ブルーマウンテンズ ユーカリの森
経済や文化の中心地シドニーから西へ約100km、車で約1時間30分の所に世界自然遺産のブルーマウンテンがある。
最初はコーヒーの産地かと思っていたが、ユーカリの樹木が放つオイルが日光に反射して山々が青く見えることから、その名前が付けられたといわれている。世界にユーカリの木が600種類ぐらいあるが、その90%はここオーストラリアにあるといわれている。
まず驚くのはそのスケールの大きさである。このエリアは原住民アボリジニの聖地といわれているが、日本のように鋭くとがった山脈は見当たらない。因みにオーストラリアの一番高い山は2,200mぐらいだとか。
展望台に立つと左手に見えるのは、スリーシスターズ。これには美しい3姉妹が魔王の手から逃れるために岩に姿を変えたまま、もとに戻れなかったという悲しいアボリジニの伝説があるという。
ユーカリの森の400m崖下に降りるトロッコ列車がある。これは世界一の傾斜を持つといわれているが、その通りで椅子に座るとかなり緊張する。その椅子もスリルを味わう度合いによって座る座席の傾斜が変えられるようになっている。
かつては、鉱山の産出物を運んでいたレールをそのまま使っているとのことで、迫力は満点、目の前にブルーマウンテンのその景観が楽しめる。
そのトロッコ列車を待っていると、目の前の枯れ枝に見慣れぬ野鳥の姿、よく見ると憧れのワライカワセミではないか。至近距離での出遭いに心が浮き立つ。
人間の笑い声に似ているというその鳴き声を聞いてみたいと期待して待ってみるが、全くその気配がない。その代わりと言っては何だが、カササギフエカラスの鳴き声が大きく響き渡る。
ここで出会った野鳥は、このワライカワセミとキバタン、カササギフエカラス、トサカハゲミツスイなどである。
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