野鳥たち

  • アカゲラ
    野鳥たちの表情を表現できればと思っていますがショットが精一杯。

花たち

  • セイヨウカラシナ
    気の向くままの足跡を紹介します

風景

  • アイスパビリオン
    一期一会の心に残る風景

淡島の一日

  • 淡島から見るサンセット
    奈良の帰りに淡島に一泊。夕日と富士山がきれい。露天風呂から正面に富士山が見える。

四国・四万十川の旅

  • 金比羅宮
    2008年5月の連休の四国四万十川の旅

« 人参祭  高麗ニンジンの山 | トップページ | 天高く   秋雲の多摩川を歩く »

オオバン  朝もやに煙る河原

朝晩はかなり冷え込むようになってきたが、まだその冷え込みが足りないのか街路樹の紅葉が遅いような気がする。

_7435_edited2

                  多摩川と大栗川の合流点方向

 久しぶりに多摩川へと足を向けてみた。朝露にぬれる土手の草葉を踏み分けて河原へと降りてみると、気温が低いせいか川面からはうっすらと水蒸気が昇り、あたり一面朝もやに煙る幽玄的な雰囲気である。

_7436_edited1

        大栗川上流方面

 今年の夏のゲリラ豪雨の増水の影響で、多摩川の水の流れも春先の流れから大きく変わっている。大きな草や葦の原もすっかり流されて、大きな石や小さな丸い石ころが一面を覆い、たまに根こそぎ倒された樹木も姿を見せる。

_7446_edited1

          大サギ

朝露を浴びた葉の中を歩くと数歩も歩かないうちにズボンがびしょぬれになり、肌にへばりついてくる。見渡すと、多摩川に合流する大栗川の流れが堰き止められた水面のもやの中を、静かに動くオオバンの姿が見える。

_7507_edited1

         オオバン

_7535_edited1

 黒い体に白い嘴と白いおでこと言うモノトーンのスタイルは、しゃれた配色でこのあさもやの中には良く似合う。静かな水面を、周りに幾重もの波紋を作りながら泳ぎ、ときどき水中に嘴を入れて水草を採る。

_7488_edited1

「水鶏」(みずにわとり)と書いて、クイナと読ませる。ツル目クイナ科オオバン属に区分される。名前のとおり水草や葦の中で生活する。全長39cmほどで全体は灰黒色で嘴と額が白色で脚は暗い緑青色、カモ類の水かきと違った木の葉状の特殊な水かきで水上をすばやく泳ぐ。

_7456_edited1

 静かな早朝の川面には他に、水中に顔を突っ込むのが忙しいカルガモ、じっと獲物を狙うアオサギ、抜き足差し足で歩く大サギなどの姿が見える。

_7443_edited1

        カルガモなど

_7606_edited1

         カワセミ ♂

_7613_edited1

 対岸の水辺の草木にはカワセミが飛び交い、たまに「ヒッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ」とジョウビタキの鳴き声が聞こえる。まだ用心深くなかなか近くには来てくれないが、もうそんな時期になったのだと改めて思う。

_7448_edited1

             稲城の清掃工場の煙突

 陽が上るにつれ幻想的な風景は消えていくが、朝もやの河原を歩くのもいいものである。水墨画を思わせる光景は心が安らぐ。これからは日増しに冬鳥たちが増えてくることだろうと思いつつ、下流に飛んでいく上空のオオタカらしき姿を双眼鏡で追いかけて見る。

« 人参祭  高麗ニンジンの山 | トップページ | 天高く   秋雲の多摩川を歩く »

早朝散歩」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/513775/53259066

この記事へのトラックバック一覧です: オオバン  朝もやに煙る河原:

« 人参祭  高麗ニンジンの山 | トップページ | 天高く   秋雲の多摩川を歩く »