえるがなかなか姿を見せてくれないが、コサメビタキは木道の手すりにひじをかけて眺めている私の周りをいかにも「サービスをしてあげてますよ」といわんばかりに飛んでいる。

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あまり派手さはなく、目立たないが自分の主張をしっかりとして生きてゆく、そんな姿を感じる。赤や青のきれいな鳥もいいがこういう鳥見もまたいいものである。

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人間の世界にもこういう場面はいたるところで見ることができる。高原のそよ風に揺れる木々の葉を見ながら考えるこのごろである。

戸隠の森  木道を歩く

節電の都会の夏を離れ自然のクーラーでの涼を求めて、早朝のハイウエーを信州に向けて走る。1000円高速制度は終わってしまったが休日割引と早朝割引はあるので、五時にはETCゲートをくぐった。

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早朝なので道路は空いていて順調に走り、八時半ごろには信濃町のインターをでて、小林一茶の故郷、柏原の町をぬけて戸隠高原へと向かう高原の道を走っている。

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途中緑の濃い七曲の山道を登りながら野鳥の声を聞く。窓を開けると涼しい風が入ってくるので鳥の声とともに高原の雰囲気が伝わってくる。

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カッコウやホトトギスの声を聞くと山に来たという実感がわいてくる。道路と並行に流れる川沿いの林からオオルリらしき鳴き声も聞こえる。

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しばらく走ると戸隠神社の奥社への参道の入り口につく。最近の流行の山ガールの影響か本格的な登山姿の若い女性が多い、奥社からは戸隠山への登山道がある。

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我々の若いころはニッカポッカに厚手のハイソックス、登山靴というスタイルが多かったが、最近はすっきりとしたスポーティな登山姿である。

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奥社の参道の入り口の脇を入るときれいに整備された木道がある戸隠森林植物園である。ここから参道の隋神門への散策路の途中にアカショウビンの餌場があり、営巣もしているところである。

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木道を歩いているといろいろな野鳥の声がきれいに聞こえてくる。よく通る声ではアカハラやミソサザイ、コルリ、キビタキなどである。時々赤ゲラが鳴きながら幹を登ってゆく。

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          キビタキ

木道に沿って流れる川には、もう時期が過ぎた水芭蕉の大きな葉が茂り、その葉の間をアオジなどが飛び交っている。

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          キビタキ

涼しい高原の空気の中を朝の陽の木漏れ日が木道を照らし始め、小鳥たちの大合唱が始まる。高原での小鳥たちの鳴き声では、都会に多いカラスやヒヨドリの鳴き声が少ないことがうれしい。

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うっそうとした杉並木や、雑木林の中をゆっくりと歩いていると都会の雑踏を忘れ命の洗濯ができるようである。さすがに木陰に入ると天然クーラーできもちがいい。耳を澄ますと遠くで「キョロロロー」とアカショウビンの鳴き声が聞こえる。今日はいいことがあるかもしれないと期待に胸を膨らませて木道を歩いている。

ツミ   近所の公園での出会い

早朝の公園を歩いているとどこからともなくツミの鳴き声が聞こえてくる。近くに営巣しているようである。暑さもあり、ハーフパンツにサンダルででかけた。

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ツミのいる近くには必ずオナガがいることが多い。これはオナガが営巣するためにツミの近くにいることによって外敵から雛を守るためであるといわれている。いわゆる用心棒代わりにツミを使っているのである。

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今日もオナガの鳴き声がするので近くで見ていると、どうもオナガの集団がカラスをからかっているようである。一羽のカラスが十数羽のオナガに追いかけられている。

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その森の中で二羽のツミがふざけあうように木から木へと飛び回っている。よく見えないが幼鳥かツミのメスの様に見える。思わず草深いところに入り込んでしまって、やぶ蚊の攻撃にあい、脛のいたるところ赤くはれ上がってしまった。

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ツミは市街地で見られる、日本で一番小さな鷹といわれている。巣は林縁や道路沿いの針葉樹に作り、スズメやシジュウカラなどの小型の鳥類を狙う。たまにマンションのベランダなどに止まっていることもある。

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この公園には前から棲みついているようで、鳴き声はよく耳にするし飛んでいる姿も良く見かける。数年前にはこの公園の大きな欅の上に巣をつくり4羽の子供が巣立ったこともあった。

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結構攻撃的で、巣に近づくと人間に対しても威嚇攻撃をすることある。最近はカラスでもそうだが人間でも弱いと思うと攻撃してくることがある。弱肉強食の生物の世界、淘汰されないように生き残るのは人間の社会もおなじである。赤くはれた脛は数週間前のヒルの攻撃の傷跡が癒えぬまままた新たな傷跡を作ってしまった。環境に適したものだけが生き残る「ダーウインの適者生存論」である。

ハス  早朝に咲くナデシコJAPAN

ドイツでの女子ワールドサッカーでナデシコジャパンが優勝した。早朝から見ていたが先行されては追いつき、さらに追加得点されても同点にして、最後はPK戦での勝利。

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優勝候補のドイツ戦に勝ってからの試合運びが世界一になる予感を与えてくれた。決勝でのアメリカは今まで一度も勝ったことがない相手、前半戦を見ているとアメリカのシュート数は多いがなかなか決まらない。

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その光景を見ていると何となく勝てそうな気がしてきた。相手に先行されてからのチームワークの良さと攻め方がちょっと変わってきた。何となく流れが、つきが”なでしこJAPAN”に回ってきたように感じた。

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対に持ち込んだ澤の2点目、これが日本の勝利への女神を引きこんだ感じがする。日本チームの粘りとあきらめない強い意志、18年目にして世界の頂点に立った素晴らしいチームである。

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早朝の寝ぼけ眼で見ていた決勝戦、本当に感動を与えてくれた女子W杯サッカーでした。すっかり目が冴えてしまったので、近くのハス田の早朝の「大賀ハス」を見に行くことにした。

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弥生時代の地層から発見された種が、2000年の時を超えて発芽した「大賀ハス」がある。各地で株分けされて今年もまたきれいな花を咲かせている。

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早朝のハス田もかなりの人で賑わっている。サッカーを見ないでハスの花を見に来ていたのだろうか。私はサッカーをしっかり見て優勝を確認してから、今が旬のハスの花を見に来た。

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3時45分からのナデシコJAPANの早朝の活躍で見事に世界一のナデシコを咲かせてくれた。ナデシコは大和撫子からきていると思うが、ナデシコの花ことばを見てみると、「大胆」「勇敢」「野心」「器用」「才能」などの意味がある。まさにナデシコJAPANそのものを表しているようである。

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因みにハスの花ことばは、「雄弁」「沈着」「休養」「神聖」。今週はW杯女子サッカーの勝利の余韻に浸りながらハスの花ことばを考えてみたいと思う。

ミソサザイ  野鳥の森の囀り

連休とあって家族連れの登山者が多い。森林館のところで親子三人連れが鞘口峠への登山道を登って行った。

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2~3時間もすれば反対側に降りてくるはずなので、どこかで会うだろうと思いながら後ろ姿を見送った。

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きれいな水が流れる渓流沿いを登っていくと、ミソサザイの大きな鳴き声が聞こえる。姿は小さくあまり目立つ色をしていないので見つけるのは難しいが、とにかく鳴き声は口を大きく開けて大きな声で鳴くのですぐにわかる。

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        巣作りに励むミソサザイ

鳴くときはどちらかというと木の枝や、石の上とか目立つところで鳴くので見つけやすいが、姿は全身茶褐色で地味な色合いなのでわかりにくい。だが、丸っこい形に短い尾羽を立てた独特のシルエットはわかりやすい。

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登山道の脇に座りやすい石があったので、そこに腰をおろしてしばらくの間ミソサザイの観察をすることにする。

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ミソサザイは深山や沢筋の薄暗い場所を好み、苔むす岩場や倒木、灌木の茂みなど地表付近を移動しながら隠れた昆虫やクモをさがし出して食べる。

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         クモを捕らえたミソサザイ

ちょうど苔をくわえたミソサザイがいたが巣作りの最中なのだろう。普通は番か一夫多妻で繁殖する。日本最小の鳥と言われるように体が一番小さいが、精力は抜群なのだろうか。

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崖や古木の根元にコケや獣毛を使って壺形の巣をつくる。オスは別の場所に2個以上の巣をつくり、縄張りを移動しながら盛んにさえずってメスを誘う。

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        囀り

オスは巣をつくるが作るのは外側だけで、内部を仕上げるのは番となったメスの役割である。役割分担がうまくできているのか、亭主関白なのかよくできている鳥の世界である。

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         ちっちゃな体ででっかい声

渓流沿いに登山道を登っていくとそれぞれの縄張りなのか、各所でミソサザイの囀りのオンパレードである。いつもだと、上空ではオオルリが鳴いてくれるのだが今日はミソサザイ一色で、体に似合わぬ大音量の歌声を聞かせてくれる。体はチッチャイがチャッカリ者という感じで人間の世界にもありそうなキャラクターである。

都民の森  大滝の路を歩く

梅雨明けと同時に毎日猛暑日が続き、海の日を含んだ三連休も厳しい暑さである。猛暑を避けて森林浴をしようと檜原村の都民の森に向かう。

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早朝の道路は空いているので五日市駅前を過ぎると秋川街道は車は少ない。天気がいいのでオートバイのツーリングが多い。曲がりくねった川沿いの狭い道は追い越しがたいへんである。

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オートバイも多いがこの山道を登るサイクリング車が多いのに驚く。車でも大変な坂道を一生懸命にこぎ上がっている。熱中症が話題の昨今であるが日ごろからの訓練が大切であることが分かる。

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オートバイのライダーは、体を右に左に傾けながら追い越し禁止の黄色のセンターラインが邪魔なように車の後ろをついてくる。自転車に対しては大きくよけて迷惑をかけないように追い越していく。_1702

         檜原村から東京湾方面

少し広くなった道路の直線部分で道を譲ってやると一気に追い抜いてゆく、追い抜きざまに左手で軽く「ありがとう」の合図、フルフェイスのヘルメットなので表情はわからないが、すがすがしいライダー達である。「気をつけて行けよ」と心の中で呟く。

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          ヤマユリ

秋川街道から奥多摩周遊道路へ入ってゆくとさらに七曲りが厳しくセンターラインも追い越し禁止のポールが経っているので、身軽なオートバイは先行させてやるのが一番よさそうである。

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                木チップのセラピーロード

都民の森には7時ごろにはついてしまった。駐車場は8時からであるが、すでに開いていて多くのオートバイや、自転車などが止まっている。ここから先、奥多摩湖への道はまだ閉鎖されており数多くのオートバイが開門を待っている。

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         三頭大滝

駐車場で登山靴に履き替えて、森林館を横に見て大滝路の木チップの森林セラピーロードを歩く。緑の木々の間から朝日がこぼれ木チップを照らす、木チップは弾力性があり足が軽くなったような感じがして軽やかに足が運ぶ。

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               大滝の流れ

野鳥たちの声を聞きながらしばらく歩くと、三頭大滝に出る。ここからは急な登りになり、三頭沢沿いに水の流れとマイナスイオンにあふれた野鳥の森コースへと入る。時間が早いので人影は少なくのんびりと歩くことができるが登りがきついので額からの汗はバンダナのハチマキから滴り落ちる。ゆっくりと一歩一歩渓流沿いの坂を登る。

博多山笠  本番が見れないむなしさ

山笠の勇壮な話はよく聞くがまだ実際に見たことがない。今回も地元の人の話と町にある「飾り山」を見るのがせいぜいである。前回も「朝の五時にはスタートするから少し早起きをしても見る価値があるよ」 といわれていた。

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いつも前夜には深酒をしてしまうのでチャンスを逃している。十五日の「追い山笠」がクライマックスになるとのこと、早朝の4時59分スタートになるとはいつも聞いているが、なかなかそれに間に合わずTVのニュースで見るのがせいぜいである。

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「追い山コース」の説明は次のように書かれている。『博多祇園山笠のクライマックス、追い山は櫛田神社から出発します。

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櫛田神社から国体道路を東へ、承天寺の清道を通った後で旧東町筋を北へ向かいます。

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そして下呉服町で反転し、大博通りを南へ進み、冷泉町でまた昔のままの細い道に入って旧西町筋を北へ。

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                 天璋院篤姫

さらに奈良屋町から須崎町の廻り止めへ到着します。櫛田神社と東長寺、承天寺の前には清道が設けられ、ここを必ず回ることが義務づけられています。』とのことである。

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                島津斉彬

お祭りは見ることも楽しいが、やはり参加して自分が演技者になることが一番たのしい。まちの中には、山笠の衣装やお祭り道具を売る店があったが見ているだけでも楽しい小物が多い。飲み屋ではいなせなお兄さんから豆絞りの手ぬぐいと扇子をもらったことがある。

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                勝 海舟

お祭りごとが好きだった学生のころは東京の下町のお祭りに神輿を担ぎに出かけたものだが、今となってはなかなか体が思うようにならない、せめて観客となって勇壮なお祭りに参加したいものである。来年の楽しみにとっておくことにする。

早朝の中洲川端  那珂川を歩く

福岡に来ると中洲川端と言えば夜の町で、私の記憶でも夜のネオンとにぎやかさしか記憶にない。いつもアルコールが入っているのでその記憶も定かではないが・・・・。

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今回はそんな中洲川端の朝を歩いてみることにした。ホテルでの早朝の軽食を済ませ、仕事までの1~2時間をぶらぶらしてみることにしてホテルのドアを開けて正面の橋を渡った。

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広い通りをはさんで近代的なビル群の中に赤い煉瓦造りの古い建物が目に入る。明治の面影を残す建物である。道路はまだ車も少なく、ほとんど自分の思うままに町の中を歩くことができる。

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干潮で水がひきだした那珂川の水上公園の先端に、アオサギが一羽止まっている。アオサギも早朝からのえものさがしであろうか、西大橋を渡ると中洲から川端通り商店街になる。雰囲気のある福博出会い橋を右手に見ながら人気の少ない朝の繁華街を歩く。

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昨夜はにぎやかなネオン街でスポットライトの照明できれいに演出されていた中洲流の山笠がシートで覆われ、その前に徹夜で警備をしていたのだろう警備員がコックリコックリと居眠りをしている。

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夜の街の朝の光景は夜の仕事を終えて帰る人たちの姿があちこちで見られる。昨夜の宴の後という感じである。昨夜の喧騒はどこに行ってしまったのかと思われる中洲の朝である。

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          近代的なビル郡の中の神社

近代的な高層ビル群の中に小さな神社があり、アーケードの奥には小さく山笠が見える。毎年七月一日から十五日までが山笠の期間であり、その間、博多の町のいたるところに「飾り山」が建てられ行きかう人々の目を楽しませてくれる。

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         神社の牛

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夜の喧騒も終え静かにあける繁華街を歩くのもそうたびたびあるものではない。中州川端の素顔を見ることができた。いつも「追い山笠」を見ることなく帰ってしまうので、この次はゆっくりと「山笠」のために博多を訪れてみたいと思う。

雲の中の富士  一面のポピー

ラベンダーを堪能してせっかく山梨に来たのだから、ワインを買って帰ろうといつもの忍野のワインセラーに向かったが、開店時刻より早く着いてしまいあいにく店は閉まっていたので山中湖を経由で帰ることにした。

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松林の直線道路を抜けると正面に雲に覆われた富士山、その手前に一面に広がるポピーの花が目に入った。時間を潰しているうちに雲がとれるかと淡い期待を抱きながら花畑を散策する。

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ポピーもこれだけ一斉に咲くと見事なものである。ポピーは「ひなげし」と言われ、フランスの国旗の赤を表す花と言われている。また、第一次世界大戦の戦没者の象徴とも言われて追悼式にはこのひなげしの花が飾られる。私が思い浮かぶのは1972年に大ヒットしたアグネスチャンの「ひなげしの花」である。

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中国の伝説では「虞美人草」ともいわれ、秦末の武将項羽の愛人に虞と言う人がおり、自害した翌年の夏にそのお墓の前に赤く咲いた花から「虞美人草」と言われているようである。

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いずれにしても赤、ピンク、白、黄色など一面に咲く姿は素晴らしい。ここの花を見るといかにも紙で作った可憐な造花の花びらのようで、真ん中にしベがのぞいている。

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残念なのは背景の富士山が雲で隠れていることである。ひなげしの花ことばは、「恋の予感」 「いたわり」 「陽気でやさしい」 「思いやり」とか・・・・、富士山は全容を見せてくれないが、一面に咲く赤い花を見ていると何か楽しいことが起きそうな予感がしてくる。

河口湖の花  湖畔を歩く

カステラと珈琲を楽しみながら、湖畔でシンセサイザーのメロディーに耳を傾ける。河口湖では、船で釣りを楽しむ人などがたくさん出ている。

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湖畔の日陰を選びながら歩くと、ブルーの紫陽花の花がひときわ鮮やかに視界に飛び込んでくる。近くの池にははすの花がきれいに花を開き、そのほとりの岩の上にカワセミの若がポツンと止まっている。

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そのさきの木の枝の先には、モズが尾を大きく振りながら獲物を物色中である。藪の中では相変わらずのオオヨシキリの声。

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この公園には、ラベンダーのほかにもたくさんの花が咲いている。「IZANAGI」の演奏する音楽を聴きながら、ポスターを見ていると各地のきれいな花が咲くところを紹介している。

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富士見のユリも白樺の木とのコントラストがきれいだった。ここで新たに見つけたのは、静岡の袋井の「可睡ゆりの園」である。写真だけではあるが興味がわく、来年は静岡に行くことに決めた。

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ここ河口湖畔から見る富士山はすっかり雲に覆われてしまって全く頂上は見えなくなってしまった。本当に富士山の変化は速い。公園内の食べもの屋さんが店を開くころには、人も多くなってきたので引き上げることにした。

富士山とラベンダー ハーブを楽しむ

梅雨明けの好天気に誘われて河口湖のラベンダーを見に行く。早朝の五時半にスタートをしたので河口湖には七時には着いてしまった。

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途中中央高速からの富士山は、雲一つなく快晴の青空にすじ状に見える残雪を残して朝日を浴びてきれいにその姿を見せてくれていた。

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大石公園の駐車場には数台の車、早い人はもうカメラを構えて通路を占拠している。富士山には少し雲が出始めてきたが、まだその雄姿を隠すほどではない。

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やはり富士山は頂に白い雪があった方が引き締まる感じがするが、今年は雪解けが早いのかほとんど雪はない。ラベンダーも最盛期は過ぎたようだが遅咲きの花がまだつぼみを持っていた。

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湖面では水上スキーに興じる若者たちがモーターボートのエンジン音を高らかに、水しぶきをあげ、富士山と花の被写体に動の変化を与えてくれている。

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吹く風は涼しいが青い空から照りつける太陽の光は、じりじりと照りつけ額が汗ばんで来る。湖岸の葦原ではオオヨシキリが大きな声で鳴き、時々葦の枝にとまり「今日のカメラマンは私に注目してくれない」と言わんばかりに大きな口をあけて鳴いている。

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         オオヨシキリ

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いつもの富士山は大体10時ごろには雲が出てくるが、今日は9時ごろにはだんだんと雲が多くなってきたので、対岸にある八木崎公園の方へと移動することにした。

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         カバマダラとラベンダー

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大石公園は湖と富士山と花がうまく入るが、八木崎公園は富士との構図を組み立てるのは難しい。だが花の数はこちらの方が多く見ごたえはある。

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湖岸の樹木の日陰では、「IZANAGI」のシンセサイザーの演奏が聞こえ、ラベンダー園の雰囲気をさらに盛り上げてくれている。去年の玉原のラベンダーの時も一緒だった。

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早朝からの行動で足も疲れてきたので、開店早々のお店で冷たいソフトと珈琲で一休みすることにした。園内もだんだんと人が多くなってきた。今日はこのハーブフェスティバルの最終日なのである。

靖国神社参拝  みたま祭前の静寂

毎年七月のみたま祭前のころに靖国神社を参拝することが習慣になっている。7月13日から16日まで行われるお祭りの準備が行われているころである。

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『靖国神社では、昭和二十二年から毎年、みたま祭を行い、二百四十六万六千余柱の「御神霊(みたま)」を御慰めしております。』との説明がある。

まだ、実際のお祭りは見たことがないが、みこし振りや青森[ねぶた」、江戸芸かっぽれなど盆踊り大会も行われかなりのにぎわいをみせるようである。

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わたしが行くころはいつも、参道の両側に大小の献灯の準備が行われているころである。御遺族や戦友、崇敬者等から奉納された三万灯を超える献灯を掲げる作業が行われている。

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大鳥居から本殿に向かい、大村益次郎の銅像の前を通り、第二鳥居の神門をくぐり拝殿で参拝する。人影は少なくて静かな参拝ができるので毎年この時期に来ることにしている。

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今年は電力の需給関係からここでも節電が行われるようである。時間の短縮や、献灯の三分の一の電力は自家発電からの供給で、その上電球の一部はLED電球を使用するとのことである。

お祭り前の静寂な靖国の杜で、健康と東日本大震災の復興を祈念して大鳥居を後にした。

キセキレイ  水辺にすむ黄色いセキレイ

梅雨が明けたような天気だと言っていたら、関東甲信越に梅雨明け宣言が出された、平年より12日早いとのこと、梅雨入りも早かったので明けるのも早いのだろう。これからは暑さがさらに厳しくなる。熱中症に気をつけてこの夏を乗り切らねばと思う。

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早朝の多摩川にキセキレイが一羽、この辺にはハクセキレイやセグロセキレイが多いのでキセキレイは珍しい。水辺にやってきては尾羽を頻繁に上下に振るしぐさが特徴である。

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セキレイは、鶺鴒と書き尾羽を上下に振り、イザナギ、イザナミに性交を指南する「嫁ぎ教え鳥」ともいわれる。

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ものの本によると、これは「日本書紀」のイザナギの尊とイザナミの尊の二柱の神の「国生み」の項にあるという。「・・・・ついに合交せむとす。しかし、その術を知らず。その時、鶺鴒飛来し、その首尾を揺す。二の神、これを見習い、交の道を知る」と記されているところから、「嫁ぎ教え鳥」と言われるとのことである。

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リズムカルに尾を上下に振る様を見ていると、「こうやって腰を振るのよ」 といっているようである。尾羽を振りながらちょこちょこと石を渡るので落ち着かない鳥だなと思う。

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落ち着かないと言えば日本のある大臣、初めて被災地を訪れ上から目線で知事への言葉、なかなか言いにくいことを平気で言える人だと感心していたら、一週間たらずで辞任。

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やめないで、あの発言の勢いで復興事業をやってほしかった。発言の責任をとるならやめるのではなく、復興計画を明確にしてそれを早く実行することだと思う。早くやめるべき人が辞めないで、これからやる人がやめてしまった。どうなるのだろう日本、「リーダーシップ教え鳥」が飛んでこないかなと思うこのごろである。

あさざ   小山田緑地あさざ池を歩く

小山田緑地の中に飛び地があり、東京国際のゴルフ場のコースの近くに小さな池がある。今がちょうど見ごろのあさざ池である。

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軽自動車がやっと通れるくらいの農道を入ると、ゴルフ場のカート道に出る手前にその池はある。緑の草むらの中にあるので気をつけてみないと見逃してしまう。

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水面にびっしりとあさざの葉がはびこり、その中に可憐な黄色の花が咲いている。早朝には花弁を閉じているのであまり早いと花弁が開いていないことがある。

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時間が経つにつれて花弁は開き、昼過ぎごろになるとまた花弁を閉じてしまう。コウホネと間違えやすいが花ビラが柔らかく感じるので区分けがつく。

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早朝についたときにはまだ花弁が閉じていたが、田植えの終わった田んぼを見ながらきれいに咲いている紫陽花を眺めたり、近くの林で聞こえるアオゲラのドラミングの姿を探しながらぶらぶらして戻ってくると、閉じていた花弁がだんだんとひらき始めていた。

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あさざで有名なのは、日本で二番目に大きい湖と言われている霞ケ浦のそれである。水が汚染されて魚が住めないほどになってしまったが、あさざを増やすことによって湖の水をよみがえらせたということである。

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人間だけの地球ではないので、植物や生物、動物たちがそれぞれ生きていける環境を守り続け、お互いに共生できることが望まれる姿ではないのだろうか。「人間よ奢るなかれ」でしょうか。

オオヨシキリ  多摩川上流で

緑の草が茂った多摩川に行くと、今時多いのはセッカとオオヨシキリの鳴き声がどこからでも聞こえてくる。セッカはススキや葦、瀬の高い草の上に止まって大きな声で囀るのですぐにわかる。

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なかなか姿を見せないのがオオヨシキリで、葦原の中で営巣して子育てをするので葦原に入り込んでしまうとなかなか姿を見せてくれない。

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但し、これも声が大きいのでどの辺にいるかはわかるが、姿を見つけるのは難しいほうである。関戸橋付近の多摩川では声がするけど対岸の葦原なので声は聞こえるが姿は遠い。

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天気もいいので多摩川の上流へ向かうことにする。今年はまだオオヨシキリにはあってないので楽しみにしながら、玉川上水沿いを羽村取水堰まで足を運ぶことにした。

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河原では水遊びをする家族連れや子供達の姿がたくさんみえる。梅雨時なので玉川上水も満々の水を蓄えて堀の縁にある草木を水中に呑み込んでいる。

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土手を登り、サイクリングロードになっている堤防の上を少し歩くと、ウグイスとオオヨシキリの鳴き声が聞こえ、たまにセッカのこえも聞こえる。上空ではトビが優雅に気流に乗って飛んでいる。

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河原に降りて、背丈もある葦原のなかをオオヨシキリの鳴き声がする方向に歩く、足元の石や水を避けて対岸にやっとたどり着いた。

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周りでは「ギョギョシ、ギョギョシ」の大合唱である。目の前の大きな木にいるらしいが、緑の葉にさえぎられてその姿を見つけるのに一苦労である。一度姿を見つけると、後はその姿を見逃さないようにすればいいだけである。

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鳥たちは自分の縄張りを持つので、ある程度気長に待てば必ず姿をむせてくれるので助かる。大きな口をあけて真っ赤な赤い口の中をみせながら囀り続けている。夏の風物詩である。

バランス  見事なバランス像

相模川の清流を眺めながら鮎釣りを見ていると、近くの「清流の里」の園内に見事なバランスを保った子供の像があるのを見つけた。何気なく通過すると見過ごしてしまいそうである。

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反り返ったお腹に乗せた数個の箱、箱というより角材のようであるが、これをよくバランスをとって乗せている。体の柔らかさも感心するが全体のバランスがいいことに眼を奪われてしまう。作者の発想に関心する。

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バランスというと釣り合いとか平衡性、天秤などを想像するが、balanceの頭文字を大文字にすると 「天秤座」 になる。南の空に輝く星座である。

また、Y字バランスというと新体操の技のひとつになるが、これもなかなか体が柔らかくないとできない。TV中継などでは笑顔で演技をしているが簡単にできるものではないと思う。

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さらに、健康のためにはバランスボールによるトレーニングも一時注目された、トレーニングジムなどではレッスンの一環として行われているようであるが、あれも見ているほどには簡単にはできないようである。

我々が日常的によく使っているには、バランスシート。会社の決算期には必要なものであり、企業の資金の循環サイクルをみるものである。資金の調達とその運用の状況を表したもので、右側に資金の調達状況、左側に資金の運用状況を示し、左右がバランスすることが必要なのである。

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健康といえば、企業と同じように我々に大事なのは食事のバランスである。食事の適量は性別、年齢、身体活動によって違うが、主食、副菜、主菜、牛乳乳製品、果物、水、お茶、運動、菓子、嗜好飲料など一日の摂取量が決まっている。これが多かったり、少なかったり偏ったりすると体に変調をきたす。

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嗜好飲料の一日の目安は、200Kcalといわれている。日本酒ではコップ1杯(200ml)、ビールは缶1本半(500ml)、ワインはコップ1杯(260ml)、焼酎は(ストレート)コップ半分(100ml)だという。謙虚に量を超しているなと反省する。

何事もバランスを考えて行動して、健康体をいつまでも保ちたいものである。the Balanceは「天秤座」、私の星座なので改めてその意味を考えながら、毎日を過ごしたいものである。

アマサギ  飴色の羽毛

一日雨模様の天気予報で家にいたが、雲は低く怪しい空模様のなか出かけることにした。アマサギがきているだろうと思われる相模川沿いの中州に田んぼがあるところを目指した。

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車のナビを見ると一時間ぐらいで着きそうなので、一応雨の用意をして出かける。河原まで降りていくにはナビがないと、狭い住宅街を抜けるので道を探すのがなかなか難しい。

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河原の駐車場にはすでに車がいっぱいである。相模川での鮎つりの人たちでにぎわっている。すでに川の流れの真ん中まで入り、腰まで水に使って長い釣り竿を伸ばしている。両岸でも腰を下ろして糸をたらしている人がたくさんいる。

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車がたくさん止まっている土手の上を走り、車一台しか通れない狭い橋を渡ると広い田んぼが見えてくる。ここまで来る人はあまりいないので車の数は少ない。田植えの終わった田んぼの稲はたっぷりの水にしっかりと根を張って一面を緑の絨毯のように染めている。

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川岸の大きなアカシアの木の上に二羽のアマサギの姿を見つける。ここをねぐらにしているのだろうか、しばらくすると飛び立ち目の前の緑の田んぼに降りて、採餌をはじめた。

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アマサギは夏鳥で夏季に繁殖のために飛来する。全長は46~56cm、翼開張は88~96cmになる。後頸、胸部から腹部にかけて白い羽毛で被われる。嘴は短く、色彩はオレンジがかった黄色で後肢の色は黒褐色である。

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繁殖期は眼先が赤く、嘴や後肢の色も赤みを帯びる。夏季は夏羽になり、頭部から頸部、胴体上面はオレンジがかった黄色(飴色)の羽毛で被われる。アマサギの名前の由来はこの飴色からきているといわれる。

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         夏羽と冬羽のアマサギ

また、冠羽と飾羽が伸びてきれいに見える。冬季には冬羽になり、頭部から頸部、胴体上面が白い羽毛で被われる。そういえば、夏羽のアマサギと一緒に冬羽のアマサギもいる。

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生態としては草原や農耕地、湿原などで生息し、食性は動物食で、主に昆虫、クモを食べるが、魚類、両生類、小型爬虫類、甲殻類なども食べる。大型の草食獣の牛などの背中に止まり、寄生虫を採ることがあるので、共生関係の例に挙げられることもある。

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田んぼの中をゆっくりと餌を見つけながら歩いている。ペアーで行動しているのだろうか、つかず離れず仲良く、だれもいない田んぼでの採餌である。

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福島原発で放射能汚染の問題がクローズアップされているが、人間ももちろんであるが動物たちも安心して食事ができることが一番である。

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「食べるベクレル、浴びるシーベルト」といわれ耳慣れない単位を表示されて、条件付で大丈夫ですと報道されるが真実は見えてこない。一日も早い安全宣言を期待したいものである。

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