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2013年7月

オオバン  ここでも親子で

野鳥たちの子育てから巣立ちがどこでも行われている。暑い暑いといいながら毎日を過ごしているがもう7月も終わりになる。

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夏と言えばセミは欠かせないが、今年はセミの抜け殻を見ることが少ない。いつもなら早朝に歩く散策路の樹木には、必ずセミの抜け殻が茶色く光って残っているはずだがあまり見かけない。

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ハスの花が咲く池には水鳥たちが、暑さをしのぐように水面をスイスイと泳いでいる。それを待つ私は、照りつける陽射しに額から流れおちる汗をぬぐいながらファインダーをのぞく。

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親鳥の後をついていくオオバンの幼鳥は、まだ白い嘴になっていないが、体はかなり大きくなってきている。親に見習って池にある蓮の廻りをひとまわりしながら、水草を食べている。

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オオバンは非繁殖期には群れでいることが多いが、このように繁殖期や子育ての時期には縄張り意識が強く、家族で固まっていることが多い。この子も元気で一人前になって大群で再会したいものである。

セッカ幼鳥  多摩川河原で

昨夜の雷雨でせっかくの隅田川の花火も途中で中止になってしまい残念だったが、それでも東京オリンピック招致花火の五色が見られたのでよしとしよう。

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 そんな大雨の後の河原は、草木に大粒の水玉が付いており、それをかき分けて歩くと腰から下のズボンはずぶぬれになってしまう。

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 幸いゴム長靴にはきかえての散策なので足元は助かるが、歩くのも大変である。雨上がりの河原には太陽の光が照りつけ、額からは汗が滴る。草木の葉に付いた露は陽の光できらきらと光る。

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上空ではセッカの鳴き声がにぎやかである。突然「チャッチャッチャッ・・・」というセッカの鳴き声が頭上で聞こえる。普段と違って小刻みに大きく鳴いて低いところを飛び回っている。警戒の鳴き声である。

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よく見ると親鳥の警戒の鳴き声の下には、セッカの幼鳥が捕食訓練と飛翔の練習をしているところであった。

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 ひらひらと飛んでは葦の下に降りて餌をくわえて上ってくる。口にくわえているのはカマキリの子供のようである。頻繁に捕食してくるので、カマキリの巣を見つけてそこを狙っているのだろう。_3479_edited1

 枯れた葦の穂の上に止まってはそれを食べて、弱々しい飛び方でまた近くの茎に止まって下に降りていく。その様子を見ていると、「危険なおじさんがいる」と言わんばかりに親鳥が大きな鳴き声で子供に警戒心を教えている。

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セッカの幼鳥は、ひたすら餌を捕っては葦原の中を飛んでいるが、全く警戒心もなくカメラを向けているすぐ前に止まったりする。鳴き声もまだ一人前ではない。

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落ち着きはなく忙しく飛び回ってはいるが、遠くに行く気配は全くない。親鳥はそれでも心配らしく遠くの葦の枯れた穂先に止まって見守っているようである。

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こうしてセッカも成長していくのだろう。たぶん来週辺りは、一人前になり上空高く大きな声で鳴きながら縄張りを宣言しているかもしれない。この巣立ちの時期はどこでも幼鳥達の活発な危なっかしい行動が観察できるので興味深い。

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腰から下はずぶぬれになったが、セッカの幼鳥のひたむきな採餌行動と、飛行の努力の姿を見ることができた。太陽も高くなり暑くなってきたので、無事に独り立ちできることを願いながら河原を後にした。

スズメ   人と関わりをもつ身近な鳥

 猛暑日もなくなり、夕方には夕立が降るようになって早朝の空気は過ごしやすくなってきた。多摩川の河畔を大栗川の合流点から浅川の合流点まで鳥を探しながら歩いてみる。

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三月の終わりまで行われていた河川工事が終わり、土砂むき出しの河原がすっかり雑草に覆われ緑一面になっている。

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緑にはなったもののかなりあった河原の樹木がないので、鳥たちの隠れ家にならない。河原の大きく育った草木の高い幹に雀たちの集団が止まっている。

日本の雀の個体数は減少傾向にあるといわれて久しいが、目の前にはたくさんの雀たちの姿である。

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2007年の雀の個体数は1990年に比べて半減したといわれている。実感としても雀の姿は以前より見かけることは少なくなったような気がする。

因みに、2008年の日本の雀の成鳥個体数は約1800万羽と推定されているが、これも定かではない。マクロの数字はともかくこの河原にはたくさんの雀たちである。

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 雀は昔から歌や民謡、民話、俳句などに登場して、人間とは身近な関わりをもつ鳥である。春から夏にかけては稲の害虫を食べるので米農家にとっては益鳥として認められるが、刈り取りの時期になると実った稲穂を食べるので害鳥になってしまう。

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そうかと思うと焼き鳥になって酒のつまみになったり、また仙台の伊達藩では「笹に雀」が家紋になっており、お祭りなどでは雀踊りなども見られる。

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普段は振り向きもしない雀であるが、鳥のいない時期はじっくりと観察ができるし、人ととの関わりについて調べると一番身近な鳥の一種であることが分かる。これを機会にさらに雀と人との関わりや慣用句なども勉強してみようと思う。

シジュウカラ幼鳥  多摩川土手で

夏は暑いものだと分かっているが、それにしても暑い毎日である。熱中症に気をつけながら炎天下の多摩川土手を歩く。

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強い陽射しに額に手をかざしながら鳥の姿を追ってみるが、いつもの留鳥たちの姿が見えればよい方である。

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立っているだけで額から汗が流れてくるので、ペーズリー模様のバンダナを頭に巻いて一万歩を目指す。

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すると目の前のスッと伸びた小枝に、若々しい野鳥が一羽飛んできて止まった。シジュウカラの幼鳥である。

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もうすっかり一人前の姿であるが、喉元に見える黒いネクタイがまだきちんとむすばれていない。忙しそうに嘴を動かして虫をとっているようであるが、成果はいまいちのようである。

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それにしても暑い。最近の地球温暖化現象で、日本の気候が亜熱帯気候のようになって四季のメリハリが無くなっていくのが気がかりである。日本の素晴らしい四季の移り変わりは変わらないでほしいと思うこの頃である。

続トンボ   成長する稲の葉陰

 最近は決まって夕立が多く、そのおかげで翌朝は涼しさを感じる。早朝の田んぼのあぜ道を歩くと、成長する稲の葉に止まっているトンボたちが飛び出す。

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        シオカラトンボ ♀

遠くに飛んでいくわけではなく、葉先に夜露をためた稲の緑の葉先に止まってじっとしている。餌をとっている風でもないので、まだ眠っているところを邪魔されたという感じである。

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それとも鳥たちの朝食の時間になるので、それを避けているのかも知れない。歩いていくとたくさんのトンボが飛び出すが、また葉先に止まっては静かにしている。

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子供のころは、トンボの王様はオニヤンマでなかなか子供にはつかまえることができなかった。今こうして見ていると、簡単に虫網があれば捕まえられるのにと思う。

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子供と言えば、英国ではロイヤルベイビーが生まれた。ダイアナ妃問題などでいろいろなことがあった英国王室には久々の明るい話題である。

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自然界の生物たちも、そろそろ子育てが終わって雛たちが一斉に飛び立つ時期である。弱肉強食の自然界の中で、無事に元気に育って一人前になってほしいものである。

トンボ  飛んでいるものは何でも

久しぶりに猛禽にでも出遭わないかと思いつつ多摩川の土手を歩いてみた。早朝から陽射しは厳しい。

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        コシアキトンボ

河原には、最近少なくなったといわれている雀の雛たちが、大きくなった草の幹に集団でとりついている。足音に敏感に感じて川向うの草むらに消えてしまった。

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額から落ちる汗が目に入るので、湧水池の日陰でしばしの休憩をとる。池の中には大きな鯉の背びれ、水面にはスイスイと走るアメンボウの姿が見える。

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その上を忙しそうに飛んでいるのはトンボたちである。去年はこの時期にはギンヤンマがペアーで飛んでいたが、今年はその姿は見えない。

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その代わりに飛んでいるのは、コシアキトンボである。ちょうど腰の部分が白くなっていて腰がつながっていないように見える。

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対岸では、この暑さでウグイスの鳴き声。いつまで鳴いているのだと言いたいところであるが日本三鳴鳥である。そこへ目の前を横切ったのはカワセミ、久々の飛翔姿である。

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鳥の少なくなった多摩川、飛んでいるものはトンボでもファインダーに納めてみよう。毎年夏場になるとトンボの名前を覚えるようになる。これもいいことかもしれない。

カイツブリ  水鳥は涼しそう

空を飛ぶ鳥を見て人間がなぜ空を飛べないのだろうと、疑問を持って空を飛べるようになったのは飛行機の発明である。

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ライト兄弟による初飛行からすると人間も空を飛べるようになった。水鳥のように水の上をスイスイ泳げるようになりたいと思った人は何を発明したのだろうか。

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目の前をゆっくりと泳ぐカイツブリは、見るからに涼しげである。水上をスイスイと泳いでいるようであるが、水面下のカイツブリの足はフル回転である。

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それでも見た目には涼しげに映る。暑い夏は水鳥になって水中をもぐったり、川面をゆっくりと泳いだりできたらいいだろうなと思う。

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鳥に言わせれば、人間は空を飛んだり、水中を泳いだり、地中にもぐったり、なんでもできるではないかといわれそうである。

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鳥たちは天敵から逃れて子孫繁栄するためにいろいろな生き方をしているのである。人間の天敵とは何なのだろうと考えさせられる夏の一日である。

コアジサシ  涼を誘うダイビング

梅雨あけ10日といわれ猛暑日が続いたが、ここ二、三日は朝夕が少し過ごし易くなってきた。早い梅雨開けに驚いたセミたちが急いで地面から姿を現したようである。

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最近はアブラゼミの声も聞こえるし、夏の主人公ミンミンゼミの鳴き声も混じっている。その上、夕方になると「カナカナカナ・・・」とヒグラシの耳に心地よい声も聞こえるようになった。

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夏本番の池のほとりで、姿を見せないヨシゴイを待つ間、頻繁に目の前で水中ダイビングをしているのはコアジサシである。

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上空を「キリッキリッ」と鳴きながら大きく旋回しているかと思うと、瞬時ホバリングをした後は真っすぐに水中にダイビングをして小魚を捕らえている。

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飛び込みのダイナミックさは見ていても気持ち良くいかにも涼しげである。一発で必ず捕らえてくるものと、何度も挑戦しているものがいる。

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それにしても、あの高さから嘴にくわえられる小さな獲物をよく捕らえられるものである。名ハンターである。

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このコアジサシも周期的に池の上空を飛び回っているようで、ある時間になるとすっかりいなくなることもある。その時は対岸の近くで盛んにダイビングをしている。

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魚が回遊しているのか、魚のいる場所が決まっていて水面近くに上がって来る時間が周期的に決まっているのかで、鳥たちはそれを追いかけているのだろう。

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グローバル化した世の中、これから成長が見込める東南アジアやアフリカへの日本企業の進出が相次いでいる。鳥も人間も同じであるが、生まれつき鳥瞰の目をもっている鳥たちの方が有利なのだろうか。

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目の前で次々と繰り広げられる水中ダイビングを見ていると、炎天下ではあるが一服の清涼感をを感じる。コアジサシになって飛びこんでみたい心境である。

ツバメ  緑一面に黒い飛翔

田植えも終わって短い梅雨で夏の水瓶を心配するようなこの頃、すっかり成育した緑一面の田んぼに出かけた。

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あわよくば、緑のじゅうたんの様な田んぼの苗の間から茶色の頭のアマサギが顔を出してくれるのではないかと期待しながら、水が勢いよく流れる田んぼのあぜ道を歩く。

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田んぼの上を飛んでいるのは、「ピィーピィーピィー」と鳴きながら鋭い飛翔をみせるツバメである。

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虫を取っているのか緑の稲の頭をかすめるように飛んだかと思うと、上の方に上がってはまた降りてくる。同じような飛翔を繰り返しているように見える。

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広い田んぼも全域に渡って所狭しと飛び回っているようだ。田んぼの中を覗くとトンボや蝶などかなりの小さな昆虫類は居る。これらを狙っているのだろうか。

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時折ホバリングの様な姿も見せるが、ツバメのそれは行動が素早い。縦横無人に飛び回るツバメの飛翔姿を追いかけるのもなかなか難しいものである。

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カメラがデジタル化されてからは、いろいろなことをカメラがやってくれるのでその操作のスキルを身につければいいが、これもなかなかたいへんである。

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数多く失敗をすることにより技術を磨きあげることができるが、先人に教えてもらうことも上達の早道である。

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いずれにしても現地に出向いて、体験することが成功の秘訣かもしれない。失敗は成功の元ともいわれる。暑さに負けないで三現主義を積み重ねよう。

ヨシゴイ  ハスヨシを狙って

季節的にもどこでもハスの花がきれいに開いてきたので、ハスの花とヨシゴイをテーマに早朝から張り切って貯水池へ出掛けた。

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        ヨシゴイ ♂

比較的早く着いたにも関わらず、すでに多くの同好の士の姿。陽はあまり強くなく撮影には絶好の日和である。

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待つこと2時間、対岸からこちらに向かって飛んでくる「待ち鳥」の姿を発見。準備をして待つが、手前には来てくれず反対側のハスの花の茎がたくさん立っている中に入ってしまった。

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少し風もあるので、大きな葉を付けたハスの茎も揺れている。そのせいでヨシゴイの動きもつかめないで姿を見せるのを待つばかりである。

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足指でハスの茎をつかんで歩くので、静かなときはハスの茎が大きく動くと葉が揺れるので居場所が分かるのだが、本日は風がそれを邪魔している。

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ハスの花の間から顔を出すのを待っていると、他の方角から低く飛んできた1羽が水上に浮かんでいるスイレンの葉の上に降りる。

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日本で最も小型のサギ類ということで体は小さく、水上に浮かぶスイレンの葉の上を伝い歩きをしして小魚などを取っている。

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スイレンの葉と葉の間を飛ぶようにして渡っては、首を低くして獲物を探している。時々足を踏み外して水中に落ちたりするが、体は小さく見えるが、羽を広げるとかなりの大きさに見える。

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外から見ると黄褐色で保護色のようにあまり目立たないが、翼は初列風切と次列風切は黒く飛翔時にはそのコントラストがよく目立つ。

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時々水草のうえを大きく羽を広げて飛んで移動するが、その時は黒い部分がきれいに見える。忍び足のようにゆっくりと歩きながら、水中を見て素早く嘴を突っ込んでは小魚を捕らえてたべている。

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朝は蕾だったハスの花も大きく開いてピンクの花と緑の葉がきれいになってきたので、花の近くに来てくれないかと思いながら、ヨシゴイの移動方向を見ているが、思うように動いてくれない。

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しばらくすると下流方向へと飛び去ったので、本日のハスヨシはあきらめて家路につくことにして、上りの坂道を後ろ髪惹かれる思いで振り返りながら池を後にした。

メスグロヒョウモン  鳥の少なくなった公園で

熱帯夜の明けた早朝の公園を歩いてみたが、鳥たちの声や姿がめっきりと減ってしまった。鳴き声が聞こえるのは、ヒヨドリとウグイス、大きな声のガビチョウぐらいである。

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      ダイミョウセリとオカトラノオウ

それでも何か姿を見せてくれるのではないかと、太い木の角材でできたベンチに腰をおろして公園の鬱蒼とした緑の中で、鳴き声に耳をすませその姿を探してみる。

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      メスグロヒョウモンとオカトラノオウ

姿を現したのは期待する鳥ではなく、目の前を飛んでいるのは蝶々である。ひらひらとゆっくりと飛びながら、一面の緑の中にひときわ目立つ白い花に止まっては、翅を休めては花の蜜を吸っている。

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白い花は、「オカトラノオウ」で漢字で書くと「岡虎の尾」と書くらしい。名前の由来は、垂れ下がった白い花穂を虎の尻尾に見立て、丘に自生するのでこの名前がついたといわれる。

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名前は少し立派でこわそうであるが、尾に見える部分は白い小さな花が集まって花穂を作り上げており、それが同じような形で曲がっているのである。

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鳥たちが少なくなった夏の公園は、まぶしい太陽、生い茂る緑で昆虫たちの活躍する季節になってくる。

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森の林にはカブトムシやセミ、涼しげに水が流れる水辺にはトンボ、草むらにはバッタやキリギリスとほとんどの昆虫がでそろってくる。

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そういえば、野鳥たちの鳴き声が少なくなって静かになった公園の森では、何故かセミの鳴き声が耳につくようになってきた。今のところまだニイニイゼミだけであるが、アブラゼミ、ミンミンゼミの声が聞こえると夏本番である。公園散歩を継続して季節の移り変わりを楽しむことにしよう。

コチドリ  幼鳥も元気に

多摩川河原を歩くと、本流の大きな流れの向かい側の岸辺にコチドリの家族の姿が見える。

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水に浸る石の上や、緩やかな水たまりの中を歩いては嘴で餌をとっているようである。上空はるか上の方にはトビが輪を描きながら旋回している。

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しばらくすると、トビが上流の橋の袂まで降りてきては旋回するようになった。双眼鏡でコチドリの家族を覗いていると、コチドリの鳴き声が変にあわただしい。

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すると突然のトビの急降下である。まさかコチドリを狙ったわけではないだろうが、コチドリの家族はけたたましい鳴き声と共に一斉に飛び立ってバラバラに逃げた。

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多分、トビは近くの魚を狙ったようである。狩りは失敗だが、目の前の出来事をファインダーに納めるには、余裕がなく脳裏に焼き付けるだけであった。

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トビが飛び去ると、しばらくしてコチドリの親が1羽戻ってきて、その跡を追うように1羽のコチドリの幼鳥が戻ってきた。何もなかったかのように川の流れに嘴を入れては餌をとっているコチドリたちである。

ホオジロ   目立つ囀り

 多摩川土手から中洲に降りて、足場の悪い大きな丸い石ころがごろごろしている河原を歩くと、「一筆啓上つかまつりそうろう」と鳴くホオジロの鳴き声が目立つ。

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大体が目立つ場所で鳴く鳥なので、あたりを見回すと居場所はすぐにわかる。近くの低木の天辺で大きく口を開けて囀っている。

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季節の渡りの時期には、たくさんの鳥達が通過するのでそちらの方に気を取られていることが多いが、その季節が過ぎて野鳥たちの姿が少なくなってくると、地味な留鳥たちをじっくりと観察することができる。

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それにしても河原に照りつける陽射しは暑い。曇り空ではあるが薄日が射して、額からはじわじわと汗が流れそれが目に入る。

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さらに眼鏡に汗がついて見にくくなるので、バンダナを額に巻いて炎天下での奮闘である。それにしては、成果がホオジロだけですか?贅沢を言わないで歩く早朝の多摩川河川敷である。

ハクセキレイ幼鳥  多摩川支流で

この時期になるといつもの多摩川でも野鳥たちの姿が極端に少なくなる。鳴いているのは、葦原から聞こえるオオヨシキリの声、その上空を忙しく飛び回っているのはセッカである。

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        囀るオオヨシキリ

「ヒッヒッヒッ・・・・」と鳴きながら飛んでは、降りてくるときには「チャッチャッチャッ・・・」と鳴いては縄張り宣言をしている。

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       セッカ

久しぶりに多摩川土手を歩くと、本流に流れ込んでいる支流の川べりにハクセキレイの幼鳥が数羽遊んでいる。

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      ハクセキレイ幼鳥

近づくと、一斉にバラバラの方向に飛び去ってはまたすぐに戻ってきて、虫をとっているのか上の方を見てはジャンプを繰り返している。

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       ハクセキレイ幼鳥

顔立ちは一人前になってきてはいるが、歩く姿や虫取りの格好はまだまだ子供の姿のままである。

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        ハクセキレイ幼鳥

草が大きく育った河原へ足を向けると、対岸の川岸の水の流れが被る石の上には、キセキレイの幼鳥が尾羽を上下に揺らしながら、羽繕いなどをしている。

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     キセキレイ幼鳥

どちらも幼鳥なのでまだ翅の色は薄くてはっきりしていないが、暑さにも負けずに元気に動き回っている。

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      キセキレイ幼鳥の飛翔

毎日のニュースでは、この連日の暑さで熱射病の患者の数が報道されているが、そうならないように気をつけながら、多摩川散歩を続けたいものである。

オオタカ幼鳥   猛暑に負けないで

連日の猛暑日亜熱帯の気候の中、熱中症に気をつけながら炎天下の幼鳥達を追いかける。

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       暑い!

どこに行っても幼鳥達が元気だ。ちょうど巣立ちの後で、親鳥の持ってくる狩りの獲物をじっと待っているオオタカの幼鳥の姿が暑い陽射しの差し込む大きな樹木の横枝に見える。

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朝食の終わった満腹感からかあたりを見回しているだけで、動こうとする気配がない。幼鳥もさりとて、親鳥の飛来を期待して待っているが、その姿はなかなか見せてくれない。

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森の中の背の高い樹木の比較的下の方のそれぞれ別の枝に、3羽のオオタカの幼鳥の姿がある。3兄弟という感じで、大きさから長兄、二男、末っ子というイメージである。

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しばらく待っていると、お腹が空いて親鳥の餌が待ちきれなくなったのか、隣りの枝に飛び出し、地面に降りて朝の食べ残したと思われる獲物の残りを食べ始めた。

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両足で踏ん張って鋭い嘴で、白い骨の間に残る赤い肉を思い切りちぎっている。嘴の先は黒いので、遠くから見ていると口元の白さと好対照である。

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時々鋭いまなざしで廻りを警戒しながらの餌との格闘後、近くにある切り株のお立ち台に立って満腹感のポーズをとった後は、水場の方向へと飛び去って行った。

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       お立ち台にて

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オオタカの親鳥の姿を待ってみたが、なかなかその姿が見える雰囲気はない。空模様を見ると一雨ありそうな雲が出てきたので早々に引き揚げることにして、後ろ髪惹かれる思いで公園を後にした。

アオゲラ   巣立ち雛の子育て中

週末になると雨も降らずに暑い日が続いていたので、そろそろ梅雨開けになるかもしれないと思っていたら、簡単に梅雨開けになってしまった。

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平年より15日も早いという梅雨開け、梅雨開け10日といわれるが、外はうだるような暑さになっている。この分だと今年の夏は水不足の心配もしなければならないだろう。

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そんな熱帯夜の明けた早朝いつもの公園を歩いてみる。それでも朝はまだしのぎやすいが、東の空から陽が昇り始めると歩く額には汗がにじんでくる。

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水が枯れた池の少し残った水たまりに、シジュウカラ、メジロたちが水浴びでもあるまいが数羽来ている。それを見ていると目の前の松の木にアオゲラの姿。

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餌さがしのペアーと思われる2羽が木の幹に取りついて、鳴きながら上の方へとあがっていく。ちょうど時期的には子育て中なので朝食の準備であろうかと思われる。子育て頑張れというところでしょうか。

梅雨開けの公園   それぞれの朝景

関東地方の梅雨明けが発表された翌日の早朝、いつもの公園を歩いていると緑の濃い公園の森の樹木の間から、朝陽がレーザー光線のように夜露で湿った公園の道路を照らし始めた。

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その朝靄で煙る森の中を早朝ジョギングする人影が迫ってくる。逆光の中のその影は何か幻想的な雰囲気を感じさせる。時間と共に刻々と変わる景色ではあるが思わずファインダーに記録してしまった。

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7月7日は七夕である。公園にも願いを込めた短冊や飾りを付けた七夕の竹が二本立ててある。近づいて短冊の願い事を読んでみると、「絵が上手になりたい」「サッカー選手になりたい」「よい出会いがありますように」などいろいろである。

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子供たちの夢や、大人の願いなど流れ星の流れている間に三度唱えるとその願いがかなうといわれているが、どうでしょうか。梅雨開けの夜空の星に期待をしよう。

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梅雨が明けて雨の心配は無くなったが、暑い夏空が待ち構えている。梅雨前線を早く押し上げてくれるように太平洋高気圧が元気になってくれればよいが、まだ湿気の多い梅雨開けである。涼しい木陰でのんびりできるさわやかな夏を期待したいものである。

ツミ  その後、母は強し

公園でもたくさんの鳥たちの雛が巣立って、人慣れしたわけでもないのに警戒心もなく近寄ってくるものや、樹木の枝にも若々しい羽色の若鳥たちがにぎやかである。

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営巣中のツミのいる森に顔を出してみると、まだ動く姿は見えないが孵化はしたようである。遠くから眺めていたが、人の気配に気づいたツミのメスが大きな警戒の鳴き声と共にこちらに向かってくる。

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オスの狩りの餌を巣の近くの木の高いところに止まって待っていたようである。「ピョゥピョゥピョゥ・・・・」と鳴きながら低空飛行で迫ってくる。オスの留守の間を守る母の姿は人間のそれと同じかそれ以上のように感じる。「母は強し」である。

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雰囲気から多分3,4羽の雛が孵っているものと思われる。あまり刺激を与えないように早々に引き揚げることにした。

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昨年は、ちょうど雛たちの姿がよく見えるところに営巣してくれたので、巣作りから雛の巣立ちまでじっくりと観察することができたが、今年はそうはいかないようなので、元気に巣立つことを祈るばかりである。

ガビチョウ   季節構わず大声で

ホトトギスの鳴き声も大きいが、ガビチョウの鳴き声もそれに劣らず、どこでもいつでも季節構わずに鳴いている。

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あまり高くは飛ばずに、下草がよく茂っている藪がおもな棲みかになる。ペアーで動いていることが多く、ウグイスやキビタキ、サンコウチョウ、コマドリなどの鳴き声をまねることがある。

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今シーズンも多分、何種類かガビチョウにだまされて、その姿を追い求めていたかもしれない。とにかく繁殖力は旺盛で、この公園でもかなりの数を数えるようになっている。

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全体に茶褐色で、目の周囲が白く、眉状に後ろに伸びているのが特徴で、ちょうど白い枠の眼鏡をかけているような感じである。

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その姿が、「画眉鳥」(ガビチョウ)という名前の由来になっているということである。最近はスズメと同じでどこにでもいるのであまり振り向かないが、比較的鳥たちの姿が少ないこの季節、「特定外来生物」に指定されているガビチョウにスポットを当ててみた。

ウグイス  出遭いはまだ?

早朝の公園を歩いていると、森の中から聞こえるのは野鳥たちの鳴き声である。その中でも目立つのはウグイス。キビタキの囀りもかすんでしまう。

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        何故か足環が

三月ごろから囀るウグイス、同じところで鳴いているので多分同じ個体だと思うが、いまだに良き伴侶に巡り合うことができないのだろうか。

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公園の中でもいまだにウグイスが囀っているのはこの場所だけである。メスへのアピールのポイントは外見か声であるが、羽色はいわゆるウグイス色で地味である。

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後は声だけであるが、声は三鳴鳥といわれるようにきれいな声で囀っている。この季節になると誰もウグイスの姿を撮ろうという人はいないので、カメラを向けてみた。

ウグイスは、一夫多妻といわれるので次の繁殖相手を探しているのかも知れない。そうであれば余計な心配であるが、ホトトギスも托卵を狙っているので空き巣にしないように頑張ってほしいものである。

フクロウ  成長した雛

 夜明けと共にフクロウの森へと足を向けると、すでにお仲間が全員そろっている。緑の濃い若葉の高い樹木の上の方の横枝に幼鳥の姿。

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       ボクちゃんここだよ

少し前より翅の色が濃くなって白い産毛がすっかり取れて、子供らしくなってきた。顔つきをみると、まだまだやんちゃ坊主の顔をしている。

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       少し大人っぽく見下ろす

親鳥のように凛々しい顔つきになるにはまだまだ時間がかかりそうであるが、じっと親鳥の持ってくる朝食をまっているようである。これから休むので朝食というよりも夕食になるのかも知れない。

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       餌の受け渡し

背なかを向けているが、時々振り返って顔をみせてくれる。親鳥を待っているのか、我々の話し声が気になるのか廻りを見ながら頭を360度まわしている。

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しばらくすると、近くの木の枝へと移動をして姿をかくしてしまった。公園の樹木も緑の葉が生い茂っているので、そこに隠れたその姿を探すのは至難の技である。

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       覗きこむやんちゃ坊主

そのうちに大きな翅を広げて肢に獲物を捕らえた親鳥が現われて、近くの大きな樹木の枝に止まって雛の居場所を探している。

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       葉蔭から子を見守る親鳥

雛を見つけた親鳥は、餌をもってその同じ枝の横に止まり、獲物を子に与える。雛は待ってましたとばかりに、乱暴にも肢を大きく上げて親を蹴飛ばすようにして餌を確保している。

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      安心した親鳥

木の葉でよく見えないが、そんなやんちゃな雛に笑顔で餌渡しをしているようである。それにしてもこの公園には、モグラやネズミが毎日食べるほどたくさんいるものだと感心してしまう。

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お腹一杯になった子フクロウは、爪をといで目を閉じて仏陀の様な顔をして、夜明けと共に眠りにつくのである。

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       瞑想中

いつまでこのフクロウの子育てが公園で見られるか分からないが、「早起きは三文の得」で早朝の鳥見の微笑まし光景である。雛も大きく育って、また来シーズン遇えることを期待したいものである。

幼鳥たちが元気   いつもの公園で

春の渡りの鳥たちが通り過ぎたり、長居をして子育てをしたりと話題には事欠かない公園であるが、留鳥たちの姿を見ると巣立ち雛が成長して独り立ちを始めた。

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        シジュウカラ幼鳥

公園を歩いていて、樹木の間を移動する鳥たちの姿をよく見ると、体が小さく少し翅色の違う幼鳥たちである。

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        エナガ幼鳥

水場では、シジュウカラ、エナガ、メジロが集団で移動している。見るからに幼鳥であるが、しぐさは一人前に行おうと努力している姿が見える。

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       コゲラ幼鳥

水浴びなども枝の上から下を覗き込むようにして、水のある石の上に降りてくる。近くでガビチョウが水浴びをしていると、水たまりの端の方で水浴びする姿が可愛く見える。

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       メジロ幼鳥

また、ヒメジオンなどの草が多い広場では、ハクセキレイの幼鳥が親鳥の後を追いまわしている。

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       ハクセキレイ幼鳥

親の方は逃げるようにしているが、子供はしつこくその後を追いかけている。早足で逃げれば、飛ぶように追いかける。

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 餌をねだっているのか、甘えているのか、シジュウカラやエナガのようには独り立ちできていないようである。

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      エナガ幼鳥達

梅雨の晴れ間の公園では、新しい樹木の息吹きと共に、留鳥たちの雛の独り立ちが進んでいるようである。早く一人前になって次世代を担ってほしいものである。我が家の子供たちも。

ホトトギス  鳴き声は有名

ホトトギスは古くから日本人に親しまれてきた鳥である。戦国武将の性格のたとえ話に出てきたり、万葉集などにも多く詠まれている。

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鳴き方は「トウキョウトッキョキョカキョク」と聞こえる。夜明け前や夕方でもよく鳴き、飛びながら鳴くことがある。

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この公園では3羽ほど確認できるが、それぞれの縄張りがあるらしく行動パターンは、ほぼ同じコースを飛んでいるようにも見える。

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大きな声で鳴くので大体の場所はわかるが、どこの枝にいるのかはなかなかわからない。大きな声に惑わされているようである。

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比較的大きな樹木の高いところにいて、大きな声で鳴いてはまたじっとしている。羽繕いをしたり、ストレッチをしながら廻りを警戒して、間をおいて鳴き出す。

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しばらくの間静かなので、他に飛んだかと思うとそうでもなく同じところにじっとしていることが多い。

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この公園ではヒマラヤスギの天辺に止まることが多く、ここだと姿がよく見える。いつまでいるのかは分からないが、まさかここでウグイスの巣に托卵するのではないだろうかと思うが、どうなるかが楽しみなホトトギスの姿である。

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