ルリモンハナバチ 幸せを呼ぶ青い蜂を探して
あいにくの曇り空、少し遠い公園に幸せを呼ぶ青い蜂がいると聞いたので、早朝から頑張って遠出をした。
坂を上った小高い丘の草地の公園では、散歩やジョギングの人たち数人と行きかうが、人影は少ない。
朝露の降りた草地を歩いて雑木林の散策路を降りると、平らになった散策路の両側には小さな紫色の花をつけたアキノタムラソウが群生している。
幸せを呼ぶ青い蜂はどこかと、ゆっくりと草花をのぞきながら歩いていると、チョウやミツバチが飛び交う小さな花の中にその姿を見つけた。
何と幸せを呼ぶ青い蜂は足元にいたのである。一見黒い蜂が飛んでいるように見えるが、よく見ると、黒い体に瑠璃色のきれいな胴体が特徴的である。
まさに、青い蜂 「ブルー・ビー」である。アキノタムラソウの薄紫の小さな花に口を差し込んで蜜をすっては、忙しそうに次から次へと飛び回る。
初めて見るブルー・ビーは新鮮な感動を与えてくれる。カワセミのあのコバルトブルーに魅せられて鳥見の世界に入ってしまったが、それに近い興奮を覚える。
これから野山を歩く時には、昆虫類も注意して観察する必要があるなと思ったブルービーとの出会いであった。今後どんな幸せを呼んでくれるか楽しみである。
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