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2013年11月

オオバン  好物は水草

 コガモやオナガガモが群れで動いている中、オオバンは単独でマイペースで水草を食べながら泳いでいる。

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 多摩川では群れでいることが多いが、ここでは黒い体に白い嘴で一人ぼっちでいる。比較的警戒心は強く、カメラを向けると得意の泳ぎで遠ざかっていく。

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 なかなか正面からの顔を見せてくれないで、後ろ姿が多くなってしまう。池の周りにある木製のベンチに腰をかけて、眺めていると、草を口にくわえながらこちらに向かってくる。

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 目を合わせないようにしてファインダーに入れると、嘴は白く額板も白い。以外に目は赤く見える。

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 オオバンを近くで見ることはあまりないので、観察するには良い機会である。水面で倒立したり、その場でジャンプして潜ったり潜水も得意である。

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 コガモ、ヒドリガモ、オナガガモなどは水の中から上がって、足元までくるが、オオバンは「キョンキョン」と高い鳴き声で遠ざかって行ってしまう。御法田の早朝の光景である。

マガン  白鳥になりきっている幼鳥

 白い雪の北アルプスを背景に飛んでくるコハクチョウの群れの中に、たった1羽姿が違う鳥がいる。醜いアヒルの子ではないが、明らかに羽の色が違う。

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       北アルプス常念岳

 コハクチョウと同じように飛んではいるがその姿は全く違う。池の水面に降りたところを見るとマガンではないか。

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 よく見るとマガンの幼鳥である。マガンは大群を作って飛来するのが普通であるが、たった1羽のマガンは極めて珍しい。

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 しかも幼鳥であるから、どこかで迷ってこのコハクチョウの群れに紛れているのだろう。池の水面を泳ぐ姿を見ても、全く本人(本鳥)はコハクチョウそのものである。

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       マガン幼鳥

 ただ姿だけは違うので、傍で見ている我々はおかしいと思うのだが、そのマガンはマジメにコハクチョウになりきっている。本人は白鳥だと思っているのである。

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 池の中でもほかのカモたちの中には入らずに、コハクチョウの動く方向に一緒になって泳いで行く。

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 その仕草などを見ていると、やはり幼鳥だなと思うところがある。多分家族群で北の大陸からやって来たのだろうから、親鳥は姿が見えなくなった幼鳥をかなり心配していることだろう。

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 そんなことはつゆ知らず、マガンは自由奔放に泳ぎまわっている。コハクチョウの群れの中でいかにも自分は白鳥だと言わんばかりに、コハクチョウと同じように水草を食べたりしている。「親の心配子知らず」というところである。

コハクチョウⅡ  冬の使者を楽しむ

 池に着水したコハクチョウたちは、地元の人がまいてくれる餌を待っている。時間が経つにつれてカメラを持った人も増えてくる。

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           北アルプスを背景に

 軽自動車に乗った地元の人が池の近くまで車を乗り入れ、バケツに入った餌を取り出す。柄杓にいっぱいの餌を大きく池の上のほうに振り撒く。

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 カモたちは我さきにと走り寄り、羽根をバタバタバタさせて撒かれた餌を口へと運ぶ。それに遅れて悠然と近づいて来るのはコハクチョウである。

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 水面をゆっくりと泳いでいる姿は優雅できれいだが、餌をとるときはお尻を上げて長い首を水中に入れて、逆立ちした形で採餌する。その両極端な姿は滑稽である。

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 そんな冬鳥の生態を観察しながら地元の人たちは、コハクチョウの姿を写真にとったり、餌をあげたりとひと冬を楽しむのである。

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 論語にある「子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむものに如かず。」というところか。

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 いわゆる、「そのことについて知識があっても、そのことを好きな人には及ぶまい。もっというなら、そのことを好きであっても、そのことを楽しんでいる人には及ばない。」という意味だろうか。

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        幼鳥と

 当事者からはそんなことはないよと反論されそうであるが、見ていると楽しんでいるように見える。私も早朝から池の端に立っているが、まだ好きな人の部類なのだろうかと思う。

コハクチョウ   北アルプスを背景に

 安曇野に着くと冬の使者の先陣が到着していた。池には数羽のコハクチョウの姿とたくさんのコガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、オナガガモ、オオバンなどがところ狭しと泳ぎまわる。

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 陽が昇につれて山々にかかっていた灰色の雲も薄れて、青い空に白銀の峰々が輝き始めた。正面に見えるのは常念岳である。

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 地元の人に話を聞くと、今年はまだ45羽ほどが渡来しただけだということである。例年だと約1、000羽以上がここで越冬する。

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 まだねぐらは上流のダム湖のあたりだということである。そろそろこの池に餌を食べに来る頃だというので、空を見上げて飛来するのを待つ。

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 遠くにトビの群れが北アルプスの白い山々を背景に輪を描いて飛んでいる。それを双眼鏡で眺めていると、レンズの中に数羽のコハクチョウがこちらに向かってくる姿が捉えられた。

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 去年はあいにくの曇り空で背景に恵まれなかったが、今朝は青空に白い峯を現した北アルプス連峰が引き立ててくれそうである。

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 冬の使者の飛来である。早朝の澄み切ったひんやりする空気の中を気持ちよさそうに飛んでくる。高度を下げて水かきの見える脚を広げて着陸態勢に入る。

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 低く水面を滑降して着水である。一陣の後は次々と飛来してこの池もコハクチョウで賑やかになってきた。1年ぶりの再会である。

富士山   夜明け前の雄姿

 早朝の中央高速を国立インターから乗って1時間。甲府の街から夜明け前の富士山の雄姿を眺める。

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 背後には南アルプスの雪をかぶった頂きが朝の陽に輝き始めた。八ヶ岳連峰の山々の夜明けも見え始める。

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 流石に朝の空気は冷たい。富士山頂も雪で白く、明け始めた空がどんどん明るくなり、富士山頂のシルエットがその雄姿を現し始める。

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 もっとゆっくりして富士山の夜明けを見ていたいところであるが、本来の目的地は安曇野のコハクチョウなので、先を急ぐことにして車をスタートさせた。

モズ   今一番目立つ鳥

 今の時期、どこにいっても見ることができるのはモズの姿である。木の高いところで「高鳴き」をしているからすぐにわかる。

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 樹木の高いところで鳴いているから高鳴きではなく、大きな声で縄張り宣言をすることから、「高鳴き」と言われている。

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 このモズの高鳴きが聞こえるようになると、秋が来たなと感じるのである。

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 遠くで見ていてもモズとすぐにわかるのは、見通しの良いところに止まって尾羽をゆっくりと振りながら鳴いているからである。

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 多摩川の土手でも本命を待っているあいだに、何度も姿を現すのはこのモズである。目の前に来るとどうしてもシャッターを押してしまう。

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 家に戻って見ると、データとして残っているのはこのモズの姿が多い。モズにもいろいろな種類があるが、今まではいわゆるモズにしか出あってはいない。

この冬は赤い鳥が多いと聞くので、アカモズにでも出会うことを期待したいものである。

バン   湧水池の朝

 真夏には水も少なくなって、水草が水面が見えなくなるほど繁茂していた湧水池も、川の水量が増えるにつれて池の水も多くなり、きれいに透きとおった水になってきた。

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 時折、池の水面の上をコバルトブルーの翡翠が鳴きながら飛んでいく。ササゴイでもいないかなと思いながら水面を見ていると、嘴の赤と黄色の派手なバンが一羽泳いでいる。

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 朝陽にそのバンの背中も綺麗に映えているが、白い尾羽をリズミカルに上下に振りながら振り向きもしないで池の草葉の影に隠れてしまった。

 本命の出現を待つあいだのバンとの出遇いである。

オオジュリンとカシラダカ   秋晴れの河原

 何度も関東地方を暴風雨圏に巻き込んだ大型台風の影響で、川の流れが変わって川原にあった草木がすっかり流されて横に倒れていた河原。

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 植物の生命力はすごいものである。倒されていた草木が何本か、新しい目を出しながら起き上がってきている。

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 「天高く馬こゆる秋」と言われるように、抜けるような青空に朝日が眩しい河原を歩いていると、枯れ始めたすすきの枝に止まっているのは、オオジュリンである。

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        オオジュリン

 夜露に濡れたアメリカセンダングサの実が衣服に付く。目の前にいるオオジュリンを見逃さないように鳥を見ながら歩くと、ズボンの裾や上着にその草の実がいっぱいである。

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        カシラダカ

 それでも、今シーズン初めてのオオジュリンとカシラダカに遭えて、足元の悪さを忘れている晩秋の河原の風景である。

ヤマガラ    頭の上でコツコツと

 冬鳥が次から次へと入ってきたかと思っていたら、意外とその姿はなかなか見せない。その間に間を持たせてくれるのは、地味な公園の留鳥たちである。

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 秋の木の実の出来具合を見ながら公園を歩くと、そこそこに実はついているので、後は秋の陽がそれを塾させてくれれば準備は整っている。

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 黄色の葉をつけたイチョウ並木の下を歩くと、樹木の上の方から「ニーニーニー」と聞こえてくるのは、ヤマガラの鳴き声である。

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 ヤマガラは、足で木の実を掴んでコツコツとそれを嘴でつついている。どこにいてもすぐにわかるのはそのヤマガラのしぐさである。

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 この公園のイチョウは、今年もたくさんの実をつけてくれた。おかげさまでこの公園で趣味を同じくする鳥仲間から、その実を拾って綺麗に小さな袋に詰めて「キッチンY」というタグが付いた銀杏を頂いた。

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 破いてしまうのもったいないほどのきれいな包装である。早速その夜はそれをつまみに嬉しい晩酌である。白く硬い殻にくるみ割りを使って、軽く割れ目を入れ、熱したフライパンでそれを炙る。

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 少し焦げ目がついた銀杏を取り出して、殻をとって中の甘皮をむくとエメラルドグリーンの宝石のような銀杏の実が現れる。

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 沖縄の海で採れた塩をまぶして、その緑色に透き通った銀杏の実を爪楊枝でさして口元へ、至福のひと時である。やはり持つべきは鳥仲間かなと思う瞬間である。

メジロ  未熟なマユミと

 鳥の少ない公園では、留鳥たちがその存在感を一生懸命アピールしている。歩き疲れたので、石のベンチで腰を下ろしていると「チー、チー」と小さな優しい鳴き声で目の前に。

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 まだ熟しきれていないマユミの実を狙って、ちょこまかと花の周りを動きまわる。逆さになったりよく動くその姿は、親しみの沸く光景である。

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 旅鳥や季節の鳥たちが主人公になると、誰も目もくれない留鳥であるがこの季節の変わり目の野鳥の少ない時期には、結構楽しませてくれる。

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 この留鳥たちは、いつもシジュウカラ、エナガ、メジロ、コゲラなどの混成群で動いているので集団で移動してくることが多い。

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 しかし、この混群を馬鹿にできないのは、中に季節の旅鳥などが混じっていることがあるのでよく見る必要があるのである。今シーズンはサンコウチョウがこの集団に混じっていたのである。教訓・・・留鳥の集団を軽く見逃さない事。

シジュウカラ   秋の陽に映えて

 秋晴れの昼下がりいつもの公園を歩く。そろそろいろいろな鳥たちが姿を見せてくれるだろうという淡い気持ちと、ひょっとして珍鳥でもという下心で公園をくまなく散策した。

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 西に傾いた陽が色づき始めたモミジの葉を照らして、赤や黄色に鮮やかに照らし出している。こんなところに鳥が来てくれたらと思って見ていると、シジュウカラが数羽。

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 なかなかいいところには止まってくれないし、枝が邪魔になってしまったりと思うようにはいかないが、きちんと黒いネクタイで正装した姿が紅葉を背景に決まっている。

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 もう少しするとこの公園の紅葉も最盛期になるので、こんな光景は至るところで見られるようになるだろう。

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 秋の晴れた青空の下、紅葉と野鳥の良い場面をファインダーに収めてみたいものである。足繁く通ってチャンスを作るしかない。まず行動ありきで頑張ろう。

アリスイ   早朝の出遇い

朝晩の冷え込みが厳しくなり、秋晴れの青い空は樹木の葉の色付きを早めてくれる。多摩川の河原の木々が赤や黄色に変わり始めてきた。

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 日の出も6時半頃になり川原に着くとちょうど太陽が東の空から昇ってくる。東といっても冬の陽はかなり東南に偏っている。

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 空気の冷え込みが厳しいせいか、今朝の河原は土手の下が一面の白い雲海のようになって幻想的な夜明けであった。

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 眩しいくらいの朝陽の光線が白い雲海に幾筋もの投影光を作り、太陽が高く昇るにつれて雲海が晴れて葦原や池が見えてきて、それとともに野鳥たちの鳴き声が始まる。

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 冬鳥たちがかなり入ってきているので、河原は賑やかになり始めたがまだまだその姿は十分に見せてくれない。鳴き声はすれど姿は見せずといった感じである。

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 昨日から聞こえるアリスイの声を便りにその姿を探す。朝日の輝きが土手の樹木の枝を照らす横枝に、野鳥の姿。

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あまり見かけない姿なのでもしやと思って近づいてレンズで覗いてみると、「待鳥」あなたです。アリスイのあの姿が見えるではありませんか。

今シーズンも再び出遇うことができた。「早起きは三文の得」といったところでしょうか。寒さに負けず、数多くの冬どりたちとの出遭いを楽しみに鳥見を続けたいものである。

早朝の公園   久々に歩く

 ここのところ連日で2万歩を歩いているが、多摩川のかわらである。今朝は、冬鳥が続々と入っているという公園に足を向けた。

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 夜が明けきらない早朝の公園は、鳥たちの鳴き声も少ない静かな風景である。久しぶりなので公園の中をくまなく歩いてみる。駐車場の周りには十月桜が満開である。

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 秋の木の実も色づき始め、樹木の葉も一部黄色や赤に染まり始めている。風に揺れて落ちる木の葉が鳥の飛ぶ姿と間違えそうである。

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       エナガ

 旅鳥たちが食べ尽くしたみずきの木の実はすっかりなくなっている。公園の森を見上げると、高い樹木のところの大きなスズメバチの巣が見える。

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すでに子育てが終わって空家になっているようであるが、聞くところによると蜂の被害にあった人もいるようである。足元にはスズメバチに注意の張り紙がある。

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             コゲラ

 冬鳥たちの姿は見られなく、留鳥のコゲラとエナガだけの姿が目にとまった。冬鳥との出遭いは次回に期待するとして公園をあとにした。本日は17、090歩であった。

カワセミ  いつもきれいなコバルトブルー

 野鳥の写真を撮り始めたきっかけが、このブルーのカワセミを見てからである。多摩川合流点で土手を降りて、大栗川の川辺で水中にダイブするカワセミを狙った。

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 もう、5年ぐらい前になるだろうか、その時は多くのカメラマンが土手の上でオオタカなどの猛禽を狙っていたので、カワセミを待っているのは私ぐらいなものだった。

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 それが今は、その猛禽類を狙ってこの同じ多摩川の合流点にいる。川面をスレスレに飛び交うカワセミには目もくれず、対岸の上空に現れる猛禽類を追いかける。

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 低気圧の通過で気象条件が悪いせいか鳥たちの姿が少ない。少し上流へと足を向けることにした。

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 河原のダイサギの集団を横目に見て、本流の枝分かれした流れの川辺に翡翠の姿が見える。ダイビングをしては小魚をとっている。

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 野鳥撮影を始めた原点のカワセミを無視しては罰があたりそうである。ホバリングをしては川の中に飛び込むきれいなコバルトブルーの姿を観察することにした。

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 川岸の枯れ枝からじっと川面を見つめていたと思うと、一気に飛び込んで水中で魚をくわえて舞い上がり、もとの枝に止まって食べる。

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 時々空振りの時もあり、再び川面を物色する。そんなことを何度も繰り返してお腹がいっぱいになったのか、しばらくのあいだじっとしている。

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 しびれを切らして歩き出すと、「チーッ、ツッチー・・・」と鳴きながらさらに上流の方へと飛び去ってしまった。たまにはカワセミも注目してあげないといけないな、と思った早朝である。

モズ  どこでも元気な高鳴き

 雨が降ろうが槍が降ろうがどこでも元気に泣いているのはモズ。小さな猛禽と言われ鋭い嘴でバッタやカエルやトカゲなどを捕える。

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比較的高いところに止まって獲物を狙っていることが多い。だからモズの高鳴きが聞こえると、周りの樹木や藪の天辺を探すとすぐに見つけることができる。

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意外と警戒心が強く、カメラを向けたりするとすぐに飛び去ってしまうことがある。いつもの土手を歩いていると、目の前を横切って草むらに立っている先の小さな木の枝に止まる。

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 モズは留鳥であるが、夏場には姿を見ることは少なくなる。多分涼しい山に移動しているのだろう。秋になると目立って姿が見えるようになり、高鳴きで縄張り宣言もする。

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 ほかの鳥たちが賑わしてくれる時には見向きもしない鳥であるが、何もいなくなると良い被写体になってくれる。

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 過眼線がはっきりしているその顔は非常に魅力的である。遠くから見ても盛んに尾を振る姿と、声はよく通るのですぐに見つけやすい。

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 バーダー仲間で素晴らしいと思うのは、鳥の鳴き声が聞き分けできることである。地鳴きと囀り、警戒の鳴き声などである。モズはその点でははっきりしていて誰でもわかる鳥である。

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動物と対話をする人もいるが、鳥たちの鳴き声がわかったら面白いなと思って、鳴き声を判断できるようにと頑張っているこの頃であるが、よく言えばあくなき向上心とでも言うのでしょうか。それとも単なる鳥バカかとも言える。

エナガ   秋色の小枝に可愛い姿

 日光いろは坂では紅葉が最盛期というニュースがあったが、多摩川河畔はこれからという感じで、一部の樹木の葉が黄色や赤に染まり始めた。

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 でも最近の紅葉は昔ほど鮮やかではなくなってきている。特に桜の木などは、葉に色もつかないうちに落ちてしまって、紅葉の時期には裸の木になっていることが多い。

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 秋色が始まりだした河原の雑木林を飛び交うのは、憎めないその仕草、目つきの可愛いエナガの群れである。

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 中にはシジュウカラ、コゲラもいる混群であるが、樹木の小枝の間を忙しげに動き回る姿が可愛い、とにかくレンズを向けてしまう憎めない鳥である。

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 熟した木の実などにいるときは動きも止まっているが、そのほかはその動きを追いかけるのが大変である。

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 「ジュリリ、ジュリリ」と、鳴きながらちょこちょこ動き回る愛らしさに、時間を経つのも忘れて追いかけてしまう秋色の始まった河原の風景である。

コゲラ   旅鳥に負けないで

 度重なる台風と鳥たちの食欲の秋で、公園のミズキの木の実も残りすくなくなってきた。

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 渡りの鳥たちもたくさん群がっていたが、それにも負けない食欲ぶりを見せているのは、コゲラである。

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 シジュウカラやメジロ、旅鳥のキビタキなどに負けないで嘴を動かしている。普段は樹木の幹で虫たちを獲っているが、鳥も食事のバランスを考えているのだろう。

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 肉食ばかりでなく、野菜や果物を取らないと栄養のバランスが悪くメタボになってしまうのかもしれない。

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 鳥のメタボは動きが鈍くなり、天敵の良い攻撃目標になってしまう。身を守りながら美味しいものを食べる、人間の世界とあまり変わらないのが実情かとも思う。「コゲラの振り見て、我振りなおす」、気をつけたいものである。

ノビタキ   既に旅立ち

 秋の渡りを河原で楽しませてくれたのはノビタキである。白く風になびくすすきの穂によく似合うその姿は、秋の野草の花を背景にいくつかの良いポーズをとってくれた。

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 多くの集団は、既に南の方に旅立ってしまって姿は見えなくなったが、秋の台風の増水でなぎ倒された草木が横たわる、石ころがゴロゴロした足元が不安定な河原を歩くと、遅れてきたのか一羽のノビタキの姿。

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近づくと飛んでは違う場所へと移動するが、そんなに遠くには行かないで草木の枯れ枝の高いところに止まる。

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 首を伸ばして周りをキョロキョロと見回しては、下に降りて採食をする。しばらくするとまた高い草木のてっぺんに戻ってくる。

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 そんな繰り返しをする遅れてきたノビタキを追いかけていると、突然足元から飛び出したのはキジのオスである。バタバタと大きな羽音を立てながら鈍く飛んでいく。

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 キジは留鳥なのでいつでも出遇うチャンスはあるが、去りゆくノビタキは来年の春の渡りの時期までしばらくのあいだあえなくなる。

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      背面飛行? 首だけ上向き

背景はあまりよくないが、秋の陽を浴びて旅立ち支度中のノビタキの姿をファインダーに収めている多摩川河畔である。

ジョウビタキ   一気に増えた感あり

 秋の文化の日をはさんだ連休、天気にも恵まれたのでとにかく歩くことにした。大栗川と多摩川の合流点から本流を上る。

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 合流点では早朝にもかかわらず、同好の士が三脚を立ててスタンバイの体制である。少し情報交換をしたあとうっすらとした朝もやの中を上流へと足を向ける。

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 至るところで聞こえてくるのは、ジョウビタキの鳴き声である。群れで渡ってきてこれから個々にバラけていくのだろうが、11月に入って一気にその数が増えた感じがする。

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 まだ縄張りが決まってないようで、お互いに縄張り宣言をするための鳴き声が多いのかもしれない。それにしても今年は、オス、メスともその姿に出会う機会が多い。

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 川原の藪の中にいたかと思うと、電線に止まっていたり、民家の屋根から鳴き声が聞こえたりしている。

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 目当ての鳥を待っているあいだも頻繁に姿を現して、目の前を横切ったり、対岸に飛んだりと存在感をアピールしている。

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 ほかの冬鳥たちも入ってきているので、今シーズンは結構期待が持てるシーズンになりそうである。いつもより早めに入ってきているので緑の葉を背景にした冬鳥が撮れそうで楽しみである。

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 そんなことを考えながら河畔を歩いているが、本命の姿はまだ見当たらない。朝夕は寒くなるので薄手の防寒具を来ていると、陽が上って来ると汗ばんでくる。

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 風に揺れる白いすすきの穂を見ながら本命を待っていると、鮎釣りのおじさんが川の中を陣取ってしまった。これでは鳥さんも近寄らないだろうとその場を離れた。ちなみに今日は23、512歩であり、普段の運動不足はかなり解消されたようである。

ミサゴ   目の前の突然のダイビング

 先週のミサゴはホバリングだけでダイブはお預けであったが、今日は目の前で突然のダイビングシーンである。

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 土手を歩いていると川岸でジョウビタキが遊んでいるので、メスは今シーズン初めてということもあってそれを追いかけていると、その水の流れに突然のミサゴのダイブ。

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 慌ててカメラを向けたが、残念ながら捕獲の瞬間は逃してしまった。それでも足に掴んだあゆらしき魚を持ち上げて悠々と飛び上がるところは目の前で見ることができた。

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「着眼大局、着手小局」とも言うが、周りをよく見ていないとチャンスを逃してしまうな、という教訓である。

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      上空を旋回して戻って来たミサゴ

 今日はミサゴに振られて上流に来たというのに残念な話である。しかし、ここを餌場にしているとすれば、まだしばらくはチャンスがありそうである。

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 なんとか両足を伸ばして魚を捕獲するシーンをこのファインダーに残したいものである。「近くても行かねば至らず、小さくても行わねば成らず」とにかくチャレンジを続けよう。

ジョウビタキ   冬鳥たちが続々と

 ススキにノビタキ、黄色のセイタカアワダチソウにノビタキをと河原でその姿を追いかけていたが、既にそのノビタキの姿も見られなくなった。

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 季節の移り変わりは早いものである。今年のカレンダーも残すところ2枚になってしまった。日の出は遅くなり、河原の土手に立っているのも防寒具が必要になってきた。

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 夏鳥たちの移動が終わりその姿も見かけなくなったと思ったら、早くも冬鳥たちの鳴き声が聞こえてくる。

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いつもの河原を歩いていると「ヒッ、ヒッ、ヒッ、カッ、カッ、カッ」という懐かしい鳴き声が聞こえてくる。それはジョウビタキの鳴き声である。

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 約半年前まではよく聞こえていた鳴き声が、土手の樹木の中から聞こえてくる。立ち止まって鳴き声の聞こえる方に目を凝らすと、藪の間にジョウビタキのメスの姿が見える。

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まだ警戒心が強いのか、すぐに藪の中に入ってしまったので歩すすめると、また鳴き声が大きく聞こえる。今来たところに戻って、鳴き声をたどると、今度は頭上の木の横枝に止まっている。

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空が曇りなので、白抜けで面白くないなと思っていると、近くのすすきの白い穂に止まってくれた。メスは今シーズン初めての挨拶なので、舞台を演出してくれたようである。

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 さらに川岸を上流へと歩くと、水の流れに近い川辺の枯れた草木の枝に、別のメスの個体が飛び回っている。その上、近くの枯れ枝には今度はオスの姿である。

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先週オスの姿は見ていたが、オスとメスが同時に見たのは初めてである。いよいよ冬鳥たちのシーズンの到来を知らせてくれるようなジョウビタキとの出会いである。心なしか足も軽やかで、本日のウオーク数は21、552歩であった。

ミサゴ  ホバリングだけ

 ノビタキで楽しんだ多摩川土手、最近は猛禽のでが良い。特にミサゴが秋のシーズンを演出してくれる。

遠く霞の中に見える都庁のツインの高層ビルの間に東京スカイツリーのシルエットが見える。多摩川土手から見た東の空である。

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双眼鏡で覗くと曇り空に小さな黒い陰、大きく羽を動かしてこちらに向かってくるのはミサゴの飛翔である。途中カラスのちょっかいにも負けず悠然と向かってくる。

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白い頭部がはっきりと見え、黒褐色の過眼線が見えるとミサゴと確信してその飛翔姿を追う。大栗川の上空まできてダイブの期待を持たせが、対岸の大きな木に一休みとばかり休憩に入ってしまう。

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       ミサゴのホバリング

 今日の多摩川の土手は、北寄りの風が少しあり肌寒い。その中をミサゴの飛び出しに神経を集中するが、ちょと目を離した隙に飛び出してしまった。

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合流地点の上空を数回旋回した後、いつもの場所で両足を踏ん張った形でホバリングをはじめる。これは絶好の狩りの瞬間をと狙うが、肩透かしである。ホバリングだけでまた上空へと飛んでしまう。

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 下流へと姿が見えなくなったかと思うと、よく見ているとまたこちらに向かってくる。どうもお腹はすいているらしい。これは良い狩りの瞬間が見られると、期待して追いかけるが、またホバリング体制である。

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大きく羽根を広げて飛ぶ姿は翼下面の白さが目立つ。鋭い爪の両脚を前につきだしてホバリングしているのでダイビングの期待はさらに大きくなる。

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 優柔不断なのか、獲物が見つけられないのか、ホバリングのあとダイビングは決行されずに、下流方向に姿を消してしまった。せっかくのミサゴだがホバリングだけで、楽しみは次回持ち越しの河原であった。

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