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2012年11月

タヒバリ  名はヒバリでもセキレイ類

吐く息も白く肩をすぼめて歩く寒さも、上流に向かって歩いているうちに陽が昇り、背中にあたる太陽の光で暖かくなる。陽のぬくもりの有り難さというところだろうか。

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         タヒバリ

順光なので、目の前に野鳥が現れると姿、形がきれいに見ることができる。それに引き換え、通り過ぎた後に鳴き声が聞こえると逆光になる。その時はシルエットでしか姿が見えないので判別に苦労する場面である。

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 空の青さを映して流れる多摩川の斜めになった護岸壁にタヒバリの姿が見える。タヒバリは地面を歩きながら昆虫やクモのほか雑草の種子なども食べる。稲の借り入れが終わった田んぼや畑でよく見かける姿である。

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 セキレイの仲間なので尾羽を上下に振りながら、草原の種子をひろったり、斜めに設置されたコンクリートの護岸壁の間に落ちている餌をついばんでいる。

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堤防の上を歩いて近づいていくと、飛び立っては反対側の岸の石の上に降りて様子をうかがい、しばらくするとまた、こちらの岸辺に渡ってくる。どうも餌はこちら側に多いらしい。

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姿はヒバリに似ているが、冠羽がないのがヒバリと違うところでビンズイに良く似ている。ビンズイは木ヒバリと言われて林の中で生活するが、田ヒバリはビンズイと違って林の中には入ることはないといわれている。

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        セグロセキレイとタヒバリ

河原にはいつもいるが、すばやく逃げるのであまり追いかけたことはない。今朝は他の鳥たちがあまり姿を見せないので、しばらくの間観察してみた。尾羽を上下に振りながらセグロセキレイと並んで歩く姿を見ていると、やはり同じ仲間なのだと実感したところである。

オオジュリン  葦原の足元から

多摩川の多摩市側の護岸工事が大規模に行われており、鳥たちも居場所が少なくなっているのでその姿も少なくなっている。たまには反対の府中市側の多摩川の河原を歩いてみることにした。

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橋を渡り石段を降りて河原に出ると、橋脚には早速チョウゲンボウの姿が見える。早朝の少女野球のグランドの端を通り、葦原の中の獣道の踏み後を歩く。最近は少年野球ではなく、長い髪の女の子がおそろいの帽子にユニフォームで掛け声も勇ましく練習中である。

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両側の葦は背丈よりも高く、穂先は真っ白でふわふわとして風になびいている。枯れ草を踏む足音に驚いてか数羽の野鳥が飛び出す。歩を進めるごとに野鳥たちが飛び出していく。ホオジロかオオジュリンか良く見ないと見分けがつかない。

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飛び出して逃げる前に姿が確認できるように、注意深く見渡しながらしばらく歩くと、葦原を抜け視界が広がる。対岸から見ているだけの府中側の河原は、実際に来て見ると野鳥たちが好む草木の実が所狭しと立ち並んで、ちょうど食べごろのように茎は枯れて実を結んでいる。

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目当ての鳥が好む草の実が豊富なので、かなりの期待感を持っているがその姿は見えなく鳴き声すら聞こえてこない。

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草の実が豊富な葦原を避けて、大小の石ころのある河原を葦原が見えるように廻りこんで歩く。集団で採餌しているのはスズメとカワラヒワ。歩く先を一定の距離を置いて飛び立っては舞い降りてくる。

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セイタカアワダチソウや葦の穂が並ぶ草原に足を踏み入れると、飛び出して来たのはオオジュリンである。オオジュリンは葦原の中を歩きまわり、葦の葉鞘をむいて、中に隠れている昆虫を捕らえて食べている。

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足音に気がついて飛び出すと、葦の茎に器用に止まって周りを見渡している。様子を見てからまた違う葦の茎へと移動していく。オオジュリンのオスの夏羽はあまり見たことはない。いつも冬羽になってからであるが、来シーズンは黒い頭をみたいものである。

お目当ての鳥には出遭えなかったが、餌になる草木の実がたくさんあるのでいつの日かは遭遇することもあるだろうから、足まめに通うしかなさそうである。

多摩川   幻想的な夜明け

アカウソを追いかけて公園通いが多かった今月、久しぶりに早朝の多摩川に足を運んでみた。寒さのせいか鳥たちの姿も土手沿いを歩く人もいつもよりすくない。

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身震いがするような冷え込みの朝、吐く息が白くなる季節になった。多摩川土手を走る人たちの吐く息も白くリズミカルに見える。

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久しぶりの公園は堤防の改修工事が始まっており、鳥たちが休んでいた数多くの木々も切り倒されて、重機が入って土を掘り返しコンクリートの護岸壁が所狭しと並んでいる。

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陽が昇り始める東の方向を見ると、多摩川の川面が一面の靄で幻想的な雰囲気である。一瞬温泉場にでも来たような光景であるが、足元の草の葉には白く霜が降りてすっかり冬景色である。

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水面の温度より空気中の温度が低くなっているのでこういう現象が起きるのだろう。明け方にかなり大気温が下がったようである。

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しばらく多摩川の流れる方面の川面の靄を楽しんで、ここにカワウの集団が雁行陣で飛んで来たら絵になるなと思いながら、上流の鳥たちを期待して霜の降りた土手の草葉を踏みしめて川上へと歩を進める。

クロジ  黒いホオジロ類?

雨雲が通り過ぎた午後遅く、薄日も見え始めたので公園の散策に向かう。雨あがりの公園には人影も少なく、野鳥の鳴き声が樹木の間に響き渡る。

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聞きなれないきれいな鳴き声は、ソウシチョウかなと思いながら森の中の散策路に入ると、下草の中から「ジェッ、ジェッ、ジェッ」という地鳴きが聞こえる。

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なかなか姿は見せてくれないが藪の中にいるのはソウシチョウのようである。お腹の赤いウソに遭いたくてカナムグラの実がたくさんあるところでしばらく待つことにした。

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声は聞こえど姿は見せずで、深い曇り空の下目を凝らしていると目の前の小枝に姿を見せたのは、クロジである。

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枝から草の実のある藪に降りると、草の実を食べはじめるが警戒心が強くすぐ藪の影に隠れてしまう。

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いつもであれば、犬の散歩やジョギングの人たちが頻繁に通るところなので、なかなか出てこないが、雨上がりの人気のない環境下のせいかじっと待っていると周りを警戒しながら顔を出す。

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アオジかなと思っていたのはどうやらクロジのメスのようである。クロジの若鳥のペアーなのかと勝手に解釈して観察している。

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静かにしていると、「クッ、クッ、クッ」という懐かしいルリビタキの鳴き声が聞こえてきた。いよいよルリビタキも揃って冬鳥全員集合となったようである。今年の冬はいろいろ出遭いがたのしめそうである。

アカウソ  フィーフィーと口笛のような声

日増しに公園のモミジの色が鮮やかになっていく散策路。アップダウンのきつい公園の散策路を朝に夕に歩くと、いつも決まった餌場にウソの群れがいて、嘴いっぱいに草の実をほおばっている。

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        アカウソ オス

今朝は、草むらではなく目の前の木の枝に止まってくれたので、下からウソのお腹がよく見える。頬と喉の紅さもきれいだが胸から腹にかけて淡い紅色の姿。待鳥のアカウソである。

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しばらくのあいだ木の実を食べていたが、森の奥の方へと姿を消してしまった。時間的にも制限があったのでその場は家に戻り、夕方再度公園の広場へ足を運んでみた。

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        ムラサキシキブの実を口いっぱいに

陽はかなり西の空に傾いているが、枯れ始めたつる状の草木に覆われたフェンス越しに水場があり、野鳥たちが集まる場所なので覗いてみる。しばらく観察していると、ヒヨドリ、シジュウカラなど数羽の鳥たちが水浴びを終えて羽繕いをしながら周りを見回している。

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秋の夕暮れはつるべ落としと言われるので、暗くならないうちに公園を一回りしようと木道に足を踏み入れると、数羽の野鳥が視界を横切り目の前のムラサキシキブの樹木にはいった、「フィーフィー」という鳴き声が聞こえる。

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枝が揺れているのでしばらく見ていると、顔を出したのは頭と嘴が黒く頬と喉が紅色のアカウソである。小枝の間を移動しながら、ムラサキシキブの実を啄むのに夢中である。

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時々顔を出しては、樹木の中に入ってしまう。たまに覗かせる顔を見るとメスも数羽いるようで、2組みのペアーが夕食中というところである。

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         アカウソ  メス

お仲間の話によると、もっと胸部と腹が赤いベニバラウソらしきものもいるという情報もあるので、これもまた楽しみである。まだ遭えぬ出遭いを楽しみに野鳥を追いかけながら歩を進める夕暮れの公園散歩である。

ウソ  旺盛な食欲

朝晩の冷え込みが厳しくなり、朝の気温が10度を下回る日が続く。そのせいか公園のモミジも色がつき始め、陽の光を受けて裏側から見ると、赤と緑のコントラストが際立つ。

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いつもの公園にも例年になく数多くの鳥たちが姿を見せている。その中でもウソは長居をしているようである。

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例年だと、春先に桜の芽が膨らみ始めた頃にやってきて、ウメやモモ、ソメイヨシノのつぼみを摘み取ってしまうので、ときには害鳥扱いされることもあるはずなのに、今年は様子が少し違う。

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旺盛な食欲でムラサキシキブの実を食べ尽くしたかと思ったら、今度はつる状の植物のカナムグラの実を食べている。嘴に草の実をつけて大きく首を伸ばしてほおばっている。

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そのせいか食後の小枝に止まってじっとしている一休みの光景を見ていると、その姿は丸々とふっくらとしており、いかにも植物の実を食べ尽くしているといった感じを受ける。

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カナムグラはクワ科の植物でつる状になっているので、潅木などの木々に巻き付いている。ウソもその実をとるには、実に飛びついたり首を長く伸ばしたりしながら苦労をして食べている。

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だから食事中は全身をファインダーに収めるには、草のつるや葉が邪魔になり、苦労をするが、この草の実はどこにでもたくさんあるので、しばらくのあいだはこの公園にいてくれるだろうと思う。

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今日も狙いはアカウソであったが、それらしき姿には出会うことができなかった。次回の楽しみに引き上げることにした。

モズ   早朝の多摩川

最近の陽の出は日増しに遅くなってきている。ここ多摩川では6時半頃になってやっと光がまぶしくなってくる。

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朝夕の冷え込みが厳しくなって来ているので、堤防の上を歩いている足元から下の草むらは靄で一面の雲海のようになり幻想的な雰囲気を見せる。

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雨上がりの後のその光景は顕著で、枯れ草についた太陽の陽の光に輝く水滴とともにダイヤモンドのようにキラキラと光る。

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久しぶりにオオタカの姿でもと、勇んで早起きをして河原を歩く。膝から下がびしょぬれになるが、今日はしっかりと長靴を履いているので安心である。

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いつもの河原の草の多い広場には、朝陽を受けて小高い樹木の上にいるのはモズである。モズも小さな猛禽類といわれているので、しばらく観察をする。

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周りに狙いを定めて狩をしているようであるが、何か虫を口にくわえている。昆虫を捕らえたようである。

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東の草木の上に逆光でシルエットが映るのはホオジロの姿。順光で観察できるように太陽を背にして西の方向に歩いてみる。姿を見せるのは、ツグミの群れとカワラヒワの群れぐらいだろうか。

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上空にはトビが三羽、気流に乗って輪を描いている。その姿を目で追っていると西の空からきびきびと飛翔するハイタカが一羽。頭の上を通過して朝陽に向かって姿を消してしまった。

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オオタカ狙いで足を向けた今日の多摩川では、期待はずれであるがモズを小さな猛禽とみなして、次回に期待しながら多摩川の河原をあとにした。

ツグミ  冬鳥の代表格が到着

柿の実が赤くなり、葉が落ちるようになるとツグミの姿が多くなってくる。そしてどこでも鳴き声が聞こえるようになってくると、冬鳥が揃ってきたなと感じる。

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公園の帰り道、ススキの白い穂が風になびいている坂道を登ると、目線の高さに落ち葉が風に舞う中にツグミの姿が見える。

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脚を揃えて地上を飛び跳ねるように歩き、胸を反らせたポーズで立ち止まる姿は、今年の晩春に見た光景である。

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いよいよ冬鳥たちが顔を揃えたというところである。近づいてもすぐに飛び立って逃げるわけでもなく、ぴょんぴょんと動いては距離を保っている。

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歩く方向に動いていく、私の歩くほうが早いので最後は飛び立って近くの葉が落ちた横枝に止まって胸を張ってあたりを見回している。

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この公園ではシロハラも到着しているので、ツグミ3兄弟の残りはアカハラである。まだ姿は見ていないが近いうちに出会うことだろう。

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空を飛ぶ鳥と、地上を歩いている人間の出会いであるから、その確率は非常に低い。そんな中で、結構新しい鳥たちとの出会いが多い人がいるが幸運というか強運というか羨ましいかぎりである。

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やはり自分の鳥に関する知識と足と目で、出会いの機会を作るしかないのだろう。行動の習性、鳴き声、好きな食べ物とその時間帯など。やはり「果報は寝て待て」というわけにはいかなそうである。

ウソ三昧  ふっくらとしたバラ色の頬でほんとうの話

午後からは雨が降るという週末の空模様。雨が落ちてくる前に一万歩を歩こうと、低く垂れさがる黒い雲の下をいつもの公園にむかって歩く。

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時々、黒い雲間から白い雲が顔を出して薄日も見え、期待を持たせてくれるのだが、そよ吹く風は冷たく風邪気味の鼻をグスグス言わせながら、紅葉が始まった散策路の歩を進める。

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風に舞い落ちる樹木の葉が、野鳥の姿に見えることもありキョロキョロとしながら足元を確かめ、落ち葉や小枝、どんぐりなどの木の実を踏みしめて歩く。

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時折落ちているどんぐりがつぶれる音が、ポンといって足裏に心地よく響く。一言でどんぐりといってしまうが、形や色大きさでいろいろのどんぐりがある。

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そもそもどんぐりの木も、アラカシやシラカシ、ミズナラ、コナラ、カシワ、クヌギなどがあり、栗やクルミの実を除くとそれらの木の実をどんぐりとひとくくりにしているようである。

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どんぐりにしてみれば、それぞれの主張があるのだろうがそれを人が認めてくれないようである。そんなところから、「どんぐりの背比べ」などの言葉が生まれているのだろう。

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公園の高台から階段状になった散策路を下っていくと、どこからともなく[フィー、フィー」という鳴き声が聞こえる。周りを見回してみると、前方の高い木に数羽の野鳥の群れが見える。良く見ると、ウソの集団である。

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高い木の上で、まだ膨らんでもいない木の芽を突いている。「私の近くに来れば美味しい草の実があるよ」(これはウソ)と言ったわけではないが、目の前を通過した二羽が近くの草のつるが生い茂った藪に入った。

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しばらく体を動かさないでじっとして目で探してみると、目の前に姿を現して、木の枝に絡まった草の実を食べ始めた。食欲旺盛で嘴いっぱいにほおばっては、廻りを見ているが警戒心は薄れている。

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400mmに1.4のテレコンを付けているが近すぎるので、それをはずし構える。レンズの焦点合わせの限界ぐらいである。ウソにとっては、私の姿を木偶の坊と思っているのか無視状態である。

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おかげさまで、ウソの朝食風景をゆっくりと観察することができた。時間も忘れてファインダーを覗いていると、冷たい雨がパラパラと落ち始めてきた。

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ずぶぬれになる前に家にたどり着けるように早めに引き上げることにした。この次はアカウソとの出遭いを期待したいものである。因みに今朝は13、497歩の記録である。

メジロ   ムラサキシキブに埋もれて

鳥たちが好物にしている木の実に、ムラサキシキブやマユミの実があげられる。なんとなく女性の名前がつく木の実が多い。最近姿を見せ始めたウソが大好物だというので、ウソ狙いでムラサキシキブの近くで待つ。

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しばらく待つと数羽の鳥の群れが現れる。これは待ち鳥来たりと勇んでカメラを構えるが、ファインダーに写ったのは、目の縁が白い黄緑色のメジロの群れである。少しがっかり気分で眺めている。

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メジロとシジュウカラの混成群が通過して行った後に、「こんなにムラサキシキブがあるのに」とウソに教えてやりたいほどであるが、この心相手に通じずで、待てどもあらわれる雰囲気はない。

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メジロはそんなに好物でもないのか滞在時間は短かった。多分一日ここにいればウソに遭遇することもあるかも知れないが、それもできないので他の公園へと足を向けた。

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バーダーにとっては、鳥たちの食べ物の好き嫌いを知ることは、鳴き声を聞き分けることと共に重要な要素になるので、これもしっかりと勉強したいものである。「人生生涯勉強」「我以外皆我が師」である。

モズ  鳴きまね名人?

モズの高泣きは、多摩川を歩いているとどこからでも聞こえてくる。たいてい高い木の上を見るとその上に止まって鳴いているのが常である。

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河原に突き出した大きな木の枝にトビの姿を見つけて、近づいてその動きを観察していると、目の前にモズのメスらしき姿。

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月見草の枯れ枝に止まって高鳴きである。モズは漢字で書くと「百舌」と当てられている。これは他の鳥の声をまねることから言われているようである。

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あまり他の鳥をまねた姿を見たことはないが、よく言われていることなので鳴きまね名人なのかも知れない。他に物まねをする鳥では、最近目立つのはガビチョウである。

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ガビチョウは、繁殖力もすごいが鳴きまねをするいたずらもまたそれ以上である。私などは従順な性格なので、時々だまされることもある。

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人をだますよりもだまされている方が罪がないだろうと思うが、心の中ではそうでもない。鳥たちの鳴き声をもっと勉強して、だまされないように聞き分けることができるようになりたいものである。そして鳥の鳴きまねをできるようになったら面白い展開があるかなとも思う。

トビ  とんびの俗称が目の前に

正式にはトビと言うが日本の猛禽類の中では一番親しみやすく、一般には「とんび」といわれて、身近な猛禽類である。

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鳴きながら高い空を飛んでいることが多いが、あまり羽ばたかず、上昇気流に乗ってゆっくりと帆翔している姿を見ることが多い。

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他の猛禽類だと目の色を変えて、飛翔する姿を追いかけたりするが、トビの鳴きながら輪を描くように飛ぶ姿は、カメラを向けるというより、郷愁を感じながら目で追っていることが多い。

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そんなトビが、多摩川の河原の草原に立つ大きな木の横枝で背なかを向けている。最近のお仲間の写真に、トビの川魚の狩りの瞬間がきれいに写されていたが、ここでもと淡い期待を持ちながら、背後から迫ってみた。

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ハイタカなどと違って警戒心は薄く、かなり近づいても振り返るだけで平然としている。目の前の多摩川には、カワウや大サギなどが群れているので、川には魚がたくさんいることだろうと思う。

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どちらかというと、トビは死んだ魚などを狙ったりしているので、ダイビングをして魚を捕る姿はあまり見たことが無いので、そんな場面を想像しながら草むらに腰をおろして待ってみることにする。

カワセミ  久々のコバルトブルー

きれいに澄んだ湧水池を泳ぐ大きな鯉の姿を護岸のコンクリートの上から眺めていると、目の前を「チーッチーッ」と鳴きながら飛んでいくカワセミの姿。

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池の突きあたりにある斜めに突き出した止まり木に止まって、池の中を覗き込んでいる。しばらく眺めるとダイビングをしたが、獲物は採れず枯れ枝の端に止まる。

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見られているのを意識しているのか、空振りのダイビングを隠すためなのか、羽づくろいを始めた。天気もいいので餌を捕るより水浴びのつもりなのだろうか。

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それにしてもカワセミの姿をまともに見るのは、ひさしぶりである。清流の宝石といわれるコバルト色はいつ見てもきれいである。

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鳥見を始めて数年になるが、カワセミは私の原点である。きっかけはこのカワセミのヒスイ色に魅せられたからである。

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最近は、都会の川の水もきれいになり、カワセミがどこでも見られるようになったので、うれしい限りである。きれいなブルーと鋭い嘴いつ見ても絵になる野鳥である。因みに500系新幹線のノーズデザインは、カワセミの嘴がヒントだということである。

カワラヒワ   飛ぶと翼の黄色が目立つ

マヒワの群れが姿を見せなくなって、多摩川の河原に集団で飛んでいるのはカワラヒワである。名前の由来は単純で、河原にいるヒワからきている。

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全体に緑褐色で肌色の嘴と翼の黄色の部分が目立つが、飛ぶとM字型に切れ込んだ尾羽と翼の黄色が特に目立つ。

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早朝のジョギングや犬の散歩などたくさんの人が行きかう多摩川の土手の上から、河原の草原を見下ろしていると、枯れた草木の実やまだ青々とした草の実に集まっている。

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河原に降りる人が近くを通ると、一斉に飛び立っては高い木の上に避難して、しばらくするとまた降りてきて夢中になって採餌に没頭している。

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今年の冬鳥は姿をみせるのが早く、例年より種類も多いように感じる。近くを野鳥の群れが飛ぶと、何か新しい鳥類かと期待しながら思わず双眼鏡で確認してしまう。

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先週からの風邪気味の体調も回復してきたので、これからの寒さに負けないでまだ見ぬ新しい冬鳥たちの飛来を待っているところである。

チョウゲンボウ   公園で空を仰ぐと

早朝散歩の多摩川を後にして、いつもの公園に向かう。足腰を鍛えようと最近は特に自分の足で歩くようにしている。

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早朝の散歩では4000歩ぐらいしか歩いていないので、公園をくまなく歩くことによって目標値の一万歩を達成したいと思う。

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公園への道の両側の街路樹の唐カエデも赤く色づき始めた。太陽の光を受けて裏側から赤い葉を見るとその赤が際立って見える。

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まだ緑の葉がある中で、真っ赤になっている葉がひときわ目立って秋たけなわを告げているようである。歩道のアスファルトの上に落ちたどんぐりの実を靴底で踏みつぶして歩くとその感触が心地良く足裏に伝わる。

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公園をひとまわりして、高台にある木でできたテーブル付きのベンチに腰をおろして、青い空を見上げていると、その青い空に、白い羽を広げた鋭い飛翔は猛禽類である。

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近くの高い木の天辺に止まり、その重みで枝が左右に揺れている。器用にバランスを取りながら安定した位置を確保して、廻りを見回して狩りをしようと伺っているようである。

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飛びだしをうまくファインダーの納めようと準備をしていると、ちょっと目を離したすきに鋭く飛びだして、近くの畑の畦にいた鳥類を捕食したようである。

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すぐにカメラを準備したが間に合わなく、その姿は脳裏に焼きつかせるしかなかった。それにしても素早い行動である。

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その姿からチョウゲンボウのオスの成鳥であるが、春先に巣立った雛チョウゲンボウはその後どうしているのかと思いだした昼下がりの公園での鳥見風景である。

ハイタカ   多摩川河原を歩く

冬鳥たちが例年よりも早めに到着してバーダーを喜ばせてくれている。やはり今年は山には鳥たちの餌が少ないのだろう。

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それとも4,5年前にやってきた野鳥たちが今年は多く姿をみせていると聞くので、その周期に入っているのかとも考えると、今年は結構いろいろな出遭いを楽しめそうである。

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陽が昇り始めた多摩川土手に着くと、堤防の下にある桜の木の葉がかなり色づいてきている。今週からはそろそろ、いろいろな落葉樹が葉の色を変えて我々の目を楽しませてくれるのだろう。

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まだ緑が残る河原の草原を、人の踏み跡をたどって背丈もある草木を分けて歩く。早朝なので順光になるように東の空を背にして、河原を西に向けて鳥の鳴き声を聞き分けながら歩を進める。

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野鳥の木々を飛び渡る姿を追ってみると、多いのはシメの集団とカワラヒワの群れである。時々聞こえるのは、モズの高鳴きとジョウビタキの鳴き声である。

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高い木々の間を機材を担いで背を曲げながらくぐり抜け草原の広場に出ると、ホオジロがススキの白い穂に止まって口を大きく開けて囀っている。

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河原の土手のところにある大きな木の枝に何か猛禽類の姿が見える。少し近づいてみるとハイタカのようである。

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時々首を回してその鋭い目で後ろを警戒しながら、朝食の獲物をさがしているようである。狩りの名人(鳥)は、後ろ姿にも何かその凛々しさを感じさせるような気がする。いつの日かその狩りの瞬間をファインダーに納めたいものである。

十月桜  公園の片隅で狂い咲き?

早朝の公園の駐車場の片隅に「ジュウガツザクラ」の木があり、これから満開になる。紅葉が始まるころに咲くので紅葉と桜が同時に楽しめる光景である。

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この駐車場は8時45分に開場になっているが、管理人の人がいつも7時半には開けてくれるので、助かっている。

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頭の中の構想は、ジュウガツザクラの木に野鳥が止まってくれたらと考えているのだが、なかなか自分の思うようにはいかないのが世の常である。

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それでも、一日この桜の木の前にいたら何かしらは止まってくれるかもしれないと思うが、そこまではできないで素通りしてしまう。

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公園をひとまわりしてきたが、鳥たちも少ないので早めに引き上げようと公園の駐車場にもどってくると、目の前の「ジュウガツザクラ」がきれいに花開いているので、望遠レンズからマクロに変えてファインダーを覗く。

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このジュウガツザクラは4月上旬ごろと10月ごろに年2回開花するといわれ、春の方が花は大きいといわれている。花は十数枚で花弁の縁が薄く紅色になる。晩秋に咲く桜は少し幻想的である。

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このように秋から冬にかけて咲く桜のことを、このジュウガツザクラも含めて総称して冬桜というようである。因みにジュウガツザクラの花ことばは「純潔」「精神美」である。眺めているとそんな感じもしなくもない。

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ちょうど渡りの時期も終わり、紅葉の季節になる。静かな公園の片隅に咲くジュウガツザクラと共に、これから見られるだろう色づく木々の葉と、移動してくる冬鳥を期待して、狂い咲きとも言われるこの季節の桜を眺めながらそれを待っている。

ジョウビタキ  賑わい始めた河原

 早朝は一枚余計に着込んで行かないと少し寒い昨今であるが、陽が昇り暖かくなると上着を脱いで歩くような、いわゆる小春日和というところである。

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         ジョウビタキ  ♀

雲一つない日本晴れの多摩川からは、山の頂に雪を被った富士山の姿がきれいに映る。朝晩の冷え込みが続き、堤防沿いの桜の木の葉も色づき始めている。

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               なぜか元気なメス

土手から見下ろす河原の枯れた草木には、ジョウビタキのメスが数羽。草の実を食べながら、尾羽をふり縄張りを宣言しているのか同じ仲間が近くに来ると追いかける姿がある。

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土手の反対側の桜の木の枝には、同じくジョウビタキのオスの姿、これも「ヒッ、ヒッ、ヒッ」と鳴きながらお辞儀の様な姿をして、やはり縄張りを作ろうとしているようである。

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       ジョウビタキ  ♂

 長い旅をしてきたせいか、こころなしか姿が細いような気がする。これから春先までここに定住して鋭気を養うことで、少しふっくらとしたジョウビタキの姿が見られるだろう。

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        遠慮がちなオス

 ジョウビタキのオスが餌の豊富な河原の草木のところに飛んでいくと、メスはそれを追い返そうと追いかける。オスは土手を超えて桜の木の枝に戻ってくるが、メスはしばらくの間ホバリングをしながら威嚇しているようにみえる。

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 ここでは何故かオスが弱々しく、メスが強いように見受ける。一見弱そうに見せてメスを持ち上げる作戦なのか、鳥の世界も人間の世界と同じような傾向なのかと思うのは私だけだろうか。

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それぞれ縄張りが決まると、人家の庭先や公園などに良く現われるようになる。縄張り争いをしている時が、鳥見族にとっては数多くのジョウビタキに出逢うことができるチャンスなのかも知れない。

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       ジョウビタキ  ♀

 樹木の葉が紅葉して落ちるとともに、黒とオレンジの冬鳥たちの数が増えて、また一つ鳥見の楽しみがふえていくのである。

ベニマシコ  今年も赤い鳥

冬鳥たちが続々と姿をみせている。多摩川にもベニマシコの赤い顔が見えた。昨年はたくさんのベニマシコが来たが、オスがいないとか、あれはオスの若だとかいろいろな議論がされた。

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        ベニマシコ ♂

今年は、そういう心配をさせないように、成長した赤い顔のベニマシコが姿を現してくれた。陽が昇った暖かな多摩川土手で好物の餌をついばんでいる。

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この河原は日増しに冬鳥たちでにぎやかになってきた。ジョウビタキのメスとオスも忙しそうに飛び回っている。旅疲れかやや痩せて見えるジョウビタキのメス。でも元気である。

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ベニマシコもオスとメスが近くにいて、メスは幾分体が大きいように感じるがおとなしい感じである。しばらく草の実を食べていたが、オスとメスがそろって他の餌場へと飛び去って行った。_5542_edited1

今年は、冬鳥がたくさん飛来するような感じがする。山の餌が不十分なのか、あの夏の連日の暑さで植物の成長が悪いのか、今年は早目の冬鳥たちの飛来である。

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気候は寒くはなるが、これからは鳥見の本番である。風を引かないように注意してまだ見ぬ鳥たちとの出会いを楽しみにして早朝の散歩を欠かせないこの頃である。

公園の鳥たち  静かな公園を歩く

キビタキもすでに旅立ったのか、公園をひとまわりしてみると、いつもの静かな公園の風景である。時々ジョウビタキの鳴き声、アカゲラ、ヒヨドリ、シメといったところでしょうか。

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         エナガ

ベンチに腰をおろして樹木の間を眺めていると、シジュウカラとエナガ、ヤマガラの混成軍がにぎやかに移動してくる。

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なかでも可愛いのはエナガである。あのクリッとした目と餌を捕るときの逆さになったりする行動が愛らしいのである。

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見ていて飽きないが、とにかくチョコマカと良く動く。そしていつの間にか他の木々へと移動していってしまうのである。

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        モズ

公園内は巡回しているようで、数時間するとまたやってくることがある。同じ集団かどうかは定かではないが、良く見かける。

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       ウグイス ?

五賢堂から樹木の間を飛び交う集団はシメのようである。その声に混じってシロハラの鳴き声が聞こえる。今シーズン初めての鳴き声である。姿も見つけることができたが、まだ高い木の上である。

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もうシロハラも到着したんだと思いながら、のんびりと散策路を歩いていると、見慣れぬ姿の緑褐色、鳴き声は聞こえなかったので判断に悩むが、ウグイスだろうと思う。

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本音は渡り期のムシクイ類かなと期待しつつ、ウグイスにはしたくないのですが、どうでしょうか。この季節はこんな出遭いを期待しながら、のんびりと公園を歩いているところである。

マヒワ   可憐な黄色の冬鳥

朝晩の冷え込みが厳しくなってきた。今朝の天気図は西高東低の冬型の気圧配置で、河原に吹く風も冷たい北寄りの風である。

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河原ではマヒワの姿は見られなくなった。餌としていた月見草の種子を食べつくしたのだろうか。話では多摩川の下流にマヒワの群れがあらわれたとのことである。今年はマヒワのあたり年なのだろうか。

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久しぶりにいつもの公園を歩いてみた。何か新しい鳥が来ているのではないかという期待感で寒さも忘れる足取り。陽が出てくると、上り下りの多い公園は歩いていると、汗がにじんでくる。

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高台の眺めが聞くところから周りの木々を見ていると、数羽の鳥の群れが見える。良く見えないので、双眼鏡でのぞいてみていると、数十羽の群れが、目の前の葉に色が付き始めた柿の木の枝に止まる。

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良く見ると黄色い羽のマヒワである。柿の木では餌にならないのか、早い動きで隣の木に移り地面に降りて餌を探している。集団で動いていくのでなかなかファインダーにうまく収まってくれない。

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もう他に行ってしまったと思っていたマヒワが、まだこの公園にいてくれたことに感謝して、しばらくの間楽しませてもらった。

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