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2014年12月

アオゲラ  いつもの公園で

 低気圧の通過後の雨上がりの陽射しは結構強い。そのおかげで陽射しを受けることで寒さが和らぐ。

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 いつもの公園を歩いて水場で待ってみるが、なかなか姿を見せてくれない。雨の後の水場には少なくなる。

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 普段水のないところにも水が出るのであえて水場に来なくても喉を潤すことができるからである。

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 そんなところ正面の楓の木の幹にアオゲラの姿。赤い頭と黄緑の背中は斜め横から差し込む光に映える。

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 晩秋にはこの公園のホウの木の赤い実にアオゲラ、アカゲラ、コゲラとキツツキ3兄弟が、よく被写体になってくれた。

 春先には新しいファミリーでのアオゲラを期待したいものである。

アオジ  青くもないのに

 いつものように朝早く起きてみると冷たい雨がベランダを濡らしている。久しぶりの雨だが予報を見ると昼過ぎには上がりそうである。

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 天気が悪いと運動不足になるので入念にストレッチをして午後の天候の回復を待つ。空が明るくなり、雨が止んだので近くを歩いてみる。

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 今シーズン出遭いの機会が多いのはアオジである。姿は黄緑色で青くもないのにアオジという。

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 一般に鳥類は緑色系を青ということが多い。アオゲラ、アオバトなども実際は黄緑色をしている。信号なども緑色であるが青信号という。

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 語源をたどれば、青は古語では緑色のことを指しているといわれている。アオジの名前もこれで納得する。

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 枯葉をくちばしでよけながら草の実や樹木の種子などを探して食べているが、意外と警戒心が強く灌木の中に隠れたりする。

 雨上がりのいささか消化不良気味のウォーキングでのアオジとの出遭いである。

リス   樹木間を飛ぶ

 昨年の記録を見るとそろそろ姿を見せるころだと目当ての鳥に会いに出かける。雰囲気的には顔を見せてもよさそうである。

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 他の冬鳥は頻繁に姿をみせてくれるが待鳥は現れずで、公園を一回りして帰ろうかと歩き始めると、何か動くものが見える。

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 よく見るとリスである。その姿風貌から二ホンリスだと思われるが、警戒をする時は動きを止めてじっとしている。色といい、姿といい、動いてくれないとわからない。

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 その代わり動き出すとその動きは早く、木々の枝の間を鳥のように飛び移る。口元には何か木の実をくわえてあっという間に他の木に移ってしまう。

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 本命の鳥は次回に期待するとして、久しぶりのリスとの戯れで満足して家路につくことにする。

第二回「多摩の野鳥たち」  1月9日~12日開催

第一回は4人で初めての写真展でした。一年がたちメンバーも増えてそれぞれの個性も表現されるようになりました。

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京王線永山駅から徒歩3分です。新しい多摩の野鳥たちの姿をご覧ください。

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キジ   儒教での勇とは

 冬至が過ぎて、これからは日増しに一日々の陽が長くなっていく。世間では昨日は御用納めで久しぶりの長い休暇になる。

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          キジのペアー

 サラリーマン現役時代は年末の挨拶で忙しく、お客様周りをやることが当たり前で、あわただしい季節であるが、引退してみると年末のその雰囲気は薄い。

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          違う方向へ  わが家も?

 この時期にいつも疑問に思っていたことは、年末の一週間ほどであいさつ回りをして、正月休みを終えるとまた年始のあいさつ回りをすることである。

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 お互いにお客様相手なので留守を承知でとにかく訪問したことを伝えるために名刺を置いてくる。名刺には金色のスタンプで新年のあいさつ、ひたすらおいてくる。

 最近は虚礼廃止で社内での年賀状は少なくなっている。やはり虚礼だったのかと思わざるを得ない現象である。

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 そんな年末をリタイヤーの身になって考えてみると、年賀状は短い文章で一年の近況を報告できる便利な情報交換の手段だなと思うことである。

 昨今は電子機器によるメールでほとんどの意志疎通はできるが、年賀状の良さを改めて実感するこの時期である。

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 年末の慌ただしさがなくなった身で野山を歩いていると、本命の鳥の姿は見えないが国鳥のキジのペアーを見つける。

 桃太郎の鬼退治の家来のキジは勇気の象徴といわれる。それは山火事の中でも我が子の雛に覆いかぶさり我が子を守ることから言われていることである。

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          それでも男は!

 世間では年末の忙しい時期にそのキジに出遭えたことは、新年の勇気をもらったという解釈でいいだろうか。というように独りよがりの最近である。

ハヤブサ  狩りを期待するも

 多摩川合流点付近の大栗川は冬なので水量が減ってはいるが、鏡面のような川面、その透明度は川底が良く見え、水中を泳ぐ魚たちの姿が良く見える。

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 その水面に小さく丸い波紋を作って泳ぐのはカイツブリである。夏は多摩川の下流方向から太陽が上がってくるが、冬場は大栗川対岸の崖の向こうから陽射しが出てくる。

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 崖の上にある樹木に鳥たちが止まると陽射しを受けてその姿が見えるが、崖の中腹になると朝陽の逆光になって見えにくくなる。

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 朝陽を受けて高い樹木の上にいるオオタカの周囲をハヤブサが飛び交う。オオタカも向きを変えて飛び出しの準備。

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 ハヤブサは崖の上の大きな樹木の横枝に止まって、周囲を見回したかと思うと獲物を目指しての飛び出し。

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 それを追ってカラスたちが邪魔をする。しばらく大栗川上空を飛び回った後、崖の上の方に姿を消してしまった。

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 オオタカとハヤブサの登場は豪華でありがたいが、両方は追えないのでできれば別々に姿を現してほしいものである。

オオタカ幼鳥   寒いのに水浴び

 今朝の冷え込みは格別厳しかったが、陽が出てくると陽だまりは暖かく、多摩川の土手にいても風がないので過ごしやすい。

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 モズやオオジュリンを見ていると、定位置の崖の上の高い樹木にオオタカの幼鳥が姿を見せる。

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 カラスなどがにぎやかにけん制するが、さすがに相手にしないで獲物を物色している。体はそのままで頭だけを四方に動かしていたが突然体の向きを変えて戦闘態勢になる。

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 よく見るとハヤブサの成鳥が近くの樹木の枝に止まろうとしている。それを見つけたカラスがこれまたちょっかいを出して追いかけている。

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 ハヤブサはカラスに嫌気がさしたのか下流の方へと飛び去ってしまった。残ったオオタカは土手に降りたカラスをめがけて急降下をする。

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 ひと騒ぎの後、オオタカは目の前の藪の上に来て獲物を探しているが、背景がすっきりしない。眼下にはカルガモとカイツブリがいるが、すぐに姿を隠してしまったので手持無沙汰のオオタカである。

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 そのうちに河原に降りて水浴びを始めた。この寒いのに水浴びかと思いながら追いかけてみる。寒いと思うのは人間だけでオオタカは関係ないようである。

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 入念に何度も何度も水浴びをした後、崖の上の大きな樹木の横枝で、体全体を震わせて水切りをした後、羽繕いを始めた。

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 早朝にも拘わらず長時間水浴を見せてくれた。制限時間になったので、水浴上がりのすっきりしたスタイルで見下ろすオオタカ幼鳥を背に家路についた。

ワカケホンセイインコ  緑の鳥

 オーストラリアではきれいなカラフルなインコをたくさん見ようと思って期待していたが、インコとの出遭いは少なかった。

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 帰ってから東京周辺の公園で大繁殖しているというワカケホンセイインコに出遭った。数年前には限られた公園にしかいなかったが、こんなところにという場面である。

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 これも篭脱け鳥の一種で野生化しているものである。樹木の葉が青々としているときは見つけにくいが、冬場の葉が落ちた公園では鳴き声といいその姿も良く目立つ。

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 大きな樹木の幹に巣穴を掘って、その長い尾羽がすっかり中に入ってしまう。中はかなり広いのかと思うほどである。

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 今日の歩数は17,714歩と歩いた甲斐があり、久しぶりのワカケホンセイインコとの出遭いであった。

アトリ    小さな群れ

 数年前にわが公園にもアトリの群れがやってきたが、それ以来単発では見ることがあっても集団での出遭いはない。

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 ここ数年ご無沙汰なので、その昔アトリの大群を見た公園へと脚を伸ばしてみることにした。

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 案の定、アトリは大群ではないが小さな群れで飛び回っていた。珍しくまだ枯葉の残る樹木の種子を食べているようである。

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 定期的に近くの水場に行ってしばらくするとまた戻ってくる。この繰り返しで楽しませてくれるが、樹木の高いところにいるので良い構図にならない。

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 天気が良すぎて光のコントラストが強すぎ色が良く出ないのが残念である。それでもあてにしたアトリに出会えたので満足とする。

ベニマシコ  赤いのがたくさん

連日の寒波の到来で北国では大雪の報道がされている。被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。

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 関東周辺でも周りの山々は白く雪景色になっている。そのせいか多摩川の河原にベニマシコの姿が一気に増えたようである。

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 河原を歩いているとその鳴き声が良く聞こえる。いつもはメスや幼鳥が多く赤い鳥は少なかったが、今シーズンはオスの成鳥が多く見られる。

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 餌になる草の実は十分にあるので、しばらくの間魅力的な赤い体と長い尾羽でバーダーの目を楽しませてくれそうである。

チュウヒ  葦原の狩人

 早朝と夕刻に多く見られるというので朝の暗いうちに家を出て現地に向かう。広い葦原に着くと東南の低い位置から朝陽が昇り始めた。

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 雲一つない冬の夜明けは、薄いオレンジ色から白い空に変わり薄いブルーへと変化する。逆光に葦の穂波が光っている。

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 小鳥たちの鳴き声が聞こえ始めると、ねぐらとしている森の方からゆっくりと羽ばたいてくるのはチュウヒである。

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 右と左の森から次から次へと四羽のチュウヒの御出ましである。期待はハイチュウであるが陽の光が強くてよく見えない。

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 四羽とも距離はあるが湿地帯の中に降りた。暗褐色が二羽、頭の白いのが二羽、期待通りかと勇んでファインダーを覗いてよく見ると、白いのは幼鳥のようである。

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 葦原での狩りを期待してしばらく待ってみるが、なかなか動かない。ハイチュウ見れずチュウハイで反省会をすることにした。

ウソ  こんなことも

  早朝の公園を歩くと散策路に積もった枯葉に靴がうずまるほどである。枯葉の上を歩くと静かな公園にサクサクという足音が響き渡る。

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          ウソ  ♀

 いつもの公園も冬鳥たちでにぎやかになってきた。白い鳥や赤い鳥、青い鳥などすっかり葉が落ちた樹木の横枝にその姿がある。

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           ウソのペアー

 公園の水場が使えないので鳥たちが水道水を飲みに来る。桜の芽を食べた後にすぐ下にある水飲み場に降りる。

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          ウソ ♂

 警戒心が薄いのはメスの方で斥候役で最初におりて水を飲む。それをオスが見ていて安全を確認した後に悠然と降りてくる。

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          アカウソとウソ

 人間の世界とは違うようである。こんな待遇をしてほしいなと思いながらウソの行動を見ている本当の早朝風景である。

オシドリ   どんぐりが好物

 野鳥の中でもきれいなオスはたくさんいるが、オシドリのようにこんなにも色とりどりに着飾っているオスは珍しい。

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それに引き換えメスは地味だが、オシドリのメスはその衣装といい目元といい地味というより清楚という言葉がふさわしい。

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 ペアーでいるところがオシドリの良いところであるが、この池には遅れてきたばかりかオスだけが一羽姿を見せている。

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 聞いてみると、数羽の飛来があったがオオタカが出てほかの池に移動してしまったようである。そんな話をしていると、池の周りの樹木からヒヨドリやハトが一斉に飛び出した。

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 オオタカが樹木の中に飛び込んだようである。オシドリも魅力だがオオタカも捨て置けない。上を見たり、下を見たりと忙しい鳥見になってきた。

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 樹木の上ではカラスがにぎやかに騒ぎ始めた。そのうちにカラスに追われたオオタカは空高く上がってしまった。

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 木の陰にいたオシドリは池の真ん中に出てきて、水に潜ってはドングリを口に入れてそれを飲み込むと、立ち上がって大きく羽ばたきを始める。

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 のどにつかえないで呑み込めるようにするのか、ドングリを食べた後は何度か同じ行動をする。正面を向いて羽ばたいてくれと思いながらファインダーをのぞく。今シーズン初めてのオシドリとの出会いである。

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タゲリ  長い冠羽が見事

 オーストラリアのウルルには頭に冠羽のあるレンジャクバトがいた。鳩に冠羽があるというのは珍しかったが、日本に帰ってみると冠羽のあるタゲリの季節だと思い出した。

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 田んぼの貴婦人とか田んぼの貴公子とか言われるように湿地帯を好み、晩秋から冬の借り入れの終わった田んぼに集団で飛来する。

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 そうは言っても簡単に見つかるものでもない。広い田んぼのどこにいるのかはわからないので、農道をゆっくりと歩いて探す。

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 結構警戒心が強いのですぐに飛び立ってしまう。ただわかりやすいのは「ミューミュー」と猫のような鳴き声をすることである。

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 背中と翼上面は光沢のある緑色をしているので、光の加減ではきれいに見える鳥である。残念ながら本日は多少小雨の混じる曇天である。

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 広い野原には約40~50羽ほどのタゲリの姿。天敵が来たのか人の姿に警戒したのか、突然一斉に飛び立ち、上空を旋回した後にまた三々五々地面に降りて採食を始める。

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           正面顔は昆虫に似ている?

 ちょうど一羽が近くに降りて、地中の虫を探しながらちかづいてくる。こちらも動かないで近づくのを待つ。

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 そんなことをしながら数時間遊んでいると、タゲリの背中にも小さな雨粒がが目立つようになってきた。そろそろ切り上げ時かと思うが、なかなか遭えない鳥なので後ろ髪引かれる思いで帰り支度をした。

ソウシチョウ   見上げた先に

 枯葉の落ちた山道を歩いていると、斜面の上のヌルデの木の枯れた実にカラフルな鳥が群がっている。

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 下から見ているので胸のあたりは黄色でくちばしが赤い。珍しい鳥かと期待して双眼鏡をのぞいてみると、なんとソウシチョウの群れである。

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 ソウシチョウは漢字では「相思鳥」と書く。雌雄離しておくとお互いを求めて鳴き交わしを始めるところからその名がついたと言われている。

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 名前の由来はなぜかロマンチックな雰囲気であるが、現実のこの姿を見るとそのイメージはどこかに吹き飛んでしまう。

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 ここでもまた、食欲旺盛なかわいい鳥たちの姿が見上げたその先に見える。人間も鳥も三欲の場面はなりふり構わない本能で行動するようである。

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写真展の開催  第二回「多摩の野鳥たち」  

前回の写真展は大雪の中をたくさんの人たちに来て見ていただきました。第二回は雪の少ないだろう1月初めに開催することになりました。

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   時間があったら是非お出かけください。会場には連日詰めています。

ベニマシコ   食欲旺盛な姿

 サラリーマン卒業旅行の豪州では約27種類の鳥たちをファインダーに収めた。そのうち2種類は名前を調べてもよくわからない不明である。

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          ベニマシコ  ♂

 すべて初めての鳥なので珍しくて撮ってしまったが、現地の人にすれば日本でいうスズメやカラスの類なのかもしれない。

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 本格的に鳥見として渡航すればケアンズの熱帯雨林には、かなりの珍しい鳥たちがいるようである。機会があれば挑戦してみたいものである。

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 日本の鳥たちと違ってカラフルな鳥たちが多い。その点では日本の鳥たちは一般に地味で渋みのある風貌が多い。鳥たちの国民性(?)だろうか。

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 日本では今シーズンの赤い鳥といえばベニマシコであるが、なかなかきれいな赤い色のベニマシコに会えない。

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          ベニマシコ ♀

 今回は親子のような4羽のベニマシコとの出会いである。熟年ペアーと若手のペアーに見えるので、多分親子かなと思ったりするがどうだろうか。

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 おいしい木の実があるらしく、くちばしにその実をつけてむしゃぶりついている感じである。逆さになって嘴を伸ばしてその木の実をとる姿はいじらしい。

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 それでも親と思われるほうは背中や腹の部分がかなり赤く見ごたえがある。少し足を延ばした甲斐があって、食欲旺盛な赤いベニマシコに会うことができたうれしい一日である。

ミヤマホオジロ   群れでの出会い

 毎年のように行われる年度末の河川敷の改修工事。ここ多摩川の河原も重機が入って樹木がほとんど切り倒され、本格的に工事が始まってしまった。

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 鳥たちがねぐらや採餌の場所にしてきた樹林帯や灌木がなくなり、鳥たちの姿も少なくなっている。

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 いつもなら数羽のミヤマホオジロがこの河原の土手に姿を見せてくれるのであるが、今シーズンはなかなかお目にかかれない。

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 それではと少し上流のほうへ足を延ばしてみることにする。現地に到着すると既に数人の同好の士がカメラを構えている。

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           水浴び

 よく見ると対岸の斜面に黄色と黒の冠羽があるミヤマホオジロの姿がある。場所が悪いので、手前の樹木の横枝にとまってくれないかと願いながらカメラの用意をする。

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 すると願いが通じたように目の前の枝に来て、しばらくの間ポーズをとってくれた。ほかの散策の人たちが近くを通るので、目の前からは飛び去ってしまったがその先には仲間たちがいるようである。

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                       メスとともに

なだらかな坂道を上っていくと、そこには10羽ほどのミヤマホオジロの群れがいた。周りには誰もいないので独り占め状態での連写である。

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          エーイ もう一度水浴び

 樹木の下を流れる小さな川に入ってペアーで水浴びをしたり、樹木の枝の間を飛び回ったり、枯草の実を口に頬張ったりと忙しそうに動いている。

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 今までミヤマホオジロの群れには出会ったことがないので、さすがにしばらくぶりに興奮させてくれた胸の黒い三角形の鳥たちである。

カヤクグリ   枯葉にひっそりと

 半そで短パンで過ごした豪州から戻ってみると、寒波襲来の日本。時差は少なく日付変更線も越さないので時差ボケもなく順応できるが、寒さはきびしい。

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 日本海側では大雪のニュースで、冬だということを実感させられる。夜遅く家についたが目が覚めるのはいつも通りで夜明け前に起きてしまう。

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 久しぶりに早朝から鳥たちの様子を探りに野山を歩いてみる。公園ではいつもの冬鳥たちが姿を見せそれを見るバーダーの人たちも多くなっている。

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 午後からは近くの山手のほうに足を延ばしてみると、珍しいカヤクグリの姿を見つける。その姿は、目立つ模様もなく地味で、苔むした崖の枯葉の中を移動している。

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 くちばしで枯葉をどけているので、その動く枯葉で見つけることができた。じっと立ち止まってよく見ていると、そのすぐ下にも同じような動きが見える。

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 ちょうど二羽のカヤクグリが同じように灌木の下の苔の上を縫うように移動しながら、ひっそりと餌を採っている。

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 MFの公園の北側の湿った低地で一度見かけたことがあるが、久しぶりの出会いである。色彩は本当に地味なので、この出会いは今日を占う吉兆としよう。

ケアンズ   おまけの夜

 8日間のオーストラリアの旅、天気も良くすべて順調に終わって日本へ旅立つべくケアンズ空港に向かう。

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                      ヨコフリオウギビタキ  空港にて

 ケアンズからは7時間40分とシドニーよりも近い。出国カードのチェック、荷物をカウンターに預けて機内へと入る。

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 待つこと1時間、ここで問題が起きる。帰りの飛行機はLCCであり、機内整備中とのこと。しばらくしての畿内アナウンスはフライトのキャンセルである。

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           ズグロトサカゲリ  ケアンズ港にて

 再度、入国して明日の飛行機を待つことになった。ケアンズでの夜が一日増えてしまった。航空会社の手配するバスでケアンズのホテルへと移動することになった。

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          シロハラコビトウ  キュランダにて

 こういう時、現役だと仕事が心配で落ち着いていられないだろうが、時間的には余裕があるリタイヤーの身としてはかえってもう一泊できるという期待感がある。

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          イエスズメ  ♀

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           イエスズメ  ケアンズ港にて

 飛行機のアクシデントのおかげでホテルで食事をして、星空の輝く夜のケアンズの海岸を散策することができた。おまけの一夜であった。

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           ハシブトゴイ  キュランダにて

 だが次の日は、早朝からケアンズ空港を立ち南下してゴールドコースト空港から成田に向かうことになった。そのために帰りは約10時間もかかってしまう。

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          ヒクイドリ(火食い鳥) キュランダにて

 ゴールドコーストへの2時間のフライトは、グレートバリアリーフの上を飛ぶことになり、空からその大サンゴ礁群を見ることができたことはおまけのメリットであった。

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          チモールメガネコウライウグイス  キュランダにて

 結局8日間の旅が9日間になったが天気も良く満足のいくよい旅であった。最近はLCCの利用が多くなっているが、今後はそのリスクも考える必要がある。

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           ? 

 旅に出るといろいろなハプニングがあるが、今後も地球に驚き、未知を楽しむよい旅行をしてみたいと思っている。

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キュランダ   熱帯雨林の瀟洒な町

 キュランダはケアンズの北西30kmに位置する人口約760人の高原の小さな町である。ケアンズからは車で50分ぐらい、帰りはキュランダ高原鉄道で世界最古の森と渓谷美を満喫する計画である。

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          キュランダのメイン通り  赤い花はロイヤルパインシアナ

 キュランダという名前は、その昔アボリジニがこの地域に暮らしており、アボリジニの言葉で「熱帯雨林の村」という意味だということである。

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 キュランダは、桜並木の両側に並ぶ商店街の通りと、キュランダ駅からのメイン道路がTの字になっているところにいろいろなお店が並んでいる。

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 ちょうどクリスマスなのでそれのグッズやクリスマスツリーがきれいに飾ってある。真夏のクリスマスは初めてである。

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                マーケットのクリスマスツリー

 地元食材で作るキャンデーハウスでは目の前で飴を作って見せてくれる。日本の金太郎飴と同じような光景である。驚くのは、寿司、ラーメン店まであることである。

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           カンガルー         
 

 なかなか野生のコアラやカンガルーには遭えないので、レインフォレストステーションで見ることにする。昼間からオージービーフのバイキングで腹ごしらえ、これが結構食べられてしまうので驚く。

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          コアラ

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 帰りはキュランダ駅からケアンズまで、16両編成のカラフルに彩られている機関車で、約1時間熱帯雨林の高原を抜けて時速38kmでゆっくりと走ってゆく。

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                キュランダ駅

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 途中のバロンフォールズ駅では10分間の列車停止があり、目の前に広がる落差265mのバロンの滝を見ることができる。時期的に水量が少なく迫力には欠けるが海抜379mからの滝はスケールが大きい。

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               バロンフォールズ駅のホームから

 手で掘られたという15か所のトンネルを抜け、大きくカーブする鉄橋を渡り、フレッシュウォーター谷では曲線半径100.58mの180度ヘアピンカーブで先頭の機関車が見える。

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          ストーニークリーク滝の鉄橋

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          180度のカーブ

 車内では右に左にと席を移動しながら窓から見える雄大な風景を眺めることができる。平地に降りてきて周りにサトウキビ畑が広がってくると、間もなくケアンズ駅に到着である。

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          チモールメガネコウライウグイス

 いよいよオーストラリア大陸ケアンズで最後の夜を楽しむだけになってしまった。明日の夜はもう東京である。

ケアンズ  こじんまりとした街

 ケアンズはオーストラリアの北部に位置する街で、日本からは7時間40分と一番早く到着できるグレートバリア・リーフへの玄関口である。

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                       カジノの建物

 人口は約15万人とこじんまりした街で、中心地は朝夕の散歩で一回りできてしまう。1876年のゴールドラッシュではかなりの賑わいを見せたようである。

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          サトウキビ畑

 少し郊外に出ると当時からのサトウキビ畑が広がる。オーストラリアには世界一とか世界最古とかといわれるものが多いが、世界最長の国道1号線のスタート地点がここケアンズにある。

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          サトウキビ畑

 オーストラリア大陸を1周するので、その長さは約1万4000kmになるという。因みに東京からケアンズまでは約6000kmだというから、いかに長い国道かということがわかる。

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         インドハッカ

 この国の道路の交差点は信号がなく、ロータリー式に回転するようになっている。信号での渋滞がなく合理的だなと感心するシステムである。

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          ソデグロバト

 こんな小さな街でもホテルの目の前にカジノがある。周りは公園になっていて、早朝からジョギングやヨガなどをする人たちでにぎわう。

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          チョウショウバト

 緑の芝生や大きな樹木には野鳥たちがたくさん飛び回っている。野鳥といえるかどうか、日が暮れて薄暗くなると、海から山の方へと毎日のように大きな蝙蝠が集団で移動している。

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           ツチスドリ

 このケアンズには二つの世界自然遺産がある。それはグレートバリアリーフと世界最古の熱帯雨林ウエットトロピックスである。

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           モリツバメ

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           ヨコフリオウギビタキ

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                       ヨコフリオウギビタキ 営巣

 明日はこの最古の熱帯雨林の大自然を歩くことを楽しみにして、おいしいビールで喉を潤しているところである。

ケアンズ  憧れのグレートバリアリーフ

 エアーズロックの登頂を無事終えて、気温40度の灼熱の空港を飛び立ち2時間35分のフライトでオーストラリアの北の玄関口ケアンズに着く。

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          ケアンズ港 

 ここでは3日間の滞在予定である。とにかく初夏という感じのこの地ではビールがうまい。日本のビールも世界では引けを取らないと思っているが、この地のビールは口に合う。

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          グリーン島桟橋からサンゴ礁の海

 ケアンズから約40分ほど船に乗り沖合に浮かぶグリーン島に向かう。この島は、サンゴのかけらが堆積してできた島で、1周歩いてわずか40分ほどの小さな島であるが、鬱蒼とした熱帯雨林の緑に覆われている。

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 桟橋のわきのサンゴ礁の浅瀬でシュノーケリングをする。思い起こせば本格的なシュノーケリングは40年前に行ったタヒチのボラボラ島のリーフでのそれ以来である。

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 はやる気持ちを抑えて水着に着替える。誰もが珊瑚がまぶしい海を見ているが、青い空を見ているとどこからともなく飛んできた鳥は猛禽のミサゴである。

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          ミサゴ

 日本でもミサゴの季節で、ずいぶんとファインダーに収めたが、まさかここケアンズでもミサゴに遭えるとは思わなかった。今シーズンは本当にミサゴに縁がある。

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          ナンヨウクイナ

 白い砂浜に向かう散策路には、人慣れしたナンヨウクイナが足元に絡む。かみさんはウミガメを見たといって興奮していたが、ミサゴを見ていた私はそれは見逃してしまった。

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                       ハシブトアジサシ

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          グリーン島を去る

 珊瑚礁の上に熱帯雨林が広がるエメラルドグリーンの海で、カラフルな魚たちと遊んだひと時であった。

ウルルの鳥たち  灼熱の太陽の下で

 赤土の荒野にはそれに適応した植物と動物が生息している。そのほか地平線にあるものはカタ・ジュタの岩群とエアーズロック。

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 荒野に見えるものは、人工物では空港の滑走路とその建物、エアーズ・ロック・リゾートホテルだけである。

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          ズグロミツスイ

 リゾートホテルの敷地内には緑も多いが、気温は39度というところで樹木の陰に止まっている鳥たちも口を開けて暑さをしのいでいるように見える。

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 それでも太陽が沈むと少し涼しくなるので、砂漠の真ん中でキャンドルディナーなども行われている。なぜかここのビールはおいしく飲める。

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          ズグロミツスイ

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          レンジャクバト

 灼熱の太陽の下できれいな花の蜜を吸っている鳥たちがいる。どこでもそこの環境に適応して生きているのだなとその動きを観察しているところである。

ウルル、カタ・ジュタ  エアーズロックをを登る

 シドニー湾のディナークルーズの翌朝、シドニー空港から3時間30分、オーストラリア大陸のほぼ中央、赤土の荒野に忽然と姿を現すエアーズロックを眼下に見てエアーズロック・コネラン空港に降りる。

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          カタ・ジュタ

 飛行機に横づけされたタラップを降りると、気温40度の灼熱の太陽が照り付ける。空港の周りは何もなく荒野の飛行場という感じである。

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           36の岩群と虹

 空港の近くの宿のエアーズロック・リゾートでシャワーを浴びてから、36個のドーム型の大小さまざまな岩が集まっているカタ・ジュタへと向かう。

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           エアーズロック

 この巨岩群の中で最も高い岩群はマウントオルガで、高さ546m(海抜1,069m)である。青い空に黒い雲がかかり雨がパラパラすると、そのあとにはきれいな虹の橋がかかっている。

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           ウルル夜明け前

 カタ・ジュタを後にして、明日の早朝に上る予定のエアーズロックのサンセットを見るべく約50km東に移動する。

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           地平線からのサンライズ

 あいにく西の空に雲がかかり、エアーズロックが真っ赤に染まる光景は見られなかったが、雰囲気からして明日の天気は良さそうで登山は期待できる。

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          エアーズロックサンライズ

 翌朝は5時スタートでエアーズロックのサンライズを見た後に登ることにしているが、エアーズロックはこの地域に暮らすアボリジニの人たちにとって大切な聖地で、彼らはこの岩に登ることを良しとしていない。

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          エアーズロック頂上付近からカタ・ジュタ

 その登坂の許可は当日の7時に出るとのことである。エアーズロックの大きさは周囲9.4km、高さ346m(海抜863m)で、頂上まで往復2時間ほどといわれている。

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          エアーズロックからの地平線

 登りの3分の2ほどのところまでは、急な斜面の鎖場になる。表面は固い砂岩でそこを登りきるとアップダウンを繰り返して頂上にたどり着く。

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           レンジャクバト

 頂上からはぐるりと地平線が見渡せ、地球の丸さ、大きさを実感できる。裸の稜線を歩くので風が強くなると飛ばされる危険性がある。天気の良い早朝の登山がベターである。

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 ここで出会った鳥は、レンジャクバト、オーストラリアチョウゲンボウ、ズグロミツスイなどである。

ブルーマウンテンズ   ユーカリの森

 経済や文化の中心地シドニーから西へ約100km、車で約1時間30分の所に世界自然遺産のブルーマウンテンがある。

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 最初はコーヒーの産地かと思っていたが、ユーカリの樹木が放つオイルが日光に反射して山々が青く見えることから、その名前が付けられたといわれている。世界にユーカリの木が600種類ぐらいあるが、その90%はここオーストラリアにあるといわれている。

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          ブルーマウンテンズ

 まず驚くのはそのスケールの大きさである。このエリアは原住民アボリジニの聖地といわれているが、日本のように鋭くとがった山脈は見当たらない。因みにオーストラリアの一番高い山は2,200mぐらいだとか。

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 展望台に立つと左手に見えるのは、スリーシスターズ。これには美しい3姉妹が魔王の手から逃れるために岩に姿を変えたまま、もとに戻れなかったという悲しいアボリジニの伝説があるという。

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          スリーシスターズ

 ユーカリの森の400m崖下に降りるトロッコ列車がある。これは世界一の傾斜を持つといわれているが、その通りで椅子に座るとかなり緊張する。その椅子もスリルを味わう度合いによって座る座席の傾斜が変えられるようになっている。

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 かつては、鉱山の産出物を運んでいたレールをそのまま使っているとのことで、迫力は満点、目の前にブルーマウンテンのその景観が楽しめる。

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          ワライカワセミ

 そのトロッコ列車を待っていると、目の前の枯れ枝に見慣れぬ野鳥の姿、よく見ると憧れのワライカワセミではないか。至近距離での出遭いに心が浮き立つ。

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           キバタン

 人間の笑い声に似ているというその鳴き声を聞いてみたいと期待して待ってみるが、全くその気配がない。その代わりと言っては何だが、カササギフエカラスの鳴き声が大きく響き渡る。

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          カササギフエカラス

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           トサカハゲミツスイ

 ここで出会った野鳥は、このワライカワセミとキバタン、カササギフエカラス、トサカハゲミツスイなどである。

シドニー  シドニーハーバーと高層ビル

 サマータイムの早朝のシドニー空港に降り立つ。成田を夜にたって9時間40分のフライトである。

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 青い空と白い雲の間から照り付ける太陽の輝きがまぶしい。シドニーハーバーにかかるハーバーブリッジと岸壁の豪華客船、オペラハウスの光景を目の前にするのは初めてである。

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 緑に包まれた広い公園から、フェリーやクルーズの行きかう入り江を挟んで、白いオペラハウスと高層ビルが立ち並ぶ街の中心部を眺める。

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 現地で現物を見ないと本当のことはわからないというのはこのオペラハウスが物語っている。

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 写真とか映像でしか見ていないので、一つの建物だと思っていたものが、実は5つの建物からできていること。屋根はタイル張りであることなどである。

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 そんなシドニーで最初に出会った鳥はオーストラリアクロトキである。大きなイチジクの樹木の下をのんびりと歩いている。

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           オーストラリアクロトキ

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            ギンカモメ

 岸壁に人馴れした鳥はギンカモメか、これから8日間のオーストラリア大陸、野鳥を探しながら、のんびりと世界最古の大陸の雰囲気を十分に満喫したいものである。

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