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2012年3月

三月の冬型  多摩川土手を歩く

三月も終わりに近いというのに朝の天気予報の解説を聞いていると、気圧配置は冬型のいわゆる西高東低である。

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                 モズ ♂

ましてや、北海道には低気圧が二つ三つとある。本州にかかる等圧腺は真冬ほどの細かさは無いが縦縞がきつい。

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        タヒバリ

天気はいいが風が冷たいのはそのせいである。梅も遅咲き、この分だと桜もたぶん例年よりかなり遅くなるのではないだろうかと思う。

土手から見下ろすサッカー場では、少年サッカーチームが元気に練習をしている。土手の傾斜になった芝生には、それを応援する親たちがこれもまた一生懸命である。

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        ガビチョウ 隈どりがあざやか

少し芽吹き始めてぼんやりと黄緑がかってきた大きな木の枝が河原にあり、サッカー場を囲むように繁っている。この樹木にはたまに、猛禽類が翅を休めていることがあるが、今日はその姿は見えない。

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        シジュウカラ

土手の上の舗装された部分を一輪車を練習する若者たちが行き来する。見ていると忙しそうに動かす細かいペダルの踏み方はかなりのエネルギーが必要だなと感心する。

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        カワセミ

一輪車ならではのバランスの取り方と前進するペダルのこぎ方はかなりの技術がいるのだろう。私などはまず、走ることより乗ることに時間がかかりそうであるが、見ているといとも簡単にこなしているので悔しさもあるが、そのタイムを競っている。

 池の近くに来ると、「チッチッチッー」という鳴き声とともにカワセミが一羽飛来し、池のほとりに突き出した止まり木に自分の定位置のようにとまり、じっと池の中を見つめている。

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しばらくするとダイビングを試みてみるが成果はなさそうで、反対側の止まり木に移って場所を変えて再度のチャレンジである。最近は小魚が少なくなっているのだろうか。

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        バン

同じ池でも、水草が多く新しい葦の芽が出始めているところには、バンがいる。尾羽を時々上に立てながら倒れた草の葉の上を歩き、近づいてもかまわず朝食に集中しているようである。

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                 ハヤブサ

土手の上から河原の下ばかりを見ていると、鉄塔の上ではハヤブサが、「俺はここにいるぞ!」とばかりに大きく翅を広げて飛び出しの準備か・・・。

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「はやぶさ」といえば、JRの東北新幹線の東京ー新青森間の列車が、日刊工業新聞の企業のネーミング大賞で第一位になっていた。もう、こちらは早くも飛び出している。

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       セッカ ?

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枯れた芝生の土手を歩くと藪の中に見慣れぬ鳥が一羽、セッカのようであるがじっとして動かない、セッカの幼鳥なのか頭だけを動かしてあたりを見廻している。

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       ホオジロ ♂

日増しに近づく春の兆しを感じながらのんびり歩くと、薄緑に変わりつつある視界に生物の新しい息吹を感じる。これから、暖かくなるとこの河原も一面の緑の葦原に変わっていくのだろう。冬鳥の旅立ちと夏鳥の飛来で、また新しい楽しみが増える多摩川土手の光景である。

鶯  春告げ鳥

ここのところ、週末というと青空が見えることが少なかったが、久しぶりに昨日の雨も上がり春の陽射しがまぶしいくらいに輝き始めた。

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                 ウグイス

日の出も5時半ごろに早くなってきたので、いつも目覚めるころには窓の外が明るくなり始めている。目覚めると暖房のエアコンのスイッチを入れるのが習慣になっているが、そろそろそれも必要なくなりそうである。

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いつもの多摩川土手の上を歩くと、すでにお陽様がかなりの高さに上っており、ジョギングする人、犬の散歩、サイクリング、バイクライダーたちが行き交う。枯れた草木の中に新しい緑の葉が目立ち始めた河原に小鳥たちの鳴き声もにぎやかに聞こえるようになってきた。

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       囀る ウグイス

眼の前の遊水池にはカルガモのペアーがゆっくりと水の上を泳ぎ、樹木の間に広がる河原の草むらでは雉の鳴き声が「ケーン、ケーン」と聞こえる。オスの雉はきれいなので、その姿を見てみたいとあたりを見渡すが鳴き声だけである。

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「雉も鳴かずば打たれまい」と言われるが、本当に鳴き声が聞こえないとどこにいるかはわからない。雉打ちのたとえどおり、腰をかがめて静かに待たないと遭遇できないのかも知れない。

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「春告げ草」といえば梅の花、それでは「春告げ鳥」は何かというと「鶯」である。陽射しは春らしくなってきたが、まだ吹く風は少し冷たさを感じる土手上の多摩川でも鶯のきれいな声が聞こえる。

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河原の芽吹く前の裸の木の枝から「ホーホケキョ」という鶯の鳴き声、日本の三鳴鳥といわれる鶯。樹木の根元は笹薮に囲まれて見えないが土手から見るとちょうどよい枝ぶりのところからそのさえずりが聞こえる。

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        「ホーホケキョ」

あの地味な地鳴きの鶯が、春とともに囀り始め、縄張り宣言と恋のアプローチを始める。時折走り去るジョギングの若者の姿と足音に、鶯の谷渡りといわれる 「ケキョケキョケキョ・・・」という警戒心を表す鳴き声とともに藪の中に姿を隠す。

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しばらく待っていると、きれいな鳴き声とともに再び木の枝に姿を現す。自分の縄張りだろうところを飛びまわり、お気に入りの枝にとまり大きな口をあけて囀り始める。やはり鳥も天気がいいほうが気持ちも違うのだろう、大きな声で鳴くときは体を震わせてさえずる。

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この固体はうまく鳴いているので人間でいう新人ではなさそうである。鳴き始めの鶯の声をよく聞いていると、「ホーホケキョ」がうまくできない囀りを聞くこともある。これは1歳前の若鳥なのだろうと思うが?・・・。たぶん鶯も人間と同じで、親や先輩の真似をして上手な鳴き方を覚えるのだろう。

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また、そうかと思うと夏過ぎまでいつまでもさえずっている鶯もいる。求愛活動が実を結ばないのだろうと思うが、人間の世界と同じで鶯の世界も晩婚化が進んでいるのかも知れない。「婚活」という言葉が認知されて久しいが、野鳥の世界も人間の世界と同じ現象が起きているのだろうか。

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鶯は一夫多妻といわれているので、囀り続けて喉を痛める鶯もいるようである。いつまでも望みを高く持つのではなくあるところで妥協することも必要なのである。

人の世界でも「結婚する前は両目を開いてよく見ること、結婚したら片目を瞑って我慢をすることも大事だよ」と教わったことがあるが、若気の至りでよく見ることができないことが多く数十年経って反省するのである。なかなか難しいことではあるが、一理あることばである。

ヒヨドリ  梅も好きです

どこにでもいるヒヨドリ、この梅園にもたくさんのヒヨドリたちが我が物顔に梅の枝を占拠している。

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メジロもヒヨドリが来ると場所を移動してしまう。やはりヒヨドリも白い梅の花が好きなのか紅い花の木には少ない。「ヒヨドリと紅梅」よりも「白梅にヒヨドリ」のほうが似合う気がする。

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雨上がりなので鳥たちの翅も雨にぬれているように見える。一本の木に5,6羽のヒヨドリが群がり、我先にと花弁に嘴をさしこんでいる。

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この鳥の場合は、あまり移動もせずに同じ木に長く居座っているような感じで、かなり近づいても警戒心もなく花に夢中である。

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全体には灰色で頭はモヒカンのように逆立てることもあるが、人には好かれるようである。しかし、農作物をいたずらすることもあるので農家には嫌われ者になっている。

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昔、平安時代には子飼いにして楽しんでいたとも聞く。人に慣れ、飼い主を見分けることもできるので、貴族の間ではペットとして盛んに愛玩されていたようである。

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それにしても大きな声で鳴くので、庭先に飼っていたらさぞかしうるさかっただろうと推察する。それともペットのときは今のような大きな声は出さなかったのかも知れない。

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最近のストレス社会で生きるようになって、ヒステリックな大きな声で鳴くようになったのだろうか。人間の世界でも、最近の体の変調の原因が何でも「ストレス」です、といわれるようになっている。

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適度なストレスがないと物事もうまくいかないし、進歩発展も無い。その医者の処方箋は何かというと、「ストレスとうまく付き合うことですよ」という返事が返ってくることが多い。小雨に適度なストレスを感じながら、甘い香りの花見を楽しんでいるところである。

メジロ  梅にウグイス実は私です

梅が満開の郷土の森、紅梅、白梅、最盛期が過ぎた蝋梅などここにはたくさんの梅の木がある。梅の枝振りのいいのは古木で、がっしりしているところに可憐な梅の花が咲いている姿が好きだ。

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新しい梅の枝に咲く花は花の数が多すぎて鳥の姿を探すのが大変である。特にメジロは動きが早いのでなかなかいいポーズをとってくれない。その点古木は鑑賞に堪える。

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「ウメジロ」、梅の花にとまり、花弁の中に顔をうずめたり、逆さになって嘴を伸ばしたりと花見に興を添えてくれるのはメジロである。「梅にウグイス」とよく言われるが、実際に梅の花にウグイスが止まっている光景はあまり見たことが無い。

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あるとすれば花札の2月の絵か床の間に飾られる掛け軸の絵ぐらいであるが、これもよく見ると梅の花が咲く枝に止まっているのは緑色の翅の鳥で目の周りが白では無い。

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メジロの特徴は目の周りの白いところでこれが白くないとメジロとは言わない、花札にある鳥は目の周りが赤いのが多い。これではメアカになってしまう。ネアカなら楽しみだがメアカではそうもいかない。

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「梅にウグイス」に関してはいろいろ言われているが、正体はメジロであると思う。庶民的で人気者のメジロに軍配を上げたい。この公園を飛び回っているメジロも「本当は私ですよ」といっているように見える。

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語呂としては「梅に鶯」、絵としては「梅に目白」といったところで丸く収めたほうがよさそうである。

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花に集まるメジロは、集団で移動してきては忙しく花の周りを動き回り、しばらくするとスーッとまったくいなくなってしまう。「ヒュルヒュルヒュルヒュル」と鳴きながら動き回る。

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近くにある常緑樹の樹木の中に隠れるように入り込んで、また思い出したようにたくさんで飛び出して来ては花から花へと飛びまわっている。

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よく見ていると、赤い花よりも白い花が好きなようで、白い花の梅の木に多く集まるような気がする。これは私だけの錯覚だろうか。

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色で見るなら、優雅で自己主張の強い「紅梅」、清純で控えめな「白梅」、どちらの性格が好みかといえば、言わずもがな「白梅」である。香りも優雅な紅梅と甘くやさしい白梅というところでしょうか。メジロもその辺がわかっているのだろうか。

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そういわれてみると、梅の花の香りも赤い花よりも白い花のほうが香りがいいように感じる。晴れた日のそよ風ならもっと風流が感じられるのだろうが、小雨の花見であるが、時折甘い香りがどこからともなく流れてくる。

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「東風吹かばにおい起こせよ梅の花、あるじなしとて春な忘れそ」、菅原道真が愛した梅の花があるじを慕って一夜にして京都から大宰府まで飛んできたという ”飛び梅” の伝説は有名であるが、時あたかも卒業、入学シーズン、梅の花を見ながら学問の神様にあやかり、生涯学習の精神を身につけたいものである。 

天体ショー  金星、月、木星が一直線

今年度最後の週が始まり、週明けの会議が終わり帰路に着く。いつも新宿の電車に乗るときにかみさんにメールを送る。

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             上から 金星 月 木星

混雑した電車でも、文庫本を読んでいると30分ぐらいで家の最寄りの駅に着く。駅に着く前にトンネルをくぐるが、その時にポケットに入れた携帯電話のサイレントバイブが響く。

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          2012年3月26日 19時51分

何事かとメールを見るとかみさんからのメールで、「きょうの空には月と金星と木星が一直線にきれいに並んでいるから見てみれば」というメールである。

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         上弦の月

電車を降りて家へ向かう道すがら、西の空を見上げると明るい星が並んでいるところに上弦の三日月が割り込んで上下に一直線に並んでいる。

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夜空を眺めながら家に入ると、かみさんが「すごい天体ショーでしょう」と興奮気味。部屋に入ると夕餉の香りと冷えたビールが並んでいるが、取り急ぎ着替えてからカメラを持って再び外に出る。

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石段を登り開けた高台に出ると、三日月を挟んで二つのの明るい星がたてに並んでいる。宵の明星といって冬は金星がきれいに見えるが、、上弦の月の上に金星、その下に木星と周りの星もかすんでしまうくらいに明るく輝いている。

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まさに、”一期一会”である。こんな素晴らしい天体ショーが見られるとは夢にも思っていなかった。好奇心の旺盛なかみさんのおかげである。週の初めからいいことがあり、今年度も良い年で締めくくれそうである。感謝、感謝 「謝謝」。

梅は咲いたか桜はまだかいな  府中郷土の森

3月も下旬になるというのにまだ肌寒い日が続く。今朝も天気予報では朝の6時ごろには雨が上がるだろうといっていたが、まだ小雨が降っている。

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近くの公園の梅が咲いてきれいな花をみせてくれているので、府中郷土の森の梅がちょうど見ごろだろうと思って、小雨ではあるが傘をもって出かけてみることにした。

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 多摩川の関戸橋を渡って右に折れて、しばらく土手沿いに行くと府中郷土の森の駐車場が見えて来る。天気が良いときは、駐車場に入る車で渋滞になるところであるが、今日はスムーズに入れる。

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駐車場の案内のおじさんの誘導に従って車を止め、霧雨の様な細かい雨が降っているが、傘を差さなくても気にならないので、傘なしで歩いてみる。やはり天気のせいか人出は少なく空いている。

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入口の近くでは、赤いテーブルクロスの団子屋さんや、おでん屋さんなどが店を開いているが、閑古鳥が鳴いているといった感じである。花を愛する私には人は少ない方がいいのであるが少し寂しい。

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入口でもらったパンフレットを見ると、梅まつりは2月1日から3月11日までになっているが、開花が遅れているようで今日が満開といった感じを見ると、案内のポスターも梅まつり25日まで延長と書いてある。

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           落ちた花弁がきれいに残っている

この公園では、約60種類の梅が1100本ほどの規模で春の訪れを伝えてくれている。紅梅、白梅、しだれ梅、それぞれの古木がきれいな花を咲かせ、雨の後の露を花びらに残して曇り空ではあるが、梅のよい香りを漂わせてくれている。

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黄色に花のサンシュユと白梅紅梅がよいコントラストをみせてくれる。花の香りに引き寄せられ、花びらに顔を近づけて春を満喫しながら歩く。

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階段を登ったところに紅白の梅の花が重なって、お互いの花を引き立てているように見える。その花の廻りをヒヨドリが数羽忙しく動いて花の蜜を吸っている。

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        サンシュユ

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       家紋のような5枚の花弁

梅の木の下には最盛期を過ぎたフクジュソウが花をつけているが、例年だと黄色の蕾が見える頃に梅の花が咲いていたように思った。やはり今年の梅の花は少し遅れているようである。

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のんびりと園内を歩いていると、メジロの集団が白い梅の花咲く木に次々と飛んでくる。赤い花よりも白い花の方が魅力があるらしい。一つ一つの花びらに嘴を突っ込んで忙しく動き回る。

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あいにくの天気で青い空は見えないが、紅梅、白梅が見ごろで人ごみも少なくゆっくりと花を見ることができた。「♪梅は咲いたか、桜はまだかいな・・・」とお酒があるとさらに楽しいお花見になる。春はそこまで、楽しみな季節である。

ヒヨドリ 良いところ見つける

普段は目もくれないヒヨドリ、「ヒーヨ、ヒーヨ」とうるさく鳴く鳥で、全身が暗い灰褐色で頬は赤茶色、双眼鏡をのぞいても「ヒヨドリか」といって、何となくがっかりしてしまう鳥であるが、今日は主役。

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桜に富士山の構図を考えながら、小田原に向かう電車の車窓の映り変わる景色を楽しみにしてきたにも関わらず、肝心のレンズを忘れたショックから立ち直るには青い空に満開の桜の花だけである。

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その花を演出してくれているのは、いつもつれなくしているヒヨドリ君。私を慰めてくれるのはあなた「ヒヨドリ」君です。

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ヒヨドリを漢字で書くと、「鵯」と書く。この文字を分解すると「卑しい鳥」となるが、「卑しい」というより、私を慰めてくれる優しい鳥であり、なんでも食べるたくましい鳥である。

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いつもはその存在価値に気がつかずに嫌われ者になっているが、実は花粉を媒介したり植物の種を遠くへ運んだり、満開の花に興を添えたりと引き立て役であったりする。

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そんな姿を見ていると、山本周五郎の「さぶ」を思い出す。何をやってもドジでグズだが真摯な「さぶ」と対照的な「栄二」。たとえとしては無理があるが何となく似ているかなと思えなくもない。河津桜を引き立てている「ヒヨドリ」君を見直し感謝しているところである。

ひなのつるし飾り  その子の「幸」を願って

濃いピンク色の美しい花が咲き誇る公園の高台に、「こどもの館」があり子供たちの作品や伝統工芸品などが飾られている。靴を脱いでその靴を袋に入れそれぞれが持って建物に入ると、正面に雛のつるし飾りがきれいに飾られている。

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ここでは子供達の伝承遊びや折り紙などが自由に楽しめるようになっている。奥の方では折り紙を子供たちに教えてくれている大人たちがいる。この飾りは、ひな人形の代わりに手作りの人形を飾ったのが始まりで、この町に伝承されているとの説明がある。

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雛のつるし飾りというと、伊豆稲取地方に江戸時代から伝わる風習が有名であるが、ここでも見事なひなのつるし飾りが見られる。大きな梁がむき出しの木造の建物の天井から、たくさんのつるし飾りが下がっている。

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              猿っ子

このつるし飾りは、子供が成長して7歳、成人、嫁入りといった節目には、新年のどんど焼きで焚きあげてしまい古いものはあまり残っていないというがたくさんの飾りがある。

子供の成長と幸せを願って、縁起ものであるための飾りものは5,7,9などの奇数で組み上げられ、割り切れる偶数は避けたといわれている。また、つるしはあえて漢字を使わないで”つるし飾り”と表現しているようである。細かい心使いがうれしい。

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たくさんあるひなのつるし飾りを見ていると、桃や梟、猿っ子、巾着などいろいろなものがあり、一つ一つに願いを込めて作られたものであることが分かる。

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         三角形

それぞれの飾りには番号がついて細かい説明書きがあり、39種類の飾り一つ一つをわかりやすく説明している。因みに、桃は「邪気・悪霊を退治し、延命長寿を意味する」、「桃の実は女性を象徴し、女の子の厄払いともいわれる。」とある。

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猿っ子は、「危をさる」。巾着は「お金が貯まるように」。座布団は、「早く座れるように」。枕は、「寝る子は育つの言い伝え」。這い人形は、「這えば立て立てば歩めの親心」。などと説明している。

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         兎 「赤い目の兎は、呪力があり神様のお使い」

鳥を追いかけている私は鳥の飾りに興味がある。ここにも鳥があり、ふくろうは、「呪力があり福や不苦労とも掛けて」。縁起がよいとしている。すずめは、「五穀豊穣を表し食にも恵まれるように」。鳩に関しては、「神の使い鳩は、むせないので赤ちゃんがお乳を飲み易く」といわれている。

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             鳩

そのほかにもたくさんあるが、いろいろ読んでみると、子を持つ親が子供の成長と幸せを願った飾りばかりである。親心とはありがたいものである。このように親というものは、子供が生まれた時から幸せな人生を歩むように願いを込めて育ててくれているものだと改めて感謝の念を抱く。

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 親元を離れて久しい最近の我が家の子供たちを見ると、「親の心子知らず」という感じであるが、かつての子育てのこういう気持ちをわかってほしいものである。

遠いところにいるわが娘からは、「便りのないのは良い便り・・・」と異国の空からメールが来ることがある。健康で他人に迷惑をかけないでいれば「よし」とすることにしよう。

メジロ 早咲きの桜に満足そう

桜と富士山の大パノラマの風景に、メジロたちも良い天気に恵まれて満足そうである。集団で満開の桜の木々の間を移動している。

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桜の木が傾斜地にあるので、鳥たちを水平の目線で見ることができる。遊歩道は交互通行で2列程の幅しかないので、人出が多く立ち止まってゆっくりしていると、急ぐ人の迷惑になってしまう。

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この桜祭りも本来は3月11日までだったようだが、満開になったのが春分の日ということで3月25日まで延長すると案内のパンフレットがマジックインキで訂正されている。町おこしのイベントの苦労が伺える。

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今年は冬鳥の渡りも遅れていたようでああるが、花もしかりで桜も開花が少し遅れたのである。やはり地球規模の天候異変が起きているのだろうか。

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この山はミカン畑になっているらしく、ところどころで農家の人がミカンの試食とミカンの販売をしている。試食は豪勢でミカン一個の半分程を食べさせてくれるが、また、これが甘くて美味しいので癖になりそうで二回目の手を出してしまう。

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試食ばかりでは悪いので帰り際に一袋買うことにしたが、10個ほど入って200円とこれも価値がある。荷物にはなるがカメラを出しているので空いているバッグに入れて持ち帰る。ミカンの時期もそろそろ終わりなので農家の人のご奉仕という感じである。

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青い空の下桜の花を飛び回るメジロは、ピンクの花に埋もれた黄緑色のかわいい鳥に映る。通りすがりの人の声で「あの鳥はウグイスかしら」という声も聞こえてくる。知らない人はよく間違えるパターンである。

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一般にウグイス色とかいうが、メジロの姿はそのウグイス色によく似ている。ウグイス色というのはウグイス餅からきているので本当の鳥のウグイスではないのである。

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ウグイス餅は、青大豆のきな粉をまぶしてウグイスの形にしたもので、そこからこの名前があるらしい。

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いずれにしても、メジロはよい天気の下で満開の河津桜の花に満足そうに飛び回っている。また、富士山も十時ごろには雲の陰に隠れてしまったが、桜に止まるメジロを追いかけている私も満足度の高い一日であった。

まつだ桜まつり  満開の河津桜と菜の花

春分の日、河津桜が満開だと聞いたので出向いてみることにした。早朝の電車で約一時間小田急線新松田の駅頭に降りる。

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電車の窓から真っ白な雪を被った富士山の姿が大きく見える。雲もなく青い空が広がっているが、やはり春、少し霞がかかったような雰囲気である。

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朝の冷たい風もなくなり、陽が昇ってからは春の陽気である。JR松田駅の前からシャトルバスに乗り、国道246号線、東名高速道路の下をくぐり、松田山への急な狭い坂道を登ると満開の桜並木である。

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ピンクの色の濃い河津桜の木の根元には、これも満開の菜の花畑が広がり、ピンクと黄色の花が太陽の光にきらきらと輝いているようである。

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満開の桜の花の間から白く輝く富士山の頂上が青い空の中に見える。早速カメラをと思ってバッグを開けると肝心のレンズがない。一生の不覚である。

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入っているのは、90mmマクロと80-400mmの望遠ズームだけ、標準レンズを忘れてきてしまったのである。いつも持ち歩くコンデジもなく、携帯でとも思ったが花を見ていると鳥たちが忙しそうに花の蜜を吸っているので、そこに集中することにした。

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ヒヨドリとメジロが早咲きの桜の枝を逆さになったり首をひねったりとアクロバットのようなスタイルで花に顔をうずめている。

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急な坂道を登っていくと、ふるさと鉄道の駅があり狭い線路が桜並木の下をくぐり走るので、子供も大人も楽しめる鉄道である。山岳鉄道の「シェイ式蒸気機関車」と小田急の「ロマンスカー」実物六分の一のスケールの5両編成である。

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蒸気機関車は高い煙突から煙を吐き、白い蒸気を吹き上げて走る。切符売り場には長い行列でかなりの人気である。

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桜を見ながらミカン畑や菜の花畑をひとまわりしてくると、人出のすごさに驚く。遊歩道の昇りの道は渋滞気味で並んで待っているようである。

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           富士山を手の下にするバレリーナ

早朝から行動している私は、満開の桜を見ながら冷たいビールで喉をうるおし、帰り仕度をしている。きれいに見えていた富士山も10時ごろには雲に隠れてしまい見えなくなってしまった。

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       河津桜

早起きは三文の得、空いているときに桜の花と富士山を満喫して、込み合ってくる頃には引き上げて、空いている電車で座って帰る。駅前のバス停には長蛇の列、バスをあきらめて歩く人も多い中、ゆっくりと帰路につくことができた。

今朝の鳥たち  雨の中

三月も中旬が過ぎるとすっかり春めいてくる。「一雨ごとの暖かさ・・・」といわれるように今朝も雨模様であるが気温はそんなに低くなさそうである。

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       イカル

少し前までの服装で歩くと少し汗ばんでくる。雨の中でも鳥たちはいつものように早朝から採餌中であるが、公園を歩く人が少ないので警戒心も緩んでいるのか近づいてくる。

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坂を登ってゆくと、緑の樹木の陰から一斉に飛び立ったのはイカルの群れである。黒い顔に黄色の大きな嘴、胸元のグレーは遠くからでもよくわかるスタイルである。

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        カシラダカ

また、イカルは明るい大きな声で鳴くので鳴き声でも判断しやすい野鳥の一種である。地面に降りて木の実や虫などを食べるので足音には敏感である。

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       ムクドリ

木の芽が膨らみ始めた枝にはモズのペアーとカシラダカ、カシラダカは濡れた地面に降りては餌をついばんで足しげく歩く。草むらの傾斜にはムクドリのペアーが夢中になって餌を探している。

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        モズ ♀

樹木の上の方にはアオゲラの鳴き声とコゲラの動く姿が見える。アオジは藪の中に入ったり少し顔を出しては不思議そうに頭を傾げたりする。

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        モズ ♂   獲物を狙うモズ

啓蟄も過ぎて、虫たちが地面に顔を出すようになったので、鳥たちも地面に降りる機会が増えているのだろうか。今週末は雨模様であるが、春はすぐそこまで来ているような感じの混頃である。

トラちゃん  怪我も治って

朝起きた時はどんよりとした曇り空であったが、六時半ごろになると小雨が降り出してきた。一雨ごとの暖かさという雨の週末になりそうであるが、傘をさして公園を歩くことにした。

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最初にトラツグミのいる梅の畑へと足を向ける。白い梅の花が八分咲きで雨に濡れながらきれいに花を咲かせている。

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紅梅はまだつぼみが固く、花は開いていないが白梅はよく咲いている。雨の畑の中を見るとツグミが一羽、またそのツグミの近くに迷彩色の様な模様のトラツグミが一羽、盛んに畑の土をほじくり返している。

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少し近づくと敏感に警戒心を発揮してすぐに飛んで、隣の竹やぶの中に姿を消してしまった。姿を見失ってしまったので、梅の木の花の間を動き廻るメジロにファインダーを合わせて待つことにした。

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するとスーッと一羽の鳥影、トラツグミが再び現れた。前回はわき腹にけがをしたのか羽毛が抜けていたところが、今日はきれいに治ったのか翅がそろっている。

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けがや傷を早く治さないと、4月になるとそろそろ北への移動が始まるが、見たところすっかりきれいに治っているようで安心した。

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雨降りなので公園を歩く人も少なく、犬の散歩をする人が傘をさしたり、雨合羽を着こんだりして数人歩いているだけである。

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春雨とは、浅い春の時期に木々が芽吹き始めるころ静かに降る雨のことを言うが、今日の雨は少し冷たく「春雨じゃ、濡れて参ろう」というわけにはいかない。それでも一雨ごとに春が近付いているような気がするこのごろである。

バン  田の番人

 今日も湧水池に顔を出しているのは鼻の頭がきれいな赤と黄色の嘴のバン。池を泳いで対面の岸に上がっては草をついばんでいる。そんな姿を見ていると水鳥なのか山野鳥なのか判断がつかない光景である。

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池の周りを囲むようにおいてあるテトラポット状の石の上に腰をおろして眺めていると、時々警戒心をもって周りを眺めるが、嘴で挟んでは首を横に振って草を食いちぎっているように見えるのでさぞかし鋭い歯を持っているのかと思う。

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 立ちあがって移動するとあわてて池の中へ飛び込んでいく。水鳥なのか陸上で生息する鳥なのか、肢の形を見るとはっきりした水かきがあるわけではないので、判断は難しいが水辺で生息する鳥というところか。

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4羽ほどいるが近づいてくると縄張り争いか、激しく水しぶきをあげて喧嘩をする。嘴の赤いほうが強く、嘴の色が薄いほうが負けているように見える。まだ若鶏なのだろうか。仲間外れにされたバンは寂しそうに一羽で水の上を嘴でつつきながら泳ぎまわっている。

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勝ち誇った3羽は、水草の多い葦の茎が倒れた水辺の方に移動して仲良く採餌中であるが、家族なのかペアーなのかはよく分からないが仲良く捕食している。

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        激しいバトル

水際の草の上を歩いたり、倒れた葦の茎をくぐったりしながら水草や昆虫などをたべているようである。一夫多妻とも言われているので家族なのかも知れない。うらやましいかぎりである。

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         負け犬(鳥)

時々短い尾羽を立てては仲間を威嚇して見せることもある。仲間外れの一羽は池の真ん中あたりにいて、突然バタバタと羽音をたてたかと思うと池の水の上に突き出た木の枝に登っている。

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不器用そうに枝に止まっているが、見ていると今にも落ちるのではないかと心配するほどのとまり方である。どちらかというと水陸両用の足形をしているのでしっかりと枝をつかんでいるようには見えない。

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こうして眺めていると、鳥たちの生態も面白いものだと思う。この鳥は水陸両用でまだ進化の途中なのかも知れない。鳥の祖先は始祖鳥だといわれているが、始祖鳥は生き残った恐竜といわれているが、そう考えると、つまり恐竜は絶滅していないのだと言うことになる。難しいことは鳥類研究者に任せることにして、田の番人のバンを眺めている多摩川河畔である。

メジロ  White-eye

最近市街地の公園や住宅地などで頻繁に見かけるようになった鳥のひとつにメジロがいる。スズメが少なくなったと感じる半面、市街地への進出が目立つ鳥である。

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今朝も多摩川に向かう土手の近くを流れる支流の川岸にたくさんのメジロの姿が見える。コンクリートにある苔のところを突いているようであるが何か美味しい餌でもあるのだろうか。

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メジロの命名は眼の廻りが白いのでメジロというが、眼の周囲の白色の部分はよく見ると、刺繍をしたような白い絹糸の様な質感の羽毛が生えている。歌舞伎の隈どりの様な感じである。

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たくさんの鳥が飛び交っているが、ざっと数えてみると二十数羽のメジロが忙しそうに動きながら、コンクリートを積み上げた川岸にへばりついたり、川の流れに大きくせり出た桜の枝にとまったりと動きが早い。

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近づくと、橋の下をくぐったりしながら下流の方に一斉に飛んではまた戻ってくる。しばらくじっとしていると人の存在を無視するかのように足元まで来たりする。あまり近いとレンズの焦点距離が合わないほどである。

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冬の間はツバキの花や、サザンカの花などにむ群がっていたが、桜の花が咲くまでは桜の木の樹液を吸っているように見える。きっと美味しい樹液なのだろう。

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 普段はあまりファインダーに納めようとはしないが、これだけの数の鳥が常緑樹の葉などの陰にならずよく見えることは少ないので、しばらくの間追いかけてみることにする。花の蜜を吸う姿はよく見かけるが、木の幹や根元枝の分かれ目などの樹液を吸う行動は珍しい。

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三月も中旬になり、そろそろ遅れていた梅の花が開いてきたようなので、来週辺りからは「梅に鶯」ではないが「梅にメジロ」の光景が見られるようになるだろう。

今朝も大栗川の向こう岸の藪の中で、「春告げ鳥」といわれるウグイスの鳴き声が聞こえ始めたので、いよいよ春本番というところでしょうか。気候が逆戻りしないことを願うばかりである。

忘れてはいけないこと  あれから1年

 午後の会議中突然近代的な建物を左右に揺らせた3.11の午後2時46分、あれからはや1年、国内観測史上最大の地震と巨大な津波が東日本太平洋岸を襲ったあの日から、あの時からもう1年がたった。

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長引く大きなゆれに危険だからと建物の外に出てみると、目の前の40階建の高層マンションが左右に大きく揺れている。今にも倒れるのではないかと思うほどであった。

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今まで、地震大国日本では多少の地震ではあまり驚かなかったが、地震、津波、それに追い打ちをかけるように発生した福島第一原発の事故。それも見方によっては人災とも思える対応で大混乱をした。

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世界で唯一最初の被爆国である日本では、放射能汚染の恐ろしさは誰でも知っているにもかかわらず、それが身近で再び起きて、現在と未来の日常生活に大きな影を落としている。

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死者行方不明者合わせて約2万人といわれる悲惨な結果を見ると、亡くなられた方々はさぞかし無念だろうと思う、また残された家族や知人の深い悲しみと絶望は図り知れないものだろうと察する。

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東京にいた私も交通機関の不通により帰宅困難者となり、夜遅くまでの車の渋滞と道路一杯の人波、一時は携帯電話も通じなく、結局翌朝の帰宅となった。日常の何気ない生活習慣がいかにかけがえがなく、貴重なものなのかを思い知らされた出来事であった。

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昨年の日本の1年を表す言葉は「絆」であったが、家族の絆、友達の絆、同僚の絆など日常生活の何気ない言葉や会話をもっと大事にしなければと改めて考えさせられた出来事である。

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いまだ避難されている方々は、34万人といわれている。現地では不自由な生活の中で日々闘っている方が大勢いることを深く心に刻んで、早く元の普通の生活にもどられることを祈りながら、今自分にできることをしっかりと実行していきたいと思うと共に、2011年3月11日という日は絶対忘れてはいけない日として記憶し、後世に伝えていくことにする。

エナガ 愛らしい長い尾羽

暖かい日差しの公園の山道をゆっくりと下ってくると、後ろから聞こえるのはヤマガラやシジュウカラの混群の中のエナガの鳴き声。

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「チュリリ、ジュリリ、チュリリ、ジュリリ」と鳴きながらせわしなく動く。今日はちょうど目の高さの木々の間を往ったり来たりしているのでそのかわいい顔がよく見える。

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そろそろ群れは分散してつがいとなり、巣作りをはじめる時期になってくるが、目の前のエナガは鳴きながらちょこちょこと動き回っている。

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良く見るとかわいい顔と黒く丸い小さな目が印象的であり、その小さな体のわりには長い尾羽が特徴である。

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この辺りは、去年はルリのオスが良く飛び回っていたところであるが、雑木林の下草をきれいに刈り込んでしまったので、コジュケイなどの声もあまり聞こえなくなってしまった。

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手入れをしないで荒れ放題の公園も困るが、あまりきれいに刈り込んでしまうと見た目はいいが鳥たちにとっては棲みかがなくなってしまう。

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樹木の育成には下草刈りは欠かせないが、ほどよく自然と調和した公園管理が望まれるのではないだろうか。

ウグイス  春を告げる前の地鳴き

春になると必ず鳴き声が聞こえるのはウグイスで、その鳴き声は「ホーホケキョ」と有名である。この鳴き声を聞けばほとんどの人はウグイスが鳴いている、春が来たのだなと思う。

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春先のオスの囀りには特徴があってきれいな鳴き声を聞かせてくれる、ところがウグイスの地鳴きは地味な声で「チャッチャッチャッ」と泣いているのである。灌木が茂る林を好み、藪に潜んで暮らしているのでなかなかその姿は見つけにくい。

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多摩川の土手を歩いて、上部の舗装路から草むらの土手を降りると水たまりの池があり、対岸に藪がある。その藪の中をすばしこく動く小さな鳥の姿が見える。

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枝の陰や枯れ葉の陰に隠れたりしているが、「チャッチャッチャッ」と鳴きながら枝から枝へと素早く動く、たまに見やすいところに出てくるが動きが早くすぐに隠れてしまう。

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じっと腰をおろして待って見据えていると、その姿が捉えられた。ウグイスである。地鳴きのウグイスが小さな木々の間を動き回っている。

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もうすぐ、あの春を告げる「ホーホケキョ」の囀りを聞かせてくれるのだろうが、今はまだ地味な鳴き声なので、本当に目を凝らしてみないとわからない。一雨ごとに暖かさがやってくる。「春告げ鳥」の鳴き声が待ち遠しいこのごろである。

三月の鳥たち  早朝の公園を歩く

三月に入りひな祭り、啓蟄と春を呼ぶ24節気が次々と通り過ぎてゆく。娘が小さい頃は毎年押入れの奥深くにしまってある雛飾りを出して、部屋のよく見えるところに飾ってお祝いをしたものであるが、最近では娘も家にはいないので雛飾りを出すこともしなくなってしまった。

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         シロハラ

雛飾りは、早く出して3月3日が過ぎたら早くしまわないと、婚期が遅れるとかで慣習にならってそうしてきたが、三十路を過ぎた娘はいまだにその気配はない。

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        シロハラの正面顔

早朝の公園はまだ寒いせいかあまり人影は少ないが、犬の散歩をする人はいつも同じコースを同じスタイルで丘の方から降りてくるので、決まって挨拶をする。

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        ツグミ

犬の散歩にカメラを持って歩いていると、意外と珍しい野鳥や空と雲、花などが発見できるといっている。立ち話で野鳥の情報交換をしながらその素晴らしい作品をみせてもらったりするのである。

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        ヒヨドリ

中には、はがきサイズにきれいにプリントしたものをいただくこともあるが、その出来栄えは玄人はだしである。なかなかとれない場面を素晴らしい色と構図で描写している。

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        ヒヨドリとツグミ  (今朝は寒いですな・・・)

今朝は、いつもと違うコースを歩こうと広い歩道から横に入り、丸太を横にして作った階段を昇って頂上にある東屋で一休みすることにする。近くではアオゲラの声が聞こえ、ヒヨドリやツグミの姿が見える。

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         アオジ

階段を一段一段昇っていくと、ヒヨドリが眼の前の木の枝に止まってじっとしている。しばらく見ていると、今度はその枝にツグミが飛んできてヒヨドリの横の枝に止まっているではないか。普通であればどちらかが逃げるはずなのだが、仲良く世間話でもしているようである。

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縄張り争いで大きな鳴き声で喧嘩をする鳥もいれば、仲良く静かにとまっている鳥もいる。この公園も雑木林の下草の手入れが進み、小さな灌木がきれいに刈り取られて鳥たちの隠れるところが少なくなっている。

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        トラツグミ

そのせいか、灌木が茂っているところには小さな鳥たちが餌をとったりしながら、その小枝を飛び回っている。小さな鳥が時折姿を見せながら枝を揺らせては隠れてしまうが、朝のランニングの人たちが足音をたてて走り去ると藪から飛び出して見やすい小枝にとまる。

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             エナガ

アオジのペアーである。アオジかとちょっと期待外れではあった。この辺りにはマヒワが姿を見せると聞いているが、まだ出遭ったことはない。トラツグミに逢えたので今度はマヒワに遭えることを楽しみに今日の一万歩に精を出すことにする。

シロハラ  遅れてきてぴょんぴょん

ツグミ類が少ないといっていたのはつい最近のような気がするが、ここのところこの公園ではいたるところでシロハラに出遭う。

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遅れてきてはいるが、独特の歩き方でぴょんぴょんと歩いてはあたりを見廻して、地上にある枯葉を嘴で跳ね返しながら餌を探している。

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どちらかというと単独で暗い林の中を好む傾向がある。今日も竹林の中をピョンピョンと歩いている。気付かれないようにとあまり音をたてないように近づくが、すぐに離れてしまう。

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しばらく歩くとツグミがあらわれ、大きな声で縄張り宣言をして追い出してしまう。同じツグミ科の仲間でも食べていくためには自分の縄張りをしっかり宣言して、領域を確保する。人間と同じだと改めて思う。

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ツグミ三兄弟と言えば、シロハラ、アカハラ、ツグミといったところだろうか。ここではシロハラとツグミは毎日顔をみせてくれるが、アカハラの姿は今シーズン一度しか見ていないし鳴き声もあまり聞こえてこない。

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人間の世界では、同じアジア人で肌の色、顔かたちも背格好も似ているが本質は違う日本と中国、韓国のようなものなのだろうか。アジアの時代といわれて久しいが勢いのある中国や韓国、国境線問題、領土問題など島国の日本はあまり意識していない。野鳥たちのほうが自己主張が強いようである。日本はあまり姿を見せないアカハラなのか。

ネットの上では国境が無くなった現在、グローバルに生きることに考え方を変えないといけない時代になっている。

モズ  恋の季節

三月に入ってもう第一週が終わってしまった。「光陰矢のごとし」といわれるが月日のたつのは早いものであるが企業では年度の最後の一月である。

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朝の明けるのもだんだん早くなり、早朝家を出るのも明るくなってから外に出られるようになってきた。

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公園の上り坂をゆっくりと歩いていると、足音を警戒したのか地上で餌探しをしていたモズが飛び上がり目の前の木の枝に止まる。

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        モズ ♀

ペアーのモズのようである。この緩斜面の草むらにはいつも何らかの鳥たちがいるが、このモズの縄張りでもあったようである。

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木の枝から地上の草むらを眺めていては、一気に降りて餌をとりすぐにもとの枝に戻る。確実に餌が取れているのかどうかは良くわからないが、何回か繰り返している。

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早朝の犬の散歩をする人の気配を感じると、草むらの斜面を下のほうに飛んで姿を隠してしまった。残ったメスもしばらく獲物を狙っていたが、オスの後を追って飛んでしまった。

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       モズ ♂

ここのモズは早い時期に相手をみつけたようである。モズの恋が実を結び新しい生命が誕生することを祈りながら坂道を登る。

野山を歩いていても最近のシジュウカラのさえずりが「ツツピー、ツツピー・・・」と春の鳴き声に変わってきたようである。鳥たちの恋の季節がやってきたのである。

トラツグミ  全身が黄色と黒の虎模様

ツグミ類が遅れているといわれていたが、いつもの公園にトラツグミが入っていると聞いたので楽しみに遭遇を期待して早朝から公園に向かう。

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昨年は速い時期からトラツグミが見られた。今年は少し遅いが昨年良く姿を見せてくれた畑の近くである。先週来た時は、落ち葉の間に頭だけが少し見えただけで、姿を見ることができずに飛び去られてしまった。

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公園の東屋のある高台を登り、小さな花の蕾が膨らみ始めた梅の古木がたくさんある畑の廻りを歩く。梅の古木にとまる野鳥はなかなかいい絵になるので、いつもこの場所を欠かさず歩き、枝先に野鳥の姿を期待しながら見ている。

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ここから見ると梅の枝の間に、遠く雪を被った富士山の山頂が見えるので、花の咲いた枝に野鳥が止まって背景に富士山が入るといい絵になるなとイメージを膨らませて描いている。

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少し下り坂になった傾斜地に二羽の野鳥の姿が見える。姿、形はツグミ類であることはわかるが目が悪いせいか定かではないので、近づいてみるとツグミとトラツグミである。

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        ツグミとトラツグミのニアミス

それぞれ歩き方は少し違うが朝の餌場としては共通の場所であるようである。カメラを向けると一定の距離をとって背中を向けて歩いて行くので、後ろ姿は良く見えるが正面からの顔がよく見えない。

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トラツグミはツグミの中でも大きさは大きい方で、雌雄は同色、全身が黄色と黒の虎模様で主に地上で採食する。人間が勝手にトラツグミと名前をつけているがこの鳥は決して納得していないだろうと思う。

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頭を振りながら嘴で落ち葉をはねのけてミミズや昆虫を探す。時折立ち止まって腰を上下に振るような格好をみせ、脚で落ち葉を動かしながら採餌に忙しそうである。

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あまり近づくと危険を感じて木の枝に飛んで静かにしていること多い。そんなこともあって木の枝に止まっている姿はなかなか見せてくれない。木の中に逃げ込んだときは、しばらくじっと待っているとまた地上に降りてくる。

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寒い寒いと言っていた二月も終わり、弥生三月、春の到来である。先日降った雪も翌日には融けだし凍りついている風景は見られなかった。三寒四温というがこれを繰り返しながら春がやってくるのである。暖かい春が待ち遠しいこのごろである。

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