モズ お互いの縄張りで
今シーズンの春先の幼鳥たちが一人(鳥)前になって、自分のテリトリーを主張し始めた。
薄や葦の穂がすっかり白くなった晩秋の河原の薄の原を飛び回っている。
薄の原の少し高い小枝に止まって周りの様子を見ていたかと思うと、獲物を見つけたのか枯れた草の間に飛び込む。
同じような場所でオスとメスの姿が見えるが、それぞれの縄張りは決まっているらしく止まり木としている小枝は違うところにある。
縄張り主張の「秋の高鳴き」と言われた時期は過ぎ、あまりその声は聞こえなくなった。
見ていると結構トンボとかバッタなどを捕っている。俗に小さな猛禽といわれているだけに鋭い嘴と目つきである。
それでもオスとメスを見ていると、メスの表情は優しそうに見える。凛々しい姿のオスと優しそうなメスの小さな狩りの競演である。
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