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2012年4月

エナガ  壊れた巣と飛散した翅

ツミの営巣している隣の公園の桜の木の二股に分かれたところに巣作り中だったエナガが、無残にも巣は壊され、周りにはエナガの翅がとびちっていた。

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                  エナガの巣

もうそろそろ子供たちの顔が並んでいるのが見られるだろうと思って、公園に足を運び桜の木の巣を覗いてみると、あるはずの苔や鳥の羽で作った巣がなくなっている。

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       今は亡きエナガ

周りを見ると地面にエナガの巣が無残にも落ちている。やわらかい苔や鳥の羽が雨に打たれて壊れてぺしゃんこになっている。

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        元気だったエナガ

その隣に二羽分のエナガの翅だけが残っている。状況から見ると犯人はツミではなさそうであるがわからない。あの小さな体で、枝にぶら下がったり、ジュリリ、ジュリリ・・・とよくなきながらちょこちょこと動き回る姿はもう見られない。食物連鎖の厳しい現実を見た感じがする。

可憐な花  一輪草と二輪草

週末になると天気が悪くなることが多いこのごろ、少しひんやりとする空気を感じる日もあったかと思うと、今年初めての夏日という予報がある。例年であれば4月も末になるので暖かいのは当たり前であるが、そんな日々の早朝の公園を歩いていると、大きなメタセコイアの根元の苔むした傾斜地に白い小さな花の群生である。

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        イチリンソウの群生

毎年、この時期に咲く可憐な白い花弁を見せる一輪草である。陽の光が遅いと白い花弁は閉じたままであるが、細い茎の先に一輪の白い花。一株に一輪ずつ花を咲かせることから、一輪草といわれる。花言葉は「追憶」。

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昨年よりは、少し花の数が少ないような気がするが、これも昨今の気象変化の現れだろうか。それでも、ここ一週間ぐらいが見ごろになるのだろうと思うといい出遭いである。

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             イチリンソウ

一輪草もあれば二輪草もあるが、二輪草の群生はこの公園では反対側になる。タンポポやスミレ、ヒメオドリコソウなどが黄色、薄紫、淡い紅い花弁で枯れていた草地の緑になり始めた草原になぜか活気を呼び起こさせているように花開いてきた。

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        ニリンソウの群生

そんな散策路を横切って、雑木林の中の坂道を登ると高台の広場に出るが、ここを通りすぎて、スミレがひっそりと咲く木の丸太で段を造った坂道を下っていくと、右手に二輪草の群生が見える。

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             ニリンソウ

これも一輪草と同じで、一つの茎に花を二つ咲かせるので二輪草という。二輪草のほうが一輪草よりも花弁が小さく、たくさん花開くのできれいに華やかに見える。

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最近、韓流ドラマを見ることが多いが、二輪草の根茎は「地烏(ジウ)」と呼ばれ漢方薬として用いられる、また若葉は山菜としても食用にされるが、気をつけなくてはいけないのは毒草のヤマトリカブトに葉が似ているので要注意である。

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             ニリンソウ

「イチリンソウ」、「ニリンソウ」と、耳に心地よく聞こえる。歌に歌われる「二輪草」には、「少し遅れて咲く花を・・・・」「春がそこまで来たようだ・・・」「どこに咲いても二人は二輪草・・♪」といかにもこの可憐な花の情景をうたっているが、花言葉は「予断」である。気を緩めずに生きて行きたいものである。

ビンズイ わけのわからないきれいな鳴き声

寒い季節の越冬の間は地味な鳴き声で地面に近いとこところで出遭うことが多いが、自分たちのシーズンになると、高い木の上のほうで大きなきれいな声でなく。

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「ビンズイ」という名前は、鳴き方が「ビンビン、ツイツイ」と聞こえたから、ビンズイといわれた言われているが、冬とその他の季節ではまったく鳴き声が違う。

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最近のように、木々の葉がいっせいに芽吹いて、日に日に緑の濃さを増していくと、ビンズイもそれにあわせるかのように、高い木のうえで忙しくさえずり始める。

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ウグイスなども地鳴きのころはまったく姿を見つけることは難しいが、春になってさえずり始めるとその姿を見ることも多くなる。ウグイスの鳴き方はわかりやすい囀りで親しめる。

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ビンズイはひばりの仲間だけあって、ひばりのような早口(?)のわけのわからない鳴き声で囀る。その声はひばりと一緒できれいではあるが、ウグイスと違って姿を見つけるのが難しくなる。

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最近の公園でも新緑の枝に止まるビンズイを多く見かけるようになり、声も高い木の上のほうから聞こえることが多くなってきた。

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何とか難しいさえずりを解明してみたいものであるが、早口に聞こえわけがわからない。たぶん、これがわかるのは伴侶となるメスだけなのだろうかとも思う。

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姿形は地味な野鳥であるが、夏になると一躍きれいなさえずりを聞かせ、スターダムに躍り出る「ビンズイ」である。人間の世界でも季節が来ると思い出す歌手もいたような気がする。いずれにしても忘れられないように自己主張することも必要なのである。

ツミ  巣作り 子作り

今シーズン、ツミに出遭ってから毎朝の通勤時に歩く公園の林の間に、その姿をよく見るようになった。

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        ツミ ♀

そろそろオスも到着していろころだろうと思って、早朝から公園に足を運んでいつもの場所でしばらく待っていると、足に何かをつかんで飛んできたツミが近くの高い木の上の方にとまった。

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         ツミ ♀

何か獲物をつかんできたのかと思って見ていると、すぐに近くの木に飛び出してから、若葉が元気よく開き始めた雑木林の中へと姿を消した。

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何回か繰り返す行動を見ていると、どうも営巣の準備をしているようである。運び込んでいるのは巣の材料になる小さな枝や木の皮で、足でつかんで来ては松の木の上に置き頻繁に出入りをしている。

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一生懸命動いているのはメスで、まだオスの姿は見えない。巣作りの休憩時間なのかメスがコナラの枝に止まり、片足をあげて本格的な休憩スタイルに入った。

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        ツミ ♀

オスを呼んでいるのか、ときおり「ピョーゥピョゥピョゥピョゥ」と鳴いて辺りを見回している。するとどこからともなく突然オスが飛んできて、近くの枝にとまった。

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        ツミ ♂

とまるや否やメスをめがけて飛んだかと思うといきなり交尾である。こちらの目の方が追いつかない。素早い交尾で1回戦が終わり、しばらく余韻を楽しんでいたかと思うと再挑戦である。

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鳥の交尾は種類によっていろいろあるが、タカ類のチョウゲンボウは1日20回以上とか言われる。因みに、今の時期、河原に多いセッカなどは1日1回とあっさりしている。ツミは一夫一妻で一日12回というデータがある。

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なぜ交尾回数が多いかというと、メスの浮気を防ぐオスの作戦説があるが、基本的にはオスが確実に「自分の子」を残すために何度も交尾をするらしい。

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オスにとっては、産卵前や産卵中にメスに浮気をされると、別のオスの子供が生まれる可能性が高くなるので心配なのである。

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      ツミ ♂

浮気のリスクの少ない鳥類は交尾回数は少なくて、タカ類のように雌雄で役割分担が別になっていると、雌雄がばらばらに行動する時間が長くなり、浮気の可能性が高くなるため、交尾回数は多くなるのだという。

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        ツミ ♂

いずれにしてもここにいるツミのペアーは、浮気の心配はなさそうなので60日も経てばかわいい雛の姿が見られることだろう。人間の世界も男性は大変だが鳥の世界でもオスは巣作り、子作りと気を使いながら努力をしている。しばらくの間、このツミの観察を続けて二世誕生を見てみたいと思う。

春の花  季節は着実に

桜が散って若葉の強い生命力で公園の裸の木々が、何となくパステルカラーのようなもやもやとした色になってきた。

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こういう景色は遠く眺める方がいい感じであるが、時間が過ぎるとどんどんその景色が変わっていく季節である。この時期の里山の風景の変化を見逃してはいけない。

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枯れ葉が落ちている公園の若芽が膨らみだした木々の下には、春の花たちがその可憐な姿をそっと見せてくれる。

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         ユキヤナギ

緑濃い葉に白い一輪の花、陽が陰っているので花弁は開いていないが、うすいピンクがかったイチリンソウの花が「春ですよ」といってるようにひっそりと咲いている。

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        スミレ

その近くには紫の花、これもあまり目立たないが春を主張している。春の花には、派手に自己を主張する花もあるが、ひっそりと花開いて、気がついてくれる人だけが見てくれればいいといっているような花がある。

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             イチリンソウ

公園の芝生に咲く花には、スミレのように小さな花が一株で二輪の花を咲かせるかと思えば、それが群生して薄紫の絨毯のように見せるときもある。

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       イフェイオン  (ハナニラ)

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            ムラサキケマン

思わず寝ころんで、這いつくばってレンズを向けてみたくなる。そうかと思えば、レンギョウやユキヤナギのようにいつでもレンズを向けても派手にポーズをとって応えてくれる花など多彩である。

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           レンギョウ

ちょうど桜が終わって、一気に花開いてくる春を告げる花たちは、それぞれの個性を生かして自分を主張している。

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       ボケ

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           ヤマブキ

「謙譲の美徳」とか「三歩下がって師の影を踏まず」とかいう言葉は最近では死語に近くなっているが、春の花たちを見ているとそんなことを思い出させる。

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       シャガ

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            カイドウ

やはりそれぞれの正しい生き方があるのだと改めて思う。そしてそれをわかってくれる人もまたそれを見ているのだと。この時期はあらゆるものにその息吹と力強い生命力を感じるいい季節である。

オナガ  学習能力が高い鳥

鳴き声で姿をイメージすると、「こんなきれいな鳥がなぜこんな声で鳴くの」 と、いいたくなる。ツミがいる公園でいつも遊んでいる鳥オナガである。

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黒い帽子にブルーのマントといった感じで、ブルーの翅の色と長い尾羽はスマートなスタイルを想像させる。カラスの仲間ではあるが、カラスと違って鳴き声を別にすれば親近感を覚える。その上カラスに似て学習能力も高く、警戒心も強いということである。

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鳥類の分類ではカラスの仲間であるが、ツミの抱卵時はカラスのいたずらからツミの卵を守ってくれるといわれ、ツミのいるところには必ずオナガがいるというわけである。

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天気のよい暖かな公園を歩いているとそのオナガが集団で街路樹の周りで遊んでいる。警戒心が強いせいか、近づいたりカメラを向けたりするとすぐに飛んでしまうことが多い。

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そうはいっても道路に下りたり、公園の枯れた芝生の上を歩いたりと無警戒で遊んでいる。時々緑の葉の繁った垣根の木の上で戯れていたかと思うと、すぐ地面に降りて来て道路の真ん中で遊んでいたりもする。

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集団で行動して外敵に対しては、これも集団で防衛する習癖がある。猛禽のツミもそんなところに助けられているのかも知れない。

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公園には木でできたすわり心地のよさそうなベンチがあるので、それに座ってオナガの行動をじっと見ていると、子供なのか結構仲間同士でふざけあっているような雰囲気にも見える。そんなところにエナガが口に翅をくわえて飛んできて、二股に分かれた木の間に巣作りの最中である。

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尾羽が長いからオナガ、尾羽が柄杓の柄のようだからエナガといわれるが、どちらも体の大きさは違うが尾羽が長い。名前は同じ仲間のようであるが、実際は大きさも鳴き方もまったく違う野鳥である。

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鳥の命名の由来も面白いが、鳥の行動を眺めていると、それぞれみんな自分の生活のために一生懸命なのだということがよくわかる。鳥たちの恋愛、繁殖のシーズン、人間の世界も就職、進学のシーズンで新しい人生が始まる人が多い。学習能力の高いオナガにならって初志貫徹で希望と夢を実現してほしいものである。

ツミ  いつもの公園で

ぽかぽか陽気の昼下がり、近くの公園をぶらぶらしてみようと葉桜の若葉で鳴くウグイスのさえずりに引かれながら石段を登る。

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この公園には石段が130段あるが、元気な朝は一つ飛ばしで上って息遣いを見ながら体調を計る。足がもつれないで一気に上がれればよしとする。調子の悪いときは遠回りをして、ゆるい坂道を公園をひと回りするように歩いて公園の上に到達する。

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この公園には大きな松やケヤキ、桜などの木々がたくさん繁り朝早くからいろいろな鳥たちが集まる森である。

去年の台風でずいぶんたくさんの木々が倒れたり、枝が折れたりして風景は少し変わってしまったが、野鳥たちの鳴き声は変わらない。大きな声のコジュケイやガビチョウなどでにぎやかである。

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今年は近くで大きな工事が行われているので、鳥たちもいないのかと思ってあまり足を向けなかったが、通勤以外では久しぶりに人通りの少ない公園散歩である。

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毎年ツミの姿を見かける大きな木々のあるところまでくると、どこからともなくツミの鳴き声が聞こえる。常緑樹の葉の繁る間を探してみると松の木の枝にそれらしき姿が見える。逆光にシルエットだけが映る。はっきり見えないが姿、形はツミである。

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よく見えるところまで足を運び双眼鏡で覗いてみると、最初は背中を向けていたが人の気配を感じたのか、こちらに向き直り顔を見せてくれた。お腹の翅の模様と大きさから判断すると幼鳥かメスのようである。

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毎年ここで営巣をして2~3羽の子供を育てているが、今年も期待できそうである。ここではいつもスズメとかシジュウカラ、ハトなどを襲っては、枝の上で足でしっかりと押さえて鋭い嘴で食べている光景を見ることがある。そういう姿を見ると猛禽類では小型であるが、やはり猛禽だなと改めて思う。

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ツミのいるところには必ずオナガがいるが、ここでもオナガの鳴き声が聞こえ数羽高い木々の間を飛び交っている。共存共栄のオナガとツミ、きっとオナガがツミの子育てをカラスから守ってくれることだろう。

セッカ  菜の花に似合う鳥

一日中降り続いた昨日の雨とはうって変わって、朝からまぶしいほどの太陽の光、空に雲は多いが、明るい光が河原に咲き始めた菜の花の黄色をさらに鮮やかに照らす。

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「ヒッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ・・・・・」「ジャッ、ジャッ、ジャッ・・・」と独特の鳴き方をしながら飛翔するセッカ。ウグイス科の鳥でこの季節になると決まって河原に多く見られる。

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河原に咲く黄色の菜の花とその背後には多摩川の流れ、殺風景な冬の河原の景色が黄色とグリーンの葉、青い空と白い雲、勢いよく流れる水に飛び交う野鳥たち、春たけなわである。

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対岸には広いグラウンドあり、サッカーや野球でにぎわう。今日の河原の枯野は、一斉清掃作業中で、300人はいるだろう野球やサッカーのそれぞれのチームのユニフォーム姿の少年たちとその親たちでいっぱいである。

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普段はキジの鳴き声が聞こえたり、チョウゲンボーの狩の姿が見えるところであるが、たくさんの人が枯れた葦を掻き分けながらごみを集めている。枯野にいる野鼠や昆虫たちもびっくりしていることだろう。

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でも、こういう行為が自然保護であり、河川の環境を維持してくれているのだろうと思う。普段心では思っていても行動を起こすことはなかなかできないものである。ありがたいことだと思う。

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とかく河川には上流から流れてくるごみなどがたまりやすいので、定期的に行われることにより、きれいな多摩川を維持したいものである。それによりそこに鳥たちも集い、それを我々もみて楽しんでいるのである。

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それぞれ個人個人が環境保護を心がけることにより大きな成果になる。自然を守り、良い環境を後世に残していきたいものである。

雨の休日  最後の桜と鳥たち

冬に逆戻りしたような冷たい雨が降る休日、最近の天気予報は正確でよく当たる。気象予報士のお姉さんも明るい笑顔である。早朝から出かける予定であったが、事前に雨が予想されたので予定をキャンセルしていつも通りの目覚めである。

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        雨の菜の花とツバメ(多摩川)

 窓を開けると本格的な雨、桜の花も散り、それに代わって新しい若葉が勢いよく出始めている。元気を出して多摩川河畔からいつもの公園へと、あいにくの雨ではあるが日課の一万歩を達成すべく少し大きめの傘をさして歩くことにした。

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        イワツバメ

多摩川ではイワツバメが水面スレスレのところを往ったり来たりの飛翔をみせながら餌をとっているようである。川辺に雨にぬれ横になった枯れ枝にポツンととまっているにはカワセミ。

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         多摩川のカワセミ  

公園の風景は、昨夜からの雨で桜の花びらもほとんどが散り、地面にたまった雨水に落ちた花びらが浮かんで雪が降ったようである。先週まではきれいな満開の桜を見せてくれたが、今日の公園は辺り一面散った桜の花びらで真っ白である。

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木に咲いた満開の桜も目を楽しませてくれるが、散った桜もまた違う情緒を教えてくれる。そんな景色の中、雨にも負けず鳥たちは朝の採餌にいっしょうけんめいである。コツコツと音を立てているのは、ヤマガラとコゲラ。それぞれの音は微妙に違うのですぐにわかる。

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鳥たちもずぶぬれになって毎日のお勤めである。葉桜になった枝に一羽のハシブトカラス、これも雨にぬれての嘴をきれいにする作業である。鳥類の中ではきわめて知能が高いといわれているが、ずぶぬれの姿はあまり格好いいものではない。

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             コゲラ

雨の中、きれいな声で鳴いているのはウグイス。囀るのはオスのウグイスだが、ウグイス嬢とはこれいかに。姿は見えないが近くで鳴いているようである。時々警戒の鳴き声、「ウグイスの谷わたり」を発しながら雨の公園を楽しませてくれる。

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         ヤマガラ

さすがに雨の日は公園を歩く人も少ない、それでも私の様なカメラを持った人もいる。自分をさておいて、こんな天気に「好きなんだな」と思う。冷たい雨とはいっても冬のそれとは違うので、まだ歩きやすい。

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        ハシブトガラス

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        散りゆく桜と若葉

春の陽気、一雨ごとの暖かさというが、今年の春の雨はちょっと違う雰囲気である。「春雨じゃ濡れて行こう」というわけにはいかない。桜の季節が終わっていよいよ初夏である。新緑の季節も待ち遠しい。夏鳥の渡りが楽しみな季節になる。

ビンズイ  警戒心の浅いキヒバリ

河原にばかり足を運んでいたので、久しぶりに公園に向かって歩いてみた。まだいるのはツグミ、そろそろかなと思ったらシロハラもまだ遊んでいた。

_2482_edited1        

        シロハラ

公園の木々の芽もだんだんとふくらみ始めて、柔らかい葉が朝の陽の光を浴び逆光で透けて見える若葉、そこのところだけが明るく見える。 こういう光景が好きだ。

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        ビンズイ

公園の山道の坂のところに、木を横に並べさらに縦に杭を打って造った階段が続くところがあるが、その段の下にスミレの花がうすい紫の花びらを開いている。スミレも小さなかわいい花であるが、生き方はたくましい。こんなところにと思うところに可憐な花を見せてくれる。

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公園の高いところには東屋があり、桜の老木がたくさんあるが、まだ5分咲きである。標高も140mくらいあるので多摩川の河原よりも遅い感じがする。標高が高いだけ風のあたりも強く気温が低いのだろうか。

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桜の花も一斉に咲いて見ごろは1週間といわれているが、幾らかでも時をずらして、長い期間たくさんの人を楽しませてほしいものである。

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公園の高台に立って目の前に咲き始めた桜の花を眺めていると、眼下の足元から飛立つ数羽の野鳥、遠くまで飛ばないで近くの枝に止まって振り返っているので、双眼鏡でのぞいてみると、ビンズイではないか。

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ヒバリに似た声でもなくが、姿もよく似ている。いつも出遭うのは枝の上ではなく草むらを歩いているところでの出遭いが多い。主に地上を歩きながら昆虫などを捕食しているが、セキレイのように尾羽を上下に振るしぐさもする。

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この公園ではよく遇うが、地上で無心に餌をあさっている場面が多く、木に止まっているのは珍しい光景である。鳥のことだから木にとまるのは当たり前なのだが、私はあまりお目にかかったことが無い。

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警戒心の浅い鳥といわれているが、そうでもなく一定の距離を保っている。「警戒心」という言葉は、私の子供の頃にはあまり使われなかった。家に鍵をかけたこともなかったし、隣近所の人がお互いによそ者を牽制していたような時代であった。

そんな時代が懐かしくなるこのごろである。最近は、「他人を見たら泥棒と思え」という言葉さえある。常に警戒心を持たなければならない時代になってしまったのだろうか。鳥を見るにはあまり警戒心が無いほうがありがたいのだが・・・。

満開のさくら  目黒川を歩く

「都心の桜は満開」という報道に心が騒ぐ、天気はいいが、「花冷え」という言葉を思い出させる少し冷たい空気の早朝にも関わらず、目黒川の桜を見に都心に出かける。

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目黒川には26箇所の橋がある。JR目黒駅から上流へと川沿いを歩くとこの26の橋を見ながら花見ができるが、中目黒からは16の橋を越えて上流の池尻大橋までの散策である。中目黒からの方が川幅が狭く桜が堪能できる。

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人ごみの続く両岸から川底に静かに流れる目黒川に、桜の老木の枝が低くたれてその先にきれいな淡いピンク色の花を付けている。

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満開の桜の花が、青く晴れ上がった空にきれいに映る。川を挟んでの両側の散策路は花を見るために行き交う人々でいっぱいである。

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人ごみの中でも、その通路の脇に狭いながらもスペースがあると、ござを敷いたり、イスを並べて花見の席を作って楽しんでいる人たちがたくさんいる。休日とあって、サラリーマンスタイルは少なく家族連れが目立つ河畔である。

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            古木には幹に桜が

近くの飲食店も今日は花見の掻き入れとばかり、お酒や焼き鳥、焼きそばは定番だが、ワインやクレープなどこじゃれたお店が趣向を凝らして客寄せをしている。

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 かみさんの事前情報によると、「桜色のスパークリングワインのシャンドンロゼが有名だから、ここで飲まなければ」と、張り切っている。

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         シャンドンロゼと桜

皆が列を作って待っている店先に同じく並んで、スリムなワイングラスを入手して、片手に持って飲みながらの花見。グラスをかざすとちょうど桜の花のようなワインの色の向こうに満開の花が見える。

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上流に向かって歩きながら橋を交互に渡り、桜並木を両岸から眺める。順光の桜や逆光に白く光る花びらを見せる桜を満喫している。ここの桜の花に集まる鳥はメジロやヒヨドリというよりもカラスとスズメが多い。郊外と違って都心の風景は桜にスズメである。

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        スズメと桜

昼間の酒は酔いやすいというが、いい気分で歩いていると、元気なお姉さんの声に居酒屋風の田舎料理屋の露店を見つける。見るからに美味しそうなメニューなので、腰をすえて花を見ることにする。

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生ビールと蕗のてんぷら、鶏の立田揚げとたこ焼きの揚げ物。調子のよいお兄さんが道路にビール瓶のプラスチックのケースを並べて席を作ってくれた。人ごみの中で桜を見ながら、冷たいビールを楽しむ。蕗の苦味とカラッと揚がった衣が美味しさを倍加する。

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             桜並木整備の記念碑 

そんなところにたまに、「こんなところに車が来るのかよ」と、思わせる左ハンドルの黒塗りベンツが入ってきたりする。「風流が分からない人だな」、と心の中で思いながら、今日は車で来ていないことをいいことに、新潟の酒「八海山」を常温でお代わりして目黒川の桜を心ゆくまで眺めていた。

桜と鳥たち  どちらが引き立て役か

桜の花を上から見るには、多摩川の土手の上を歩いていればちょうど目の高さに桜の木が見えるので、のんびりと土手を歩きながら花見ができる。

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        メジロ

青い空とピンクの桜の花とか、花と鳥たちとかいろいろな見方をしようと思うと、土手を降りて川沿いに枯れた草の中を歩かないとその光景は見ることができない。

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枯れた草になった斜面の土手を、足元がすべらないように慎重に降りて、桜の木の下を歩く。そこから上を見上げているといろいろな鳥たちが花から花へと飛び回っている。

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        メジロ

一番多いのは、ヒヨドリ、大きな声と共に我がもの顔で飛び回る。その次は地味ではあるが細かく動くメジロ、メジロの動きは忙しい、逆さになったりしながら花の中に嘴を突っ込む。見ているだけで楽しい。

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        シジュウカラ

時々よく通る声での囀りと共に姿を現すのはシジュウカラ。シジュウカラと共にエナガが二羽通り過ぎてゆく。集団で飛んできては集団で動くのはムクドリ。対岸の大きな木では、アオゲラの嘴で木をたたく音が聞こえる。

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        エナガ

そしてまた、桜の花の下を流れるコンクリートの川辺には、鳴き声と共にカワセミが往ったり来たりしている。メジロを待っていると、そのカワセミが桜の花の咲いている枝にとまった。

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        ヒヨドリ

これはチャンスとばかりカメラを向けるが、すでにに飛び去った後である。桜の花にカワセミが撮れたらいいなと思いつつ、次のチャンスにかける。

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        ヒヨドリ

そうこうしながら、桜の木の下を歩いていると、見慣れぬ鳥の影、よく見るとコムクドリのようである。しかし、いいところには止まってくれずに、飛び去ってしまった。残念である。

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        ムクドリ

そんなこんなで花を見ながら、鳥を探していると今度は桜の木からウグイスの囀り、これもと思って目を見張るが、声はすれども姿は見えず、そのうちに声も聞こえなくなってしまった。

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        ヒヨドリ

結局はいつものヒヨドリとメジロになってしまった。やはり花の季節の引き立て役はヒヨドリとメジロなのだろうか。桜の花のあるこの一週間のうちに他の引き立て役も見つけたいものである。

ソメイヨシノの開花  週末の早朝散歩

「さいた、さいた、さくらがさいた。」、昔の小学校の教科書の最初の文章はこんな感じだったと思う。今週末にタイミング良く桜がきれいに咲いた。

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         土手に沿っての桜並木

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都心はほとんど満開に近く、ちょうど今週の日曜日辺りが見ごろの雰囲気で、新聞やニュースでも千鳥ヶ淵公園や目黒川の桜の風景を伝えている。ここ多摩地域は都心に比較すると気温が1~2度ぐらい違うので、5分咲きから8分咲きというところか。

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早朝の桜並木は、朝の陽の光を受けてまだ8分咲きのつぼみがある中にも、青い空に淡いピンク色の花びらを開いてそのコントラストがきれいだ。

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頬に当たる風は少し冷たさを感じるが、太陽の光で日中は良い花見日和になるだろうと、いつもの多摩川の土手を歩いた。相変わらずウォーキングやジョギング、犬の散歩の人たちが多く行きかう。

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        根川にかかる桜

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隣を流れる根川の川岸には桜並木が続き、ちょうど見ごろで、早朝からブルーのビニールシートが敷かれて風に飛ばされないように杭でしっかりととめられ、ロープが周りに張られて、お花見の席取りがしてある。

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今朝は土手の上から見える富士山の姿も、青い空に真っ白な霊峰がきれいだ。近くにある焼却場の煙突の煙も桜の花の向こうに真っすぐに上に伸びている。かぜも少なく穏かな朝である。

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桜の木にも開花が遅いものや早いものがあるらしく、ほぼ満開に近く花が開いている木とまだつぼみが多い木が並んでいる。比較的上流の方が花の開き方は早いような気がする。

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上流には民家や建物、いろいろな施設が多く、下流に行けばいくほど民家や建物が無く原野のようになっているので、その影響で幾らか気温が違ったりするからなのだろうか。

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9時ごろになると花見祭の準備の人たちが集まり始めて、テントを建てたりテーブルを置いたりと準備を始めたのでそろそろ引きあげることにした。本当はこの花見祭に参加して、桜の花の下でお酒を飲みながらゆっくりと楽しみたい心境であるが、家で待つかみさんを想い後ろ髪惹かれる思いで家路についた。

トラのつく野鳥たち トラツグミとトラフズク

4月になり冬鳥たちもそろそろ旅立ちの時期になる。この冬に遭った鳥たちの中に、頭にトラのつく鳥はトラツグミにトラフズクであった。漂鳥であったり、渡りのとちゅうであったりの出遭いである。

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        トラツグミ

なじみのあるトラツグミにあっては全身に黒い横斑を虎斑に見立て「虎斑のあるツグミ」からトラツグミといわれているが、名前によらず表情を見るとやさしそうな顔をしている。

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虎という名前がつくと、いかにも大きく強そうな鳥を想像するが、実際はそうでもなくおとなしい、やさしい目をした野鳥たちである。今シーズンはずいぶんと楽しませてもらえたので感謝している。

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一方ではトラフズク、これも虎斑のあるミミズクなので漢字では「虎斑木兎」と書く。これも全身にある褐色の斑を虎斑に見立て、「虎斑(とらふ)が顕著なミミズク」、略してトラフズクと呼ばれているが、私は初見、初鳥、初撮りでこれも嬉しい出遭いであった。

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         トラフズク

羽角が大きくて立派で、まさに木に住むウサギに見たてている。羽角というのは、耳、耳たぶのように見える特殊な羽毛のことで、機能上は本当の耳とは関係ない。「木兎」をズクと読み、フクロウ類のことを言う。フクロウ類は昼間はほとんど眠っている場合が多い。

人間の世界では「五時から男」という言葉があるが、ちょっとニュアンスは違っているがこの鳥も夕方から活動を始める。

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ミミズク、アオハズク、コミミズク、コノハズクなどがそうである。緊張していたり、落ち着いていたり、精神状態によりこの羽毛は立ったり、後ろに伏せったようになったり微妙に変化する。同時に顔の表情もずいぶん変化する。迷彩色のような羽毛で見つけるのは難しいが、同好の士に教えてもらって遭遇することができた。これも感謝である。

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人間の感覚で大きかったり、強そうだったりすると接頭語として虎をつけるが、この野鳥は全く性質が違う。方や猛禽類のフクロウ科であり、もう一方はツグミ科である。共通点を探せば夜間の鳴き声や夕方からの行動は近いものがあるのだろうかとも思う。まだ見ぬ鳥たちに遇うことによってまた新しい発見がある。これが楽しみで鳥見を続けているのである。A once  a lifetime

トラツグミ  今シーズンは最後

春の嵐の後の静かな朝の空は晴れ上がり、名実ともに4月の暖かな陽気である。今月から新年度が始まる。枯草の地面から新しく芽生える植物の緑色が多くなってきた。

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今までとは違って厚い防寒着は一枚脱いで、手袋も家に置いて、軽い服装で朝の散歩をすることにする。陽が昇るのもかなり早くなり歩きだすときはかなり高いところにある。遅れていた桜のつぼみもふくらみ始めてきた。今週末は見ごろになるのだろうか。

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       緑が目立つ中でのトラちゃん

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 梅の花が満開で桜のつぼみもふくらみ始めた公園を歩くと、いつもの縄張りにいつものトラツグミがいる。枯葉を嘴でよけながら採餌中である。もういなくなってしまっただろうと思っていたので、まだいたのかという嬉しさと、もうすぐお別れという相反する気持ちを抱きながら長い時間遊んでもらった。

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      道路にも出て別れを惜しむ

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 怪我をしていたわき腹もすっかり治り、羽がきれいに生えそろっている。相変わらず、とまっては腰を振る動作をしながら、捕食中である。近くではツグミとニアミスの場面も見られるが縄張りを牽制するでもなく共存している感じである。お互い同じ方向に帰っていく仲間なのだろうから。

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                ツグミとトラツグミ

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傾斜のある枯草の中にある木の切り株に腰をおろしてみていると、ほとんど警戒心もなく近づいてくる。時々通る公園散歩の人や犬の散歩の人などが来ると、木の上に飛び上がってしばらくするとまた降りてきて、相変わらず地面の落ち葉などを嘴でほじくり返している。

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        白梅にトラ

周りには梅の木に咲く梅の花やツバキの花が咲いているので、うまくとまってくれればと思いながら眺めていると、期待にこたえてくれる。思うようにはよいところにはとまってくれないがここは我慢しよう。鳴き声に特長があり夜に鳴くといわれるがあまり聞いたことがない、子供のころに聞いた記憶はあるが定かではない。

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        椿を背景にトラ

今年は何度か出あっているので、最後のサービスをしてくれているのかもしれない。人なつっこい感じで近くにいる。もう4月になるので来週はこの公園からはいなくなっているだろうと思うと心残りではあるが、また来シーズン遭えることを楽しみに無事での北国への移動を祈りながら公園を後にした。

ハイタカ幼鳥  素早い動き

 きれいな虹をみせてくれた一回目の春の嵐と違って、二回目の春の嵐は各地で大きな被害をもたらしている。3・11の教訓から帰宅難民にならないように早めの退社で、帰りの電車は速度を落としての安全運転、時間はかかったものの、大きな被害もなく無事帰宅することができた。

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        トビ

 春の天気は、ふる・ふく・どん、といわれる。とにかく変わりやすいという意味で、「雨が降る」 「風が吹く」 「曇天」の繰り返しであると言うことである。それにしても爆弾型低気圧とはよくいったものである。

 最近は土手の上だけでなく、河原の樹木の中を歩くことが多い。茨のとげなどもあるが、獣道ではないが人が通った後は踏み固められて道のようになっていて歩きやすい。

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これが、春先から夏にかけて草木が元気に育ってくると全く歩けなくなってしまう。河原の踏み跡の道も倒木があったりすると迂回をしないと歩けないところもある。

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多摩川の水ぬるむ川の流れが見える近くの岸まで来ると、目の前の木の高いところに猛禽の姿が見える。まだ木の芽は固いがいくらか膨らみ始めてきた木の大きな枝に止まっている。姿はやや小ぶりなのでハイタカかと思いつつ近づいてみる。

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背を向けているが、鋭い目つきで振り返って警戒している。ハイタカの名前の由来は、すばやく飛び回り、小鳥を襲うので、「疾き鷹」が転じてハイタカになったといわれているが、どうなのだろう。

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灰鷹と書くことも多いので、灰色の羽の色から呼ばれる名前の説もある。やはり警戒心が強く動きが速い。人影を察知すると遠方の木へと移動してしまう。成鳥になると見分けやすいが幼鳥はなかなか見分けが難しい。もっと猛禽の見分け方を研究したいものである。遠くで双眼鏡で観察していると、飛び出しの準備をして下流の方向に飛び出して行ってしまった。

水仙と菜の花  春を告げる花

春の嵐の後は穏かな春の陽気、やさしい日差しと鳥の声に誘われて外に出ると、公園では芝生の上で子供を連れた若夫婦がバトミントンで遊ぶ姿。

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        シジュウカラ

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        ウメジロ

近くの梅の木ではメジロが「ヒュルヒュル・・」ト鳴きながら忙しそうに花から花へと、動いている。芝生にある大きな木々の下の灌木の小さな芽が膨らみ、若葉が出始めている。

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       菜の花

その若葉の柔らかいところをシジュウカラが小さな嘴でちぎってはチョコチョコと移動している。その木の枝にガビチョウのペアーがにぎやかに囀りながら飛来して、肢を踏ん張って嘴を空に向けて大きく開けて大きな声で囀り始める。

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        水仙

公園の柔らかな土の畑には、菜の花の黄色い花が、陽の光をあびてきれいに輝いている。その隣には、これもまたきれいな黄色の花を逆光にすけて見背ているラッパ水仙の花である。

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今年の春は、梅、水仙、菜の花、コブシなど野の花がどれも一斉に花開く雰囲気である。暖冬と言われた今冬も予報が当たらず、大雪の日本海と長い間冷え込んだ関東平野にもやっと4月に入って一気に春がやってきたようである。

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        ツグミ

北国の人たちの春を待ちわびる気持ちがよくわかった今年の関東地方の気候であったような気がする。花が咲き、鳥が囀り始める春は、我々に明るい希望を運んできてくれるように感じる良い季節である。

ヒバリ  高空で囀る春告げ鳥

昨夜からの強い風で、空に舞い上がる白いスーパーのレジ袋。小さな枯れ枝が風に飛ばされて眼の前に落ちてくる。春の嵐とはよく言ったもので生温かい風が強く、雲の動きが速く、太陽が出たり雨が降ったりといった朝である。

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いつもの多摩川の土手に向かっていると、西の空に大きな虹が丸く橋が架かったように空に七色に輝いている。時折降る雨と、差し込む太陽の光が造りだす自然のうれしい現象である。これもなかなか遭遇できるものではない。

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公園に咲く梅の花の向こうに七色の虹の架け橋がきれいに映っている。虹を見るのは久しぶりである。ハワイでは虹がきれいであるがこれを見ると再びハワイに来るチャンスができるといわれ、幸運の現象と言われている。

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朝から荒れた天気ではあるが陽がさして、細かい雨が降ったりやんだりで、傘を持っての散策であるが、空には美しく囀るひばりが春を告げている。

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空高く舞い上がって囀る「ピーチュルピーチュル・・・」という長く複雑な鳴き声は、春の風物詩として昔から親しまれてきているが、河原の上空で鳴いているので土手を降りて樹木の中の踏み分け道を河原に向かう。

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大きな樹木の林を抜けると開けた草原に出る。枯れた草木の中にひばりの姿が見えるが枯れた草との区分けが難しい。ヒバリは、河原や畑、牧草地などの背の低い草地に生息し、地上を歩いて雑草の実や芽、昆虫やクモなどを食べる。これも敵を避ける本能なのだろう。

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上空で停滞飛翔しながら長時間囀るのは縄張り宣言で、地上に降りて草の上や石の上に止まって囀ることもある。

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河原の草原には、ペアーと思われる二羽のヒバリが冠羽をたてて地上を歩きながら捕食中である。地面を嘴でつつきながら、時折頭をあげて周りを警戒しながら歩いている。

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ヒバリも警戒心が強く、姿も迷彩色に近くなかなか見つけられないが、ヒバリの存在を見つけるのは上空で囀っているときである。どこに降りたかを見ながら探すのがいいが、降りたところと違うところにすばやく移動するので、見つけにくい。

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そしてその囀り飛翔は、100m以上の高さでおよそ5分から10分ぐらい鳴き続けるので、なかなか地上には降りてこないのでこれもまた意地悪な習性である。

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目の前の草原には、数羽のつぐみの群れと一緒に二羽のヒバリが混じっている。ヒバリに似た鳥はビンズイとかタヒバリなど何種類かいるが、ヒバリの特徴は頭部のとさか状冠羽が目印である。このモヒカン風スタイルがほかの鳥と区別してくれる。

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上空で騒がしく鳴く姿なのか、美しく囀る姿なのか、往年の大歌手「美空ひばり」の芸名はここからきているといわれている。なかなかいい歌をたくさん聞かせてくれたし、残してくれた。好きな歌は「川の流れのように」「愛燦燦」などである。ここにいるヒバリはそんなことを知らないだろうが・・・。

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