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2011年12月

皇居前広場 小春日和を楽しむ

 近くて遠い皇居(江戸城)、都内の移動はJRか地下鉄で動くことが多く、近くまでは行くことは多いが改めて見学に行くことは無いお城である。

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        外堀とビジネス街

思い起こせば修学旅行以来かもしれない。小春日和の昼下がり、久々に時間が空いたので足を運んでみた。黄色くなった銀杏並木のお堀をぐるりと回ると広い皇居前広場が見えてくる。

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         正門石橋

たくさんの車が行きかう交差点を信号が青になるまで待っていると、昼休みのジョギングなのか、本格的な皇居マラソンなのか走る人の姿が多く見られる。

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 最近はランナーの数が多くなり、マナーが悪いとか、道路を歩く邪魔になるとか話題が多いランニングコースである。それにしても老若男女たくさんの人が走っているのには改めて驚く。

ランナーの間を抜けると小さな砂利が敷き詰められた広い皇居前広場である。広場では中国からの観光客と見られる団体や、外国人の観光客が多く皇居をバックに記念写真を撮っている姿が目立つ。

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         正門鉄橋「二重橋」

皇居の入り口には、広場から見て石で造られた手前の二重アーチ状になった「正門石橋」と、鉄で造られた奥の「正門鉄橋」の二つの橋がある。

「二重橋」というのはこの奥にある「正門鉄橋」のことを言うらしい。手前の二重アーチ状に見える橋を二重橋だと思っていた私は再認識したところである。

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        伏見櫓と正門石橋

「二重橋」といわれる奥の鉄橋は、木造橋時代に橋げたが上下二段に架けられていたところから二重橋と呼ばれていたようである。現在の鉄橋は1964年に架け替えられたもので橋桁は二重にはなっていない。

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皇居にはここから入るわけであるが、一般人は許可無く入ることができない。但し新年や天皇誕生日の皇居一般参賀の時には入ることができる。

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              楠正成像

江戸城跡の皇居は今では広い敷地を有しているが、家康が入城した当初は横山道灌が築城したままの姿の比較的小規模な質素なお城で鎌倉の北条氏の支配下であった。

1590年、豊臣秀吉の小田原攻めの際に開城し、秀吉に北条氏の旧関八州を与えられ駿府から徳川家康が入城して居城とした。豊臣政権の大名として増築や街造りを行い、関が原の戦いによって政権を握り、1603年江戸開府から江戸城の拡張を進めていったといわれている。

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  明治維新により忠君愛国のモデルになった楠正成、顔は皇居を向いている。

 300年の徳川時代の歴史となぜ皇居前に楠正成像があるのかを考え、当時の石垣を見ながら陽だまりをゆっくりと散策した。学生時代の友人は、仕事で上京したときは必ずこの皇居を訪問すると言っていたことを思い出し、私も今後はそういう心がけをしようかと考えたところである。

ベニマシコ  赤い鳥来たらず

今日こそはオスに出会いたいと思いつつ、同じところに3日間通い続けたが赤い鳥には遇えなかった。但し、メスは毎日早朝から姿を見せてくれていいところでポーズをとってくれて楽しませてくれた。

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                   ベニマシコ ♀

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冷え込む早朝から来ている同好の士も「オスはいましたか」と聞く。たぶん渡りが遅れているのか、ほかに餌場があるのかでここには来ていないのだろうと思う。

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ベニマシコは漢字では「紅猿子」と書き、体が赤く猿のように顔も赤いところから名付けられている。日本では夏鳥として北海道や青森県の下北半島などで繁殖して、冬鳥として本州以南へ渡り越冬する。

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それでも、ここの場所に一日中いればひょっとすると出あえるかも知れないと思いつつ、そうもいかないのでいつも9時過ぎには引き上げてしまう。

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その間にもいろいろな鳥たちが顔をだしてくれるのだけれど、待ち人来たらずで満足できない状態が続いている。恋焦がれる鳥を待つ心境は人間と同じ心境で、寒さも気にならないでひたすら待っている。

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毎日顔を出してくれるメスたちも同じ心境でオスを待っているのかも知れない。その思いが弱いからオスをひきつけられないのだろう。この辺は最近の日本の人間世界と違って男子の権威が保たれているような気がする。

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それでも、今日のメスは朝食をたくさん食べた後、毅然とした態度で葦の枝の天辺に止まってオスに対してのアピールを繰り返していたので、そのうちに貴公子が現れるだろうと期待しながらしばらくここに通ってみようと思う。

今日の鳥たち   多摩川土手を歩く

西高東低の気圧配置、天気図の縦じまが細かく並び日本海側は大雪、名古屋でも大雪の情報が聞かれる。冬型になる初日は関東では冷たい北風が吹くのが常である。

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多摩川の土手の上を歩くとその冷たい風がまともに体に向かってくる。早朝の多摩川の河原は、冷え込んだ空気が枯れた葦原の上を白い雲海のような雰囲気を見せてくれる。

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                 シジュウカラ

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                 カシラダカ

まもなく太陽が顔を出すと、その靄も消えてなくなり、枯れはに降りた霜が溶け出して陽の光にキラキラと光り始める。

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       ヒヨドリ

太陽が顔を出すとその昇るのは速い。キラッと光った太陽の頭は見る見るうちに丸くなりまともに見つめられないほどの輝きで雲の上にのぼっていく。

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         カワラヒワ

太陽が出る直前の靄のかかった河原は、日の光が線状に差し靄を赤色に染めて幻想的な雰囲気である。こういう場面に出会えるのは最初で最後、貴重な瞬間である。

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        ノスリ

霜の降りた寒そうな草の実に野鳥たちが姿を見せ始めた。カワラヒワ、ホオジロ、ガビチョウ、ヒヨドリ、カシラダカ、ベニマシコ、ジョウビタキなどである。

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         ツグミ

もちろんシジュウカラやメジロはいうまでも無くモズも大きな声で縄張り宣言を始めている。冷たい空気も陽が射してくると和らいで風が無ければよい鳥見日和である。

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        ジョウビタキ

正面の大きな木に猛禽類の姿が見える。双眼鏡で覗いてみるとノスリのようである。じっと枝に止まったまま動かずにいるが、時折頭をキョロキョロさせて獲物を狙っているようで、正面をむいていたが背中をむけてしまった。

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        ガビチョウ

冷たい北風に河原の樹木の葉がひらひらと落ちていく。しばらくするとすっかり枯葉も落ちて裸になった木々に冬鳥たちが勢ぞろいするだろう。今冬はどんな鳥たちに遇えるのだろうか楽しみである。

カワウとカワセミ  多摩川の朝の対比

最近の朝の明けるのは一番遅い時間帯になっている。今年の冬至は12月22日で2011年で最も昼の長さが短い日である。

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       カワウの飛翔

東京では日の出が朝の6時46分ごろで、日の入りが夕方の4時33分ごろになる。昼の長さは9時間47分と短く、会社での勤務時間が8時間だとすれば、通勤時間を考えると暗いうちに家を出て、暗くなって会社を出るという感じになる。

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        カワウ

昼が短いだけでなく昼間の太陽の高さが一番低くなる時期である。南東から陽が出たと思ったら高く上がらず、南西に沈んでいく、陽の光も一番弱くなり寒くなる時期なのである。

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        頭の白い婚姻色が見える

夜明けが遅いので、多摩川へ向かう時間もいつも遅くなってしまう。大栗川との合流点に行くと上流からたくさんの黒い鳥の群れが向かってくる。カワウの群れで約100羽はいるであろうか、目の前に降りて採餌を始めた。

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カワウはカラスのように全身が黒いので「烏」という字を漢字の音読みをして「ウ」を名前にしたのではないかといわれている。

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       カワセミ ♂

真っ黒なカワウの集団の中に頭が白っぽいカワウが2,3羽いる。これは成鳥の婚姻色を表しており、繁殖期には頭部と脚の付け根に白い繁殖羽が生じ、目の下が赤くなる。カワウの繁殖期は長く1年中におよび、年2~3回は繁殖する。だから大集団になるのだろう。

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多摩川に来るのはいつもオオタカを見に来ているのであるが、今日は出てきそうもないので、川に沿って土手を歩いていると、カワセミが飛んできて枯れた草の枝にとまった。集団で行動する真っ黒なカワウと、単独で行動するきれいなコバルトブルーのカワセミの対照的な光景である。

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 きれいなカワセミを見ながらさらに上流へ足を進めると、今度は堤防のコンクリート上で餌となる魚を探しているカワセミの姿が見えてきた。しばらく魚を狙っていたようであるが、ダイビングをせずに下流に向かって飛んで行ってしまった。

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       カワセミの飛翔

 今日は不作とあきらめて機材を片付けて帰ろうとすると、頭上に突然2羽のオオタカとカラスがモビングをしながら飛んでいる。良いシャッターチャンスであったが、カメラを閉まってしまった後なので残念ながら見ているだけであった。「果報は寝て待て」という言葉が頭をよぎる。自然界の生物を相手にするには、時間をかけて待つことも重要だと実感した朝であった。

ベニマシコ  早朝の多摩川

昨日のベニマシコ探しは失敗に終わったので、今日はいつもの多摩川で赤い鳥の出そうなところを探して陽が上るのを待った。

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東の空を赤く染めて光輝く太陽が顔を出し始めた。河原の枯れた草むらには、昨夜の冷え込みでそれぞれの葉に霜が降りて、太陽の光できらきらと光り始めた。

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土手の合流点の先端にいるので、早朝のランニングをする人がここまで走ってきて折り返して行く地点である。寒い中待っていると数人のランナーが白い息を吐きながら折り返して行く。

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陽が上るにつれて野鳥たちの鳴き声が聞こえ始め、ジョウビタキやホオジロ、アオジ、カワラヒワなどが飛び交い始めた。やや大きな声でなくガビチョウも忙しく餌を求めて枯れ草の中を飛び歩く。

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しばらくすると数羽の小さな野鳥が草の実をついばみ始めた。よく見るとベニマシコである。地味なスタイルはベニマシコのメスである。これだけのメスがいれば、きっと近くにオスがいるだろうと期待して待つことにした。

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目の前の草木の間を行ったりきたりしながら、草の実を忙しく小さな嘴で採っている。今シーズン初めてのベニマシコとの対面である。うれしいことではあるが、残念なのはメスであるということ、オスの方がきれいでもっと赤い色が目立つのだ、これは人間世界と違うところである。

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しばらくの間夢中でシャッターを押していたが、なかなかオスの姿は見えない。そのうちに河原の草むらの中から、カメラを片手に持ったおじさんが出て来て、ベニマシコの餌場の方向に近づいて行くといっせいに飛び立ってしまった。

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残念ながら赤い顔のベニマシコには遇えず、あきらめて引き上げることにした。家に戻って「ベニマシコに遇えたぞ」というと、「宮ヶ瀬まで行かなくても近くにいるじゃないの」とつれないカミさんの言葉。

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朝食を済ませ、カミさんの入れてくれた暖かいコーヒーカップを手に、この次はオスとの出会いを期待して寒さに負けず頑張ろうと心に決めて、レンズを磨いて小さな幸せを感じているところである。

冠雪の富士  山中湖遠望

夏場の富士山は早朝に雲がなくきれいに見えていても、大抵10時ごろには雲が出て来て頂上付近は隠れてしまうが、今日の富士山は雲一つなく頭に白い帽子を被りその雄姿を見せてくれている。

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せっかくだからその雄姿を間近で見ようと車のハンドルを握る。道志温泉がある道志道をひた走ると、時折山々の間にその白い嶺だけを覗かせる。雲が出ないうちにと急ぐので車を止めて眺めるでもなく、道路の端に雪が残る林道を走る。

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山中湖畔に出ると水際には富士山の写真を撮る人たちが数人、どこかの写真教室の現場実習のようである。話を聞いていると、今日の4時44分頃には夕日が富士山の頂上に沈むダイヤモンド富士が見えるらしい。

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興味深いことを聞いたので、その時間まで待って瞬間をカメラに収めたいなと思いながら、後ろ髪引かれる思いで帰路に着く。残念ながら、なぜかというとカミさんを6時半に迎えに行く約束をしているので今から戻らないと間に合わないのである。

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       山中湖と中央アルプス

富士山と山中湖を見下ろせるススキの原が広がる峠を上り、帰り道を急ぐことにしたが、あまりにもいつまでも富士山がきれいなので車を降りて、遠くに見える雪の中央アルプスから富士山、山中湖をもう一度眺めていると、青い空にハイタカらしき猛禽類がホバリングをしているではないか。

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        ホバリング中

しばらく双眼鏡で眺めていたが、いつまでも遊んでいるので三脚をセットして長玉で狙ってみた。天気がいいのでハイタカも機嫌よくホバリングを続けている。

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ホバリングをしたらきっと獲物を見つけて狩をするだろうと期待しているけど、なかなか行動に移さない。若鳥がホバリングの練習をしているようにも見える。広く青い空にたった一羽の鳥、見るからに気持ちよさそうである。

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この次は朝からこの場所に来て鳥を追いかけようと決めて、峠を越えて下ることにした。この峠道を登っていく若いカップルのハイカーが楽しそうに元気に歩いている。山登りをした若いころを思い出しながらゆっくりと追い抜いていく。

「犬も歩けば棒にあたる」を良いほうに解釈して、やはり行動しなければ変化と新しい発見は見つけられないなとつくづく感じた一日であった。「食べるのは一口づつ、歩くのは一歩づつ」一の積み重ねが重要だと改めて感じたところである。

早朝の湖  鳥を探して

冬型の気圧配置で朝夕の寒さは厳しいが空は雲一つない晴天である。宮ヶ瀬にベニマシコ、オオマシコが来ているというので早朝に出かける。

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                  早朝の虹の大橋

休日だけあって道路は空いているので1時間半ぐらいで現地に着いた。ラッキーにも駐車場は無料のようで、料金所の遮断機は上がったままである。広い駐車場にまだ1,2台の車しか止まっていない。

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車両通行止めの林道をダム湖のふちに沿って曲がりくねりながら歩いていくと、モズやルリビタキなどの姿が見えるが、目指す赤い鳥は姿が見えない。

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        鏡面の湖面

朝の日差しが射し込む曲がりくねった道を明るいところと影になった少し暗いところを交互に歩きながら、鳥の姿を見たり、鳴き声を聞きわけゆっくりと歩く。

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周りの林にはベニマシコの好きな食べ物の木々がたくさんあり、そこに出てきそうな雰囲気はあるがなかなか見つからない。

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       オシドリの群れ

朝日にあたる湖にかかる虹の大橋がきれいなオレンジ色に輝いている。波一つない湖面は鏡面のようになり、湖岸の大きな木にはアオサギがコロニーを作っているのかたくさんの姿が見える。

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杉林の隙間を照らす朝日は静かな湖面にその姿を映し、水面が鏡のようになってきれいに見える。湖にかかる高い橋の上から釣り糸をたらす釣り人の背中を朝日が照らし、それが暖かそうに見える。

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      オシドリのペアー

途中までくるとカメラを持った人たちと行き違う、軽く会釈と挨拶をしてさらに歩を進めると数人のカメラを構えた人たちが居る。「出たのですか」と聞くと、「さっきまでいたけど飛んでしまった」とのこと。しばらく待ってみたが、やってきたのはホオジロだけであった。

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午前中粘ってみたが、今日はなかなか会えそうにもないので引き上げることにした。それでもせっかく来たのだからオシドリでも探してみようと湖面上を探すと、肉眼では見えないが双眼鏡で見ると数羽の群れを発見、ホッと胸をなでおろし帰ることができそうである。

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       オシドリ夫婦

早朝張り切って遠路来たのも無駄足かと思ったが、赤い鳥を探してオシドリを発見というところで、オシドリは今年初めての出会いなので満足することにする。

相模湖イルミリオン  300万球の輝く夜

 年末になるとどこでもイルミネーションの話題が多くなり、都内の主だったビルではイルミネーションで飾られたクリスマスツリーがきれいに輝いている。

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 相模湖イルミリオンはことしで3年目になるという。関東最大級の300万球のLEDの美しい輝きが見られるというので、点灯の瞬間から見ようと早めに家を出て相模湖に向かった。

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       光のエントランス        

 相模湖ピクニックランドは、今ではもう三十路になる息子がやっと歩き始めた頃に家族で遊びに行って以来である。

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       点灯の瞬間

当時は名前の通り広々とした草原の広場で羊が遊んでいて、子供が一緒になって喜んで草の上で転がったりして遊んだ記憶が思い出される。

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      光の海

午後4時半ごろには駐車場に入ると、すでに観光バスが数台着いており今日もかなりの混雑が予想される。急な石段を登ると光のエントランスがあり、イベント広場には木でできた椅子とテーブルが整然と並んでいる。

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すでに半分ぐらいは観客で席は埋まっている。寒いので暖かい飲み物を手に椅子に座って点灯の瞬間を待つことにする。

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       光の海の天の川

午後5時少し前になると会場の案内とカウントダウンが始まり、陽が落ちてすっかり暗くなった広場はたくさんの人たちのカウントダウンの声だけが響く。

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「ゼロ」の声と共に正面の丘が一斉に点灯する。会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こり、暗闇は一瞬で華やかな美しい輝きに彩られた。

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        東北復興支援

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        光の銀世界のオーロラ

しばらく目の前の光の「イルミリオン」を楽しんだ後、輝く光の海の中を歩いてみることにした。ゆっくりとスロープを登っていくと、一面青い光の「光の海」、太陽系の惑星が並び天の川や流れ星の演出もある。

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             光の銀世界から大観覧車

白く輝く「光の銀世界」は人工雪もあり雪景色である。さらにその上には、「光の動物園」があり、たくさんの動物たちが緑の輝きの中に点在している。

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       光の銀世界への入口

坂を登ったところに「光の大聖堂」が大きな門構えと共に、色とりどりのステンドグラスを見せてくれ、神戸のルミナリエを思わせる光景である。

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       光の大聖堂

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長い「光のトンネル」を抜けると、芝桜の絨毯のように赤い「光の花畑」が広がり、その花に蝶々が白く輝いて飛んでいる。途中にはベンチも用意されていて腰をおろしゆっくりと眺めることができる。

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        光の花畑

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花畑を下っていくと、「光の迷路」があり、これもまた違う楽しさがある。そこからリフトに乗ると、山の上の「光の庭園」まで行く。光り輝く大観覧車が富士山を丸く囲ったように見えるが、これは遠くから眺めた方がきれいである。

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        光の動物園

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        光の海

いろいろなイルミネーションを見てきているが、ここの光景はまた違った表情を見せてくれるので結構楽しめる。

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期間は11月から4月8日までやっているようなので、夜桜のイルミネーションもまた楽しみである。LEDの開発のおかげでカラフルな美しい輝きを大規模に展開できるようになったことはうれしいことである。

百舌   百鳥の鳴き声

 このところ寒い朝が多くなった。人間とはわがままなもので暑ければ暑い、寒ければ寒いといって毎日を過ごしている。

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        モズ ♀

当たり前のことで、季節は間違いなく過ぎていく。でも自然は少しずつ変わってきているが我々人間がそれに順応していくことが遅くなっているだけのことなのである。

自然は着実に太陽系の中で順応しているが、そこに住んでいる生物、特に人間がそれについていけない状態になっているのではないだろうか。

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 多摩川をいつものように歩いていてもこの状景も以前とは変わっている。カワセミはもっと近くでもっとたくさんいたような気がする。オオタカも目の前で狩りをしてくれたことがあった。

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冬型の気圧配置の今日は、多摩川の土手を歩いていても空は青く晴れているが、吹く風は冷たく手の指先の感覚を鈍らせている。

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久々に、早朝から多摩川の合流点で三脚を構えて猛禽類の出番を待っているが、なかなか期待に応えてくれない。

川ではカイツブリが一羽ゆっくりと泳いでいる、これも以前は五羽が生まれ育って泳いでいたはずであるが・・・。たぶんオオタカの犠牲になってしまって一羽だけが残っているのだろうか。

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       カイツブリ

そんなことを考え周りを見ながら待っていると、目の前にモズのメスが一羽飛んできてくれた。本心は「なんだモズか」と思いつつよく見てみる。モズは秋になると単独でオスメスとも縄張りをつくり、「キチキチキチ・・・」と高鳴きをして縄張り宣言をする。

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「百舌」の語源を見てみると、ウグイスやオオヨシキリ、セグロセキレイなど、他の鳥の声を小声でまねることがあるので、漢字で「百舌」と書くのはそのためであるという。

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 人間には二枚舌という言葉があるが、「百舌」ではとてもかなわない。但し二枚舌は人間の世界であって、一つのことをある人にはこうなんだ、また別の人にはああなんだと言うなど二人の人に矛盾した話をする人のことを二枚舌を使う人というのであって、いわゆる「うそつき」のことを言うのである。

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最近のある裁判の例を見ていると、同じ検察が言っていることが違っている。これは「百舌」ではなくて、まさしく二枚舌を使っているいい事例である。

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       モズ ♂

目の前いる小さな猛禽の高鳴きは晩秋の風物詩でもあり縄張り宣言でもある。最近の明るい出来事では大阪維新の会の行動力である。閉塞感のある日本経済に小さな元気をみせてくれる大阪の維新の会の動きに期待したいこのごろである。因みに「百舌」は大阪府の府鳥である。

宮ヶ瀬湖ジャンボツリー  光のメルヘン

休日もかみさんのペースに合わせると出かけるのが昼頃になる。今日ももったいないぐらいの良い天気なのでとにかく出かけることにした。

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            ジャンボツリーと宮ヶ瀬湖対岸の灯り

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            ジャンボツリー

年末になるとどこでもイルミネーションの便りが多くなる。例年のごとく我が家の近くの駅前にもきれいにイルミネーションが輝き出した。毎年あまり変化がないのと毎晩通勤で見ているので改めて足を止めてみることもない。

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       光るロードトレイン

かみさんが宮ヶ瀬湖のジャンボツリーを見に行こうというので車を走らせた。3時ごろには着いたがたくさんの人出である。駐車場は空いていたのですんなりととめることができたが、外に出るとやはり山で囲まれた湖なので気温は2,3度は低く感じる。

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      階段のトンネル

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       光のトンネル

イルミネーションの点灯は午後5時なので、時間つぶしに園内を走っているロードトレインに乗ってみることにした。乗っている人たちは小さな子供連れの家族が多く、我々のような年代は少ないが、童心に帰ってなんとなくわくわくする感じがする。

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        大吊橋 とレインボウツリー

この車両は夜になると小さな照明に縁取られてきれいに光るロードトレインになる。走るコースも昼間と違ってジャンボツリーの周りを通り光輝く自生のクリスマスツリーを間近にみるこができる。

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             レインボーツリー

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昼のロードトレインは白いススキの穂が風になびく湖畔を走り、中津川の清流が流れる橋を渡り、大吊橋の下では湖上を走る観光船を横に見ながらゆっくりと公園を一周して、出発点の高台に戻ってきた。

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日が陰ってくると気温も下がり寒くなってきたので、暖かいもので体を温めようと雰囲気のよさそうなおそばやさんを見つけて入る。時間も時間だけに空いているので、ゆっくりと食べて時間をつぶすことにした。

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点灯時間の少し前に、ジャンボツリーの良く見えるところのベンチに腰を下ろして点灯を待つ。今回のイルミネーションは第26回になるといわれる。

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            中央にジャンボツリーが見える

ダムが完成して宮ヶ瀬湖の湖底に小学校が沈んでしまうので子供たちのためにクリスマスをやろうというのが初めでのクリスマスツリーだったらしい。それが第1回目だといわれている。

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数年前にも来たことがあるが、毎年華やかになってきているように見える。高さ30mあるこの樅の木、今まで自生の樅の木では日本最大のジャンボツリーといわれていたが、今ではどこでも行われるようになったのか、ここは”ジャンボクリスマスツリー発祥の地”というキャッチフレーズになっている。

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午後五時になると正面のジャンボツリーが一気に点灯されきれいに輝き始めた。周りから大きな感動の声が漏れるなか、続いて水の郷の大吊橋のイルミネーションが輝くと次々と点灯が続き、あたりは赤、青、黄色などイルミネーションの花が咲いたように明るくなった。

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            はじける火の子で暖をとる

階段のドームの下を降りてジャンボツリーや大吊橋の光の輝きを楽しみながら、湖畔を一回りする。湖の向こうの山の上から昨晩の皆既月食のお月さまがゆっくりとのぼってくる。

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             月とツリー

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           サンバパレード

遠くからサンバのリズムに乗ってサンバパレードがやってくる、この寒さの中踊り子さんも笑顔で元気にサンバの踊りを見せてくれる。イルミネーションだけでなくサンバのパレードまで見ることができ、光に包まれた宮ヶ瀬を十分に楽しむことができた。12月25日の最終日まで週末はいろいろなイベントがあるようなのでまだまだ楽しめそうである。

皆既月食 冬の夜空に欠けゆく月

 冷え込みは厳しいが朝の7時を過ぎると太陽が昇ってくる。霜の降りた師走の公園を歩いているとこの太陽の光が暖かさをはこんでくれるが、後ろに映る長い影は冬の陽射しである。

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       午後9時ごろ

 遠く富士山の山頂が丹沢山塊の後ろに真っ白に見える。空気が澄んで久々の快晴の朝の景色である。

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       午後9時50分ごろ

 今日の夜は皆既月食が見られるというが、この天気だと最高のコンディションで天体ショーがみられそうである。夜が来るのが楽しみである。

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 12月の日没は早い。4時半を過ぎると辺りが暗くなり始め、陽がすっかり沈み辺りが真っ暗になると東の空にきれいな満月が昇ってくる。

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 暗くなった空には雲一つなく輝き始めた星と大きな丸い月だけである。絶好の月食日和である。日本の各地で見られるこの好条件は、2000年7月以来だというから実に11年ぶりである。

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 皆既月食は月が地球の影にすっぽりと入ってしまう。太陽と地球、月が一直線に並んだときに起きる。考えただけでも楽しみな現象がみられる。

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 食事を終えて暖房のきいたリビングで、韓流のDVDを見ながらその時を待つ。午後9時50分ごろから南東の空にある月が欠け始めた。幸い我が家はベランダからその月を見ることができるのでじっくりと観測することにした。

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       午後11時ごろ

 夏の季節であれば、外に出て芝生にでも寝転がってみるのがいいのだろうが、この季節ではそうもいかない。30分から1時間おきにその都度サッシを開けて外に出てみている。

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 月食は日食のようにきれいに欠けないのは、地球の大気がレンズの役割りをするため、月は影に入っても真っ暗にはならず、明るいオレンジ色から黒っぽい色まで様々な色になるといわれている。

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 午後11時ごろになると食の最大になり約50分ほど月は地球の影に隠れてしまった。月はちょうど空の真上に上ってきているので、見上げるにも首が疲れるがオレンジ色に見える月を眺めているとそれも忘れて冬空に広がる天体ショーを見ている気分である。

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       午前0時30分ごろ

 0時前になると月はやや西の方角に移動して、今度は小さな三日月がだんだんと大きくなり始め、11年ぶりに日本全国で見られた天体ショーが幕を閉じようとしている。寒い夜に何度もベランダを出入りして、時間を経つのも忘れて見入ってしまったが、寒くても宇宙へのロマンを感じる一夜であった。

日本晴れ  雲ひとつない空

 上信越自動車道を長野から松本方面に向かい明科のトンネルを抜けると正面に北アルプスの雄姿が見える。白馬三山の頂には雲がかかっているが、その他の北アルプス連峰はよく晴れてその姿が見える。

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 中央アルプス方面は雲ひとつなく、いわゆる「日本晴れ」という感じである。昨日は雨で見られなかった山々が今日はうそのようにきれいに見える。ここにハクチョウが飛んでほしいと思いながら、コハクチョウの姿を探して安曇野の田んぼ道を走る。

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              トビ

 採餌のためにねぐらを離れているハクチョウたちは、たぶんこの辺に居るだろうと思って田んぼの中を走っているが、いつも居るところにはいないようである。今日はどこに行っているのだろうかと思いながら見渡すが一羽の姿も見えない。

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       五龍岳方面

 正面に見える常念岳、燕岳、針の木、爺ヶ岳、五龍岳から遠く白馬三山までが澄んだ青空の下に頭を白くした雪景色が映える。

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       常念岳

 コハクチョウがねぐらにしている御宝田に帰ってくるまで待っても居られないので、そろそろ引き上げることにしたが、この天気と景色は捨てがたく後ろ髪引かれる思いで安曇野を後にした。

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        御宝田貯水池

 まだ来年の三月ごろまではコハクチョウもここに居るだろうし数もさらに増えるかも知れないので、もう一度チャンスを狙って来ようと決めて帰路についた。

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       八ヶ岳連峰           

 日本晴れの中央高速は、途中八ヶ岳の雪を被ったその姿もきれいに見せてくれる。中央高速道路最高地点1,015m付近では唐松や冬を迎える田畑の向こうにそびえる雄姿は思わず車を止めて眺めたくなる光景である。

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              八ヶ岳

 中央高速の上り腺は空いていて快適に走る。しばらく走ると雲ひとつない青空の下に、日本一の山富士山がその雄姿を見せ付ける。やはり頂上に雪を被った富士山の姿は一番美しい。走っている場所によって裾野まで見せてくれるところ、五合目付近からしか見えないところといろいろあるが、高速道路上は途中で止まることができないのが残念である。

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             双葉SAより

 「日本晴れ」というのは雲ひとつない快晴の空をいうのであるが、正式には一割程度の雲があっても「日本晴れ」というようである。安曇野では北のほうに少し雲があったが、岡谷トンネルを抜け諏訪湖を越えてからは雲ひとつなく、まさしく日本晴れである。

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  半ば嵐のような早朝に出た今回の旅も、帰りには雲一つない日本晴れで気持ちも晴れ晴れする。笹子トンネルを抜け快適に走る高速道路、日本経済のこの閉塞感のある長いトンネルはいつくぐり抜け日本晴れが見られるのだろうか。行動力のある責任を持った言葉を吐ける大臣に期待したいものである。

ジョウビタキ  火を炊くときの鳴き声

 良い天気でりんごの選別をしていると、「ヒッ、ヒッ、ヒッ、・・・」という鳴き声が遠くから聞こえてくる。ジョウビタキが近くに居るんだなと思いながら、手を動かしているとだんだんと近づいて来ているようである。

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         ナツメの木のジョウビタキ ♂

 よく見ると目の前のナツメの木にとまっているではないか。早速撮影の準備をすると、この周りを飛び回ってはあまり遠くには行かないようなので、この辺を縄張りにしているらしいジョウビタキであることが分かる。

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 また、姿を消したかと思うと柿の木の一番高いところで鳴いている。三脚にカメラを用意したままりんごの選別をして、近くに姿を現したときは追いかけることにした。

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            朝日を浴びるジョウビタキ

 りんごの選別は大きさと色と形で三種類に分けて出荷する。ダンボールにはゲージにする大きさの穴が大中小と開いていてそれを通して大きさを見る。色、形は一つ一つ見てそれぞれ選別して箱に入れていく。

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 ほとんどは採ったその日のうちに出荷してしまうので、残っているのは自家用か加工用になる。また、全国各地で直接配送しているお客様も居るので、りんごを採った後はその荷造りや出荷などで結構忙しいのである。

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                秋のマユミとジョウビタキ

こちらはお手伝いだから野鳥を追いかけながらの作業になるが、これもまた楽しからずやである。ついつい、夢中になって追いかけてしまうこともあるので家族はあきれているのでないだろうかと思いながら、両方の作業を進める。

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 遠慮しながらの鳥見が簡単にできるのも自然環境が恵まれているのだなと思う。やはり、第二の人生は田舎暮らしが楽しいかも知れない。冬の寒さと虫の嫌いなかみさんは大反対をするだろうが・・・。

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 ジョウビタキは「ヒッ、ヒッ、ヒッ、」と鳴くが「カッ、カッ」と鳴くこともある。この鳴き声は近くでないとあまり聞こえないことが多い。この鳴き声が、火を炊くときの火打ち石を打ち合わせる音に似ていることから「火炊き(ヒタキ)」という名前が付けられたといわれている。

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       屋根の鬼がわらとジョウビタキ

 西の方角を見ると雪を冠った戸隠山や飯縄山が見え、その奥のほうに真っ白な北アルプスの鋭い山々が雲の合い間に陽の光をあびてその陰影がよく見える。帰り際にもう一度安曇野によって雪の北アルプスを背景に、もう終わった朝の連ドラの「おひさま」の舞台を眺めて帰ろうと思いながら帰りの準備をする。

柿   鈴なりの枝

 「台風一過」ではないが、双子の低気圧が通りすぎ朝からまぶしい太陽が青い空に上り始め、少し強い風を残して青い空に昨日の名残か白い雲が浮かんでいる。

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 山から太陽が顔を出すにはまだ時間がかかりそうなので、一本の木だけ採り残してある別の畑のりんごを朝飯前に採ってしまおうと手袋に帽子、長靴を履いてはりっきって準備をした。

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 上着に手を通そうと左手を上げると肩が痛いではないか、そう、筋肉痛である。きました、きました翌日に、喜んでいいのか悲しんでいいのか、肩だけでなく腰や足の一部も痛みがある。

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 筋肉痛というのは我慢ができない痛みではないし、ある種心地良い痛みなのでここは我慢をして美味しいりんごの味を思い出しながら、もう一息頑張ることにした。

 りんごを採り終わるころころに太陽の光が木に当たり始めてきた。昨日は曇っていたのでよくわからなかったが、太陽の光の下で輝くりんごは赤い色も一段と映えてさらに美味しそうに映る。

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             鈴なりの柿

 近くにある鈴なりの柿の木も陽があたってくると、その熟した色が青い空の下でさらに一段と輝きを増している。この柿の実を見ていると、これがまさに「鈴なり」というものだと感心する。

 鈴なりとは果物などがたくさんなっていることをいうが、語源を調べてみると、神楽舞をするときの神楽鈴のように多く群がって大きな房を作ることをいうらしい。神楽鈴とは里神楽を舞うときに使う鈴で、鈴を12個結んで柄をつけたものであるという。

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 子供のころは柿が熟すと喜んで木に登って採ってたべたものであるが、最近は鳥たちすら食べないのかと、飽食の時代を考える。

 山に雪が降って食べるものがなくなると、鳥たちが来て一夜にしてなくなってしまうのだろうとは思うが、時代の変遷である。日本では人口が減少して、減反政策といって稲作を減らしているが、世界的な人口は爆発的に増えて、今では70億人を越すといわれている。

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 グローバル化の時代、地球上では人口が増えている国は世界的に食料確保の行動を起こし始めている。日本でも将来を考えるなら、自国他国での食料の確保を考えておかないと食糧難の時代が必ずやってくると思う。「柿食えば・・・・・」

北信濃  初冬のりんご狩り

 昨夜来の雨も10時ごろには小雨になり、昼ごろにはすっかり上がって周りの山々は空に上る水蒸気の雲のようになって明日の天気の回復を伝えているように見える。

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 例年恒例になっている長野の実家のりんご採りにきた。昼を過ぎるとすっかり雨は上がったので早速取り残してあるりんご畑に向かう。

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 昨夜からの雨で、まだ木々や葉から水滴がこぼれ落ちる。りんごに傷がつかないように柔らかで滑らないりんご収穫用の手袋をして脚立に上って丁寧に採る。

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 りんごは傷がついたり、”へた”が着いていなかったりすると商品価値が落ちるので、無理に引っ張ったりねじったりして採るとへたの部分が取れてしまう。味に変わりはないがへたのないりんごは自分たちで食べるか、加工用になってしまう。それを”わけ有りりんご”で食べると美味しいりんごが食べられるので、果物のアウトレットも必要なのかも知れないと思う。

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 りんごを採るにはその部分はちょっとしたコツがあるので、気をつけなければいけないところである。それでも一日中採っている内には、いくつかはそういうへたのない不良品が出てしまう。

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 手にかごを持って高いところに上るので籠がいっぱいになると下りて箱に入れる、これの繰り返しで脚立を上ったり下りたりするので結構な運動になる。普段使わない体を使うのでこれもまた大変な仕事である。明日はたぶん激しい筋肉痛に襲われるだろうが怪我をしないように頑張ろう。

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 筋肉痛は若いうちは翌日に出るといわれるが、そうでない人は翌々日だったりするようである。翌々日以降に出たらどうしようかと心配しながら大きく手を伸ばしたり、足を伸ばしたりして脚立の上でりんごをもぎ取る。

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初冬の日暮れは早い、ましてや曇り空の下ではなおさらである。それでも何とか日が落ちるまでに一つの畑を片付けて終わることができた。美味しいりんごを戴くためには大変である。

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 最近のりんご畑は、動物防護のネットを張り、周りを電線で囲い、低いところはトタン板で周りを囲む。これは、サルやイノシシなどから野菜や果物を守るためなのである。

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 それだけ防御をしても空からの被害は防ぎようがない。りんごも赤く染まって美味しくなると蜂や鳥たちが狙ってくる。特によく色のついた蜜の乗っている高いところにある美味しそうなりんごを狙う。全部食べてしまうならしょうがないと思うが、食べ散らかしているから困るのである。

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 りんごを採っていて、下から見ていい色で形もよく美味しそうなものでも、見えないところが被害にあっていることが多い。そういうのは皮をむいて食べると美味しいのだが、きりがないので捨ててしまう。いわゆる、「もったいない」 のである。

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 毎年、こうやってりんご採りの手伝いをして帰りに数箱もらって帰る。雪が降るころになると年老いた母親が気を揉んで電話をかけてくるので顔を見せにやってくるが、おかげ様で生まれてこの方りんごと桃は店で売っているものを買って食べたことがない。ありがたいことである。「りんご一日一個食べて医者要らず」とも言われる。感謝感謝。

コハクチョウ  雨の御宝田貯水池を訪ねる

 12月に入り吹く風も冷たくなり、初冬の雰囲気になってきた。楽しみにしていた週末、あいにくの二つの低気圧の通過ということで夕方から冷たい雨が激しく降っている。

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安曇野にコハクチョウがたくさん来ていると聞いていたので会いに行く予定にしていたが雨の降り方を見るとどうも晴れるのは難しそうに見える。

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それでも低気圧が早めに抜けてくれるとその後は、西高東低の冬型の気圧配置になるので晴れるだろうと願いながら、いつもより早く寝てしまった。

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 年寄りの性で早く寝ると早く目が覚めてしまう。窓の外では無常にも大きな雨音がするが、一度目がさめると今度は寝付けなくなる。二度寝のできない私は、音を立てないように静かに起きて雨の中出発準備をする。

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 機材一式の忘れ物がないかを点検して、抜き足さし足で玄関を出ると大きな雨音と冷たい雨が元気なおじさんを励ますように容赦なく降っている。

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              コハクチョウの親子

 大雨のなか高速道路に乗ると、さすがに走る車は少なく道路は空いている。いつもはかなりのスピードで飛ばす高速道路も指定速度でゆっくりと走る。中央フリーウエイの下りの車線は追い越す車も少なく、激しく動くワイパーだけが忙しそうである。

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 途中のサービスエリアで仮眠をとりながら、空がしらじらとしてくるころには松本を過ぎ、豊科インターを降りた。途中小雨になったりするので雨が上がるのではないかと淡い期待を持っていたが双子の低気圧は容赦なく上空を通過中のようである。

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 大王わさび畑の前を通り、安曇橋を渡り右に折れてさらに犀川橋を渡って橋の手前で土手を下ると御宝田貯水池に出る。人影も少なく水面と池の周りにはたくさんの鳥たちの姿が見える。

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 雨に煙る池にはコハクチョウ、オナガガモ、キンクロハジロ、コガモ、オオバン、カワウなどが水面を泳いだり、陸に上がって採餌したりとたくさんの鳥たちである。上空にはトビの姿が二羽三羽と見える。

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 しばらくするとコハクチョウが近くの田んぼに餌を探しに出かけるのか、数羽ずつ飛び立っていく。白い空模様に白い鳥で不本意ではあるが飛び立つ姿は最新鋭のジェット機が離陸するような光景である。

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 天気がよく青い空と頭に雪を頂いた北アルプスが背景であれば、この上ない構図になるのだが残念である。傘を差しながらの鳥見もあまりしたことがないので、人が少ない分貸切気分でこの風景を楽しもうと、自分を慰め満足度を高めることにする。

晴れた休日  窓辺に来る野鳥

 休日は雨の日以外はほとんど外出して家にいることは少ない私だが、本日は珍しく朝早くの出かける予定が出そびれてしまったので、秋の陽に紅葉を始めたベランダ越しの木々をソファーに座って窓越しに眺めている。

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               シジュウカラとエナガ

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               エナガ

 我が家はちょうど目の高さに、桜の木、鈴懸の木、ケヤキやサルスベリの木などが見え、常緑樹の中にも色のつきはじめた木々が見える。もみじの木は背が低いので、ベランダから乗り出して見ると眼下に赤く染まった葉が見える。

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        モミジにエナガ

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       ヤマガラとメジロ

 メゾネットになっている我が家は、リビングがちょうど3階の高さにあり、敷地内にはたくさんの木々がある。一段と小高くなったところに樹齢30年ほどの樹木があって根元は緑の苔がびっしりと敷き詰まっているので、夏は涼しく秋はリビングに居ながらにして紅葉を楽しむことができる。

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       エナガ

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       ヤマガラ

 今日はどこに行こうかと考えながら外を眺めていると、小鳥たちの群れが目の前の枝をいったりきたりと忙しそうである。かなりの数が居そうなので早速カメラを用意してベランダに出て覗いて見る。

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       シジュウカラ

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       ヤマガラ

 おなじみのシジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、コゲラにメジロたちの集団である。たまにヒヨドリが大きな声で割り込んでくる。サルスベリの木の実を夢中で食べているようで上から見ているとは気が付かないらしい。

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        エナガとヤマガラ

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       エナガ

 シジュウカラとエナガが一緒に行動をするのはよく見かけるが、今回のように種類が多いのは珍しいことである。赤く染まったもみじの木にうまく止まってくれと期待しながら見ているが、なかなかうまく収まってくれない。

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       モミジとヤマガラ    ピンアマ

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      シジュウカラとヤマガラ

 いつも鳥たちの居るところへと足を延ばして出かけているが、ここベランダでも朝から晩まで待っていれば結構ないい場面がとれるのでないかと思う。過去飛来した鳥たちは、シメ、アオゲラ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ウグイス、シロハラ,モズなどで、敷地内を歩いていて出遭ったこともある。

 いつも下から仰いで見ることが多い鳥たちも、頭の上から見られることは少ないだろう。そういう意味ではこのベランダでのバードウオッチングもまた、捨てたものではないなと思う。

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      ヤマガラとメジロ

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      メジロ

 最近はいろいろなところから、オシドリがハクチョウがベニマシコなどがきたという情報が入ってくる。冬鳥たちが順調に移動しているようで、これからは、少し私の休日の行動範囲も広がりそうである。寒さは日増しに厳しくなるが、元気を出して歩きまわろう。

 そして今年の冬は、今までに遭ったことがない珍しい鳥たちと出遭うことを楽しみに、日本探鳥図を眺めているところである。車で寝起きをして仕事を忘れて没頭できたらこのうえない喜びである。そんな日の来ることを待ち望んでいる。

宝登山神社  宝の山にある神社

小さな長瀞駅を降りるとたくさんの人が川とは反対の山の方向に歩いていく。船下りを楽しむ人はこの近くに車を置いて上流の出発地点までバスで行くので、狭い道路はたくさんの車で渋滞気味である。

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          宝登山神社山門

 宝登山神社は長瀞駅から宝登山山麓に向かう途中にある神社で、この地域では秩父神社、三峰神社と並ぶ秩父三社のひとつとして有名である。

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         二の鳥居

 これから1月の終わりころに咲き始める宝登山の蝋梅は規模が大きく有名であるが、この山の上一帯にきれいに花開く。青空に黄色の花弁はよく似合う。以前来たときは「蝋梅」だけを眺めて、この神社への参拝はしていなかったので不義理をわびるつもりで参拝する。

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             狛犬

 文献の説明によると宝登山神社の成り立ちは、『第12代景行天皇の41年(111年)皇子日本武尊が勅命によって東国平定の時、遥拝しようと山頂に向かっている折、巨犬が出て来て道案内をしてくれた。

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       神様をお守りする5匹の竜

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 その途中、東北方より猛火の燃えてくるのに出遇い、尊の進退はどうすることもできない状態になってしまった。

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        本殿

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 その折巨犬は猛然と火中に跳び入り火を消しとめ、尊は無事頂上へ登り遥拝することができた。尊は巨犬に大いに感謝したところ、忽然と姿を消した。

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 このことから「火止山」の名が起きたと言う。また巨犬は大山祇神の神犬であった事を知り、また防火守護のため火産霊神を拝し、その後山麓に社殿を建て三神を鎮祭し、これが宝登山神社の起源であると伝えられる。』と説明されている。

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           赤兎馬を駆る 関羽

白い二の鳥居をくぐり石段を登ると大きな杉の木の間に狛犬が迎えてくれる。正面の拝殿には秋の陽を浴びて見事な彫刻が目に入るので思わず見入ってしまう。

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         趙雲 愛馬白龍を駆る赤壁の闘い

 拝殿正面を飾る5匹の竜は中国神話に登場する四神(青竜、白虎、朱雀、玄武)が彫られており神様をお守りしている。

 なお本殿の背後には、日本武尊が身を清めて宝登山に参拝したといわれる伝説の湧水「みそぎの泉」がある。泉は本殿を囲む塀の隙間からしか見えないので、見落としてしまいがちである。トレビの泉ではないがコインの投げ入れは禁止とかいてある。

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      張良 劉邦の軍師として漢の建国を助ける

 拝殿の両側にある、二十四孝の彫刻もなかなか趣がある。二十四孝(にじゅうしこう)は中国に昔から伝わる24の孝行話を集めたもので、儒教の教えである孝行をわかりやすく説明している。今の日本では少なくなっているが、昔は大家族の中で長老からよく聞かされたことがある。

孟宗竹(モウソウチク)の由来  二十四孝の一人 孟宗

『孟宗(もうそう)は、幼い時に父を亡くし年老いた母を養っていた。病気になった母は、あれやこれやと食べ物を欲しがった。ある冬に筍が食べたいと言った。孟宗は竹林に行ったが、冬に筍があるはずもない。孟宗は涙ながらに天に祈りながら雪を掘っていた。すると、あっと言う間に雪が融け、土の中から筍が沢山出て来た。孟宗は大変喜び、筍を採って帰り、熱い汁物を作って母に与えると、たちまち病も癒えて天寿を全うした。これも深い孝行の思いが天に通じたのであろう。』

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         西王母と東方朔  800歳の歳をかぞえた

 そのほかにも中国の故事の英雄が拝殿の四隅に彫刻として飾られている。「三国志」や「項羽と劉邦」の登場人物、関羽や趙雲、帳良などである。

 最近中国の歴史や韓国の歴史に興味を持って多くの本や文献を読み漁っている私には非常に興味深いところであった。日本の文化や歴史には中国大陸や朝鮮半島から伝わってきたものが多く、かなりの影響を受けている。昔から切っても切れない縁があるのでアジアの近隣諸国との友好は深めていきたいものである。

長瀞散歩  南桜通りのもみじ

 岩畳から岩たたみ通りを抜けて長瀞駅の方向に歩く、途中にはお土産屋、食べ物屋などたくさんのお店がならんでいる。駅からの人通りが多く人ごみをかき分け歩く。

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 休日とあって人出は多く家族連れなどでにぎやかである。天気もいいので近場で紅葉狩りという主旨なのだろう、長瀞舟下りも満員の盛況である。家族連れに混じって高齢者の団体、口も体も元気な様子でにぎやかである。いつまでも若く元気でいられることは羨ましいかぎりで、見習いたいものである。

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 お土産屋の店先を眺めながら長瀞駅の前まで来たが、これから上長瀞の駅まで一駅歩くことになる。この通りが南さくら通りで、道路には桜の古木が並んでいる。春先にはさぞかしきれいな花を咲かせてくれるのだろうと思う。

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 道路と並行して走る秩父鉄道の線路には、秩父らしい石灰岩らしきものを積んだ長い貨物列車がゆっくりと走っている。歩いているうちにSLでも走ってくれるとうれしいなと思いながら振り返りつつ歩く。

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 桜並木を見ながらしばらく歩くと眼下に荒川の流れが見えてくる。大きな石や岩が河原の景色を演出し、その間を白い水しぶきを上げて勢いよく流れる。紅葉した雑木林越しにその川の流れを見ながら月の石もみじ公園へと向かう。

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 途中にはきれいな紅葉が太陽の光を受けて、その色をさらに鮮やかに光らせて風に揺れている。紅葉は逆光で葉の裏から見るのが一番きれいに見える。

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 今年の秋は、冷え込みが遅かったので都会での紅葉はあまり期待できないが、やはり山沿いではきれいな紅葉をみせてくれている。紅葉前線もこれからどんどん南下していくだろうけれど、狙ったポイントは逃したくないものである。

こういう光景を見ていると、四季を楽しめる日本はうれしい国であるとつくづく思うが、伝えられている地球の温暖化がこの自然に対してどう影響してくるかが心配である。。

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