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富士山  懐かしい思い出

富士山を眺める機会は多い中で、初秋の富士川に行く機会があった。早朝の新幹線で東京を発ち新富士で降りる。

新幹線と言えばほとんど大阪か名古屋へ行くことが多いので、「のぞみ」を利用することが多い。しかし今回は各駅停車の「こだま」に乗ることになった。普段は当たり前に指定席を使っているが、今回はしばらくぶりに自由席に乗る。列車を待つ間も何か普段と違うわくわくした期待感を持つ。

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5分~10分おきに出ているひかりに比べてこだまは少ないかと思ったら、それでも同じように結構頻繁に出ていて、さらに席は満席である。初めて降りる新富士駅、駅の廻りをぐるりと歩いてみたが、目の前に富士山がどんと居座っている。

やはり富士山の雄姿は、頭に雪を載せている姿がきれいだ、そのことをタクシーの運転手さんに言うと「お客さんは関西か九州ですか?」と聞かれた。「東京から来た」というと、東京の人で富士山の頭に雪があった方がいいという人はほとんどいないということであった。

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彼の説明によると、雪のない富士はまた違う風景をみせてくれる。陽が落ちる頃の赤富士がきれいなのだと説明してくれた。これから11月に向けて雪の降る前、夕がたにきれいな赤富士が見えることがあるのだという。

タクシーで目的地に向か車中でも、話好きの運転手さんがいろいろな話をしてくる。彼が言うには、「最近の若い人は・・・・」という話である。要は、自分の親父ギャグを理解してくれないのが不満らしい。そんな話の中で、富士宮の管理者養成学校が話題になった。

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この辺り、タクシーで遠距離に行く人は管理者養成学校に行く人が多いらしい。その運転手さんは、それらの人たちのことを細かく観察していてその話をしてくれる。富士宮の駅前での「駅頭歌唱」など、最近はやってないらしいが・・・。

おもしろおかしく聞いてはいたが、実は私も三十数年前にここの指導力訓練に参加したことがあるのである。世間では「地獄の訓練」とか言っていたが、評判や評価は様々である。結果は見事に期日内に卒業でき、個人的には良い体験をしたと思っている。

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その当時の、卒業生感想文を見ると懐かしい富士山のふもとでの生活が思い出される。それぞれの感想文のタイトルを見てみると、「私の一番」 「私の抱負」 「私はやる」 「夜間行進」「ありがとう」 「やる気」 「電報の重み」 「私の決意」 「良き訓練」 「さまざまな富士」 「意を新たに」 「やり終えた」 「俺は勝つ、自分に勝つ」 「私は若い、私は強い」 「6名の戦士と」などである。

久しぶりに古い文集を読んでみると、懐かしく当時を思い出す。感想文のタイトルを見るだけでどんな訓練が行われているかが想像できる。ちなみに私の感想文のタイトルは「やり抜くぞ40km」でした。

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グループの指揮官に撰ばれた夜間40km行進は、2月の富士山の雪のあるふもとの山道をフリーハンドで描かれた地図一枚を持って6名で歩き、決められた四つのポイントを探して一人の落後者もなく帰還することが使命である。もうやめようという人、体を壊す人、脚が動かなくなる人、いろいろあったが全員完歩の記録は6時間42分で、当時、新記録ということで、教官から御褒美にビール1ケースをもらった記憶がある。

21時消灯5時起床、明けの明星輝く寒空の下での乾布摩擦から始まる一日、無駄口なしの禁酒、禁煙、俗世間との交信断絶の中での訓練、冷たいビールは美味しかった。

今では”買ってでも”できない貴重な体験だと思っている。その富士山も9月の24日に初冠雪があった、平年より6日早いという。これからは、雪をいただいたあの富士山の雄姿をまた見せてくれることだろう。

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