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2015年4月

ツミ   その後

 巣作りに忙しかったツミのペアー、その後の様子が気になったのでのぞいてみると、静かな雰囲気で声すら聞こえない。

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     ツミ  ♂

 営巣場所はどうかと見ると、その気配もない。周りの若葉が茂り始めた樹木ではオナガがにぎやかに飛び回る。

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 そのうちにオナガの鳴き声が変わった。オナガの警戒の鳴き声の上空にはツミの飛翔姿が見える。

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 以前の営巣場所より少し離れた樹木の中に入っていく。以前はメスが待っているところにオスが獲物を運んできていたが、メスの姿が見えない。

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 たぶんメスは抱卵期に入ったのかもしれない。オスも枝に止まっているときは手ぶらのことが多いので、餌を渡した後の姿かもしれない。

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 営巣場所を変えて抱卵しているようなので、雛が巣立つまで見守ることにして公園を後にした。

キジ   初夏の陽射しに誘われて

 もう半袖で歩いてもおかしくない強い陽射しの公園の森を歩くと、本命の夏鳥の森に響き渡るきれいな声が聞こえる。

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 声は聞こえど姿は見えず、若葉を透かしてそそぐ陽の光を見上げて探すがその姿はみえない。

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 きれいな鳴き声が近くで聞こえたと思ったら、葉のない小枝に止まってくれた。しかし後ろ姿である。振り向いてくれと願ったが、森の奥へと飛び去ってしまった。森には静寂が戻る。

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 静かな森に時々響き渡るのは「ケーン、ケーン」というキジの鳴き声である。声を頼りに開けた草地に出てみると、暖かい陽射しを浴びた顔の赤いグリーンメタリックのキジの姿である。

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 天気が良いせいで、キジの姿は多い。もう抱卵期に入っているのか、ペアーで歩いているのは一組で、他はオスが単独で陽の当たる草地を歩いている。

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 若葉が出始めた草地の間を餌を求めて、ゆっくりと歩いているが、時々止まっては首を長く伸ばして、縄張り宣言の大きな鳴き声と激しく羽ばたく「ほろ打ち」をする。

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 小雨のキジとの出会いの時は、そのきれいな姿が十分に見ることができなかったが、初夏の陽射しの下では、赤い顔と下面の緑色の金属光沢が陽に映えてきれいである。

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     国鳥としての威厳

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 ほろ打ちの後の尾羽をスッと立てた姿は国鳥としての威厳すら感じる。一夫多妻の羨ましい生活ぶりであるが、その姿、風貌はそれに十分な資格を持っているように見える。

コジュケイ  仲睦まじく

 公園に人が多くなる前に一回りしようと、少し早目に家を出て公園に向かう。最近は雨もなく暖かくなってきたので、公園につくと野鳥たちの鳴き声が響き渡る。

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 目当ての渡りの夏鳥を探して樹木の高いところを見ながら、コンクリートの疑似木でできた階段を上っていくと、足元に二羽のコジュケイが仲良く歩いている。

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 最近のコジュケイは警戒心が薄い、採餌中だからか逃げようとしない。あまり近いので単焦点レンズだったら後ろに下がらなければならないほどである。

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 人と同じように階段をのぼりながら、その両脇に生えている草むらから虫を探しては相手に渡している。

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 これも求愛給餌の一場面なのだろうか。親が子に与えている様子ではなくオスがメスにあげているように見える。仲睦まじい姿である。

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 この公園も長い冬が終わって、そこに生息する植物や動物たちも、一斉に新しい活動を始めている。そんな姿をうまくファインダーに収めて、さらによい画像を残したいものである。

ホシゴイ  お休みの前に

 久しぶりにゴイサギが元気にしているか見に行くことにした。最近の夜明けは早いので、出かける時にはすでに日差しがベランダを明るくしている。

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 夜行性の鳥たちは陽が昇り始めるとお休みの時間になってしまう。公園につくと、池にある新緑がまぶしい柳の木の枝に、ゴイサギの幼鳥ホシゴイの姿がある。

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 よく見ると目がトロンとしていかにも眠そうな目つきである。盛んに羽繕いをしながら休んでいる様子である。

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 たぶん、親のゴイサギはすでに池の真ん中にある、新しい緑の葉が出始めた葦原のねぐらに入ってしまったのか姿が見えない。

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 太い横枝に止まっているホシゴイの背景には、今が盛りの八重桜の濃いピンクの花が満開である。

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 あまり外見は目立つような装いではないので、背景のピンクがうまくボケてくれて、手前の柳の新緑とで地味なホシゴイを引き立ててくれる。

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 しばらくの間柳の木の枝で休んでいたホシゴイは、下に降りたかと思うとすぐに飛び立って葦原のねぐらへと姿を消してしまった。

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ビンズイ  ひばりに似て

 夏鳥の移動の通過点の公園は連日にぎやかである。先週からオオルリ、キビタキ、コマドリと定番の夏鳥がその声を聴かせてくれた。

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 4月も後半になると、公園の樹木の若葉も日増しに大きく緑が濃くなって、目を凝らしてもその姿を探すのが一苦労である。

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 ところが今朝はその声が全く聞こえなくなってしまった。すでに繁殖地へと移動してしまったのか静かである。

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 静かな公園で高い樹木を見上げていると、そこに姿を見せたのはビンズイである。冬場は枯れた地面の草地に降りて、警戒心も薄くよく出あうことが多い。

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 だが、この春先の繁殖期になると、樹木の高いところでヒバリに似た声で繊細にさえずり、その姿を見つけるのは難しくなる。移動の夏鳥が去った後を慰めてくれているビンズイである。

カワガラス  二番子の独立

 春先にそろそろカワガラスが繁殖の季節になるなと思いながら、渓流を訪れた時にはすでに一番子が巣だっていた。

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      苔をくわえた親鳥

 今年は例年になく早い巣立ちでびっくりしたものである。そういえば夏鳥たちも全般的に早めの到着のように感じる。

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      餌を待つ雛

 ソメイヨシノが葉桜になった山間部では、遅く咲く八重桜が若葉を伴って満開である。暖かい陽気に誘われてカワガラスの繁殖地をのぞいてきた。

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      親を追いかける雛

 大きな水しぶきをたてて流れる渓流の滝の下にその営巣場所はある。姿が見えないので、しばらくその流れを眺めていると、どこからともなく現れたのは親鳥である。

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      全身で餌をねだる

 その後すぐに追いかけるように雛の姿が見えた。二番子である。餌をほしがって親の後を追いかけている巣立ち雛。大きく尾羽を立てて両翼をバタバタさせている。

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       口移しで餌をもらう

 親のほうは流れる川に潜っては餌を探している。水をはじくようにできた羽には水滴がキラキラ光る。全身で潜っているとまさに水中を泳ぐ鳥である。

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      川底の虫をもらう

 親鳥は採餌の方法を教えて早く独立できるように、巣立ち雛の前で実演をして見せる。水中の苔の採り方、石ころの間にいる虫の捕獲、小さな魚までくわえて見せている。

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 親のその行動を見ながら後をついていく雛は、時々そのまねをして水に潜ったりするが、まだ餌はうまくとれないようである。

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      小魚をもらう

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      親のまねをして

 そんなことを繰り返しながら、上流へと少しずつ移動している。浅瀬で最後の餌を口移しで渡すと、親鳥は「ピッピッピッ」と鳴きながら川面すれすれに一直線にとびさってしまった。

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      素潜りの準備

 カワガラスの親鳥は、子供の独立を促す訓練をしていたように見えた。その後、ミソサザイの親分のような雛は暖かい陽射しの浅瀬で素潜りの練習をしていた。立派に育ってほしいものである。

コムクドリ  光沢のある黒い翼

 桜前線の北上が平年より早いという今年、札幌の桜が満開になったようである。例年だと5月の連休が弘前の桜の見ごろである。

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      コムクドリ  ♂

 それから見ると8,9日早い桜前線の北上である。当地の多摩川の桜並木の花もすっかり散って、若葉が青々と茂り始めている。

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      コムクドリ  ♀

 その桜の少し残っている桜蕊を求めてコムクドリの群れがやってきた。例年1週間ぐらいの滞在での通過点であるが、そのきれいな黒い光沢の翼を見せてくれる。

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      桜蕊を求めて

 陽が高くなった昼頃に多摩川の土手に行ってみると、暖かい陽射しを受けて10羽ほどのコムクドリが桜並木に群がっている。

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       振り返るメス

 時々ハトやカラスに驚いて、奥の葉が多く茂る常緑樹の樹木の中に、逃げ込む。しばらくするとまた出てくるが、オスのほうが警戒心が強いように見える。

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      蝶を捕るオス

 メスはどちらかというと、のんびりと桜蕊を探して枝を移動している。オスのようにいちいち大きな樹木に逃げ込んだりはしない。

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 多摩の桜の満開も早かったせいか、このコムクドリの時期にしては桜の木の葉も、昨年より多く茂っているような気がする。

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      メスの飛翔

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      オスの飛翔

 葉の陰に隠れて思うようによいポーズをとってくれないが、春の渡りで短期間の滞在に出会うことができ喜んでいる多摩川土手の午後である。

ゴジュウカラ  相変わらず逆さで

 北信濃の遅い春、雪解けの始まった戸隠の奥社への参道を歩いてみた。早朝のバスを奥社の停留所で降りると、ガスに煙る残雪の戸隠山が目の前にそびえたつ。

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      雪に埋まる手水所

 参道入り口の川は雪解け水で増水して勢いよく流れている。雪崩注意の看板を見ながら、まだ人通りのない鳥居をくぐり奥社へと向かう。

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             鳥居も雪に

 雨上がりの参道は、傘をさすほどではないが冷たい霧状の雨が落ちてくる。静かな道を歩いていくと、周りの苔むした古木の中に野鳥たちのさえずりが響き渡る。

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             早朝の杉並木

 足元の参道は雪解け水で川のように水が流れる。靴に水が入らないように歩くところを選びながら進む。

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      隋心門

 ガスがかかる樹木の上のほうから「フィーフィーフィーフィー」とゴジュウカラの鳴き声が聞こえる。

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      ゴジュウカラ

 だんだんと声が大きくなったかと思うと、見上げる頭のすぐ前にその姿があった。相変わらず樹木の幹を逆さに歩いている。

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 野鳥も数多くいるが、唯一頭を下にして降りることができる鳥と言われている。一年ぶりのであいである。

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 昨年は、わが都市公園にも姿を見せたことがあるが、通常はコガラなどと同じで厳冬期でも山地にとどまることが多く、山に来た時でないと出会うことが少ない。

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 ここの木道の散策路もまだ除雪作業が終わっていないが、五月ごろには残雪の中に水芭蕉の白い花が咲き、野鳥たちの大合唱が聞こえるはずである。

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 その頃にもう一度ゆっくりと来てみたいと思いながら、からみ大根で戸隠そばを味わっている奥社の参道である。

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コガラ  黒いベレー帽

 東京の桜はすでに終わってしまったが、北国では今が満開である。その桜並木の七曲りを高原へと向かうと、樹木の木の芽はまだ固く根元には残雪が深く残っている。

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 高原の散策路はメインの通りしか除雪が行われていない。その道路も雪解けの水が川のように流れている。

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 いつもは水量の少ない川も雪解けで満水で流れる。その音も小鳥の鳴き声を消してしまうような流れである。

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 川から離れていくと森の静寂が戻り、数少ない小鳥の鳴き声の中で、ゴジュウカラとコガラ、シジュウカラの鳴き声が聞こえる。

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 声のする方を探してみるとコガラの姿である。白いふわっとした体に黒いベレー帽をかぶったようなスタイルである。

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 その動きを見ていると、どうも繁殖の準備で巣穴を掘っているようである。キツツキの仲間でもないのに、枯れ木に嘴で穴をあけてその木くずを運び出している。

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      木くずを運び出すコガラ

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 その作業を終えて小枝に止まっているときの仕草は、本当にかわいい動きである。都市公園などではあまり見られないコガラとの残雪の中での出会いであった。

マヒワ  行く鳥来る鳥

 夏鳥を探しに公園を歩くと、高い樹木の天辺に新しい木の芽を食べる野鳥の姿。よく見るとセンダイムシクイである。

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 夏鳥だと勇んでシャッターを切る。細かく動くので追いかけるのが大変であるが、いつの間にかファインダーにいるのはマヒワである。

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 今冬シーズン出遭いが少なかったマヒワが、こんなところにまだいたのかという感じである。同じ樹木に、もう帰る冬鳥と、やってきた夏鳥が同時に見えるのはこの季節ならではである。

イソヒヨドリ  美声で囀る

 低気圧の通過後の海岸は波が高い。海岸の岩場に打ち付け、砕け散る波は細かい霧になって浮遊する。

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 のぞいている双眼鏡はその霧で曇ってくる。終わった後のカメラのメンテを気にしながら鳥を追いかける。

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 寄せては返す大きな波の砕ける音の合間に、きれいな鳥の大きな鳴き声が聞こえる。「ツツピーコ、ピー」と美声で節回しもなかなかである。イソヒヨドリの鳴き声である。

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 山間部にいるヒヨドリも同じ仲間になるのかその鳴き声は大きい。ヒヨドリの鳴き声は決してきれいとは言えないが、イソヒヨドリの鳴き声は同類かと思うほど美声である。

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 調べてみると、イソヒヨドリはスズメ目ツグミ科、(今はツグミ科はヒタキ科)になっているが、ヒヨドリはスズメ目ヒヨドリ科である。基本的には違うようである。

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 やはり名前は同じヒヨドリでも違うようである。この辺はもう少し文献を調べてみたいと思う。低気圧通過後の不安定な天気の中、つかの間の晴れ間の海岸の鳥見風景である。

センダイムシクイ  やっと姿が

 暖かい南風が吹いて夏鳥たちがやってきてるが、なかなかその姿が見えない。ムシクイたちの声は聞こえるが姿は見えずである。

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 日増しに樹木の葉も成長しているので、公園の森も見通しが悪くなってくる。鳥を探すのも一苦労になる。

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 照り付ける太陽に若葉が透けて見えるクヌギの木に、センダイムシクイの小さな群れが新芽を食べている。

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 公園を歩いていてもなかなか見つからない夏鳥であった。本当は青か黄色の鳥を探していたのだが、黄色みの強い緑褐色のセンダイムシクイである。

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 この出会いを手始めに明日はほかの色の夏鳥に会えることを期待しよう。

イカル  桜蕊を楽しむ

 南からの風が吹き込んで不安定な天気が続くが、朝は暖かい陽射しである。南の風に乗って夏鳥たちがやってきているが、わが公園はどうかと歩いてみる。

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 ウグイスのきれいな囀りの中に、センダイムシクイの声が聞こえる。ソメイヨシノの桜の花も終わり、桜蕊になっている。

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 そんな桜の名残を惜しむようにイカルの小集団が桜蕊を楽しんでいる。5,6羽の小集団のイカルは、この公園が気に入ったのか長く居ついている。

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 公園内をくまなく歩いてみたが、期待の夏鳥の姿は見えない。おかげで10、000歩は達成したが、その姿を見つけることはできなかった。

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 これからは、日増しに公園の森の樹木も、その若葉が大きく成長して視界を遮ってしまう。鳥たちを見つけるのが難しくなってくる。

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 たぶん明日には会えるだろうと期待して今日は引き上げることにした。

ハヤブサ  まぶしい日差しの下

 突然の黒雲、冷たい雨、雨上がりの虹の架け橋、不安定な天気が続いたこの数日。久々の朝からの明るい日差しがベランダを照らす。

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 天気予報では初夏の陽気ということで、いつもより一枚厚手の衣服を脱いで猛禽狙いで出かける。

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 どこの営巣地でも猛禽類は繁殖期で、そろそろ抱卵期に入るところである。青空の下での飛翔姿を狙う。

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 あわよくば空中の餌渡しの場面をファインダーにと思って構えてみるが、思うように飛んでくれない。

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 夜明けが早くなったので、鳥たちの行動もそれにつれて早くなって、すでに朝食は終わってしまったのかその場面にならない。

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 オスを待つメスも手持ち無沙汰で、時々飛び出すがすぐに崖の高いところにある樹木に入ってしまう。

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 初夏の陽気での鳥見は時間のたつのを忘れてしまう。暖かい南の風で過ごしやすくなったものである。残した課題は次回の楽しみに残して昼前に引き上げることにした。

キジ   夫婦愛のあり方

 気象予報士という職業が生まれて久しいが、最近の天気は予報どおりになることが多い。「午後からは雨になります。」という予報。

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 公園を歩いているとその通りになったが、カメラと一緒に折り畳みの傘を持ってきたので助かった。株価予測士という資格を作ったらその番組は視聴率が上がるだろう。

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       「ケーン、ケーン」とほろうち

 傘をさしながら小雨の公園の散策路を歩いていると、若葉が出始めた森の草地にオスのキジの姿が見える。

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      オスに見守られるメス

 ファインダーをのぞくと萌えはじめた若葉が邪魔をするので、正面から顔が見える位置まで慎重に散策路を移動する。

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      草地を歩くペアー     

 小雨に煙る中、オスのキジの赤い顔と下面の緑色の金属光沢、竜を思わせる背中の紋様は、さすが国鳥だと思わせるほどきれいだ。

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      花大根をバックにメスを見るオス

 野鳥は、猛禽類などみるとどちらかというと、オスはメスよりも体が小さいことが多いが、キジのオスは体が大きい。

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      仲睦まじさ

 春の花が咲いた草地を歩くペアーを見ていると、メスはひたすら採餌に忙しく周りを警戒する仕草は見えない。それをカバーしているのはオスである。

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       国鳥の威厳?

 オスは常にメスの動きに気を配り、周りを警戒をしながら後をついていく。一夫多妻の繁殖環境は羨ましい限りだが、それなりの義務も果たしているようである。

ツミ   新婚生活

 毎年営巣して子育てをしていた近くの公園の樹木が伐採されて、今シーズンはツミの鳴き声が聞こえない。

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      見返り美人 のメス

 そこには新しい高層のマンションが建って野鳥が営巣する環境ではなくなってしまった。もう何年かしたら、樹木も大きくなってまた戻ってくるかもしれない。

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      ツミ  ♀

 そんなわけで、早朝の散歩コースでツミが営巣しそうなところを見つけながら歩いていると、オナガのにぎやかな鳴き声の後にツミの鳴き声が聞こえた。

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      枝をくわえる オス

 今までも、オナガのいるところにツミがいることが多いので、オナガの鳴き声とその姿を目当てに探したものである。

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      熱い視線を送るメス

 新緑に黒い帽子とブルーのマント姿のオナガをファインダーに収めていると、近くのカラスを威嚇すべくツミが飛び込んできた。

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 カラスを追い出した後、お互い鳴き交わすツミのペアーの姿が、正面の樹木の枝に空抜けのシルエットで見える。

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 そのうち、オスは樹木の小枝を嘴で折って、メスの待つ巣へ運んでいる。よく見るともう巣もかなり出来上がっているようである。

 そろそろ抱卵期になるので、雛が巣立つまでは静かに見守ってやりたいものである。

ウグイス  新緑の中で

 公園の樹木の若葉の色は日増しに濃くなって、植物の成長の早さを見せつけられその息吹を感じる。

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 それに引き換え気候は、春とは名ばかりで冷たい雨と寒さは季節が逆行しているように感じる。

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 冬支度で歩く公園では、日本三鳴鳥と言われるウグイスのきれいな鳴き声が響き渡る。

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 それぞれの縄張りが決まっているようで、鳴き声の特徴でその行動範囲がわかる。

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 きれいな若葉の枝に止まって、大きな口を開けてさえずり、背景が薄緑でボケると理想的な構図になるのであるが、そう簡単にはいかない。

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 声はすれどもその姿を探すのには苦労する。なかなか思うようにポーズをとってくれないが、何とか本日精一杯の新緑のウグイスである。

アオゲラ   新居の穴掘り

 雨上がりの早朝の公園を歩くと、若葉が出て青くなり始めた散策路の草の葉にたまった雨露が靴の先を濡らす。

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 久々の陽が射し始めると、公園の森の鳥たちの合唱が始まる。お互いに相手を求めての囀りの声は高らかに聞こえる。

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 樹木の枝に滴る雨の残りの水玉が、照らし出した太陽の光を受けて光っている。

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 近くで樹木を突くキツツキの音が聞こえる。音を頼りに探してみると、そんな樹木の幹にアオゲラの姿が見える。

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 桜の木の幹に穴を掘り始めたところである。オスは新居の試験堀をしているようである。

 いずれにしても新しいカップルができて、無事その子育てを見届けたいものである。

ツバメ   春の花と

 河原を歩いていると水面を滑るように飛翔するのはツバメである。季節の花と一緒にツバメを撮ってみたいと定点観測をする。

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 とにかく素早い動きなので、ツバメの姿を追いかけるのは至難の業である。それでも、黄色の西洋からし菜の近くを飛ぶツバメを狙う。

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 向かってくる姿を撮りたいのだが、ツバメ返しではないがすぐに方向を変えてしまうので、後姿が多い。

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 平年であれば春のうららの暖かさの中で、ツバメの飛翔姿を狙えるはずであるが、朝からの寒さはシャッターを押す指が冷たくなっている。

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 夢中でツバメを追っていると、遠くではキジの鳴き声、近くではセッカが黄色の春の花の周りを飛び回る。

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 この時期は春の花と野鳥を何とかからませたいと思って、その場面を待っている。

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 何とか向かってくるツバメを捉えることができるが、その背景には花がない。ツバメも同じようなコースを飛んでくれるので、その場面を待つ。

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 野鳥に季節感を出すのはやはり季節の花が一番であるが、空とか雲、水の流れなどでそれを表現できればいいのだが、なかなか難しい。

 飽くなき追及の向上心を持たないと達成できないことである。

ノスリ  新緑に映えて

 桜が散った後に雪が降るという最近の気候。今朝も風は冷たく冬支度でないと外に出るのはつらい。

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 すでにいらないと思った手袋を出して、早朝の河原を歩く。昨夜の雨で土手の草地は濡れているので、久しぶりに長靴をはくことになった。

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 河原には黄色の西洋からし菜が満開である。それをうまいことファインダーに入れて飛ぶ鳥をと考えながら歩く。

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 今朝の河原は、ツバメとセッカ、キジの鳴き声にまだホオアカの姿が見える。もちろん、ダイサギやコサギ、ホオジロ、モズなどは常連である。

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 河原の柳の木も若葉が出て、柔らかい黄緑色の葉が目に優しく映る。そんな柳の横枝にノスリの姿が見える。

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 ノスリの狩りの現場は、あまり見たことがないので期待して待つが、なかなか動かない。

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 目線をじっと下に向けたので期待したが、それには応えてくれない。せめて飛び出しをと、そのチャンスを待つことにした。

 気温は低いが、新緑を背景にしたノスリとの早朝のひと時である。

ツミ  恋の成就

 一週間ほど前にツミのオスだけでメスがいなかった樹木に、オス待ち顔のメスの姿が見える。

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     ツミ ♂

 メスの姿は細かい枝かぶりではあるが、オスを待っている表情である。羽繕いをしながらキョロキョロしている。

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      ツミ ♀

 しばらくすると、隣の大きな樹木の太い横枝にオスが飛来した。手土産は持っているのか枝の陰で見えない。

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 体制を整えると、メスのいる枝に飛んだかと思うと、交尾が始まった。素早い動作である。無事に恋が実って安心した早朝である。

バン  冷たい春雨と新緑

 サンデー毎日の生活を送っていると生活のリズムをどう保つかということが課題になる。

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 自然のままに生きることを理想としていると、日が暮れたら寝る。夜が明けると起きて、陽が昇る前に家を出る。

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 ここ数日のように朝から雨模様の日が続くと、外出を躊躇することになる。ということで土砂降り以外は歩くことにしている。

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 公園では小雨の新緑の若芽の枝にバンが止まって、その若葉を食べている。バンの足を見ると、こんな枝によく止まることができるものだと感心する。

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 春の雨に濡れた新緑の若芽をおいしそうに食べているが、その足元はふらついている。冷たい春雨に煙るバンの公園風景である。

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チョウゲンボウ  早朝の飛翔

 メスに獲物を運んでその食欲ぶりを見ながらしばらく休むと、すぐ狩りに出かけるオス。

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 青い空を見ながら待っていると、約1時間ぐらいすると獲物を足に捉えて戻ってくる。足先に見えるのはスズメのようである。

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 その間メスはまだ若葉の出てこない枯れ枝のような樹木の横枝で、ストレッチをしたり、飛翔の真似事をしたりしてじっと待っている。

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 オスの持ってきた餌を受け取ると、巣穴の近くで羽をむしりとり鋭い嘴で食べ始める。

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 この営巣地ではペアーも決って、そろそろ抱卵に入っているのか以前よりメスの枝どまりの姿が少なくなったような気がする。

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 オスにも少し余裕ができたのか、青い空に白い雲が見え、新緑の若葉が出始めた谷戸の谷間を飛翔して見せてくれた。

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 茶褐色の背面、灰色の頭と尾羽をいっぱいに広げて、翼の黒い風切りが目の前を横切る。

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         白とびもあえて!

 ハヤブサのようなスピードはないので、近くでもカメラで追いかけることができる。久々の若葉の背景の飛翔姿を楽しませてくれたチョウゲンボウである。

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アオゲラ   樹液がおいしい

 夜明けが日を重ねるごとに早くなってくる。それにつれて家を出る時刻もだんだんと繰り上がってくる。

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 夜行性の野鳥の姿を確認しようと早朝から公園に向かう。夜行性と言っても明るい時間帯でも行動をするのでその機会を狙う。

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 公園について陽が射し始めると野鳥たちの鳴き声が一段と多くなってくる。声が大きいのはウグイスとシジュウカラの囀り。

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 公園の散策路を上って高台に出ると、目の前にいるのはアオゲラ。青いツタの葉の絡まる樹木の幹の樹液を吸っているようである。

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 そろそろ営巣場所も決めなくてはいけない時期であるが、今シーズンはどの辺で子育てをするのだろう。

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 この公園ではアオゲラは鳴き声と共にどこにでも姿を見せる。数は一番多いのではないかと思う。

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 そのアオゲラが今朝は鳴き声も立てずに、静かにおいしい朝食を独り占めしているように見える早朝の公園である。

カワセミ   サクラを避けて

 桜が満開なので桜の花を背景に、カワセミをファインダーに収めようと公園に出かける。

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 池の水面には桜の淡いピンク色と黄色の花が映って、風もなく穏やかな水面が広がる。

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 そこにカワセミが飛び込んでくれると、きれいな波紋が広がってという構図を頭に描いてその瞬間を待つ。

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 鳴き声とともにカワセミのオスが姿を見せるが、桜の枝に止まったのは一度だけですぐに別のところに飛んでしまう。

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 桜がつぼみの時はよくその枝に止まっていたので、花が咲いたらいいだろうと思っていたが、「豈図らんや」である。

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 どうも考えてみると、満開の桜の花が視界の邪魔をして、池の中の魚がよく見えないようである。

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 推測であるが、桜を避けているようすが想像できる。世の中、自分の思った通りにはうまくいかないものだとわかった池の端である。

シロハラ   お別れは気取って

 櫻が満開になった公園の早朝は、シロハラとの出会いが多い。もうそろそろお別れなのでサービスしてくれているようである。

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 晩秋に来たばっかりの時は警戒心が強く、なかなか姿を見せてくれなかったが、最近はかなり近づいても逃げようとしない。

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北帰行の準備なのか公園にはツグミの仲間が集まり、その数が増え始めている。

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 お別れのあいさつのつもりなのかレンズを向けると、結構いいポーズをとってくれる。枯葉を嘴ではねのけているイメージはなく、気取っている感じである。

ツミ   恋の行方は

 今年もツミの季節がやってきた。今までは近くの公園で営巣をして、かわいい雛の成長を見ることができた。

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       ツミ  ♂

 それも最近の都市開発でかなりの樹木を伐採して、高層のマンションができてしまったので、その気配がない。

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 ほかの野鳥を狙っている公園でツミのペアーを見かける。今シーズンはここで営巣する雰囲気である。

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 でも早朝から待ってみるが、高い樹木の横枝にはオスの姿しか見えない。そのオスもメスの姿を探している感じ、この恋の行方はどうなることだろう。

ヒレンジャク  黄色が去って赤がきた

 初夏の陽気と言われて桜が一気に満開になったが、今日のニュースでは寒の戻りがありそうということである。

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 公園でも黄色のレンジャクが来たときは、遊歩道があふれるほどの人が集まったが、キレンジャクが移動した後は静かな公園であった。

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 その後、まだレンジャクの好物が残っているようで、今度はまた赤いレンジャクがやってきた。

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 暖かさに誘われて公園に出向いてみると、それでも数人のカメラマンがいる。狭い遊歩道に、他の通行人に迷惑が掛からないように三脚をセットする。

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しばらく待っていると、「チリチリチリ」という小さな鳴き声とともに、一羽のヒレンジャクが高い樹木の小枝に姿を現した。

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 病院帰りの撮影機材の復帰初日である。天気が良いので、軽快な連写音でオートフォーカスも速く満足である。

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 全治10日と言われたが、一週間で手元に届いた。最近の機材は結構タフにできているので安心していたが、やはり精密機器である。

1年の保証期間が切れてしまうので大切に注意して活用することにしよう。

オオタカ   マイホームも決って

 猛禽類もそろそろ相手も決って早いところでは営巣を始めた。ここのところ猛禽類を探して野山を歩いていたが、足元には可憐な春の花が咲いている。

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 ここオオタカの営巣地でも、足元には紫の小さな花びらをつけたスミレが群生している。

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 樹木の高いところばかりを見ながら歩いていると、あわや踏み潰してしまうところである。

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 見上げると高い松の上の枝が三方に広がった真ん中に小枝を組んだオオタカの巣が見える。

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 オスが飛んできては巣の前の別の樹木に止まって、「キッ、キッ、キッ、キッ」と鳴いてメスを呼び出しているようである。

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 これから初夏に向けて野鳥たちは抱卵、育雛、巣立ちと子孫繁栄のための重要な作業が続く。

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 寒かった冬も終わり、人の活動も含め自然界がすべて新しい活動が始まる。その成長の過程をじっくりと観察できるよい季節になる。

新しい観察眼をもって楽しみたいものである。

ノスリ   狩りの失敗

 春めいた暖かな青空の下ノスリが、対岸の崖からじっと下の草地を見つめて獲物を探している。

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 時々カラスがちょっかいを出しに来るが、頭をかすめる飛翔を少し気にしながら悠然と居座る。

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 藪の中に獲物を見つけたのか一気に飛び降りたが、どうも失敗のようである。狩りのうまい下手は人と同じでノスリにもあるようだ。

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 やはり失敗を重ねて成長していくようである。いつもは「またノスリか」と言いながら見過ごすが、狩りの場面を見せてくれると楽しみである。

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 その後は、カラスに追われた形で青い空をゆっくりと飛翔して崖の向こうへと姿をけしてしまった。

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