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伊勢原ヒガンバナ 田んぼの畦道を歩く

七沢川を渡り、日向川沿いに狭い道を登っていくと、稲刈りをする農家の人たちの風景が見え始め、農道を歩くザックを背負ったヒガンバナ観賞の人たちの姿が多くなる。

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         懐かしい農村風景

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狭い道なので追い越すのも少し気が引ける想いで、遠慮しながら車を進める。田んぼの畦道にはどこにも赤いヒガンバナが見られ、黄金色に波打つ稲穂とのコントラストが鮮やかである。

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ヒガンバナは中国から稲作と共に入ってきたといわれる史前帰化植物で、その姿がそのまま残っている風景である。

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             畦に咲くヒガンバナ

水を張った田の畔を、ノネズミやモグラなどに穴をあけられては水稲を育てることはできないので、有毒な植物、ヒガンバナを畦に植えて稲を守ったのである。すばらしい先人の知恵だと感心する。

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        畦に咲くヒガンバナ

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また、大飢饉で食べ物が不足した時は逆に、このヒガンバナの澱粉を非常食として使ったとも言われている。もちろん、水にさらして毒性を取り除いてから用いたのであるが。

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        稲穂とヒガンバナ

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曲がりくねった狭い道を上流の方に来ると、田んぼの稲はすでに刈り取られ、稲架(おだ)にかけられ天日干しをしている。小川が流れる畦道を歩きながら、そんな風景を楽しんでいる。

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               赤とんぼとヒガンバナの蕾

米作りをしている友人に聞いたことがあるが、出荷する米は、最近ではコンバインで一気に籾を刈り取り、乾燥機で一気に熱風乾燥をして袋詰めにするが、自分たちで食べるお米は天日干しにしておいしく食べるのだそうである。

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天日干しにすると、手間と時間がかかるが稲架にかかる稲は最後の力を振り絞って、栄養分を籾に移動させるから、お米が美味しく食べられるのだそうだ。そういえば、田んぼを見ると稲穂を下に向けて天日干しをしている、これも理にかなっているのだなと感心する。

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赤く咲くヒガンバナは、群生しているのも赤い絨毯のようできれいであるが、路地の馬頭観音の石仏を囲むように咲いていたり、大きな木の下の石仏や石燈籠の脇にひっそりと咲いているのも風情があっていいものである。

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        馬頭観音を囲むヒガンバナ

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ここ日向地区は、厚木の市街地から少し入っただけであるが、今では忘れかけてしまっている懐かしい農村の雰囲気を、色濃く伝えてくれているひなびた味わいのある風景である。心なしか、訪れている人たちの年代も、それを見ている姿もそんな郷愁を楽しんでいるように見えるのは私だけではないだろうと思う。

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