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2014年7月

ノビタキ   夏羽で対面

 ススキの穂先で、冬羽で慣れ親しんでいた多摩川のノビタキも、ここでは真っ黒な夏羽姿を見ることが出来、高原の丘では、親鳥の周りに幼鳥たちも元気に飛びまわっている。

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 涼しい風の下で子育てを終わったノビタキは、心なしかやせ細っているようにも見える。ハイカーたちが歩く登山道を歩いたり、ここでは警戒心も薄いように感じる。

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 人が近づくと遠くに飛んでいくかと思うと、一定の距離を置いてその先へ飛ぶだけで、常に視界にはノビタキの姿はある。

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 登山道の標識の杭に止まっていたかと思うと、丘の上の大きな岩の上から見下ろしていることもある。

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 それにしても、この高原にはノビタキとホオアカしかいないのかと思うほど、その二種の姿は多い。

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 頭の黒くなった夏羽で元気に草原や牧草地を飛び回っている姿を見ていると、得意のフライングキャッチを見せてくれないかと期待してしまう。

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 本当に広い草原の低木や草の穂先を飛び歩き、のびのびと遊んでいる姿は夏の高原によく似合う黒い頭のノビタキである。

ホオアカⅡ  草原の風に吹かれて

青い空に白い雲がわきあがる高原の湿地帯には涼しい風が吹き渡っている。遠くでウグイスやホトトギスの声が聞こえる目の前の草原には、咲き誇る野草にホオアカの姿。

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青空に向かって大きな声で囀っているが、冬場にはこんな姿は見たことがない。やはりホオアカの本拠地は高原なのだろう。

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陽射しは強いので肌に照りつける太陽の暑さは厳しいが、白樺の日陰に入ると涼しい風が吹き抜けて汗がスーッと引いていく。

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ホオアカを追い掛けながら小高い丘に登ると、ニッコウキスゲの群生が一面に広がる。遠くに一段と抜き出た背の高い白いシシウドの花に、ホオアカが数羽止まってこちらを見ている。

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オレンジ色のニッコウキスゲの花に止まってくれることを期待しながら待っているが、思うように期待には応えてくれない。

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痺れを切らして草原の散策路を湿地帯へと下る。足元はごろごろした大きな石の間や厚い板を敷いた散策路を歩いていくと、夏休みに入って子どもたちをつれた家族が元気な声で「コンニチワ」と挨拶をしてすれ違っていく。

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狭い通路なので広いところでよけて交互に通行していく。三脚をひろげる場所もないようなところに胸の紋様がはっきりしたホオアカが止まって大きな声で囀り始めた。

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冬の多摩川の河畔でのホオアカの姿からは想像も出来ないほど、のびのびとして涼しい風に吹かれて歌いまくっている。ここはホオアカの天国かと思えるすばらしい光景である。

ホオアカ   涼しい高原で

 冬の間、多摩川で遊んだホオアカが、夏の間高原で繁殖をしているので、避暑を兼ねて会いに行ってきた。

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 早朝の中央フリーウエイを下りて杉並木の山道を登ると、木立がなくなり広いなだらかな高原に出る。

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 冷房を切って窓を開けると涼しい風が頬をなでる。草原の中にある高い木の上から聞こえるのはホオアカの鳴き声である。

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 ホオジロに似た鳴き声と、口を大きく開けて鳴くそのしぐさはよく似ている。車の少ない高原の道路に車を止めてホオアカにレンズを向ける。

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 近くで営巣をしているのか、親鳥が頻繁に虫をくわえて低い灌木の中に入っていく。冬の多摩川での無警戒な動作と違って、警戒心むき出しの行動である。

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 やはり子育ては親鳥にとっては大変な作業なのであろう。どの世界も子孫繁栄のためにはこの一大事業を乗り越えていかなくてはならないのである。

公園の光と影  早朝を歩く

 梅雨明け後の真昼の暑さ、夜に襲う雷雨、過去の経験測からは考えられない気象状況が続くこのごろである。

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 久しぶりに早朝の公園に足を運び、散策路をゆっくりと歩きながら見ると、かなりの大雨で水が流れた跡が芝生の上に残っている。

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 公園の森一帯が昨夜来の雨で、靄がかかったように幻想的な雰囲気である。雨で洗われた黄緑色の道路の苔が新鮮な色を見せる。

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 人通りの少ない早朝の公園は鳥の鳴き声もまだ控えめである。そんな靄の中を太陽の光線が、ステージに落ちるスポットライトのように散策路の緑の苔を鮮やかに照らし始めた。

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 刻一刻と変わる自然のおくりものであるが、静かな野鳥の声とクラシックの音楽が聞こえてきそうな幻想的な朝もやの風景である。

アオバズク    じっと見守るオス

 アオバズクの抱卵期間は長いが、もうそろそろ孵化したのではないかと思いながら久しぶりの社寺林によってみる。

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 相変わらずアオバズクのオスは、高いところからじっと巣穴を見守っている姿がある。早朝で眠りについたばかりのようで目をつむっている。

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 時々カラスの鳴き声に敏感に反応して、黄色の目玉をむき出してカラスの鳴く方向に顔を向けている。

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 名前の由来の通りアオバズクは緑の濃い葉が背景にある時の姿が一番似合う。ここでも大きな欅の横枝に止まって巣穴の抱卵状態を見ているその姿があるが、周りの木々の葉によく映える。

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 抱卵の日数を数えてみると、今月の末あたりには可愛いひなの姿が見られることだろう。そうすれば親鳥は給餌に忙しくなるだろうから、ペアーの姿も見られるようになる。

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 現在は抱卵中のメスを見守るオスの姿だけである。近所の人たちも早朝の散歩の度にその姿を見ては、安心して笑顔で通り抜けていく境内である。

ウミウ  ついでの鳥見

 主役が飛んでくるのを待っていると、じっと動かないで目の前のちょうどよいスポットに、我見よがしにポーズをとっているのはウミウである。

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 カワウにしろウミウにしろウの仲間は翼を広げて立つ姿が定番であるが、これはほかの水鳥に比べてその羽毛には油分が少なく、水分を吸収しやすくその分よく乾かす必要があるかららしい。

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 そして、その羽毛は水をはじきにくいので潜水に向いているのだという。そんなところから「鵜飼い」の主役になっている。

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 長良川などで鵜飼に用いられているのはこのウミウだといわれている。普段は集団で行動をしているようであるが、ここでは一人ぼっちの姿である。

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 ちょうど沖から吹いてくる風に向かって翼を広げている様は、あの1997年に大ヒットした映画、「タイタニック」の舳先に立つローズのポーズである。

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 主役が飛翔してくる幕間にポーズをとっているウミウも、その時間を結構楽しませてくれた。何もいない岩礁に立つ黒いウミウもある面では主役を演じてくれたようである。

コアジサシ  巣立ち雛

 池の上空を飛びながら垂直にダイビングして捕食するコアジサシ。「キリッ、キリッ」と鳴きながら雛の孵った砂礫の上で威嚇している。

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 砂利が敷き詰められた地面の間にいる雛の姿が、保護色のようになり遠目には良く見えない。

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 双眼鏡で目を凝らすと、小さな産毛の雛たちが家族ごとに固まっている。親鳥が餌を運んでくると、母親の下に潜っていた雛が顔を出す。

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 しばらく外を歩いていたかと思うと、再び母親の翅の下に潜ってしまった。まだ、卵を抱いているのか、じっと砂利の上に座ったままのコアジサシもいる。

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 そうかと思うと少し大きくなった雛が、一人前の雰囲気で佇んでいるがその容姿はまだ子供である。

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 それにしても、人通りの多い驚くようなところで営巣しているものだと、驚きながら観察しているコアジサシ家族の姿である。

アオバト   海水浴日和

 昨夜の雷雨の後早朝から太陽の光が見え、雲は少しあるが台風一過の雰囲気である。さっそくアオバトを見に行こうと海岸に向かう。

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 大雨の後なので波もあって、白い波しぶきの向こうに青空、岩礁に遊ぶアオバトをイメージして一路東海道へ。

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 現地に着くとお祭りの後始末をしている地元の人たちの街中を抜けて海岸に出る。すでに数人の同好の士が狙っている。

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 上空を山手の方から数十羽のアオバトの群れがやってくる。あいにく雲が多く青空というわけにはいかないが、海の波をかぶった岩礁にたまるその海水を飲みに一斉に降りてくる。

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 アオバトの群れは、いくつかのグループがあるらしく交代でやってくる。天気が良いので、時間がたつにつれ、海岸では砂浜でビーチパラソルを広げてバーベキューを楽しむ人たちも増えてきた。海水浴日和である。

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 もちろん海に入って泳ぐ人たちも多くなり、海岸の岩礁へと出入りするようになる。当然アオバトは人の居ないところに降りるので、その場所はだんだんと遠くなる。

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 入れ替わり立ち代わり、アオバトもやってくるので追いかけるのに忙しい。その数も多くなってきたので、ハヤブサの出現も期待しながら空を仰ぐ。

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    オス(下)とメス(上)

 その時突然頭の後ろの方からハヤブサの狩りの瞬間。見事にアオバトを射止めて上空へと旋回しながら飛んで行ってしまった。素早い行動である。

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 慌ててレンズを向けたが背後からのアオバトを掴んだ姿だけである。早朝から食物連鎖の厳しい現実を目の当たりにした海岸の鳥見風景である。

ヨシゴイⅢ  きれいな飛翔

 ヨシゴイは擬態をしたり保護色だったりして、全体では黄褐色に見える地味な外観であるが、飛翔時には風切羽が黒いのでそのコントラストがきれいである。

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 集団で営巣したりする割には、餌場では追い掛け回したりするのでその時は大きく羽を広げるので見ごたえがある。

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 飛翔も結構低空飛行で草丈すれすれを飛んでくれるのでその飛翔姿が良く見ることができる。

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 長い間捕食をしていたが、飛び立って対岸へと向かってしまった。ヨシゴイの居ない間はコアジサシが目の前でダイビングをしてくれるので、時間の経つのも忘れてしまう。

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 ヨシゴイは猫背姿で歩く姿よりも、大きく羽を広げて飛んでいる姿が一番魅力的だと思うのは私だけではないと思う鳥見風景である。

ヨシゴイⅡ  見事な捕食

 ヨシゴイは日本で最も小型のサギ類であるが、ヨシゴイの名前の由来は、基本的に葦原に巣を作って繁殖するところから、葦は葭(ヨシ)ともいうのでヨシゴイといわれている。

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 普段は首をすくめて歩き、水際で小魚を捕まえている。外観は枯れた葦原では保護色になるスタイルである。

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 その上に身に危険を感じると、立ち止まって首を伸ばして上を見上げ擬態をして身を守っている。

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 蓮の葉の上をゆっくりと歩きながら移動して、水面をジッと見ていると素早く獲物をくわえる見事な捕食風景である。

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 小さな魚は簡単に飲み込んでしまうが、大物を捕らえたときはかなり苦戦をしながら飲みこんでいる。

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 時々オオバンとニアミスをしているが、オオバンは水草を食べているのでわれ関せずの雰囲気であるが、ほかのヨシゴイが来ると追い掛け回している朝食の姿である。

ヨシゴイ   蓮の葉の上を上手に

 三連休、梅雨の晴れ間にヨシゴイに会いに早朝から出かける。この池は太陽が照り付けると日陰がないので、暑くてたまらないところであるが、幸い厚い雲がそれを遮ってくれる。

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 例年だと蓮の茎が高く生い茂り、ピンクの蓮の花なども咲いているのだが、今シーズンは蓮の葉が水面に浮いているだけである。

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 蓮の中に入ってしまうとなかなか姿を見せてくれないこともあったが、今年は蓮の葉の上にいる姿が良く見える。

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 すでに三羽のヨシゴイが、餌を捕るために蓮の葉の上を忍び足スタイルで歩いている。時々足を踏み外して水の中に落ちたりもする。

 

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 縄張りがあるのかバトルをする姿も見ることができる。蓮が大きくならないことは、また違ったヨシゴイの姿を見せてくれる早朝の池風景である。

ガビチョウ   何もいないときの主役

 久しぶりに多摩川土手を歩いてみると、元気なのはカワセミとカルガモ。遠くにセッカが鳴いていたかと思うと川岸の葦の枝に止まっている。

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 声が大きいのはガビチョウとコジュケイ、どこにいてもその鳴き声は聞こえる。普段はあまり主役の座を射止めることはないが、何もいないときの主役はその声の大きさからガビチョウである。

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 数年前にはガビチョウの姿も少なく、その名前すら知らなかったが、最近はその旺盛な繁殖力でいたるところでその姿を見かけるようになっている。

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 名前の知らない最初の頃、その姿を見て図鑑で調べてみるが、ガビチョウはなかなか出てこない。

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 当時の図鑑には、いわゆる篭脱け鳥といわれる外来種は載っていないことが多かった。ある時、公園でガビチョウにくわしい人の話を聞いてその生態を知ることができたことを思い出す。

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 最近では散歩をする人、ジョギングをする人などでもガビチョウの名前を知っていることが多い。メジャーな野鳥になったものだと改めて見直しているガビチョウの姿である。

上田のまちなか  古い街並みを歩く

 北国街道の宿場町として歴史的にも由緒を残す古い街並みの上田は、真田、仙石、松平氏と続いた城下町でもある。

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 菅平からひたすら緑濃い高原の道路を下ってくると、上田城址公園の緑の中に城跡が見える。国道18号線から少し入った近くにその古い街並みはある。

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 人影の少ない朝のまちなかを歩くと、江戸時代の雛飾りや通い徳利(貧乏徳利ともいわれる)など店秘蔵のお宝などが店の内外で見ることができる。

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 石畳の通りに面した民家は、一階の格子戸と二階の親付き切り格子のバランスが良い明治期の民家が建物が並ぶ。

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 蔵造りの商家を見上げると、卵建、格子窓、神輿の松の門などが当時の風格を残している。

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 どこに行っても長居をしてしまうのは造り酒屋である。サービスの利き酒を楽しみながら良い気分になっている。そして義理堅い性格で必ずおいしい酒をお土産にしてしまう。

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 ゆっくりと古い街並みを楽しみながら歩いていると、どこの店先にもフクロウの木の彫り物がある。縁起物として飾ってあるが、チェンソー彫刻らしい。良くできている。

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 地元のフクロウは巣立ってしまったが、ここのフクロウは明るい樹洞の中に静かに座っている。都会の喧騒から離れた、静かな城下町の古い街並みは、ひと時の安らぎを与えてくれる風景でもある。

菅平薬草の森  自然園を歩く

 台風一過の梅雨の晴れ間、30度を超す東京を後にして、長袖のシャツでも寒いと感じる標高1500mの菅平高原にある露天風呂を目指す。

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 ここ菅平は、江戸時代に上田藩が薬草栽培を奨励したといわれる薬草にゆかりのある地で、標高1400mの地点に総面積9.92haの薬草の森がある。

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 薬草見本園にはイカリソウ、トリアシショウマ、ホソバオケラなど90種類の薬草が栽培され、その間にあるハーブ見本園はオレガノ、チャイブ、ラベンダーなどのハーブが40種類ほど植栽されている。

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 その奥の方には1.49haの自然園があり、下草がきれいに刈られた大きな樹木林では、ウグイスの囀りとホトトギスやアカハラ、イカルやアカゲラの鳴き声が聞こえる。

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 涼しい風の流れる樹木の下にあるベンチに腰を下ろしていると、頭のすぐ上からホトトギスの鳴き声、生い茂る緑の葉影で姿は見えずというところであるが高原の涼を感じる。

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      イカル 

 しばらくの間、静かな森の中で響き渡る鳥たちの鳴き声を楽しんだ後、目の前に広がる浅間山や烏帽子岳の雄姿を眺めながら、高原の露天風呂を満喫したところである。

ツバメ   小雨の中

 田んぼでコチドリを探していると、水を十分得てすくすくと育っているのは田んぼの稲。その上を飛び回っているのはツバメ。

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 子育ても終わったツバメたちが低空飛行で行ったり来たり、時にはホバリングをしたりと自由自在の飛翔である。

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 田んぼの上を飛びながら、ハエやトンボなどの飛翔昆虫を食べる。なかなか止まってくれないので飛翔姿を狙ってみる。

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 ツバメといえば昔から 「若いツバメ」 という言葉がある。意味は ”年上の女性の愛人である若い男性” のことをいうのである。

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 そして当時はそういう関係は女性の成功のためにならないといって、若いツバメはその元を去っていくということで流行の言葉になったと聞いている。

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     ツバメ巣立ち雛

 このツバメの飛ぶ季節になると、その飛翔姿を見ながら思い出すのは、そんな古い言葉とその物語に隠れる情緒である。

カワセミ   多摩川河畔で

 カワセミも幼鳥たちが川面を飛び回るようになって、鳴き声があちこちでにぎやかに聞こえる。

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 土手を歩いていると、眼下に獲物を狙うカワセミの後ろ姿がある。おなかのオレンジも鮮やかなので成鳥だろうと思うが、背中のブルーを見ていると若鳥かとも思う。

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 川の流れの水面をジッと見ていたか思うと、餌をとるためにダイビングをしては帰ってくるが、見ているとその確率は低い。

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 最近はあまりカワセミを狙ったことはないので、しばらく様子を観察してみる。空振りは多いが懲りないでチャレンジしている姿は健気である。

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 たまに少し大きい獲物を捕ってしまうと、それを飲み込むのに大変そうである。くちばしでコンクリートの上ぶつけて弱らせて飲み込もうとしているが、飲み込まれる方も抵抗しているようである。

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 思えばこの鳥見を始めたきっかけは、カワセミのコバルトブルーの容姿に魅せられたからである。場所もこの多摩川の合流点である。

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 カワセミのダイビングを見ながらそんな回顧をしている早朝の多摩川河畔である。

サギたち    大中小と

 小雨の中を頭のオレンジのサギを見つけに出かけた。田植えの後元気に伸びている稲の濃い緑が鮮やかな田んぼに白い鳥たちを見つける。

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 「待ち鳥」かと勇んで田んぼのあぜ道を川沿いに歩く。人影はないのであまり急いで近づくと飛び立ってしまうのでゆっくりと急ぐ。

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 かなりの数がいるので、中には頭のオレンジなのがいるのではと、期待をもって双眼鏡でのぞく。右の端からずっと見渡すがそれらしきものは見えない。

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 残念ながら他のシラサギはそろっているようであるが、目当てのサギだけはいないようである。時間があれば待ってみるのも良いのだが、あたりを探してみる。

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 他の田んぼにはアオサギが二羽、カルガモが数羽いるだけである。田んぼの中をながれる川の岸辺にはアジサイの花が満開で、雨上がりに紫の色が良く似合う。

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 こんなところに白い鳥が来てくれればと、構図は作ってあるのだがその中に納まってくれない。

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 自分の思うようにならないのは世の常であるが、もう少しと時計を見ながら夕暮れの空を眺めているカメラ小僧である。

キジ   見事な母衣打ち

 梅雨の晴れ間、久しぶりに朝から太陽の光がまぶしい。大雨で増水していた多摩川河畔を歩いてみる。

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 天気も良いので、今日はいつも声だけを聴いているキジを探してみることにする。キジも子供たちを連れて散歩に出てくるには絶好の日和である。

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 多摩川の中洲から「ケーン」というキジの鳴き声が聞こえてくる。「キジも鳴かずば撃たれまい」ということわざがあるが、鳴き声で居場所が大体わかる。

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 中洲までは多摩川の流れが手前にあるので、渡ることはできない。鳴き声のした方向を見てみると、中洲の緑の草葉の陰からオスの赤い頭が見える。

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 警戒をしているのか首から上だけをだして、あたりを見回している。しばらくの間そんな動作をしていたが、首を下げて歩き出すと近くにメスの姿が見える。

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 キジのペアーは草の実をくちばしで突っつきながら、深い草の中をゆっくりと歩く。たぶん子供たちも近くにいるのだろうと思う。

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 深い草で姿を見失ってしまったが、しばらくすると増水で流れ着いた枯れた草の塊の上に悠然とと立っている姿を発見する。

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 オスとメスのペアーでいるところを狙って待ってみたが、メスは衣装も控えめでなかなかその姿を現さない。この辺が人間社会と違うところである。

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 高いところに立って、「ケーン」とけたたましく鳴いたかと思うと、両翼を激しく羽ばたいて見事な「母衣打ち」を見せてくれた。久しぶりの彩り鮮やかなオスのキジの姿であった。

アオバズク   光る黄色の目 

 雨の週末、いわゆる梅雨の降りかたの雨である。湿度が高くじとじととしている雨で、週中のゲリラ豪雨とはうって変っている。近くのアオバズクが来ているという社寺林を覗いてみた。

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 アオバズクの命名の由来を調べてみると、青葉の季節にやってくることからこの名前がついたといわれている。

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 青葉の頃にやってくるので子育てはこれからである。大きな欅の横枝に、緑の葉を背景にその姿が見える。

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 早朝とは言っても目をつむっていたのでたぶん眠っていたのだろうと思う。周りが静かなのでシャッター音が気になったのか光る黄色の目を開けてくれた。

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 アオバズクの特徴は角ばった横顔と、鋭く光る黄色の目がポイントなので、眠っているとじっとして動かないのその特徴が表現できない。

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 親鳥の動きもそんなに活発ではないので、まだ抱卵中のようである。雛が孵るまではそっとして見守ってやりたいものである。

チョウゲンボウⅣ   飛翔訓練

 そろそろ上の子たちは狩りの練習を始めるのか、飛び出しては近くの樹木の枝に止まって、あたりを見回しては近くを旋回している。

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 まだ自信のない雛たちは、飛び出しては近くの樹木の横枝に止まるが、しばらくの間じっとして辺りに目配りをするだけである。

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 午前中頻繁に給餌をしていた親たちも、その間隔が長くなってきた。成長の早い子には飛び出しを促しているのかもしれない。

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 産毛の見える雛から巣立ち雛、幼鳥と呼ばれるようになると、一人前になるためには狩りの練習もしなければならない。

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 手短なところでは、シジュウカラやスズメ、カナヘビなどがターゲットになる。そんな場面も目の前で見られるようになると頼もしいかぎりである。近い将来に期待したいものである。

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チョウゲンボウⅢ   やんちゃ坊主たち

 早朝から巣立ち雛たちはにぎやかである。親鳥は忙しそうに餌を運んできては受け渡して、また狩りに飛び立って行く。

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 巣の前で待っているもの、さらに近くの樹木の枝に止まって待っているものと、さまざまである。

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 雛たちは兄弟げんかをしているのか、じゃれあっているのかわからないが、時々とっくみあいの場面を見せる。

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 弱い方は最後には逃げ出して近くに降り立つが、さらにそれを追いかけてやってくる強者もいる。

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 それを高見の見物とばかり、高い樹木の天辺から見下ろしている輩もいるのである。この営巣地は今が一番賑やかで活気のある時期である。

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 このやんちゃ坊主たちも、もう少しするとそれぞれの目標に向かって飛び立って行ってしまうのだろう。せめて、それまでその成長過程をじっくり観察したいものである。

チョウゲンボウⅡ   花と巣立ち雛

 今年の雛は昨シーズンより数が多くにぎやかである。それぞれの家族が3羽から5羽の雛を育てている。

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 一番上と末っ子では成長の度合いがかなり違う。最近は飛び方の練習をしているのか近くの樹木に飛び出してくる。

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 巣立ち雛たちは物怖じしないというか、怖いもの知らずというのか突然地面に降りてきたりする。

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 木立の上ばかりを見ていると、いつの間にか小雨に濡れた満開のアジサイの花の根元に降りてきて、クルットした目を輝かせて花を見つめている。

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 しばらくの間アジサイの花の下をくぐったりしながら、傾斜のある草原を歩き回ってサービスをしてくれた。

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 あまり長い間歩いているので、まだ飛べないのかと思って心配していたが、無事飛び立って20メートルぐらい先の樹木の枝に止まった。

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 飛べたので安心していると、木の表面が濡れていたせいか滑り落ちて下の藪の中に消えてしまった。

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 巣立ち雛たちもいろいろなことを経験しながら危険とか怖いものを知り、成長していくのだと思った鳥見風景である。

チョウゲンボウⅠ  給餌の教訓

 今シーズンは十数羽の雛たちが巣立ったチョウゲンボウの営巣地。早い雛と遅い雛では大きな差が出てくる。

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 親鳥のオスが獲物を捕らえて戻ってくると、近くの大きな樹木の横枝でけたたましく鳴いてメスを呼び出す。

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    足元にはスズメの姿

 餌渡しをするとメスはそれを受け取って雛たちに与える。巣立ち雛に対してはそんな行動が頻繁に行われるので親鳥たちは忙しい。

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    雛もしっかりと獲物を掴まえている

 足元を見るとはっきりとスズメとわかる獲物をしっかりと捕まえて、それを巣の中に運び込んでいる。

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 巣のある方向からは、これもまた餌を待っていた雛たちの我先にという大きな鳴き声が聞こえる。

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 そこから突然飛び出した一羽の雛、向かいの大きな樹木の枝に止まった姿を見ると、足元の爪にはしっかりとスズメを掴んでいる。

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 餌の争奪戦では大きな兄貴分が有利のようである。いち早く餌を掴んで独占をする。給餌の教訓から学んで成長していく姿が見える。

コチドリ   田んぼで

 田植えが終わった一面緑の田んぼのあぜ道を歩いていると、「ピォピォピォピォ」と鳴きながら飛び立ったのはコチドリである。

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 本当は頭のオレンジの白い鳥が飛び出してくれると嬉しかったのだが、あたりを見渡してもその気配はない。

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 コチドリは家族で飛び回ったり、田んぼの畔で休んだりしている。小雨煙る遠くの田んぼでは農家の人が草取りをしている。

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 足元が悪いあぜ道は十分に水を含んでいるので、時折靴が沈んでしまう。こんなところで転んでしまってはとんでもないことになってしまうので、バランスを取りながら歩く。

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 酔っぱらいの歩く姿をチドリ足というが、コチドリの左右にチョコチョコ歩く姿からきている。チドリ足ではないが田んぼの中に落ちないようにゆっくりと足元を選んで歩を進める。

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      コチドリ 親子

 成長の早いコチドリの幼鳥とともにその家族の早朝の風景であった。河原のコチドリもいいが、緑多い田んぼでのコチドリとの出遭いもいいものである。

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