野鳥たち

  • アカゲラ
    野鳥たちの表情を表現できればと思っていますがショットが精一杯。

花たち

  • 姫扇
    気の向くままの足跡を紹介します

風景

  • 常陸海浜公園
    一期一会の心に残る風景

淡島の一日

  • 淡島から見るサンセット
    奈良の帰りに淡島に一泊。夕日と富士山がきれい。露天風呂から正面に富士山が見える。

四国・四万十川の旅

  • 金比羅宮
    2008年5月の連休の四国四万十川の旅

« 2014年3月 | トップページ | 2014年5月 »

2014年4月

アオゲラ   今年も営巣

 夏鳥でにぎやかな公園の早朝、眼に青葉で新緑がまぶしい。ちょっとひんやりする空気が頬をなでるのが気持ちいい。

14_04_26__3343_edited1

 この公園はアオゲラが多い。どこに行ってもアオゲラの姿だけは見ることができる。巣穴堀の名人でどこの木でも巣穴を掘っている。

14_04_27__3753_edited1

 アオゲラはペアーを決めてから巣穴を掘るのか、巣穴を掘ってから相手を見つけるのかよくわからない。

14_04_27__3771_edited1

 作業を見ていると、巣穴を掘ったところをメスが見に来て、気にいったら子作りを始めるような感じがするが定かではない。

14_04_27__3693_edited1

 ほかの鳥たちは相手を見つけてから巣作り、子作りを始めるが、アオゲラはどうなのだろう。独身のうちに新居を作り、それを見せて彼女を見つけるとすれば、見上げたものである。

14_04_27__3730_edited1

 今年も公園の桜の木に巣穴を作って抱卵を始めた。メスが頭をだしているのでたぶん抱卵中であろう。

14_04_26__3483_edited1

 もう少しすると元気な雛の姿が見られることであろう。それまでそっと見守ってやりたいものである。今年もこの公園での鳥見の楽しみが一つ増えたような気がする。

公園の花   鳥以外にも目を

 「目に青葉・・・・・」の季節で公園の樹木も若葉が息吹を見せている。いつも鳥を追いかけているので樹上ばかりを見ている。

 足元を見てみると小さな可愛い紫の花が朝露に光っている。濃紫の唇形の花、キランソウである。花は可愛いが別名では「地獄の釜の蓋」という。

Photo

     キランソウ

 名前の由来は、薬草で「病気を治して地獄の釜にふたをする」ということから言われている。

14_04_20_3174

      シュンラン (花開いていないのが残念)

 もう一つはシュンラン、これも普段はなかなか目につかないところにひっそりと咲いている。別名「ジジババ」ともいわれるらしい。男女両性のシンボルが一つの花に備わっているところからの由来らしい。

14_04_20_3017

      ウワミズザクラ

 さらに不可思議なのは、ウワミズザクラ。花を見ているととても桜とは思えないが、木の幹を見ると桜の木であることがわかる。

 これらのことは、早朝、公園での長老の鳥友さんから教わった内容である。目から鱗の発見であり、ありがたいことである。

ツグミ   春を楽しんで北へ

 冬鳥の今シーズンの主役はツグミだろうか。本来のツグミはあまり納得しないと思うが、ツグミと名の付く鳥たちが話題をさらった。

14_04_17__1597_edited1

 昨年はノハラツグミで今年はウタツグミ、ハチジョウツグミである。ツグミの種類はたくさんあるらしいが、日本では迷鳥と言われ話題の中心であった。

14_04_17__1590_edited1

 ウタツグミに関しては声がきれいというので、家庭で飼っていて放鳥した篭脱け鳥という説もある。

14_04_19__2215_edited1

 また、神奈川に多いのでヨーロッパからの船の船員が横浜港で放鳥したのではないかという話もある。

14_04_19__2222_edited1

 真意は定かではないが、話題になったツグミである。公園を歩いていると、春の花たんぽぽが花咲く野原で遊んでいるツグミの姿がある。

14_04_19__2223_edited1

 今シーズンの話題を提供したツグミたちも北帰行の準備である。たんぽぽと戯れて春の花を楽しんでいるようである。来シーズンはさらに違うツグミを連れてきてほしいものである。

イチリンソウ  開花を待って

 冬鳥が去って夏鳥や旅鳥が顔を見せる公園の片すみに小さな花たちがその花弁を見せ始めている。

14_04_19__2867

 先週は、散策路のよく見えるところにあったニリンソウが一斉に開花していたが、日陰にあるイチリンソウがその白い花を開き始めた。

14_04_19__2859_edited1

 早朝に歩いているときは花びらがしぼんで下を向いているので、陽の当たる時間帯に公園のイチリンソウの群生地を歩いてみた。

14_04_19__2857

 公園内にも何か所か群生地があるが、一番気にいっていたところは今年は少ない。かつては、大きな木の下の傾斜地一面にきれいに白い花を咲かせて、公園を歩く人の目を楽しませてくれたものである。

14_04_19__2864

 聞くところによると、そこにあったイチリンソウはある心ない業者が夜、夜中に根こそぎ持って行ってしまったということである。

14_04_19__2868_edited1

 「やはり野に置け蓮華草」ということわざもあるくらいだから、自然の姿で花を楽しみたいものである。

オナガ  桜蕊ときれいなブルー

 桜の花が散った後の桜並木を歩いてみると、たくさんの鳥たちが桜蕊を食べにやってきている。サクランボの実になる前の柔らかな栄養価の高い食べ物なのだろう。

14_04_20__3210_edited1_2

 桜の花が散った後、木に残る花弁のないおしべとめしべを桜蕊(さくらしべ)という。花弁が咲いているときは薄いピンクで賑わしてくれたが、花弁が落ちて木に残った桜蕊は濃い紅色をしている。

14_04_20__3294_edited1

 その桜蕊を求めてたくさんの鳥たちが桜の枝に取り付いている。ヒヨドリはもちろん我が物顔で陣取っている。

14_04_20__3296_edited1

 そのほかで多いのは、ムクドリ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ビンズイやホオジロなどもいる。先週は旅鳥のコムクドリがその姿を見せてくれた。

14_04_20__3305_edited1

 コムクドリがまだ残っていないかと探しながら桜並木を見下ろす土手を歩いていると、オナガの集団が見える。

14_04_20__3313_edited1

 黒い帽子にブルーのマントを着たようなオナガが、その桜蕊をおいしそうに食べている。いつもはうるさい鳴き声のオナガであるが、静かに食事中である。

14_04_20__3315_edited1

 寒い冬から暖かい春を呼ぶ桜の花は、素枝を満開にして人々を明るくして楽しませてくれるが、その散り際もまた見事である。

14_04_20__3320_edited1

 雪のような桜吹雪や、その花弁が下を流れる川面を埋め尽くす花筏など、さらに花弁が散った後、鳥たちをひきつける桜蕊、その後は葉桜として柔らかい若葉がまた人の目を楽しませてくれる。

14_04_20__3326_edited1

 さすが日本の国花である。桜は人間にも鳥たちにも開花から散った後までも喜びを与えてくれる花である。今朝はそんな桜蕊を背景にきれいなブルーの衣装を身に着けたオナガが演出してくれた多摩川土手であった。

カルガモ  恋の季節

 どこに行っても鳥たちの世界は恋の季節である。公園の池で大きな水の音がしてカルガモが喧嘩をしているようである。

14_04_17__1605_edited1

        オス同士のバトル

 一羽のメスをめぐってオス同士が争っている雰囲気である。しばらく池の中を音を立てて追い掛け回していたが、静かになったと思ったらペアーとなって公園の草原に降りてきた。

14_04_17__1606_edited1

 上体を大きく振りながらよちよちと歩いてきたかと思ったら、深い草の中で頭だけをだして交尾を始めた。

14_04_17__1608_edited1

 カルガモはいつでもどこにでもいるので、あまり気に留めたことは少ないが、交尾の瞬間を見るのは初めてのような気がする。

14_04_17__1718

 そのあとはまた、のんびりとペアーで歩きながら道路を横切って池の方に歩いて行ったのである。のどかな春の恋の季節の一場面である。

ウグイス  美声になって

 ここしばらくの間ひんやりとする涼しい日々が続いていたが、久しぶりに多摩川河畔を歩いてみた。

14_04_20__3235_edited1

 地鳴きのころはあまり姿を見せないで、低い藪の中を細かく歩いているウグイスであるが、桜の花が終わったとともに、樹木の高いところに姿を現してきれいな声でさえずり出した。

14_04_20__3232_edited1

 さえずりも最近は上手になってきれいに「ホーホケキョ」と鳴くようになってきた。鳴き初めのころはスムーズにホーホケキョと鳴けなくて聞いている方ももどかしいほどであった。

14_04_20__3249_edited1

 さすが日本三鳴鳥の一つに数えられるだけあって素晴らしい鳴き声である。空に向かって大きな口を開けて、全身で思い切り鳴いている感じである。

14_04_20__3256_edited1

 何か地鳴きのころの鬱憤を晴らしてでもいるかのように見える。あいにくの空模様で写真としては白い空抜けでウグイスが引き立たないのが残念である。

14_04_20__3264_edited1

 この次はこの美声の姿として、公園の若葉を背景に囀っているところをファインダーに収めてみたいものである。

フデリンドウ  小さな可憐な筆

 公園の散策路のわきの日当りのよい斜面に小さな青紫の花がある。フデリンドウの群生である。

14_04_19__2805_edited1_2

 それは、コンクリートの疑似木でできた枯葉で踏み固められた階段のわきの傾斜地の枯葉の中にある。

14_04_19__2813_edited1_2

 ややもすると雑草の若葉とともに枯葉を押しのけて芽を出しているので、公園を散策する人やそこで遊ぶ人に踏み倒されてしまいそうである。

14_04_19__2822

 幸いにも心ある人が、細い枯れ枝で四方をカバーするように保護してくれている。その花を探すにもあまりにも小さいので足元に注意しないと踏みつぶす恐れがある。

14_04_19__2826_edited1_2

 花の名前の由来は、花の形が筆の穂先に似ているところからきている。まさに花弁が閉じているときは筆の穂先そっくりである。

14_04_19__2830_edited1

 そのうえ花弁は陽が当たらないときは閉じているので、花開いているのを見るには太陽の光が当たる時間帯でないと見ることができない。

14_04_19__2832_edited1_2

 そんなわけで、当日は早朝の公園散歩とは別に昼頃の陽射しがある時間を狙って出かけた。

14_04_19__2842_edited1

 普段は足元にはあまり気をかけずに鳥を追いかける性格上、樹上ばかりを見ているので、今後は路傍の小さな植物にも気を付けて公園散策をしなければ、と反省したフデリンドウとの出会いであった。

アカハラ   北帰行の準備

 先週から公園にアカハラが集まりだした。早朝の公園の森に「キョロンキョロン」の鳴き声が響きわたる。

14_04_20_3055_edited1

 明るさが少ない公園の散策路に降りてきた鳥の姿を、ガビチョウかと素通りをしたらアカハラであった。

14_04_20_3093_edited1

 森の樹木の間、いたるところにいるのはアカハラである。新緑の草むらに降りて虫をほじくっているが、これからの旅路のために体力をつけているのだろう。

14_04_20_3116_edited1

 一説によると、鳥の体重を20グラム蓄えることで約1000kmの飛翔ができるといわれている。アカハラは毎年この時期になると、この公園に集合して集団で北の大地や山地へと旅立っていく。

14_04_20_3127_edited1

 普段はあまり見かけないアカハラであるが、この時期には公園を一回りするとどこででも出会うことができる。

14_04_20_3130_edited1

 この公園にはシロハラがたくさんいるが、突然のアカハラの出現になわばりを荒らされ、シロハラがアカハラを追い掛け回している。

14_04_20_3135_edited1

 アカハラも束の間の餌場なので、あまり遠くには行かずにすぐに同じところに戻ってくる。それを待ちかねたようにシロハラが飛び出してくるので、森の中は紅白に分かれた運動会の様相を呈してくる。

14_04_20_3149_edited1

 こちらとしてはありがたいことだが、白いのはいつでも見ているのでどうして赤い方に味方をしてしまう。

14_04_20_3155_edited1

 なんだかんだと言って、冬鳥の北帰行の準備の一場面を見せてもらった早朝の公園である。

オオルリ   高い梢で

 新緑の若葉が芽吹きだした公園の高い樹木の上の方に見慣れない鳥の姿。シジュウカラかなと思いながら双眼鏡をのぞいてみると黒いネクタイをしていない。

2014_04_13__0879_edited1

 おなかが白く背中がブルーのオオルリの姿である。高い木の天辺を動いているので、朝日の加減と出始めた若葉が邪魔をしてなかなかよいポーズをとってくれない。

2014_04_13__0892_edited1

 今シーズン初認である。各地の状況を聞いてみると夏鳥が一斉に入ってきたように聞いている。

2014_04_13__0899_edited1

 これから川沿いを山に向かっていく長旅であるが、しばらくの間この公園でもそのきれいな姿と美声を楽しませてほしいものである。

キビタキ   早朝のさえずり

 先週から声は聞こえるが姿は見えずのキビタキである。今シーズン初めての公園での出会いになる。

Kb1

 夏鳥たちが順調に姿を見せ始めたので、公園をくまなく歩いての帰り、ウグイスの鳴き声と交互に聞こえてくるのはキビタキの囀りである。

Kb2

 かなり遠いところで鳴いている姿を見つけたが、枝被りとなかなか良いところに姿を見せてくれない。

Kb3

 それでも何とか証拠写真程度にはなるだろうショットが取れた。長い旅の束の間の休憩地になるだろうが、半年ぶりの声を聴くことができた。

Kb4

 このまま通過していくのかしばらく滞在してくれるのかはわからないが、鳥たちが少なくなった公園に明るい話題である。

コサギ   繁殖期の風貌

 半袖になってもおかしくない初夏を思わせる暖かい陽射しの川岸には、真っ黄色の菜の花が満開である。

14_04_17__1770_edited1

 一面の菜の花の中に紫色のハナダイコンがひときわ目だつ。黄色の菜の花の中に真っ白なコサギの姿。

14_04_17__1753_edited1

 この時期のコサギは繁殖羽に変わりつつあり、後頭部の2本の冠羽が伸びて風になびいている。

14_04_17__1924_edited1

 また、眼の周りがピンク色に染まって、背中と胸にはレース状の飾り羽が出ている。足指も黄色ではなく赤みを帯びて婚姻色を呈している。

14_04_17__1840

 菜の花に囲まれてのんびりしているコサギが少し後ずさりをするようなしぐさを見せると、足元には石によじ登ろうとする亀がいる。

14_04_17__1943_edited1

  よじ登る亀を見るコサギ

 亀を避けて飛び立ったコサギは、隣の大きな石へ移動して首をすくめて日向ぼっこである。

14_04_17__1945_edited1

 春の声とともにいたるところで鳥たちの恋の季節が始まったようである。婚姻色に染まったコサギも例にもれずといいたいところであるが、なぜか一人ぼっちのようである。

14_04_17__1877_edited1

 サギの場合はコロニーで集団繁殖するので、どこかにそのねぐらがあるのだろう。時間のある時にそんなところも探してみたいものである。

アオジ   新緑に映える

 そろそろ夏鳥たちがそこかしこの公園に入ってきたようである。姿を見ても一日で抜けてしまうもの、一週間ぐらい楽しませてくれる鳥たちといろいろである。

2014_04_13__1118_edited1

 中には公園で雛を育てて山に入っていくものもある。中継地点としての町中の公園はその出会いが楽しみである。

2014_04_13__1124_edited1

 早朝の公園を歩いていると、藪の中や新芽が出始めた枯葉の中をガサゴソと音を立てているのはアオジである。

2014_04_13__1129_edited1

 その姿を見つけると、「まだいたの」という感じである。胸や腹の黄緑色が鮮やかなアオジが振り向いている。

2014_04_13__1138_edited1

 初夏の陽気で暖かくなってきたので、もう今週末には山の方に向かって飛び立っていることだろうと思う。

2014_04_13__1121_edited1

 この公園にも先週夏鳥のキビタキとオオルリが入ってきた。これからは次から次へと夏鳥たちが入ってくるだろうことを期待しながら、その出会いを楽しみにして公園散歩を続けよう。

シロハラ   もう旅立ちか

 冬鳥として姿を見せたときは警戒心が強くすぐに藪の中に隠れてしまったりしたが、旅立ちの時期になると人慣れして飛び立つこともない。

2014_04_13__0946_edited1 

 早朝の公園で、朝陽が当たる地面を歩きながら採餌をしているのはシロハラである。時折頭をあげて周りを見渡している。

2014_04_13__0949_edited1

 例年よりも長く居残っているような気がする。今頃になるとこの公園にはアカハラが集まってきて旅立ちの準備をするはずであるが、今年はそんな光景はまだ見えない。

2014_04_13__0960_edited1

 土日バーダーなので平日に旅立っているのかもしれないが、シロハラはまだ残っている。公園のつつじの花もかなり膨らんできて今にも花開きそうである。

2014_04_13__0980_edited1

 そんなつつじを背景にしたシロハラの姿を見ることができる。かなり近づくと飛び立って近くの木の横枝に止まるが、すぐに逃げる気配もなくじっと見下ろしている。

2014_04_13__1103_edited1

 今週末にはもう姿を見せなくなってしまうだろうが、来シーズン元気に会えることを楽しみに送り出してやろう。

ニリンソウ   可憐な花

 早朝の公園を歩く。最近は陽が長くなって夜明けも早い。六時頃になると春の温かい陽射しがまぶしいくらいである。

S2014_04_12__0834_edited1

 公園の枯葉が小さくふみつぶされた散策路のコンクリートでできた疑似木を横にした階段を登っていくと、樹木の間から差し込む朝陽に照らされた可憐な小さな白い花いちニリンソウの群生に出会う。

S2014_04_12__0837_edited1

 見上げると階段の上の方にあるので目線の位置で見ることができる。この辺りはウグイスの鳴き声がきれいに聞こえる森の小道である。

S2014_04_12__0840

 この公園には鳥の少なくなるこのころは、いたるところで小さな花たちがその可憐は花びらを開き始める。

S2014_04_12__0852_edited1

 イチリンソウ、フデリンドウ、ニリンソウ、もちろんスミレやヒメオドリコソウなどである。地表にさく花だけでなく、樹木の花も負けじと大胆に花開く、コブシやモクレンなどである。

S2014_04_12__0855_edited1

 公園散歩をする時、鳥の少ない時期には樹木の上の方ばかりに視線を向けるのではなく、その足元を見ることによっても季節の変化を見つけることができる。四季折々楽しみを与えてくれる公園である。

コムクドリ   春風に乗って

 満開の桜も終わった桜並木にやってきたのはコムクドリのペアーである。ムクドリの群れに混じって花が散った桜の実や若葉を食べている。

2014_04_13__1462_edited1

 コムクドリ  ♂

 長い旅の疲れかそれともおなかが空いているのか、夢中になって花が終わった桜の樹木に取り付いている。

2014_04_13__1206_edited1_2

  コムクドリ  ♀ 

 毎年この時期に通過していくがここでの滞在時間は短い。昨年は一週間ぐらいで抜けてしまった。北海道など山地で繁殖する夏鳥である。

2014_04_13__1404_edited1_3

  コムクドリ   ♂ 

 ムクドリよりは一回り小さく、白い頭に赤褐色の頬で背中や翼、尾羽は光沢のある黒色である。これが陽に映えるのであるが、本日は曇り空で枝先に止まると白い空が抜けてしまう。

2014_04_13__1251_edited1_2

  コムクドリ  ♀

 オスの方は比較的樹木の高いところにいるのでバックが空抜けになってしまう。一方メスは頭から胸が淡い灰褐色で見た感じは地味で控えめである。

2014_04_13__1413_edited1_2

  コムクドリ  ♂ 

 メスは桜の枝の下の方でさらに目の前に来てくれているので、散り始めた桜の花でもよく映える。

2014_04_13__1380_edited1_2

  コムクドリ   ♀

 ムクドリはどちらかというとあまり絵にならないが、このコムクドリはきれいである。春風に乗ってやってきた夏鳥の第一陣しばらくは楽しませてくれそうである。

アオゲラ  宴の後で

 春の陽射しがないと少し肌寒く感じる公園の早朝。ソメイヨシノはすでに盛りを終えたが枝垂れ桜は今が満開である。

S2014_04_12_shijyuukara_0098_edited

 静かな公園に響きわたるのはアオゲラのドラミングの音。巣作りではなく採餌中のようであるが小気味よい音である。

S2014_04_12_shijyuukara_0103_edited

 すでに葉桜になった古木の幹に取り付いて、後頭部の赤い頭をフル回転である。樹皮の間に好物を見つけるとその赤い頭を横にして長いくちばしを差し込んでは口に運んでいる。

S2014_04_12_shijyuukara_0105_edited

 かなり接近しても夢中で気が付かない様子。よほどおいしいものを見つけているらしい。

S2014_04_12_shijyuukara_0121_edited

 今シーズンも例年のようにこの森にもアオゲラの姿は多い。所々樹木の間では巣作りの姿も見られるようになっている。今年も雛の巣立ちが期待できそうである。

ヤマガラ  低いところから 

 公園の散策路を歩いているといつも同じ樹木の枝から「ニーニー」という鳴き声、ヤマガラである。

_2392_edited1

いつもは高いところからであるが、今朝は散策路の端の枯葉のところに久しぶりの姿である。

結構警戒心が強く動き回ることが多い。樹木の根元のあたりをつついて餌を探しているようである。

_2398_edited1

近づいても逃げる気配もなく、餌捕りにむちゅうである。人間も動物もやはり食事時はそのことに集中する姿は同じである。

_2402_edited1

低い位置の樹木の皮の間から何かの実をくわえ、高い枝にとまって脚で抑え、コツコツと音をたてて食べ始めた。

_2404_edited1

多分冬に備えて隠しておいた木の実を取り出して来て食べているのだろう。よく忘れないでいたものだと思う。

_2412_edited1

年を取ると物忘れがひどくなる自分の尺度でヤマガラを見ていたら失礼かも知れない。低い目線でのヤマガラとの早朝の出会いであった。

ガビチョウ  市民権を得たか

 静かな朝の公園を歩いていると鳥たちの姿は少ないが、夜露に濡れた草むらを動いているのはガビチョウである。

_2221_edited1

 ”篭脱け鳥”などと言われ外来種に数えられているが、最近の繁殖ぶりといい声高らかに鳴く姿などを見ると既に市民権を得たかと思われるほどである。

_2226_edited1

 古い野鳥図鑑などにはこの篭脱け鳥や外来種などは載っていないが、最近の野鳥図鑑にはちゃんと掲載されていることが多くなった。

_2516_edited1

 その上、ガビチョウにもカオグロガビチョウとかカオシロガビチョウなどと種類も多くなっているようである。人口減で人手不足の日本、外国人労働者の活用を言われているが、鳥の世界も外来種が市民権を得る時代になるのだろうか。

メジロ  相変わらずの忙しさ

 早朝の公園は陽の光がないと少し肌寒い感じがする。それでも4月、日中は暖かい陽射しが燦々と降り注ぐ。

M1

 雨上がりの公園のツツジの新芽に、白いアイリングのメジロが忙しそうに取り付いては動き回る。

M2

 動く姿は相変わらず愛嬌があっていいのだが、じっとしていないのが不満である。これがまたカワセミのようにじっとしていたら、病気にでもなってしまったのかと心配することにもなる。

M3

 鳥たちもそれぞれの生活習慣と行動パターンを持っているので、それを熟知して鳥見をすることが肝要である。

 今朝も目当ての鳥さんは控えめでなかなか姿を見せてくれないが、営巣の準備をしている雰囲気である。

M4

 この時期になるといたるところで巣作り、子作りが始まっている。それを狙ういたづら好きの鳥たちもいるが、せめて我々は子育てから巣立ちまで暖かく見守ってやりたいものである。

M5

 この目の前で忙しそうに動いているメジロも、子供たちが生まれると樹木の横枝に横一線に並んで、いわゆる「メジロ押し」という光景が見られる。

M6

 そんな光景を見られるまでには親鳥の苦労は図りしれないが、食物連鎖の脅威にも打ち勝って子育てを全うして欲しいものである。

コジュケイ  出会い頭

 桜満開のちょうど花見にはぴったりの公園を歩く。空模様はあいにくで気温は低く風は少し冷たく感じる。

Kj1

 枯木の桜の下にはブルーシートが敷かれ、早くも場所取りが行われている人影の少ない早朝の公園風景である。

Kj2

 ある目的の鳥を探しながら、公園のコンクリートの擬木を横に並べた散策路の階段を上っていると、足元から数羽の突然の大きめの鳥の飛び出し。

Kj5

 少し先の藪の中に入ったので忍び脚で近づいてみると、散策路の影で出会い頭にコジュケイと鉢合わせである。

Kj6

 こちらも驚いてカメラを構えるが、距離が近すぎてピントが合わない。静かに後退りをするが、相手も驚いて硬直状態である。

Kj7

 普通であれば藪の中に急ぎ足で隠れてしまうのであるが、「出会い頭の怪」である。お互い身動きがとれずというのがこういうことなのだろう。

Kj8

 落ち着いたコジュケイは回りを見回してから腰を落として飛び立ちの気配。首を伸ばしたかと思うと大きな桜の太い枝に飛び立って様子見である。

Kj10

 しばらくその枝で仲間の行方を探す素振りであたりを見渡した後、鳴き声とともに笹薮の中に飛び込んでいった。

Kj9

 公園の坂道を登りきると、下の方から「チョットコイ、チョットコイ」の鳴き声が聞こえたので、仲間に会えたのだなと安心して、目当ての鳥さんを探すべく反対側の坂道をゆっくりと降りたのである。

ウタツグミ  さえずりは聞こえず

 春たけなわ。公園の河津桜はすっかり葉桜になり、河原のソメイヨシノが満開である。河原では春祭りが行われ、たくさんの人たちが集まりカラオケの歌声などで賑やかである。

Uts1

 その近くのいるウタツグミは、新緑の草が大きくなった桜の木の下の地面を、頭だけ出して採餌に忙しそうである。

Uts2

 名前の由来が綺麗な鳴き声だということで、一度聞きたいと思いながら何度も足を運んでいるがいっこうにその声を聞かせてくれない。

Uts3

 もうそろそろ旅立ちで後は姿を見られるのは何年後か何十年後かと思うと、余計にその声とともにその姿を記憶に残しておきたいと再三の鳥見である。

Uts4

 最近はギャラリーも少なくなり、顔を合わせる人たちはお馴染みさんが多い。それでも中には遠く四国、関西からの人もいる。

Uts5

 話を聞いてみると、迷鳥、珍鳥、初見鳥などは必ず遠征しているようである。確かな情報で動かないと無駄足になることもあるようであるが、その行動力には敬意を表する。

Uts6

 毎日が日曜日の、時間がコントロールできるようになったら、そんな鳥見もやってみたいなと思うこの頃であるが、それにはまず健康でいることが前提条件である。

_1751_edited1

公園の片隅にあるスイセンの花も盛りを過ぎているが、ウタツグミが近くでポーズをとってくれた。思えばまだこのスイセンも蕾すらなかった頃からである。

Uts8

 西に傾きかけた陽の光がスポットライトのようになってウタツグミと花を照らしてくれる。取り囲む鳥見の人たちに挨拶をしているようにも見える。

Uts7

本日までその美声だというさえずりは聞かせてくれないが、何十年ぶりと言われる姿だけは十分に堪能させてもらった。「♫ また会う日まで ♫」という心境である。

キジ   国鳥があちこちに

 目当ての鳥を期待して少し早めに家を出て公園に向かう。今朝の公園は少し肌寒く新緑の芽が出始めた樹木も寒そうに立っている。

Kj1

 人影の少ない散策路を一回りしてみたが、目当ての鳥の姿は見えない。公園の森に大きな声で響く鳴き声はキジである。

Kj2

       藪のなかでホロウチ

 遠くから聞こえる鳴き声や目の前での鳴き声、方々から聞こえてくる。数えてみると5箇所ぐらいから聞こえる。

Kj3

 近くから聞こえるキジは「ケーンケーン」と鳴いたあと、必ずホロウチが「ボコボコ・・・」という感じで聞こえる。

Kj4

 声はかなり大きいので近くにいるのは間違いないがその姿がなかなか見つからない。見つけるチャンスはホロウチである。

Kj5

              ホロウチ

 大きく伸びて羽をバタバタさせるので周りの枯葉や木々の小枝が揺れるのを見つけるのである。

 最初に見つけたのは目の前10m程の藪の中、真っ赤な頭だけが見える。枝かぶりで証拠写真程度である。

Kj7

 その藪から更に上の傾斜地、20mぐらいはあるだろうか、もう一羽の姿が見える。散策路を進みながら姿がよく見えるところまで行くと、突然メスが一羽足元から飛び出して森の奥に飛んでいった。

Kj8

 更に散策路を上り、開けたところから下りてくると、下草がきれいに刈られた林の中にもう一個体の姿が見える。

Kj6

 朝の陽を浴びて採餌中であるが、人の気配を感じると藪の中へと姿を隠してしまった。ざっと見ただけで、オス3個体、メス1個体との出会いである。

Kj9

 早朝から大きな声で鳴いていたのは、縄張り宣言とメスへのラブコールだったのだろう。賑やかなキジたちとの早朝の出会いであった。春は出会いの季節とともに恋の季節でもある。これからが楽しみである。

春  公園の花たち

 「春眠暁を覚えず」と言われるが、季節が良くなると朝の眠りが心地良い。いつもなら6時間寝ると十分と思っていたが、最近の二度寝はよく眠れる。

Hr1

 少し遅い公園の散策だが季節は確実に進んでいる。味気ない落葉の樹木、枯れ草の冬景色の公園からカラフルな花が咲き始めた明るい公園に足を向ける。

Hr2

 桜の花も早いものは満開でメジロやヒヨドリが花の蜜を吸ったり、花びらを食べている。目線を落として低いところに目をやると真っ黄色な菜の花やスイセンの花が春を告げている。

Hr3

 黄色の花の中でも、樹皮の繊維が製紙の原料となるミツマタなどが甘い香りを漂わせている。

Hr4

 これからは樹木の枝の小さなつぼみが膨らんで一斉に花開いたり、新芽が若葉として新鮮な黄緑色に開き始める。

Hr5

 樹木の小枝では野鳥たちが囀りを始め、恋の季節がやってくる。それを見るバーダーも重い防寒具を脱ぎ捨てて、心も軽く新たな野鳥たちとの出会いを待っているのである。

Hr6

 今シーズンの冬鳥たちは少ないとか遅いとか言っていたが、くるべき鳥たちは遅れているが来ているようである。

_1242_2

 春の花の季節が終わると夏鳥との出会いがたのしみになる。それまでの間公園に咲く季節の花を楽しむことにしよう。

_1239

 「春眠暁を覚えず、処々啼鳥を聞く・・・・」春の眠りは心地よくて夜明けも知らず、鳥のさえずりが聞こえる。最近は鶯の声が裏山で聞こえ、目覚ましになることが多い。良い季節である。

タヒバリ  いつもの河原で

 川岸を歩くといつも飛び出すのはタヒバリである。ハクセキレイとともに川の流れの水面の上に飛び出しては近くの枯れ草の中に隠れる。

Th1

 春の暖かな朝の川岸に吹く風は気持ちがいい。幸いにも花粉症ではないので大きく息を吸い込んでも爽やかな空気だけである。

Th2

 護岸のコンクリートの上にタヒバリが一羽、まだ若鳥なのか警戒心が薄く近づいても逃げないでじっとこちらを見ている。

Th3

 セキレイの仲間なので尾羽を上下に振って、セキレイと同じような仕草をすることがある。普通であればこれだけ近づくと、すぐに飛び去ってしまうのであるが今朝は違う。

Th4

 都心の桜は満開であるが、土手を歩きながら見る多摩地域の桜は、今週末が見頃になるのではないかと週末に期待するところである。

ガビチョウ   メガネのおじさん

 公園を歩いていてほとんど鳥たちの声も聞こえない時、大きな声で鳴いているのはガビチョウである。

Gb1

 時には落ち葉をガサゴソとかき回しているかと思うと、低空飛行で潅木の間を飛び歩く。またある時は、小枝にとまってウグイス気取りでさえずっている姿も見ることがある。

Gb2

 ガビチョウの名前の由来は、中国語の画眉から来ている。中国ではガビチョウのことを「画眉」(フアメイ)といい、日本ではそのまま日本語読みでガビチョウといっているのである。

Gb3

 鳴き声はよく聞いているときれいであるが、とにかく声が大きすぎる。それにいたずら好きで他の鳥の鳴き声を真似たりする。

Gb4

 初夏の頃にはコマドリの真似をしてカメラマンを翻弄することがある。見方によってはメガネをかけたおじさんの雰囲気があったりして憎めない鳥である。

Gb5

 よく見ると眼の周囲は薄い水色で、一見涙眼のように見える白い涙流模様が特徴的である。特に最近の繁殖力は強く、世界でもあらゆることで存在感を示している中国と同じである。

Gb6

 日本では特定外来生物に指定されており、日本の侵略的外来種ワースト100選定種にもなっているが、よく観察すると楽しい鳥の一種である。悪いところもあるがそれには目をつむり、良いところを見出していこう。

« 2014年3月 | トップページ | 2014年5月 »