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カルガモ  のびのびと遊ぶ

朝起きると雲が厚くあまり良い天気ではない、時折陽も射しているのでいつもの多摩川土手に向かう。少し風もあるが半袖でも寒さは感じない。

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土手を下り水たまりになっているところで、カワセミを待つ。今日はカワセミのダイビングを狙ってみようと準備をしながら待っていると、池の奥の方からカルガモが一羽、鏡面になった水面に小さな波紋を作りながら泳いでくる。

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水中の水草を食べたり、水上につきだした草の実をつついたりと一羽優雅に遊んでいる。たぶん今年生まれたカルガモだろうと思う。

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カルガモはほとんど雌雄同色で、全身がくすんだような黒褐色で顔は白っぽく、2本の黒褐色の線がある。嘴は黒く先端部だけ黄色なのが最大の特徴である。脚はオレンジ色で水面上はスイスイと優雅に泳いでいるが水中では忙しく脚を動かしている。

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鴨類では大半がオスがきれいで派手でメスは地味な感じだが、カルガモはカモには珍しい雌雄同色である。翼鏡は青い、翼を閉じていると目立たないが、飛翔すると青い色が目立つ。

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食性は、植物食傾向の強い雑食で、種子、水性植物、昆虫などを食べる。水面でも陸上でも採食をする。たまにトンボなどを捕らまえている姿を見ることもある。

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一般にカモ類は冬鳥であるがカルガモは、夏でも冬でも「軽池」に見られたので「軽鴨」と呼ばれているというのが定説である。この「軽の地」は現在の奈良県橿原市大軽町とその付近だと言われている。

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この「軽」の地名は「日本書紀」に記されており、「かるがも」という名前は江戸時代初期から使われていたようである。

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最近ではカルガモの親子連れがよく取り上げられる。これは何年か前、大手町の三井物産のプラザ池から皇居の和田倉堀へ引っ越しをする姿をマスコミが取り上げ話題になったからである。

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少子高齢化といわれて久しいが、わが国もカルガモの親子のように次世代の子供たちを親鳥がひきつれて歩くようにならないと大きな成長は望めないのかも知れない。放射能汚染問題が深刻になってきているが、こどもたちを安全、安心に育てることができる世の中をつくりたいものである。

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