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2013年12月

ホオアカ   いつもの場所で

 雲ひとつない冬の空は真っ青でどこまでも広がる。その青さが多摩川の水の流れも青く染める。冬の流れる水は透き通って魚の泳ぐ姿や川底が見える。

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       多摩川の流れと

 そんな流れを見ながら上流へと歩くと、河川敷の公園になったところの低い草むらにペアーのホオアカの姿が見える。

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 近づいていくと、一定の距離を置いて前へ前へと飛んでは草むらに潜ってしまう。更に近づくと、足音に反応して低い枯れた草の実に止まる。

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 あたりを警戒しながらもポーズをとってくれる。この場所には必ずといっていいほどこのホオアカのペアーがいてその姿を見せてくれる。

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 時には、堤防のコンクリートを歩きながら餌を採り、水辺まで降りていく。どんどん歩いていくと先へ先へと飛んでは振り返り、100mぐらい行くと、今度は頭上を飛び越えてまた元のところまで戻ってしまう。この場所が気に入っているようだ。

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 同じような行動を取りながら、いつも出迎えてくれるホオアカたちである。季節が変わり夏になったら、高原でこの同じホオアカたちと出逢えたら楽しいだろうなと思いつつ歩く多摩川河畔である。2013年は周りの人たちに大変お世話になりました。新しい年2014年もよろしくお願い致します。

オオジュリン 風になびく葦原で

 河原一面の葦原に降りると、東南の空から上る朝陽を受けて葦の穂先が風に揺れている。その中でも揺れ方が不自然な葦の茎にはオオジュリンがいる。

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 上空を飛んできては葦原の中に潜ってしまう。しばらく待っていると葦の茎が揺れてオオジュリンが姿を現す。

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 葦の茎の中の虫を嘴で探しているかと思うと、器用に上の方に登って葦の穂を食べている。鳥たちも動物性タンパク質とでんぷん質をバランスよく吸収しているかのようである。

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 穂の上の方に来るとまた別の葦へと移っていく、この時は必ずペアーで動いているのが印象的である。

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 かなりの数がいるので、中にはコジュリンが混じってはいないだろうかと見ているがその気配はない。

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 それにしても今シーズンはこのオオジュリンに遭う機会が多い。毎年のことだがやってくる冬鳥たちは年によってその種類が違う。

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 これも気候のせいなのだろうとは思うが、鳥たちの餌となる木の実や昆虫などの成育状況に影響を受けていると思われる。

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 冬鳥が少ないと言われているが、年末に来て冬型の気圧配置が続き各地から雪の便りが聞かれるので、山にいる鳥たちも里に降りてくかも知れない。それを期待しながら鳥見に精を出そう。

ノスリ カラスに追われて  

 年の瀬も押しつまり仕事納めも終え、9連休の年末年始休暇に入る。久々の長い休暇であるがどこへ行く予定もないので、近場で楽しみを探すことにする。

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 早朝は相変わらずの多摩川河畔。葦原を飛び交うオオジュリンを狙っていると、青く晴れ上がった上空をノスリが飛翔する。

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 姿を追いかけてみるとすぐ先の大きな木の枝に止まった。あぶはち取らずにならないようにノスリに集中する。

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 周りをキョロキョロしながら獲物を探しているようだが、なかなか見つからない様子。聞くところによると、この河原にはねずみなどの餌になる小動物がいるらしいが、最近は数が減っているらしい。

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 アカネズミを研究テーマにしている学生さんが、この河川敷に数箇所罠をかけているがその罠にかかるネズミ類が少ないということである。

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 毎年、年度末に行われる河川工事などで川原を堀り返したり、木々を切り倒したりしてしまうので、小動物たちの棲家が減っているせいなのだろう。

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 そういえば今シーズンはなぜか猛禽類も少ないような気がする。そんなわけで久しぶりの猛禽類がノスリである。

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 飛び出しを狙って待っていたが、オオジュリンも動くのでそちらに気を取られているうちに飛び出してしまった。それでも少し上流側の大きな木に移動して止まっているので、見ていると今度はカラスに追われてまた別の木へと飛び出す。

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 実力はあるけどカラスに負けた振りをしているのだろうか、「脳ある鷹は爪を隠す」と言われるが、「脳あるノスリはカラスを相手にしない」というところか。

ルリビタキ  ポーズをとる青い鳥

 夏が終わり、初秋にかけて冬鳥が順調に飛来してきたと思っていたが、意外とその姿を見ることは少ない。

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 どちらかというと冬鳥が少ないシーズンという感じである。紅葉の終わりの頃に頻繁に姿を見せてくれたルリビタキも最近はあまり見かけない。

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 ここのところ赤い鳥を探しに多摩川方面ばかりに脚を向けていたので、公園の青い鳥ルリビタキは久しぶりになる。

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 いつも頻繁に姿を見せてくれる散策路に行ってみたが声すら聞こえず、他の鳥の姿もあまり見当たらない。聞こえるのはヒヨドリの甲高い声ばかりである。

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 ほかにも目当ての鳥がいるのでそれを探しに公園内をくまなく歩く。その気配を感じたので静かに姿を現すのを待っていると、大きな犬を2頭も連れた散歩の人が現れ藪の奥に隠れてしまった。

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 最近の冷え込みで、早朝の公園の散策路は霜柱がたっていて、枯葉を踏む音とともに霜柱を踏みつける音がザクザクと、静かな公園に大きな音となって響く。

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 子供の頃は、冬の朝この霜柱のたった土を踏みつけるのが楽しみであった。靴で乗った瞬間に霜柱で持ち上がった土が「ザクッ」と折れる感触がなんとも言えないのである。

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 地上に落ちた枯れ葉がいっぱいの公園内を歩いていると、「ヒッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ」という大きな鳴き声が聞こえる。声のする方に脚を向けて見ると、苔むした石のお立ち台でポーズをとっている青い鳥ルリビタキの姿がある。

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 背中のブルーと両脇腹の黄色の柔らかな羽毛が印象的である。背中を見るとまだ茶褐色系の羽があるので、2~3年生ぐらいのルリビタキのようである。

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 赤い山茶花の花の咲く藪の中に入って、周期的に顔を出しては鳴き声とともに姿を見せて、周りにある苔むした大きな石の上を飛び渡っでポーズをとっているのである。

 今シーズン、公園ではこの青い鳥が寒い冬を楽しませてくれるのだろうと思いながら、公園をあとにした。

オナガ  柿の木の長いブルーの尾羽

 久しぶりの公園散策。早朝の冷え込みの厳しさにも足元だけは負けないで元気である。

 白い息を吐きながら公園の高台に昇ると、大きな柿の木にオレンジ色の実がたくさんついている。実はこの柿の木は渋柿で、鳥たちもあまり近寄らなかったので、この季節になっても残っているのである。

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 今の時期になると、柿の実もすっかり熟して渋みが取れ、甘くなって食べやすくなっているはずである。

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 その柿の木にはもちろんヒヨドリが取り付いている。自分の縄張りとばかりに我が物顔であるが、そこに30羽ほどの尾長の群れが入れ替わり、立ち替わり飛来すると、さすがのヒヨドリもその席を譲っている。

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 あれだけ賑やかなヒヨドリでさえ、鳴き声もしかりであるが、縄張りも簡単に明け渡してしまう。やはりカラスの仲間のオナガの方が格は上なのだろうか。

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 オナガは柿の実を食べたかと思うと、公園の中にある苔むした古い桜の木の幹に止まって餌を探したり、覗き込んで頸をかしげたりしている。

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 時折地面に降りたり木の横枝に止まったりと、結構忙しそうに動く。雑食のカラスの仲間なのでなんでも口に入れてしまうようである。

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 本当に、鳴き声を聞かなければ上品なスタイルの鳥であるが、「ギュエーイ、ギュエーイ」というその鳴き声を聞くとイメージがダウンしてしまう。「天は二物を与えず」か?

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 それでも柿の実を食べるときは、静かに黙々とその実をついばんでいる。食べ終わると木の枝で嘴を綺麗に拭って飛び去る。食後の躾はできているようである。

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 その空きを狙ってヒヨドリが柿の実を食べに来るが、オナガも巡回しているのか少し経つとまたやってくる。そんな繰り返しで、ヒヨドリはひやひやものである。

 まだ、柿の実は十分にあるので、今週末までは無くならないだろう。今度はどんな鳥たちが食べに来るのかが楽しみである。

オシドリ  仲の良い夫婦に例えられるが

 冬鳥の到来が遅いと言われている今シーズンであるが、オシドリがやっと飛来したという話を聞いてその公園にある池に向かう。

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 朝晩は冷え込みが厳しいが、日中はいわゆる「小春日和」とでも言うのか暖かな陽射しで、少し歩くと汗ばんでくる。

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 公園の芝生では、のんびりと昼寝をする人の姿も見える。そんな陽気なので公園内を散歩する人の数も多い。

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 池に架かるコンクリートの橋から下を見ると、水鳥の姿が見える。マガモやヒドリガモ、カルガモなどが泳いでいる。

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 よく見るとその中にオシドリのオスが二羽メスが二羽ゆっくりと泳ぎながら餌を探している姿が見える。

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 行動からするとペアーのようである。池をずっと見渡してもほかに水鳥は見えないので、おしどりは2ペアーしかいないのかもしれない。

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 いつもだと十数羽が飛来するはずであるが、やはり遅れているのだろう。ちょうど橋の下で見やすいところなのでラッキーとしか言い様がない。

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 オシドリたちは、他のカモたちとはちょと離れたところにいて、時々合流する。餌を見つけては頭から水の中に潜って、嘴に餌をはさんで食べたあと、必ず大きく羽ばたいて水切りをしている。

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 どんぐりが好物だというので、水中に落ちているどんぐりを見つけているのだろうか。先を争うように潜っている。

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 オシドリは、「おしどり夫婦」とか言われて、夫婦間の仲の良さに例えられるが実際の生態はそうではないらしい。それでもこの池の中を泳ぐ様子を見ていると、常に一緒に行動をしている。我々も子育てが終わった晩年は、この池のオシドリのように生きるべきなのだろうかと考えさせられる光景である。

ホオアカ  ほっぺを真っ赤にして

 昔の子供たちは冬になると、ほっぺを真っ赤にして鼻水を垂らしていたものだが、最近は子供たちの姿も少ない上に、そんな顔をした子供たちを見たことがない。

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 早朝から多摩川の河畔を上流へと向かう。今日も一万歩を目標に草木が枯れた河原を歩くが、足元はまだ昨夜の霜が残り滑りやすい。

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 河川敷からところどころ石ころがゴロゴロした河原を歩いてみるが、この夏の雨で多摩川の流れも以前と大きく変わっている。

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 長靴があれば簡単に対岸に渡れたところも、大きくえぐられて深い流れになっている。そうかと思うと、以前渡れなかったところが浅瀬になっていて、長靴をはいていれば渡れるようになっている。

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 河原を歩いていると草むらにあるのは、アメリカセンダングサで衣服に着くので厄介であったが、その実もかなり落ちて少なくなってきたので以前よりは楽である。

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 その草がたくさんあるところに本日の目当てのホオアカが生息しているのである。最近は、その草の実も後で取ればいいからと、開き直って草むらに入っていくことが多い。

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 少し踏み固められた散策路に入っていくと、やはり足音に敏感に反応してホオアカが飛び出して前方へと飛んでいく。

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 二羽の姿を確認するが、あまり遠くには行かないで数メートル先の草むらに入った。ゆっくりと歩いて近づくと、今度は枯れ草のてっぺんに止まってくれた。

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ホオジロに対してホオアカ、子供たちに例えてみると、ホオジロは都会の子でホオアカは田舎の子という感じがする。

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 「そのたとえは適切ではないよ」と、田舎の子に文句を言われそうだが。昨シーズンと同じ場所でホオアカに出遇うことができた。冬鳥の到着が遅いと言われているが、着実にその姿を確認できている。

 今年の年末年始は長い休暇になるのでその意味でも楽しみである。因みに本日は16、870歩であった。

オオジュリン  葦原に群れで

 丹沢山系の雪化粧を見て、その先の富士山の雄姿はやはり雪があると違うなと改めてその偉大さを感じながら多摩川の川原に向かう。

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 陽の出前であるが川原に降りると、葦原一面はその枯葉に霜が真っ白についていかにも寒そうな雰囲気である。

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 その葦原を見てみると葦の茎の下の方にたくさんのオオジュリンのいる気配である。足音に反応して飛び立つ鳥もあるが、葦の枯れた穂が異常に方々で揺れている。

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 陽の出とともに周りが明るくなって、葦の枯葉についた霜が溶け始める。太陽の光を背に受けて葦原を眺めていると、溶けた霜の水滴が太陽の光に反射してキラキラと輝きはじめる。

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 葦の茎が変に揺れているところには、オオジュリンがいるのでじっと待っていると、時々茎の上の方に昇ってくる。

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 器用に足で茎に掴まって、しばらくの間あたりを見回している。飛んで来たばかりにはすぐに根元の方にもぐってしまうので、上に出てくるのを待っていないとその姿はなかなか見つけられない。

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 よく見ていると葦の葉鞘をむいて、中に隠れている昆虫を食べているようである。大体二羽が一緒に行動していることが多いが、この場所はそれがたくさん集まっているという感じである。

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 行動はペアーで動いているが、全体を見ていると群れでいるという雰囲気になる。太陽が少し上の方の昇ってくると、葦の幹の上の方に顔を出す回数が多くなってくる。

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 葦原とともに行動するオオジュリンの群れとの早朝の出遇いである。そんな河原の上空をハイタカが飛んでいく姿が見える。「二兎を追うものは一兎も得ず」である。オオジュリンに集中することにする。

ベニマシコ  多摩川河畔で

 平日は雨でも我慢できるが、休日に雨が降ると一日が暗くなる。昨日からの雨はあがり、遠く富士山の山頂は真っ白で、手前の丹沢山塊も雪化粧である。

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 冷え込みは厳しいが、一週間ぶりの多摩川河畔はベニマシコのメスが迎えてくれた。それも眼線の位置での歓迎である。

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  昨日からの雨が枯葉に白い霜をふらせている。陽が昇るとともにその霜が溶けて太陽の光にキラキラとひかりはじめる。

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 霜が溶けて軽くなった枝は自然に跳ね返り、その光景が方々で見られる。枝が動くとそこに野鳥がいるのではないかと視線を動かすが、太陽のいたずらである。

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 メスはしばらくの間じっとしていたが、近づくと反対側の藪の方に飛んでしまった。散策路を経て飛んだ方向に向かうと、ベニマシコの鳴き声が聞こえる。

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 しばらくすると藪の中からメスが顔を出して、枯れ草の茎に止まって周りを見回している。そうこうしているうちに、オスの姿が同じ藪の中から出てくる。

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 すこし高い枯れ草に止まっているが後ろ姿が多い。前の方の藪の中に美味しそうな餌を見つけたらしい。

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 飛び出しのフェイントをかけているようである。この餌場には常連のジョウビタキのオスとアオジの家族が出入りしている。

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 上空ではシメとヒヨドリ、時々モズが現れシジュウカラの群れが割り込んでくる。今シーズンはこの場所でのベニマシコとの出遭いが多い。今のところ打率は10割で、しかも必ずペアーでの登場である。これからが楽しみである。大いに期待しよう。

ジョウビタキ  多摩川土手で

 すっかり葉が落ちた桜並木を見ながら歩いていると、隣の木に飛んだかと思うと、地面に降り、すぐにまた木の枝にに止まったりと、忙しく動くのはジョウビタキである。

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 しばらく同じ枝に止まって尾を上下に振り、人には警戒心は薄く路上に降りたり、すぐ近くに来たりする。

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 見ていると、近くにメスが来てもそれぞれの縄張りを単独で主張しているようである。メスを追い払ってしまう姿も見える。

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 せっかく近づいてきたのに何故と思ってしまう。恋の季節以外は単独生活のようで、このあたりはベニマシコなどとはちょっと違っている。

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 ジョウビタキを追いかけていたら、シジュウカラとエナガの混群が同じく桜の木々の間を飛び回って通過していった。

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 葉が落ちた樹木林は、野鳥観察にはもってこいの良い環境を作ってくれる。今日も一万歩を目指して多摩川河畔を歩いているところである。

シメ   顔じゃないよ心だよ

 年の瀬が迫ってくるとともに寒さも厳しくなってきた。北風の吹く多摩川の土手を歩くのも本格的に防寒具を身につけないと、体の芯まで冷え込んでしまう。

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 いつものシメの縄張りを覗くと相変わらず食欲旺盛である。木の実を一羽で独占するかのように、自分より大きなヒヨドリが来ても追い払ってしまう。

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 食べるのも忙しいが、他の鳥が入ってくるとそれを追い出すのも忙しそうである。人間の世界では、シメの顔つきであれば、ひと目睨めば誰も近づかないような雰囲気である。

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 顔は見るからに怖そうであるが、本当は優しいのかもしれない。縄張り宣言はきちんとしているが、ペアーの相棒が来ると美味しい木の実がある枝を譲っている。

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 「顔じゃないよ心だよ」と、いいたいところなんだろうと推測する。それでも心が見えないときは外観から判断してしまうので、第一印象は大切なポイントである。

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 そんなことを考えながら、まだ見ぬ冬どりを探しているが、視界には入って来ない。山々では積雪の様子、そろそろ姿を見せてくれるかと期待している今週末である。

メジロ  出番です

 いつでもどこにでもいる鳥はやはりメジロである。ウグイスでもないのにウグイス色の洋服をまとい、眼の周りが白いからといってメジロ、親しみのある身近な鳥である。

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 今流に言えばスイーツが大好きな小鳥というところでしょうか。花の時期には必ず花の蜜を吸っている。「梅にウグイス」と言われるが、梅にメジロ、桜にメジロである。

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 冬場でも椿や山茶花の赤や白い花の周りをチョコマカと動いているのはメジロである。警戒心も薄く、花に取り付いているときは夢中である。

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 ただし、動きが早く落ち着きがないのでなかなかファインダーに収めるには苦労することが多いので普段はあまり振り向かない鳥である。

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 河原の樹木林の中を歩いていると、シジュウカラの混群の中にメジロの姿が見える。ここにもマユミの実が割れて、赤い種子を狙ってメジロの群れである。

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 忙しく動くメジロをファインダーで追いかける。「目白押し」という言葉は、メジロの群れが体をくっつけて寄り添うところからきていると言われる。

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       マユミの種子をゲット

 世の中の景気が良くなってきたと言われるが、どこにいってもこの「目白押し」が見られるようになると本物なのかもしれない。期待したいものである。

エナガ  いつ見ても可愛い

 多摩川の土手を歩きながら、何か珍しいものがいないかと土手下のすっかり葉が落ちた桜の木の枝を見ている。

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 桜の木の枝に数羽の鳥の群れが見える。下流側から上流へと移りながら木々の間を移動している。

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 シジュウカラとコゲラとエナガの混群である。中でもエナガは動きが早い。あれで餌を十分にとっているのかと、余計な心配までしてしまう。

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 「ジュリリ、ジュリリ」という鳴き声とともに移動してくる。葉がなくなっているので鳥の姿は見やすくなっている。

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 ファインダーで覗くとあの愛らしい目元と白く長い尾羽でチョコマカとうごく姿がまた可愛いのである。可愛いのはいいのだが、動きが早いので追いかける方が大変である。

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 目当ての鳥がなかなか来ない時には、このエナガの姿が一服の清涼飲料水のような役割を果たしてくれる。そんなことをしながらまだ見ぬ今シーズンの冬鳥を待っているのである。             

アオジ  草むらからの飛び出し

霜の降りた白い草葉が太陽の光でキラキラとひかり始めた。河原の草はらを歩いた時に濡れない様にゴムの長靴をはいていたので足元は助かっている。

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草の蔓が絡まる樹木林の中の散策路をを抜けると、視界の開けた草むらに出る。足音に驚いて草むらいた鳥たちが飛び出していく。

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 気がつかないで歩いていると、足元から飛び出したのはアオジである。ペアーでいるか、3、4羽でいることが多い。

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 あまり遠くには行かないで、枯れた草の茎に止まって周りの様子を見ている感じである。青くもないのに何故アオジというのはわからないが、一般には緑色のことを青ということからきている。

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 いずれにしても、早朝の河原を歩くバーダーを楽しませてくれる一種である。しばらくすると、どこにでもいるようになるので、今のうちにテーマに挙げておくことにする。

コゲラ   マユミとともに

 最近は出張が多く少し運動不足気味なので、公園までの道のりを歩いて行くことにした。直線距離にすれば、それほど遠い距離ではないが、多摩丘陵は坂道が多く上り降りと曲がりくねった道が多い。

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 要は谷と山をいくつも超える感じである。公園には鳥たちの餌となる木の実はたくさんあり、今シーズンはいろいろな鳥たちとの出遇いを期待しているが、今のところあまり姿を見かけないのが現状である。

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 その中でも今シーズンよく見かける木の実はマユミである。ちょうど紅葉したマユミの葉と淡紅色の実が傾きかけた陽にピンク色に見える。

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 マユミの名前の由来は、昔、この木を弓に用いたために付けられたらしい。漢字で書くと「真弓」と書く。

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 マユミの木は雌雄異なる株で、花は枝の下部の葉腋に集散花序につき、雌木では、やや四角形の果実がつく。果実は秋になると淡紅色にに熟し、4裂して赤い仮種皮に包まれた種子を露出する。

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 その頃になると、ピンク色の実が落ちて中の真っ赤な種子が残るのでさらに鮮やかに見えるようになる。赤い種子に止まる鳥たちもまた、良い被写体になってくれる。

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 いつも木の樹皮をつついているコゲラも、小さな木の実を食べる様子は、逆さまになったりとかなり不安定な姿であるが、またコゲラの違う一面を見たようで、結構楽しませてくれるものである。

ベニマシコ  多摩川の赤い鳥

 河原の樹木の葉もほとんどが落ちて、裸の木の枝のあいだから対岸が見えるようになり、鳥たちの姿も探しやすい季節になってきた。

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       ベニマシコ メス

 11月の初めに多摩川で初認されたベニマシコもしばらく姿を見なかったが、最近はよく出遇うようになった。

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       オス  背景にメス

 それだけ多摩川の土手に脚を運ぶ回数も多くなったからだろうと思うが、土手を歩いているとどこからともなく「フィッフィッフィッ」という鳴き声が聞こえて来る。

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 声の聞こえて来る方向を探すと比較的簡単に姿を見つけることができる。鳥たちも鳴き声を上げてくれるとわかりやすいが、あまり鳴き声を聞かせない鳥はなかなか見つけにくい。

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 一番わかりやすいのは、カワセミである。必ず鳴きながら水面近くを飛んでくるのですぐに見つけることができる。

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 初冬、早朝の東南から昇る太陽は比較的低い位置を移動するので、東に向かって流れる多摩川では下流に向かってカメラを向けると逆光気味になる。

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        メス

 ちょうどそんな草むらにベニマシコの大好きなセイタカアワダチソウの草の実があるので、順光にするには土手を降りて下流に移動しなければならない。

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 場所的には土手の下に降りてしまうと、鳥たちの姿が深い枯れ草に隠れてしまうので、高いところから見下ろしていたほうが小さな鳥は見つけやすいのである。

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 今年は赤い鳥が多い年と言われているので、ベニマシコ以外の鳥たちも期待できそうである。そのせいかベニマシコも赤いオスの姿を見ることが多い。これからの寒さ厳しい季節、それに負けないで赤い鳥を探すことにしよう。

セッカ   静かな晩秋

 河原の葦原を歩いていると、足音で飛び出してくるのはカシラダカ、オオジュリン、カワラヒワなどである。

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 足場の悪いゴロゴロした丸い石や、砂の上を歩くと普段の歩行よりも倍以上の疲れが出る。しかも、枯れ果てたアメリカセンダングサは執拗に衣服に付く。

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 河原のすすきが枯れた草むらに向かうと、そこから飛びだして来たのはセッカである。初夏のセッカのような大きな声のさえずりは聞こえない静かなセッカの姿である。

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 また、初夏のように草原の上を飛び回るようなこともせず、枯れススキの枝に止まってあたりを見回している。変わらないのは、脚を広げたセッカ止まりのスタイルである。

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 賑やかなセッカの鳴き声と空を飛ぶ姿が印象に残っているが、晩秋の枯れススキの草茎に止まる静かなセッカの姿もまた違う一面を見せてくれる。

ジョウビタキ  縄張りが決まったか

 多摩川の河原を上流に向かって歩いていると、浅川との合流点にぶつかる。浅川の最初の堰を渡って再び多摩川の土手に出る。

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 この浅川の堰は、冬場は流れる水が少なくなるので、コンクリートでできた飛び飛びの堰の上を渡ることができる。

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 それでも頭の幅は20cmぐらいと狭いので、バランスを崩すと川の流れの中に落ちてしまう危険がある。中には落ちる人もいるようである。

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 若い頃はトントンと渡れたところも、年を重ねた最近では体が思うようにバランスをとってくれない。なんとか渡りきると、最初に迎えてくれるのはジョウビタキである。

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 ここにいるジョウビタキも自分の縄張りを決めたのか、必ず同じところで姿を見かける。散策路ができている樹木林であるが、入口のところで待っていてくれる。

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 最初は知らずに散策路を歩いていたので、驚かせてしまったが最近は慎重に歩をすすめると、必ず近くの木の実を食べている姿を見かけるようになった。

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 近くの低い藪の中では、ウグイスの地鳴きの声が聞こえるがその姿は、なかなか見つからない。地鳴きの季節はほとんど姿を見せないのがウグイスである。

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 ジョウビタキは、その地鳴きのウグイスの声のする高い樹木の中間ぐらいの横枝に止まって、頻繁に尾羽を振っている。藪の中にいるウグイスとは対照的に一般に開けた場所を好むようである。陰のウグイス、陽のジョウビタキと言ったところである。

カシラダカ  とんがり帽子のホオジロの仲間

 河原を歩いていると、枯れ草を踏む足音に敏感に反応して葦原から飛び出すのはカシラダカである。

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 名前はカシラダカというが鷹の仲間ではなく、ホオジロ類の小鳥である。漢字で書くと「頭高」と表現する。

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 命名の理由は、緊張したり、警戒したりすると頭の羽毛を立てるので、羽毛が逆だって頭の高さが高くなるところから来ている。

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 だから、ススキの原などから飛び出したときは、警戒心から頭の羽毛が逆だっているのである。せっかくの採餌のところを足音で驚かせているのは、反省しなければいけないことである。

アオゲラ  晩秋の柿を独り占め

 公園の柿の木に、秋の青い空にゆっくり昇る朝陽に照らされた熟した柿が数個残っている。メジロやシジュウカラ、ヒヨドリなどがその実を食べにやってくる。

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 最初はメジロが二羽で柿の実をつついていたが、そこに突然一羽のアオゲラが飛び込んできた。あわててメジロは近くの樹木に避難する。

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 アオゲラは残り少ない熟した柿の実を独り占めである。周りを警戒しながら嘴でつつきはじめる。

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 夢中になって嘴でつついていたかと思うと、頭を上に上げて上空を見たり、周りを見回してはまた柿の実に集中する。

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 一つの実に集中するのかと思えば、途中で他の枝にある柿の実に移動したりと独壇場である。この木にはほかに鳥はいないので独り占め状態である。

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 この柿の木のある反対側の斜面にも柿の木はあり、柿の実はたわわについているのであるが、この木には鳥は一羽も見当たらない。

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 実はこの柿の木は渋柿なので、もっと熟して甘くならないと鳥たちも近寄らないのである。だから、毎年雪がふるようになってから残った柿の実を食べに来るのが常である。

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 鳥たちにも自然界で生き延びる学習能力は素晴らしいものがある。人間も鳥もやはり美味しいものが食べたいのである。今度「和食」が世界無形文化遺産に登録された。

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一汁三菜と日本酒など日本人の伝統的な食文化が世界中の人々に広く理解されることを願うものである。

ヒヨドリ   もみじで一杯

 早朝から公園を歩いていると、あの甲高い鳴き声が聞こえる。ヒヨドリである。どこにでも出現する最も普通に見られる野鳥の一つである。

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 名前の由来である「ピィー、ピィー ピィーヨ、ピィーヨ」という甲高い鳴き声が特徴である。普段はどこにでもいるので、よほどのことがない限りあまり注意を向けない。

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 今朝の公園はヒヨドリのほかにはあまり野鳥の声は聞こえない。公園をひと周りして、コンクリートでできた擬似木で土の流れを止めた階段を上り、高台に立ってみる。

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 目の前にあるもみじの木の枝に一羽のヒヨドリ。ちょうど木の枝を落とした跡が穴になっている。そこに頭ごと嘴を突っ込んで水を飲んでいるようである。

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 まさか酒を隠しているとはおもえないが、もみじの赤や黄色のきれいな葉をバックにしてみると、隠して置いた酒を密かに楽しんでいるように見える。

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 飲んだあとも周りを見回して、誰かに見られてはいないかという素振りがいかにも一人で美味しいものを楽しんでいる姿に映る。「もみじで一杯」これもまた楽しからずやである。

ホオアカ  多摩川河畔で

 河原を歩いているとどこにでもいるのが、ペアーで飛び出すホオジロである。春先は目立つ場所で大きな声でさえずるが、秋冬は地上に降りて草の種子を食べていることが多い。

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 ホオジロはさておいて、そろそろホオアカが来ていることだろうと、多摩川河畔を上流へと脚を伸ばしてみる。

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 いつもこの辺にホオアカがいるはずだが、と思いながら歩いていると、工事で半分になってしまった草むらのススキの白い枯れ穂の茎のあいだから、少し飛び方の違う鳥が一羽飛び出して、近くの草むらに降りた。

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 近づいてみると、また枯れた草木が多い広場の方へと飛んでしまった。ススキやアメリカセンダングサの多い草むらに入ってしまったので姿が見えない。

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しばらく待っていると、ススキの茎に止まってくれた。双眼鏡で覗いてみると、ホオアカのオスである。今シーズンも同じ場所で出遇うことができて嬉しいかぎりである。

コジュケイ   早朝の公園で

 今日は二十四節気では第21の大雪(たいせつ)と言われる。雪が一番激しく降りはじめる頃とか、鰤などの冬の魚の漁が盛んになる時期で、熊が冬眠に入り、南天の実が赤く色付く季節と言われている。

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 そのせいか今朝は普段より風が冷たく寒く感じる朝である。夜明けが遅いので、暗いうちに起きても外に出るのは6時半をまわってからである。

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 公園でも犬の散歩をする人たちは、早くから歩いている。小さな犬を連れている人、真っ黒な大きな犬を2頭もつれて、犬に引かれているような人、それぞれである。

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 鳥たちが食べそうな木の実があるところを重点的に回ってみるが、目当ての鳥は見当たらない。ほかにまだたくさん食べ物があるのだろう。

それと、まだ山の方に雪が降らないので餌を探すことができるから、里には降りてきていないのかもしれない。この「大雪」の日を過ぎると、鳥たちも山から降りてくるのだろうと期待しているところである。

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 この公園も管理が行き届いているのか、公園の中にあるススキの藪が綺麗に刈り取られている。このススキの枯れ草の中を鳥たちは隠れ家にしていたのだが、それがなくなって姿を見せなくなってしまった。

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 公園の高台から降りてくると、散策路の端の藪の近くに数羽の野鳥の姿が見える。よく見るとコジュケイの家族である。5、6羽で草を啄みながら歩いている。

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 コジュケイの鳴き声はうるさいほどよく聞くが、姿を見るのはひさしぶりである。普段は人の姿を見ると小走りで藪の中に隠れてしまうのだが、まだ陽が昇る前で薄暗いせいかのんびりと採餌中である。

 目当ての鳥とは出遭いがなかったが、久しぶりのコジュケイの家族と出会えたので満足して公園をひと周りすることにした。

スズメ    たまには気取って

河原のすすきの枯れた穂が白く風に揺れているところに、目当ての鳥かなと期待をして接近するとそれがスズメだったりしてがっかりすることがある。

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スズメも早朝はよく集団で飛び回ったり、枯れ草に群れていたりする。一応警戒心は強く足音に飛び立つことがある。

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そんなスズメであるが、今朝はちょっと気取った感じでポーズをとっている。それを見ると、スズメかとあまり馬鹿にしたものではない。

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なかなかダンディーである。いつもは振り向きもしないスズメであるが、あらためて見るとなかなか良い被写体になりきっている。

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路傍の花ではないが、人とともに暮らす留鳥、一番身近な小鳥にも目を向けて見るものである。

ヤマガラ  早朝の公園で

 今年は野鳥の餌がたくさんあるなと思いながら、公園の坂道を降ってくると、「ニーニーニー」とヤマガラの鳴き声が聞こえる。

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 目の前の樹木を見上げると二羽のヤマガラが、木の実を探して口にくわえては近くの横枝に移って足で実を支えて、嘴でコツコツと音を立てながら実を食べている。

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 エゴの木の実だろうか上手にとっては足で抑えながら食べる。人間も鳥も同じで食事中は無防備である。かなり接近しても逃げないで夢中である。

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 いつでもどこにでもいる鳥であるが、たまにはファインダーに納めてもいいだろう。いつもはシジュウカラやメジロなどと混群で移動しているが、多分ペアーだろう二羽の朝食風景である。

シメ   目つきが鋭いずんぐり体型

 吐く息が白くなる早朝の多摩川、土手の上をジョギングする人たちが多い。カップルで会話しながら楽しく走る人、体育会系の勢いよく走る集団、もう少し脚を上げて走ったらいいのにと思う人など、様々である。

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 陽が昇って明るくなってきた土手から、向かい側の樹木を見ていると二羽のシメが飛んできた。しばらく動かないで小枝に止まっていたが、近くの木の実を嘴で獲って食べ始めた。

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 お気に入りの実のようで枝を伝わってはもぐもぐと口を動かしている。そこへカシラダカが飛び入りをすると、縄張り荒らしとばかり追い出してしまう。

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 目の周りが黒いので目つきが悪く見えるが、眼そのものを見るとクルッとしたかわいい眼である。また、ずんぐり体型は尾羽が少し短いので太った感じに見えるところがある。

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 木の実を独り占めにしているところに、もう二羽のシメが割り込んできた。これも気にいらないのかすぐに追い出してしまった。

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 追われたシメは隣の木に一旦は止まって物惜しげに見ていたが、見切りをつけて上流の方に飛び去ってしまった。

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 日増しに樹木の葉が落ちて裸の木々の枝が見えるようになってきた。そんな樹木に冬鳥たちがたくさん入ってきて、この土手もまた賑やかになりそうである。鳥の姿も見えやすくなるので出遭いが楽しみである。

オオジュリン  葦の茎に垂直に

 秋の日の好天に誘われて多摩川をのんびりと散策。いつも行かない対岸に脚を向けてみた。

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冬の陽射しの行動は対岸に行く時は午後が最適である。午前中はどちらかというと、逆光気味になってしまう。

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 西日に揺れるすすきの枯れた穂に、太陽の光が当たって銀髪のようにきれいに光りながら風になびいいている。

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 背の高い葦の枯れ草の中の散策路を歩くと、野鳥たちが飛び立つ。ホオジロやアオジ、オオジュリンなどである。

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 ベニマシコの鳴き声も聞こえメスが姿を見せてくれた。さらに河原の葦原に脚を進めオオジュリンを期待する。

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 葦原に入るには、熟しきったアメリカセンダングサの中を通らなければならない。靴紐や手袋、衣服にその実がたくさんついてしまう。

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 オオジュリンは葦の葉鞘をむいて、中に隠れている昆虫を捕らえて食べるので、葦原の中にいる。見えるとろにはなかなか出てこない。

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そんなオオジュリンも我意を察してか、葦の茎に縦向きに止まり、上下にずれるように動いたり、二本の茎にまたがったりして、葦原の中を器用に移動して見せてくれる。

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冬鳥のシーズン、オオジュリンは河原で対面できる越冬する漂鳥の一種である。今シーズンも出遇うことができて喜んでいるところである。

ルリビタキ  秋の葉に青い鳥

 冷え込みの厳しい朝、西の空に夜明け前の富士山のシルエットが見える。日の出とともに真っ白な頂きがピンク色に染まる。

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久しぶりに早朝の公園に脚を向けた。ルリビタキが来ているという情報をもらったので、鳴き声に耳を澄ましその姿を探しながらゆっくりと歩く。

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 低い位置から太陽が上り始めると、その光は眩しいが、その光が公園の色づいたもみじの葉を照らす。それを葉の裏側にしてみるともみじの赤い葉が一段とその鮮やかさを増す。

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 今が盛の紅葉を見ながら、公園の坂道を登ると、「ヒッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ」と鳴くルリビタキの声が聞こえる。

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 見上げると真っ赤なもみじの葉の小枝に止まっている。これはチャンスとばかりにレンズを向けると、まだ警戒心が強いのかすぐに飛び去ってしまった。

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 飛んでしまったがルリビタキの良いところは、あまり遠くに行かないことである。追いかけて探すと近くの木の枝に止まっている。背景があまりよくないのでしばらく待つことにした。

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 その間公園を歩いてみたが、今シーズンはルリビタキが多く、いろいろなところで鳴き声が聞こえる。飛び出す姿もきれいな青い鳥のオスを見かけることが多い。

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 昨シーズンは可愛いメスが多かったがあまりカメラを向けなかった記憶がある、そういう意味では今シーズンは楽しみである。

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 青い空の下で青い鳥を追いかけていると、こちらの意を汲んで赤いもみじの小枝に止まってくれるが、背景が明るすぎて瑠璃色が映えない。

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 そんなところにもう一羽のルリビタキ、姿からするとメスのようであるが、脇のオレンジ色と尾羽の青色が濃いので若鳥のようにも思える。

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 近くに寄っては同じ枝に止まったりしているので、メスのようにも感じる。場面としてはメスの方が引き立つが、若鳥と断定する。

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 ルリビタキはきれいな青い鳥になるには3年は要すると言われているので、目の前にいるのは完全な成鳥羽が一羽と若である。

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 久しぶりに、「幸せの青い鳥」とゆっくりと遊ぶことができた。冬鳥の今シーズンはきっと何かいいことがあるだろうと思いながら公園をあとにした。

紅葉  名残もみじの赤色

 もみじ祭りが終わった清水寺を訪ねた。先週はたくさんの紅葉狩りの人々で賑わっただろう清水寺の参道を歩く。

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 もみじ祭りが終わっているので人の姿は少ないだろうと思っていたが、あにはからんや多くの人が名残のもみじを楽しんでいる。

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 山門より見上げる三重の塔への参道は、最盛期を過ぎたもみじの葉が太陽の光を透かして真っ赤に燃えるように目に映える。

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 足元の石段には、黄色や赤のもみじの落ち葉が落ちて、そのきれいな色を陽の光に輝かせている。

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 上る石段で、もみじの落ち葉を踏んではいけないなと思い、その葉を避けながら脚を運ぶ。

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石段の上に落ちている黄色のもみじの葉は、まだ木の枝にある赤い葉に、「もう少し木の上で輝いていてよ」といわんばかりである。

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 青い空に真っ赤な名残のもみじを見ながら、日頃の喧騒を忘れ、晩秋の北信濃の風情を楽しんでいるところである。

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