ハイタカ 幼鳥の飛翔
猛禽類のシーズンになってきた。数年前はこの多摩川の合流点はオオタカをはじめハヤブサ、ノスリ、ハイタカ、チョウゲンボウ、ミサゴなど猛禽類でにぎやかであった。
そのわけは猛禽類の狩りの目的の獲物がたくさんいたからである。当然その猛禽類の狩りの決定的な場面を狙ってカメラマンも多くなる。主役も観客も多かったのである。
そんな当時を思い出させるような光景が今シーズンは見られそうである。昨年に比べると猛禽類の姿を見かけることが多いし、カメラマンも多い。
私のようにこの場所に一日いるわけではなく、多摩川の河畔沿いを移動しながら鳥見をしている者が感じるのだから、朝から夕方まで定点観察をしたらその成果はかなり大きいだろうと思う。
今日も空に雲はあるあいにくの天気であるが、ミサゴが盛んに飛び込んでは漁をしている。その上空をオオタカが川を横切って飛んで高い樹木に止まる。
それを見ていると頭上ではハイタカの若が旋回を始めた。何か獲物を見つけたのかと期待していたが、カラスの鳴き声が聞こえ始めると、追いかけられるように対岸方向に飛び去ってしまった。
今シーズンは被写体としての猛禽類の姿に大いに期待が持てるが、成果はそれを邪魔するカラスの排除と速い飛翔スタイルを追いかけるカメラワークの腕にかかっている。
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