紅葉 名残もみじの赤色
もみじ祭りが終わった清水寺を訪ねた。先週はたくさんの紅葉狩りの人々で賑わっただろう清水寺の参道を歩く。
もみじ祭りが終わっているので人の姿は少ないだろうと思っていたが、あにはからんや多くの人が名残のもみじを楽しんでいる。
山門より見上げる三重の塔への参道は、最盛期を過ぎたもみじの葉が太陽の光を透かして真っ赤に燃えるように目に映える。
足元の石段には、黄色や赤のもみじの落ち葉が落ちて、そのきれいな色を陽の光に輝かせている。
上る石段で、もみじの落ち葉を踏んではいけないなと思い、その葉を避けながら脚を運ぶ。
石段の上に落ちている黄色のもみじの葉は、まだ木の枝にある赤い葉に、「もう少し木の上で輝いていてよ」といわんばかりである。
青い空に真っ赤な名残のもみじを見ながら、日頃の喧騒を忘れ、晩秋の北信濃の風情を楽しんでいるところである。
« オオバン 好物は水草 | トップページ | ルリビタキ 秋の葉に青い鳥 »
コメント