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2012年2月

うるう年 人間は自然のリズムで生きている

最近の新聞で円高は5年周期でやってくると書いてあり、その周期で考えるとそろそろ円安に変わる年であるとあった。過去の実績を見るとその通りで、最近の円安はそれを証明しているのであろうか。

「周期とは」と考えてみると、一日という地球周期は人体の機能を支配しているという説がある。人体の一日周期は実は25時間なので時計にしばられずに過ごした翌日は「月曜病」になるといわれている。月曜日が元気でスタートできるか、出勤が億劫になるかである。

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        ベニマシコ ♂ (在庫から)

人体に備わった周期を見ると面白い。頭髪の寿命は2~5年、呼吸数は毎分18回前後、おなかのすく周期は85分~100分ごと、心拍数は毎分60~70回、血液は平均1分間で人体を1周する。

このようなリズムから人体に関する数字を見てみると興味深い。海が凪いでいる時の打ち寄せる波は毎分18回前後と言われ、気持ちが一番落ち着く.。また子供が安心して眠るといわれるリズムである。

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人間の呼吸数は1分当たり18回なので、母親が赤ちゃんを胸に抱くと安心して眠るのはそのせいだといわれる。だから海という字には母という文字が入っているらしい。

私の好きな古謝美佐子の子守唄、「童神」のリズムはこれである。沖縄の言葉で歌われる子守唄でゆったりとした音楽である。このリズム18の二倍は36で人間の平均体温であり、36の倍数は72で血圧の下の値、その倍数は142で血圧の上の数値になる。142の倍数は284で友愛数という。最少の友愛数の組は220と284であるという。

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ところで、今年は4年に一度の閏年だから、2月が29日まである。1日多く、なんだか得をしたような気がする。そして、閏年は夏のオリンピックの年でもあるので覚えやすい。

なぜ閏年があるかというと、地球は約1年で太陽を1周するが正確には1年プラス約6時間で1周するのである。だから4年たつと約24時間ずれることになる。そのために4年に一度うるう年を創って調整しているのである。

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病気も人間には自然治癒力があり7日周期で段階的に治るといわれる。男の厄年25歳、42歳、60歳、女の厄年19歳、33歳も体のリズムの変調期をあらわしているようである。

バイオリズムという言葉があるが、人間には、身体、感情、知性の周期的な波があり、そのリズムが3つとも最高のときが絶好調の時、それが崩れているときが絶不調の時なのである。人生も同じであり、それを予知できればいい人生が送れるはずである。

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いろいろ見てみると、人間がいかに自然のリズムと一体化しながら生きているのかがよくわかるし、山歩きなどをして自然に接していると、あらためて自然や宇宙と人間の関係の深さを知ることができる。

「早起きは三文の得」、起きるのに一番いい時間は日の出前、日の出前の大気は、一日のうちで最も自然のエネルギーが満ちているといわれている。夜が明けたら起きて、日が沈んだら眠るそんな生活をおくりたいものである。

栗林公園  紫雲山のふもとを歩く

栗林公園には学生時代に四国旅行をして以来の訪問である。当時、学生のころは貧乏旅行でテントを張って四国一周をした思い出があるが、近年では昨年阿波踊りを見に四国に来たがそのときは栗林公園には寄らないで帰ってしまった。

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        北梅林

当時の四国は、道路が狭く鉄道では廻りきれないところだという印象が強いが、現在では空港から高松市内まで広い真っすぐな道路が通り、当時の面影は無くこの公園だけがそのときの光景を残している。

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        梅林橋

所用で高松に来たが、少し時間があるので、昼休みの時間を利用して栗林公園を歩いてみることにした。天気も良く暖かな日和で散歩には絶好のコンディションである。園内はかなり広いので時間がかかるが、要所だけを歩くことにした。

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        皐月亭

公園の沿革については、『本園の起こりは、元亀、天正の頃から当地の豪族であった佐藤氏によって、西南地区(小普陀付近)に築庭されたのに始まるといわれ、その後、寛永年間(1625年頃)讃岐領主生駒高俊公によって、南湖一帯が造園され、寛永19年(1642年)入封した松平頼重公(水戸光圀公の兄君)に引き継がれた。

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        新日暮亭

以来5代松平頼恭公に至る100余年の間、歴代の藩主が修築を重ねて延享2年(1745年)に完成されたもので、明治維新に至るまで松平家11代228年間にわたり、下屋敷として使用された。

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        桶樋滝と石壁(赤壁)

明治4年(1875年)高松藩が廃され、新政府の所有となったが、明治8年(1875年)3月16日、県立公園として一般公開され、現在に至っている。』という説明がある。

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 背景の紫雲山と6つの池と13の築山が見事に調和して、江戸時代初期の回遊式大名庭園として、すぐれた地割、石組を有し、木石の雅趣に富んでいる。特に紫雲山と築山を組み合わせた景観の構想は素晴らしいと思う。島根の足立美術館の庭園もこのような演出が行われていて、見た目の雄大さを感じさせてくれる。

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庭園に入ると、北梅林では早咲きの梅が花を咲かせ、芙蓉沼にはたくさんの鴨類が気持ちよさそうに泳いでいる。池には大きな緋鯉や真鯉などの魚が泳ぎ、近づくと餌をもらえると思ってか競って池の端に近寄ってくる。澄んだ池を覗いてみると小さな魚たちもたくさん泳いでいる。

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        掬月亭

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整備された公園内の玉砂利の道を歩くと、対岸の岩に青鷺が1羽静かに止まっている。西湖と言われ、桶樋滝からは水がしぶきをあげて流れ落ちてくる。その岩壁は石壁(赤壁)という説明があるが中国のそれを連想させる。

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        掬月亭

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        偃月橋

少しかすんだように見える紫雲山もこの公園も、松の木が見事である。初夏から夏にかけては緑が鮮やかに映えるだろうと思いながら手入れをされている松ノ木を眺める。手入れをされている園内の松の木はその美しさを見事に目の前にみせてくれる。名は栗林というが、この公園の構成は松の木が主で約1400本の松の木があるといわれている。

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そのうち約1000本は職人が手をくわえている手入れ松と呼ばれる。また、それは「盆栽松」とも呼ばれているようである。この盆栽松は規模的にも日本最大といわれ、実は高松は、松盆栽では全国シェア―の8割を占める一大産地なのだそうである。

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        飛来峰より

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久しぶりに訪れてみたが、他の団体客のガイドさんの説明を聞きながら、改めて栗林公園の知られざる部分の詳しいことを知ることができた。また、鳥に関してはここは日本最大の鴨場で歴代の藩主が鴨猟をしたところであるという。

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        芙蓉峰より

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見事な松の庭園と規模を考えた時、当時の藩主の力とこの庭園での「わびさび」の楽しみ方を想像するとともに、これを長い年月をかけて作った民の労力や苦労を思わずにはいられないのである。

イカル 黒い瞳に黄色の大きなくちばし

週末の暖かさとはうって変って朝から冷たい雨降り、雨量も雨筋が見えるほどの降りかたで外に出るのは躊躇するほどである。運動不足が重なっているので雨の中ウォーキングすべく、傘をさして公園を一回りすることにした。

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さすがに雨の時は、小鳥たちも木の枝に隠れて雨宿りをしているようである。雨音があるせいか警戒心が薄れているのか、近づいても逃げないでじっとしているアオジ。

大きな木の幹を雨に濡れないように、チョコチョコと突いては足しげく動いているのはコゲラ。雨に濡れながら枝を飛び回っているのはシジュウカラとヤマガラ。いつもの光景である。

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雨でも野鳥たちは普段と変わりなく行動しているのだということが分かった。そういえば犬の散歩も雨の日で見かける。雨だからといって部屋の中で暖をとっているのは猫と人間だけなのだろう。

朝からの雨も昼ごろには上がったので、もう一度公園へと足を向けた。雨にぬれた落ち葉のある通路はすべりやすく、落ち葉も靴に付き易く歩きにくい。そんな足場の悪い公園の歩道であるがすべらないように慎重に歩を進める。

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雲はあるが明るくなってきた空を見上げると、大きなコナラの木に数羽の鳥が飛来してきた。なんだろうと思って双眼鏡をのぞくと大きな黄色の嘴が目立つ、「イカル」ではないか。

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今シーズン初めての出遭いである。鳴き声は明るい澄んだ声で「キィーコーキー、キョコ、キー」と鳴くがその声はまだ聞こえない。

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イカルは数羽から数十羽の群れでヌルデやエノキ、カエデなどの木に集まってその種子を食べたりする。これからはこの公園でもイカルの数が増えて、どこでも見られるようになるだろう。

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渡りが遅いといわれていた鳥たちもだんだんと増えてきたようである。梅のつぼみや桜の木の芽も日増しに膨らんできたので、それを餌にしている鳥たちもそろそろ顔をみせてくれるだろう。

その日を楽しみに公園や河原に足を運んでみようと思う。「ぬれ落ち葉」と言われないように、自分の足でいつまでも歩けるように日ごろから準備しておきたいものである。

オオタカ幼鳥  コサギが犠牲に

いつもの多摩川の合流点に立つと、河原ではやけにカラスの鳴き声が騒々しく、静かに流れる川の岸辺にたくさん集まっている。

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良く見ると黒いカラスが集まる真ん中に茶色の猛禽類らしきものがいる。良く見るとハイタカかオオタカの幼鳥のようである。一生懸命獲物をついばんでいる姿が見える。

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周りではカラスがそのおこぼれにあやかろうと遠巻きにして見ている。もう少し早く来ていれば、その狩りの瞬間が見られただろうと思うと残念である。

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土手を降りて近づいても夢中で食べているオオタカは、逃げるでもなく獲物の解体作業中である。カラスは近づくと逃げてしまったが、それでもあまり遠くには行かないでじっとチャンスを待っている。

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どうやら犠牲になったのは、コサギのようである。鋭い嘴で突いているところを見ていると指が黄色の黒い足が見えたのでコサギとわかった。オオタカは鋭い嘴で白い羽根をむしっては肉をついばんでいる。

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最初は白い羽根に黒っぽいところが見えたので、まさかミコアイサではないかと心配したがコサギのようである。大栗川にミコアイサが来ているというので期待していたので一安心である。

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コサギに関しては、先週心配していたことが現実になってしまいかわいそうだなと思いつつ、食物連鎖の頂点に立つオオタカはやはり実力がありすごいなと思う。カラスにからかわれているときもあるが、鋭い目つきとその容姿は見ていても迫力がある。

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オオタカの採餌中、カラスはじっとそのおこぼれを待って周りをうろうろしているが、なかなか手出しはできないようである。獲物を食べている間、近くでは別のコサギがじっとその光景を見ている。

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        寂しげなコサギとチャンスを待つカラス

仲間なのかペアーの相手なのか、明日は我が身を感じているのか寂しそうな姿である。しばらくしてオオタカが飛び立つと、それを狙っていたかのようにどこからともなく飛び出してきたのはトビで、コサギの残骸をつかんで飛び去った。

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        トンビに油揚(コサギ) あわてるカラス

あわてたのは待っていたカラスで、大急ぎで追いかけるが間にあわない。さすがに猛禽類である。それでも執拗に追いかけてトビは獲物を落としてしまった。落とした獲物には数羽のカラスが群がっていた。

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       トビを襲うカラス

自然界の生存競争のすさまじさを目の当たりにしながら、この次は猛スピードで獲物を狙う瞬間を見たいものだと思うのは欲張りでしょうか。

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        満腹のオオタカ幼鳥

このオオタカの幼鳥もいろいろな経験をへてたくましく育ってほしい。そしてまた、成長した大人の狩りをこの多摩川で見せてほしいものである。

アオゲラ  久々の緑色のキツツキ

いつもの公園にトラツグミが入ったと聞いたので、トラチャンに逢いたくて早朝から公園の高台にと向かった。天気のよい朝は富士山が奇麗に見える高台には、早朝の犬の散歩をする人が多く集まるところである。

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         ジョウビタキ ♀

この公園は野鳥たちがたくさん集めるところであるが、この場所は比較的たくさんの種類の鳥と出遭える場所なのである。

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近くに老人ホームがあり、介護の若い女性と老人がよく散歩にくるところである。会話を聞いていると思いやりのある言葉でやさしく接しているので、初めて出遭った時は、若いのに年寄りに対して親切なお孫さんだなと思って眺めていた。

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         アオゲラ ♀

ここは高台で眺めがよく、木でできた椅子やテーブルが置かれていて、座って小鳥の鳴き声や周りの木々を眺めることができる良いところである。

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ここで多いのは、ジョウビタキのメス、カシラダカ、シロハラ、エナガ、ツグミなどである。たまにアオゲラが[ピョーピョー」と口笛に似た大きな声で鳴いている。

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まだ蕾の固い梅の木がたくさんある畑の枝を、ジョウビタキのメスが一羽飛び回っている。地面に降りてはすぐに戻り、畑のフェンスに止まってはまた地面に降りてくる。

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ジョウビタキを追いかけていると、眼の前の木にそのアオゲラがとまる。樹皮の下を突きながら樹木の裏に廻ったり、また表に出てきたりしながらどんどん木の上の方にと上ってゆく。

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結構動きが早いのと、次から次へと木々の間を移動するので追いかけるのがたいへんである。タイミング良く林ではなく一本の木に止まってくれたので良く見えるが、そのうちに「キョッ、キョッ」という警戒音を出して飛び去ってしまった。

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         コゲラ ♀  逆さでも平気

トラチャンには会えなかったが、久々のアオゲラなので満足して今日の一万歩を達成すべくテニスコートの脇を通り公園のだらだらとした上り坂を歩きだした。

今朝の鳥たち  いつもの公園を歩く

今年の冬鳥はどこも少ないと嘆いている話が多いが、早朝の散歩をしても遭う人ごとに同じ返事が返ってくる。鳥にも都合があるのだろう。

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         富士山

鳥の渡りは地磁気の影響があるといわれているが、どのように影響があるかは定かでない、少し時間を割いて勉強してみたいと思う。

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例年に無く寒い今年の冬、いつもスキーに行く時のスタイルで完全防備のうえ手袋をはめ耳当てをして歩くが、しばらく一生懸命歩かないと体が温まらない。

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         エナガ

いつもの公園にはシロハラが落ち葉を嘴でかき分けている。そのそばでカシラダカの群れが地面の虫や木の実を探しているが、私の足音を感じたのか一斉に高い木の上に飛んでしまった。

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         シロハラ

小高い畑にはツグミが一羽朝日を浴びて採餌中である。東屋がある高台からは、西の方に昨夜の新雪か真っ白な雪をかぶった富士山が朝日を浴びてきれいに見える。

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        ルリビタキ 若(?)

公園のフェンスにはここを縄張りとしているジョウビタキのメスが一羽「クッ、クッ、クッ」と鳴きながら飛び回っている。新しい鳥とはなかなかお目にかかれない今シーズンである。林の木々を眺めていると、なんと足元にルリビタキのメスか若鳥か縁石にチョコンと止まって私を見上げている。かわいいではないか。

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        ヤマガラ

最近、寒さのせいか運動不足気味、寒風のなか重い撮影機材を何気なく担ぎ上げたら、腰をひねったみたいで腰痛が出てしまった。一週間ほど腰の痛さと格闘していたが、我慢ができず鍼灸院にいって鍼を打ってもらった。

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         ツグミ

若いころからテニスなどで腰を痛めたりすると鍼灸院を使っていたので、鍼灸に関しては信頼を置いている。たまたま近所で昔のテニス時代の仲間が鍼灸院をやっているのでそこに顔を出して見た。昔話をしながら治療を受け、韓流ドラマ受け売りの脈診と鍼灸で東洋医学の話に花が咲く。

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        スズメ 改めてみるとかわいい

「信じるものは救われる」、キリストではないが、翌日には痛みはとれて普通に歩けるようになった。最近のテレビ番組では腰痛の原因はストレスだといっていたが、「ストレス」という言葉だけ片付けたくないが、本当にそうかも知れないと思った。

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        アオジ

基本的には、なんでも原因をストレスにする最近の風潮は好きではない。では「ストレスとは何ぞや」といいたいところである。だから、かみさんには「私はストレスの貯まらない人間なんだ、ストレスを解消できるんだ。」と、いつも強がりを言っている。

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        カシラダカ

そうすると、敵もさる者で、「毎日好きなことをやっていればストレスはたまらないわよ」という。では私は仕事好き人間なのかと自問自答している今日この頃である。信用と健康と家族が財産だと思っている私は、健康で好きなことができる内が花なのではないかと感じるのである。

クイナ  赤い嘴の臆病者

雪が降る前、葦原の葦が倒れないで残っていたとき葦原で鳴くクイナの声だけが聞こえていた。なかなか姿を見せない鳥で、たまに飛びあがって影をみせたことがあったが、赤い嘴をはっきり見たことはなかった。

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                 クイナ 雌雄同色

今年の寒さのせいで何度か雪が降ると、河原の葦原は倒れて水面が見えるようになって、鳥たちも隠れるところが少なくなってしまったようである。

バンを見ていると、バンの後ろから見慣れない鳥がついてくる。長い嘴は下部のみが赤く上部は黒くなっているが、繁殖期には上下とも赤味が強くなるといわれているクイナである。

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背中は褐色の地に黒の縦斑が並び、顔から胸は青灰色で、体下面は黒白の横斑模様をしている。低い姿勢で首を前方に伸ばし、短い尾羽をピクピクと動かしながら歩く。

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クイナの名前の由来は、ノックをするような調子の鳴き声を「くひ、くひ」と聴いて、それに「鳴く」の語根「な」が加わって「くひな」となったといわれる。

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クイナでは以前、沖縄のヤンバルクイナに逢いに行ったことがある、沖縄の北端国頭村まで行ったがその時は姿を見ることができなかった。

北端の海岸の山の上には大きなヤンバルクイナの像が建っているので、遠くで見ると本物のように見える。姿を見たのはそれだけで、本物には会えなかった。沖縄では林道の開通と森林伐採で、生息地が狭められて個体数の減少が懸念されているところなので、大事にしたいものである。

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警戒心が強くなかなか人目に触れることが少ない鳥であるが、帰ろうと思ったときに土手を降りた池がこの鳥との遭遇を演出してくれた、これこそ「一期一会」である。クイナに出遭ったので何か良いことのある前兆かもしれない、待ち人(鳥)が来るのか?、近いうちに沖縄へも遠征して、今度こそはヤンバルクイナに遭ってみたいものである。

バン  赤と黄色の派手な嘴

昨夜からの雨が雪に変わってうっすらと地面が雪で白くなっている。今朝も冷え込みは厳しく、道路も濡れた所は凍結しているように光っている。

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多摩川の葦原もうっすらと雪化粧であまり鳥たちの姿もみえない。土手を一回りして引き上げようかと思ったが、河原にある湧水池の水面を水鳥が動く姿が見える。

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久しぶりに池のところまで降りて眺めているとバンの番らしい。草木の影に隠れてよく見えないので、辛抱強く待っていると最初にメスが顔を出して泳ぎ出すと、その後から赤と黄色の派手な顔をしたオスがついてきた。

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バンは「護田鳥」と言われ、すなわち田を守る、田の番をする鳥から、バンとなったらしい。なんでも食べる雑食性で泳いだり水際や浮草の上を歩きまわりながら、水草や昆虫、貝やオタマジャクシなどを食べる。

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         バン 

よく見ていると、陸に上がって草などもついばんでいる。歩く姿は面白く白い尾羽を立てて歩く、水鳥にしては足指には水かきがないので陸上や草の上を歩きやすくなっているようである。

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警戒心が強いせいか、池の傍ですわって動かないで見ていると池の真ん中に出てくるが、体を動かすと水際の草木の中に隠れてしまう。

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 この池は、きれいな水で水中で泳いでいる鯉や小さな魚なども良く見える。以前はカワセミなどがよくダイビングをするので近くで見ることができたので楽しみが多かったが、最近はカワセミも姿をみせる回数が減ってきている。

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食物連鎖の論理でいくと、弱肉強食の世界では個体数の減少や増加は、やはり一つのサイクル見たいなものがあるのだろうと思う。環境に適応したものだけが生き残る自然界の掟なのか厳しい世界である。

コサギ  捕食に夢中

最近の日の出はかなり早くなってきて、今日も気温は低いが風がない分楽である。天気が良いので視界が開けて、遠く新宿の都庁舎の2本の建物の間に東京スカイツリーが見える。多摩川に架かる稲城大橋の向こうにシルエットとしてひときわ高くそびえている。

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多摩川合流点では太陽の光が当たるところは暖かいので、太陽エネルギーに感謝しながら霜の降りた土手を歩く。

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陽の光の当たらない川面ではコサギが一羽捕食中である。川の中をゆっくりと歩き、時折足指を水中で震わせて魚を追い出したりして素早くそれを嘴に挟んで喉の奥に入れている。

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コサギは名前の通り日本のシラサギの中では一番小さく、嘴は黒く、脚も黒くて足指のみ黄色いのが特徴で、夏羽では頭に2本の長い冠羽と、背と胸にレース状の飾り羽が出る。

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河原まで降りて近づいても逃げないで採食に夢中になっているようである。こういう時が一番危険なので、注意しなければいけない。ここにはコサギを狙うオオタカがいるのである。

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観察側とすればオオタカの狩りの場面を見たい好奇心で、廻りを見渡してみるがその姿は見当たらない。先日もここで、オオタカにコサギが狙われ犠牲になったようである。その一部始終をカメラに納めたという話を聞いた。

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かなり近づいたところで、警戒心から飛んでしまったがすぐ近くに降りて、また水中をのぞきながらゆっくりと歩いたり、浅瀬を走りまわったりして足指を震わせている。

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コサギも集団でいるときは安全だが1羽で採食などに夢中になっていると危険である。我々も何かに夢中になっているときに、他のものが見えなくなってしまうことがある。ビジネスでもそうであるが常にリスク管理と危険予知はしっかりとしておくべきである。

オナガ  黒い頭に水色の翼

休日の昼下がり、リビングのソファーに腰深く沈み、今ハマっている韓流ドラマのDVDを見ていると、窓のベランダ越しにオナガの群れ、「ギュエーイ、ギュエーイ」と鳴き交わして飛び回っている。

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姿は黒い帽子を被った長い尾羽と翼の美しい水色が目立ちきれいな鳥だが、鳴き声に少し品がない。カラス科の鳥なので無理もないと思うが、人間の世界にも同じような人がいることがあるなと考えてしまう。

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オナガは、いつも大体決まった時間帯に同じルートを群れで通ることが多く、眼の前の木に来るので観察しやすい。

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DVDの画面を一時停止して、急いでカメラを準備しベランダに出てもまだ間に合い、群れの最後の数羽を捉えることができた。動きの速い鳥は準備をしているうちに通り過ぎてしまうこともある。こんな休日の光景をかみさんに笑われていることもある。

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鳴き声を別にすれば好きな鳥の一種である。オナガの命名も簡単で、尾羽が長いから「オナガ」なのである。鳥の名前を見てみるとほとんどが単純明解なわかりやすいものが多い。スマートフォンよりらくらくフォン?やはり世の中「Simple is best」なのだろうか。

ツグミ  口を閉じて物をいわない

今朝も朝からよい天気である。いつもは多摩川の土手の上から河原の蘆原を眺めているが、鳥の好む餌のありそうな河原の藪の中を歩いてみることにする。

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人が通って踏み分けたけもの道を歩くと歩きやすいが、一歩外れるととげのあるバラの枝があったりつるが絡んでいたりで藪の中は歩きにくくなる。たまに木が倒れて踏み分け路も遮断されているところもあり、それをかき分けたり、乗り越えたりして歩くのが大変である。

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雑木林を抜け少し広くなった草原に出ると鳥の集団が一斉に飛び立った。ツグミの群れである、今年はツグミが遅いといわれていたがやっとたくさんの姿を見ることができた。

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ツグミは、渡来直後は群れで行動するが、やがて低地や暖地に分散して市街地の人家の庭にも顔を出すようになる。そして晩春になると再び集結して群れをなして北方への帰路につく冬鳥なのである。

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名前の由来は、口を「噤む」からツグミであり、ツグミは冬に北のほうから渡ってくる。冬はよく聞こえた鳴き声も、夏になると全く聞こえなくなるからだともいわれている。

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脚をそろえて地上を飛び跳ねるように歩き、ときおり立ち止まって胸をそらせたポーズをとるのが特徴である。警戒心は強いほうで人との距離は確実にとっている。

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         ツグミとジョウビタキ♀のニアミス

ツグミが嘴で落ち葉を掻き分けているところに、ジョウビタキのメスが飛んできて何か話をしているように見える。

私の身近にもツグミになってほしいと思うほどによくしゃべる人もいるが、今度ツグミの命名の由来でも話して聞かせてやろうかと考えてしまう。そうは言っても口数の少ない私は結構助かっているのだが・・・。口は災いの元とも言うのでツグミを見習うことも必要かも知れない。

ヒヨドリ 柿を食べ植物の繁殖を助ける

どこにでもいるにぎやかな鳥ヒヨドリ、「ピィーヨ、ピィーヨ」と鳴くからヒヨドリと覚えたが、あの甲高い声で鳴き交わすので普段はうるさく感じることもある。

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公園の高台にある柿の木に集団で群がり柿の実を食べている。これだけのヒヨドリが群がっていると数日で柿の実を食べつくしてしまうだろうという感じである。

木の実を食べる鳥は、養ってくれる植物の繁殖を助ける。実の果肉には種子の発芽を抑制する物質が含まれることが多く、落果する前に発芽するのを防ぐためである。

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鳥に食べられた種子は、周りの果肉がきれいに消化されて排泄される。つまり種子を遠くへ運ぶだけでなく、発芽抑制物質を取り除くフィルターとしての役割も大きいのである。

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木の実や花の蜜が大好物で花粉を媒介したり植物の種子を遠くへ運ぶ役割を果たしている。また、キャベツや白菜を食べたりして農家の嫌われ者でもあるが、市街地にマンリョウやセンダンが芽を出すのは、ヒヨドリが運んでくれた仕事なのである。

うるさいとかあまりきれいでないとか外見で判断するのではなく、やっている行動とその効果で評価をしてあげたいものである。

アカハラとシロハラ  腹の見せあい

いつもの多摩川に足を向けている途中に、川の両岸に古木の桜並木が連なる乞田川がある。大雨が降ると多摩市の丘陵から流れる水で満水になるが、普段は歩いてでも渡れるほどの水量しか流れていない川である。

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        アカハラ 

川にはハクセキレイやカルガモ、イソシギなどがいる。以前は川の中にいろいろなごみを捨てることが多く汚い川であったが、ボランティアで川のゴミを拾う人たちのおかげで今ではきれいな川になっている。

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そんな川を見ながら歩いていると右手の梅の木がある畑にアカハラの姿を見つける。落ち葉を嘴ではねのけ、地面を掘るなどして昆虫類やその幼虫、ミミズなどを探している。

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ときおり警戒心からか頭をあげて周りをきょろきょろして、また畑の落ち葉を嘴ではねのけている。

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アカハラはオスは頭部と上面が黒みをおびたオリーブ褐色で、特に顔と喉の黒み強い。メスは喉が白っぽく、顔の黒みも弱い。全体に色調が淡いといったところが特徴である。

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しばらく畑の廻りでアカハラの動きを観察していたが、餌をさがして畑の上の方へ飛んでしまった。この辺りは畑があるかと思えば近代的な大きなマンションがあったりと、開発が活発なところである。

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       シロハラ 

天気もいいのでさらにいつもの公園への坂道を登り、何か新しい発見でもないかとのんびりと公園の丘の頂上への山道へと入っていくと急に視界が開けるところがある。

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東屋のある広場のベンチに腰をおろしてしばらく眺めていると、近くの落ち葉を動かす音と共に鳥の姿が見える。忍び足で姿を捕らえるところまで行くと落ち葉を嘴ではねのけている、今度はシロハラである。

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シロハラはアカハラとの決定的な違いは、その名前の通りに体下面が白っぽいことである。腹が赤いからアカハラ、腹が白いからシロハラ。誰でも思いつきそうなごく単純な命名である。

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鳥の世界に選挙があれば一番わかりやすい名前であるから、当選の確率は高いと思う。政治家でも選挙のときに覚えやすい名前をつけるといわれている。二世議員に多い名前は、一郎、二郎、次郎、太郎などである。だから選挙では政策よりも名前の連呼が多いのである。

最近の子供たちの名前を見ると難しい名前が多い、晴桜(はれる)くん、硝子(しょうこ)ちゃん、鳴桜(めいら)ちゃんなど本人でも覚えにくいのではないだろうか。彼らの時代の選挙は本当の政策を連呼しないと選挙には勝てないと思う。

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        蝋梅

鳥は外から見て腹が赤いか白いかがわかるので安心だが、人間は腹の色は同じだが腹の中が白いか黒いかはわからない。鳥は腹の見せあいで、政治家は腹の探り合いとでもいうのでしょうか。旬が過ぎた蝋梅の花を見ながら政治も経済も季節と同じ明るい春を待ち焦がれているこのごろである。

メジロ 白いアイリングがチャームポイント

どこにでもいる鳥で、「チーチー」とやさしい鳴き声で、ちょこまかと花や照葉樹の廻りを動き回る身近で親しみのある鳥の代表である。

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雌雄同色で羽色はいわゆるうぐいす餅の色、黄緑色で目の廻りの白い縁取り(アイリング)がチャームポイントである。

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冬はサザンカの花、春にはツバキやウメ、サクラなどの花の蜜を吸いに来たり、秋には熟したカキの実をついばみに人家の庭さきにもよく顔をみせる。

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今日は多摩川の河原を集団で移動している。相変わらずちょこまかと細かく動き廻るのでカメラで追いかけるのはたいへんである。

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忙しい鳥で驚ろかしたりすると一斉に飛び出してしまうが、人に対する警戒心はあまり強くなく驚かさない範囲であればゆっくりと観察することもできる。

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細かく動いている間に時々目が遭うことがあるが、目の廻りが白くかわいい顔に見えるがよく見ると鋭い目をしている。

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因みにメジロというと、JRの目白駅を思い起こすが、今では学習院大学があるところという方が分かりやすい。これは鳥のメジロとは何の関係もなく、目白という地名は五色不動の一つで目白不動に因んでいる。

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山の手線の駅名では「目白」に対して「目黒」があるが、野鳥でもメジロに対してメグロがいる。メグロはやはり目の廻りが黒色の隈どりがあり、小笠原諸島の母島や付近の島に生息して国の特別天然記念物に指定されている。

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私はまだメグロを見たことがない、同じ東京都でありながら近くて遠い小笠原、世界遺産に指定された小笠原諸島へメグロに逢いにぜひいってみたいものである。

ジョウビタキ  黒とオレンジ老人の頭

最近の日の出が早くなってきたように感じる、早いといっても太陽が上がってくるのは6時半すぎではあるが、立春を過ぎてからは気分的にも早いような気がする。

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 このところ多摩川も鳥たちの出が悪くなっているので、今日は浅川の土手を歩いてみることにする。多摩川との合流点から上流へと足を運ぶ。

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川沿いに突き出した木の枝の高いところにカワセミの姿を見つける。カワセミにしては高いところに止まっているなと思いながら歩いていると、藪の中からジョウビタキのオスが飛び出してきて、私の行く先々を道案内のように小さな木の枝から枝へと飛びまわっている。

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時々小さな枝にとまって振り返りながら、ピョコンとお辞儀をするようにして尻尾を振る。オスの特徴は、頭頂は銀灰色で白髪老人のようであるが腰と上尾筒のオレンジが鮮やかにに映る。

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枝に止まっては「カ、カッ」というような鳴き声をたてたり、「ヒッ、ヒッ」と鳴いたりする。時々地上に降りて昆虫などを捕らえて食べるが、木の実なども食べる。

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ジョウビタキのオスもメスも翼の部分に白斑があり別名で「紋付き鳥」と呼ばれることもある。オスは黒い羽根に白斑がはっきりしているが、メスの白斑は小さくこれもまた控えめである。

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ジョウビタキの後を追いかけながら歩いているとかなりの距離を歩いたと思ったら、今度はいきなり下流に向かって飛んでしまった。たぶんこのへんが縄張りなのでもどったのだろうと思いながら振り返る。

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下流になると上り始めた太陽が正面に来るのでジョウビタキの姿がシルエットになってしまうので場所を変えることにして浅川を離れ、もうそろそろいろいろな鳥たちが動き出しているだろう多摩川土手にむかうことにした。

東京スカイツリー  古い街並みと世界一のタワー

冷たい北風がなければ陽だまりが暖かい東京、所用で押上の近くに行くことがあったので途中下車をして東京スカイツリーを一回りしてみた。

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2月29日に竣工、5月22日開業という東京スカイツリー、高さは634m世界一の自立電波塔である。この高さは数値的には覚えやすい、武蔵国にあるからムサシ(634)と覚えればよい。

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東京タワーが333mで覚えやすかったがこの東京スカイツリーも覚えやすい高さである。押上の駅を降りると、出口は案内があるのでそれをたどっていくと東京スカイツリーの前に出る。

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いたるところが工事中なので案内がないと出口をまちがえてしまいそうであるが、その世界一の銀色に輝く電波塔は東京の青い空に向かって天まで届くように伸びている。

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北十間川を渡る橋の上にはその世界一のタワーをバックに記念写真を撮る人たちが一杯である。人物とタワーを入れるには広角レンズでもかなり地面に近いところから撮らないと全体がおさまらないので、苦労してシャッターを押している姿が見える。

建築途中の姿を川面に写していた北十間川も整備のためにたくさんの重機が入って、堤防や散策路などを造っている。

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山の手に対して川の手といわれた下町は墨田川と共に発展したが、東京大空襲を免れた地域もあり、古い街並みや小さな工場などが軒を連ねる歴史のあるところである。

北十間川に沿って歩くと北側の日陰にはまだ雪が凍って融けないで残っているところがあるが、近代的なビルに変わったり洒落た小さなショップが並んだり、見るからに美味しそうな食べ物屋さんになっているところもある。スカイツリーの開業に合わせて古い街も新しく変わろうとしている。

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高さ634mの東京スカイツリーの350mにある第一展望台を「展望デッキ」、さらに100m上った450mの第二展望台を「展望回廊」と命名したと発表があった。

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開業へ向けて急ピッチで行われている街並み改良や整備に多いに期待したいものである。聞くところによると観光客の予約は順調でいっぱいになっているとも聞く、古い街並みと世界一のタワー完成での経済的効果を期待しながら押上の駅を後にした。

ビンズイ  夏の囀り冬の静粛

早朝の公園をひと回りして高台の木でできたベンチに腰を下ろして眼下の樹林を見渡していると、常緑樹の中で葉を動かしているのはメジロたち、目の周りが白いいわゆる鶯色の小さな鳥で忙しく動き回る。

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 落ち葉が敷き詰められたような林間の歩道の杭の上にルリビタキのオスが止まっている。後ろ姿を見るとブルーの色がかなりきれいなので2,3才の成鳥かと思う。

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 しばらくの間杭の上から地面に降りて落ち葉を嘴でよけながら餌をさがしたり、また杭にとまっては周りを眺めたりを繰り返していたが、早朝散歩の人が近づいてきたので飛んでしまった。

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そろそろ帰ろうかと立ち上がって坂をくだる。この辺にはいつもビンズイがいるはずなのだがとあたりを見回しながら歩いていると、枯葉をかきわけているビンズイが二羽。

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ビンズイは夏は高い木のうえでにぎやかにさえずるが姿を見つけるのは難しく、冬には低地に降りて静かに植物の種などの餌をとっていることが多い。

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姿は頭から背にかけて緑がかった褐色で胸からわきに黒い縦の模様が並ぶ。タヒバリに良く似ているがタヒバリの背面は、灰色がかった褐色である。雌雄は同色なのでたぶんここにいるのは番なのだろうと思う。

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ビンズイとは変わった名前であるが、漢字では便追と書く。「便追」というと何か意味ありげな名前だと思うが、何のことはなく「ビンビン、ツイツイ」と鳴くから「ビンズイ」なのだという。

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鳥の名前もいろいろいわれがあるが、元をたどれば単純に鳴き声であったりすることが多い。また、ヒバリに似た声で繊細に囀るので一名キヒバリといわれてもいる。

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毎日の寒さは厳しく、日本海側の雪による事故などのニュースも伝わってくるが、暦の上では「立春」である。そろそろ寒さも峠を越して日増しに春にむかって時は過ぎていくのだろう。暖かい春が待ちどうしいこのごろである。

ルリビタキ  雪の青い鳥

今年の日本海側からは例年に無く大雪の便りが毎日のように届く、先日東京にも初雪がありメインの道路の雪は解けているが、日陰にはまだ雪が残っている。

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久々に公園に足を向けてみると日陰や石の上芝生などにはまだ雪が残っている。残った雪の上をツグミが歩いている。ここ数日でツグミの数がかなり増えたようである。

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山に雪が降ったので平地に餌を求めて降りてきたのかも知れないが最近は多く見かけるようにjなった。チョコチョコと歩いては雪の無いところを嘴でつついている。

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手袋をして耳あてをして完全装備で歩いても頬に当たる風は今までに無く冷たく感じる。少しでも風が出てくると体感温度としてはかなり低いのだろう寒く感じる。

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公園をぐるっとひと回りするが定点にいるルリビタキのオスとメス、枯葉を動かす音がする方向にはシロハラ、陽が当たり始めた樹木ではアオゲラの鳴き声や木の幹をつつく音が聞こえる。

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それでも感じるのは去年より野鳥の姿が少ないことである。まだアカハラの姿は見ていないしイカルなども見えない。

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帰り際に、落ち葉の重なる林間の歩道の脇にある冷たい石のベンチに腰を下ろしてルリビタキを待つことにした。寒い公園は歩く人もいつもより少なく、動かないでいると体の芯まで冷え込んでくる。

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待つこと30分で「クックックッ」という鳴き声が聞こえ始め、赤い花をつけた山茶花の木の枝に飛来した。しばらく尾を振りながら周りを見回した後、雪の残った苔むした大きな石の上に止まってダンディーなポーズをとってくれた。

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近くの石の上を飛び回り、山茶花の枝に戻ってはまた石の上に出てくる。じっと待っていると目の前に飛んでくることもあるが、すぐに飛び去ってしまう。しばらくの間そんなことをして青い鳥が遊んでくれたのでひと安心、寒いところを待っていた甲斐があったなと自分を慰めて冷え込む公園を後にした。

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