野鳥たち

  • オオソリハシシギ
    野鳥たちの表情を表現できればと思っていますがショットが精一杯。

花たち

  • 姫扇
    気の向くままの足跡を紹介します

風景

  • 常陸海浜公園
    一期一会の心に残る風景

淡島の一日

  • 淡島から見るサンセット
    奈良の帰りに淡島に一泊。夕日と富士山がきれい。露天風呂から正面に富士山が見える。

四国・四万十川の旅

  • 金比羅宮
    2008年5月の連休の四国四万十川の旅

« 太陽と月  多摩川の東西の空 | トップページ | キセキレイ  清流に遊ぶ »

ホシゴイ  夜ガラスの子

早朝の多摩川で、雲間に東の空の朝焼けを見ながら鳥見をして、大栗川の土手沿いに上流へと歩くと、川にかかる橋の先、水の流れの真ん中にあるコンクリートの塊の上に水鳥のシルエットが見える。

_7151_edited1

        川面を見つめるホシゴイ

ホシゴイである。7月にもう少し下流でみた個体と同じだろうかと思いながら見てみると、あの時より少し成長しているように見えるので、たぶん同じ個体がここを生息地にしているらしい。

_7169_edited1

幼鳥がいるなら親のゴイサギもいるだろうと淡い期待を持ちながら、早朝の河原を歩く時、目をみはって水草の中や樹木の枝の中などに注意しているのであるが、なかなか期待通りにはいかないものである。

_7186_edited1

        魚をとるホシゴイ

ゴイサギは、頭上と背中が紺色で顔と首体下面は白いので、緑の木々の葉の陰にいても比較的わかりやすいが、ホシゴイは全体が褐色で背面が星模様になっているので擬態色のように見える。

_7204_edited1

名前の由来は古い、ゴイサギは漢字で書くと「五位鷺」と書く。それをたどると、「平家物語」までさかのぼる。故事ではいろいろな説があるが、要は醍醐天皇に五位(貴族の階級のひとつ)を与えられたから「五位鷺」なのである。

_7288

ホシゴイはその幼鳥で背面が星模様をしているので「星五位」といわれている。魚の世界での出世魚で名前が変わるのはよく聞くが、野鳥で幼鳥時代に固有名詞を持っているのは珍しいのではないかと思う。

_7287_edited1

        飛翔するホシゴイ

さすが、天皇に階級をもらった親鳥を持つ子供は特別扱いなのだろう。世が世ならば、土手の上から見下ろしてレンズを構えたりすることは、厳罰ものかもしれないと思うと、平成の世の中に感謝するところである。

_7361_edited1

       獲物を狙うホシゴイ

醍醐天皇の勅命に素直に従い捕らえられて、「五位」を授けられたため「ゴイ」のつくサギ仲間の元祖となっているが、夜騒がしく鳴くこととその鳴き方がカラスに似ていることから夜ガラスとも言われている。この個体が無事にこの河原で「ゴイサギ」に成長した姿を見ることを楽しみにしたいものである。

« 太陽と月  多摩川の東西の空 | トップページ | キセキレイ  清流に遊ぶ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ホシゴイ  夜ガラスの子:

« 太陽と月  多摩川の東西の空 | トップページ | キセキレイ  清流に遊ぶ »