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千畳敷  殿様の酒宴の名残の景勝地

深浦の目覚めは快調で一路龍飛崎を目指す。鰺ヶ沢駅までは五能線をまたいだりくぐったりしながらの走行である。

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日本海側の青森はどこにいっても海岸は夕陽海岸と呼ばれる。どこから見ても夕陽が海に沈んでいくのである。その夕陽海岸に千畳敷と言われる広い隆起海岸がある。

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       カモメのジョナサン

千畳敷海岸隆起生誕200年記念の碑があり、太宰治の小説「津軽」からこの千畳敷をわかりやすく説明しているので引用してみる。

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『・・・・・木造りから、五能線に依って約三十分くらいで鳴澤、鰺ヶ澤をすぎ、その邉で津軽平野もおしまいになって、それから列車は日本海岸に沿うて走り、

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右に海を眺め左にすぐ出羽丘陵北端の餘波の山々を見ながら一時間ほど経つと、右の窓に大戸瀬の奇勝が展開する。

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この邉の岩石は、すべて角稜質懝灰岩とかいうものだそうで、その海蝕を受けて平坦になった班緑色の岩盤が江戸時代の末期にお化けみたいに海上に露出して、

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数百人の宴会を海濱において催す事ができるほどのお座敷になったので、これを千畳敷と名附け、

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またその岩盤のところどころが丸く窪んで海水を湛え、あたかもお酒をなみなみと注いだ大盃みたいな形なので、これを盃沼と称するのだそうだけれど、

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直径一尺から二尺くらいのたくさんの大穴をことごとく盃と見立てるなど、よっぽどの大酒飲みが名付けたものに違いない。

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この邉の海岸には奇岩削立し、怒涛にその脚を絶えず洗われている、と、まあ・・・・・・』という文章である。

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太宰は金木の生まれなので、五能線も五所川原から能代方面への光景で考えているが、私は逆の方向に走っている。

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千畳敷の海岸を歩いてみると、岩の割れ目から打ち寄せる波が白く吹き出す潮吹き岩のような現象もところどころに見られる。海の見える風景は好きだが、今日は少し雲が多いのが残念である。自然現象が残した奇岩の景勝地をあとに一路北へと進路をとる。

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