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2015年5月

ツミ   若い父親もまもなく

 早朝の公園を一回りすると、その帰りがけに一週間に一度ぐらいになるかと思うが、ツミの営巣地をのぞいてみる。

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 若いツミのオスは朝のお勤めを終えて一休みしていることが多い。たまに抱卵中のメスに呼び出されて飛び立つ。

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 来週後半には雛の姿が見られるだろうとj期待しながら、ツミのペアーの健気な抱卵を見守っているつもりである。

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 ストレスを与えてはいけないと思い遠慮しながらレンズをを向ける。短時間で抱卵状況をつかむと帰路につく。

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 このままあまり人に知られずに順調に孵化できれば、若いツミの父親姿を見ることも間もなくできるだろう。

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 それまでもう少しの間暖かく見守ってやりたいものである。

コサギ  夏羽で

 早朝の多摩川の河原を歩いていると必ず姿を見せるのはサギ類である。集団でいる場合や混群で移動していることがある。

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 このところコサギの姿が見えないと思っていたが、今朝は珍しく中洲の高い柳の木の上にその姿がある。

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 水際でコサギが単独で歩いていると、猛禽に狙われるなよと思う反面、オオタカが狩りの場面を見せてくれるのではないかと期待してしまうことがある。

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 コサギたちも身を守るために単独では行動しないで、ダイサギやカワウなどの群れの中にいることが多い。

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 柳の樹木の上にいるコサギは、すっかり夏羽の装いで頭には2本の長い冠羽を伸ばして、背中と胸にはレース状の飾り羽を風になびかせている。

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 川や水辺を忍び足で水中をのぞきながら捕食しているスタイルを見慣れていると、夏羽の正装した姿がなぜか優雅に見える。「馬子にも衣装」ではないが夏羽はきれいである。

チョウゲンボウ  抱卵斑の雌 

 雛が孵ったチョウゲンボウの営巣地は、メスがたくましい姿で活躍している。早朝から狩りに出かけたオスの帰りを、大きな欅の横枝でじっと待っている。

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    抱卵斑のメス

 下から見上げると、メスのおなかのところは抱卵で羽が抜けている。いわゆる抱卵斑といわれるものである。

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    獲物を受け取ったメス

 早朝の静かな営巣地に、「キイキイキイキイ・・」というチョウゲンボウの鳴き声が聞こえるとオスの凱旋である。

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 待っていたメスはその獲物の受け渡しに飛び出す。獲物を受け取ったメスは元の横枝に戻って、雛が食べやすいように獲物の羽をむしり取っている。

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 今日の獲物は雀のようであるが、嘴で素早く羽をむしり取ると雛の待つ営巣場所へと飛び立つ。

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    雛のところへ

 朝から見ているとこんな行動をずっと繰り返している。犠牲となったスズメは何羽だろうと数えてしまう。

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    餌を運ぶメス

 もう数週間もすれば雛が巣立ってにぎやかになるだろう。そのころには公園のアジサイも花を開き、チョウゲンボウの雛の花がらみのショットが期待できるかもしれない。

ブッポウソウ   美しい飛翔姿

 早朝に家を出て中央高速を南下、ブッポウソウの繁殖地といわれる天竜峡の現地には7時ごろに到着。

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 すでに陽が昇った空からは強い陽射しが差し込んでくるが、天竜川を見下ろす高台に三脚をセットすると、河原から涼しい風が吹き上げてくる。

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 見渡す限りの緑の山に囲まれた天竜村の空に青緑色のブッポウソウが飛びまわる。逆光で見ると、カラスと間違えてしまうただの黒っぽい鳥である。

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 飛び方もゆっくりとしなやかに羽を動かすのでカラスに似ているが、順光で見ると非常に美しい金属光沢を放つ青緑色である。

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 体と翼は青緑色で頭部と尾羽は濃い紫色、嘴と脚は赤っぽいオレンジ色である。さらに広い空を翼を広げて飛ぶと、翼の白斑が目だってきれいである。

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    獲物をもってメスのところへ

 ちょうど求愛給餌の時期であるが、残念なことに大好きな場所が村役場の避雷針の上である。メスが待つアンテナにオスが貢物の昆虫を持ってくるが絵としては不満が残る。

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    餌渡し、手前がメス

 早速求愛給餌がうまく行ったのでその次の行為を期待したが、この場所ではその姿は見せてくれないで、川の向こうの山へと姿を消してしまった。

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    巣箱を飛び出すオス

 やはりそれは木どまりでということか、そのうちにメスが戻って、お気に入りの場所でオスを待っている。しばらくすると白斑を見せた美しい飛翔姿でのオスの登場である。

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 現在は産卵中なので、ペアーでの行動が目立つ。抱卵、育雛が終わり、雛が巣立つころに再びこの地を訪れ、このブッポウソウのきれいな飛翔姿をみたいものである。

カルガモ  ペアーの飛翔

 本命の鳥を目当てに高台から見下ろしていると、目の前をカルガモのペアーが飛んでいく。どこに行くのかを見ていると近くの代掻きの終わった田圃に降りた。

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 河原のカルガモはすでに雛を引き連れて、子育てに一生懸命であるが、こちらのカルガモは二番子作りなのだろうか。仲のよいペーの飛翔姿である。

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 普段は目立たない存在であるが、たくさんの雛を連れたり飛翔する姿はなかなかりっぱで絵になる。

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 大きく羽を広げて飛ぶとブルーの色が目だってきれいである。いつもは、「ああカルガモか」と思っているが、よいところを見つけたいものである。

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 これは人にも言えることで、身近にいる凡人の非凡さを見つけ出し、それに注目してみることも重要である。目の前を横切る鳥を見ながら考えるこのごろである。

チョウゲンボウ  忙しいメス

 公園でもひな鳥たちが水場に姿を見せるようになってきたが、繁殖の季節は最盛期のようである。

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 久しぶりに覗いてみたが、チョウゲンボウの営巣地でも一組が孵化したようである。ほかのペアーももうすぐだろう。

 雛の姿はもう少し先になるが、オスが持ってくる餌を頻繁にメスが受け取る姿が見えるようになった。

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 メスは営巣場所と獲物を受け取る樹木の枝の間を行ったり来たりと忙しそうである。狩りをして餌を運んでくるオスの姿は少しやつれたようにも見える。

 子育ては大変なエネルギーを必要とする作業なのである。これは人間の世界でも同じことだと思う。

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 雛が孵化したところを狙うのは天敵である。ここではカラスがいたずらをするようで、カラスの鳴き声がすると樹木の枝で羽繕いをしていたメスも警戒をする。

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 いつもはカラスに追いかけられているチョウゲンボウを目にするが、今日はカラスを追いかけるチョウゲンボウのメスの姿である。

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 こういう時期は営巣地の仲間は共同戦線を張るのか、一羽のカラスを二羽のチョウゲンボウが追いかけている。

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 子育てに必死のメスの活躍ぶりである。アジサイの花の咲くころに、雛たちのにぎやかな鳴き声と姿に出あえることを楽しみに待つことにしよう。

コチドリ   迷彩色の雛

 未舗装の砂礫の駐車場でコチドリの雛が孵った。名前の通りコチドリといわれるくらいだからチドリの中では小さい鳥である。

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    車の屋根から見守る親鳥

 さらにその子はもっと小さい。コチドリの雛は孵化すると半日ほどで親について自分で採食をするようになる。

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    走り回る雛

 そんな小さな雛が車が出入りする駐車場の中を素早く歩きまわっている。よく見ると3羽の雛が、迷彩色のような目立たない姿でチョコチョコと動いている。

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   警戒する親

 人間でも知らないで歩いていると踏み潰してしまいそうである。黄色のアイリングの親鳥はその子供たちをしっかりと保護している。

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 オスの親は、たまにに飛び立って河原のほうへ姿を消すが、メスは雛の行動を見ながらカラスやハトなどが来ると警戒して鳴いたり、追いかけて雛を守っている。

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 親鳥の心配も知らずか、雛たちは広い駐車場を好き勝手に動いては小さな嘴で餌をみつけている。

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    上空を飛ぶカラスを心配する親鳥

 雛たちは素早く動くので、迷彩色の小さな体はすぐに見失ってしまう。砂地や砂礫、枯草のところでは見つけにくい。

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 元気に動きまわる可愛い雛たちが、無事に巣立っていくことを願わずにはいられない、コチドリ家族の巣離れ風景である。

オオタカ   育雛の忙しさ

 夜半からの雷で今日はどうなるのかと思いきや、早朝出かけようかと思う時には雷の音も遠のき、明るい陽射しが見えてきた。

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    オスの飛翔

 今朝は躊躇なくオオタカの営巣地に足を向けて見た。そろそろ孵化して育雛に忙しいのではないかと、嵐の後の強い陽射しの差し込む営巣地の森をのぞいてみた。

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    オオタカ  ♀

 朝の強い陽射しは写真には不向きである。コントラストの強い森の樹木を見るが日陰で明かりが足りなくてよく見えない。

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    雛に餌を与える

 雨に洗われた緑濃い周りの樹木を見回してみるが、オオタカの気配はない。待つこと小一時間、目の前の樹木の枝からオオタカのオスが飛び出した。

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    小さな雛の頭が見える

 視界を遮る近くの樹木の横枝に入り、メスを呼ぶ「キッ、キッ、キッ、キッ、・・」という鳴き声を声高に発する。

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    能ある鷹は爪を隠す  逃げるが勝ち

 メスはオスの呼び出しに餌を受け取りに飛び出す。親鳥のいない杉の木の横枝にある巣を見ていると、小さな雛が動いている姿が見える。

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    あまりしつこいので一矢を

 すぐに餌をもってメスは巣に戻り、足でしっかり押さえながらくちばしで小さくちぎっては雛に与えている。周りの樹木の枝と葉が邪魔をして良く見えないが、雛は二羽のようである。

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    真剣な表情での子育て

 オスが飛び出すたびに周りにいるカラスたちがモビングを仕掛ける。追いかけられると逃げるが、いざという時は本領を発揮する。

 いたずら好きのカラスに打ち勝って、無事に子育てを終えることを祈るばかりである。

キジ   鳴かないとわからない

 「キジも鳴かずば撃たれまい」ということわざがある。政治家などの発言(失言)に対して、あんなこといわなければいいのにということを言う。

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    姿を誇示するきらびやかなオス

 河原を歩いていると中洲のあちこちでキジの鳴き声が聞こえる。声だけ聴いているとこんなにたくさんのキジがいるのかと思うほどである。

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    のそのそと歩く

 だけど、鳴いてくれないとその場所はわからない。「ケーン、ケーン」と鳴く声でその居場所を探す。

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    ほろ打ち

 草地を歩いているときは頭を低くして歩いているので、草に隠れてその姿は見えにくい。鳴く時は背筋を伸ばして頭を高くあげるので、赤い頭が緑の草の中でよく目立つ。

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    メスを見守るオス

 鳴いた後は、必ず大きく羽を広げてほろ打ちをするので、その姿がわかる。その後は、わが天下といわんばかりにじっとして周りを見渡している。

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    メスとヒナゲシ

 草地を抜けて石ころの多い河原に出て、その姿を見せた時にはメスを従えていた。一夫多妻の生活をしているキジは、いつもは複数のメスを連れているが、今日は一羽だけである。

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 オスは派手な赤い顔にきらびやかな外装であるが、メスは地味で保護色のような色をしているので、河原では見つけにくい。

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     地味なメス

 そんな地味なメスの顔は、目の下に白いアイシャドウをしたような格好なので、ちょっと見ると白目で目つきが悪いのかと思ってしまう。

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 地味でおとなしそうなメスの後を、派手な外観のオスが頭を低くしてついていく姿はどこかの家庭の一場面のようである。我が身を考えながらキジのペアーを見ている河畔である。

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ダイサギ  婚姻色も鮮やか

 朝露に濡れた河原の草地を歩くと、靴はもちろんひざ下までズボンのすそはびしょ濡れになってしまう。

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 獣道ではないが人が通った踏み跡を歩いているが、植物の成長のスピードは速く新しい青い葉が覆いかぶさっている。

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 水が少なくなった河原では、眼先が婚姻色で鮮やかな緑青色のダイサギが、ゆっくりと足を忍ばせて採餌中である。

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 この時期になると婚姻色になり、背中にも飾り羽がレースのように広がり、脛はピンク色になる。

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 普段のダイサギはあまり振り向かないが、この時期のサギたちはコサギなども同じように冠羽や飾り羽がきれいに見えるので注視する。

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 これからは、チュウサギやアマサギなども姿を見せるようになるので、河原散策の楽しみも増える。今までより以上に期待感をもって軽い足取りで歩くことができるだろう。

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ツバメ   巣作りに忙しい

 早朝の河原を歩いていると、水量が少なくなって水の流れがなくなって池のように水溜りになっている土のところにツバメが降りている。

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 今までは、ツバメはずっと飛び続けていつ休むのだろうと思うほど、スイスイと縦横無尽に飛び交っていた。

 よく見て居ると水際の柔らかい泥を口に含んで飛び去っていく。巣作りが始まっているのだろう。

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 昔からツバメの巣は民家や商店の軒下に作ることが多い。そしてツバメが巣を作ると縁起が良いとか、商売繁盛につながるとかいわれて大事にしたものである。

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 ただしツバメの糞は上から落ちてくるので、その対策は必要である。よく板を打ち付けたりしてそれを防いでいることがある。

 ツバメの巣は一口づつ泥を運んで、それを積み重ねて約二週間位で完成させる。枯れた草と泥でできているのである。

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 中国の広東料理でツバメの巣のスープというのがあるが、これは全く違う種類のアナツバメの巣で、海岸の洞窟などに唾液類で作ったものを使っている。

 それを知らなかったころは、泥の巣をどうやって食べるのだろうと疑問に思っていたものである。

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 普段は忙しく飛びまわるツバメも、巣作りの時は泥地に降りるのでファインダーにも納めやすい。河原でのツバメ観察の一コマである。

オオヨシキリ  いつも大声で

 夏日の陽射しの多摩川土手を歩くと、中洲の緑が濃くなってきた葦原からオオヨシキリの大きな鳴き声が聞こえてくる。

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 「ギョギョシ、ギョギョシ、ケケシ、ケケシ」とにぎやかに囀る。この鳴き声を聞くと夏が来るんだと感じる。

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 お世辞にも外見も声も決してきれいな鳥だとは言えないが、嘴を大きく開いて橙赤色の口の中を見せてにぎやかに囀る。

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    囀っていないと変なおじさん顔

 思いきり囀っているからと少しでも動くとすぐに葦原の中に入ってしまう。しばらくの間待っていると、再び出てきて近くの大きくなったイタドリの先に止まる。

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 この鳥は大きな口を開けて囀っている姿が一番よく似合う。何もしないでいると見過ごしてしまうほどで、この一時期だけが天下である。

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 ちなみに同じ仲間でコヨシキリがいるが、その違いは名前の通り、体はオオヨシキリより二回りほど小さく、囀り方も違う。

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 その囀る時の口の中も赤色ではなく、黄色であることが判別の見分け方になる。陽射しで額が汗ばんでくる河原でのオオヨシキリの仰々しい鳴き声観察である。

センダイムシクイ  渡りの途中下車

 今シーズンは、一般的な野鳥を何とか季節の花と一緒にファインダーに収めようとテーマにして動いている。

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           タニウツギの花と

 どこにでもいるヒヨドリやガビチョウ、シジュウカラ、メジロ、スズメなど留鳥がその時々の花と絡むところを狙っているわけである。

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 夏日の午後、公園の水場で休んでいるとエナガの群れがやってきた。水場の上には一本のタニウツギが淡い紅色の漏斗型の花を開かせている。

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 これはチャンスと忙しく動くエナガを追いかけていると、中にセンダイムシクイの姿が見える。よいところに止まってくれと祈りながらシャッターボタンを押し続ける。

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 センダイムシクイは旅の途中なので、警戒心が強い。そのうえここを縄張りにしているヒヨドリが、ほかの鳥が来ると水浴びの邪魔をする。

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 なかなか水浴びができないムシクイは早々に姿を隠してしまう。しばらく待つこと小一時間、今度はムシクイの5,6羽の群れがやってきて、陰のほうで水浴びを始める。

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    新緑を背景に

 今回も警戒しながら素早く水浴びをしては上の横枝に止まる。タイミングよくタニウツギの近くに止まってくれた。

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 何とか旅鳥の花がらみをファインダーに収めることができた。空を飛べる羽を持った鳥と地上を歩く人間との出会いの一期一会である。

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キビタキ  ソングスポットで

 青葉茂るさわやかな早朝の公園の散策路を、目当ての鳥の現れそうな場所へと急ぐ。夜行性なので早くしないと眠りについてしまう。

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 アップダウンの多い公園の散策路は、落ち葉がすっかり踏み砕かれて粉のようになっている。そんな中に残っているどんぐりを靴で踏むと心地よい感触でつぶれる。

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 陽が射し始めた森には、キビタキの「ポイピリリ、ピピロピピロ・・・」という複雑だがきれいなさえずりが繰り返し響き渡る。

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 いつもは声は聞こえるが梢の間を飛んでくれないとその姿が見えないことが多い。ところが今朝は、見えやすい青葉がないソングスポットにその姿がある。

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 思いきり大きな口を開けて囀っている。その姿を見つけてしまった以上これを逃すわけにはいかない。

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 目当ての鳥も気になるが、目先の現実を大事にしよう。少し逆光気味できれいな姿にはならないが、のど元の黄色をきれいに見せている。

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 時間が経過するにしたがって、ウグイスやホトトギスなどが鳴き始める。今朝も野鳥たちの大合唱が樹木の間に響き渡っている。キビタキの声に足止めを食っている早朝の公園である。

ツミ    新しい命が

 熱帯低気圧になった台風が通り過ぎた後、暑い夏日が続き、早くも熱中症という言葉が聞かれるようになったこのごろ。

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    ツミ ♂

 それでも緑一色に染まった樹木の下を歩くと、早朝の公園のさわやかさが肌に伝わってくる。

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    作業中のオス

 公園の森の方々で聞こえるキビタキのさえずりと、高い樹木の天辺で鳴くホトトギスの声が季節の移ろいを感じさせる。

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    ツミ ♀

 この公園ではすでに巣立ったエナガの雛たちが元気に飛び回っている。そうかともうとこれから営巣を始めるアオゲラが、新居の巣穴堀にその作業の音を森に響かせている。

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    ツミ ♂

 営巣を始めているツミの様子を見てみると、メスが抱卵中のようである。オスが獲物を持ってくるとメスがそれを受け取り、腹ごしらえを済ませるとまた巣に戻って卵を温めている。

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    ツミ  ♀ 一休みの中でも営巣場所が心配

 オスは早朝の仕事を終えると近くの樹木の横枝に止まって、つかの間のくつろぎからまた飛び立っていく。

 例年のようにこの季節、この公園でもそれぞれ新しい命が生まれ育っていく。

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    ツミ ♂

 その巣立ちの瞬間を見たくて根気よく通っているが、無事巣立つものやその直前に天敵の犠牲になるものなどいろいろである。無事の成長を祈りながら歩く公園風景である。

キアシシギ  水辺を素早く

 好天気の多摩川河畔キアシシギが元気に歩きまわっている。浅瀬の水際に嘴を入れて素早く動く。

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 脚が黄色だからキアシシギというらしい。シギ類の名前の付け方は単純である。アカ、アオなど葦の色で分けたり、嘴のそり方で分けたりしている。

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 ここではイソシギと並んでいることが多いが、仲はよくないみたいで時々追い回したりしながら、同じように水中にいる昆虫類などをついばんでいる。

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    イソシギと

 早朝は誰も河原にいないので、キアシシギも目の前で傍若無人にふるまってくれるが、陽が高くなってくると、釣り人などが増えてくる。

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 その釣り人も腰まである長靴をはいているので、水が少なくなった川の流れの中に入ってくる。

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 河畔の草むらで三脚を設置してカメラを構えていると、狙いの鳥の近くを平気で歩いていく。当然鳥は飛び去ってしまう。ということで9時には引き揚げ帰宅の途についた。

コアジサシ   求愛給餌の季節

 早朝の河原に行くと、コアジサシの群れが堰の上空を飛んではホバリングをして、真下に獲物を採りに川の流れの中にダイブする。

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   獲物を探してホバリング

 そんな光景が方々で頻繁に見られる。コアジサシは群れで行動しているので、この繁殖シーズンは相手を見つけるにはオスは大変である。

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  急降下

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      見事にゲット

 必死になってメスへの貢物を採って渡そうとするが、メスは気に入らないらしくそっぽを向いている。

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   貢物をもって

 それでもオスは、次から次へとご機嫌伺いにメスのもとへ向かう。一方メスは買い手市場の雰囲気でオスを選別している。

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   オスを無視するメス

 何とか求愛を受け入れてもらって交尾へと進めるが、ほかのオスを気にしてぎこちない雰囲気である。

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   求愛給餌成功万歳?

 よく見るとメスが積極的に体制をとっている姿も見える。こんな光景を超望遠レンズで覗いている姿は感心したものではないが、野鳥の観察であると正当化する。

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 そんな場面を邪魔するほかのオスもあり、集団での繁殖活動はなかなか厳しいものがあるようである。

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 人間の世界では、「人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んでしまえ」ということわざがあるくらいである。

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   空振りも

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 自然界の子孫繁栄の集団繁殖の激しい競争の場面の観察日記である。

朝陽の斜光線  雨上がりの公園

 多くの夏鳥は公園を通過して山へ向かい、キビタキだけは営巣をするのかペアーで公園の森を飛びまわっている。

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 雨上がりの早朝の公園を歩くと、陽が昇り始めた太陽の光線が森の樹木の間から斜光線になって降り注ぐ。

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 若葉が大きくなって、鳥たちを見つけにくくなった公園の幻想的な朝陽の斜光線を楽しむことにする。

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 早朝の公園を歩くのは、夜行性の鳥との出会いを期待して歩いているが、こんな光景の中にシルエットで目当ての鳥が浮かび上がったら最高である。

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 いつもの散策路をくまなく歩いてみるが、強い朝の光が雨に洗われた新緑の葉を照らし出している。

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 光のシャワーのような斜光線は、鳥の声の少なくなったこの時期の公園の楽しみの一つでもある。

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 この光景も束の間で、陽が昇るにつれてその幻想的な雰囲気は現実の森へと戻ってしまった。

ゴジュウカラ  鳴き声と共に

 早朝の野鳥たちのさえずりが響き渡る森の中で、撮影ポイントに落ち着いて周りを見渡すと、頭上の高い樹木の幹にゴジュウカラの姿が見える。

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 しばらくすると、目の前にペアーで降りてきて忙しく動きまわる。苔むした倒木の上や、水辺の枯葉の間から餌を見つけている。

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 大木や枯れ木、倒木がたくさんあるところを好むだけあって、木の幹を頭を下にして自由自在に伝い歩きができる。

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 木の幹に止まる鳥としてはアオゲラなどキツツキ類がいるが、これは上に上にと動いていく。

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 同じ仲間にキバシリなどもいるが、逆さまに歩くことはない。キバシリは擬態色に近いのでなかなか見つけにくい。

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 その点ゴジュウカラは、目線が黒く細長く背中は青灰色で尾羽が短いので、木の幹を動き回るとすぐにわかる。

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 木の幹を逆さまに歩いていても、囀る時は頭を上に向けて大きく嘴を開けて「フィフィフィフィ」と大きな声を出す。

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 里山ではめったに姿を見ることがないゴジュウカラの観察を、十分にすることができた早朝からのプチ遠征であった。

キビタキ  美声と派手な装い

 今シーズンは公園でもキビタキのきれいな美声が響き渡る日々が続いている。しかし、さえずりはよく聞こえるが、なかなか姿を見せてくれなかった。

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 ところが、最初は樹木の高いところで囀っていたが、最近は近くまで姿を見せてくれるようになってきた。

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 山に登ってもキビタキの美声は森の中いっぱいに響き渡っている。胸のオレンジが鮮やかなオスとやや薄めの若鳥や控えめな地味な衣装のメスたちである。

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 キビタキは派手な羽色のオスはよく通る美声で囀るといわれている。「天は二物を与えず」と言われるが、鳥の世界は違うようである。

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 目の前のよい枝に来て、写真慣れしているのか枝から枝へと飛びまわるが、しばらくの間ポーズをとったりしてくれる。

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 キビタキも動きが早いので後ろ姿の写真は多かったが、ここにきて正面からの姿をファインダーに収めることができた。

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 毎年毎年同じ季節に同じ鳥を撮り続けているが、決して同じ写真はないのがこの鳥見のよいところである。

コルリ   足長の青い鳥

 山の上で陽の出まで寒さをこらえて待っていると、よく姿を見せてくれたのはコルリである。上面は青く目先や側胸が黒くて体下面は真っ白で、足長で格好がよい。

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 樹木の間からさっと飛び出してきて、苔むした古い倒木の上を歩くそのスタイルは、その苔の緑を背景にして良く映える。

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 本命を待つ間に、色の濃いきれいな個体と、やや色が薄い若鳥と思われる個体が、交互によく出てくれた。

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 ただじっと待っていると、山間部の朝の寒さは身に応えるが、目の前で動きまわる足長の青い鳥を追いかけていると、その寒さも忘れる。

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 水が流れる樹林帯の開けた場所に横たわる古い倒木の上や、落ち葉の間を歩き周り、時々止まっては尾羽を大きく上に持ち上げたパフォーマンスを見せてくれる。

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 こういうスタイルを見ていると、コマドリとよく似た動作である。そういえば鳴き方もコマドリほどではないが、弱々しい同じような鳴き方をする。

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 英名では、Siberian Blue Robin というので、やはり同じ仲間なのであろう。「青い鳥御三家」の一角を占めているが、オオルリに対してコルリだとすれば、少し違和感もある。

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 何だかんだといいながら、遠征しての鳥見を楽しませてくれた足長の青い鳥であった。

ソウシチョウ  カラフルで可愛い奴

 「目に青葉、山ほととぎす、初ガツオ」と言われるように、里山の若葉はすっかり青葉に変わっている。

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 まだホトトギスには少し早いかもしれないが、カツオは店頭に出始めている。ところが山間部の樹木はこれからが若葉の季節である。

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 早朝から野鳥たちがにぎやかに鳴き交わす山間部の峠の森を歩くと、猿の姿や連れ添う鹿の姿が見える。

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 最近は山に入る猟師が少なくなったのと、林業が衰退してそれにかかわる人たちも山に入らなくなったので、山の動物たちはわが天国とばかり山林を謳歌しているように見える。

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 よく出かける山岳部の野鳥の森などでも、「熊に注意」の看板を見かけることが多い。お互いの身の危険を防ぐために、「クマよけ鈴」を持っているが、あまり使わないので今後は用心したいと思う。

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 森の中でコマドリを待っていると、目の前に細かく動くきれいな鳥の集団がある。よく見るとソウシチョウの小さな群れである。

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 嘴は紅赤色、目の周囲は薄い黄色、のどから胸は黄色と濃いオレンジ色で、翼に黄色と濃い赤の斑紋がある。かつては観賞用として飼育されていただけあってきれいである。

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 本命を待つ間に、カラフルなかわいいソウシチョウが待ち時間を忘れさせてくれる。少し寒さを感じる山間部の鳥見風景である。

コマドリ  駒の鳴き声に似て

 夏鳥の渡りが始まって、わが公園にもコマドリが立ち寄ってくれて、その駒の嘶き声に似た「ヒンカラララ・・・・」というきれいな声を聴かせてくれた。

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 公園の森に響き渡る大きなその声は素晴らしいが、姿をなかなか見せてくれない。公園に滞在中約一週間ほどは、早朝からその姿を求めて待ってみた。

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 公園の森の笹薮の中を動き回るので「声はすれども・・・・・」という感じである。結局公園ではその囀りの姿はファインダーには残せなかった。

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 ウグイス、オオルリと日本の三鳴鳥と言われるオスの囀りは、声量豊かで美しく静かな森に響き渡る。

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     控えめなメス

 いくら美しい声だといってもそれだけではむなしいので、山に移動したコマドリを探しに早朝から車を走らせる。

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 連休といえども、明け方の空に丸い大きなお月様が見えるころは道路もすいているので、順調に目的地につくことができた。

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 初夏とはいえ山間部の夜明け前は寒い。冬支度のスタイルで車を降りると、まず聞こえるのは、コマドリの森全体に響きわたるあの囀りである。

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 樹木の間から朝陽の光が差し込み始めたころ、どこからともなく鮮やかなオレンジ色の姿を見せてくれた。

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 声だけで終わるかと思った今シーズンもその姿を見ることができた。遠くまで来た甲斐がある。ただ一つ残念なのは、目の前で囀ってくれなかったことである。

 再度の挑戦をしてみたいものである。

オオヨシキリ  大きな口を開けて

 枯れた蘆原の残った茎の根元に黄緑色の新しい葦の葉が出始めた。そんな河原を歩いていると、オオヨシキリの「ギョギョシ、ギョギョシ」と聞こえる大きな鳴き声が聞こえる。

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          大きな赤い口

これもまた「声は聞こえど姿は見せず」で、探すのが大変である。声のするところで待っていると、時々近くの枝に姿を見せる。

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     さえずりの合間に捕食も

 枝に止まると大きな赤い口を開けて仰々しく囀る。そんなに大きな口をあけて大きな声を出さなくてもと思うほどである。

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     飛翔姿

 ウグイスのようにきれいな囀りであれば聞き惚れるが、オオヨシキリの鳴き声は決して美声とは言えない。

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 オオヨシキリもこの鳴き声は夏ごろまでで、後はぱったりとその鳴き声は聞こえなくなる。そういう意味では、そのさえずりに耳を傾けてやろう。

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 初夏の熱い陽射しの河原でのオオヨシキリとの出会いであった。

セッカ   季節の花と

 花の時期は「花と野鳥」をテーマに追いかけているが、相手も花の好き嫌いと飛ぶ羽があるのでなかなか思うようにいかない。

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 河原のセイヨウカラシナの黄色の花も残り少なくなってきた。セッカの花止まりを期待しているが、近くに固いしっかりした止まり木があるとそこに止まってしまう。

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 それでもじっと待っていると、目の前のセイヨウカラシナに止まることもある。あまり近すぎると引くに引けない。

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 揺れる黄色の花に止まると、ピントを合わせるのも一苦労する。花に止まらない時は、何とか背景に黄色の花を入れようと位置取りをする。

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 そんな努力をしながら花が散る前に何とかセッカの花どまりをファインダーに収めることができた。

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 背後の崖にはニセアカシアの白い花が満開である。その枝にオオタカでも来てくれたらと思いつつ次の構図を追いかけることにした。

カワラヒワ  初夏の花と

 ここのところ夏鳥の渡りで公園にばかり足を向けていたので、多摩川土手は久しぶりの散策になってしまった。

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 河原に咲く季節の花をバックに野鳥を手前においてという構図を考えていたが、なかなかよいところに止まってくれない。

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 今、河原では黄色のセイヨウカラシナと薄い赤のヒナゲシの花が満開である。昨年はこのセイヨウカラシナにセッカがよく止まってくれたが、今シーズンは少ない。

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 昨年は大きな背の高い止まり木はこのセイヨウカラシナしかなかったが、夏の洪水で流されてしまい、今シーズンはその他の草木が残ってそこを止まり木にしている。

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 それでも花と野鳥の構図を狙って河原を歩いていると、水辺の黄色の花にカワラヒワが一羽止まっている。

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 普段はあまり振り向かないカワラヒワであるが、チャンスとばかり太陽を背にした方向に移動して狙ってみた。

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 背景は流れる水と黄色のセイヨウカラシナと薄赤いヒナゲシの色がボケてまずまずである。何とか季節の花と野鳥を作ることができた。

シメ    青葉を楽しむ

 夏鳥がどんどんと入ってくる公園で、まだ旅立ちの遅れている冬鳥がいる。名残惜しいのか、新緑を楽しんでいるのか。

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 公園の水場で夏鳥を待っていると,3羽ほどの鳥影がもみじの新緑の葉陰に入る。期待をして待つと、なんと、もういないと思っていたシメである。

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 連日の夏日なのにまだ公園にいるとは、よほどこの公園が気に入っているのか、それとも旅立ちのタイミングを逃してしまったのだろうか。

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 朝からの期待は、キビタキが水浴びに来るだろうと待っていたのだが、期待外れのシメシメである。

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 目つきは悪いが新緑の下、後姿はきれいなブルーを見せてくれている。正面顔はあまり面白味はないが、後姿はきれいである。

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 こういうほめ方は、鳥だから言っていられるが、女性だったら大変である。やはり鳥を追いかけている方が、世の中平和に過ごせそうである。

オオルリ  孤高の囀り

 夏日の続くこのごろ、野山を歩いているとやぶ蚊が気になる。野生児の私はあまり気にしないほうであるが、最近は変な蚊がいるので注意したい。

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 早朝、肌の出ているところは虫除けスプレーを吹きかけて出ることにしている。これは非常に効果がある。

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 夏鳥が通過した後の公園の森にはキビタキの声が響き渡る。昨年はこの公園で営巣して幼鳥を連れて山間部へ移動していった。今シーズンもそれを期待したい。

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 オオルリは樹木の高いところで囀りながら短期間で通過してその美声を聞かせてくれなかった。

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 それではと少し山間部を歩いてみると、やはりここでも見上げるような高いところできれいな声で囀っている。孤高の囀りといったところかオオルリの姿である。

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