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2014年5月

キアシシギ  多摩川河畔で

 河原を歩いていると、イソシギに混じってというかイソシギと一緒にといった方がよさそうである。

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      イソシギと

 一回り体の大きいキアシシギの姿。命名は単純で、脚が黄色なのでキアシシギという。そういわれてみると仲間には足の色の名前の付いたシギ類は多い。

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 よく見ていると、常にくちばしを水に付けている感じである。くちばしを水に付けたまま歩く。

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     イソシギと 

 そんなわけでその写真のほとんどが、同じ体勢である。胸を張って上を見ている姿はほとんどない。

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 イソシギと一緒に歩いているので、よく見ないといつの間にかいれ変わっていることがある。二羽ならんでいると、体の大きさが違うのでわかりやすいが、遠目には難しい。

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 今日は天気も良く川面の照り返しで顔がやけそうである。日焼け止めをしないとシミになると言われているが、この年になっては無駄な抵抗である。成すがままの鳥見である。

コチドリ  黄色のアイリングで

 朝出遅れたのと足がないので多摩川河畔を歩いてみた。「ピォ、ピォ、ピュー、ピュー」と鳴きながら飛び回っているのはコチドリである。

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 黄色のアイリングで顔がはっきりしている。河原に降りるとチドリ類独特のトットットットットッという歩き方をする。

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 小刻みに動いては止まって、様子を見るように頭をあげる。安心すると川の流れにくちばしを突っ込んでは餌を捕っている。

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 飛び回って降りる先をよく見ていると、沖合の小さな石が積みあがった中洲の草陰に降りる。ひょとすると雛がいるのかもしれない。

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 最近、あまりコチドリの雛は見ていないが、いまどきがちょうど雛が姿を見せるころである。川の流れに囲まれた中洲は、上空からの天敵さえ用心していれば安全である。

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 どこでも雛鳥が元気に動きだしている。なかなか巣立ちの瞬間には巡り会えないが、無事に大きく育つことを願うばかりである。

チョウゲンボウ   巣立ちはまだ

 そろそろチョウゲンボウの二世の顔が見られるかと思って出かけてみたが、まだのようである。

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 二組の親が姿を見せているが、まだ静かである。昨シーズンは雛たちがにぎやかに飛び回っていたが、そこからはコジュケイの大きな声が聞こえるばかりである。

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 チョウゲンボウも手を抜いているのか、近くにいる鳩をねらって追いかけたりしている。鳩は結構大きくて素早いので、住居侵入で追い払っているだけかもしれない。

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 最近のチョウゲンボウは贅沢な狩りをすることも聞いている。何が贅沢かというといつもはシジュウカラやスズメなのに、最近はコマドリやサンコウチョウを銜えることもあるという。

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 チョウゲンボウにすれば贅沢でもなんでもないただの獲物であるが、我々にすれば贅沢な狩りになる。

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 公園を歩いていてもめったに会えない鳥さんを仕留めてしまうのだから、かわいそうというかもったいないというレベルである。

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 食物連鎖の厳しい掟の中で、生き抜くこと、DNAを後世に残すことは大変なことなのである。横枝から見下ろしているチョウゲンボウに、鳥見のレベルではないよと言われそうである。

ホシゴイ   雛ではないが幼鳥

 自然に逆らわないで生活しようと思うと、日増しに目覚めが早くなる。最近の日の出は4時半ごろである。ちなみに日の入りは6時50分ごろと遅くなっている。

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 早朝でも少し遅れると夜行性の鳥たちは、ねぐらに帰ってお休みの準備に入っている。夜明け前に行動を起こさないと出会いの機会が少なくなってしまう。

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 公園の大きな柳の木にお休みスタイルのホシゴイの姿がある。半年ぶりの出会いになる。雛の巣立ちが多い中で、幼名を持っている鳥は少ない。

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 ホシゴイはゴイサギの幼鳥で、魚の世界の出世魚ではないが幼名を授かっている。ちなみに鳥の世界では、幼鳥とは全身が幼羽に覆われた鳥をいう。

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 では幼羽とは何かというと、巣立ってから最初に部分換羽が始まるまでの羽毛のことである。それでは幼鳥と若鳥はどう違うのかというと、第一回冬羽以降の幼羽と異なる羽毛を持つが、成鳥になりきっていない鳥のことを若鳥という定義がある。

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 ホシゴイは羽が黄白色の斑点を持っていることからホシゴイといわれるが、成鳥は頭と背面が紺色で体下面は白で2本の白い冠羽を持つきれいな鳥である。いつの日か成長したきれいな姿を見たいものである。

カルガモ   ここでも雛の巣立ち

 カルガモの夫婦と雛が4羽、緑の新芽が大きくなり始めた池の周りの葦原から出たり入ったりしながら泳いでいる。

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 どこもかしこも雛の巣立ちの風景が見られる。このカルガモの雛も生まれたときはもう少し兄弟が多かったのではないかと思う。

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 現在残っているのが4羽なのだろう。池には大きな鯉もたくさん泳いでいるが、その大きな口を開けるとカルガモの雛は一口で飲み込まれてしまいそいうである。

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 親鳥の後に一列に並んで泳ぐ姿は微笑ましい光景である。水草や苔などを口にしながら兄弟仲良く泳ぎ回っている。

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 それを見ている親鳥も心配そうに眺め、常に目を離さないで引率している雰囲気である。親子連れの姿は久ぶりらしく、「元気でいたんだね」と、地元の早朝散歩のおばあちゃんと孫の会話が聞こえてくる。

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 カルガモの雛たちもそうであるが、それを見ているこの子たちも世の中の厳しい試練に打ち勝って、無事に成長してほしいものである。

バン   巣立ち雛

 どこに行っても巣立ちの後の雛たちが可愛いしぐさで親鳥の後を追っている。親鳥は天敵から雛を守りながら、水草の根元を動いては餌を捕って口渡しである。

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      二番子の準備か?  

 今シーズンは何羽生まれたのかわからないが、現在は3羽の姿は確認できる。一番小さい雛は最後からついていくが、これが一番かわいいらしくよく面倒を見ている。

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 バンは赤と黄色の嘴が特徴だが、子供たちの嘴はそれがまだはっきりしていない。2年目頃にははっきりした嘴になるのだろう。

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 それにしても雛のしぐさは可愛いものである。足元は黄色く大きさも一人前に見えるが、そのアンバランスがまた可愛さを増長している。

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 自然界の掟は厳しいが、何とか天敵の難を逃れて無事に早く一人前になってほしいと願うばかりである。

サンコウチョウ ブルーのアイリング

 先週の公園でのサンコウチョウの鳴き声を求めて早朝から公園をくまなく歩いてみるが、それらしき鳴き声は聞こえてこない。

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    サンコウチョウ ♂

 たまにガビチョウが鳴きまねをするが、やはり本物がいるときだけのようである。今朝、目立つのはコジュケイのけたたましい鳴き声と、さわやかなウグイスの鳴き声である。

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   サンコウチョウ ♀ 

 それではと、サンコウチョウのあのブルーのアイリングをはっきりと見ようと少し足を延ばしてみた。

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    サンコウチョウ ♀

 抜けるような青空の下、濃い緑の樹林帯に響き渡るのは「チーチョホイ、ホイホイ」のサンコウチョウの鳴き声である。

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 高い樹木の奥の方で営巣の準備をしているようである。オスとメスが頻繁にホバリングをしたり、樹木の上や下の藪の中にと忙しく動く。

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 たまに正面の横枝に止まってくれるが、動きが早くてなかなかうまくファインダーに収まってくれない。

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 かなり長い尾羽のオスの姿も見えるが背後だけである。やや短めの中央尾羽を持つオスが振り向いてくれた。

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 きれいなコバルトブルーのアイリングで見返り美人のポーズである。去年もここで営巣したとのことなので今シーズンも楽しみである。

ヒメジオン  雑草の美

 初夏の公園を歩いていると草花がきれいに咲いている。雑草だと思っている草木も精一杯生きている姿が見える。

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 表面に華やかに咲き乱れる花は脚光を浴びるが、岩陰に可憐に花をつけているシュンランなどは覗いてみないと見えない。

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 早朝には花弁を開かない花などは、いつも蕾しか見れない。そんな公園でも今は華やかに雑草がその花弁を開いている。

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 ヒメジオンの薄いピンクの小さな花弁がスットスーッと伸びている姿がきれいである。その草むらに目当ての鳥さんが顔を出してくれることを願いながら早朝を歩いているが、願いかなわずである。

ムクドリ   皆でいれば

 公園を歩いて目当ての鳥を探しているが、どこにでもいるのがムクドリ。しかも集団で行動をする。

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 「みんなで渡れば怖くない」 と赤信号をわたる人間と同じ行動をする。なぜかというと集団でいるときは、あまり警戒心も持たずに近寄ってくることがある。

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 公園に野鳥は数多くいるが、一番絵になりにくいのがこのムクドリだと思う。ヒヨドリも数多くいるので声もかけないが、花に止まったりするので被写体としては合格である。

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 ムクドリは椋木(ムクノキ)の実を好み、ムクノキの樹洞に巣を作ることからムクドリと名付けられたが、ムクノキだけに頼った生活をしているわけではない。

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 最近は人家の屋根の瓦の隙間などにも営巣することがある。歩き方はのこのこと歩くという感じである。なんでも集団で行うので水浴びなども大勢でやってくる。

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 陽が傾きかけた公園の広場のシロツメクサの間をのこのこと歩いて、土の中の虫やミミズなどを食べている。

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 あまり好かれないムクドリではあるが、広場の緑の草の中で白い花に囲まれたオレンジの嘴のムクドリを被写体としてみた。

キジバト  警戒心より食い気の幼鳥

 夜明けの早い早朝の公園では、五時を過ぎると一斉に野鳥たちの鳴き声があちこちから聞こえ始める。

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 それぞれのソングスポットがあるので、耳を澄ませて鳴き声を聞き分けてその日の散策コースを決める。

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 今シーズンはキビタキの鳴き声が多いのでそちらに足が向く。いつもはキジバトが鳴いても振り向きもしない。

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 そんなキジバトが目の前に突然舞い降りてきた。1メートルとない至近距離である。カメラを向けても逃げようともしないで、こちらを見ている。

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 近くの木の実をねらっているようで目線はそちらに向いている。それにしても警戒心のない鳩だと思ってよく見ると、まだ幼鳥のようである。

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 狙いの木の実がある枝に飛びつくと、その体重の重みで緑の葉の付いた枝が下に曲がる。それを楽しむようにして嘴を伸ばしてその実を食べている。

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 「警戒心よりも食い気」 か、と思ってその身の安全を心配してしまう。目当ての鳥もそんな行動をしてくれるとうれしいのだが、と思いつつファインダーを覗いている早朝の公園である。

ウグイス  やはりNO1

 声が美しい鳥ベスト10の1位はウグイスである。購読紙の特集に載っていた。ちなみに2位はオオルリ、3位はキビタキである。

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 何とコマドリは7位でサンコウチョウと分けている。4位は驚くべきでミソサザイという順位である。

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 やはりなじみのあるどこでも聞こえる声が上位にあるようである。ウグイスも5月に入るとその囀りはさえてきて、きれいに鳴いて聞かせてくれるが、春先は心許ない。

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 「ホーホケキョ」がきれいに聞こえるようになると、囀る姿もよく見える場所に出てくる。自信が持てるようになってきたのだろう。

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 以前は、近づくとすぐに警戒の鳴き声に変わり、場所を移動してしまうことが多かったが、最近は違って堂々と囀っていることが多い。

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 その姿はあまりきれいといえる色ではないが、囀りはNO1である。美しい鳥ベスト10は、1位がカワセミ、2位がオオルリ、3位がサンコウチョウで4位にキビタキが入っている。

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 今、わが公園でもそのウグイス、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウが声とその容姿を競い合っている。今朝はその声のNO1のウグイスがサービスをしてくれた。

コジュケイ   大きな鳴き声で

 キビタキの声を聴きながらその姿を探して公園を歩いていると、大きな声で「チョットコイ、チョトコイ」というけたたましい鳴き声。

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 コジュケイが迎えてくれているようである。普段は地上で採餌しているので、茂った下草の中や灌木の下にいることが多く姿は見つけにくい。

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 このように大きな声で鳴いているときは、得てして樹木の枝に止まっていることが多い。そんなわけで近くの横枝を見渡してみると、目の前にその姿がある。

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 公園でもこの辺りには、傍若無人なコジュケイがよく出没するところである。公園の散策路を歩いていても、その先を逃げもしないで歩いていることがよくある。

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 最近は夏鳥たちが、渡りの途中で公園をにぎわしているので、眼がそちらに向いてしまう。無視された留鳥のコジュケイは、いかにもその存在感をアピールして大きな声で鳴いているようなそぶり素振りである。

アオゲラ   新居の建設

 すっかり夏の陽射しの静かな公園を歩くと、どこからともなくリズミカルな木を突く音が聞こえる。

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 音の聞こえる方に足を向けてみると、上り坂になるところから見える散策路を外れた林の中の一本の桜の木にアオゲラの姿がある。

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 高い樹木の三分の一ほどのところに穴をあけて、新居を建設中である。程よい距離があるので、警戒心もなく大きく頭を振って穴を掘っている。

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 枯れた柔らかい木ならともかく、生木の幹に穴をあけるのだから大変な作業だと思う。すでに抱卵中のところもあるが、これから伴侶探しだろう。

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 新居の試掘に終わらなければよいなと思いながら、しばらくその作業を観察してみた。くちばしで小さな木屑を放り出しながら穴をあけていく。

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 二、三日で完成するのだろうが、公園を歩く楽しみがまた一つ増えたような気がする。雛が顔を出すまでは静かに見守りたいものである。

ダイサギ   夏の装いで

 夏鳥たちが頻繁に公園に現れるので、毎週末になると自然と足は公園に向かう。日増しに緑が濃くなる公園の樹木、鳥の姿を見つけるのがだんだん困難になる。

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 早朝の公園から、昼過ぎには久しぶりに多摩川河畔を歩いてみた。河原の黄色の菜の花にセッカでも止まってくれないかと思いながら川沿いを歩く。

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 枯れた葦の茎の方が止まりやすいのか、菜の花の上は飛び回るだけである。熱い陽射しの川の流れに目を向けると魚を狙うダイサギの姿がある。

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 すっかり夏羽になったダイサギが、忍び足でゆっくり歩いて川の中の獲物を狙っている。くちばしは冬は黄色だったがすっかり夏の装いで黒くなっている。

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 目先も冬には黄緑色であったが、青緑色になり、背中には長い飾り羽が出ている。冬羽に慣れていたダイサギの姿も、夏羽の姿はなぜか新鮮に見える。

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 企業でもクールビズが定着してノーネクタイの季節が始まったが、これもまた涼しげで気分が新たになる。鳥も人も夏の装いで、暑さに負けないでひと夏をのりきりたいものである。

両子寺   仏の里国東を歩く

 両子寺(ふたごじ)は国東半島の中心にある。珍しいのは仁王像が石造りである。聞くところによると、国東半島は石造り仁王像の最大の密集地であるらしい。

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 さらに驚くのは、寺院はもちろんであるが神社にもその石像はある。両子寺の仁王像は、新緑の緑のうっそうとした森に囲まれた苔むした石段の参道に立っている。

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 今まで見た仁王像は木造で山門の中にあり、柵や網などで囲って全体像を見ることはなかなか難しい。

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 ここの石造仁王像は野ざらしで遮るものがないので、全体がよく見える。阿吽の呼吸といわれるその口元もよく見ることができる。

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 両子寺といわれるだけあって、申子子授け祈願袋が有名である。子宝にあやかりたい人は、必ず、夫婦同伴のうえ午の日に袋と供物と祈願料を添え参する習わしがあるという。

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 話上手な住職からそんな説教を聞きながら、新緑の静かな苔むした石段の境内を歩き、宇佐八幡の庇護の下で神仏習合の独特の信仰が形成された仏の里国東を覗いてみた。

エナガ   子育ても終わって

 早起き自慢が、最近は早い陽の出に負ける。起きたときはもうすでにベランダに明るい太陽の光が当たっている。

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 外灯の明かりで出勤していた冬の日々がうそのようである。野鳥たちも囀りを始める時間帯が早くなっている。

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 夜行性の野鳥を探しているにも関わらず、家を出るときに太陽が明るく照らしているのでは、何をかいわんやである。

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 そんなこんなで目指す野鳥にはなかなか会うことができない。遅れて公園につくとすでににぎやかに鳴いているのはガビチョウである。

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 時々目指す鳥の鳴きまねをするのでだまされる事が多いが、そのまねをするということはその鳥が近くにいるということの証明になる。

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 今朝の公園はエナガが元気である。営巣場所をウオッチして巣立ちの瞬間を狙っていたが、すでに飛び出してしまった。

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 子育ても終わって親子共々のかなりの数の集団が、朝陽を浴びて新緑の枝で戯れている。「ジュリリ、ジュリリ」 と鳴きながら、つがい以外でも育雛に参加するという仲良しの集団である。

コアジサシ  涼しげなダイブ

 好天に恵まれた休日、気温もぐんぐんと上がり昼頃には夏の陽射しである。河原には水遊びをする子供たちや家族連れが目立つ。

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 水の流れが止まっている水たまりの表面は、太陽の照り返しできらきらと光る。そんな水面にコアジサシが急降下ダイビングで魚を捕っている。

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 子育て中なのか魚を銜えて飛んでいる姿が目に入る。飛びながら好物の魚を狙い、ホバリングから水中にダイブして捕えている。

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 汗ばむような夏の陽射しなので、そのダイビングを見ていると涼しげで羨ましく見える。もうそんな季節になっている。

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 本当は河原で黄色の菜の花に止まるセッカを狙っていたのであるが、思うようなところに止まってくれず、停空飛翔からのダイビングを繰り返すコアジサシに目が移ってしまった午後の多摩川である。

高千穂峡   真名井の滝 

高千穂峡は学生時代に訪れたきりなので何と40数年ぶりである。学生の頃は貧乏旅行が多かったので、今回の旅は隔世の感がある。

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時代は過ぎても五ヶ瀬川渓谷のその姿は当時のままである。ただ渓谷にかかる橋は当時は三本もなかったような気がする。

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       柱状節理 

切り立った渓谷にかかる橋は、一番下がコンクリート製、その上が鉄骨製で一番上が鉄骨鉄筋コンクリートである。

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時代の変遷を映しているように空に向かってかかっている。阿蘇山の火山活動の噴火により流れ出た溶岩により12万年前にできた柱状節理がこの渓谷を作っている。

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                    真名井の滝

  駐車場から急な石段を200段ほど下りて、高千穂峡に流れ落ちる真名井の滝へと向かう。新緑の樹木の間を柱状節理で切り立った五ヶ瀬川に流れ落ちる見事な滝である。

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渓谷の川面では、流れおちる滝のそのしぶきを受けるようにボートに乗っている人たちの姿が小さく見える。

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40数年前のことを思い出しながら見下ろす高千穂の峡谷であるが、秋のj紅葉の頃に来たらさぞかしきれいだろうと三度の旅を思い描く真名井の滝であった。

キビタキ   続々と夏鳥

 最近の夜明けは早い。5時を過ぎるとすでに明るくなり、しばらくすると公園の森の木立の間に太陽の光が差し込み始める。

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 夜行性の鳥たちを期待して早めに家を出るが、夜の明ける方が早い。夜明けが早いというより、起きるのが遅いのかもしれない。

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 今朝は先週よりも夏鳥の鳴き声は少ないが、相変わらずキビタキの鳴き声ははっきりと聞こえる。

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 「こえは聞こえど姿は見えず」で初夏の公園の樹木の緑の葉に邪魔をされてしまい、なかなかそのきれいな姿を見つけることが難しい。

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 それでも囀り続けてくれるので、枝被りではあるがファインダーに収めることができた。今シーズンは次から次へと順調に夏鳥が姿を見せてくれているようである。なんとなく珍しい鳥を期待してもよさそうな気がする。

湯布院・黒川   温泉三昧

 五月の連休に人気の黒川温泉と湯布院の温泉巡りをしてきた。湯布院は雨こそ降らなかったが曇り空で、目の前の露天風呂から見上げる由布岳は、流れる雲間に時々その山頂を見せるだけである。

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 山麓の野焼の後に新緑の若草が出始めた放牧地には、黒毛の和牛や茶色のジャージー牛の姿が見える。

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 数年まえに来た湯布院の温泉街は、どこにでも白い蒸気の上がるひなびた情緒のある温泉の風景であったが、町おこしの一つか、こじゃれたお土産やさんが並ぶ若者の温泉街の雰囲気が漂う。

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 狭い温泉街の道路を歩く人の姿も若いカップルや若者のグループが多い。地元名物や地酒の試食や試飲をしながら歩いていると、結構良い気分になってくる。

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 一方黒川温泉の方は女性に人気のある温泉街だけあって、真ん中に流れる田の原川を挟んで28軒の温泉がそれぞれ露天風呂を持っている。

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 旅館の温泉は宿ごとに異なる泉質を持っており、泉質を選んで順番に湯めぐりをすることで、健康や美肌作りに効果があるといわれている。

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 ここでは杉の丸太に焼印のある黒川名物の入湯手形というのがあって、それを買うとどこの宿の露天風呂でも3か所に入浴できるようになっている。

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 渓流沿いに作られた山あいの静かな宿の露天風呂で、小鳥のさえずりや川のせせらぎを聞きながら、源泉の白い湯煙の中、新緑の柔らかい黄緑色の若葉を見ていると、日ごろの喧騒を忘れさせてくれる心地よさである。

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 もちろん風呂上りは、おいしい地酒と地元の名物料理が体を癒してくれる。露天風呂から満天の天然のプラネタリュームを仰ごうと思いつつ、重ねる盃に記憶が薄れていく温泉三昧の休日であった。

ヤマブキソウ   鮮黄色の群生

 夏鳥の移動の姿を探して、樹上の葉影ばかりを見ていると首が疲れてくる。そんな時足元を見てみると鮮やかな黄色のヤマブキソウの群生を見つけた。

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 上空を飛ぶ鳥と足元に咲く花の両方を探すことは非常に難しい。公園を歩いて鳥の姿がないときは、雑草に隠れた小さな花を探してみるのもまた楽しい。

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 このヤマブキソウは小さな花弁ではあるが、公園の樹木の下の斜面一面に群生している。花の名前は、花の様子や鮮黄色の花の色がヤマブキに似ているところからきている。

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 ただ少し違うのは、ヤマブキは花弁が五つであるのに対してヤマブキソウは四花弁であることである。

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 多摩丘陵の群生地はここだけということで、この地域では絶滅危惧種とさえ言われているらしい。それにしても見事な群生地である。

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 最近、国営放送の番組でも報道されたようである。空を飛ぶ鳥たちに振られたときは、足元に咲く花たちに慰めてもらうのも、また一つの公園散歩の楽しみ方である。

カケス   容姿はきれいだが声は

 公園でも時々「ジェーッ、ジェーッ」という鳴き声が聞こえることがある。普段はあまり姿を見せないカケスである。

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 顔つきはシメなどと同じで怖い顔をしているが、翼の色は青・白・黒などできれいな姿をしている。カケスはどんぐりが大好物で、口にくわえて食べ物の少ない冬に備えて蓄える性質がある。

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     久しぶりなのにおしりを向けるとは

 鳴き声は大きな声でやかましく鳴くが、その容姿はきれいな色をしているので好きな鳥の一種であるが、なかなか被写体に収まってくれない。

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 目当ての鳥を待っていると、その舞台にその思いもかけないカケスが姿を現してくれた。束の間の出会いであったが昨年以来の出会いである。

オオルリ   きれいな囀り

 今シーズンはオオルリと相性が良いのか出会いの機会が多い。今朝も公園を歩いているとキビタキやアオバトの鳴き声が聞こえる。

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 「声は聞こえど姿は見えず」、というところで、茂る青葉にその姿を隠されてしまう。散策路をゆっくりと歩くと、公園の留鳥たちは子育てに奔走している姿が目立つ。

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 陽が昇るにつれて暖かい陽射しで、コンクリートの疑似木で土止めをした散策路の階段を上ると汗ばんでくる。

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 公園を一回りしたのでそろそろ帰り道へと向かうと、下り坂の新緑の森から「ピィーリリ、ピールーリールー・・」とオオルリの鳴き声である。

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 相変わらず森の間に響き渡るきれいな声である。近くで鳴くウグイスの声が野暮ったく聞こえるのは買いかぶりすぎか。

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 見上げるとコナラの木の横枝に、おなかが真っ白なオオルリの姿である。近くの葉に飛びつくと嘴には虫を銜えて戻ってくる。

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 それを一気に飲みこむと、また囀り始める。日本三鳴鳥の一員であるだけにきれいな声である。家に帰るのも忘れて聞き入ってしまった早朝の公園でので出会いであった。

ゴジュウカラ   木を逆さまに歩く

 山に来るとそんなに歩きまわらなくても、いろいろな鳥が向こうからやってきてくれるので助かる。

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 よく見ていると、平地では珍しい鳥が当たり前にいる。時々きれいな小さな鳥が枝の間を忙しく動く。今シーズンは公園で会えなかったソウシチョウの姿が見える。

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 そのあと、「フィフィフィフィフィ」と鳴きながらやってきたのは、日本で唯一、木を逆さまに歩ける鳥ゴジュウカラの登場である。

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 木の幹を頭を下にして、逆さまにも縦横自由自在に歩き回り、樹皮の割れ目などに潜む昆虫やクモなどを捕食する。

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 ふつうは山地で生活をして、里には下りてこないと言われているが、昨シーズンはわが公園にも出没してその樹木の逆さま歩きを見せてくれた。

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 その時はシジュウカラの群れに混じっていたが、背が青灰色の風貌と動き方が変わっているのですぐにわかった。

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 それにも拘わらず、あの広い森の中でたったの一個体だったので、なかなかファインダーには収めることはできなかった。

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 そのゴジュウカラが目の前でその自由自在の動きを見せてくれている。私はロクジュウカラになるが、逆さまには歩けないし、自由自在にも動けないので、今後の人生設計をどうしていこうかと考えているところである。

コルリ  青い鳥御三家

 青い鳥御三家といえば、オオルリ、ルリビタキ、コルリである。鳥見をしていると、幸せの青い鳥として出会いがあるとなぜかうれしい鳥である。

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 ルリビタキは冬鳥で公園などでよく出会うことが多いが、オオルリやコルリは夏鳥なのでなかなか出会いが少ない。

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 なぜかというと夏鳥は、緑の葉が生い茂った森の中で見つけようとするので、まず姿を見つけることが大変である。

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 鳴いてくれるか飛んでくれるとどこにいるかがわかるので探しやすいが、難しいのは冬鳥よりも夏鳥である。

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 冬鳥は樹木に葉がないので枝に止まっていても、飛んでも見つけやすい。その点夏鳥は苦労するのである。

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 それでも繁殖期に入る前の渡りの途中は、まだ出会うチャンスが多いので助かる。特にコルリは落葉広葉樹林のササヤブで生活するので、茂みの中にいることが多いので見つけにくい。

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 ただしさえずりには特徴があるので鳴いてくれると見つけやすい鳥である。今日はその囀りは聞こえないが、頻繁に姿を見せてくれている。

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 今シーズンも「青い鳥御三家」に出会えたのできっと良いシーズンになることだろうと願っているのである。

キビタキ  山での再会

 今の季節、常套句でいえば「風かおる五月・・・・」 樹木の黄緑色の新緑のやわらかな若葉がやさしい五月の風に揺れている。

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 昨日まで早朝の公園の夜明けをにぎやかに伝えていた野鳥たちの鳴き声が、今朝は少ない。

 キビタキの声も数か所で小さく聞こえるだけである。この公園は山へ向かう夏鳥たちの中継点ではあるが、昨シーズンはこの森で雛を孵してから山へ向かった。

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 さぞかし住み心地がよかったのだろう。今年もそんなことを期待しながら公園を歩いていると、樹木の高い枝から細い糸を垂らして小さな青虫が降りてくる。

 それが風に揺られてたまに肩や頭についたりする。小さな虫なので手で払いのけてもあまり気にならないが、大きな毛虫になると身の毛がよだつ。

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 それにしてもたくさんの青虫がそれぞれの木々からぶら下がっている。鳥たちもずいぶん食べ残して山へ向かったのか、それとも旅鳥としての一宿一飯の仁義を重んじての行動なのか定かではない。

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 里山の樹木はすっかり新緑で覆いつくされているが、標高の高い山の樹木はまだこれからが芽吹きで、新芽が顔をだし若い双葉が開き始めたところである。

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 そんな樹木の横枝にあのキビタキの姿。頭の上を飛び越したり、ホバリングをしたり、枝から枝へと飛び回っている。

 公園では隠れるようにして、高い樹木の上の方での囀りや遠い距離での木々の枝や葉で、その姿を大きく撮らせてくれなかったが、ここでは目の前で我が意を得たりの行動である。

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 やはり出会いを求めるということは、何事も積極的に自ら行動することである。山でのキビタキとの再会でその行動することの大切さを再認識したところである。

オオルリ   朝食風景

 旅行から帰った翌日、東京は雨上がりの雰囲気である。早朝の公園を歩くと暖かい陽射しが木立の間に白い線のように差し込む。

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 公園も六時を過ぎると一斉に小鳥たちが朝のさえずりを始めるので、静かな公園はにぎやかになる。

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 公園の散策路は前日の雨がかなりひどかったらしく、落ち葉が雨に流されて川のようになった跡がところどころに残っている。

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 雨の後の公園の樹木の葉は一段とその黄緑色が鮮やかに映る。逆光に柔らかい葉を通した光はその光景を顕著に表す。

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 近くの樹木の高いところからオオルリの鳴き声が聞こえる。散策路は朝の犬の散歩の人たちがよく通るが、挨拶もそぞろに鳴き声の方向を注視する。

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 よく通る声で鳴いていたかと思うと、高い横枝でオオルリが虫を捕まえたようである。くちばしでくわえて枝にたたきつけるようなしぐさをしたかと思うと、一気に飲み込んでしまった。

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 今シーズンは順調に夏鳥が入ってきているようである。まだしばらくは早朝散歩も楽しめそうである。

コマドリ   森に響きわたる美声

 公園にコマドリがやってきてその美しい声だけはよく聴かせてくれるが姿は見せない。先週はやっと姿を見せたが、すぐに低いやぶの中に隠れてしまい絵にはならなかった。

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 今週は早朝から公園を歩いてみたが、もうコマドリのきれいな声は聞こえなかった。その代わりといっては代役にならないが、キビタキの鳴き声がにぎやかである。

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 朝から天気は良く陽射しが暖かい。コマドリは公園で鋭気を養って山に向かってしまったのかもしれない。ということで、山へ足を向けてみることにした。

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 陽が長くなったので六時ごろまでは明るいので、公園から戻って朝食兼の昼飯を食べてからカメラを担いで山に向かった。

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 苔むした石や芽吹き始めた雑木林の間をながれる川の音とともに、森に響き渡るのは小鳥たちの声である。中でもよく聞こえるのは「ヒンカラララ・・・・」というコマドリの囀りである。

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 日本の三鳴鳥の一つといわれるだけに美声である。あちこちからのコマドリの鳴き声を耳を澄まして聞いていると、目の前の倒れた樹木の幹に一羽のコマドリの姿。

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 公園ではなかなか姿を見せてくれなかったが、目立つオレンジの羽色でポーズをとってくれた。

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 枯れた樹木の上の姿もいいが、苔むした黄緑の古木の上の鮮やかなオレンジの色がよく似合う。

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 やはり、美声だといっても鳴き声だけではもの足りないので、山に来てその姿を見ることができて大満足である。思い切って出かけた甲斐があった休日の午後であった。

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