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2015年6月

アオバズク  孵化したかな

 アマサギを十分観察した後、帰り道なのでアオバズクの営巣地に寄って帰ることにした。

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 雨模様の朝だったので神社の境内には誰もいない。大きな欅の枝を見上げるとアオバズクのオスが居眠りをしている。

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 巣の近くではカラスが騒がしく鳴いて近づいてくる。その雰囲気からして抱卵から孵化したのではないかと想像する。

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 そのカラスの鳴き声で、眠っているアオバズクのオスは目を開けて周りを警戒する。

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 おかげで、黄色の大きな目を開けたアオバズクの姿を見ることができた。もうすぐアオバズクの家族が境内を飛び交う姿が見られるだろう。それを楽しみにして帰宅することにした。

オオタカ  元気な巣立ち雛

 梅雨の晴れ間、涼しい朝だったのに太陽が暖かい陽射しを差し込むので、外を歩いてみようとオオタカを見に出かける。

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       一番元気な長男

 巣立って一週間ぐらいになるので元気に飛び回っているだろうと期待して足も速くなる。途中の池の向こう側の枯れ枝にオオタカの幼鳥の姿、去年の子だと思われる。

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 幸先がよいと気を良くして営巣地に急ぐと、森の樹木の高いところから雛の鳴き声が聞こえる。

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       「こりゃ何だろう」 という顔

 枝かぶりで動く姿は確認できるが、写真にはならない。そのうちに親鳥が餌を運んでくるだろうと、しばらくの間待つことにした。

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              巣立ち雛の飛び出し

それでもどこか枝の間が抜けているところがあるだろうと探してみたが、なかなか見通しのきくところがない。

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        「よいしょ」 とひとっ跳び

 そのうちに、樹木の高い枝でバタバタしていた元気な一羽が飛び出して、低い見やすい樹木の横枝に止まってくれた。

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 雛といえども顔つき目つきは鋭いが、いろいろな音やいろいろなものが見えるので、首を傾げたりのぞき込んだりと、その仕草はやはり子供だなと思う。

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 飛翔の練習なのか枝から枝へと飛びまわり、最後はほかの雛がいるところに戻ってきた。下から見た横枝に並んで三羽止まってくれたのはいいが、枝かぶりで証拠写真となっただけである。

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        森の中をところ狭しと飛びまわる雛

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               顔つきは精悍な一人前(一鳥?)

後一週間ほどは森の中での元気な巣立ち雛の飛翔訓練が見られるだろう。一人前になって再び元気な姿で出会えることを楽しみに公園を後にした。

ゴイサギ   青一点

 稲の苗が成長した見渡す限り一面濃い緑の田んぼの中に、白い鳥たちが群れで移動している。

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 コサギ、チュウサギ、アマサギの混群である。よく見るとその中に青と白で細長い冠羽をなびかせたゴイサギの姿が見える。

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 ゴイサギは稲の苗が植わった水の中に嘴を突っ込んで、カエルや水中の昆虫を採っているようである。

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 こちらはアマサギが目当てなので、亜麻色の鳥だけをファインダーで追いかけている。そのファインダーに突然違う色の鳥の姿である。

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 ゴイサギを川や池で見ることは多いが、田んぼで見るのは初めてなので、背景が違って何か新鮮な感触である。

 餌を採ることに集中していたゴイサギが、カメラに気が付いたのか足早に田んぼの中を歩き始めた。

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 チュウサギやアマサギたちの中を抜け、田んぼの畔を超えて隣の稲のある田んぼに入っていく。

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 白い鳥たちの中にいる青い鳥は結構目立つ存在で注目をひく。絵としては緑の中のアマサギが一番なので、青一点のゴイサギの登場風景である。

アマサギ  やっと亜麻色の羽が

 早朝に起きて窓の外を見ると昨夜の雨が上がっている。まだ雲は低く、今にも雨が降りそうではあるが、田んぼに向かうことにした。

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 昨年の秋に、かすかに亜麻色の羽が残るアマサギを実った稲の中に見たのが最後であった。

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 今シーズンきれいな亜麻色の飾り羽を見たかったが、なかなか出会う機会がなく時間だけが過ぎて、気にかかっていた。

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 田起こしの頃にも、トラクターの後ろをついて歩くアマサギの姿が見られるので、行ったことがあったが空振りであった。

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 田植えも終わり稲も順調に育っている緑一面の田んぼの中に、亜麻色の頭と飾り羽のアマサギの姿を想像しながら田んぼの農道を歩く。

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 コサギの群れは見えるが、アマサギの姿はない。よく見るとコサギの群れの中にチュウサギの姿が見える。

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 近くにアマサギがいるはずだと確信して、双眼鏡で探しながら隣の田んぼまでかなりの距離を歩くと、遠くの緑の田んぼの中に白い鳥の群れが見えた。

 勇んで近づいてみるとアマサギとチュウサギ、コサギの混群である。

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 ペアーと思われるアマサギやその他のアマサギが、田んぼの中を頭を下げて歩きながらカエルなどの餌を探して居る。

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 「早起きは三文の得」といわれるが、やっと亜麻色の頭と飾り羽のアマサギと出会うことができた。

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 そのうえ、近くの農園を借りて野菜を作っている友人から、採りたてのキュウリとナス、トマトとサヤインゲンをたくさんもらって帰ることになった。ありがたいことである。

ホシガラス   白い斑点のあるカラス

 梅雨の合間の鳥見は、いかに雨に降られないで目的を達成するかにある。週末の天気図を数日前から見て、天気を予測する。

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        大きな声で

 一週間前の予報では今朝は雨の模様であったが、直前の天気予報では午後から雨に変わっていた。

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 そこで、雨が降る前にホシガラスを見ようと早朝から出かけることにした。前回の山行きのリベンジである。

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        飛翔スタイル ピンアマ

 標高2200mぐらいのところなので、前回の教訓で防寒具を十分に準備した。単純に計算しても、海岸付近より12度気温が低いわけである。

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 時折真っ白なガスがかかり、冷気が頬に緊張感を覚えさせてくれる。動かないで鳥を待っていると寒さが身に沁みる。

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 近くの散策路を一回りして体を温めることにする。ハイマツの茂る歩道の一番高いところまで上ると、遠くから「ガァーガァー・・・」というホシガラスの鳴き声が聞こえてきた。

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 鳴き声のする方向に足を向けて歩いて、その姿をマツの枝越しに見えた時は胸が高まる。まずワンショットを収めてから、よい足場を見つける。

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 高いところから見下ろすマツの木の天辺にいるので、空抜けにならないで済みそうである。何とか雨が降る前にホシガラスの姿をファインダーに収め、前回のリベンジの目的を達成である。

ツミ   巣立ち直前

 4羽の雛が日増しに大きくなって、そのうち3羽はもう明日にでも巣立ちになるかという場面になっている。

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        所狭しと動きまわる雛

 巣立ち前の雛たちの食欲は旺盛で、親鳥はオスもメスも忙しそうに頻繁に餌を運び込む。

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        餌を運び込む親鳥

 雛たちは自分ではまだ獲物を採ることはできないが、親が運び込んでくれた餌は口に運ぶことはできるようである。

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        羽ばたきの練習

 餌を食べた後は狭い巣の上で大きく羽を広げて羽ばたきの練習をしている。3羽は近くの枝に飛び移ったり動きまわることができる。

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        一人前の枝どまり

 残りの1羽はまだ白い産毛が目立ち、その成長の度合いには大きな差がある。親が戻ってくると一斉に巣の淵に立って我先にと餌を待つ。

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        獲物を採りに飛び出すメス

 親鳥は巣の中に餌を置くとすぐに飛び出して次の狩りの獲物を待っている。以前と違ってメスも雛の姿が見える場所にいる。

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        雛を見守るメス

 この分だと今週末には、遅い1羽の雛を残して成長早い3羽は、巣立ってしまいそうである。

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        親の飛ぶ姿を見る雛

 しばらくの間、この公園の樹木の間を元気に飛び交う幼鳥たちの姿を期待したいものである。

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ウソ   繁殖期の出会い

 今シーズンも冬鳥として公園で出会ったウソに高原で再会してきた。高原では繁殖期のせいかペアーでの姿が見える。

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 オスが水浴びに来たかと思うと必ずメスがそのそばにいる。冬の公園では集団で行動しているので数多くいることがうれしかった。

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 ところがここで見て居ると、やはりペアーでの姿が魅力的である。人間世界でも夫婦が仲良く行動している姿がよく見えるのと同じかなと思ってしまう。

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 そんなことを考えながらファインダーをのぞいていると、巣立ち雛のようなかわった容姿のウソの姿が見える。

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 里山で冬鳥としてのウソを見て居ると、繁殖地での元気な姿がまさしくウソのようである。ここでの姿がウソの本当の姿なのである。

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 世の中すべてそうかもしれないが、一面だけを見て居てはいけない。いろいろな意見を聞いてあらゆる角度から物事を見なければならない。

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 ウソを見ながらそんなことを考え、真実を追求しなければと思い、鳥を見ている凡人バーダーである。

ササゴイ  小雨煙る河原で

 早朝に家を出た時は雨が降っていなかったが、途中で小雨がぱらついてきた。大したことはないだろうと傘をさして河原の土手を歩いてみた。

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 雨模様の時は鳥たちもあまり活発に行動しないのか静かな河原である。それに引き換え、土手の上はジョギングや散歩の人たちで結構人通りは多い。

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 静かな河原でイカルチドリの鳴き声がしたので双眼鏡をのぞいて探してみると、ぐるっと見回した視界の中にササゴイの姿が見える。

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 今シーズン初めてなのでイカルチドリをさておいてその行動を観察することにした。鋭い嘴で魚を突き刺して捕るといわれている。

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 その場面を期待して待ってみるが、上空からカラスが威嚇するので、そちらに気をとられて魚を狙うところまでいかない。

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 カラスが低空飛行で来るとササゴイは身を伏せてやり過ごす。その時は青黒い冠羽を逆立てて怒りを現している。

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 半夜行性のササゴイは、そのうちに眠くなったのかねぐららしい近くの藪の中に入ってしまった。梅雨空の下今シーズン初ものに出会えたので、雨もまた良しというところだろうか。

チョウゲンボウ  巣立ち雛の飛翔

 久しぶりに、三組のペアーが営巣しているチョウゲンボウの谷戸に行ってみた。すでに雛たちは巣立って高い樹木の天辺で、下で構えるカメラを見下ろしている。

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        餌を待つ雛たち

 最初のペアーの巣立ちから約2週間ぐらいだろうか、最後の巣立ち雛たちが梅雨の晴れ間の青空を飛びまわっている。

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       獲物を運んできた親鳥

 最後のペアーの雛は3羽のようである。餌はまだ自分ではとれないらしく親が運んできている。

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        ふざけあってる子供たち

 それを待つ間兄弟げんかではないが、じゃれあっているような雰囲気である。一番高いところに止まっている雛を狙って飛び込んだり、蹴落としているようにも見える。

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        真下に飛ぶ雛

 時々飛び出しも見せてくれて、なかなかみんな元気である。昨年は雨に濡れたアジサイの花の間から可愛い顔を出して、よい場面を作ってくれた。

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        おぼつかない止まり木

 今シーズンもそれを期待していたが、残念ながら今年は皆元気に高い樹木の間を飛びまわっている。

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        追いかけっこも

 後1週間もするとそれぞれの方向に飛び去ってしまうだろうが、しばしの間幼鳥の飛翔姿は楽しめるだろう。

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       見事な飛び出し

 空を飛ぶ幼鳥の羽は陽の光に白くすきとおたようにきれいに見えるが、親鳥のそれは羽が抜けたりとボロボロの姿である。

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        ボロボロの親鳥

 鳥の世界も子育てには相当なエネルギーをかけているのだろうと推測する。親のおかげで巣立った幼鳥たちの飛翔姿を頼もしく見上げている営巣地の谷戸である。

ヒバリ  梅雨の晴れ間に

 梅雨入り後あまり雨が降らず、今年は空梅雨かといわれていたが、最近は涼しい梅雨空である。

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        ホバリング中のヒバリ

 その梅雨の晴れ間、田植えが終わった田んぼを歩いてみると、ヒバリがさえずりながらホバリングをしている。

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 地上では一番子なのか数羽が追いかけっこをしている。まだ小さなサトイモの葉の陰に顔を出したり隠れたりと動きが速い。

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 実は田んぼに来たのはほかに本命があってきてみたが、周りをくまなく探してもその姿はまだ見当たらない。

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 少し早かったのだろうか、田んぼの苗がもう少し大きく育った頃がよいかもしれない。たぶん餌になるものがまだ成長していないのではと思う。

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 その代わりと言っては申し訳ないが、ヒバリがその空白を埋めてくれた梅雨の晴れ間の田んぼのあぜ道である。

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ツミ   もうすぐ巣立ちか

 近所の猛禽類が一斉に孵化して早いものは巣立ちである。最初の飛行はどうしてもうまくいかず、落ちてくることが多い。

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       獲物を待つ ♀

 人は雛が落ちると心配になって戻してあげようとするが、それは自然界では御法度。その試練を乗り越えられないと生存競争に負けるだけなのである。

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        メスの飛び出し

 飛べないのによちよちと歩いているが、数時間たつと自力で飛んでいく姿が見える。親が助けに来るか自分で飛ぶかなんですね。

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 この公園のツミの雛も少し産毛が抜けて、茶色になり始めた幼い羽をバタバタさせている。早く飛び立ちたいという準備のようである。

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       雛に餌を与える ♀

 日増しに育つ雛の旺盛な食欲を満たすために、両親は狩りに獲物の羽むしりにと一生懸命である。

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        羽を大きく広げる雛たち

 見て居るだけで3回運んできているので、一時間ほどの間にムクドリかスズメが三羽犠牲になっている。

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         給餌を終えて ♀

 そんな食物連鎖の実際を目の前で見ているのである。オスは高い樹木の横枝で一休みしていると、メスは獲物を待つ定位置で羽繕いを始める。

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        狩りを催促する ♀

 休んでいるオスに無言の催促である。しばらくするとオスは青い空の中へと姿を消してしまった。

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        出勤前の ♂

 半年以上のサンデー毎日を楽しんだが、何か充実感が少なく再び仕事を始め、早朝から通勤電車に乗り込む我が身を見ているようである。

ゴイサギ  河原で

 梅雨に入ったとはいえあまり雨は降らず、蒸し暑さだけは梅雨の気分を味あわせてくれる。

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 雨が降らないのはうれしいのだが、湿気が多いので空気が濁っている感じがする。それがすっきりしない映像になる。

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 仲間の報告ではタヌキとゴイサギ親子の物語が連日である。そんな場面を期待しながら土手を歩いていると、その姿は見えた。

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 ゴイサギが川の流れにじっと佇んでいる。たぶん近くに雛がいるのだろうとは思うが、その姿はなく嘴をきれいにしたり、周りをキョロキョロするだけである。

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 白い冠羽をなびかせてじっとしている姿は、まさに五位の位を思わせる容姿である。早朝でもう眠くなる時刻なのかその眼はおぼつかない。

 そんな姿に会いたくて、目が冴えている早朝の河原の土手を歩いている早寝早起きのバーダーである。

ホトトギス   声は聞こえど

 関東の梅雨入り宣言から、いわゆる梅雨独特の気候が続いている。蒸し暑くじめじめした空気。

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 空はいつも曇っているので陽射しも薄い。公園を歩く時にはまだ長袖のシャツを着るようにしている。

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 やぶ蚊が多いので、虫除けスプレーを手や顔じゅうに吹きかけ、ポケットに入れて持ち歩いている。そんな服装なので少し歩くと汗びっしょりになる。

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 午前中で雨が上がったので公園に足を向ける。鳥たちの声は少なく、目立つのはホトトギスの鳴き声だけである。

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 ホトトギスの声は大きいのですぐ近くにいるように聞こえるが、意外と高い樹木の上のほうにいることが多い。

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 鳥も習性を熟知していると見つけやすい。ホトトギスやカッコウなどは追いかけるより待っていた方が遭遇率は高い。声を頼りに姿を見つけた公園の午後である。

ツミ   雛が孵って

 スーパーに買い物に行くと入り口の目立つところに青梅と氷砂糖、ホワイトリカーなど梅酒用のボトルがセットでおいてある。

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        餌渡しの後のオス

 梅酒の作り方を細かく説明しているパンフレットがあるので読んでみると、ブランデーで作るとおいしいと書いてあった。

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        雛に餌を与えるメス

 まさしく衝動買いで梅1キロと氷砂糖、1.8Lのブランデーのリキュールを買い込む。ボトルは家にあるはずである。

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 水洗いをした後きれいにふき取って、爪楊枝でへたを取って、梅、氷砂糖を交互に入れて、35度のブランデーリキュールを満たす。

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       成長する雛

 後は静かに冷暗所で寝かせて年末ごろに楽しむことにする。

 翌朝は雨模様であるが、ツミが孵化しているというので早朝から出かける。メスの尾が見える巣には時々白い産毛の雛が顔を出す。

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 近くにオスがいるはずなので高い樹木を見上げながら探して歩くと、餌を運んだ後のオスが一服をしていた。

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        餌を受け取ったメス

 この時期は雛が餌をほしがるので、オスは忙しいはずである。しばらくすると小雨の中狩りに向けて飛び去った。

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        獲物の羽をむしるメス

 小一時間で獲物を抱えて戻ってくると餌渡しの横枝にメスを呼ぶ。犠牲になったのはムクドリだろうか、メスはそれを受け取ると素早く羽をむしり始める。

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 野鳥たちは子孫繁栄のために、子育てにはオスもメスもそれぞれの役割分担で必死である。

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        次の狩りを考えるオス

 それに引き換え人間世界では、時々鳥にも劣る子育てのニュースが伝えられることがある。「鳥の振り見てわが振り直せ」というところだろうか。

アオバト   海水っておいしい?

 「蓼食う虫も好き好き」という言葉があるが、海水を飲みに来るアオバトにもそれが当てはまるような気がする。

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 海抜2000mを超える寒い山で冬仕度で鳥見をした翌日は、白い波しぶきが岩礁に打ちつける海抜0mの海岸、半袖シャツで額の汗を拭きながらの鳥見である。

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 低気圧通過後の海は波が高く、海岸の岩礁に白い波しぶきが飛ぶ中を、アオバトが岩の水溜りの海水をおいしそうに飲んでいる。

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 大きな群れは百羽ほど小さな群れは5羽ほどと、大小さまざまな群れが定期的に山のほうからやってくる。

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 海面は大潮のせいか高くなっており、岩場が海水に埋もれて降りるところが少なくなっている。

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 そのため飛んでくる群れも岩場の上を飛翔するだけで、岩場に降りないで山に戻ってしまう集団も多い。

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 見て居ると群れのリーダーの判断で集団行動をしているようである。こちらから見ると降りないで飛び去るとき、リーダーが悪いなと思うが、アオバトにすればリーダーのよき判断になる。

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 こんなことを考えながら飛来を待っているが、もう一つの狙いは残酷ではあるが、アオバトを狙うハヤブサの狩りの場面を期待しているところである。

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 そんな危険な場面があるので集団で行動しているアオバトであるが、生存競争の厳しい場面を生き抜く姿を見ようとしている人間もそこにいる。

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 岩場にたまる海水を飲む姿はおいしそうに飲んでいるように見えるが、「本当に海水っておいしいの?」と聞いてみたくなる夏空の海岸風景である。

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ヒガラ  お山で

 公園などでヒガラに出あうにはシジュウカラなどの混群の中にいることが多いので探すのが大変である。

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 ここ、お山まで来ると、ヒガラの群れがいるのでその姿は見つけやすい。ヒガラ、コガラ、シジュウカラなど見分け方は胸元を見るとすぐにわかる。

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 特にヒガラは冠羽があるのでそれも目印になる。冬鳥として里に降りてくる鳥たちもここに来ると当たり前のように繁殖期を迎えている。

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 涼しいというより寒さを感じるお山での鳥見であったが、本命が早朝には姿を見せたらしいが対面できなかった。

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 本命に会うために、もう一度山のぼりをしなければならないなと、思いながら帰途についた。

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カヤクグリ  地味な外見だが

 夏鳥が通過した公園では野鳥たちのにぎやかさは一段落であるが、お山に来るといろいろな鳥たちに出あえる。

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 山を歩きまわってもきれいな鳴き声は聞こえるが、姿を見つけるのは難しい。その点水場で待っていると、効率よく鳥たちの姿を見ることができる。

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 外見は地味なカヤクグリが姿を見せてくれた。なぜカヤクグリというのかと由来を調べてみた。

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 ススキ類のことを一般にカヤと呼ぶので、その藪の下を潜るようにして生息しているのでその名前がついたようである。

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 繁殖期は一妻二夫で生活するようである。地味なメスであるが、なかなかやるなというところでしょうか。

 ガスも濃くなってきたので撤収の準備を考え始めたお山である。

メボソムシクイ  寒いのに水浴び

 標高2000mを超えて気温6度と寒いお山で、じっと野鳥の出現を待つ。体を動かして居れば良いが、じっとしていると寒さは身にしみる。Mbs1

 メボソムシクイが水浴びに来た。ムシクイ類は外見がはほとんど同じなので鳴いてくれないとわからない。

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 確かに鳴き声は違う。森の中にいる時は鳴き声は聞こえてもなかなか姿が見えないことが多いが、水場にいると間違いなく出あえる。

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 我々は、「寒いのに水浴びするの?」と思ってしまうが、きれい好きな鳥たちは寒かろうが、暑かろうが毎日一回は水浴びをする。

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 深酒をして風呂に入らないで寝てしまう人間とはその点が違う。酒を飲む時は風呂に入った後に飲む方が健康にも精神的にも無難である。

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 近くの林で営巣しているのか何回か水浴びにやってくるが、違う個体のようである。寒さの中、野鳥たちの水浴びを観察しているお山である。

オオタカ  子育ても順調に

 雨上がりの昼下がり時間を持て余していたので、気になっていたオオタカの営巣地をのぞいてみた。

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        オオタカ ♀と雛

 春先に巣作りをしていた時には、周りの雑木林は緑の葉がなかったので営巣場所がよく見えたが、森の雑木林は濃い緑の葉に覆われてその姿が一変している。

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        オスを呼ぶメス

 静かな森はほかの鳥の鳴き声すらしない。しばらく待っているとカラスの鳴き声があわただしくなってきた。

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       若きオオタカ ♂

 見上げる緑の雑木林の隙間に飛んできた大きな鳥の影が見えた。オオタカが戻ってきたところである。

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       抱卵斑の残る ♀

 メスが戻ってきたので、雛たちが白い産毛の頭を樹木の隙間にかすかに動かし始めた。二羽は確認できるが、動きから見ると三羽の雛がいるようである。

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        獲物をもってメスを呼ぶ ♂

 近くの大きな樹木の横枝で狩りをしてきたオスが、メスに餌渡しをしてそれをメスが雛に与えているところである。

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 このまま順調に育てば月末ごろにはオオタカの巣立ちが見られることだろう。それも楽しみである。

キクイタダキ  寒いお山で

 今シーズンいつもの公園ではキクイタダキには会うことができなかった。頭に乗せた黄色の小菊が見たくて山へ向かう。

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 早朝の山道は車が少なく、順調な走りで予定より早くつくことができた。車を降りると冷気がひんやりと感じる。

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 下界の服装では寒く震えがきそうである。車には防寒具があったので、それを着て散策路を歩く。

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 水場で待っていると、30分ほどでその姿を見せてくれた。日本で最小の鳥の一つといわれているので、動きが素早くファインダーに収めるのに苦労する。

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 気温は6度というからかなり寒い。そのうえ時折ガスが立ち込め周りを真っ白にしてしまう。昼過ぎからは、そのガスもかなり濃くなってきたので、撤収することにした。

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 キクイタダキは好きな鳥の一つなので、この山にきてあうことができて満足しているところである。

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ニュウナイスズメ  ほくろのないスズメ

 さわやかな高原の雰囲気を満喫しながら木道を歩いていると、下を流れるせせらぎにニュウナイスズメが水浴びに来た。

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 最盛期を終え、白い花がなくなり大きくなった緑の葉だけが目立つ水芭蕉の向こうで、小さな石の陰に姿を半分かくして水浴びを始めた。

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 この高原にいるスズメはほとんどニュウナイスズメなので、「ああスズメか」と思っていると見過ごしてしまう。

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 鳴き方もスズメは「チュンチュン」と鳴く、ニュウナイスズメは「チーチー」と少し違う鳴き方をするが、よく耳を澄ましていないと見逃してしまうことがある。

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 大きな違いは頬に黒斑がなく頬の白いことと、赤褐色の色調がスズメより薄いというか明るいことである。

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 名前の由来を調べると、ニュウナイスズメの「ニュウ」は黒子(ほくろ)のことで、頬に「ニュウのないスズメ」ということらしい。

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 普段はあまりスズメに目を向けないが、ここに来たらスズメでもいつもはほとんどお目にかかれないスズメなので注意が必要である。

ミソサザイ  小さな体で大きな声

 高い樹木の上からはカッコウの声が大きく響いてくるが、木道の散策路の行き止まりの奥の手すりの杭の上で、小さな体で大きく口を開けた大きな鳴き声が聞こえてくる。

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 ミソサザイのさえずりである。木道の厚い踏板の下の橋脚で営巣をしているらしく、出たり入ったりしながら、時々手すりの杭の上に姿を見せて尾羽を思いきり持ち上げて囀る。

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 日本では最小種の一つで、全身は茶褐色で地味な色合いであるが、その声は体の割には大きく、静かな森によく通る美しい声でこれでもかと盛んに鳴く。

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 木道が通行止めをいいことに、最初は近くで鳴いてくれていたが、だんだんと遠ざかってそのシルエットが小さくなってしまう。

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 「ここまでは来れないだろう」と言わんばかりの行動に見える。背景の森の緑に独特の尾羽を持ち上げたシルエットは、遠くにいてもきれいに映える。

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 ミソサザイの森に響き渡るさわやかな鳴き声で、高原の清涼感を味わったひと時である。

カッコウ   ペアーで托卵中

 カッコウが鳴くと夏の渡りがそろそろ終わるのかなと思う。ウグイスやオオヨシキリの巣に托卵をするカッコウはそのタイミングを見てやってくる。

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 オオヨシキリが、ノドチンコが見えるほどに大きな口を開けて囀っている緑が濃くなった葦原の上を、カッコウのペアーが鳴きながら定期的に飛びまわっている。

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     カッコウ  ペアー

 どうも托卵場所を探して居るようにも見える。オオヨシキリの群れの中にコヨシキリがいないかと目を凝らしていると、カッコウが頭の上の電線に止まって大きな声で鳴く。

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     ♂

 人工物に止まる野鳥の姿は絵としてはあまり好きではないが、頭上に止まられたのでは黙って見逃すわけにはいかない。

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    カッコウ ♂

 敵もさるもの大口径のレンズを真下から向けても全く動じず、体を反らせて尾羽を上下に動かしながらカッコーとよくとおる大きな声で繰り返すだけである。

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     ♂

 そのうちに糞でもレンズに落とされてはと少し後ろに下がってしまう。以前、樹上にいる鳥を見上げて居たら、顔にやられた経験があるのでその教訓である。

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    カッコウ ♂

 よく見て居るとメスはあまり動かずじっとしているが、オスは大きく尾羽をあげてよく通る声で鳴いたり飛びまわったりする。

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    カッコウ ♀

 オスは働き者である。どこかの家庭もそうだが、どうも鳥の世界を見て居ると女性上位のような気がするが、こう感じるのは私だけでしょうか。

サンショウクイ  ヒリヒリと辛そうな鳴き声

 野鳥の鳴き声が響きわたる高原の森の木道の散策路は、今シーズン雪が多かったせいか一部区間が通行できない。

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 この区間は野鳥や流れる川に咲く花などで魅力的な散策路であるが、残念ながら途中で引き返さなければならない。

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 青空の下の樹木の高いところから、「ヒーリリ、ヒーリリ」とサンショウクイの鳴き声である。飛翔姿は見えるが、低いところには止まってくれない。

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 鳴きながら飛ぶ鳥であるが、その名前の由来は、ヒリヒリと聞こえるその鳴き声から「辛い山椒の実でも食べたのだろう」ということから来ている。

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 「山椒は小粒でもピリリと辛い」ということわざがあるが、意味は、体は小さくとも才能や力量が優れていて侮れないことを言う。

 このサンショウクイは果たしてどうなのだろうか、ここからではそれはわからない。

アオバズク   青葉の季節

 青葉の季節になるとやってくるからアオバズクというらしい。単純明快な命名の仕方でわかりやすくて良い。

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 考えてみると野鳥の名前はほとんどがそういう名前の付け方のようである。農民が苗字帯刀を許された時も、同じような苗字を付けているので、野鳥たちも同じになるのだろう。

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 アオバズクの魅力は金色に光る大きな目であるが、この日は眠いのかなかなか大きなその目を開けてくれなかった。

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 早朝から境内を掃除している宮司さんと話をすると、「今年も来てくれました、うれしいです」ということである。

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 エンゼルポーズを期待して待ってみたが、かなり眠そうに見えた。抱卵中なので静かに見守って親子で並ぶ姿を期待するところである。

キバシリ   どこにいるの

 キビタキが近くの小枝でそのきれいな黄色と黒の姿を見せてくれる。この高原ではそんな鳥たちが皆近くで見ることができる。

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 赤い鳥を待つ森の中で、正面のコナラの幹に縦に止まったのはキバシリである。木の幹をらせん状に歩き上っていく。

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 アカゲラやキビタキなどは、色がきれいなので緑の葉の中では見つけやすいが、擬態色のようなキバシリは動いてくれないと見つけにくい。

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    この幹に鳥が?

 一緒に見ている人たちも 「どこにいるの」と、探すのに必死である。キツツキと同じように太い木の幹に縦に止まり、動くのでよく見ていないと見失ってしまう。

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 高原の探鳥の第二ステージは木道を歩きながらの鳥見である。どのくらいの種類の野鳥に出あえるかが楽しみになる。

ホトトギス  響きわたる声

 独特の鳴き声のホトトギス。聞いていると「特許許可局」と聞こえる。早朝や昼だけでなく夜でもなくし、また飛びながら鳴く、そういう意味ではにぎやかな鳥である。

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 繁殖期にはウグイスやオオヨシキリの巣に托卵をするので、その近くで鳴き声や姿を見ることが多い。

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 森に響きわたるその声の主は、この高原ではウグイスの声が多いので、たぶんウグイスの巣を探して居るのだろうと思う。

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 地元の公園では、なかなかその姿を見つけることは難しいが、ここでは高い樹木の天辺を探すと鳴いている姿を見つけることができる。それも高原の鳥見のよいところでる。

ウグイス  聴きなれたさえずり

 カッコウを追いかけて山を上っていると、ウグイスのさえずりが青い空に響き渡る。どこにいるのかと見渡すと高いトドマツでしょうか、垂直の幹に止まって鳴いている。

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 いつもの公園だとウグイスのさえずりは聞こえるが、その姿を探すのは容易ではない。樹木の若葉が多いのと動きが早いのでなかなか見つからない。

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 それにしてもこの高原は、ホオアカとノビタキ、ウグイス、カッコウ、ホトトギスの鳴き声がよく聞こえる。ほかの鳥はいないのかと思うほどである。

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 その鶯も樹木の上のほうに止まって囀ってくれるので、声の聞こえる方を探すと姿も見つけやすい。

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 たぶんカッコウやホトトギスは、このウグイスの鳴き声から営巣場所を探して托卵を狙っているのだろう。

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 托卵をして自分で子育てをしなくても、その種が繁栄していくという自然界の摂理とは不思議なものである。ここでも活発な繁殖活動が行われている高原の空の下である。

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ノビタキ   夏羽の黒い頭で

 多摩川でもノビタキが越冬するようになり数年たつが、高原で見るノビタキはその装いが違う。

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 オスは頭部と背、尾羽が黒く胸はオレンジ色で、首の周りと体下面は白い。この夏のスタイルはあまり見たことがないので、すごく新鮮に映る。

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 冬羽はどちらかというと淡い色になり、夏羽のように派手さはなくなる。夏のスタイルで元気に飛び回るノビタキの姿をを見ていると、、高原のノビタキが本来の姿なのかと思う。

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 背の高い樹木がなくなり低い灌木の草地の登山道を上っていくと、新芽が膨らんできている灌木の枝にノビタキのオスの姿が見える。

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 近くを飛んで戻ってきてはこの近くを離れないので、この近くで営巣しているのではないかと思って見て居ると、今度は同じく夏羽スタイルのメスが、嘴に虫をくわえてやってきた。

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 これも同じく虫を口に咥えたままここを動かない。たぶんこの止まり木の近くに巣があって雛が孵っているのだろうと思う。

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 その姿を見て居ると警戒しているようなので、その場を離れ山を下りることにした。雛が成長して飛びまわるころにもう一度来てみたいものである。

ホオアカ  赤い頬の高原のさえずり

 連日真夏日の多摩川の河原を歩いて体力を消耗しているが、旅鳥たちもほぼ通過してしまい営巣地を見つけて繁殖期に入っている。

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 それではと、涼しい高原で子育てをしている鳥たちに会いに行くことにした。早朝の中央フリーウエイを快適に車を走らせ西へと向かう。

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 7時半には、青空の下さわやかな高原の空気を胸いっぱいに吸い込んで、目的地の湿原を見下ろしていた。

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 高原の森には、ホトトギスやカッコウの鳴き声が響きわたる。高原の樹木はこれから新芽が一斉に開くところである。

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 湿原の木道を歩くと、ホオアカやノビタキのさえずりが聞こえてくる。草地にそびえる高い樹木の天辺にその姿がある。

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 多摩川で見るホオアカやノビタキの姿とは違って、のびのびとしてわが天下といわんばかりの堂々とした態度である。

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 ホオアカも繁殖期になりいたるところでディスプレイをしている。伴侶のの決まったペアーは涼しい高原の草地で子育てをしているようである。可愛い雛の姿もまた楽しみである。

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