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2014年1月

ノビタキ  葦原の出迎え

 多摩川の土手下に白い穂をつけた葦原が一面に広がる。風もない過ごしやすい冬の朝、土手の芝生をすこし降りた途中の散策路を歩く。

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 土手の上は、颯爽と走るサイクリングの人たちや、早朝ウオーキングで両手を大きく振りながら歩く人、のんびりと犬の散歩をする人々で賑やかである。

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 朝陽を受けた葦原の上空に飛んできたのは、いつものノビタキである。ここを縄張りにしている越冬ノビタキのお出迎えである。

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 横から差し込む朝陽を浴びたホバリングで迎えてくれる。肉眼では見えにくいが、後で写真を見ると空中に飛んでいる虫たちが陽の光を受けて光っている。

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 そのノビタキのホバリングはその虫たちを採餌している姿なのである。ちょうど待ってましたというように、こちらに向かって飛んできては、案内をするように先を飛んでいく。

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 よく見ると、もう一羽の姿も見えるのでどうやらペアーでいるように見える。無邪気に飛んでいる姿を見ると、この場所は猛禽も頻繁に出るところなので、無事に越冬することを願うばかりである。

モズ  いつもの縄張りで

冬鳥の少ない公園でいつも姿を見せてくれるのはモズである。いつも決まったところに必ず顔を見せてくれる。

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オスはすこし目つきが鋭く怖い顔を見せるが、メスのそれはどこか優しさがある顔つきである。

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枯れた木の横枝に止まってじっと見下ろす姿は、やはりハンターの目線である。結構近づくと逃げては一定の距離を置いて枝に止まる。

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このモズは、公園の谷戸を縄張りとしていつもこの場所を通るとその姿を見せる。いつもは後ろ姿で逃げていくが、今日はモズの方からやってきてくれた。

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そのせいかあまり遠くに行かずに被写体になってくれている。メスは過眼線は茶色で腹に波状模様があるので、優しそうに見えるがその嘴はやはり猛禽に似たそれである。

人影の少ない公園で、それでもしばらくの間遊んでくれたので感謝しているところである。

ルリビタキ   やはり瑠璃色

 最近は赤い鳥ばかりを追いかけていたので、久しぶりに青い鳥にも挨拶をしていかなくてはと公園に足を向ける。

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 いつもの場所には数人のカメラを持った人がいるので、公園内を一回りすることにした。そろそろ待鳥が姿を見せてくれるのではと期待しながら公園内の散策路を歩く。

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 時間的に遅かったせいもあるが、鳥の姿は少ない。その上ヒヨドリの鳴き声も聞こえない。静かな公園である。

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 こんなときはじっくりと座り込んで青い鳥と遊ぶのが一番である。そのうちには違う鳥も顔を見せてくれるだろうと期待しながら待つ。

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 期待に答えて15分置きぐらいにルリビタキは姿を見せてくれる。苔むした大きな石の上や、山茶花の花の中に入ったり、ポーズはとってくれる。

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 格好の木の枝に止まってくれたときは、あわててしまい出来上がりはピンボケ、すぐに藪の中に姿を隠してしまった。

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 他にはアオジ、メジロが姿を見せてくれただけである。ルリビタキも最近は数が減っているような気がするが、今日は珍しく若鳥が姿を見せてくれた。

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       ルリビタキ若鳥

 午前中は比較的暖かであったが、午後からは風が強くなりその風も冷たい北風である。大きな石の上に腰を下ろしているが、冷え込んで来るので引き上げることにした。

リス  鳥がいるはずの木の枝に

 公園を歩きながら鳥を探す時は、冬場だと常緑樹以外樹木には葉がないので鳥の動く姿で見つけることができる。そういう意味で冬場は見つけやすい。

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 夏など樹木に緑の葉がいっぱい付いているときは、鳥の姿が見えないので鳴き声を聞き分けることが必要である。

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 樹木の葉が落ちた森の枝を眺めていると、枝から枝へと身軽に飛ぶように動く物体を見つける。木の幹を逆さまにも降りてくる。

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双眼鏡で覗いてみるとリスである。何しろ動きが早い。空も曇っているのであまり良い写真にはならないが追いかけてみる。

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 体の割合に大きなフサフサとした尾を持っている。体に模様もないようなのでニホンリスかと思われる。よく見ると一匹ではなく数匹が樹木の間を飛び歩いている。

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 リスのイメージとしてはシマリスが両手でくるみなどを抱えて食べる姿が印象に残っているが、野生の姿はまた違う雰囲気である。本来鳥がいるべき樹木の枝にリスがいたという公園散歩である。

コハクチョウ  今年も家族で

 今朝は暖かで車のフロントグラスも氷ついていない。冬装備で早朝の多摩川土手を歩くと汗ばんでくるような陽気である。

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 今年も多摩川にコハクチョウの家族が来ているというので挨拶に出かけた。何回か振られているのでねぐらを想定して少し下流を歩いてみる。

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 日の出とともに太陽を背にして、上流へと歩くと、多摩川本流に白い鳥たちの姿を見つける。コハクチョウである。

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 数を数えると八羽の姿、親鳥二羽と幼鳥が六羽である。昨年は七羽だったので今年は家族が増えたということになる。大変喜ばしいことである。

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 夜露に濡れた芝生の土手を河原に降りて見ると、コハクチョウがゆっくりと朝食をとっているところに、サギとカワウの大群が合流である。ゆっくりと静かに水の中の餌を食べているハクチョウにとっては迷惑な感じである。

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 賑やかに水をバシャバシャと浴びせるカワウ、上から目線で水の中を覗き込むダイサギなどで一気に賑やかな多摩川の流れになってしまった。

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 コハクチョウの家族はそんな喧騒を嫌ってか、八羽で揃って少し距離をとっているようで背中を向けて動き出した。

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 コハクチョウの家族の前で魚をとっているカワウとサギたちの姿がファインダーに入り、少し邪魔になってくる。陽が昇るにつれ他の水鳥たちもそれぞれ姿を現すようになってきた。

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 カルガモ、オオバン、カイツブリなどである。しばらくするとダイサギ、カワウが一斉に飛び立ち、コハクチョウの家族もそれにつられて同じ方向に飛び立ってしまった。

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 黒と白の混群の飛翔である。コハクチョウの家族は多摩川の上流の方向へと飛んだが、サギなどとは違って首を伸ばしたまま飛翔する姿は、見慣れているサギなどと違ってすこし優雅に見える。

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 コハクチョウの家族は春先まで逗留してくれるだろうから、またゆっくりと観察する機会もあるだろうと、次回に期待して引き上げることにした。

ヤマシギ  丸い体と長いくちばし

 寒さが少し和らいで、外を歩いても背中を丸めて歩かなくても良い暖かい天気である。これもここ2~3日の天気で、また寒さがぶり返してくると言っている。

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 冬は寒いのが当たり前だからあまり構える必要はないが、早く暖かくなってくれることを願う。公園にヤマシギがいてかなり近くで観察できるというので出かけて見た。

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 早速公園の森林の湿地で、長い嘴を土に差し込んでミミズなどを捕食しているヤマシギの姿を見つける。

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       正面顔

 ヤマシギは迷彩色のような姿をしており、周りの枯れた植物や杉の枯れた葉などが落ちている湿地ではその姿を見つけるのは難しい。

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 ゆっくりと歩き、周りを警戒しながら採餌をする。あたりに隠れるところがないときは、動きを固定してその枯れ草の中に紛れてしまう。

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      迷彩色の風貌

 じっと動かないでいるとその姿は全くわからない。天敵から身を守る術を心得ているのである。しかも夜行性なので昼間の動きは人目にはつきにくい。

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 カメラの連写音に警戒心を抱き、ゆっくりと歩きながら藪の中に姿を隠してしまった。朝からたくさんのミミズなどを食べたのでお腹がいっぱいになったのかなかなか姿を見せない。

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 しばらくの間、公園の散策路を歩いて時間を潰して元のところに戻ってくると、枯れた草むらに何か動くものがいる。ヤマシギが再び姿をあらわした。

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 この湿地は餌が豊富なのか長い嘴を土の中に差し込んでは何かを捕まえているようである。ミミズかと思ってよく見ると、トンボの幼虫のヤゴみたいなものを嘴にくわえている。

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 嘴には泥がついているが、餌を食べたあとそれを足で拭うような仕草をする。食べ終わったあとは嘴をきれいにして、藪の影に入り、丸い体の羽を膨らませて更に体を丸くしてお休み体制に入る。Yms9

夜行性でなかなかその姿を見ることは少ないが、本日は至近距離でその生態をじっくりと観察することができた。

多摩の野鳥たち   写真展でどうぞ

 多摩川や市内の公園で同じ趣味を持って歩き回っていた者同士が、挨拶をするようになり更にそれぞれが持っている情報を公開しながらファインダーに納めた野鳥たちの姿を展示します。

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 地域を多摩市にいる留鳥、漂鳥、夏鳥、冬鳥、迷鳥などに限定しての展示になります。京王永山駅3分のベルブ永山3F、時間がありましたらどうぞお立ち寄りください。

トモエガモ  久々の巴模様の顔

 風の無い日の冬の陽射しは暖かい。久しぶりにモーニングコーヒーのあとトモエガモが二十数羽来ているという山沿いの湖に向かう。

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       トモエガモ  ♂

 数年前に近くの公園に迷ってきたかのような一羽のトモエガモが初見であった。その後二年続けてその公園の池にやってきたが、その後は全く姿を見せなくなってしまった。

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      トモエガモの飛翔

 現地に着くと数人のカメラを並べた人たち、水鳥は見えないので聞いて見るとオオタカ狙いとのこと。毎日来ているらしい、羨ましい人たちである。

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 トモエガモは奥のほうだというので少し土手沿いを歩くと、ここにもたくさんのスコープを持った人たちがいる。

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 あいにく水鳥たちは岸に上がって首をすくめてお休み中である。目当てのトモエガモを探していると、一羽二羽と数え十数羽は確認できる。

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 光の方向を考えながら程よい場所に三脚を据える。何羽いるのかと双眼鏡で見て数えていると、突然沖の方に向かって一斉に飛びだして行く。

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 後ろ姿しかファインダーに入らないが、かろうじてトモエガモが認識できる。少し沖合で降りると、水の中に嘴を入れ採餌をしながらこちらの岸に向かってくる。

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       トモエガモのペアー

 ペアーで来るもの、オスだけの塊の後にはメスの群れがついてくる姿などが見える。オスの顔には黄白色と緑黒色の巴形の特徴的な斑紋がある。

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       トモエガモ  ♂

 緑色の部分は光の加減で一段と鮮やかにきれいに見える時がある。その上伸びた肩羽は黒くて栗色と白の羽縁がありオスは綺麗である。

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        トモエガモ  ♀

 メスは他の鴨類のように地味であるが、赤褐色みがあり、嘴の付け根に淡色斑があるのが特徴である。

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       伴侶を従えて

 メスはオスよりやや体が大きいが、オスの後について泳いでいる姿が微笑ましくもあり、羨ましいペアーの姿であると思うのである。久々の巴模様の顔を見ながら古き良き時代を懐かしんでいる湖畔である。

ホオアカ   仲間たちも増えて

 東南の多摩川下流から上る朝陽を背に受けて河川敷を上流へと歩く。外気温は7℃だが北風が強く体幹温度は3℃ぐらいである。

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 常に体を動かしていないと、体の芯まで凍えてしまいそうである。指先だけが外気に当たる手袋をしているが、流石にその指先も冷たくなって、カメラのシャッターを押す感触が鈍る。

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 それでも太陽がだんだん高くなってくると、背中に当たるそのぬくもりがうれしい。太陽が高くといっても、今の季節南の低い位置を西の方に動いていくだけである。

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 途中の河原の葦原には、オオジュリンやベニマシコ、ヒバリなどが姿を見せる。カワラヒワも群れで飛び回っている。

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 いつもの草むらに来るとホオアカが飛び出してくるのだが、今朝はその姿が見えない。しばらくの間川面を泳ぐオオバンを見ていると、どこからともなく二羽のホオアカが現れ土手の上に降りて捕食を始める。

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 よく見ると、数羽のホオアカがいる。河原に降りているものや、ヨモギの枯れ草に止まっているもの、仲間たちが増えているようである。

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 冬鳥が少ないと思っていたがこれからが本番、たくさんの冬鳥たちが姿を見せてくれそうである。寒さも本番になるが、北風に負けないで鳥見を楽しみたいものである。

鳥の目線で  世界遺産富士山を眺める

 出張などで飛行機に乗るとき、席はなるべく前方の通路側を指定することが多い。それは降りるとき早く降りることができるからである。

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 今回は出発時間も少し遅く冬場なので、空気も澄んでいるだろうと前方の窓際に席を取ってみた。

 幸い天気もよく水平飛行に移ると、眼下に真っ白な雪を頂いた世界遺産富士山の勇姿が見える。飛行機は大体高度10,000mぐらいのところを飛んでいるので、富士山の約3倍の高さになる。

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 鳥たちの目線で見ると日本一の山富士山はどのように見えるのだろうか。鳥たちは普通は高いところで1,500m、ほとんどは1,000mより低いところを飛んでいる。

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 ところが外国では、4,000m~5,000mの高さを飛ぶタカやワシなどがいる。話によると8,000m級のヒマラヤ山脈を超えてくる鳥たちや、アフリカでは高度11,300mでハゲワシが飛行機と衝突した例などもある。

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       ついでに雲間の琵琶湖

 高度10,000mになると気圧は地上の25%になると言われている。それに耐えられる鳥たちの体と、その高度で飛行する鳥たちはどんな見え方をしているのだろうと考えながら10,000mの機上から世界遺産富士山の頂上を眺めているところである。

ベニマシコ   若いカップル

 赤い鳥の年と言われて今シーズンを迎えたが、確かに各地から赤い鳥の情報が届く。ここ多摩川でもベニマシコに会える機会が多い。

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       ベニマシコ  ♀ 

 特に今シーズンはペアーでの出遭いが多くなっている。今朝もいつものポイントでは若いカップルが早朝から姿を見せてくれている。

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       ベニマシコ  ♂

 オスの顔、胸、腹の赤味がまだ十分でない若であるが、しっかりと伴侶を伴って採餌中である。ヨモギの枯れた実を食べている。

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       若いカップル

 あるときは枯れた茎にしっかりとポーズをとっているかと思うと、ペアーでその藪の中に潜って草の実を食べている。

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       カップルの飛び出し

 しばらく待っていると、ペアーで出てきて並んでポーズをとってくれた。サービスのよいベニマシコである。しばらくの間はこの若いカップルが楽しいひと時を演出してくれそうである。

冬鳥を探して  他の公園を歩く

 今シーズンの冬鳥は少ないと言いながら鳥見を続けていたが、最近になって冬鳥たちが増えてきたような気がする。

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       モズ

 寒波到来で山々に雪が降って、そろそろ山にも餌がなくなってきたのではないだろうかと考えるところである。

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       シメ

 今日はいつもの公園ではなく違う公園へと足を伸ばしてみた。ここ二三日気温がかなり下がっているので、公園の日陰には霜柱が残り池には氷が張って溶けないで残っている。

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        アオジ

 ぬかるみの足元に気をつけながら公園の階段の坂道を上る。あまり行き交う人もいない静かな寒い公園である。

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        カシラダカ

 鳥の鳴き声もあまり聞こえてこないが、時々静かな落ち葉のある散策路から飛び出す鳥がいる。カシラダカ、アオジなどである。

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        ツグミ

 頂上からの見晴らしを楽しんだ後、散策路を下ると白っぽい少し大きな鳥の姿。近くの横枝に止まったのでよく見ると、アオバトである。

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       アオバト

 久しぶりの出遭いである。相手も驚いて飛びあがったので、すぐに反対側の高い木の上に飛び去ってしまった。やはりあちこちとマメに歩かなければ出遭いはないのだなと思った瞬間である。ところでアオバトは冬鳥だろうか?

ハイタカ  やっと見返り姿

 ハイタカの姿をファインダーにおさめようと早朝から河原の土手上に立つ。昨日は小鳥たちを急襲したが成果なしのようであった。

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 目の前の藪にはベニマシコが出ているが、いつでもハイタカが現れても対応できるように準備して待つ。

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 南東の空の太陽が少し高くなり始めた頃に、前方の大きな樹木で戯れていたヒヨドリたちと小鳥が一斉に飛び出した。

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 これは猛禽類の接近とあたりを見回す。するとその樹木の影からハイタカが低空飛行で現れる。その後しばらくの間、小鳥たちの姿と声が消えてしまった。

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 あいにくロケーションのよいところには止まってくれないが、枝かぶりの後ろ姿を見せてくれた。目の前での狩りを期待したが、しばらくすると南西の方向に飛び去ってしまった。

 この次はお立ち台での対面を期待することにする。

ベニマシコ    仲良しペアー

 河原を歩いていて感じることは、ホオジロとかベニマシコ、アオジなどはペアーで行動していることが多い。

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       ベニマシコ ♀

 それに引き換えこの時期にペアーで行動しないジョウビタキはその行動が目立つ。特に縄張り意識が強くメスがオスを追い出すことも多い。

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       ♀

 その点いつもペアーで採餌に来るのはベニマシコである。消え入りそうな可愛い声で鳴きながら草の実を食べるので居場所がわかりやすい。

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       ベニマシコ  ♂

 メスの姿を見つけると必ず近くにオスがいる。メスは可愛い顔をしているが食欲旺盛でオスの存在感を忘れて、嘴の周りに草の実をつけながら夢中でほおばる。

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       ベニマシコ  ♂ 背景に♀

 そんな姿を余裕を持って眺めながら草の実を食べるのは、胸、腹、目先が紅赤色で尾羽が長いスマートなオスである。人間の世界と同じだと言ったらブーイングだろうか。

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       ベニマシコ  ♂

 最初は別々のところで採餌をしていても、最後は同じセイタカアワダチソウやヨモギ、ミズヒキタデ類の枯れ草でその実を食べて揃って飛び立っていく。

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       ベニマシコ  ペアー

 飛び去る後ろ姿を見ていると仲良しペアーという印象が強くなる。われわれもベニマシコに見習って後ろ姿が微笑ましく見られるような熟年になりたいものである。

ノビタキ  越冬ノビ

 茎はすっかり枯れ、白い穂を風になびかせている葦原を歩くと、一羽のノビタキが歓迎してくくれるかのように目の前を飛んでは葦の茎に止まる。

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 多摩川の昼下がりの日溜まりは暖かく防寒具を着ていると少し汗ばんでくるような陽気である。

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 土手下の葦原で遊ぶノビタキは、ちょうど良い枯れ枝に止まってくれたりするが、時々土手にある河川利用の注意書きが書いてる看板の枠に止まったりもする。

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 人工物に止まる野鳥の姿はあまり好きではないが、そこが気に入っているようである。

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 姿が見えなくなったなと思うと少し上空でホバリングをしては、葦の中に消える。フライングキャッチが得意なノビタキはそれで捕食をしているのだろう。

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 しばらくの間、土手の枯れた芝生に腰を下ろしてその光景を眺めていると、どうもここが縄張りのようでジョウビタキのメスが姿を現したが、その行動は遠慮がちである。

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 普通であれば南の方に渡って冬を越すはずであるが、ここ多摩川で越冬するノビタキである。久しぶりのノビくんが頭の黒いその姿で小春日和の昼下がりを楽しませてくれた。

ノスリ  朝陽に向かって

 陽の出の太陽の光線が目線の位置から横に差込みそれが眩しい。外気温は一段と下がっているが、風がないので陽が出てくると寒さは和らぐ。

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 多摩川土手に登ると朝陽の赤っぽい色が、河原の木々や見渡す河原の枯れた草木に映える。

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 河原の遠くに立つ一本の柳の木、これがノスリのお立ち台である。お腹の白い羽毛を陽の光でピンクに染めて、いつものように葉の落ちた横枝に止まっている。

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 本日、本音はハイタカ狙いである。ハイタカが現れるまでは少し時間があるので河原に降りてノスリに挨拶をしてくる。

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 ノスリが止まっている樹木の近くの枝には、カラスが二羽止まっているのでノスリもあまりいい雰囲気ではなっさそうである。

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 飛び出しを期待してノスリに集中する。鳥たちはたいてい飛び出す前に必ず糞をする。これは体重を軽くするためだとかいう説もあるが、真意の程はよくわからない。

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 でもよく見ていると猛禽類はその動作があると、飛び立つことが多い。じっとしていたノスリが姿勢を低くしたかと思うと下流の樹木へと飛び出した。

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 いつも他の鳥に注意を向けたりするので、その飛び出しの瞬間を逃していることが多い。本日は「一点集中桶狭間」その瞬間を捉えることができた。

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 何事も確実に行うには、集中することとそれを成し遂げる強い意志を持つことである。と早朝の河原での教訓である。

キセキレイ  川辺を飛び交う

 尾羽を頻繁に上下に振りながら多摩川の川辺を飛び交っているのはキセキレイである。

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 冬の多摩川の流れはきれいに澄んで、川底のコケのついた石ころがよく見える。その川辺の石の上を飛び歩いている。

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 飛び歩いているというのは、時々ホバリングをしたり、急旋回をして戻ってきたりと川辺で遊んでいる感じがするからである。

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 あれで水辺の昆虫や水の中の虫たちを探しているのだろう。セグロセキレイやタヒバリなどと入り混じることもある。

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 人影を見るとある程度の距離を保ちながら下流方向へと移動する。この辺が良い餌場なのか、少しするとまた戻ってくる。

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 あまり動かないでじっと川面を見ていると、目の前まで戻ってきて「チチン、チチン」と鳴きながら飛び回り、流れの中の石の上に止まって長い尾羽を激しく上下に振りながら採餌している。冬場多摩川の中洲清流の水辺の一コマである。

ベニマシコ   メスの可愛さ

 霜の降りた枯れ草を踏んで河原を一回りしていつものポイントでしばらく待っていると、ベニマシコの優しそうな柔らかい鳴き声が聞こえる。

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 枯れたミズヒキの実をついばんでいる。オスと違ってその姿は地味で、ややもすると迷彩色のようになってその姿を見つけるのが難しい。

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 見つけやすいのは必ず「フィッフィ、フィッフィ・・・」と、消え入りそうな優しい声で鳴いてくれることである。

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 秋口に飛来した頃は警戒心が強くあまり近づけなかったが、最近は同じところに必ず姿を見せてくれる。

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 ここにやってくるのは数羽であるが、オスはまだ若のようでその赤味はまだ薄い感じがする。ベニマシコの魅力はオスで赤い体に長めの尾羽、猿のような赤い顔がチャームポイントである。

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 人間社会と違って鳥の世界は、例外もあるがオスが派手でメスは地味である。日本の古き良き時代の謙譲の美徳、内助の功みたいな雰囲気を感じさせるベニマシコのメスの可愛さである。

スズメ   夕暮れ時の河原で

 一日一万歩を歩く目標で多摩川河畔を歩いての帰り、夕暮れ時の大きな木の枝にスズメの群れが見える。

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 最初は樹木の下の草原で草の種子などの餌を探していたが、近づくと一斉に飛びたちその木の枝に一列に並んでいる。

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 最近はスズメの数が減ったと言われているが、こういう光景を見ているとそうでもないのではと思ってしまう。

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 時には益鳥、あるときは害鳥になってしまうスズメであるが、人とともに人家の近くで生活する野鳥である。

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 普段はあまりレンズを向けない鳥たちであるが、整然と樹木の横枝に並んだ姿は、思わず微笑ましい姿に映り被写体としてみた。

ノスリ  今日も同じ止まり木で

 新年の猛禽はノスリで始まった。多摩川の土手に登るといつもの止まり木にその姿はあった。本当は違う猛禽を期待していたのだが、双眼鏡で見てみると後ろ姿はノスリのそれである。

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 この河原で見られる猛禽類で警戒心が強い順に見てみると、オオタカ、ハイタカ、ノスリ、トビの順番になり、トビはかなり近づいても逃げないで止まっている。

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 その点ノスリもかなり近づけるが、目が離せない。ここにいるノスリはいつも同じコースを飛び回るので、最初の飛び出しの後に止まるところが決まっている。

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 早朝の太陽の光が横から当たるので順光で取らないとシルエットになってしまう。それにしても今朝はまだ獲物をとっていないのか元の樹木の横枝に戻ってきた。

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 枝に止まって頭を前後左右に回しながら獲物を探している。しばらくすると一点を凝視したので狩りの瞬間を期待したが、実現しなかった。

 その瞬間を期待しながらこの一年間もこの河原に足繁く通うことにしよう。

タヒバリ   セキレイに似て

 久しぶりに多摩川と大栗川の合流点に足を向け、更に中洲の奥まで踏み込んで見ることにした。

夏の増水で葦がなぎ倒された上を歩くと、川砂の砂ホコリと浮き上がった葦原にズボッと足を取られることがある。

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 そんな河原を抜けると大小の石ころがゴロゴロところがっている多摩川本流と大栗川が合流している地点に出る。

 川の流れの水際を飛んでいいるのは、キセキレイとセグロセキレイ、ハクセキレイである。少し外観の色が違うのは、同じセキレイの仲間であるがタヒバリがいる。

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 尾羽はセキレイより少し短いがセキレイと同じように尾羽を上下に振りながら歩く。警戒心は強く、足音を聞くと飛び立っては前方へと飛んでしまう。

 川べりでしばらく動かないで待っていると、また戻ってきたりする。対岸へ行ったり来たりと同じ場所をあまり動かない。

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冬の日の晴れた昼下がり、多摩川の流れではたくさんの釣り人が岸辺に腰を下ろしたり、川の流れに入ったりしながら釣り糸を垂らしている。

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 そんな光景を見ながら川辺に腰を下ろしてタヒバリの行動を観察している。よく見ているとセキレイのようにホバリングこそしないが、その行動はセキレイによく似たところがある。

 名前こそヒバリとついているが、ヒバリの仲間ではなくセキレイの仲間に分類されている所以がそのへんにある。のんびりと冬の清流を眺めている昼下がりである。

イタチ   毛皮は高級品だが

 イタチの毛皮は高級品、今は需要が少なくなっているが毛筆に関してもイタチの毛を使ったものは高級品とされている。

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 早朝の多摩川河畔を歩いていると、支流の川沿いを見慣れぬ動物がこそこそと歩いている。毛皮にすれば高く売れるイタチの姿である。

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 イタチは凶暴な肉食獣でニワトリやウサギなどを捕食するが、一方で天敵とするのはワシやタカ、フクロウなどの猛禽類で、イタチが生息しているということは、それらの猛禽類もこの近くにいるということになる。

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           顔は可愛いが?

 そしてそれら猛禽類との出会いも多いに期待できるということになり、これもまた楽しみである。

アリスイ   寒風の多摩川土手

 北風の吹き付ける多摩川土手の上、陽射しがあるうちは暖かいが陽が少しでも陰ると骨身にしみる寒さである。

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 待鳥に会うために風上に立って待つ。土手下の枯れ草にはベニマシコが数羽盛んに草の実を食べている。

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 河原の葦原に立っている一本の樹木の枝に何やら見慣れぬ鳥の影がある。よく見るとアリスイのようである。ベニマシコをさておいてアリスイに向かう。

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 陽が西に大きく傾いているので、夕焼けで赤っぽくなっているが、明らかにあの風貌はアリスイである。

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 なかなか思うようなところに止まってくれないので、良い絵にはならない。それでもいつも狙っているのはアリスイなので満足することにする。

べにマシコ   新春のペアー

 年末年始にかけて関東地方は天気の良い日が続いている。典型的な冬型の気圧配置になっているので北国では雪が降って大変なのだろうが、関東地方は晴天の恩恵にあずかっている。

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       ベニマシコ ♀

 正月のありがたいのは朝からお酒が飲めることである。箱根駅伝を走る選手は大変であろうが、その走りを見ながら美味しいお酒で喉を潤しているのである。

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       ベニマシコ ♂

 正月以外で朝から酒を飲むわけにもいかないので、正月というのはそういう意味でも良い習慣だと思う。

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 一般的には、日が暮れると酒を飲みたくなるのは「飲んべえ」で、朝から酒を飲みたくなるのは「アル中」だと言われている。吾輩はどうだろう、胸に手をあてて考えてみよう。

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 昼間の酒は酔い易く顔に出ると言われ、顔が真っ赤になることがある。ちょうどベニマシコのオスの顔のように目の周りが赤くなる。

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 そんな顔をしながら多摩川土手を歩いていると、河原一面の枯れた葦原の中の背の高いセイタカアワダチソウにベニマシコのペアーの姿が見える。

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 嘴の周りにその草の実をつけながら黙々と食べている。冬の低い陽を横から受けて光線的には難しいが、赤いオスとやや地味なめすの姿が浮かびあがっている。

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 今シーズンは赤い鳥が多いと言われ、各地でも赤い鳥が活発に行動しているようである。ここ多摩川でも例年に比べると赤い鳥の出は良い方だと思う。

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 そろそろ酒浸りの生活から平常の生活へと切り替えて、新しい年の仕事はじめが順調に動き出せるように体調を整えなければと思いつつ、寒風の多摩川土手を歩いているところである。

シロハラ  ヒサカキの実と

 新年の公園を歩くと、日の出とともに遠く富士山の白い峯がピンクに輝いて、すっかり葉が落ちた雑木林の隙間から陽の光が漏れ始める。

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 公園では、早朝の犬の散歩をする人、公園内をジョギングする人、野鳥を追いかける人などそれぞれの活動が去年と同じような光景で始まっている。

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 公園内の高台に出ると、目の前を横切るやや大きめの取りの姿、ヒサカキの緑の葉の中に入る。

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 じっと待っていると、その葉がガサゴソと動き出す。そのうちに顔を出したのはシロハラである。声を聞いたり後ろ姿を見たりはしていたが、まともに姿を見るのは今シーズンはじめてである。

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 背を伸ばして高いところにある紫黒色のヒサカキの実をついばんでいる。よほどお腹がすいているのか、かなりの至近距離でも逃げないで夢中で食べている。

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 普段は地表に降りて枯葉をかき分けながら、虫たちを探している姿が多いシロハラであるが、樹上で木の実を食べている姿を見ることは少ない。

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 それにしても同じところで動かないでいるものである。比較的警戒心の薄い鳥であるが、人が近づくと「キョッキョッキョッ」という鳴き声とともに飛び去ることが多い。

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 ヒサカキは地域によってはサカキの代わりに神前に供えられたりもするので、正月ということでこの樹木の枝がさぞかし居心地が良いのだろう。

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 冬鳥が少ないと言われる今シーズン、新しい年になってどんな鳥たちに会えるかが楽しみでもあり、多いに期待するところである。

初日の出   多摩丘陵から

 新年あけましておめでとうございます。2014年は快晴の初日の出であけました。

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 ここ多摩丘陵では6時51分に東南の空に陽が上り始めました。あまり寒くもなく清々しい冷え込みの新年の朝でした。

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 羽田沖方面からの日の出は丸く大きく真っ赤な太陽です。新しい年の健康を祈念して合掌。

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振り向けば丹沢山系の向こうに、その頂きに白い雪を被った世界遺産富士山が赤く染まり始めました。

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2014年、新しい年が良い一年になりますようお祈りいたします。

ルリビタキ   新年を山茶花と共に

 2014年、新年おめでとうございます。皆さん良いお年をお迎えのことと思います。今年は長い人生の中でも大きな節目の年になりそうです。また、新しい年みなさんのお世話になりますのでよろしくお願いします。

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 MF、いつもの公園の幸せの青い鳥、「ルリビタキ」でご挨拶になります。赤い花をつけた山茶花の前でちょっとすましたポーズです。

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 公園を歩くとき、いつも最初に覗いてみるのがこの場所で、タイミングがいいとルリがこの大きな石の上で待っていてくれることがあります。

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 この近くには水場もありますがそこで座って待っていると、「ヒッヒッヒッ」と、大きな声で呼んでくれることもあります。誰もいない散策路での出会いです。

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 新年にちなんで華やかな背景でのスタートです。今年も、野鳥と共に「一期一会」を大切にして健康で過ごしたいものです。

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