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2012年9月

高岡を歩くⅣ 古城公園から市内

駅の近くで歩いて見て回れるので、まだ少し時間がある。ホテルに戻る途中の高岡古城公園を散策して戻ることにする。

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       万葉線一番電車

朝の静けさの整然と整備された街並みを満喫した後、そろそろ一番電車が走ってくるだろうと期待しながら、路面電車の線路が走る広い道路を横切って、こんもりとした森が見える方向を目指して狭い路地に入る。

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大きな木の枝がお堀の水面につくぐらいに垂れ下がっているところを見ながら、堀の水際を歩いていると、突然の大きな鳥の飛び出しである。向かいの木の枝に止まってこちらを眺めているのは、3羽のホシゴイの姿である。

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         射水神社

距離は近いが、さすがにコンデジではその姿をうまく捉えられない。お堀にかかる朱色の橋を渡り玉砂利の敷き詰められた参道を歩くと正面に大きな鳥居の射水神社が見える。

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          手水所     

高岡城跡とはなっているものの石垣の一部や井戸が残るのみで天守閣があったかどうかは定かではない。二礼二拍手で参拝を済ませ、いつものことながら健康と家内安全をお願いして早朝の街中へと向かう。

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        糸商の看板

古い商家の看板を興味深げに見ていると、早朝散歩の地元の人が「何を見ているのですか?」と聞いてくる。「普段は気が付かないけど古い看板ですね」といいながら、携帯のカメラで写真を撮ってくれということになった。

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        高岡の大仏

異郷の地での出会いであるが、気のよさそうなおばさんは「初めて会った人なのにすまないね」といいながら、マイペースで朝の時間を楽しんでいる。

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少し歩くと左手の奥に大きな大仏像が見えた。奈良、鎌倉と並んで日本三大仏に数えられている高岡の大仏である。これが有名な”高岡の大仏”かと感心しながら境内に入ってみる。鋳物の町高岡のシンボルで高岡銅器の職人の技術の結晶といわれている。

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       大仏の頭部

ちょうど大仏祭りが行われているようで、境内には吹流しや紅白の幕が飾られている。台座の内部には回廊があり、中央の部屋には1900年に焼失した木造大仏の頭部が鎮座している。

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        桃太郎と家来たち

大仏を後にして、人通りのないシャッターの下りたアーケードの商店街を歩くと、さすがに鋳物の町だけあって、いたるところに桃太郎や、狼と七匹の子山羊などのモニュメントがある。

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         狼と七匹の子山羊たち

一目見ただけでその物語が思い出され、一気に童話の世界に入っていけるような動きのあるモニュメントである。

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         猫電車

早朝の町にはジョギングやウォーキングの人たちに混じって、朝練の女子高校生などの姿も見え始め、高岡市と新湊を結ぶ路面電車の万葉線の姿も見え、高岡の今日の一日が動き出したようである。早朝の一万歩を達成して、朝食の時間を気にしながらホテルへの道を急ぐことにした。

高岡を歩くⅢ  千本格子の家並みの金屋町

土蔵作りの街並みを歩いた後、まだ時間があったので少し足を延ばして千本格子の家並みがきれいだといわれる金屋町へと向かう。

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千本格子の伝統的な町家が軒を連ねる石畳の金屋町は、文字通り鋳物職人の町であり、この落ち着いた京都風の家並みの雰囲気からはとても鋳物の町のイメージは沸いてこない。

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店を覗いてみると中には銅器や鉄製品が並んでいるところもある。千本格子の金物屋さんの隣には、同じ作りの喫茶店などもあり、鋳物などの工業製品を扱っている町とは思えないムードである。

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興味深く眺めながら歩いていると地元の人が、ここは京都の家並みを真似て創ったので京風の千本格子の雰囲気が残っているのだと説明してくれた。

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実際にはこの表通から入った町家の奥に鋳物の作業場や工場があったという。現在でもまだ数軒の鋳物作りを行っているところがあるということである。

高岡は、梵鐘、銅像、花器、茶器、美術作品など様々な銅器製品の産地であり、国内シェア―が90%を越える日本一の銅器の町であるということも初めて知った。

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加賀百万石といわれる加賀藩の二代目藩主前田利長が、鋳物師を高岡に呼び寄せて優遇して住まわせた場所といわれている。

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約500mに渡って続く石畳の道と、千本格子戸の家が軒を並べるこの”石畳通り”は、落ちいついた京都の風情を感じさせる風景である。伝統ある高岡の鋳物技術の出来栄えをゆっくり時間をかけて見てみたいものである。

高岡を歩くⅡ  土蔵造りの町並み山町筋

駅南から高岡駅の中を通って北側の古城公園口に出ると、駅前は工事中で入れないが、路面電車の走るすえひろロードを歩き、末広坂を下ると路面電車の軌道は右に曲がっていく。

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その角のところには、「♪ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む♪」でおなじみの童謡、「夕日」の作曲家室崎琴月生誕の家が残っている。

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        室崎琴月生誕の家

その交差点をさらに進むと、街の中心部と思われるところに古い土蔵造りの街並みが見えてくる。早朝の人気のない静かな街並みを歩いてみる。

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ここは、明治後期の大火後に建てられた土蔵造りの旧家が42棟建ち並んでおり、明治時代のすぐれた防火建築が今にその姿を残している全国でも珍しい通りだといわれている。

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人も車もあまり通らない早朝の町並みは、道路の真ん中を歩いていても行き違うのは早朝ウォーキングの人か、ジョギングをしている人ぐらいである。

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昔ながらの土蔵造りの屋根や厚い土壁の窓などを眺めながら、新旧の混じった建物が整然と並ぶ通りは、その調和とそれを保存・維持していく地元の人々の努力の賜物であると感じる。

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この町筋では、高岡最大の祭り「高岡御車山祭」が行われるという。この次に高岡を訪れるときは、それを見るためにゆっくりと日程を組んで再び訪れたいと思う風情のある街並みである。

高岡を歩く  瑞龍寺と前田利長墓所

日本国内は飛行機の飛ばない小笠原を除けば、5時間あればどこにでもいけると言われている。北陸の高岡は地図で見ると、東京から距離的には近いがおよそ5時間ほどかかるので、近くて遠い地域になる。

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        八丁道

夕がた東京駅から上越新幹線に乗り、越後湯沢でほくほく線の特急はくたかに乗り換えて高岡駅に着いたのは夜の10時ごろである。

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        墓所入口

車内で駅弁を食べて夕食はすませてあるので、そのままホテルに入って眠るだけであるが、何か一つ物足りないので、雨の中を傘をさして街中に出てみた。

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駅の近くで夜遅く電気がつているのは、ホテルかコンビニぐらいである。少し歩いてみたが駅前通りはほとんど灯りは消えてシャッターが下りているので、早朝に歩いてみようと駅頭で市内の案内図を手に入れ引き返して眠ることにした。

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翌朝は昨日の雨も上がり、空に雲は多いが青い空も見えて良い天気になりそうである。朝食前に一万歩を達成すべく前田利長墓所へ足を向けた。

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        前田利長墓所

駅南に八丁道という参道がある。瑞龍寺と前田利長墓所とを東西に結ぶ参道で、その長さが約八町(870m)あり、両側には114基もの石燈籠が並び、松並木と白い石畳がずっと続いている。

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石畳の歩きやすい八丁道が終わると、昨夜の雨でぬかるんだ墓所への参道をぬかるみを避けながら歩く。参道の両側に並ぶ苔むした石燈籠に導かれて墓前に至ると、大名個人のものとしては全国一という高さ11.75mの堂々とした石塔に出会う。蓮の花咲く堀に囲まれた墓所は立派なものである。

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        瑞龍寺 山門

早朝の参拝で永遠の健康を祈り、墓所を後にして西側に向かってかなりの距離の八丁道を歩くと、突きあたりに国宝に指定されている瑞龍寺が見えてくる。瑞龍寺は、高岡の町を開いた加賀前田家二代当主前田利長の菩提寺である。

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               本堂鬼瓦

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人影の少ない参道の砂利を踏みしめながら山門に向かう。あいにく早朝なので山門はあいておらず、外からその威容を眺めるだけであるのが残念である。朝食までにはまだ時間があるので、駅の反対側にある古い家並みや町並みを見るべく線路を渡っていくことにする。

水場の鳥たち  夕暮れの公園で

朝夕の涼しさはすっかり秋を思わせる雰囲気になってきた。少し足が遠のいていた公園にも秋の渡りの鳥たちが入ってきたと聞いたので出掛けてみる。

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        しっかりネクタイをしたシジュウカラ

しばらくぶりの公園は桜の木のある広い芝生の真ん中に、ガラリ状の屋根がついた壁がない四本柱の建物ができて、周りには大きな丸太をそのままベンチにして座って楽しめるようになっている。最近は突然の雨が多いからの配慮なのか。

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昨日の雨の後なので緑の木々の葉はきれいになって、公園の遊歩道にもへこんだところに少し水たまりができ、そこに太陽の光が当たり光っている。

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         ヤマガラ

いつもの水場に着くと、雨のせいか池ともいえない水たまりの部分の水量は少し多い。あまり水が多いと野鳥たちは水浴びがしにくいので心配である。

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しばらく眺めていると、シジュウカラとヤマガラが水浴びにやってきた。狙いは渡りの鳥たちなのだが暇つぶしにレンズを向ける。それぞれ今年の若鳥みたいな雰囲気で、同じく相変わらずのガビチョウも姿を見せてくれた。

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         水浴び後のガビチョウ

樹木の下の水場なので、藪蚊が手足、顔と皮膚の出ているところはどこでも刺してくる。いつもは虫よけスプレーを用意してくるのだが、忘れてしまいいたるところ刺されほうだいで、刺された手足の跡は腫れ上がって凸凹である。

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最初に蚊がとまったときは感じないが、気がついたときは血を吸われて赤くなって大きく腫れあがっている。特に耳のあたりを蚊が飛ぶと、ブーンという音とそれを振り払う手のしぐさが忙しくなってイライラするのである。

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レンズをのぞき、手足の蚊を追い払いながら苦労の鳥見のわりには、期待の鳥たちはなかなか姿を見せてくれない。

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         シジュウカラの若

たくさんの雨が降った後で、水分を補給する場所は水場でなくてもどこにでもあるので姿を見せないのか、まだ移動してきていないのか、しばらくはこの公園に通って出遭えるのを楽しみに待ってみることにする。

セッカ  いつも遊んでくれる鳥

多摩川の河原を上流へと川の流れを見ながら歩く、関戸橋をくぐるといつもの橋脚にチョウゲンボウがいる。飛び出し寸前で中州の大きな樹木目指して飛翔した。

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         セッカ

距離があるので双眼鏡で確認して、石ころがごろごろしている足場の悪いところを歩くとダイサギが一羽、静かに獲物を狙って顔を斜めに川の中を探っている。

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私の姿を見ると静かに飛び立って、数メートル先の河原に降りる。鉄橋を渡る電車の「ガッタンゴットン」というゆっくりとしたリズムと共に、河原では今日もセッカの鳴き声がにぎやかである。

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ステンレス車両のボディーに紺色とピンクの横線が入った京王線の上りと下りの車両が交差する鉄橋の下をくぐると、河川敷は背丈の大きな草木で埋め尽くされており、人の踏み跡も見えないくらいである。

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「チャッチャッチャッ」と鳴いている中に、鳴き声もあげずじっと静かにして首だけをキョロキョロと動かして周りを警戒しているセッカもいる。草木を分けて歩いて行くと、飛び出しては少し先の枝にとまる。

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これの繰り返しで、歩きにくい河原をセッカの先導で歩くと足並みが速い。そんな草むらの目の前を真っ白な小さな鳥が横切って行った。

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        謎の白い鳥

これは珍しい鳥に出遭ったのかと近くを探してみると、藪の中におびえるように振り返っている純白の小鳥の後姿が見える。たぶん、家庭で飼っていた小鳥が逃げだしたものだろうと思うが定かではない。

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       カワセミ

無事に生き延びればいいが、自分で餌を探せないのでそれも難しい上に、さらに猛禽などの餌食にならないように祈るだけである。

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そんな草木がある岸辺のクルミの木の枝に、カワセミの若鳥が数羽並んでうるさいくらいに鳴いている姿がある。警戒心が薄いのか近づいても逃げないで枝から枝を飛び回っては視界からは外れないでいる。

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その先には来月になるとコスモス祭が行われる広場がある。一部の花は咲き始めているが、まだまだつぼみは固く10月10日のその時に合わせているように見える。きれいに開花したコスモスにとまるセッカの姿も期待したいものである。

モズ  高鳴きは秋の風物詩

最近の多摩川はモズの鳴き声が多くなってきた。今年の若鳥たちが成長してそれぞれの縄張りを主張しだしたのだろうかと思う。

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        モズの高鳴き

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木の梢や電線などの高いところに止まり、縄張りを主張する。盛んに尾羽を振り声は鋭く良く通るので見つけるにはたやすい。

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このモズの高鳴きが聞こえ、縄張り宣言する姿は秋の風物詩にさえなる。朝日に向かって大きな声で鳴いているが、近づくと他の木の枝に飛んではまた同じところに戻ってくる。

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この辺りには、アカモズやチゴモズなどの声も聞こえるといわれているので、注意深く見ているがなかなか姿を見ることはできない。

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いつも姿をみせてくれ、ファインダーに収まってくれるのはいわゆるモズである。今年はモズも数が多そうなので、珍しいモズに遭えるかもしれない。まめに足を運ぶことにしよう。

多摩川のサギたち  コサギ、ダイサギ、アオサギ

早朝、多摩川の大栗川の合流点から上流の浅川までの合流点まで歩くといろいろな光景が見られる。

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最近多いのはサギたちの群れ、コサギとダイサギの群れが多い。仲良く魚を捕らえているかと思うと、突然ダイサギどうしの争いがある。

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そんなところに、アオサギが飛び込んできたりと朝の河原はにぎやかである。時折カワウの群れが飛び込んでくると、黒と白でさらに賑わう。

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コサギが多くなったということは、それを狙うオオタカなどの猛禽類も数多く姿を見せてくれるのではないかと期待しながら、夜露に濡れた草が多く茂る河原を歩く。

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上流に向かって歩くときは太陽を背にしているので、鳥たちの姿は良く見ることができるが、帰りには逆光になるので光の扱い方がむすかしい。

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特に冬場に向かって太陽はさらに低い位置になってくるのでなおさらである。そんないろいろな自然条件のもとで、カメラの扱い方を勉強している。

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デジタルになって良いことは、何枚でも気軽に撮れることと、すぐに画像を見ることができることである。趣味と健康を兼ねて今朝も一万歩を目指している。

イソヒヨドリ  海岸でなく街中にも

イソヒヨドリというから海岸近くにいるのかと思えば、最近はビルなどでの建物でも営巣するらしい。海の近くでは良く見かけるが、河原で見るのも珍しいことである。

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コアジサシを追いかけていたら、見慣れぬ鳥が手すりに止まっている。良く見るとイソヒヨドリのオスである。

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オスは頭部と胸、体上面が青く、体下面は赤褐色で見分けやすい。河原の草むらにいる昆虫のバッタを捕まえたようで、嘴に掴んで首を左右に動かして奮闘している。

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しばらく苦戦していたようであるが、口の中に呑み込んでしまうと堰堤の金物に止まって食休みのようである。

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見ていると、意外と人をあまり恐れずに近くに来ることが多い。大きなバッタをなんとか片付けて周りを眺めながら川を越えて反対側の土手に向かって飛んで行ったしまった。

最近の空   日の出と日の入り

東から上っていた太陽が日の出の時間が遅くなるにつれ、東南東へと位置を変えていく。季節の変わり目のせいか最近の空模様は不安定な日々が続く。

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       日に出前

早朝からの雷鳴や地域集中的なスコールを想わせるような大雨が降る。今日は朝から雨だと外出をあきらめていると、青空が出てきて太陽の光がさしてくる。

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       多摩川の日の出

雨上がりの多摩川を歩くと、河原の草木が増水のために横倒しになり、かなりの水量が流れたのだという形跡をみせる。川の流れも変わって真ん中に大きな流れがひとつできている。

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        富士山夕景

相変わらず雲の動きが速いので、陽は射しているもののまた大雨が降りそうな天気である。こんな空模様ではあるが、最近は朝焼けと夕焼けがきれいなときがある。

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        富士山シルエット

昔から、朝焼けがあるときは天気が悪くなり、夕焼けがきれいだと次の日は晴れるといわれていたが、昨今の気象状況を見ているとどうも様子が少し違うようである。

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        西南西の日の入り

最近の空模様は、過去の経験則では推し量れないのかも知れない。急速に進むグローバル化の時代、国境のない情報が瞬時に世界を駆け巡る。空模様だけでなく、政治経済も同様な動きを感じるこの頃である。

コアジサシ  ダイビングして魚を捕る

黒い雲が流れてくると大粒の雨が降る不安定な空模様の下、多摩川にダイビングをしては魚を採っているコアジサシが数羽。

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堰堤の上が広くなっているところにコアジサシが羽を休めている。岸辺から少し離れたところで羽づくろいをしながら川の上流を眺めている。

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しばらくすると堰で止められた川の上を自由に飛び交い、好物の魚を狙ってホバリングをしたかと思うと一気に水中にダイブしてそれを捕らえる。

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ミサゴを待つ間、コアジサシのダイビングを追いかけていると時間の経つのが速く感じる。スピードが速いのでなかなかうまくカメラにおさまってくれないのが難点である。

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手持ちで追いかけているが、本当にダイブの決定的場面を捕らえようと想ったら、じっくりと腰を据えて取り組まないとむずかしそうである。さらに技術を磨きたいものである。

ミサゴ  魚を捕らえるうまさ

9月半ばになるが日中の暑さはまだ30度を超す日々が続いている。それでも朝晩は過ごしやすくなり、耳にするのはセミの鳴き声から秋の虫の鳴き声に変わっている。

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早朝の多摩川へ足を向けると、雲が多く、日の出はいつもよりかなり時間が遅くなっている。それでも雲間に上る日の光は、雲の縁を金色に輝かせて顔を出してきた。

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早朝のお仲間と久しぶりに情報交換をすると、この合流点には目新しい鳥情報はないが、多摩川にミサゴが戻ってきたというのでそのポイントに足を運ぶことにした。

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すでに数人の同好の士がカメラを構えている。多摩川の堰の流れ落ちる音に鳥たちの鳴き声もあまり聞こえないが、かなりの鳥たちが多摩川の堰堤に羽を休めている。

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コサギ、大サギ、カワウ、カルガモ、イソシギ、コアジサシ、アオサギなどがところせましとそれぞれの縄張りを確保しながら並んでいる。

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空には相変わらずの安定しない速い黒い雲の動きである。今日もところによりスコールの様な雨がありそうである。そんな中、ミサゴを待つ身に陽射しが出るとじりじりと暑さが肌を射す。

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1時間ぐらい遠くの空を眺めながらミサゴの飛来を待っていると、待ち人来たり、西の空からそれらしき姿が見えてくる。細長い翼と短い尾、上面は黒褐色で腹部と頭が白いのが特徴である。

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       見事にゲット

ゆっくりと旋回しながら堰の上空まで来るとホバリングをしたかと思うと、狙いを定めて一気に急降下をして、水面に両足を前に突き出して魚を捕らえた。鮎でしょうか定かではないが見事なものである。

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残念ながら、その時AFーCが思うように動かなかったので、その瞬間をファイアンダーに納められなかったが、見事に魚をゲットして上空へと飛んで行った。上空では、どこにいたのか待ってましたとばかりにカラスの集団がミサゴを追いかける。

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       ピンボケ

今シーズン初めてのミサゴとの対面であったが、これからも多摩川上流に姿を見せてくれるだろうから、ゆっくりとミサゴの鋭い爪で魚を捕らえる漁の達人ぶりを観察したいものである。

名主の滝  街なかの清涼感

都心の住宅街に大きな滝があると聞いたので訪ねてみた。アクセスとしては王子駅から徒歩10分ほどと言われたので、王子駅までは久しぶりに都電を利用することにした。

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現在唯一残されている都電は、早稲田から三ノ輪橋までの都電荒川線の路面電車である。路面電車といっても昔ほど車と同じ道路は走らないで、専用の軌道になっている。

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子供のころに乗って以来だから、何十年ぶりである。乗車賃は昔は15円か20円ぐらいだという記憶があるが、今回乗ってみると大人160円でパスモが使える。

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発車は昔と同じで「チンチン」と鐘が鳴って動き出す。昔は後方に車掌さんがいて、紐を引っ張って鐘を鳴らし発車の合図を運転士さんに伝えていたものである。

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                 男滝                  

外観はレトロ調のものから近代的なカラフルな車体や全体が商品のCMになっているものなど多種多様であるが乗ってみると懐かしい往時を思い出す。地方に行くと昔の路面電車の面影がそっくり残っている。かつての都電の雄が東京で現役を引退しても地方で活躍しているのである。

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そんな懐かしい都電にわくわく感で乗っていると、結構乗降客が多いのに驚く。都電王子駅で降りて歩道橋を渡り山の手線のガード下を通って住宅街を線路沿いに歩くと、こんもりとした緑の多い「名主の滝公園」に着く。

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               男滝

入口にはしっかりとした門がまえがあり、石畳が続いて、門を入ると都心にあるとは思えない雰囲気を感じる。樹齢を重ねた大きな樹木が池や流れる川の上を覆って視覚的にも涼しさを漂わせている。

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             水量が減った男滝

区役所の案内板によると、『江戸時代の安政年間(1854~1860)に王子村の名主「畑野孫八」が自邸に開いたのが始まりで”名主の滝”の名前の由来もここから来ました。庭園として整備されたのは、明治の中ごろで垣内徳三郎という人の所有になってからでした。』という説明がある。

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今では、東京都北区の管理になっており、公園内には「老人いこいの家」や「茶室」などがあり、都民が楽しめるようになっている。

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               茶室の入口

整備された歩道や散策路は自然石でできており、緑濃く茂る木々の中に自然を楽しめる回遊式の庭園になっている。石段や木道を歩いて行くと、ところどころに東屋があり樹木や水の流れを眺めながら一休みできる。

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一番奥にある男滝は落差8mもある雄大なもので、流れ落ちる水量も豊富で都心の真ん中にこんな滝があるのかと改めて驚く程である。鬱蒼とした森の中の滝の流れは見る人に一服の清涼感を与えてくれる。

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現実には地下水をくみ上げて放流しているようで、節電の影響もあり間欠滝になって時間を置いて水が流れている。他に湧玉の滝と独鈷の滝があり、近くにある女滝は完全に涸滝になっているのが残念である。

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滝坪から流れるせせらぎは川底の石などが見えるほど透き通ってさらに涼感を誘う。川沿いの自然石の間を渡り歩ける雰囲気も都心にいるとは思えない光景を味あわせてくれる。ひと時の渓流散策を満喫できる「名主の滝」である。

バン   顔だけ派手な赤と黄色

早朝の池の水面を眺めていると、鏡面の様な静かな水面を忙しく泳ぐのはあいかわらずのカルガモ。

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その中に良く見るとバンの姿もみえる。赤と黄色の派手な嘴で泳いでくるのはバンである。時折嘴を水の中に突っ込んで水草を口にくわえて食べている。

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早朝なので、太陽の光はまだ水面には届かず、白く光る池の水面を自分の泳ぎで波紋を作りながら池の真ん中へと進んでいる。

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たぶん子育てを終えて、のんびりとしている時期なのだろう。バンは雌雄同色なので並んでいないとオス、メスの区別は難しい。

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なんでも食べる雑食性なので、水草や昆虫、貝やオタマジャクシなどを食べる。一夫一妻でも一夫多妻でも繁殖し、ひと夏に二度繁殖することもあるという。

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話を聞いていると鳥の世界は羨ましいかぎりである。もう少し経って太陽が高く上ると、バンの姿も顔だけでなく、きれいな容姿が見られるようになるのだろう。

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池の廻りの公園の遊歩道には、早朝ウォーキングの人たちや池で釣りを楽しむ人たちが集まりだした。いつものことながら、人が多くなると退散するのが私流である。

森の向こうに上り始めた太陽の光を背に受けて、踵を返す早朝の散歩である。

日の出  多摩川土手を歩く

朝夕が過ごしやすくなってきたと共に、日の出がだんだんと遅くなり東から上っていた太陽が東南から出るようになってきた。

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今朝の多摩川もゆっくりと上る日の出がきれいである。少し出遅れた感はあったが、合流点の土手に上がるとすでに真っ赤な大きな太陽が雲間に上っているところである。

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        多摩川の日の出

静かに流れる川面にその光を映し、オレンジ色に輝く太陽が輝きを増してくる。早朝の鳥たちも活動を始め、そのシルエットが逆光に映える。

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         コサギ

朝日を背に受けながら、多摩川の岸辺を上流へと歩く。空は雲も少なく高い青空が広がり、波の少ない多摩川の流れにその姿を映している。

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       セッカ

途中の河原にいるのは大サギとコサギ。ぬき足さし足で獲物を狙いながら、川の中を歩く。そんな姿を見ながら背丈ほどある河原の草むらを進むと、突然セッカの幼鳥たちが、足音に驚いて飛び出してくる。

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         大サギ

草むらを抜けると、河川敷に広がるグランドやテニスコートに出る。早朝からテニスで黄色のボールを追いかける人。数人の集団で太極拳らしき動作をする人々や、ラジオの音楽と共にラジオ体操をする元気な高齢者などで賑わっている。

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        ヒバリ

川沿いに立っている高圧電線の鉄塔の一番高いところにハヤブサの姿が見える。朝の狩りを終えたばかりの採餌中のようで足元には小鳥を掴んでいる。

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        スズメ

多摩川を横切っている高圧電線にはカワウの群れが80羽ほど羽を休めている。たぶんここをねぐらにしている群れなのだろう。

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         四谷橋

日陰に入ると涼しい風も感じるが、ここまで歩いてくると陽が高くなり額からは汗が流れおちる。河原から見上げると土手の上を走るジョギングの人たちの姿がだんだんと多くなってきた。

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石ころと草木の多い河原を大栗川の合流点へと戻る。歩きにくい河川敷にはヒバリが餌を採っている。足音が近づくと飛び立っては数メートル先に降りる。この河川敷を往復すると約一万歩になる。健康で歩けることに感謝しながら、そろそろ朝食の時間になるので引き上げることにする。

カイツブリ  花も嵐も踏み越えて

最後まで頑張ったのは一羽だけでした。親の背中に隠れて顔を出しているのはカイツブリの雛一羽。

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最初は池の手前の水草に5個の卵を産んで営巣を始めたが、たび重なる豪雨で反対側の取水口に近い水草の多いところに移動して、さらに最後には出口の方の草木の間に巣を置いていた。

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その時卵は2個までは確認していたが、先週のスコールの様な大雨を良く耐えて孵化したものである。「花も嵐も踏み越えて」というカイツブリのペアーの愛情の深さか。

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        お父さんの背中に乗る雛

その大雨の時は、池の水位も約50cmぐらいは上昇したように思う。池の中にあるカワセミ用の止まり木が水平部分を除いてほとんど水中に浸かっていた。

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         口移しでえさを与える

困難を乗り越えての子育ての姿を見ていると、微笑ましい光景に映る。30分置きぐらいに交代で雛を背中に乗せて、片方は餌をとりに出かけては戻ってきて子供に餌を与えている。

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背中に乗っている雛は、すっかりもぐっているときもあるが、時折小さな頭だけを出しては周りを見回しているそぶりも見せる。

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        頭だけの雛

親鳥が餌を持ってきたときには親の背中から降りて、まだよく泳げないが水上に出て口移しに餌をもらっている。

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        すっかりもぐっている雛

本来であれば3~4羽が背中に乗っているのだろうが、残ったのはたった一羽だけである。この雛にそそがれる親の愛情もさぞかしと思われる。

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         顔だけ出している雛

人間の世界では、我が子の虐待などのニュースが頻繁にあるが、自然界の動植物たちの子孫繁栄の健気な行動を観察して考える余裕をもちたいものである。

ギンヤンマ   カワセミを待つ間に

もうギンヤンマなどのトンボの季節も終わりに近づいてきた。これからはトンボも赤とんぼといわれるアキアカネなどの世界になる。

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        結婚相手を探すオス

カワセミのダイビングを期待して池に行くと、早朝に姿をみせただけでなかなかその後数時間経っても姿を見せない。

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そんな時、目の前を通りすぎるのは、カップリングしたギンヤンマである。朝の光を羽に受けて水面の上をスーッと行ったり来たり。

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時折水辺にあるがまなどの水草の茎に止まって産卵をしている。単独で気持ちよさそうに水辺を飛んでいるが、カワセミに負けないくらいのホバリングをみせてくれることもある。

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         産卵中のギンヤンマ

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自分の縄張りをゆうゆうと飛んでいたかと思うと、メスを追いかけてはつながってしまう。オスとメスはつながったままで、池の水面の上を飛んだりして、水辺の植物に止まり茎に卵をうみつける。

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卵が孵化して小さな幼虫(トンボの幼虫はヤゴという)になったヤゴは水中で大きくなる。2ミリほどの1齢幼虫が4~5センチの終齢幼虫になるまでには13回も脱皮するといわれている。

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こうして大きくなったヤゴは、羽化をして空を飛びまわれるようになるのである。こういう成長過程を大事にしたいものである。

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カワセミが姿を見せてくれない間に、ゆっくりとギンヤンマの産卵状況を観察することができた。トンボに夢中になっている間にカワセミが飛んできたかもしれないが、それはそれでよしとしよう。

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       カップリングしたギンヤンマ

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子供のころはトンボの王様はオニヤンマで、なかなか簡単につかまえることはできなかった。最近はつかまえるのではなく、こうしてトンボの飛翔を眺めることが楽しみの一つである。

キセキレイ  清流に遊ぶ

早朝からスコールの様な大雨に遭い、しばらく我慢して待っていると黒い雲が去り陽射しが出てくる。これの繰り返しの一日であり、かつてない雨の降り方である。

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今までは雨が上がると、後は晴れあがり安心して歩くことができたが、今回は常に傘を持っていないと土砂降りの雨に遭いそうで外に出るのも躊躇するような天気であった。

この雨も地域によって大きく違っていた。多摩川合流点付近で大雨にあったが、近くのいつもの公園に足を向けると、足元は乾いており草木も暑さに萎えている。周りを見渡してもここでは雨が降った形跡は見当たらない。

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見上げる空は、白い雲間に青い空が見え太陽の光がまぶしいくらいである。公園の渓流沿いを涼を愉しみながらゆっくり歩くと、川底が見える澄んだ清流の岸辺をキセキレイが鳴きながら波の形を描いて飛んでいる。

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私の歩みと一定の距離を置きながらせせらぎの下流へと飛び移る、流れの中にある苔むした石の上を盛んに尾羽を上下に振りながら伝い飛んでいる。このせせらぎは、「蛍の里」といわれ、少し前までは夜になると蛍がたくさん飛んでいたところである。

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亜熱帯気候を思わせる最近の気象状況であるが、朝夕は少し秋の気配を感じるようになってきた。近くにある畑の栗のいがも大きく膨らんできて、もう少しで中の栗の実がみえるようである。食慾の秋、食べ物が美味しくなる季節である。地球温暖化で日本の四季に変な影響が出ないことを祈るこのごろである。

ホシゴイ  夜ガラスの子

早朝の多摩川で、雲間に東の空の朝焼けを見ながら鳥見をして、大栗川の土手沿いに上流へと歩くと、川にかかる橋の先、水の流れの真ん中にあるコンクリートの塊の上に水鳥のシルエットが見える。

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        川面を見つめるホシゴイ

ホシゴイである。7月にもう少し下流でみた個体と同じだろうかと思いながら見てみると、あの時より少し成長しているように見えるので、たぶん同じ個体がここを生息地にしているらしい。

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幼鳥がいるなら親のゴイサギもいるだろうと淡い期待を持ちながら、早朝の河原を歩く時、目をみはって水草の中や樹木の枝の中などに注意しているのであるが、なかなか期待通りにはいかないものである。

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        魚をとるホシゴイ

ゴイサギは、頭上と背中が紺色で顔と首体下面は白いので、緑の木々の葉の陰にいても比較的わかりやすいが、ホシゴイは全体が褐色で背面が星模様になっているので擬態色のように見える。

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名前の由来は古い、ゴイサギは漢字で書くと「五位鷺」と書く。それをたどると、「平家物語」までさかのぼる。故事ではいろいろな説があるが、要は醍醐天皇に五位(貴族の階級のひとつ)を与えられたから「五位鷺」なのである。

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ホシゴイはその幼鳥で背面が星模様をしているので「星五位」といわれている。魚の世界での出世魚で名前が変わるのはよく聞くが、野鳥で幼鳥時代に固有名詞を持っているのは珍しいのではないかと思う。

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        飛翔するホシゴイ

さすが、天皇に階級をもらった親鳥を持つ子供は特別扱いなのだろう。世が世ならば、土手の上から見下ろしてレンズを構えたりすることは、厳罰ものかもしれないと思うと、平成の世の中に感謝するところである。

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       獲物を狙うホシゴイ

醍醐天皇の勅命に素直に従い捕らえられて、「五位」を授けられたため「ゴイ」のつくサギ仲間の元祖となっているが、夜騒がしく鳴くこととその鳴き方がカラスに似ていることから夜ガラスとも言われている。この個体が無事にこの河原で「ゴイサギ」に成長した姿を見ることを楽しみにしたいものである。

太陽と月  多摩川の東西の空

暑い暑いといっていた8月も終わり、今日からはもう9月である。各部屋にあるカレンダーの8月分を破りとり、9月の新しい日付になるとカレンダーのデザインも何となく秋らしい風景やデザインが多くなる。

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        西方の夜明けの満月と雲

最近の多摩川は朝焼けがきれいだという、東の空から上る太陽と雲の織りなす光の競演にシルエットとして東京スカイツリーをどう入れるかと、毎日の日の出の位置でそれぞれ苦労をしてファインダーに納めている。

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仲間のブログを見ていると、天気の具合にもよるがなかなかうまく捉えている。私も負けないで挑戦しようと、今朝はいつもより早めに合流点に着くように家を出た。

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 多摩川の土手を歩いていると、東の空も赤く染まり始めたが西の空には満月のお月さまが光っている。白々明けの空の雲の様子は、朝から入道雲のように勢いよく上空に向かって沸き立っている。

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        東方日の出前の多摩川

確かに、いつもより雲の様子がおかしいので、今日の天気はあまり期待できそうもない。東の空も雲は厚くきれいな日の出にはならないだろうと思いながら、遠くに見える都庁舎の二本の高層の建物の間に東京スカイツリーが見える位置を見つける。

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        都庁舎と東京スカイツリー

しばらく河原の鳥たちの動きを見ながら日の出を待っていると、雲を赤く染めながら大きな太陽が上り始めた。丸くオレンジに輝く輪郭は厚い雲に邪魔されて良く見えないが、朝の静かな川面にその光を映しながら周りの風景を照らしている。

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        日の出と朝焼け

そんな日の出の場面が終わると、雲行きがあやしくなって黒い雲が低く垂れこめるようになってきた。時々雷の音が聞こえるようになり、遠方の都庁舎が靄で隠れるように見えてくると。ポツリポツリと水滴が落ちてくる。

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               不気味な暗雲

大したことはないだろうと思っていたが、雷鳴が近くで聞こえるようになると雨足も強くなり、空が暗くなってきた。自分は濡れても構わないが、カメラとレンズを濡らすまいとシャツの下に隠し駆け足で急いで車に避難した。

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車のドアを閉めた途端に、それこそ”バケツをひっくり返したような雨”という表現そのものの大雨になってしまった。車のフロントガラスに打ち付ける雨で外は全く見えない。後10秒でも遅れていたら、ずぶぬれ状態だっただろうと思うと安堵の胸をなでおろした。

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         都庁舎と東京スカイツリーのシルエット

30分ほどで大雨は上がったが、その後もあまり気にはならない程度の小粒の雨ではあるが降り続いていたので、7時半ごろには引き上げることにした。この大雨も晴天続きの昨今の植物には恵みの雨といったところだろう。早朝の太陽と月、雷雨の競演でした。

カワセミ幼鳥  暑い日に元気

この時期、どこの川や池に行っても元気なのはカワセミとそれを見に行くバーダー。暑い陽射しのなか鳴きながら川面を飛び交っているカワセミの子供たち。

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カワセミは元気なわけである。常にきれいな水が流れる川に住む魚などを、上から覗いて狙って獲っているので、人間でいえば毎日行水をしているようなものである。

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そんなことをいうと、「冬は寒いんだよ」と言われそうだが、澄んだ川に飛び込むブルーのその姿は良く似合う。真夏の暑いときは羨ましいかぎりの光景である。

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この池の止まり木にやってくるカワセミは、早朝に一回、その後6時半ごろに一回来たきりでその後9時になってもやってこない。それを待っている身も考えてほしいものである。

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その間は、コサギやカイツブリ、バン、カルガモ、アオサギなどである。時々上空ににぎやかに集団でやってくるのはオナガ達である。さらに上空では猛禽類のきりっとした飛翔姿。

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このオナガも良く見ると、中にはまだ頭の真っ黒になっていない幼鳥たちの姿も混じっている。こちら側の大きな樹木でうるさく鳴いていたかとと思うと、次々と池を越えて反対側の森の中へと飛行訓練である。

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対面の森の樹木の上から顔を出した太陽の光は容赦なく照りつける。じっとしていても額から汗が流れおちる。今日のカワセミは、ダイビングやホバリングなどのサービスが悪いので陽が昇りきる前に引き上げることにする。

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