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2012年1月

ジョウビタキ  メスのかわいらしさ

ジョウビタキのオスは目の周りが黒く、頭上が白いというか銀色というか、兜を被った戦士のような雰囲気を持っている。目もどちらかというと鋭く見るからに男らしい感じがする。

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                ジョウビタキ ♀

一方メスは頭が淡褐色ですぐに見分けられる。目元も優しそうな顔で胸から腹、尾にかけて薄い橙色をしている。この辺もオスのほうが濃い橙色をしているのでわかり易い。

このあたりを縄張りにしているのか、目の前の草の実を食べながらしばらくすると葦原の向こう側に飛んで、また目の前の小枝に飛んでくる。

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尾羽を上下に動かしながら背中を見せて、時折振り向いては警戒している。ジョウビタキは比較的警戒心が薄く身近な冬鳥の一つで出会うことは多い鳥である。

平地から開けた低山の明るい林の中に生息するが、人里や住宅街の公園などでも見かけるかわいい目をした鳥である。

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野鳥は比較的オスのほうがきれいで派手な感じがするが、ジョウビタキのメスは雰囲気的には古来の日本女性を思わせると感じるのは私だけでしょうか。

ただ縄張り争いなどではオスともかなりのバトルを見せる習性がある気丈な性格である。 戦後強くなったものは女性と靴下と言う時代もあり、ウーマンリブなる言葉も使われピンクのヘルメットが印象に残っているが、今ではもう死語になってしまった。

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「大和なでしこ」という言葉も、日本の女子サッカーが世界一になってから、強い女性、あきらめないで目標を達成する女性をあらわすようになっている。外見の優しさ、美しさと内に秘めた芯の強さで活躍する女性が光る時代になってきたのだろう。

主人に名馬1頭を与えて一国一城の主にした山内一豊の妻、これからは妻自らが一国一城の主になる時代なのかも知れない。楽しみな時代であるが「頑張ろう大和魂」の男性諸君。

シジュウカラ  四十の雀とは

今年のように冬鳥が少ないと、いつもどこにでもいるシジュウカラも無視できず、目の前に来るとファインダーを覗いてしまう。

なぜシジュウカラは「四十雀」と書くのかと調べてみると、たくさん群れるからとか、スズメ40羽とこの鳥1羽という交換条件での逸話から呼ばれているとも言われる。ゴジュウカラも同じなのだろうかと考えるがどうだろう。

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一休和尚の小坊主時代の話では、人間の寿命が50年の時代に小鳥の分際でシジュウカラとは長生きし過ぎだという話もある。

最近はスズメが少なくなっていると言われているが、確かにスズメが少なくなってシジュウカラのほうが多くみかけるような気がする。

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森林や湿原などに生息して、通常は渡りは行わないで他のカラ類と小規模な混群を形成することがあり、たまにその混成群の中に珍しい鳥が混じっていたりすることもある。

我が家のベランダにも、エナガやメジロ、ヤマガラなどの混成群でにぎやかに飛来することがある。よく見るときれいな色をしていてかわいい鳥である。

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上面は青味がかった灰色や黒褐色で下面は淡褐色の羽毛で覆われる。頭頂は黒く、頬から後頸にかけて白い斑紋があり、喉から尾羽基部の下面にかけて黒い縦縞が入る。

この縦縞の太いのがオスでやや細いのがメスである。しっかりとネクタイをしているように見える。鳴き声は甲高い良く通る声で「ツツピィー、ツツピィー、ツツピィー」繰り返して鳴く。

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食性は雑食で、果実、種子、昆虫などを食べ、地表や樹上でも菜食をする。嘴は黒く頭も黒いので目線がよく見えないのが残念である。

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四十の雀というと、孔子の「論語」、不惑の一節を思い出す。『子曰、「吾十有五而志干学、三十而立。四十而不惑、五十而知天命。六十而耳順、七十而従心所欲不踰矩。」』

「私は15歳で学問を志し、30歳で自分の足でしっかりと立ち独立独歩で学問の道を進む自信を持った。40歳にしてどんな問題が起きても心に迷いが生じなくなり、50歳で自分の使命が学問であることを知り安心立命の境地に達した。60歳で他人の言葉が素直に耳に入るようになり、70歳でしたい放題しても脱線することは無くなった。」

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まだ、他人の言葉を素直に聞けるようにはなっていないが、したい放題の事をしても脱線しないようにはしたい。シジュウカラの動きを観察しながらロクジュウカラを考える。人生50年といわれていた時代の教えを人生80年の時代に置き換えて教訓としたいものである。

ベニマシコ  寒中の出会い

週末に降った初雪は短い命でその白い姿をあまり残さないで消え去ったが、寒さは依然として厳しい。車の屋根や窓に残った雪も翌日の霙交じりの雨できれいに融けてしまった。

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それでも土曜日は朝から雪が混じった雨模様で、外出するには勇気がいる空模様である。珍しく一日外出もせず、今、はまっている韓流の戦国時代王朝のDVDを楽しんだ。

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王を取り巻く朝廷の家臣たちの私欲に絡む権力争いに振り回される王様、王様の命を狙う元凶はその側近にいて、これでもかこれでもかと襲う策略に耐える王の姿に目も潤む。

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久しぶりの降雪に乾燥しきっていた空気も喉に優しさをあたえてくれそうである。寒さは厳しいが、雨の上がった翌日は早朝から出かけることにした。

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低い空の雲も時間の経過とともに明るくなり昼前には薄日が射すようになってきた。いつもの河原の土手についてしばらくは手持ちのレンズであたりを歩いてみたが、今日は鳥の出が少ない。

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朝方より気温が下がったと感じる休日の河原は、昼頃になると冷たい風が吹き始めた。上空にはトビが二羽「ピーヒョロロ、ピーヒョロロ」と鳴きながら飛び、目の前にはアオサギが大きな翅を広げて降りてきた。

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突然ハイタカの出現であわててカメラをセットしたが、かなり距離のある樹木の高いところに止まりしばらく鋭い目で狙いを定めると、一気に下降して狩をしたようである。葦原にはジョウビタキとアオジ、シジュウカラが草の実をついばんでいる。食物連鎖の厳しい自然界の掟である。

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顔に吹き付ける冷たい風はメガネの奥の瞼をも潤す、肩をすぼめて葦原を見ているとどこからとも聞こえる鳴き声とともにベニマシコが姿を現す。思わずにやりとして元気が出てくる。

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あまりの寒さに帰ろうかと思っていたところなのでうれしい飛来であり、待つこと1時間半の出会いである。やはりあきらめないでチャンスを待つことは必要だなと思った瞬間でもあった。_4725_edited1

今日は天気も悪く、他の鳥たちの出も悪いので収穫無くかえるところであったが、帰り間際に現れてくれたベニマシコに感謝である。もっと赤いベニマシコに遭える日まで寒さと時間の闘いである。

大寒のアオジ  初雪の寒さ

大寒の朝東京では初雪が降った。毎年この時期、大学のセンター試験が行われるころに東京には雪が降ることが多い。学生時代を振り帰ってみても、やはり大雪が降ったような記憶がある。

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      アオジ ♀

「寒」は、1月6日頃から2月3日頃までの約1ヶ月間をいい、二十四節気の小寒から大寒を含んだ一年中で一番寒い時期のことを言う。

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        アオジ ♂

昔から「寒の水は腐らない」といわれ、各地では酒や味噌、醤油など発酵食品の「寒仕込み」に使われてきたり、地方によっては餅をつくるところもあるという。

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この時期の水は雑菌が少なく、水質が良いとされ健康のためにそのまま飲んだりされてきた。和漢薬のメーカーによると『古来中国では、節気水という言葉があり、寒露、冬至、小寒、大寒の水は、五臓を滋補し、痰火、積聚、虫毒の諸丹、丸薬を作るには、これでつくると良い』といわれていると説明がある。

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       アオジ ♀

水といえば、生命が存続するためには無くてはならないものであり、大切な成分である。因みに人間の体の60%は水でできているといわれている。赤ん坊などは80%が水だといわれ、クラゲなどは96%が水分である。いかに水が大事かということがわかる。

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地球も同じで約70%は海、地球にある水分の約97%が海水で淡水は約3%しかない。そしてその淡水の約70%は南極、北極の氷として存在しているといわれている。地下水を含めて、川や湖の私たちが生活に利用できる淡水は地球上の水のわずか0.8%でしかないという。

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       アオジ ♂

こういう目線で見てみると、寒の水はいかに貴重な水かということがわかる。地球上の国家の数は210ヶ国でそのうち国連に加盟しているのは191ヶ国だといわれている。

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世界で水道水をそのまま飲める国は11ヶ国といわれている。もちろん日本はそのうちの一つではあるが、いかに地球上の水は貴重で大事にしなければならないかがよくわかる。

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この水によって地球上の生物が生かされているのである。この水の有難いことは水の循環なのである。雲や霧になって上空に上った水が、今日の雪や雨のようになって我々の生活に水を送り込んでくれる。大寒の雪を見て水の大循環の有難みを考えてみたいと思う。

キセキレイ  超接近・・車の中から

いつも、鳥を見に行くときは近くの多摩川や桜ヶ丘公園などは歩いていくことが多いが、少し遠いところになると車でいくこともある。

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車の中から鳥を見ることもあるが、それは近いところにいる鳥を見ることが多い。鳥は車にはあまり警戒心を持たないので車の中で見ていたほうがよく見ることができる。

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車から降りて双眼鏡などをむけると警戒心が強い鳥はすぐに姿を隠したり、飛んでしまうことが多いが、意外と車の中からはそれが無い。

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ところが今日は目の前にキセキレイ、あまりにも近すぎる。距離にすれば30cmぐらいか,、ずうずうしいというか大胆である。

鳥見に来て、川が流れる桜並木の道路に車を寄せるとフェンダーミラーにキセキレイの姿である。ボンネットの上を歩いたり、ワイパーに乗ったり、挙句の果てには糞までする。

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        失礼な姿

車の中にいる私を無視しているような振る舞いである。この際だからとカメラを取り出してみるが一向に無視して行動している。自分の縄張りに入ってきた外敵とでも思っているのだろうか、やりたい放題である。

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普段はこんな近接状態でキセキレイをファインダーに収めることはできないので、しばらく様子を見ることにして、行動を観察することにしたが、リズミカルに尾羽を上下に振りながらこちらをにらんでいる。

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キセキレイは全長20cmほどで細身で尾の長い鳥で「チチッチチッ」と鳴いて石の上に止まると、いつもその長い尾を上下に振って石をたたいているような習性があるので「石たたき」と言われる。

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セキレイの仲間であるが胸から腹にかけて黄色ところからキセキレイと呼ばれる。私は他のセキレイたちよりキセキレイのほうが好きである。

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それにしても傍若無人の態度にはあきれる。フェンダーミラーには白い糞がつき「ここに車を止めてはいけないよ」 といわんばかりである。確かにここは駐車禁止ではあるが・・・。なぜか頭に警察官の帽子をかぶせたら、交番のおまわりさんのように見える。車を移動させたら、隣に流れる川の土手の方向に飛んでいった。

モズ   小さなハンター

公園の坂道を登り木々の間を抜けて開けた高台に出ると、いつもはモズが獲物を狙っている広場である。ここは眺めがよく、晴れた日には富士山の頂上が白く見える。

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         モズ ♂

朝日が照らす木の枝に見えるのはモズのオスの姿、何か獲物を探しているようである。逆光になるのでその枝の下をくぐり太陽を背にするとモズの姿がよく見える。

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顔にある過眼線が黒くはっきりしているのでオスとわかる。嘴の先はカギ状にまがって鋭くなっている。盛んに尾羽を振り地面近くの獲物を見つけているようである。

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飛び方は、木の枝から急降下して地面すれすれに飛び、再び枝に急上昇してとまる「はらすり飛行」と呼ばれる特徴的な飛び方をする。

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この公園の丘には東屋があり、ここに座って西の方を眺めると丹沢山系から秩父山系まで公園の林の向こうにきれいに見え、その後ろに富士山が見える眺望のいいところである。

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モズは食肉性の鳥なので、バッタやカエルやトカゲなどを捕らえるところから、小さな猛禽とか小さなハンターといわれる。こういうところが私の好きな鳥の一つになっている。

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        獲物を狙う姿

過眼線が黒く見えるので一見鋭い顔のように見えるが、目は結構やさしそうな目をしている。鳴き声は「キィーキィー、キチキチ・・・」と秋口には大きなこえで鳴くことが多いのですぐにわかるが、冬はあまり鳴き声は聞こえない。

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今年は、今のところ冬鳥が少ないのでモズでも観察してみようと思う。テレビのニュースでは日本海側は大雪が降っているようなので鳥たちもこれから移動してくるのかも知れない。寒風と冷え込みに負けないでまだ見ぬ鳥たちとの出会いを楽しみに野山を歩いてみたいと思う。

ベニマシコ  今日も懲りずに赤い鳥

冷え込みの厳しい寒風の中、東の空に浮かぶ雲の縁を朝日が金色に染めその輪郭を芸術的に表現している。

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その朝日に向かって多摩川の土手を歩くと、昨夜の冷たい空気が枯れ草に霜となって真っ白になっている。足元に気をつけながら霜の降りた芝生の土手を下る。

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こういう場面の時いつも思うことは、ここでこけたらカメラもレンズも台無しだなと思いつつ慎重に足元を選んで歩く。

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なぜかというと、あるアマチュアカメラマンが夜のイルミネーション会場で実際に三脚に乗せたカメラを誤って倒してしまって、レンズを割ってしまった場面を見たことがあるからである。

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高価なカメラとレンズを壊してしまったら、もう立ち直れないなとつくづく思う。だからこそ慎重に歩いたりその足場を選んではいるのだが、いつ自分もそういう場面に遭遇するかも知れないので自戒したいものである。

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機材をセットすると、雲の上に顔を出した陽の光が手元にななめに射しこんでくる。日陰と太陽の光が当たるところではこんなにも暖かさが違うのかと思う有難い朝の光である。

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最近では、エコ政策で注目されている太陽エネルギーの利用方法がいろいろ提案されているが、いかに太陽の光のエネルギーがすごいかと実感させられる場面である。

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肩をすぼめポケットに手を入れて、土手から蘆原を眺めていると霜の降りた枯草にも陽が当たり、霜が融けてその葉が陽の光を受けて露になり光始めている。

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そこに「フィッフィッフィッ」という鳴き声と共に待ち鳥の「ベニマシコ」がやってきた。今日は比較的早い出である。早速草の実がある枝にとまり小さな嘴で草の実を一つづつ食べ始めた。

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しばらくすると、おなかがいっぱいになったのか眼の前のお立ち台に上がってくれてポーズをとってくれたので、有難いことにいいアングルでファインダーに納めることができた。

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オスに逢いたくて通い詰めているが、かわいい顔のメスもなかなかではないかと思うようになってきた。赤い体に長めの尾羽がチャームポイントである。それぞれのよいところを見つけだすこと、長所を見つけてそれを評価してやることがだいじであることが分かる。

トビ  身近な猛禽

早朝に多摩川について河原にある大きな木を見ると、必ずなにがしかの猛禽類を見ることができる。今朝も橋の近くの土手から合流点に向かって歩いて行くと、猛禽類と思われる姿が見える。

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        トビ

朝日に対して逆光になるのでよく見えないが、太陽を背にして双眼鏡でのぞいてみるとノスリである。用心深くしばらく見ていると川の近くの樹木の方に飛んでしまった。

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所定の場所でベニマシコなどの小鳥を待っている間も、河原にある大きな木々には時々猛禽類が飛来する。カラスなどとバトルをすることが多いので、カラスがうるさく鳴いているときなどは近くに猛禽類がいることが多い。

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赤い鳥を待っているときに、今日も葦原の先の高い木の上に一羽がとまった。枝かぶりでよく見えないが顔だちと背中を見るとハイタカである。

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鋭い目をぎらぎらさせて辺りを見回している。飛び出しの場面をうまく捉えたいと狙っているがなかなか思うように行かないもので、そのうちに反対側に飛んで行ってしまった。

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そんなところに大きなトビが一羽比較的近くの枝に止まってくれた。トビで我慢することにしてしばらくそちらへ集中。

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背中をみせて時々振り向いては獲物をさがしているようである。光の当たり具合も良くきれいに見える。数分後には飛び立ち、上空を飛んだ後かわらの方向に向かい気流に乗って優雅に飛んでいる。

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そうこうしているうちに、目の前には目当てのベニマシコが鳴きながら飛んできて、目の前の草の実をついばみ始めた。また、しばらく赤い鳥に集中する。

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猛禽類がよく出るときは重なるもので、土手の後ろにある鉄塔に今度は一羽のハヤブサである。一番高いところに止まっているので姿は小さいがよく見える。しばらく辺りを物色した後、ものすごいスピードで一直線に降下した。

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低いところにある藪に獲物を見つけたのだろう、そのスピードはすごい。最高速度は400km/hともいわれるがみごとである。もちろんファインダーには納めることはできなかった。

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 トビなどの猛禽類は視力がすぐれているので、地上にいる小さな獲物を見つけることができる。「トンビに油揚げをさらわれる」という言葉があるが実際にありうるはなしである。こんなトビも上空では上昇気流に乗って上手に帆翔している。

閉塞感のある日本経済も早く上昇気流にのりたいものである。グローバル社会といわれて久しいが、井の中の蛙にならないで鳥の目のように全世界を俯瞰して手を打ってほしいものである。

ルリビタキ  青い鳥も

年末から赤い鳥ばかりを追いかけていたので、いつもの公園にしばらく行ってなかったが、こちらは青い鳥が例年のように出ている。

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         ルリビタキ ♂

公園をひとまわりしてみたが4か所ぐらいでルリビタキのオスが見られ、メスの姿も3か所で確認できた。ルリビタキはいつものようにきているがその他の鳥は少なく感じる今年である。

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ルリビタキは赤いサザンカの咲く木陰で「クックックッ」と鳴きながら、しばらくその枝で様子をうかがっているが、苔むした石の上に出てきてダンディーな姿を見せてくれる。

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オスは上面が鮮やかな青(ルリ色)で下面は白く、脇はオレンジ色で顔は一見白い眉毛のように見える白い眉斑がある。

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それに対してメスは尾羽のみが青く、それ以外の上面はオリーブ褐色である。脇はオスと同様にオレンジ色であるが、顔はやはりやさしそうな顔をしている。

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しばらくの間は他の鳥たちの到着が遅れているのか、他の冬鳥たちがあまりいないので一人舞台の注目の的である。

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赤い鳥が来て、青い鳥が来て次は黄色の鳥が来るのだろうか、いずれにしてもほかの鳥たちが例年より少ないので次に何が姿を見せてくれるのか楽しみである。

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        ルリビタキ ♀

野田改造内閣も新しくなり、懸案事項を実行するための改造ということで多いに期待したい。そして日本の新しい姿を早く作り上げてほしいものである。つぎの鳥の飛来と共に日本経済の再浮上を期待しているこのごろである。日本経済の青い鳥はどこに・・・・

コゲラ  かわいい啄木鳥

しばらく多摩川通いが続いていたのでいつもの公園にはご無沙汰であった。久しぶりに霜の降りた公園の芝生の上を歩いてみる。

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         コゲラ ♀(カマキリの卵を食べる)

日が昇り始めたところなので、まだ鳥たちの鳴き声もあまり聞こえてこない。静かにゆっくりと歩いていると「コツコツコツ」と木をたたく小さなドラミングの音が聞こえてくる。

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近づいてみるとコゲラが一生懸命に採餌中でわき目も降らずに頭を動かしている。何をとっているのかと見てみると、なんとカマキリの卵をつついているではないか、見るからに美味しそうに見える。さぞかしのご馳走なのであろう。

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周りを見るとコゲラの姿が多い。カマキリに取り付いているのはメスのようでかなり近づいても逃げる様子は無い。周りを警戒しながらひたすらつついている。

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        コゲラ ♂(頭の後ろが赤い)

コゲラは日本に生息するキツツキの中では一番小さいといわれており、全長14cm程でメスはオスよりやや大きい。オスとメスの区別は外観ではあまり分からないが後頭部にある赤い斑はオスにある。

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鳴き方は縄張り宣言やお互いの位置確認のときに「ギーギー」という声を出して鳴く。一度繁殖を始めると同じ場所に生息し続ける性質があり、お互いの絆も深く片方の鳥が死ぬまで続くことが多いといわれる。

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このへんは一般的に言われているオシドリよりもオシドリ夫婦らしい。実際はオシドリは子供ができるとオスは次の相手を探して毎年違う相手と一緒にいるといわれている。

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そういう面からみると鳥も見かけによらないもので、コゲラの方が深いきずなで結ばれているようで模範的な夫婦像なのである。今年はコゲラをみならって良い一年にしたいものである。

ベニマシコ  今日もまた会いたくて

年末から赤い鳥に逢うために連日多摩川の土手へ足を運ぶ。早朝から待つが最近は出が悪く感じる、日の出とともに待っているが出てくれるのは9時ごろ。

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最近は葦原にもぐりこんで食事をするのではなく、すぐに眼の前の木の枝に止まってポーズをとってくれるのでありがたいが、出てくれるのが少なくなった。

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その間には、ジョウビタキのメスが来たりシジュウカラ、メジロなどで待ち人来たらずといったところ、手持無沙汰なのでシャッターを押してみるがむなしい。

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今日は二度目に来たのは11時ごろである。最初から目の前のいい枝ぶりのところにとまり周りをきょろきょろして見返り美人風のスタイルである。

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最近はデジタルになっているので何枚も連写しても気に入らなければ削除すればいいので楽であるが、昔のようにフィルムの時代だとそう簡単に連写できるものではない。

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今では写したその場で画像を見ることができるし、また加工もできるのでいい時代にはなったが味気ない気もするものである。

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寒い風が吹く中をじっと待っていると、どこからともなく聞こえる「フィッフィッフィッ」というベニマシコの鳴き声、約1時間の待ち時間である。

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オスの出現を待っているのだが今日もメスである。人間世界では女性を待っている方が多いが鳥の世界ではきれいなオスの姿を追いかけているのである。

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今年の初詣のおみくじでは「待ち人現る」の大吉であったので必ず会えると確信している。「待ち鳥現る」ではないので心配ではあるが、しばらくは寒風の中この土手に通ってみようと思う。

横山の道  寒風の心地良さ

連日の冬型の気圧配置に日本海側は大雪、太平洋側は晴天に寒風と早朝のウォーキングも勢いで飛び出さないとくじけてしまいそうである。

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        6時15分ごろ

冬至は過ぎたので日の出も日増しに早くなりつつあるようであるが、朝の六時半ごろはまだ空も白々と明ける感じで外灯の灯りは煌々と輝いている。

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         6時半ごろ

東の空から太陽が昇り始める光景が好きだ。欅の葉が落ちた木々の向こうに空が明るくなり始める。最初は暗く青い空に赤い陽の光が空を染め始めるがこの瞬間がきれいだ。

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         7時ごろ

しばらくするとその赤さも白く輝き始めて空全体が明るくなってくる。時間の経過とともに赤く丸い太陽が顔を出し始めて夜明けが始まるのである。

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早朝のウォーキングはこの経過をきれいに見せてくれる。多摩市の最高地点は約150mの高台で多摩市を一望できる。東からの日の出を楽しみながら西の方角には雪を被った富士山が見えるところである。

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       丹沢山系の後ろに富士山

富士山の頭に朝日があたり、その雄姿がだんだんとはっきり見えてくる。この展望広場で約15分のストレッチと筋トレをしながら変化する富士山を眺める。

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                今までの「よこやまのみち」

枯れ葉の積もった山道を進む頃にはすっかり太陽も上がり体も汗ばんでくる。陽が出る前の寒さは厳しかったが太陽の光を浴びながら歩くと、ほほに当たる冷たい風はなぜか心地良く感じる。

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               新しい「よこやまの道」

今日も一万歩を達成すべく山道を歩いているが、いつもと違うコースを歩いてみると新しい発見がある。国士舘大学のラグビーのグラウンドを見下ろす山道にいつの間にできたのか道の脇に石碑「多摩よこやまの道」がある。

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              枯れ葉の山道

今年も週末はこの山道を歩き体と脚を鍛えたいと思う。重なる落ち葉の上をサクサクと音をたてて歩く感触は何とも言えないいい気分であり、足並みも心持軽くなっているように感じる。

高幡不動尊  炎うちわの厄除け

 今年の正月は天気も良く夫婦二人の静かな新年の幕開けだったが、どこに行くでもなく年末からの赤い鳥追跡で初詣が遅くなってしまった。

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遅ればせながら、例年のようにモノレールで高幡不動尊に行くことにした。駅を降りると眼の前の商店街が参道のようになっていて、駅から近く交通の便利な不動尊である。

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 大晦日の様な混雑はないが、参拝の人出はまだ多くある。仁王門をくぐると左手の手水所で清めて、拝殿へと進む。途中で無病息災を祈って大香炉で線香の煙を体にあて、不動堂の前で一年の願い事を祈る。

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ここの名物、厄除けの「炎うちわ」を拝受して奥にある大日堂へ足を向ける。屋台の並ぶ人ごみの参道を行くといつものところに毎年同じように出店している甘酒をいただく。

寒いときには格好の飲み物で体が温まるのでありがたい。大日堂から五重の塔を周り、長い行列のおみくじを受けた。

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去年はあまり良くなかったが、今年は二人とも「吉」、きっと良い一年になると期待して帰りの参道の商店街で「高幡まんじゅう」を買って帰路についた。今年は龍年、十二支の中で唯一架空の生物であるが、龍神とか中国に起源をもつ、中国や朝鮮の王朝には必ずこの龍が描かれているものが多い。登竜門とか言われるがよい年にしたいものである。

オシドリ  森に囲まれた池で

風が冷たい正月ではあるが太陽の光が出てくると暖かさを感じる。早朝散歩からもどると、好例の箱根駅伝が始まって注目の東洋大学と早稲田大学が頑張っている。

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       オシドリ ♂

「エキデン」という言葉は世界的にも通用するように有名になったが、このように長距離をチームでタスキをつなぎながら走る競技は日本ならではのスポーツであると思う。

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個人の力を最大限に発揮しながらチームでの勝利を競う。東京の大手町から神奈川県の箱根町まで、それも二日間にわたる108kmの長丁場の競技なので戦略と戦術が重要になる。

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今年で88回という長い歴史の中にはいろいろなドラマが生まれ、それが新しい年の初めに多くの感動を与えてくれた。

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今日は天気も良く暖かそうなので、少し足を延ばしてオシドリを見に行くことにした。オシドリは森に囲まれた池が好きで、水辺の木陰を好む。他の鴨達に比べてよく木にとまることが多い。

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池に着くと数人の同好の士、木陰の水面に2組のオシドリのペアーがゆっくりと泳いでいる。地元の人の話では毎年20数羽来るので、今年はまだ9羽しか来ていないとのことで例年の半分ぐらいで少しおくれているようである。

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冬にわたってくるオシドリの雄は、エクリプスの時期は終わってきれいな色と形をしている。エクリプスとは、鴨類のオスは繁殖期の後に全身換羽が行われ、10月ぐらいまではエクリプスと呼ばれる非繁殖羽になる。

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       オシドリ ♀

エクリプスは地味で一般的に雌とよく似ているため、種や雌雄の識別は難しいことが多いが、オシドリの雄はその時でも嘴が赤いのでわかりやすいのが特徴である。

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オシドリは漢字で書くと鴛鴦と書き、「鴛鴦(えんのう)の契り」と言われ、夫婦のなかの睦まじいたとえに使われることがある。オシドリは雌雄が体をくっつけて休むことが多いので雌雄の結びつきの強さを言われている。オシドリ夫婦といわれる所以である。

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毎年オシドリを見るたびに、オスの特徴的な形と色彩の美しさ、メスの地味な羽色とやさしそうな目に惹きつけられるものがある。新しい年、「オシドリ夫婦」といわれるように頑張っていこうと心の中では思うのだが・・・。

初鳥見  いつもの多摩川で

 お正月は朝からお酒が飲めるのでうれしいがよく効いてくる。昔から「朝寝、朝酒、朝湯が大好きで・・・」という小原庄助さんの話を聞いているので、朝から酒を飲むことは基本的に悪いことだという考え方をしている。

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       ジョウビタキ ♀

なぜかお正月なんだからという特別の意識がいまだに残っている。最近は雰囲気的にそういうムードはなくなってきているが、お正月は特別であった。

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 まず、早起きをして初日の出を拝んで家族全員で新年のあいさつをして、それぞれお年玉をもらう。家族が多かったのでたくさんの人からもらうことができて、今年は去年より多かったとか少なかったとか喜んだりしたものである。

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        シジュウカラ

 最近は、核家族で子供たちもそれぞれ独立していると、正月だからといって特別帰ってくるわけでもなく旅行などしているので夫婦二人で迎える正月が多くなっている。

 新しい年になって初めての鳥見をしようといつもの多摩川に向かう。空はどんよりと雲が厚いので早朝の風は冷たい。

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       ベニマシコ ♀

早朝からジョギングをしている人たちや、散歩をしている人たちがたくさんいる多摩川の土手をゆっくりと鳥の姿をさがしながら歩く。鳥見のポイントがあるのでそこに足を止め河原を眺めてみる。

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        モズ

大きな木にはノスリの姿、手前の蘆原にはシジュウカラやアオジ、ヒヨドリなどがいる。しばらく待っていると鳴き声と共にモズがあらわれ、静かに飛んできたのはジョウビタキのメス。

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       アオジ

雲間から太陽の光が射し始めると河原の枯れた葦原が明るくなったように感じる。そこに飛んできたのはジョウビタキのオスとベニマシコのメス、セイタカアワダチソウの枯れた実をついばみ始めた。

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       ジョウビタキ ♂

上空ではにぎやかにカラスとトビの空中戦をやっている。そこにノスリが加わっての三つ巴の状態である。さすがにノスリはさっと別の方向に飛び去ってしまったが、見ている方としてはもっと続けて欲しかったところである。

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        ダイサギの採餌

今年もまたこのフィールドでどんな鳥があらわれ、どのような光景を見せてくれるのか楽しみである。渡りの鳥たちも昨年とは少し違って遅れているように感じる。環境変化によって生物たちの行動や生育が変わってくるので、この一年その辺も観察の材料にしたいと思う。

初日の出  雲間への希望

明けましておめでとうございます。つらいことが多かった年が過ぎ去り、今日から新しい時間が始まる。

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         多摩「横山のみち」から

昨年は、三月に発生した東日本大震災が大きな被害と数多くの犠牲者、行方不明者を出した。また、原子力発電所の事故により電力不足に見舞われ、当然と思ってきた安全で安心な便利な生活がもろくも崩れ去った。

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グローバル化した経済は円高で国内産業の空洞化が進み、日本の雇用が脅かされ始めている。日本だけでなく世界を見れば、ユーロ危機であのEU全体が揺らいでいる。「アラブの春」で始まった中東の民主化もなかなか安定した姿は見えてこない。

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元気があるのは中国の経済発展であるが、情報化社会の中で内に秘められた問題点をどう解決していくかが課題である。さらに世界の牽引役であったアメリカの格差に対する若者の不満と怒りが表面化してきた。

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        多摩「横山の道」からの初日

国内だけでなく世界が混乱の渦の中にいるようである。新しい年2012年はどうなっていくのだろうか。初日の出にこの一年を祈ろうと早朝に近くの高台に足を向けた。

あいにくの雲の多い新年の空ではあるが、南東の方向は雲も薄れなんとか日の出が見られそうである。いつもの日の出の時刻より15分遅れぐらいで、雲の間に太陽の光が見えてきた。

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       山中湖より

復興、原発、普天間、TPP、ECO、M&A、など課題が多い1年ではあるが、新しい年に希望を胸に抱いて未来を信じて一歩前へ足を踏み出していきたいものである。1年間健康で過ごせることを雲間の初日に祈り、2012年は良い年になることを期待して手を合わせた。

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