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2013年9月

セッカ  ススキの穂先で

朝夕の冷え込みが厳しくなって秋らしくなってきた。ススキの穂も開き始め太陽の光に輝いている。

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そんな穂先にセッカが止まってくれた。河原の雑草が生い茂る草原に一段と郡を抜いて背丈の高いすすきがところどころに目立つ。

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二羽のセッカが追い掛け回して飛び回っては、止まるところは背の高いススキの茎である。夏のように大きな鳴き声は聞こえないが、季節感を出してくれる。

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この場所が気に入っているのか、飛び回っても遠くには行かずに円を描くように戻ってくる。そのおかげで移動しないでその姿を捉えることができる。

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 この場所は、春先の河川改修工事ですっかり地肌が出てしまったところである。半年で、林があった元の姿には戻らないが、すっかり緑の雑草地帯に変わってしまった。

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 「雑草のごとく強く生きる」という言葉があるが、まさしくそのとおりで石ころの間や、コンクリートの継ぎ目の隙間にも根を生やして、大きく育って花をつけたり、そろそろ実も付き始めている。

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 本当のところは、ここではセッカでなくノビタキを期待していたのだが、セッカが元気に遊んでくれた。その上、秋の七草の一つ「すすき」で秋を演出してくれたので満足することにしよう。

ウグイスの幼鳥  藪の中の地鳴き

 朝夕すっかり秋らしくなって涼しいというより寒いという感じである。少し足が遠のいていた公園に向かう。

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 朝陽が上り始めた公園は、森の樹木の葉は先日の台風の影響で落ちているところもある。そんな落ち葉を踏みしめながら公園の散策路の坂道をを、鳥たちの姿を探しながら登る。

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 最近の公園では、秋の渡りの夏鳥たちで賑わっていると聞いているが、なかなか渡りの鳥さんにはお目にかかれないのが現状である。

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 公園の一番高い広場からコンクリートでできた擬似木を並べた階段を一歩一歩降りると、背の低い藪の中からウグイスの地鳴きが聞こえる、

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 しばらくのあいだ足を停めてじっと耳を澄まして、声の聞こえる藪の中を覗いていると、小枝の緑の葉が揺れる。

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 そこにちょこっと顔を出したのはウグイスの幼鳥である。あの春先のウグイスの成鳥のさえずりからはほど遠い鳴き声と姿での登場である。

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 「チャッチャッチャッ」と泣きながら姿を現したが、動きが早くなかなかファインダーに収まらない。

その上、葉陰から姿を見せて藪の小枝を忙しく動き回る。ウグイスは春先のさえずりの時以外は、笹が茂る林を好み、藪に潜んで暮らしている。

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 この幼鳥が来年の春には、日本の「三鳴鳥」と言われる有名なさえずりで春を告げてくれるのかと思うと、無事に育って欲しいと願わずにはいられない早朝散歩である。

ダイサギ  見事な飛翔

 オオタカを待つ間手持ち無沙汰なので、目の前を優雅にのんびりと飛んでいくダイサギをファインダーに納める。

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 サギの仲間では一番大きく濃い緑の崖を背景に優雅に飛んでいく。鳴き声を聞いてしまうとがっかりするが、長い肢を真っすぐに伸ばし大きく翅を伸ばして、その飛んでいる姿はあこがれてしまう。

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 ダイサギの一番奇麗な姿は、目の前をゆっくりと大きく翅を伸ばして飛ぶ姿である。あくまでも青い空に白いダイサギ、緑の背景の白い飛翔姿がいちばんである。

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 川の流れの中で忍び足で獲物を狙う姿はあまり頂けない。獲物を見つけるとS字型に曲げた首を瞬間的に伸ばし、長い嘴で挟みとったり、突きさして捕らえる。

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 同じ忍び足でもコサギの魚を捕ったその姿はかわいさがあるが、ダイサギのそれはあまり絵にならないと思うのは私だけだろうか。

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 首の長いサギ類は、地上でもよく首をS字に縮めており、飛翔時も普通はその状態で飛ぶ。それでも大きく翅を伸ばしてゆっくりと飛ぶ様は、あこがれである。

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人間もあのように空を飛んで上空から下界を見渡したら、どんな発見があるのだろうと思う。いつの日か、ハングライダーにでも乗って空を飛んでみたらそんな夢が実現できるかも知れない。夢が実現できるように体を鍛えておこうと思うこの頃である。

モズ   高鳴きの季節

 多摩川の河原の葦原を土手の上から眺めていると、最近はセッカの姿は見えなくなったがそれに代わって元気なのはモズである。

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 いたるところでモズの高鳴きの声が聞こえる。見渡してみると、本流の岸辺に咲くキクイモの黄色の花をバックにポーズをとっている。

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 高い崖の上のオオタカを見たり、振り返っては河原のモズの高鳴きをきいてあげたりと忙しい。

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 目の前で葦原を飛び交っているモズにもレンズを向けてやらないと、この次に遊んでもらえないといけないので気を使う。

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 この合流点から下流を望むと、遠く東京都庁のツインタワーの間に太陽の光に白く光る東京スカイツリーの一段と高くそびえる塔が見える。

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 夏場はかすんでしまうのでなかなかはっきりと見える日は少ないが、これからの季節は空気が乾燥してくるので、よく見えることが多くなる。

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 東京スカイツリーは遠くからみることが多く、まだ展望台に上ったこともない。工事中に横十間川に映るタワーの姿を見たのが、まじかで見た東京スカイツリーである。

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 そろそろスカイツリーも空いて来ている頃だろうから、時間を見つけて東京スカイツリーに上り、その展望台からこの多摩川の合流点の流れを見つけて見たいものである。

オオタカ  対岸の梢に

早朝にオオタカの成鳥が対岸の一番高い木の梢に止まる。昨日は十分遅れで飛び立った後に河原に着いたので、早目に家をでた。

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今朝は少し早目に付いたので、東の空には横たわる雲間にある朝陽が、廻りを金色に照らしながら上るところを見ることができた。

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お目当てのオオタカは、6時少し前に対岸の崖の上の高い樹木を越えてやってきた。いつものお立ち台に止まったかと思うと、すぐに飛び立って左側の奥の大きな樹木の横枝に移動。

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多摩川の河原を一望できる樹木の高いところに止まって、獲物を物色している。河原の流れにはサギやカワウの群れが朝食中である。

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狩りの場面が見られるかどうか期待しながらの早朝の鳥見である。今年はオオタカのシーズンになって間もないがその出現率は高い。これからの季節が楽しみである。

セッカ幼鳥   多摩川河畔を上流へ  

 台風の後、連日の好天で朝夕の涼しい風は肌に心地よい。半袖では少し寒さを感じる早朝、多摩川土手を上流へ歩く。

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 陽が昇るにつれ太陽の光線は真夏のそれと変わりない。河原を眺めながら歩くと、台風でかなり増水した後が確認される。水で流されて泥で汚れた草木が横倒しになって下流に向かって倒れている。

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 川の水の流れも大きく変わって、今まで長靴をはくと渡れたところの本流の水量が増えて、水深が深くなっている。その上、流れる水は濁りもなくきれいな元の川の流水になっている。

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 草木が背丈が隠れるほど大きく育って、その中をかき分けながら土手道を上流にむかって歩く。久しぶりの川べりの散策である。歩く足元の先を飛び交うのは、イナゴ、バッタ類である。

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 大きなバッタは、鳥と間違えてしまうほどに大きく、さらに遠くまで飛ぶ。そんな中で一番多く飛んで出るのはセッカである。セッカも幼鳥が多く、まだ一人前に鳴けない鳴き声であるが、大きな口を開けている。

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 親鳥は足音を聞いて、歩く気配を察してか、草むらから飛び出すとかなり遠くまで飛んでしまうが、幼鳥はすぐ近くの草木に止まって、振り返っては廻りを見渡す。

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 一旦は草木の根元の方に降りるが、しばらく待っていると、また飛び出してきては茎の上の方に止まってカメラ目線でこちらを見つめる。

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 川の上流に向かって歩いているので、背中から太陽の光が当たる。セッカの飛んで止まる草木の位置によっては、光線の位置が難しい。あまり動くと警戒されて草木の根元の方にもぐってしまう。

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 台風の後の川の流れが変わった多摩川の、風景を見ながらの久々の早朝散策であるが、河原のコスモスも大きな蕾が穂先にある。すでに咲いている花もあるが、もう少しで満開になるであろう膨らんだ蕾が多い。セッカが開いた花に止まってくれればと思いながらコスモス畑を歩いた。

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 交通公園から四谷橋まで往復約一時間、一万歩の距離である。見かけた鳥たちは、カワセミ、カルガモ、コサギ、オオサギ、カワラヒワ、モズ、ヒバリ、イソシギ、カワウ、上空にはトビのペアーが旋回する姿。地上ではバッタ、イナゴはもちろんのこと、大きくはばたいていた久々の多摩川河畔である。

オオタカ幼鳥   久しぶりの多摩川で

台風の増水の後、多摩川の合流点には行ってなかったので、久しぶりの多摩川合流点河畔である。下流から上る陽の光で逆光気味の土手を歩く。

朝の涼しさは気持ちよく歩くピッチも自然と軽やかに早くなる。足元の草の葉に落ちた露でしばらく歩くと、すぐに履いている靴が濡れて中の靴下にしみ込んでくる。確か防水仕様だったような気がするが定かではない。

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      オオタカ幼鳥

いつものように早い時間にも関わらず、早朝のウオーキングやジョギングの人たちでにぎやかな合流点付近である。上り始めた太陽の光をさえぎるように、手を額に当てて対岸の崖にある樹木の枝に猛禽の姿がないかと探してみる。

本流では、サギやカワウが群れをなして飛んだり、一斉に河原におりて流れの中で魚を捕ったりと多摩川に住む鳥たちの朝食風景が見える。

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目当てのオオタカの姿は今のところ見えない。時々カラスが大騒ぎをするので、もしやオオタカが出たのではと注意を向けるがカラスの姿だけである。

午後になってそんなカラスの止まっている樹木の上空を、精悍な飛翔スタイルのオオタカの姿が見えた。翼は短めで尾羽が長いオオタカは、対岸の崖の上の一番高い木の横枝にとまった。

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よく見ると、体下面が淡黄褐色の幼鳥である。しばらくの間枝に止まって、「下から双眼鏡でのぞいているのは何をしているんだろう」、というような顔をして高いところから見下ろしている。

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その時に、突然目の前を通過したキジバトを追いかけだした。キジバトも必死で逃げ回る。ゴルフ場側に消えたかと思うと、こちら側に飛び出して対岸の崖の中腹を逃げ回る。

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見ていると、追いかけるオオタカ幼鳥の方が策がないように見える。数分の狩りの練習も軍配はキジバトに上がったようである。

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その後の狩りの相手は、アオサギ成鳥である。やんちゃ坊主のオオタカ幼鳥は、のんびりと飛んできたアオサギが、崖のこんもりとした緑の葉の多い樹木の天辺に止まって休んでいると、突然の攻撃である。

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アオサギは「ゴアー、クアッ、クアッ」と鳴きながら大きな翼を広げて逃げ出してしまった。これも見ていると、大人は子供を相手にせずと言う感じで、アオサギは貫録で勝っているように見える。

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いろいろなところにちょっかいを出しているところを見ると、よっぽどお腹が空いているのかなと思うが、オオタカ幼鳥もこのように試行錯誤しながら成長していくのかなと、食物連鎖の頂点に立つ幼鳥のやんちゃぶりを見ていた多摩川河畔の半日である。

ナツアカネ 真っ赤なトンボの打空産卵 

実りの秋、食欲の秋、スポーツの秋と言われるよい季節になってきた。スポーツの祭典オリンピックの2020年開催が決まった。

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前回の東京オリンピックは10月に行われたが、スポーツの秋としては気候的に一番よい時期であった。

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2020年の東京オリンピックは、7月後半から8月にかけて行われる予定である。地球温暖化で猛暑続きの夏場の開催でどんなオリンピックになることでしょう。

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たわわに実った稲穂が一面に広がる田んぼを歩くと、その上を飛び交うのはアカトンボである。稲穂にアカトンボは秋の風物詩にもなる。

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体中真っ赤なナツアカネがオス、メス連結して産卵中である。稲の茎に止まって長い間交尾をしたかと思うと、オスとメスが連結した状態で稲穂の上を飛び、飛びながら卵を落下させる。これを打空産卵と言うらしい。

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トンボの産卵で普通に見られるのは、水面で尾にある産卵管を水の中にちょんちょんと突いている姿はよく見かけるが、トンボの産卵には三種類あるとのこと。

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飛びながらするのを打空型、水面に産み付けるのを打水型、泥の中に産むのを打泥型の三種に分かれるとのことである。

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農薬の空中散布は聞いたことがあるが、打空産卵は初めてである。これからは、昆虫のことももう少し研究する必要があるなと、思った瞬間である。

キアゲハ   初秋に見る成虫

鳥を待っている川岸の花から花へとひらひら飛んでいるのはキアゲハ。4月から10月の間に何回か誕生するが、翅の状況から見て早い時期の成虫と思われる。

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土手に咲くまだつぼみのヒガンバナの花に止まっては、急ぐようにつぎのヒガンバナへと移って行く。

橙色のヒガンバナの蕾のどこから蜜を吸うのかは分からないが、花によってはゆっくりと止まって翅を広げたり閉じたりしている。よく見ると開き始めた花の先に細い口を差し込んで吸蜜しているようである。

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翅を広げた姿を見ると長い翅の先が切れているので、猛暑の夏を生き延びてきた活躍ぶりが想像できる。

キアゲハは成虫になるときれいな色をしている、幼虫はきれいな色ではあるが苦手である。基本的になんでも好き嫌いがないタイプではあるが、強いて言えば毛虫の類は好きではない。

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特にキアゲハの五齢幼虫は黄緑と黒のしま模様に変化して、黒色のしまの部分には橙色の斑点がのり、見るからにぞっとして背筋が寒くなる感じである。

その上セリ科の植物を好物としているので、ニンジン、パセリ、セリ、ミツバ、アシタバなどの植物にいることが多い。

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蝶になってしまえば追いかけもするが、子供のころは幼虫を見るとこわがって逃げたものである。蝶愛好家には失礼かもしれないが、成虫だけを楽しんでいる輩である。

トビ   気流を捉えるうまさ

猛禽類を含めて鳥たちは直線的に素早く飛か、波状にスイングして飛んでいる姿が多い。

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そのイメージで空を見ていると、のんびりと輪を描いてゆったりと飛んでいるのはトビである。

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腰までつかって鮎釣りをしている川の流れの上空を数羽のトビが旋回している。時々バトルをしながらでもその動きはのんびりとしている感じである。

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上空を旋回しながら高度をあげて行くが、その飛び方はうまく気流を捉えている省エネ飛行のように思われる。

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「タカ柱」といわれるタカ類の渡りの季節の現象は、この省エネ飛行術だといわれている。地表が太陽光線によって暖められことで発生する上昇気流に乗って旋回し上空へ上るタカの群れをいう。

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トビはこの「タカ柱」には含まれることは少ないだろうが、大きく輪を描くように飛んでいる姿や長時間ゆっくりと羽ばたいて滑翔するところを見ていると、気流の捉え方がうまい鳥なのだなと思うのである。

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       アオサギと共に

人の世界でも省エネといわれて、エネルギーはじめ衣食住に関してかなり定着してきたように思われるが、自然界を観察することによりまだまだその改善の余地があることを認識するこの頃である。

キセキレイ   久しぶり黄色のイシタタキ

 早朝の河原で水の流れの少ない岸辺の草むらを歩いていると、カワセミの飛翔と共にキセキレイが鳴きながら波状の形を描いて飛んできた。

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 黄色のセキレイはひさしぶりである。浅瀬の川底の岩盤が浮き出たようなところを、「チチンチチン」と鳴きながら尾羽を上下に振って歩いている。

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 歩くときに尾羽を激しく上下に振りながら歩くところから、別名イシタタキ(石叩き)と呼ばれることがある。子供のころはこのイシタタキという名前で呼んでいた記憶がある。

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 川の中を覗いては餌を探している。セキレイの中でも特に清流を好む鳥なので、上流の枝川や小さな河川にいることが多い。

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ハクセキレイやセグロセキレイなどよりも個人的には好きなセキレイの一種である。多摩川の本流でみることは少ないので、何故かわくわくするのでファインダーに納めてみる。

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今日も本命の姿は見えそうにないので帰途に就くことにする。振り返りながら上空を見上げてその影が現われないかと、夜露にぬれた草葉の土手をすべらないように用心しながら上る早朝である。

モズ   高鳴きが聞こえると秋

 稲穂がたわわに実って重そうに頭を垂れている田んぼのあぜ道を歩くと、イナゴやバッタがつぎからつぎへと草むらから飛び出してくる。

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 田んぼのあぜ道にある灌木の天辺にスーッと飛んできて止まったのはモズである。廻りを見渡した後、「キチキチキチキチ・・・・」と大きな声で秋の高鳴きである。

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 モズの高鳴きが聞こえると秋が来たなと改めて思う。広い田んぼを1時間かけてゆっくりと廻ると、いたるところでモズが縄張り宣言をしている。

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モズの大好物は、カエルやトカゲなどであるが、イナゴやバッタ類もそれに輪をかけて大好きな食べ物である。

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 これだけの数のイナゴやバッタなどの昆虫がいるこの田んぼは、絶好の狩場であり他の仲間に負けないように声だかに縄張り宣言をするわけである。

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 実は田んぼを歩いているのは、狙いは他の野鳥であるがその姿は見当たらない。細かく区切られた碁盤の目の様な田んぼのあぜ道を、たっぷりと水を張ってるその中に落ちないように歩くのはなかなか難しいものである。

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目当ての鳥は見つかりそうもないが、モズの「秋の高鳴き」を聞いて秋本番の感をさらに強めた田んぼの鳥見風景である。

キビタキ   秋の渡り

春先にも楽しませてくれたキビタキが、秋の移動でまた公園に立ち寄ってくれている。今年はこの公園で子育てをして山に向かったキビタキもいた。

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まだ蒸し暑さが残る公園へは、虫よけを万全に塗布して望まないと、顔といい腕から足から肌の出ているところはやぶ蚊の攻撃にさらされる。ひどい時は、うすい衣服の上からも攻められてしまう。

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そんな水場の夕暮れ、キビタキのメスが姿をみせた。まだ少し警戒心が強いのか水場の大きな木の上の横枝にとまったかと思うと、すぐに藪の中に戻ってしまった。

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しばらくの間待っているとまた同じところに姿をみせて、水場を囲む苔むした石の上に止まって廻りを見回している。

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さらに下の段の水のたくさんあるところに降りてくると、首を伸ばして廻りをキョロキョロとしながら水浴びを始めた。

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腰まで水につかって思い切り体を震わせて水を浴びる。水浴びが終わると近くの高い石の上に止まって、体を震わせて水気を切ると背後の森の中に姿を消した。

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キビタキのメスに夢中になっている間に、その上の樹木の横枝を見ると1羽の鳥の姿、少し陽が陰り薄暗くなっているので、レンズで確認すると黄色と黒のキビタキのオスの姿が見える。

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これもまだ警戒心が強いようで動きが早い。背の低い藪の中に入ってじっとしていたかと思うと、さっと水のあるところに降りて大きな石の陰で水浴びを始めた。

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その後にももう1羽のメスが姿をみせてくれた。この公園にもすでにかなりの夏鳥たちが、移動の中継地としてに入っているようである。鳥日照りが続いていたが、公園散歩での出遭いが楽しみな季節になってきた。

ミサゴ   悠々と飛ぶ出遭い

そろそろミサゴの季節になるかなと思いながら、台風予報の連休初日河原へと足を運んでみる。

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すっかり秋らしくなってきたが、台風の余波か湿気の多い暖かい空気に、少し歩くだけでいくぶん広くなった額から汗がにじみ出す。

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定番のバンダナで汗をぬぐい、鉢巻きにして汗が流れて目に入るのを防ぐ。河べりに腰をおろして、川面で遊ぶカイツブリを見ながらミサゴを待つ。

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静かな川の流れは、対岸の樹木や草木をその水面に映して、時々水中に潜るカイツブリが起こす丸い波紋だけが残っている。

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そんな川面を見つめていると、時々目の前の水面上を鳴きながら飛翔するカワセミが横切る。その静かな水面に映ったのは上空を飛ぶ猛禽類の黒い姿である。

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見上げると、頭部と体の下が白い待ち鳥「ミサゴ」である。上空を悠々と旋回しながら獲物を物色している。ホバリングを始めたらチャンスと狙って待つ。

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何度か旋回したが獲物が見つからないのか、時間的に満腹しているのか、大きく廻りながら上流の方へと飛んで行ってしまった。

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残念ながら魚の捕獲場面は見られなかったが、今シーズンの初めての出遭いができたのでその場面は次回に期待することにして、引き上げることにした。

ツマグロヒョウモン  久々の公園を歩く

少し涼しくなって、早朝の公園は秋の虫達の声が一段と大きく聞こえるようになってきた。今朝は、河原にばかり向かっていた足も公園に向いている。

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 早速日の出前の早朝の公園で出遭ったのは、それこそ久しぶりのコジュケイの家族、5羽の群れ。早速カメラを向けたが暗すぎるのか、シャッターがおりない。

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そんなことをしているうちに、藪の中に隠れた子供たちも一斉に谷戸の藪の中に消えてしまった。聞こえるのは小さな鳴き声だけである。

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そろそろ秋の渡りの夏鳥たちの姿が見え始めた公園の広場へと、上り坂を歩く。見渡す公園の樹木の実もそろそろ色づき始めた。

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渡りの鳥たちが南方への長旅の体力をつけるために、栄養補給をする木の実は十分にそろっている。完熟するにはまだ時間が必要であるが、どんな鳥たちに遇えるか楽しみである。

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廻りを見渡しながら歩く公園で木の枝が動くと、何かいるのかと一瞬緊張する。じっと双眼鏡で眺めて正体を確認すると、まだがっかりすることが多い。

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 そうこうしながら公園を歩いていると、鳥は見つからないが目の前をひらひらと飛ぶ蝶の姿。朝露の残る葉の上に止まってゆっくりと翅を開いたり閉じたりしている。

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ツマグロヒョウモンである。吸水作業中なのか葉の上に止まってなかなか動かない。いつもなら聞こえる鳥たちの声も今日は全く聞こえてこないので、ここで小休止である。

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 先日出遭った夏鳥の仲間が来ているかと期待しながら歩いてみたが、それらしき姿は見えない。今日はツマグロヒョウモンで我慢しようと、高台から下る公園の坂道で小一時間ほどの観察である。

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 秋の渡りの時期、公園での楽しみが始まる。先日発注しておいた「タカの渡りを楽しむ本」が届いた。着払いで届いたが、留守にしていたので、かみさんが払ってくれた。帰ってきたら、「立て替えて置いたけど、私からのプレゼントにするから」という言葉。

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       平身低頭感謝の気持ち

いつもこういう風に機嫌がいいと嬉しいなと感謝したところである。もし高価なレンズを着払いで頼んだらこのようには行かないだろうなと思いながら、やってみる価値はあるかなと顔色を窺っているこの頃である。

コサギ   見事な捕食

2020年の東京でのオリンピック・パラリンピックが決まって、何か日本が急に明るくなったような気がする。その決定の瞬間は、久々のオールジャパンの姿を見た気がする。株価も上がってきた。

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 前回の東京でのオリンピックは、日本の高度成長期を象徴するような勢いであった。今回も長いデフレから脱出して、当時と時代は大きく変わって来ているが日本の成長の牽引役を果してくれそうである。

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 そんな日本の季節も確実に秋に向かっている。日の出の位置もひところよりは東南に傾いてきた。多摩川で見ていると東京湾に流れる下流方向から陽が上るようになってきている。

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 サギ類の多い多摩川、コサギが早朝の捕食活動をしている。忍び足で浅瀬を歩いては、止まって足を前後に動かして魚やザリガニを追い出すしぐさ。

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 頭を下げて鋭い目つきでじっと川面から水中の獲物を見つめる。しばらく動きを止めて低い姿勢からすばやく頭を動かして嘴で魚を捕る。

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嘴には銀色に光り、なんとか逃れようと激しく動く小魚、尻尾の方をくわえているのでとり逃がさないようにしっかりとくわえ直すコサギ。

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 嘴の奥の方にだんだんと運んで行き、一気に呑み込んでしまう。満足そうにしていると、背後から仲間が襲撃をする。餌場の横取りなのか、縄張りの奪還なのか、激しいバトルである。

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バトルと言えば、オリンピックの招致合戦も激しい攻防だったのだろう、その様子を伝えるメディアは、日本のプレゼン力と、安心、安全、確実性がIOC委員に評価されたとどのチャンネルを見ても同じ報道をしている。

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 第一回目の東京オリンピックは子供のころテレビで観戦したが、女子バレーボール、柔道、体操、マラソン、レスリングなど大きな成果を上げた。7年後の二回目の東京オリンピックは東京都民としてこの目で直接スタジアムに足を運んで観戦したいものだと思う。スイミングクラブの子供たちが、「オリンピック選手になって金メダルをとりたい」と夢を語る姿を見ると、なおさらその感を強める。

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そのためには早朝ウオーキングとジョギングで足腰を鍛え、野山や河川で鳥を追いかけ、眼力をつけておきたい。

 日本丸の船頭さんもオリンピック招致で浮かれてないで、足元の原発、消費税、定数是正、行財政改革、独立行政法人改革などやるべきことをしっかり固めて、日本のこの勢いを失速させないようにしてほしいものである。

セグロセキレイ   顔が黒いセキレイ

河川の水辺で見るハクセキレイとセグロセキレイは見分けがつきにくいが、並んでいるとその違いがよくわかる。

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ハクセキレイは額から顔が白く、セグロセキレイとの違いはまず顔が黒いことである。早朝の川の流れの浅瀬の部分にセグロセキレイの2羽の姿が見える。

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セグロセキレイは一年中つがいで行動することが多いので、多分ペアーであると思う。セキレイ類の特徴で歩くときも止まっているときも、尾羽を上下に振る。

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また、飛び回るときは波状に飛ぶのが習性である。鳥の飛び方にはハトのように直線状に真っすぐ飛ぶ鳥と、ヒヨドリみたいに波状にスイングするように飛ぶ鳥の2種類がある。

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2羽で追いかけるように遊びながら飛んだかと思うと、降りては尾を振りながら水辺の昆虫の幼虫などを探して食べている。

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 時々顔をあげて正視するように廻りを見るが、岸辺の背丈ほどある草葉の陰で動かないで、じっと見ていると、すぐ近くまでやってくる。

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 いつもハクセキレイに混じっていることが多いので、ハクセキレイなどはあまり気に留めないで見ていることが多い。今朝のように改めてよく観察しているとその違いがよくわかる。

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 夏の間はこうして水辺の鳥を見に来ることが多いが、そろそろ公園にも移動する夏鳥たちが姿をみせる季節になるので、来週あたりからは公園にも足を向けてみようと思う。

イソシギ   海より川に多いシギ

 イソシギという名前からは、どうしても海岸にいる鳥ではないかと思うが、海辺や干潟にいるのはハマシギという。

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 磯というのはイメージ的に、砂浜よりも岩が多い海岸を連想させ、そこに打ち寄せる白く砕ける波を思い起こさせる。

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 なぜ川にいることが多いのにイソシギとよばれるのかは詳細は不明である。その昔は磯に多かったが、内陸の河川にすみつくようになったのかも知れない。

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 それにしても、休む暇もなく川の浅瀬の流れに嘴を突っ込んでは採餌に忙しい。ペアーなのか2羽が、あまり遠く離れずに同じようなところを歩きまわっている。

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 今日は目当ての鳥さんは待てどもなかなか姿を見せず、近くではセグロセキレイ、コチドリなどが同じように歩きまわっている。

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 駅で人と待ち合わせるのと違って、本などを読みながら待っているわけにもいかない。向こうから声をかけてくれることもなく、相手は空を飛びまわっている鳥である。

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 カワセミのように鳴きながら飛んできてくれると分かるのだが、うっかり目を離すと見逃してしまうこともある。常に廻りを見ながら、遠くても動いているものは必ずチェックをする。

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 これからはちょうど渡りの時期になるので、ひょっとしたら初物に出遭う可能性もある。そんな風に河原一帯を眺めながらの2時間である。本命とは出遭えなかったが、イソシギが相手をしてくれたので満足して引き上げることにする。

エナガ  シジュウカラとの混成群デビュー

ヒヨドリの鳴き声すら聞こえなくなった公園。聞こえるのはセミの声、それもアブラゼミ、ミンミンゼミの鳴き声が少なくなって最近ではツクツクホウシの鳴き声が多くなった。

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「ホウシーツクツク、ホウシーツクツク、モウイイヨ、モウイイヨ」と聞こえる。その鳴き声を聞いていると、猛暑はモウイイヨと聞こえ、季節の変わり目を伝えているようである。

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公園の樹木林の中を歩くと涼しい風は吹き抜けるが、坂道を上ると湿度が高いせいか額から汗が落ちてくる。

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全く鳥の声の聞こえない静かな公園の頂上の東屋の近くで一休みしていると、小さな鳥たちの姿が樹木の間に見え、「ジュリリ、ジュリリ・・・」という一人前にちょっと足りない鳴声が小さく聞こえてくる。

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 エナガとシジュウカラの混成群である。桜の木の枝から次の木の枝へと忙しく動き廻る。よく見ると幼鳥達の群れのようである。

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 エナガはそこそこに一人前の容姿になってきているが、シジュウカラはまだ胸の黒いネクタイがきれいに一本になっていない。

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心なしか、頭もまだざんぎり頭みたいで幼鳥らしいスタイルである。人間社会でもリクルートスタイルのスーツ姿が巷にあふれる時期があるが、そんな姿を連想させる。

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 そんなことを考えていると、いつの間にかエナガとシジュウカラの幼鳥混成群は他の樹木林へと姿を消してしまった。

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9月も中旬を過ぎるころになると、鳥たちの声とその姿でにぎやかな公園になることだろう。楽しみにこの公園に足を向けることにする。

トビ   ミサゴに負けない狩り

朝の涼しさと秋の虫の音、すっかり秋らしくなってきたので鳥たちの移動もそろそろかと、早朝から多摩川下流へと足を向けてみた。

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相変わらずのコサギやアオサギ、カワウがにぎやかである。空模様ももうひとつよくないが、すぐに雨が降る雰囲気でもない。

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猛禽の魚捕りを期待して待ってみるが、その姿は見える気配もない。それでも遠い曇り空から降りてくるのを待つ。

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そんな空に現われたのは、待ち鳥ではなくトビである。トビも流れる川の上をのんびりと気流に乗りながら飛んでいた。だんだんと高度を下げて、突然方向を変えてきた。

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頭上を通り過ぎ、水面近くに急降下して河原に降りるのかと思って見ていると、、浅瀬に足を伸ばしすぐに飛び上がり、獲物は小さいがその足にはしっかりと銀色に光る魚を捕まえていた。

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目の前の瞬間の出来事ではあったが、トビもなかなかやるものだと改めて見直したところである。そして、ミサゴにも負けない狩りをするトビの一面があることを見た思いがする早朝である。

コサギ   いろいろな表情

河原を歩いていて、何もいないときに楽しませてくれるのはコサギである。陽が高く上って容赦なく照りつける昼下がり、きらきらと光る水の流れで遊んでいるコサギ達。

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飛びまわっては追いかけっこをしているもの、さすがの暑さに首まで水につかって、白鳥と間違えるような姿。

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そうかと思うと頭を水の中に突っ込んで白いカワウのような振る舞いをみせる。さすがに水鳥も暑さには勝てないのか、人間の様な真似をする。

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見ている方は、人間の感覚でその行動を想像しているが、当の鳥たちはまた違う目的で行動しているのだろうが、我々は、自分の思考の範囲で鳥の行動を考えているだけである。_0934_edited1

人は、夏の暑いときに暑さしのぎに水浴びをすることが多い。鳥たちは暑いから水浴びをするのではなく、体を清潔にするために水浴びをするのだから、夏だろうが寒い冬だろうが、水浴びをする。

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 だから、鳥の少なくなった暑い昼時に公園の水場に行くと、水浴びに来る鳥たちが数多く顔を出すかというとそうでもなく、待ちぼうけを食らうことが多い。これが人の発想なのである。

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 河原のコサギは、自由に飛び回ったり水と戯れたり、仲間と遊んでいる。仲がいいかと思えば、縄張りを守るためか自分の廻りから追い出したりと、見ているとなかなか面白い場面が見られる。

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 いつも首を下げて水の中の獲物を狙っているかと思うと、背筋を伸ばしてモンローウォークではないが気取って歩く姿もある。それは一見鶴のようにも見える。

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 こうして長い時間コサギを観察しているといろいろなコサギの表情が見える。あわよくば、こんなところに猛禽が飛び込んできてくれないかとも思いつつ、ぎらぎらと照りつける青い空を見上げる。

アオスジアゲハ  鮮やかな青のパステルカラー

 9月の声を聞くと季節では秋であるが、まだ日中の暑さは真夏のそれである。それでも朝夕は少し過ごしやすくなってきたのでうれしい。

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最近はクールビズとかで、夏の間はノーネクタイでビジネスもできるようになったが、今思うとあの暑いときによくネクタイをきちんと締めてスーツを着ていたものだと、古の思い出のように考えることがある。

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9月に入ると暑い日を残暑というが、空を見上げると高い空に秋の雲があるかと思うと、真っ白なもくもくとわき上がるような夏の入道雲がそれに割って入ってくる。

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そんな猛暑日に少しでも涼を求めて多摩川の河原を歩く。土手を降りて背の丈もある葦原をかき分けて、ごろごろとした石のある水辺に出て、流れの間を大きな石の上を伝わりながら歩く。

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バランスを崩すと川の中に落ちてしまうが、靴が濡れるぐらいで済みそうな場所である。いつもいる水鳥たちが遊んでいるところに、大好きなアオスジアゲハの姿が見える。

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普段の飛び方は敏捷で飛翔が高く、樹木や花の廻りをめまぐるしく飛び回っていることが多い。姿としては、翅は黒色で前翅と後ろ翅に青緑色のパステルカラーの帯が貫いている。

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この、黒と青のパステルカラーの翅できびきびと飛び回る姿が気に入っているところである。水のあるところで吸水するときは翅を閉じて止まることが多く、なかなか止まって翅を開いている姿をみせてくれない。

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今日の暑さに参ったのか、河原の水たまりでの吸水時間が長い。翅を閉じているときは翅の裏側のきれいな模様が見えるのでうれしいが、大きく両側に開いたところも見たいのであるが、そのチャンスを与えてくれない。

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吸水場所を変えるときに飛び回るので、飛翔時にそのチャンスを狙うことにする。照りつける太陽の陽射しに額から流れる汗をぬぐいながら、足場に気をつけての撮影行である。

チュウサギ   飛翔するサギ達

多摩川の土手の上から河原の水の流れを見ていると、浅瀬や水辺の草つきにサギ達の姿がある。遠くから見るとダイサギ、コサギ、アオサギなどである。

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最近はよく見るとこの中にチュウサギがいることが多いらしい。ダイサギとチュウサギの区別はなかなか難しいところである。

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並んでいれば違いは見つけられるが、まず大きさはチュウサギというぐらいだから少しダイサギよりは小さい。嘴はダイサギより短く、嘴は黄色だが、夏には先端が黒くなっている。

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多摩川を下流方向に飛ぶサギ達の群れの中にチュウサギがいた。写真判定ではあるが間違いないだろう。

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上空を飛ぶサギの集団の下に流れる岸辺に、コサギが1羽ひたすら採餌中である。一人ぼっちのコサギは猛禽に狙われやすいので危険であるが、そんな場面を期待しながら眺めているサギの飛翔場面である。

イソシギ  よく見ると違う顔

早朝の河原で、上る太陽の光で浅瀬にいる鳥たちを見ていると、うっかりすると見過ごしてしまうことがある。

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にぎやかに飛んだり歩いたりしているのは、イカルチドリだと思っていたら、中にはイソシギがチャッカリと紛れ込んでいた。

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意外と行動派でよく動く。ムナグロの前を通ったり、イカルチドリの中に割り込んだりと傍若無人な行動が目につく。

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歩くときも止まっているときも、セキレイのように頻繁に尾羽を上下に振るのが特徴である。

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そんな動きで判別しているが、その尾羽は羽を閉じているとき、翼の先端よりもずっと後ろに長く飛びだしている。

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あまり目立たないどこにでもいる鳥であるが、イカルチドリなどの群れに混じっているとよく見ないと分からない。

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名前からイソシギというと普通は海岸にいるのではないかと思うが、海岸にいるのはハマシギでイソシギはどちらかというと、河原にいることが多い。

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鳥の群れには比較的違う鳥が混じっていることが多いので、じっくりとよく観察してまだ遇えぬ鳥たちの姿を見つけたいものである。

ムナグロ  三羽の飛翔

いつもの河原に行ってみると、ムナグロの姿が見えなくなったので、もう旅立ちをしたのかと思っていたら下流から逆光の中を数羽の鳥の姿。

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目の前の河原に降りた。すでに飛び回っているイカルチドリより大型なので、もしやと期待したがその通りでムナグロである。

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まだいてくれたのだとひと安心で、じっくりとファインダーをのぞくことにした。天気も良いので時間をかけて飛翔姿を残したいと思う。

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相変わらず河原の水たまりの中やその岸辺を歩きながらの採餌である。川面を低く飛びまわっているのはイカルチドリで、その向こうではカワセミが二羽、にぎやかにダイビングと追いかけっこをしている。

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そんな光景を見ていると、目の前から3羽のムナグロが飛びだして下流の河原に降りて、またすぐに元のところまで戻ってきた。

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早い動きなので、カメラで追いかけるのが精いっぱいである。しばらくいなかったので、今日はずいぶんとサービスをしてくれている雰囲気である。

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土手を歩いてきた人が、「今日はいますか」と聞いてきたので、「今日は3羽いますよ」というと、双眼鏡でのぞきながら「どの辺ですか」と聞くので、丁寧に教えてあげると、「いました、よかった」と喜んでいた。

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小一時間眺めていた後、「旅鳥だから、また来年遇えるといいですね。それまで私が元気でいられるでしょうか」といいながら、土手を下流の方向へと歩いて行った。

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何か目的を持って毎朝歩いていると、多分元気で長生きできるのだろうと思う。それにしてもこの土手はたくさんの人たちが、健康のために利用しているのだと改めて思うところである。

トウネン   河原で見つけた小さなシギ

青空にもくもくとわく入道雲、照りつける太陽の陽射しは肌を突き刺すようである。早朝の河原から引き揚げて、午後の熱風の中を再度下流へと足を向けた。

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遠くから見ているとカワウとかサギ類しか見えない河原へと降りていく。水際から石伝いに流れの中に入っていくと、小さな鳥が数羽水たまりの苔に嘴を入れて採餌中である。

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チョコチョコとこまめに動くが、大きさはスズメほどの小さなシギ類である。双眼鏡でのぞくとトウネンの幼鳥である。

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トウネンは漢字で書くと「当年」と書くらしい。当年とは、「この年生まれのもの、小さなもの」という意味で、トウネンが小さいので、「1歳のような小さい鳥」という意味なのである。

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旅鳥なので、これから南の方に移動していくための体力を蓄えるために、一生懸命に足と口を動かしているように見える。

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意外と近づいても少し飛んではまた同じところで餌をとっている。河原の石などの色と同じなのと、小さいので動いてくれないと見失ってしまいそうである。

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日陰のない河原でしばらく追いかけてみたが、この暑さには勝てないので、2時間ぐらいで引き上げることにした。帰りの自動販売機の冷たい水が、五臓六腑にしみわたるように美味しく感じた昼下がりの河原からの帰り道である。

イカルチドリ  早朝の家族

旅鳥のムナグロの姿が見えなくなった河原には、イカルチドリの家族だろうか、7羽が元気に飛び回っている。

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浅い川の流れの石ころの間にじっと止まっていたかと思うと、一斉に飛び立ってはまた戻ってくる。

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2羽が追いかけっこをしているような姿も見せるが、今年の幼鳥なのだろうか。顔付きから見るとチドリ足で歩くような様子は見えない。

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近くの河原に飛び散った後は、それぞれ水辺や浅瀬でチョコチョコと早足で歩いて、嘴で虫を捕ったりしながら忙しそうにしている。

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お腹いっぱいになった鳥たちは、浅い流れの石ころの間に擬態化しているように、腰を落として静かに体を休めている姿が見える。

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お目当ての鳥たちに遇えないときは、留鳥をじっくりと観察するよい機会であるが、時間の経過と共に照りつける太陽の陽射しが厳しくなってくるので、熱中症になる前に引き上げることにする。

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