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宝登山神社  宝の山にある神社

小さな長瀞駅を降りるとたくさんの人が川とは反対の山の方向に歩いていく。船下りを楽しむ人はこの近くに車を置いて上流の出発地点までバスで行くので、狭い道路はたくさんの車で渋滞気味である。

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          宝登山神社山門

 宝登山神社は長瀞駅から宝登山山麓に向かう途中にある神社で、この地域では秩父神社、三峰神社と並ぶ秩父三社のひとつとして有名である。

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         二の鳥居

 これから1月の終わりころに咲き始める宝登山の蝋梅は規模が大きく有名であるが、この山の上一帯にきれいに花開く。青空に黄色の花弁はよく似合う。以前来たときは「蝋梅」だけを眺めて、この神社への参拝はしていなかったので不義理をわびるつもりで参拝する。

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             狛犬

 文献の説明によると宝登山神社の成り立ちは、『第12代景行天皇の41年(111年)皇子日本武尊が勅命によって東国平定の時、遥拝しようと山頂に向かっている折、巨犬が出て来て道案内をしてくれた。

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       神様をお守りする5匹の竜

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 その途中、東北方より猛火の燃えてくるのに出遇い、尊の進退はどうすることもできない状態になってしまった。

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        本殿

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 その折巨犬は猛然と火中に跳び入り火を消しとめ、尊は無事頂上へ登り遥拝することができた。尊は巨犬に大いに感謝したところ、忽然と姿を消した。

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 このことから「火止山」の名が起きたと言う。また巨犬は大山祇神の神犬であった事を知り、また防火守護のため火産霊神を拝し、その後山麓に社殿を建て三神を鎮祭し、これが宝登山神社の起源であると伝えられる。』と説明されている。

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           赤兎馬を駆る 関羽

白い二の鳥居をくぐり石段を登ると大きな杉の木の間に狛犬が迎えてくれる。正面の拝殿には秋の陽を浴びて見事な彫刻が目に入るので思わず見入ってしまう。

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         趙雲 愛馬白龍を駆る赤壁の闘い

 拝殿正面を飾る5匹の竜は中国神話に登場する四神(青竜、白虎、朱雀、玄武)が彫られており神様をお守りしている。

 なお本殿の背後には、日本武尊が身を清めて宝登山に参拝したといわれる伝説の湧水「みそぎの泉」がある。泉は本殿を囲む塀の隙間からしか見えないので、見落としてしまいがちである。トレビの泉ではないがコインの投げ入れは禁止とかいてある。

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      張良 劉邦の軍師として漢の建国を助ける

 拝殿の両側にある、二十四孝の彫刻もなかなか趣がある。二十四孝(にじゅうしこう)は中国に昔から伝わる24の孝行話を集めたもので、儒教の教えである孝行をわかりやすく説明している。今の日本では少なくなっているが、昔は大家族の中で長老からよく聞かされたことがある。

孟宗竹(モウソウチク)の由来  二十四孝の一人 孟宗

『孟宗(もうそう)は、幼い時に父を亡くし年老いた母を養っていた。病気になった母は、あれやこれやと食べ物を欲しがった。ある冬に筍が食べたいと言った。孟宗は竹林に行ったが、冬に筍があるはずもない。孟宗は涙ながらに天に祈りながら雪を掘っていた。すると、あっと言う間に雪が融け、土の中から筍が沢山出て来た。孟宗は大変喜び、筍を採って帰り、熱い汁物を作って母に与えると、たちまち病も癒えて天寿を全うした。これも深い孝行の思いが天に通じたのであろう。』

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         西王母と東方朔  800歳の歳をかぞえた

 そのほかにも中国の故事の英雄が拝殿の四隅に彫刻として飾られている。「三国志」や「項羽と劉邦」の登場人物、関羽や趙雲、帳良などである。

 最近中国の歴史や韓国の歴史に興味を持って多くの本や文献を読み漁っている私には非常に興味深いところであった。日本の文化や歴史には中国大陸や朝鮮半島から伝わってきたものが多く、かなりの影響を受けている。昔から切っても切れない縁があるのでアジアの近隣諸国との友好は深めていきたいものである。

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